JPH075282Y2 - 単動型シリンダ - Google Patents

単動型シリンダ

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JPH075282Y2
JPH075282Y2 JP2494589U JP2494589U JPH075282Y2 JP H075282 Y2 JPH075282 Y2 JP H075282Y2 JP 2494589 U JP2494589 U JP 2494589U JP 2494589 U JP2494589 U JP 2494589U JP H075282 Y2 JPH075282 Y2 JP H075282Y2
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cylinder tube
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piston
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博 森谷
佳之 神山
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東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばフォークリフトのリフトシリンダ等と
して用いられる単動型シリンダの改良に関する。
(従来の技術) 従来、フォークリフト等に使用されている単動型シリン
ダとしては、例えば実開昭58-20714号公報に開示された
構造のものが知られている。
即ち、前記単動型シリンダ29は、第5図に示す如く、シ
リンダチューブ30、ピストン31、シール機構32、ピスト
ンロッド33、出入口34を有するシリンダテール35、開口
36を有するシリンダヘッド37等から構成されて居り、シ
リンダテール35の出入口34は油管38を介してポンプ39並
びにタンク40等に接続され、又、シリンダヘッド37の開
口36は通常配管41を介してタンク40に接続されている。
尚、図に於いて、42はブッシュ、43はダストシール、44
はOリングである。
而して、シリンダチューブ30内のシリンダテール室45に
作動油を供給すると、ピストン31及びピストンロッド33
がシリンダヘッド37側へ移動すると共に、シリンダチュ
ーブ30内のピストンロッド室46に満たされている無加圧
の油液がタンク40へ排流されて行く。
一方、シリンダテール室45の作動油をタンク40へ排流す
ると、ピストン31及びピストンロッド33が自重によって
シリンダテール35側へ移動すると共に、ピストンロッド
室46へ油液が吸入されて行く。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来の単動型シリンダ29は、シリンダヘッド
37がシリンダチューブ30の端部外周に螺着され、且つシ
リンダチューブ30の螺子部の内周とピストンロッド33と
の間がピストンロッド室46の一部となっている為、シリ
ンダチューブ30に曲げ荷重が作用したときに応力集中に
よってその螺子の切り上げ部A′から破損することがあ
った。特に、シリンダチューブ30は薄肉に形成されてい
るので、単動型シリンダ29を大きな荷重が掛るフォーク
リフトのリフトシリンダに使用した場合に前述の事が著
しかった。
又、シリンダチューブ30の螺子部の内周とピストンロッ
ド33との間がピストンロッド室46の一部となっている
為、ピストンロッド33とシリンダヘッド37との間に介設
されるブッシュ42をシリンダチューブ30の端部から軸芯
方向へずらした位置に設けなければならなかった。その
結果、シリンダヘッド37が長くなって単動型シリンダ29
の全長も長くなると云う問題があった。
本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創
案されたものであり、その目的とする処は、曲げ荷重に
よるシリンダチューブの破損を防止できると共に、全長
も短くできる単動型シリンダを提供するにある。
(課題を解決する為の手段) 本考案の単動型シリンダは、円筒状のシリンダチューブ
と、シリンダチューブに摺動自在に内嵌されたピストン
と、ピストンに連結されたピストンロッドと、シリンダ
チューブの一端を閉塞するシリンダテールと、シリンダ
チューブの他端外周に螺着され、シリンダチューブ内に
連通する開口を備えると共に、ピストンロッドを貫通さ
せるシリンダヘッド等から成る単動型シリンダに於い
て、前記シリンダチューブの螺子部の内周に円筒状のス
リーブを設けると共に、このスリーブとピストンロッド
との間にブッシュを設け、スリーブの外周面の一部にシ
リンダチューブ内とシリンダヘッドの開口とを連通させ
る流路を形成した事に特徴が存する。
(作用) シリンダチューブ内のシリンダテール室に作動流体を供
給すると、ピストン及びピストンロッドがシリンダヘッ
ド側へ移動すると共に、シリンダチューブ内のピストン
ロッド室の無加圧の流体がスリーブの外周面に形成した
流路を経てシリンダヘッドの開口から排流されて行く。
そして、シリンダテール室の作動流体を抜くと、ピスト
ン及びピストンロツドが自重によってシリンダテール側
へ移動すると共に、ピストンロッド室へ流体が吸入され
て行く。
この単動型シリンダは、シリンダチューブの螺子部内周
とピストンロッド間にスリーブ並びにブッシュを設けて
いる為、これらによってシリンダチューブの螺子部が補
強され、シリンダチューブに大きな曲げ荷重が作用して
も螺子の切り上げ部から破損することもない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の実施例に係る単動型シリンダ1の一部
省略縦断面図である。
この単動型シリンダ1は、円筒状のシリンダチューブ2
と、シリンダチューブ2に摺動自在に内嵌され、シリン
ダチューブ2内をシリンダテール室3とピストンロッド
室4とに区分けするピストン5と、シリンダチューブ2
とピストン5間のシールを司るシール機構6と、ピスト
ン5に連結されたピストンロッド7と、シリンダチュー
ブ2の一端を閉塞してシリンダテール室3に連通する出
入口8を備えたシリンダテール9と、シリンダチューブ
2の他端外周に螺着され、ピストンロッド室4に連通す
る開口10を備えると共に、ピストンロッド7を貫通させ
るシリンダヘッド11と、シリンダチューブ2の螺子部の
内周に設けられた円筒状のスリーブ12と、スリーブ12と
ピストンロッド7との間に設けられたブッシュ13等から
構成されている。
前記シリンダチューブ2は、耐圧、耐摩耗性等に優れた
鋼管等で作製されて居り、その一端部外周面には雄螺子
14が形成されている。
一方、シリンダチューブ2に螺着されるシリンダヘッド
11は、キャップ形状を呈して居り、シリンダチューブ2
の端部が挿入される凹所15と、ピストンロッド7が摺動
自在に挿通され、凹所15に連通する貫孔16と、周壁に形
成され、凹所15に連通する開口10等を備え、凹所15の内
周面の一部にはシリンダチューブ2の雄螺子14に螺合す
る雌螺子17が形成されている。
第2図及び第3図はスリーブ12の拡大縦断面図及びその
底面図である。
このスリーブ12は、シリンダチューブ2の螺子部の内周
面に嵌合すべく円筒形状を呈して居り、その一端外周面
にはシリンダチューブ2の端面に当合する面取りされた
鍔部18が形成されていると共に、その他端内周面にはピ
ストンロッド7の外周面に摺接する環状の突部19が形成
されている。
又、スリーブ12の外周面の一部にはピストンロッド室4
とシリンダヘッド11の開口10とを連通する流路20が形成
されている。この例では、流路20は、スリーブ12の外周
面に等角度で且つ軸芯に沿う断面半円形の溝を4本設け
ることにより形成される。
尚、スリーブ12の長さは、これをシリンダチューブ2の
螺子部内周に嵌合したときに、突部19側の端部がシリン
ダチューブ2の雄螺子14の切り上げ部Aよりもピストン
5側に位置するように設定されている。
そして、スリーブ12の内周面にはピストンロッド7に摺
動自在に外嵌される円筒状のブッシュ13が嵌合されて居
り、このブッシュ13はスリーブ12の突部19によって抜け
止めされている。
前記スリーブ12は、これをシリンダチューブ2の螺子部
内周面とピストンロッド7との間に嵌入し、シリンダチ
ューブ2にシリンダヘッド11を螺着してシリンダチュー
ブ2端面とシリンダヘッド11の凹所15底面とで鍔部18を
挟持することにより、シリンダチューブ2の端部内周面
に取付けられる。このとき、スリーブ12の鍔部18は、面
取りされているので、凹所15の隅部にはシリンダヘッド
11の開口10及びスリーブ12の各溝に連通する環状の流路
が形成されることになる。従って、スリーブ12をシリン
ダチューブ2に嵌合したときに溝と開口10とが合致しな
くてもピストンロッド室4と開口10とは環状の流路によ
って連通状態となる。
尚、第1図に於いて、21はOリング、22はダストシール
である。
而して、単動型シリンダ1は、その出入口8が油管23を
介して方向切換弁24、ポンプ25並びにタンク26に接続さ
れると共に、その開口10がこれに螺着されたリターンパ
イプ27、リターンパイプ27に接続された配管28を介して
タンク26に接続される。
この状態で、ポンプ25によってシリンダテール室3に作
動油を供給すると、単動型シリンダ1はピストン5及び
ピストンロッド7がシリンダヘッド11側へ移動して伸長
状態になると共に、ピストンロッド室4の無加圧の油液
がスリーブ12外周の流路20、シリンダヘッド11の凹所15
内の環状流路、開口10、リターンパイプ27及び配管28を
経てタンク26へ排流されて行く。
又、方向切換弁24を操作してシリンダテール室3の作動
油を抜くと、単動型シリンダ1はピストン5及びピスト
ンロッド7が自重によりシリンダテール9側へ移動して
短縮状態になると共に、ピストンロッド室4へタンク26
の油液が吸入されて行く。
尚、先の実施例では、スリーブ12の外周面に断面半円形
の直線状の溝を4本設けて流路20を形成するようにした
が、本考案はこれに限定されるものではなく、スリーブ
12の強度が低下しない程度であれば、溝の形状やその断
面形状、数等は任意である。例えば、第4図に示す如
く、スリーブ12の外周面に螺旋状に溝を一本若しくは数
本設けて流路20を形成するようにしても良い。この溝は
旋盤にて加工可能であるので、比較的簡単に加工できる
と共に、コストの低減も図れる。
先の実施例では、シリンダヘッド11の凹所15内に環状の
流路を形成し、ピストンロッド室4の油液がスリーブ12
の溝、環状の流路を経て開口10へ流れるようにしたが、
本考案はこれに限定されるものではなく、環状の流路を
形成せず、開口10とスリーブ12の何れかの溝とを合致さ
せてピストンロッド室4の油液を溝から開口10へ流すよ
うにしても良い。
先の実施例では、開口10をタンク26に接続し、ピストン
ロッド室4を無加圧の油液で満たすようにしたが、本考
案はこれに限定されるものではなく、開口10を大気に開
放し、ピストンロッド室4に空気を入れるようにしても
良い。
先の実施例では、スリーブ12に鍔部18及び突部19を設け
たが、スリーブ12の構造、形状等はこれに限定されるも
のではなく、ブッシュ13を保持でき、且つシリンダチュ
ーブ2の端部に固定状態で取付けることができれば、ス
リーブ12の構造、形状等は任意である。
(考案の効果) 以上、既述した如く、本考案に依れば、シリンダチュー
ブの螺子部内周にスリーブを設け、このスリーブとピス
トンロッドとの間にブッシュを設ける構成とした為、ス
リーブ等によって応力集中を受け易いシリンダチューブ
の螺子部が補強されることになり、仮えシリンダチュー
ブに大きな曲げ荷重が作用してもその螺子部から破損す
ることもない。
又、シリンダチューブの螺子部と、スリーブと、ブッシ
ュとが重合する構成となっている為、従来の単動型シリ
ンダのようにブッシュとシリンダチューブの端部とが軸
芯方向へずれているものに比較してシリンダヘッドの長
さを短くできる。その結果、単動型シリンダの全長も短
くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る単動型シリンダの一部省
略縦断面図、第2図はスリーブの拡大縦断面図、第3図
は同じく拡大底面図、第4図はスリーブの変形例を示す
拡大正面図、第5図は従来の単動型シリンダの縦断面図
である。 1は単動型シリンダ、2はシリンダチューブ、5はピス
トン、7はピストンロッド、9はシリンダテール、10は
開口、11はシリンダヘッド、12はスリーブ、13はブッシ
ュ、20は流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のシリンダチューブ(2)と、シリ
    ンダチューブ(2)に摺動自在に内嵌されたピストン
    (5)と、ピストン(5)に連結されたピストンロッド
    (7)と、シリンダチューブ(2)の一端を閉塞するシ
    リンダテール(9)と、シリンダチューブ(2)の他端
    外周に螺着され、シリンダチューブ(2)内に連通する
    開口(10)を備えると共に、ピストンロッド(7)を貫
    通させるシリンダヘッド(11)等から成る単動型シリン
    ダ(1)於いて、前記シリンダチューブ(2)の螺子部
    の内周に円筒状のスリーブ(12)を設けると共に、この
    スリーブ(12)とピストンロッド(7)との間にブッシ
    ュ(13)を設け、スリーブ(12)の外周面の一部にシリ
    ンダチューブ(2)内とシリンダヘッド(11)の開口
    (10)とを連通させる流路(20)を形成した事を特徴と
    する単動型シリンダ。
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