JPH0426767Y2 - - Google Patents

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JPH0426767Y2
JPH0426767Y2 JP1986091806U JP9180686U JPH0426767Y2 JP H0426767 Y2 JPH0426767 Y2 JP H0426767Y2 JP 1986091806 U JP1986091806 U JP 1986091806U JP 9180686 U JP9180686 U JP 9180686U JP H0426767 Y2 JPH0426767 Y2 JP H0426767Y2
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JP
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piston rod
valve body
valve
pressure regulating
small diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はピストンロツドの先端に嵌装される
弁体の自動的な心合わせ機能をもつ調圧弁に関す
るものである。
〔従来の技術〕
公知のある種の調圧弁は、ピストンロツドの一
端に固定され液体を受けるピストンと、ピストン
ロツドの他方の端部の外周に嵌装されるとともに
前記ピストンロツドの段部に当接される弁体と、
この弁体が弁座に押圧されるようにピストンロツ
ドを付勢する付勢手段と、弁体とピストンロツド
との軸線方向当接部に設けられるシール手段とを
有している。従来の調圧弁では、弁体が、ピスト
ンロツドに一体的に形成されたり、ピストンロツ
ドに螺着していたり、あるいはナツトによりピス
トンロツドに締着されたりして、ピストンロツド
に固定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
調圧弁は、余液量、すなわちポンプの出口へ送
らずに例えば貯水槽に戻す液体の量を零にして調
圧機能を果たすのが理想であるが、従来の調圧弁
では、弁体と弁座との中心線がずれた場合に、自
動的な心合わせ機能はなく、弁体が弁座に片当た
り状態となり、液漏れが生じ、余液量を零にする
ことが困難になつている。
さらに、弁と弁座との心合わせが不完全である
と、ピストンの動きが悪化してピストンの機能及
び耐久性も阻害される。
加工精度を上げても、完全な心合わせは無理で
あり、従来の調圧弁では調圧するのに毎分の余液
量が200〜500c.c.に達し、ポンプの吸液量の100%
を吐出させるのが困難であつた。
この考案の目的は弁体と弁座との自動的な心合
わせ機能をもつ調弁体を提供し、心合わせが不十
分であることに伴う従来の問題を解消することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
ここにおいてこの考案は、ピストンロツド38
の一端に固定され液圧を受けるピストン24と、
前記ピストンロツド38の他方の端部の外周に嵌
装されるとともに前記ピストンロツド38の段部
67に当接される弁体42と、この弁体42が弁
座48へ押圧されるように前記ピストンロツド3
8を付勢する付勢手段30とを備える調圧弁であ
つて、前記ピストンロツド38の他方の端部に形
成される小径部40に嵌装される通孔68を備え
る前記弁体42の前記通孔68の開口部にテーパ
状凹所64を形成し、このテーパ状凹所64と前
記段部67との間に緩衝部材46を介設すると共
に、前記小径部40と前記通孔68との間に半径
方向及び/又は軸線方向の間隙50,51を形成
し、これら間隙50,51により、前記弁体42
を前記小径部40に対して、半径方向及び/又は
軸線方向へ相対移動可能であることを特徴とする
調圧弁を提案するものである。
〔作用〕
この考案の前記構造からなる調圧弁において、
前記間隙により前記ピストンロツドの小径部に対
して半径方向及び/又は軸線方向へ相対移動を可
能とすることで、弁体と弁座との心合わせを自動
的に行なうと共に、前記緩衝部材によつて、ピス
トンロツドと弁体との衝突による衝撃を緩和する
ものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例に
ついて説明する。
第1図は調圧弁を含むアンローダバルブを示
し、ボデー2には、ポンプ(図示せず)の吐出側
へ接続される入口4が設けられ、接続部材6、シ
リンダ8及び案内部材10が螺着されている。
余液は接続部材6の戻し口11から戻される。
逆止め弁12は、その前端部側方から後端部へ至
る通路14を内部に形成され、案内部材10内に
摺動可能に配置されている。逆止め弁12の前部
にはOリング16が固着され、圧縮コイルばね1
8は逆止め弁12の前部がボデー2内のテーパ部
20に押圧されるよう逆止め弁12を入口方向へ
付勢し、通路14は案内部材10に設けられてい
る出口22へ連通している。シリンダ8内にはピ
ストン24及びばね座26が摺動可能にかつ互い
に同軸的に配設され、上端を閉じられている筒状
の調整ばね2配設がシリンダ8に螺合し、圧縮コ
イルばね30が、ばね座26と調整ねじ28の座
との間に縮設されてピストン24をシリンダ室3
2の上へ付勢する。シリンダ室32は通路34を
介して逆止め弁12の前端側の側部周囲の空間3
6へ連通している。ピストンロツド38は、上端
においてピストン24を固定され、下端部の小径
部40に通孔68によつて嵌装される弁体42は
摺動可能であるとともに、弁体42はピストンロ
ツド38の段部67に当接可能とされる。ナツト
44は小径部40の下端に螺着し、弁体42のス
トツパとしての機能をもつ。緩衝部材としてのO
リング(又はパツキン)46は小径部40の境と
しての段部67に固着され、ピストンロツド38
と弁体42との軸線方向当接部における液漏れを
阻止すると共に弁体42とピストンロツド38と
の衝突による衝撃を緩和する。弁座48は接続部
材6に固設されて弁体42と対峙する。ピストン
ロツド38の小径部40と弁体42との嵌合部に
は半径方向の間隙50が小径部40の外周と弁体
42の内周との間に存在し、この間隙50により
弁体42は小径部40に対して半径方向へ相対移
動可能である。弁体42の閉時では弁体42の下
端とナツト44との間に軸線方向の間隙51が存
在する。なお52,54,56,58,60はシ
ールである。
第2図a〜dは弁体42の種々の例を示してお
り、弁体42の上端中央部にOリング46を受け
るテーパ状凹所64が形成され、ピストンロツド
38と弁体42との軸線方向当接部のシールはO
リング46により達成される。弁体42は、第1
図に示す例であるa球状、bは弁座48側が球面
となる半球状、cは弁座48側が頂点となる円す
い部と円柱部とから成る形状、dは弁座48側が
頂点となる円すい状である。
作用について説明する。
入口4の液圧が出口22の液圧より高い場合、
すなわち、出口22の先に取付けられた吐出ホー
スの中途に設けられた開閉弁を開とするような場
合、逆止め弁12はその前面に作用する液圧のた
めに圧縮コイルばね18に抗してテーパ部20か
ら離れ、入口4の液体は空間36及び通路14を
経て出口22へ進む。同時に入口4の液圧は通路
34を経てシリンダ室32へ伝えられる。シリン
ダ室32の液圧が所定値未満であるときはピスト
ン24は圧縮コイルばね30により下方へ押さ
れ、弁体42は弁座48に着座した位置にある。
間隙50により弁体42はピストンロツド38の
半径方向へ移動可能であるので、弁体42と弁座
48との自動的な心合わせ機能が生じ、弁体42
は偏りなく弁座48に着座し、戻し口11へ流れ
る余液は零となる。シリンダ室32の液圧が所定
値以上であるとき、ピストン24が圧縮コイルば
ね30に抗して移動し、ピストンロツド38は上
昇し、弁体42はナツト44により連行されて弁
座48から離れ、戻し口11へ液体が排出され
る。この結果、入口4の液体は所定値に調圧され
る。なおこの所定値は、シリンダ8への調整ねじ
28の螺合量により調整することができる。
出口22側をガン等へ接続し、出口22を閉止
すると、逆止め弁12は圧縮コイルばね18によ
りテーパ部20に押圧され、ガン等との間に上昇
した圧力が封じ込められ、これらは通路34を経
てシリンダ室32へ至り、このときシリンダ室3
2の液圧は前記所定値以上となり、ピストン24
が圧縮コイルばね30に抗して移動するのを短時
間のうちに助長し、弁体42はナツト44により
連行されて弁座48から離れる。これにより入口
4の液体の全量が戻し口11へ流され、ポンプは
無負荷状態となる。
〔考案の効果〕
このようにこの考案では、弁体はピストンロツ
ドとの嵌装部における半径方向及び/又は軸線方
向の間隙によりピストンロツドに対して間隙の寸
法の範囲内において半径方向及び/又は軸線方向
へ移動可能となり、ピストンロツドの中心線が弁
座のそれに対してずれていても、弁体はその中心
線が弁座のそれに一致するように弁座に着座する
ことができる。この結果、弁座に対する弁体の偏
りが回避され、余液を零にして、調圧を行なうこ
とができ、ポンプの吐出能力の100%を有効に利
用することができる。また、加工精度を下げても
十分な心合わせが可能となるので、加工コストを
下げることができる。
なお第2図a〜dに詳細を示すように、軸線方
向当接部にOリング等の緩衝部材が存在するの
で、弁体とピストンロツドとの衝突による衝撃を
緩和することができ、弁体の材料としてセラミツ
クを採用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図はこの
考案をアンローダバルブに適用した全体断面図、
第2図aないしdは弁体の種々の例を示す図であ
る。 なお図において、24……ピストン、30……
圧縮コイルばね(付勢手段)、38……ピストン
ロツド、42……弁体、46……Oリング(緩衝
部材)、48……弁座、50,51……間隙、6
4……テーパ状凹所である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ピストンロツド38の一端に固定され液圧を
    受けるピストン24と、前記ピストンロツド3
    8の他方の端部の外周に嵌装されるとともに前
    記ピストンロツド38の段部67に当接される
    弁体42と、この弁体42が弁座48へ押圧さ
    れるように前記ピストンロツド38を付勢する
    付勢手段30とを備える調圧弁であつて、前記
    ピストンロツド38の他方の端部に形成される
    小径部40に嵌装される通孔68を備える前記
    弁体42の前記通孔68の開口部にテーパ状凹
    所64を形成し、このテーパ状凹所64と前記
    段部67との間に緩衝部材46を介設すると共
    に、前記小径部40と前記通孔68との間に半
    径方向及び/又は軸線方向の間隙50,51を
    形成し、これら間隙50,51により、前記弁
    体42を前記小径部40に対して、半径方向及
    び/又は軸線方向へ相対移動可能であることを
    特徴とする調圧弁。 (2) 前記弁体42は球状あるいは前記弁座48側
    が小径となる半球状若しくはテーパ状であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の調圧弁。
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JPS62204074U JPS62204074U (ja) 1987-12-26
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