JPH0752825Y2 - 合せ梁隅木 - Google Patents

合せ梁隅木

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JPH0752825Y2
JPH0752825Y2 JP2215190U JP2215190U JPH0752825Y2 JP H0752825 Y2 JPH0752825 Y2 JP H0752825Y2 JP 2215190 U JP2215190 U JP 2215190U JP 2215190 U JP2215190 U JP 2215190U JP H0752825 Y2 JPH0752825 Y2 JP H0752825Y2
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JP
Japan
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beam member
corner
roof
section
ridge
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JP2215190U
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JPH03115711U (ja
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孝 中村
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の屋根構造、特に寄せ棟屋根における
合せ梁構成の隅木に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の寄せ棟屋根構造における隅木は、例えば
第4図にその一例の要部平面図、第5図にその部分的拡
大斜視図を示すように、棟部から軒部まで例えば90×90
mmもしくは120×90mm等の実質的に同一断面積を有する
部材で構成されていた。両図中、1は隅木、2は各垂
木、3は棟木、4は例えば12×24mm断面を有する各垂木
受け部材を示す。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、以上のような従来の寄せ棟屋根構造にあ
っては、各垂木2を介して隅木1が負担すべき屋根構造
荷重は、当然下方部分に比して、隅木3に近い隅木1の
上下部分に至るほど大きくなるにもかかわらず、隅木1
は前述のように実質的に全長に亘って実質的同一断面積
を有するため、下方部分は強度的にも余裕があり過ぎて
材料的に不経済であった。
また、屋根の棟部や隅木部には、屋根裏頂部に滞留する
熱気や臭気を換気する必要がり、また、夜間における外
気の温度差によって結露を生じたりして構造物の腐食に
よる建物寿命の短縮等を防ぐためにも、屋根裏頂部の換
気が極めて重要であるが、特に寄せ棟の屋根の場合は屋
根裏がほとんど側壁部を有さない構造であり、また隅木
が中実断面であるため、簡単に十分の通気孔を確保する
ことが困難であった。
このため、この種の棟部の屋根裏換気を効果的に行うた
め、例えば実公昭62−4119号公報等に開示されたような
棟換気構造が提案されている。
しかしながら、これらの換気構造にあっては、垂木の上
に葺設された屋根葺材同士の間に棟方向に沿って間隙を
形成し水切り板と棟瓦等を用いて通気口を形成し、また
棟瓦及び水切り板にそれぞれ換気口と開口部及び空気流
通口を設けるなど、特別の措置とコストとを必要とする
問題点があった。
この考案は、以上のような従来の寄せ棟式屋根構造の問
題点にかんがみてなされたもので、梁部材としての隅木
の材料を合理的に利用でき、かつ、隅木上方部の屋根裏
換気を簡単に行うことができる合せ梁隅木構造の提供を
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このため、この考案においては、寄せ棟屋根の隅木を、
矩形断面を有する一本の下方梁部材と、その上端部をこ
の下方梁部材とそれぞれ実質的に同等断面を有する一対
の梁部材により両側面部を挟持結合した上方梁部材とよ
り成る合せ梁として構成することにより、前記目的を達
成しようとするものである。
〔作用〕
以上のような隅木の上方梁部材部には、一対の梁部材間
に下方梁部材の矩形断面幅の空隙が形成されるため、そ
の上部に従来形の棟包等を使用することにより、隅棟の
上方部分の屋根裏の空気は上記空隙を介して自由に棟包
の空隙を通過し、簡単な構造で十分の換気機能が得られ
る。また、屋根荷重負担の少い隅木下方梁部材の断面積
は荷重負担の大きい上方梁部材の実質的に半分であり、
荷重負担強度上からも材料の利用率が合理的である。
〔実施例〕
以下にこの考案を実施例に基づいて説明する。
第1図にこの考案に係る隅木構成の一実施例の要部破断
斜視図、第2図にその平面図、第3図にその上方梁部の
屋根構造垂直断面図を示す。
(構成) 本実施例の隅木は、そのほぼ中央部で一対のボルト5に
より結合した下方及び上方梁部材とにより構成され、下
方梁部材1aは、例えば45×12mmの矩形断面を有する一本
の梁部材、上方梁部材は、下方梁部材1aの上端部をそれ
ぞれ両側面部から挟持して前記一対のボルト5により締
結された実質的にそれぞれ前記と同等矩形断面を有する
一対の梁部材1bより成り、両梁部材1b間には長手方向に
垂直の空隙Gが形成されている。各梁部材1aまたは1bの
それぞれ下部両側もしくは片側には、前記従来例第5図
に示したと同様の例えば12×24mm程度の断面を有する垂
木受け部材4が配設されている。
(作用) 以上のような合せ梁構成の隅木を使用することにより、
隅棟部上部の屋根構造の垂直断面は、例えば第3図に示
すように構成することができる。6はアスファルトルー
フィングや屋根瓦等による屋根葺材、7は従来市販の塩
化ビニール被覆鋼板製の棟包を示す。図により明らかな
ようにこの部の屋根裏における空気Aは、一対の梁部材
1b間に形成された空隙Gを通り、棟包7を介して外気に
流通し、簡単な構造で十分の換気機能を発揮して、結露
等をも防止することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、寄せ棟屋根の隅
木を合せ梁式に構成したため、その上方部分に長手方向
の垂直空隙を形成し、簡単な構成でこの部分の屋根裏の
換気機能を達成することができ、また隅木の梁部材とし
ての強度上からも材料の利用率が合理的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る隅木構成の一実施例の要部破
断斜視図、第2図はその平面図、第3図はその上方梁部
の屋根構造垂直断面図、第4図は従来の隅木の一例の要
部平面図、第5図はその部分的拡大斜視図である。 1a……下方梁部材 1b……上方梁部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形断面を有する一本の下方梁部材と、こ
    の下方梁部材とそれぞれ実質的に同等断面を有する一対
    の梁部材からなる上方梁部材とからなり、前記上方梁部
    材を下方梁部材の上端部両側面を挟持するように結合し
    たことを特徴とする寄せ棟屋根の合せ梁隅木。
JP2215190U 1990-03-07 1990-03-07 合せ梁隅木 Expired - Lifetime JPH0752825Y2 (ja)

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JP2215190U JPH0752825Y2 (ja) 1990-03-07 1990-03-07 合せ梁隅木

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JPH03115711U JPH03115711U (ja) 1991-11-29
JPH0752825Y2 true JPH0752825Y2 (ja) 1995-12-06

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JP2011125383A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Ryozaburo Namikawa 機能回復補助具

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JPH03115711U (ja) 1991-11-29

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