JPH075269Y2 - 機械式過給機 - Google Patents
機械式過給機Info
- Publication number
- JPH075269Y2 JPH075269Y2 JP1985090772U JP9077285U JPH075269Y2 JP H075269 Y2 JPH075269 Y2 JP H075269Y2 JP 1985090772 U JP1985090772 U JP 1985090772U JP 9077285 U JP9077285 U JP 9077285U JP H075269 Y2 JPH075269 Y2 JP H075269Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- foam
- mechanical supercharger
- rotor
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関に吸気を過給するために用いられる機
械式過給機に関するものである。
械式過給機に関するものである。
機械式過給機とは第4図および第5図に示すように吸入
口(1)Aと吐出口(1)Bとを有するケーシング
(1)内に一対のローター(2),(3)を収納し、一
方のローター(3)の回転軸(3)Aの一端には内燃機
関のクランク軸のプーリーにVベルトを介して連結する
プーリー(31)Aが取付けられ、回転軸(3)Aの他端
にはローター(2)の回転軸(2)Aの一端に取付けら
れているタイミングギア(22)Aと噛合するタイミング
ギア(32)Aが取り付けられている。そしてクランク軸
力によってローター(2),(3)を夫々相反方向に回
転せしめ、吸入口(1)Aから吸入した吸気をローター
(2),(3)とケーシング(1)との間に形成される
空間に閉じこめつつ吐出口(1)Bからローター
(2),(3)の回転にともなって圧出することによっ
て吸気を内燃機関に過給するのである。
口(1)Aと吐出口(1)Bとを有するケーシング
(1)内に一対のローター(2),(3)を収納し、一
方のローター(3)の回転軸(3)Aの一端には内燃機
関のクランク軸のプーリーにVベルトを介して連結する
プーリー(31)Aが取付けられ、回転軸(3)Aの他端
にはローター(2)の回転軸(2)Aの一端に取付けら
れているタイミングギア(22)Aと噛合するタイミング
ギア(32)Aが取り付けられている。そしてクランク軸
力によってローター(2),(3)を夫々相反方向に回
転せしめ、吸入口(1)Aから吸入した吸気をローター
(2),(3)とケーシング(1)との間に形成される
空間に閉じこめつつ吐出口(1)Bからローター
(2),(3)の回転にともなって圧出することによっ
て吸気を内燃機関に過給するのである。
従来、この種の機械式過給機に用いられているローター
(2),(3)は第6図に示すように軸方向に中空部
(23),(33)が形成されている胴部(21),(31)側
面にシール板(22),(32)が嵌合し溶接固定してい
た。
(2),(3)は第6図に示すように軸方向に中空部
(23),(33)が形成されている胴部(21),(31)側
面にシール板(22),(32)が嵌合し溶接固定してい
た。
しかしながらこのような従来構成においてはシール板が
胴部側面に適嵌されるような形状に精密に加工しなけれ
ばならず、またシール板の固定のために溶接等が必要で
あり、製造に手間がかかり構造も複雑になっていた。
胴部側面に適嵌されるような形状に精密に加工しなけれ
ばならず、またシール板の固定のために溶接等が必要で
あり、製造に手間がかかり構造も複雑になっていた。
本考案は上記従来の問題点を解決する手段として、ロー
ターの中空部に硬質合成樹脂発泡体を充填封鎖するもの
である。
ターの中空部に硬質合成樹脂発泡体を充填封鎖するもの
である。
本考案を第1図〜第3図に示す一実施例によって説明す
れば、第4図および第5図に示す機械式過給機のロータ
ー(2),(3)において、(21),(31)は軸方向に
中空部(23),(33)が形成されている胴部であり、該
中空部(23),(33)には硬質合成樹脂発泡体(22)A,
(32)Aが充填されており、硬質合成樹脂発泡体(22)
A,(32)Aの両側面は胴部(21),(31)両側面と面一
にされている。
れば、第4図および第5図に示す機械式過給機のロータ
ー(2),(3)において、(21),(31)は軸方向に
中空部(23),(33)が形成されている胴部であり、該
中空部(23),(33)には硬質合成樹脂発泡体(22)A,
(32)Aが充填されており、硬質合成樹脂発泡体(22)
A,(32)Aの両側面は胴部(21),(31)両側面と面一
にされている。
充填される合成樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピ
レン、弗素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ
メタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アミノ樹脂、
ポリエステル樹脂等の硬質熱可塑性合成樹脂、硬質熱硬
化性合成樹脂の発泡体であり、望ましいものとしては硬
質ウレタン樹脂の発泡体がある。硬質ウレタン樹脂発泡
体の場合は該発泡体を胴部(21),(31)に充填するに
はプレポリマーを該胴部(21),(31)に注入し発泡硬
化させる。その後得られた硬質合成樹脂発泡体(22)A,
(32)Aの両側面を胴部(21),(31)両側面と面一に
なるように平滑に切削研磨加工する。
レン、弗素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ
メタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アミノ樹脂、
ポリエステル樹脂等の硬質熱可塑性合成樹脂、硬質熱硬
化性合成樹脂の発泡体であり、望ましいものとしては硬
質ウレタン樹脂の発泡体がある。硬質ウレタン樹脂発泡
体の場合は該発泡体を胴部(21),(31)に充填するに
はプレポリマーを該胴部(21),(31)に注入し発泡硬
化させる。その後得られた硬質合成樹脂発泡体(22)A,
(32)Aの両側面を胴部(21),(31)両側面と面一に
なるように平滑に切削研磨加工する。
本考案は上記構成を有するからローター胴部に硬質合成
樹脂を注入し発泡および/または硬化せしめるだけで硬
質合成樹脂発泡体が胴部に充填出来る。そして充填され
た硬質合成樹脂発泡体の両側面は胴部両側面と同一平面
にしてハウジング側面に密着させ空気漏洩を防止する。
硬質合成樹脂が発泡体であると第3図に示すように硬質
合成樹脂側面には加工することなく無数の小凹部が形成
されており、このような小凹部が形成する迷路を潤滑油
が通過し膨張するラビリンス効果が発揮されて気密性が
格段に向上する。
樹脂を注入し発泡および/または硬化せしめるだけで硬
質合成樹脂発泡体が胴部に充填出来る。そして充填され
た硬質合成樹脂発泡体の両側面は胴部両側面と同一平面
にしてハウジング側面に密着させ空気漏洩を防止する。
硬質合成樹脂が発泡体であると第3図に示すように硬質
合成樹脂側面には加工することなく無数の小凹部が形成
されており、このような小凹部が形成する迷路を潤滑油
が通過し膨張するラビリンス効果が発揮されて気密性が
格段に向上する。
したがって本考案においてはローターの製造の際、何等
の面倒な加工も高い精度の要求されることがなく、極め
て効率よくローターを製造することが出来る。
の面倒な加工も高い精度の要求されることがなく、極め
て効率よくローターを製造することが出来る。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すものであり、
第1図は斜視図、第2図は部分側断面図、第3図は側断
面部分拡大図、第4図は過給機の切欠き斜視図、第5図
は縦断面図、第6図は従来のローターの斜視図である。 図中、(1)……ケーシング、(1)A……吸入口、
(1)B……吐出口、(2),(3)……ローター、
(22)A,(32)A……硬質合成樹脂発泡体、(23),
(33)……中空部
第1図は斜視図、第2図は部分側断面図、第3図は側断
面部分拡大図、第4図は過給機の切欠き斜視図、第5図
は縦断面図、第6図は従来のローターの斜視図である。 図中、(1)……ケーシング、(1)A……吸入口、
(1)B……吐出口、(2),(3)……ローター、
(22)A,(32)A……硬質合成樹脂発泡体、(23),
(33)……中空部
Claims (1)
- 【請求項1】吸入口と吐出口とを有するケーシングと、
該ケーシング内に収納され夫々相反方向に回転する一対
のローターとからなり、該ローターは軸方向に中空部が
形成されており、該中空部には硬質合成樹脂発泡体を充
填封鎖したことを特徴とする機械式過給機
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985090772U JPH075269Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 機械式過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985090772U JPH075269Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 機械式過給機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61204987U JPS61204987U (ja) | 1986-12-24 |
JPH075269Y2 true JPH075269Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=30646062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985090772U Expired - Lifetime JPH075269Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 機械式過給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075269Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5158494A (ja) * | 1974-11-18 | 1976-05-21 | Kuraray Co | Horibuchirenterefutareetokeihoriesuteruno seiho |
DE2504258A1 (de) * | 1975-02-01 | 1976-08-05 | Dynamit Nobel Ag | Verfahren und apparatur zur herstellung von oligomeren alkylenterephthalaten |
JPS5446708A (en) * | 1977-09-22 | 1979-04-12 | Chisso Corp | Preparation of 2, 2, 4-trimethyl-1, 3-pentane-diol diisobutylate |
IT1179911B (it) * | 1984-04-16 | 1987-09-16 | Gilardini Spa | Compressore volumetrico per l alimentazione a motori endotermici di veicoli |
-
1985
- 1985-06-14 JP JP1985090772U patent/JPH075269Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61204987U (ja) | 1986-12-24 |
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