JPH0752541Y2 - 食品削り器 - Google Patents

食品削り器

Info

Publication number
JPH0752541Y2
JPH0752541Y2 JP1992016253U JP1625392U JPH0752541Y2 JP H0752541 Y2 JPH0752541 Y2 JP H0752541Y2 JP 1992016253 U JP1992016253 U JP 1992016253U JP 1625392 U JP1625392 U JP 1625392U JP H0752541 Y2 JPH0752541 Y2 JP H0752541Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
inclined surface
nut body
lower pressure
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992016253U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0635877U (ja
Inventor
久雄 高波
Original Assignee
パール金属株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パール金属株式会社 filed Critical パール金属株式会社
Priority to JP1992016253U priority Critical patent/JPH0752541Y2/ja
Publication of JPH0635877U publication Critical patent/JPH0635877U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0752541Y2 publication Critical patent/JPH0752541Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として手動で氷の切
削を行う食品削り器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の手動の氷削り器は、実開昭56−
142993号公報に示されているように、上方を容器
状にして、下方に脚を設け、上方の容器部分に切削機構
を形成したものである。切削機構は切削部と被切削物の
回転部からなり、切削部は、前記の容器部分の底板に中
心(後述の回転の中心)から外方に向かって長透孔を穿
設し、この長透孔の縁部分に切削刃を設けたものであ
り、また回転部は、切削刃に対向して被切削物を押圧回
転する回転盤と、回転盤を回転せしめるハンドルと、回
転盤とハンドルを連結する回転軸と、回転軸を支持する
軸受部とで構成したものである。前記の従来の手動の氷
削り器(食品削り器)は、氷(食品)を容器部分に入
れ、回転軸が自由に上下するので、回転盤を氷(食品)
に当接してハンドルを回転し、回転盤で氷(食品)を回
転させて切削刃で氷(食品)の切削を行うものである。
従って前記の操作に際して、単にハンドルを回転させた
のみでは氷(食品)の切削が出来ないので、氷(食品)
の切削には回転盤で氷(食品)を切削刃側に押圧する必
要がある。このためハンドルの回転操作時には回転力と
共に下圧力も付与しなければならい不便さがあり、而も
下圧力は回転中心より外れたハンドルの端部より加えら
れるので、切削作業に或る種の馴れが必要である。この
課題の解決手段として、回転軸を螺棒とし、軸受部を分
割ナット体で構成して、分割ナット体と回転軸の螺合解
除する構造の器具が知られている(実開昭56−188
80号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来公知の分割ナット
体と回転軸(螺棒)との螺合解除構造は、分割ナツト体
の上面部分に、徐徐に回転中心に近接する形状の溝を設
け、当該溝に嵌合するピンを下面に突設した操作体(キ
ャップ)を分割ナット体に被冠し、操作体の回動で分割
ナット体が互いに近接して回転軸と螺合するようにして
いる。 然し前記の螺合解除構造は、細いピンに螺合保持
の力が加わるので、必ずしも堅牢な構造とであるとはい
えない。そこで本考案は、前記の食品削り器に於いて、
回転軸の自由な上下動と強制下圧の切り替えを可能とし
た別の構造を提案したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る食品削り器
は、長透孔縁に切削刃を設けた受部と、切削刃に対向し
て被切削物を押圧回転する回転盤と、回転盤を回転せし
めるハンドルと、回転盤とハンドルを連結する回転軸
と、回転軸の軸受部とを備えた食品削り器に於いて、
転軸の自由な上下動と強制下圧の切り替えを可能とした
ものである。 即ち回転軸を螺棒とし、軸受部を、箱状の
収納部と、前記箱状の収納部に収納され且つ前記の回転
軸と螺合する雌捻子を刻設し且つ左右に分割すると共
に、上部外周面を傾斜面に形成したナット体と、分割収
納されたナット体を開被方向に付勢する発条と、下方部
分にナット体の上部外周面の傾斜面と対応する傾斜角度
の傾斜面を備え且つ上面全体を緩やかな傾斜面として前
記ナット体に積層した下圧体と、前記下圧体の上面傾斜
面の高低方向の収納部側面に移動孔を穿設して、当該移
動孔に装着して楔作用で下圧体の上下作動をなす操作板
とで構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】操作板での下圧体の押圧を開放すると、発条の
作用で分割ナット体が離れて、回転軸とナット体の螺合
が解除して、ハンドル及び回転軸並びに回転盤は自由に
上下できるので、受部上に位置せしめた被切削物に回転
盤を当接できる。そして操作板の楔作用で下圧体を下方
に移動させると、傾斜面の当接で分割ナット体が近接
し、回転軸とナット体が螺合する。そこでハンドルを回
転すると、回転軸とナット体の螺合によって回転盤は、
回転と同時に徐徐に下降するので、特にハンドルに下圧
力を加える必要が無く被切削物の切削が行われるもので
ある
【0006】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。本考
案に係る食品削り器は、上方に蓋体11を有する容器部
12を、下方に脚13を設けた本体1と、この上方の蓋
体11と容器部12に設けた切削機構から構成されたも
ので、切削機構は容器部12に設けた切削部2と、蓋体
11に設けた被切削物Aの回転部からなり、切削部2
は、前記の容器部12の底板に中心(後述の回転の中
心)から外方に向かって長透孔21を穿設し、この長透
孔21の縁部分に切削刃22を設けたものである。また
回転部は、回転盤3と回転軸4とハンドル5と軸受部6
からなり、回転盤3は容器部12の底面と対面して被切
削物Aを容器部12の底面に押圧しながら回転させるも
ので、回転軸4は回転盤3とハンドル5とを連結するも
ので、その外周面には捻子を刻設して螺棒としてなる。
【0007】軸受部6は箱状の収納部61と、ナット体
62と、操作部を構成する下圧体63及びと操作板64
とからなり、収納部61はナット体62等を収納するも
ので、収納部61の底板611にナット体62、下圧
63、操作板64を順次積層収納し、操作板64位置に
操作板64の移動孔612を設けてなる。ナット体62
は回転軸4と螺合する雌捻子を刻設し且つ左右に分割し
たしたもので、開被方向に付勢する発条621を付設す
ると共に、上部外周面622を傾斜面に形成してなる。
下圧63は前記ナット体62の外周面622と対応す
る傾斜面631と上面(操作板64との当接面)632
を緩やかに傾斜させてなり、操作板64は収納部61の
移動孔612に差し入れて、下圧63の上下作動を行
うものである。
【0008】而して蓋体11を開被して容器部12に氷
(被切削物)Aを入れ、操作板64を図3に示すように
少し引き出すと下圧63の上方への移動余裕が生じ、
発条621の付勢力でナット体62が開被すると共に下
圧体63が上方への移動がなされる。そこで回転軸4は
自由に上下動ができるので、蓋体11を容器部12に固
着し、回転盤3を被切削物Aに当接する。
【0009】而る後図4に示すように操作板64を差し
入れると、下圧63が下降し、これと共にナツト体6
2を中央側に移動させて、回転軸4とナット体62を螺
合せしめる。この状態でハンドル5を回転すると、回転
軸4とナット体62の螺合によって回転盤3は、回転と
同時に徐徐に下降し、被切削物Aの切削を行い、切削さ
れた物は長透孔21の下方に配した受け容器Bに落下す
るので、それを食用若しくは調理用に供するものであ
る。
【0010】
【考案の効果】本考案は、以上のように手動で被切削物
を回転させて、切削刃で切削する食品削り器に於いて、
特に被切削物を押圧回転する回転盤と回転盤を回転せし
めるハンドルとの間の回転軸を螺棒とし、且つこの回転
軸の軸受部に分割ナット体を設け、適宜回転軸とナツト
体の螺合解除をなすようにしたもので、必要に応じて回
転軸の自由上下動作が出来、且つ切削時には、捻子作用
で所定の下降動作をなすもので、従来の器具のように回
転と同時に下圧力を加える必要がなく、その操作性が改
善されたものである。また分割ナット体や分割ナット体
の動作部(下圧体及び操作板)の動作伝達構造を全て部
材の当接面の楔作用としたため、全体を堅牢な構造とす
ることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体の断面図。
【図2】同軸受部の断面図。
【図3】同軸受部の作用(解除時)を示す断面図
【図4】同軸受部の作用(螺合時)を示す断面図
【符号の説明】
1 本体 11 蓋体 12 容器部 13 脚 2 切削部 21 長透孔 22 切削刃 3 回転盤 4 回転軸 5 ハンドル 6 軸受部 61 収納部 62 ナット体 63 下圧体 64 操作板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長透孔縁に切削刃を設けた受部と、切削
    刃に対向して被切削物を押圧回転する回転盤と、回転盤
    を回転せしめるハンドルと、回転盤とハンドルを連結す
    る回転軸と、回転軸の軸受部とを備えた食品削り器に於
    いて、回転軸を螺棒とし、軸受部を、箱状の収納部と、
    前記箱状の収納部に収納され且つ前記の回転軸と螺合す
    る雌捻子を刻設し且つ左右に分割すると共に、上部外周
    面を傾斜面に形成したナット体と、分割収納されたナッ
    ト体を開被方向に付勢する発条と、下方部分にナット体
    の上部外周面の傾斜面と対応する傾斜角度の傾斜面を備
    え且つ上面全体を緩やかな傾斜面として前記ナット体に
    積層した下圧体と、前記下圧体の上面傾斜面の高低方向
    の収納部側面に移動孔を穿設して、当該移動孔に装着し
    て楔作用で下圧体の上下作動をなす操作板とで構成した
    ことを特徴とする食品削り器。
JP1992016253U 1992-02-19 1992-02-19 食品削り器 Expired - Fee Related JPH0752541Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992016253U JPH0752541Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 食品削り器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992016253U JPH0752541Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 食品削り器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0635877U JPH0635877U (ja) 1994-05-13
JPH0752541Y2 true JPH0752541Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=11911404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992016253U Expired - Fee Related JPH0752541Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 食品削り器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752541Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015103222A1 (de) * 2015-03-05 2016-09-08 Genius Gmbh Zerkleinerungsvorrichtung zum Schneiden von Lebensmitteln, insbesondere zum Schneiden von Knoblauch

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2011554B (en) * 1977-11-07 1982-05-26 Medishield Corp Ltd Mounting device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0635877U (ja) 1994-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6120996Y2 (ja)
JPH0752541Y2 (ja) 食品削り器
US4655702A (en) Press apparatus with eccentric cam for compacting waste soap
JPS60120938U (ja) キヤツプ付き容器
JPH01151049A (ja) ディスク蓋開閉装置
JP2517331Y2 (ja) 卓上切断機のターンテーブル取付機構
JPS62148205U (ja)
JPS6325904U (ja)
JPH0546479Y2 (ja)
JPH03109718U (ja)
JPS6144725Y2 (ja)
JPH0298168U (ja)
JPS6117800Y2 (ja)
JPS6231939B2 (ja)
JPS61122749U (ja)
JPH0323844U (ja)
JPH033382U (ja)
JPH02105893U (ja)
JPS647109U (ja)
JPH02112864U (ja)
JPH01126243U (ja)
JPS5886021U (ja) 化粧用クリ−ム状物の塗布容器
JPS5929672U (ja) 氷用のクラツシユ・シエ−ブ兼用器
JPS61151890U (ja)
JPS63153450U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees