JPH0752411Y2 - スラストメタルの取付構造 - Google Patents

スラストメタルの取付構造

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JPH0752411Y2
JPH0752411Y2 JP1987186367U JP18636787U JPH0752411Y2 JP H0752411 Y2 JPH0752411 Y2 JP H0752411Y2 JP 1987186367 U JP1987186367 U JP 1987186367U JP 18636787 U JP18636787 U JP 18636787U JP H0752411 Y2 JPH0752411 Y2 JP H0752411Y2
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JP
Japan
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metal
bearing
thrust
thrust metal
radial
Prior art date
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JP1987186367U
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JPH01104426U (ja
Inventor
淳 磯本
竹彦 勝本
六合夫 飯村
茂和 矢野
祐次 林
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は組み付け時の作業性を向上させたスラストメタ
ルの取付構造に関する。
〈従来の技術〉 クランクシャフトを支持する軸受の従来構造を第3図に
示す。図に示すように軸受52は2分割され、両者を組み
合わせてクランクシャフト10を回転自在に支持するよう
になっており、そしてその回転摺動面には湾曲したラジ
アルメタル58とその側方に半円形のスラストメタル60と
が組み付けられている。これらラジアルメタル58及びス
ラストメタル60は、予めシリンダブロック6側の軸受台
54及びベアリングキャップ56に張り付けておき、その状
態を保ったままクランクシャフト10と共に組み付ける。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところがスラストメタル60は平板状であることから、そ
のままでは軸受台54やベアリングキャップ56には取り付
けられず、従来はワセリン等を合わせ面に塗布して固定
して軸受の組み付けを行なっていた。そのため、作業員
の手間がかかり、作業進行の支障となるとともに、自動
化にあたっての大きな問題点となっていた。一方スラス
トメタル60とラジアルメタル58を連結させた状態にプレ
ス成形等して、スラストメタル60が脱落しないようにし
たものも知られているが、この場合には屈曲部が軸受と
しての作用をなさず有効面積の減少から面圧が高くなっ
てしまうという問題点があった。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案の構成は、上記問題点を解決し、組み付け作業性
等を向上させるため、2分割されたエンジン本体側軸受
部とベアリングキャップとからなり、それぞれラジアル
方向荷重支持部に嵌挿されたラジアルメタルの側方両側
にスラスト荷重を支持するスラストメタルを備えたクラ
ンクシャフト支持軸受の前記スラストメタルの外周面を
傾斜させ、且つ該スラストメタルの取付用段部を該外周
面に沿うよう軸受の軸線に沿って軸受内側に向かって半
径方向外側に傾斜させて形成したことを特徴とする。
〈作用〉 スラストメタルを軸受の段部に取り付けるだけで、スラ
ストメタルの端面が段部に嵌合するので、ワセリン等の
粘着剤を用いることなく組み付け前の状態においてスラ
ストメタルを沿わせておくことができる。
またラジアルメタルの側方両側にスラスト荷重を支持す
るスラストメタルが配設されていることによって、ラジ
アルメタルのクランクシャフト軸方向の動きが規制さ
れ、エンジン稼動中のラジアルメタルのズレが防止され
る。
〈実施例〉 本考案にかかる構造の軸受を第1図に示す。この軸受2
は、第2図に示すように上下に二分割式であり、ベアリ
ングキャップ4を軸受台8に取り付けてクランクシャフ
ト10を支持するようになっている。この軸受2は、ラジ
アル方向荷重支持部に嵌挿されたラジアル方向荷重支持
用のラジアルメタル12と、このラジアルメタル12の側方
両側に配設されてスラスト方向荷重を支持するスラスト
メタル14とを有し、これらラジアルメタル12とスラスト
メタル14は組み付け時クランクシャフト10との間に挾持
される。スラストメタル14は半円形の板状で内径はクラ
ンクシャフト10の外径に略等しく形成してあり、且つそ
の外周面が傾斜している。一方このスラストメタル14を
取り付ける軸受台8やベアリングキャップ4の側面に
は、段部16がスラストメタル14の外周面に沿うよう軸受
2の軸線に沿って軸受2の内側に向かって半径方向外側
に傾斜させて形成されている。
したがって、組み付け前にスラストメタル14をベアリン
グキャップ4及び軸受台8に挿入するとスラストメタル
14の外周面がそれらの段部16に係合し、脱落しなくな
る。それ故従来のようにワセリン等の粘着剤を必要とせ
ず、仮止めしておくことができ、作業性が良く、且つ自
動化システムにおいてもロボット等を用いた組み付け作
業として作業進行できる。
またラジアル方向荷重支持部に嵌挿されたラジアルメタ
ル12の側方両側にスラスト荷重を支持するスラストメタ
ル14が配設されていることによって、ラジアルメタル12
のクランクシャフト軸方向の動きが規制されるため、ラ
ジアルメタル12は、エンジン稼動中のラジアルメタル12
のズレを防止し、該ズレによるラジアルメタル12の偏摩
耗を極力防止して、クランクシャフト10を円滑に支持す
ることができる。
〈考案の効果〉 本考案のスラストメタルの取付構造によれば、スラスト
メタルの外周面を傾斜させ、且つこのスラストメタルの
取付用段部をスラストメタルの外周面に沿うよう軸受の
軸線に沿って軸受内側に向かって半径方向外側に傾斜さ
せて形成したことから、スラストメタルを段部に差し入
れるとスラストメタルの外周面が段部に掛かり、係合さ
れる。それ故組み付け前に粘着剤を用いる必要がなく、
作業を容易に且つ自動化させることが可能となる。
また、ラジアル方向荷重支持部に嵌挿されたラジアルメ
タルの側方両側にスラスト荷重を支持するスラストメタ
ルが配設されていることによって、ラジアルメタルのク
ランクシャフト軸方向の動きが規制されるため、ラジア
ルメタルは、エンジン稼動中のラジアルメタルのズレを
防止し、該ズレによるラジアルメタルの偏摩耗を極力防
止して、クランクシャフトを円滑に支持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる側面図、第2図は第1図に示し
た軸受の分解組立図、第3図は従来例の正面図である。 図面中、 2は軸受、4はベアリングキャップ、8は軸受台、10は
クランクシャフト、12はラジアルメタル、14はスラスト
メタル、16は段部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 矢野 茂和 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 林 祐次 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−86246(JP,A) 実開 昭59−86410(JP,U) 米国特許4175801(US,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2分割されたエンジン本体側軸受部とベア
    リングキャップとからなり、それぞれラジアル方向荷重
    支持部に嵌挿されたラジアルメタルの側方両側にスラス
    ト荷重を支持するスラストメタルを備えたクランクシャ
    フト支持軸受の前記スラストメタルの外周面を傾斜さ
    せ、且つ該スラストメタルの取付用段部を該外周面に沿
    うよう軸受の軸線に沿って軸受内側に向かって半径方向
    外側に傾斜させて形成したことを特徴とするスラストメ
    タルの取付構造。
JP1987186367U 1987-12-09 1987-12-09 スラストメタルの取付構造 Expired - Lifetime JPH0752411Y2 (ja)

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JPH01104426U JPH01104426U (ja) 1989-07-14
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4175801A (en) 1977-07-07 1979-11-27 Caterpillar Tractor Co. Bearing having a tab

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2947606C2 (de) * 1979-11-26 1982-08-19 Alfred Teves Gmbh, 6000 Frankfurt Kreisringförmiger Reibkörper, insbesondere für Vollscheibenbremsen
JPS5986410U (ja) * 1982-12-02 1984-06-11 スズキ株式会社 クランク軸の軸受構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4175801A (en) 1977-07-07 1979-11-27 Caterpillar Tractor Co. Bearing having a tab

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JPH01104426U (ja) 1989-07-14

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