JPH0752128Y2 - 巻取ロール回転装置 - Google Patents
巻取ロール回転装置Info
- Publication number
- JPH0752128Y2 JPH0752128Y2 JP1988151462U JP15146288U JPH0752128Y2 JP H0752128 Y2 JPH0752128 Y2 JP H0752128Y2 JP 1988151462 U JP1988151462 U JP 1988151462U JP 15146288 U JP15146288 U JP 15146288U JP H0752128 Y2 JPH0752128 Y2 JP H0752128Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- take
- winding
- rotating
- rolls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Winding Of Webs (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は製紙工場のウエブ巻取装置の後工程に適用され
る巻取ロール回転装置に関するものである。
る巻取ロール回転装置に関するものである。
(従来の技術) 製紙工場のウエブ巻取装置(以下ワインダ)の後工程で
使用される従来の巻取ロール回転装置について第2図に
より説明すると、ワインダの巻取ドラム8,9上にて形成
された巻取ロール5は、ダンプバー10により蹴り出され
る際に紙切りナイフ11によって巻端12を全幅にわたって
形成するように切断され、その後ワインダテーブル13上
を矢印14方向へ転動し、巻取ロール回転装置1上の2本
の回転ロール2,3上へ転入する。
使用される従来の巻取ロール回転装置について第2図に
より説明すると、ワインダの巻取ドラム8,9上にて形成
された巻取ロール5は、ダンプバー10により蹴り出され
る際に紙切りナイフ11によって巻端12を全幅にわたって
形成するように切断され、その後ワインダテーブル13上
を矢印14方向へ転動し、巻取ロール回転装置1上の2本
の回転ロール2,3上へ転入する。
この際のロール回転装置1の動きについて説明すると、
まず巻取ロール5をワインダドラム8,9上から蹴り出す
にあたって、回転ロール3を予めシリンダ15により支点
16を中心として上昇させ、図中一点鎖線17の位置に待機
させておく。次に巻取ロール5がワインダテーブル13上
を転動してきて回転ロール3に衝突する際に、シリンダ
15のロッドを矢印18方向へ動かすと共に、衝突のショッ
クをシリンダ15で吸収しながら回転ロール3を図中実線
19の位置まで下降させ、巻取ロール5の転入が完了す
る。
まず巻取ロール5をワインダドラム8,9上から蹴り出す
にあたって、回転ロール3を予めシリンダ15により支点
16を中心として上昇させ、図中一点鎖線17の位置に待機
させておく。次に巻取ロール5がワインダテーブル13上
を転動してきて回転ロール3に衝突する際に、シリンダ
15のロッドを矢印18方向へ動かすと共に、衝突のショッ
クをシリンダ15で吸収しながら回転ロール3を図中実線
19の位置まで下降させ、巻取ロール5の転入が完了す
る。
転入完了後、回転ロール2を公知の電動モータ等の手段
を用いて回転させることにより巻取ロール5を回転させ
るのであるが、これは主に巻端部を巻取ロール上に固定
するための巻端12への粘着テープの貼り付けを行うこと
が可能、或いは容易となるように、巻端12の位置を適切
な位置とすることを目的としている。この巻端12への粘
着テープの貼付けは通常手作業により行うが、自動作業
により行うことも可能である。ただしこの作業内容につ
いての説明はここでは省略する。
を用いて回転させることにより巻取ロール5を回転させ
るのであるが、これは主に巻端部を巻取ロール上に固定
するための巻端12への粘着テープの貼り付けを行うこと
が可能、或いは容易となるように、巻端12の位置を適切
な位置とすることを目的としている。この巻端12への粘
着テープの貼付けは通常手作業により行うが、自動作業
により行うことも可能である。ただしこの作業内容につ
いての説明はここでは省略する。
そして以上のような作業をロール回転装置1上で行った
後、ロールプッシャ20を支点21を中心として矢印22方向
へ押出すことにより、巻取ロール5をロール回転装置1
上より押出す。
後、ロールプッシャ20を支点21を中心として矢印22方向
へ押出すことにより、巻取ロール5をロール回転装置1
上より押出す。
(考案が解決しようとする課題) 第2図の巻取ロール回転装置1において、巻取ロール5
が転入した際の巻端12の位置は、ワインダドラム9から
ロール回転装置1までの距離及び巻取ロール5の直径に
よって決定され、事前にその位置を制御することはでき
ない。
が転入した際の巻端12の位置は、ワインダドラム9から
ロール回転装置1までの距離及び巻取ロール5の直径に
よって決定され、事前にその位置を制御することはでき
ない。
従って巻端の位置によっては、第3図のように巻取ロー
ル最外層7が、巻取ロール5のロール回転装置への転入
に先立って巻取ロール本体5よりすべり落ち(特に比較
的剛性の大きいウエブよりなる巻取ロールの場合によく
見られる)、或いはすべり落ちないまでも、第4図の如
く巻取ロール5が回転ロール3へ衝突した際に矢印23方
向へ少しはね返るという作用により、巻取ロール5の転
入完了時に、第5図の如く巻取ロール最外層7が2本の
回転ロール2,3の間の空間内にたるみ込む状態となる。
ル最外層7が、巻取ロール5のロール回転装置への転入
に先立って巻取ロール本体5よりすべり落ち(特に比較
的剛性の大きいウエブよりなる巻取ロールの場合によく
見られる)、或いはすべり落ちないまでも、第4図の如
く巻取ロール5が回転ロール3へ衝突した際に矢印23方
向へ少しはね返るという作用により、巻取ロール5の転
入完了時に、第5図の如く巻取ロール最外層7が2本の
回転ロール2,3の間の空間内にたるみ込む状態となる。
このような状態になった場合には、巻端12が巻取ロール
5の幅方向にずれることがあり、この幅方向のずれに起
因して、巻取ロール最外層7が巻取ロール5と回転ロー
ル2からなるニップを通過する際に、巻取ロール最外層
7にしわが入ると共に、たるんだ巻取ロール最外層7が
アーム24の中に折れ込む等の不具合が発生する。
5の幅方向にずれることがあり、この幅方向のずれに起
因して、巻取ロール最外層7が巻取ロール5と回転ロー
ル2からなるニップを通過する際に、巻取ロール最外層
7にしわが入ると共に、たるんだ巻取ロール最外層7が
アーム24の中に折れ込む等の不具合が発生する。
そこでこのまま巻端にテープを貼ったのでは、巻取ロー
ルの商品としての外観が悪いので、テープを貼る際に
は、手作業で巻取ロールの最外層を切り捨てた上でテー
プを貼らなければならないという無駄な作業が生じると
共に、巻端が揃わないので、自動的にテープを貼付ける
機構を構成することが極めて困難となる等の問題があっ
た。
ルの商品としての外観が悪いので、テープを貼る際に
は、手作業で巻取ロールの最外層を切り捨てた上でテー
プを貼らなければならないという無駄な作業が生じると
共に、巻端が揃わないので、自動的にテープを貼付ける
機構を構成することが極めて困難となる等の問題があっ
た。
本考案は前記の課題を解決しようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、紙或いは類似の帯状物体からなる巻
取ロールを、2本の回転ロール上に載せて回転させるロ
ール回転装置であって、前記回転ロールのうちの1本を
その使用位置より上昇させることにより、他所より転入
してくる巻取ロールを受け取る形式のロール回転装置に
おいて、同2本の回転ロールとその上に載る巻取ロール
とにより形成されるくさび状の空間内に、前記巻取ロー
ルに干渉しない空間遮蔽物を設置してなるもので、これ
を課題解決のための手段とするものである。
取ロールを、2本の回転ロール上に載せて回転させるロ
ール回転装置であって、前記回転ロールのうちの1本を
その使用位置より上昇させることにより、他所より転入
してくる巻取ロールを受け取る形式のロール回転装置に
おいて、同2本の回転ロールとその上に載る巻取ロール
とにより形成されるくさび状の空間内に、前記巻取ロー
ルに干渉しない空間遮蔽物を設置してなるもので、これ
を課題解決のための手段とするものである。
(作用) 巻取ロール回転装置の2本の回転ロールと、その上に載
る巻取ロールとからなるくさび状の空間内に、空間遮蔽
物を設置することにより、巻取ロール最外層がたるみ込
むのは物理的に不可能となり、たるみ込みを防ぐことが
できる。
る巻取ロールとからなるくさび状の空間内に、空間遮蔽
物を設置することにより、巻取ロール最外層がたるみ込
むのは物理的に不可能となり、たるみ込みを防ぐことが
できる。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明すると、第1図
は本考案の実施例を示す。第1図において空間遮蔽物と
して円筒状物体を挿入する場合について説明すると、巻
取ロール回転装置1の2本の回転ロール2,3よりなるく
さび状の空間4内に、回転ロール2,3の軸方向長さとほ
ぼ等しい長さをもち、巻取ロール5に干渉しない程度の
直径をもつ円筒状物体6を挿入することにより、巻取ロ
ール転入時の巻取ロール最外層7は、たるんでもせいぜ
い図示の程度であり、前記従来の場合のようにしわ入り
等の問題を発生することはない。このことは実際の装置
を用いて実験的に確認されている。なお、挿入する円筒
状物体としては、例えば水道用のポリ塩化ビフェニール
製のパイプで十分であり、この場合には挿入する円筒は
軽く、安価であり、かつ表面がすべり易い等の利点があ
る。
は本考案の実施例を示す。第1図において空間遮蔽物と
して円筒状物体を挿入する場合について説明すると、巻
取ロール回転装置1の2本の回転ロール2,3よりなるく
さび状の空間4内に、回転ロール2,3の軸方向長さとほ
ぼ等しい長さをもち、巻取ロール5に干渉しない程度の
直径をもつ円筒状物体6を挿入することにより、巻取ロ
ール転入時の巻取ロール最外層7は、たるんでもせいぜ
い図示の程度であり、前記従来の場合のようにしわ入り
等の問題を発生することはない。このことは実際の装置
を用いて実験的に確認されている。なお、挿入する円筒
状物体としては、例えば水道用のポリ塩化ビフェニール
製のパイプで十分であり、この場合には挿入する円筒は
軽く、安価であり、かつ表面がすべり易い等の利点があ
る。
また円筒状物体以外の遮蔽物を挿入する場合には、例え
ばくさび状の空間4の形状に沿い、かつ、巻取ロール5
に接しないような、即ち干渉しないような三角形の断面
をもつ柱を挿入し、これを回転ロール2,3の両側にあっ
て回転ロール3を揺動させるためのアーム24に取付けて
おけばよい。
ばくさび状の空間4の形状に沿い、かつ、巻取ロール5
に接しないような、即ち干渉しないような三角形の断面
をもつ柱を挿入し、これを回転ロール2,3の両側にあっ
て回転ロール3を揺動させるためのアーム24に取付けて
おけばよい。
(考案の効果) 以上の如く本考案の巻取ロール回転装置によれば、巻取
ロール転入時に発生する巻取ロール最外層がくさび状空
間内にたるみ込むのは物理的に不可能であるので、たる
み込みが無くなる。従って巻端部のずれ、巻取ロール最
外層のしわ入り、折れ込みが防げるので、巻取ロールの
商品価値を高めると共に、余分な手作業の排除、或いは
巻端部へ自動的にテープを貼付ける作業を行なう場合に
は、この作業の簡易化、確実化を図ることができる。
ロール転入時に発生する巻取ロール最外層がくさび状空
間内にたるみ込むのは物理的に不可能であるので、たる
み込みが無くなる。従って巻端部のずれ、巻取ロール最
外層のしわ入り、折れ込みが防げるので、巻取ロールの
商品価値を高めると共に、余分な手作業の排除、或いは
巻端部へ自動的にテープを貼付ける作業を行なう場合に
は、この作業の簡易化、確実化を図ることができる。
第1図は本考案の実施例を示す円筒状物体を挿入した巻
取ロール回転装置の側面図、第2図は従来の巻取ロール
回転装置の機能説明図、第3図は巻取ロール転入時の巻
取ロール最外層のずれ落ちの説明図、第4図は巻取ロー
ル転入時の巻取ロールのはね返りの説明図、第5図は巻
取ロール最外層にたるみが発生した状態の説明図であ
る。 図の主要部分の説明 1……巻取ロール回転装置、2,3……回転ロール 4……空間、5……巻取ロール 6……円筒状物体(空間遮蔽物)
取ロール回転装置の側面図、第2図は従来の巻取ロール
回転装置の機能説明図、第3図は巻取ロール転入時の巻
取ロール最外層のずれ落ちの説明図、第4図は巻取ロー
ル転入時の巻取ロールのはね返りの説明図、第5図は巻
取ロール最外層にたるみが発生した状態の説明図であ
る。 図の主要部分の説明 1……巻取ロール回転装置、2,3……回転ロール 4……空間、5……巻取ロール 6……円筒状物体(空間遮蔽物)
Claims (1)
- 【請求項1】紙或いは類似の帯状物体からなる巻取ロー
ルを、2本の回転ロール上に載せて回転させるロール回
転装置であって、前記回転ロールのうちの1本をその使
用位置より上昇させることにより、他所より転入してく
る巻取ロールを受け取る形式のロール回転装置におい
て、同2本の回転ロールとその上に載る巻取ロールとに
より形成されるくさび状の空間内に、前記巻取ロールに
干渉しない空間遮蔽物を設置したことを特徴とする巻取
ロール回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988151462U JPH0752128Y2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 巻取ロール回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988151462U JPH0752128Y2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 巻取ロール回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272258U JPH0272258U (ja) | 1990-06-01 |
JPH0752128Y2 true JPH0752128Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=31425529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988151462U Expired - Lifetime JPH0752128Y2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 巻取ロール回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752128Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524669Y2 (ja) * | 1986-08-20 | 1993-06-23 |
-
1988
- 1988-11-21 JP JP1988151462U patent/JPH0752128Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0272258U (ja) | 1990-06-01 |
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