JPH0752100Y2 - 無人運転用の自動ワーク分配装置 - Google Patents
無人運転用の自動ワーク分配装置Info
- Publication number
- JPH0752100Y2 JPH0752100Y2 JP1992008946U JP894692U JPH0752100Y2 JP H0752100 Y2 JPH0752100 Y2 JP H0752100Y2 JP 1992008946 U JP1992008946 U JP 1992008946U JP 894692 U JP894692 U JP 894692U JP H0752100 Y2 JPH0752100 Y2 JP H0752100Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- conveyor
- gate
- workpiece
- drop
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- Control Of Conveyors (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動運転される加工
装置から放出されるワークを、いくつものストック容器
に適量ずつ分配する無人運転のための自動ワーク分配装
置に関する。
装置から放出されるワークを、いくつものストック容器
に適量ずつ分配する無人運転のための自動ワーク分配装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動運転が可能な射出成形機を
夜間に無人状態で稼動することがあるが、こうした場合
に成形されたワークの回収が問題となる。金型の下方に
設けたストック容器は容量に限度があるためワークの全
量を収容することができず、多くのワークがストック容
器からあふれて周辺に散乱するからである。従来は、上
記の事態に対処するために、工業用ロボットやワークの
自動取出装置を用いている。例えば、いくつものパレッ
トを射出成形機の傍に列状に並べておき、工業用ロボッ
トで金型から取り出したワークを所定個数ずつパレット
に収めている。別の装置では、一定時間ごとにワークを
収容するパレットを射出成形機から取り出して所定位置
へ積み上げ、空パレットをワーク受け取り位置へ配置し
ている。
夜間に無人状態で稼動することがあるが、こうした場合
に成形されたワークの回収が問題となる。金型の下方に
設けたストック容器は容量に限度があるためワークの全
量を収容することができず、多くのワークがストック容
器からあふれて周辺に散乱するからである。従来は、上
記の事態に対処するために、工業用ロボットやワークの
自動取出装置を用いている。例えば、いくつものパレッ
トを射出成形機の傍に列状に並べておき、工業用ロボッ
トで金型から取り出したワークを所定個数ずつパレット
に収めている。別の装置では、一定時間ごとにワークを
収容するパレットを射出成形機から取り出して所定位置
へ積み上げ、空パレットをワーク受け取り位置へ配置し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、一連の
作業の全てを自動的に行う装置は、昼夜間を問わず連続
運転が可能であり、高い信頼性が得られる点で優れてい
る。しかし、装置およびパレットの配置に大きなスペー
スを要するため、既に据え付けられた加工装置に適用す
る場合に無理がある。さらに、全体の設備費用が高く付
き、費用対効果の点で付加価値の低い加工品の製造には
適用が困難な点に問題があった。
作業の全てを自動的に行う装置は、昼夜間を問わず連続
運転が可能であり、高い信頼性が得られる点で優れてい
る。しかし、装置およびパレットの配置に大きなスペー
スを要するため、既に据え付けられた加工装置に適用す
る場合に無理がある。さらに、全体の設備費用が高く付
き、費用対効果の点で付加価値の低い加工品の製造には
適用が困難な点に問題があった。
【0004】この考案の目的は、構造が簡単で安価に製
作でき、付加価値の低い加工品の製造にも容易にでき、
さらに既存の加工装置にでも支障なく適用することので
きる自動ワーク分配装置を得ることになる。
作でき、付加価値の低い加工品の製造にも容易にでき、
さらに既存の加工装置にでも支障なく適用することので
きる自動ワーク分配装置を得ることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の自動ワーク分
配装置は、ほぼ水平の搬送面2aを有する左右横長のコ
ンベア2と、コンベア2の搬送始端4と加工装置1のワ
ーク取出口1aとの間に設けられて、ワークWをコンベ
ア2の搬送面2a上へ移送する移送機3とを備えている
こと、コンベア2の搬送始端4側に振分けゲート6を配
置してあり、この振分けゲート6は搬送面2a上のワー
クWをコンベア中心Pより前後いずれか一方へ偏寄させ
るために、コンベア2の前後に配されて搬送面2aから
退避する待機位置と、その先端がコンベア中心Pより僅
かに突出する状態で搬送面2a上をワークWの搬送方向
下手側に向けて斜めに横切る作動位置との間にわたって
操作機12で切り換え操作される前後一対のゲート板1
3を含んでいること、コンベア2の搬送面2aに沿っ
て、振分けゲート6で振り分けられたワークWを搬送面
2aの外へ移動案内する複数個の落下ゲート7を配置し
てあること、各落下ゲート7で規定されるワーク落下点
の下方には、搬送面2aの前後にワークWをストックす
るストック容器9と、各ストック容器9内のワーク収容
量を検知するワーク量センサー15とがそれぞれ設けら
れていること、落下ゲート7が、搬送面2a上のワーク
Wの搬送方向上手側に向かって頂点部がコンベア中心P
上に位置する平面視で三角形状に形成されたガイド板1
4と、このガイド板14を搬送面2a上の動作位置と搬
送面2a外の待機位置との間で移動操作する操作機12
とを含んでいることを要件とする。
配装置は、ほぼ水平の搬送面2aを有する左右横長のコ
ンベア2と、コンベア2の搬送始端4と加工装置1のワ
ーク取出口1aとの間に設けられて、ワークWをコンベ
ア2の搬送面2a上へ移送する移送機3とを備えている
こと、コンベア2の搬送始端4側に振分けゲート6を配
置してあり、この振分けゲート6は搬送面2a上のワー
クWをコンベア中心Pより前後いずれか一方へ偏寄させ
るために、コンベア2の前後に配されて搬送面2aから
退避する待機位置と、その先端がコンベア中心Pより僅
かに突出する状態で搬送面2a上をワークWの搬送方向
下手側に向けて斜めに横切る作動位置との間にわたって
操作機12で切り換え操作される前後一対のゲート板1
3を含んでいること、コンベア2の搬送面2aに沿っ
て、振分けゲート6で振り分けられたワークWを搬送面
2aの外へ移動案内する複数個の落下ゲート7を配置し
てあること、各落下ゲート7で規定されるワーク落下点
の下方には、搬送面2aの前後にワークWをストックす
るストック容器9と、各ストック容器9内のワーク収容
量を検知するワーク量センサー15とがそれぞれ設けら
れていること、落下ゲート7が、搬送面2a上のワーク
Wの搬送方向上手側に向かって頂点部がコンベア中心P
上に位置する平面視で三角形状に形成されたガイド板1
4と、このガイド板14を搬送面2a上の動作位置と搬
送面2a外の待機位置との間で移動操作する操作機12
とを含んでいることを要件とする。
【0006】
【作用】コンベア2は搬送機3から送り出されたワーク
Wを、その搬送面2aに沿って送り移動させる。この搬
送力を利用して、ワークWは振分けゲート6でコンベア
中心Pの前後いずれかへ偏寄するよう案内され、コンベ
ア2の前後いずれの側へ落下させるかが決められる。次
に空状態のストック容器9に対応する落下ゲート7によ
ってワークWを搬送面2aの外へ移行案内し落下させ
る。従って、振分けゲート6によるワークWの偏寄方向
の切り換えと、複数個の落下ゲート7の択一的な作動状
態への切り換えによって、コンベア2に沿って配置した
ストック容器9へのワークWの分配を行える。ワーク量
センサー15は、ワークWの収容量を適正範囲に収める
ために設けられており、このセンサー15からの信号に
よって、ストック容器9が空状態であるか否かを判定
し、さらに作動状態に切り換えるべき次の落下ゲート7
の選定を行う。
Wを、その搬送面2aに沿って送り移動させる。この搬
送力を利用して、ワークWは振分けゲート6でコンベア
中心Pの前後いずれかへ偏寄するよう案内され、コンベ
ア2の前後いずれの側へ落下させるかが決められる。次
に空状態のストック容器9に対応する落下ゲート7によ
ってワークWを搬送面2aの外へ移行案内し落下させ
る。従って、振分けゲート6によるワークWの偏寄方向
の切り換えと、複数個の落下ゲート7の択一的な作動状
態への切り換えによって、コンベア2に沿って配置した
ストック容器9へのワークWの分配を行える。ワーク量
センサー15は、ワークWの収容量を適正範囲に収める
ために設けられており、このセンサー15からの信号に
よって、ストック容器9が空状態であるか否かを判定
し、さらに作動状態に切り換えるべき次の落下ゲート7
の選定を行う。
【0007】
【考案の効果】この考案では、いずれも同期的な動作や
高度の位置制御などが不要な、移送機3とコンベア2、
および振分けゲート6と落下ゲート7によって、ワーク
Wを複数個のストック容器9に自動的に分配しストック
できるようにした。従って、工業用ロボットや専用のワ
ーク取出装置を用いてワークWのストックを行う場合に
比べて、高精度部品や特殊部品などを一切使用すること
なく、装置全体の構造を簡素化してその分だけ全体費用
を低減することができ、付加価値が左程高くないワーク
Wを製造するための加工装置1にも、この種装置を無理
なく適用して低コストで無人運転を実現できる。コンベ
ア2の設置スペースと、その搬送面2aより下方のスト
ック容器9のための配置スペースを確保することで自動
ワーク分配装置を設置できるので、例えば加工装置1が
建屋の壁面に近接し据え付けられているような場合にで
も、支障なく本案装置を適用でき、工業ロボットや専用
のワーク取出装置とは異なり、既存の加工装置1でも広
範に本案装置を適用できる点で有利である。
高度の位置制御などが不要な、移送機3とコンベア2、
および振分けゲート6と落下ゲート7によって、ワーク
Wを複数個のストック容器9に自動的に分配しストック
できるようにした。従って、工業用ロボットや専用のワ
ーク取出装置を用いてワークWのストックを行う場合に
比べて、高精度部品や特殊部品などを一切使用すること
なく、装置全体の構造を簡素化してその分だけ全体費用
を低減することができ、付加価値が左程高くないワーク
Wを製造するための加工装置1にも、この種装置を無理
なく適用して低コストで無人運転を実現できる。コンベ
ア2の設置スペースと、その搬送面2aより下方のスト
ック容器9のための配置スペースを確保することで自動
ワーク分配装置を設置できるので、例えば加工装置1が
建屋の壁面に近接し据え付けられているような場合にで
も、支障なく本案装置を適用でき、工業ロボットや専用
のワーク取出装置とは異なり、既存の加工装置1でも広
範に本案装置を適用できる点で有利である。
【0008】
【実施例】図1ないし図5はこの考案に係る自動ワーク
分配装置の実施例を示す。図1において、符号1は射出
成形機(加工装置)、2は自動ワーク分配装置を構成す
るコンベア、3は射出成形機1のワーク取出口1aに放
出されたワークWをコンベア2の搬送始端4へ移送する
移送機である。
分配装置の実施例を示す。図1において、符号1は射出
成形機(加工装置)、2は自動ワーク分配装置を構成す
るコンベア、3は射出成形機1のワーク取出口1aに放
出されたワークWをコンベア2の搬送始端4へ移送する
移送機である。
【0009】コンベア2はベルトコンベアからなり、全
体が架台5に支持されて床面より高い位置に支持されて
いる。コンベア2の搬送始端4に隣接して振分ゲート6
を配置し、さらに架台5の前側に沿って5個の落下ゲー
ト7を一定間隔置きに配置している。各落下ゲート7に
対応して、ワークWを収容するストック容器9が架台5
の下方前後に列状に配置してある。
体が架台5に支持されて床面より高い位置に支持されて
いる。コンベア2の搬送始端4に隣接して振分ゲート6
を配置し、さらに架台5の前側に沿って5個の落下ゲー
ト7を一定間隔置きに配置している。各落下ゲート7に
対応して、ワークWを収容するストック容器9が架台5
の下方前後に列状に配置してある。
【0010】移送機3は、逆へ字状に折れ曲がるベルト
コンベアからなり、ホッパー10で落下案内されたワー
クWを受け取って、より高い位置にあるコンベア2の搬
送始端4へと送り出す。そのために搬送面2aにはゴム
製の送り板3aが設けてある。この移送機3とコンベア
2および射出成形機1とは、それぞれの運転周期とは無
関係に独立して運転される。
コンベアからなり、ホッパー10で落下案内されたワー
クWを受け取って、より高い位置にあるコンベア2の搬
送始端4へと送り出す。そのために搬送面2aにはゴム
製の送り板3aが設けてある。この移送機3とコンベア
2および射出成形機1とは、それぞれの運転周期とは無
関係に独立して運転される。
【0011】振分けゲート6は、コンベア2を前後に挟
んでフレーム11に固定されたロータリアクチュエータ
からなる操作機12と、各操作機12でコンベア2の搬
送面2aに沿って水平揺動される一対のゲート板13と
からなる。図2に示すように、ゲート板13は搬送面2
aの外方へ退避する待機位置と、その先端がコンベア中
心Pより僅かに突出する状態で搬送面2a上をワークW
の搬送方向下手側に向けて斜めに横切る作動位置との間
で切り換え操作される。このゲート板13の切り換えに
よって、搬送始端4に送り込まれたワークWは、コンベ
ア中心Pより前または後の側へ偏寄するように移行案内
されて、前後のストック容器9のどれかに落下する。
んでフレーム11に固定されたロータリアクチュエータ
からなる操作機12と、各操作機12でコンベア2の搬
送面2aに沿って水平揺動される一対のゲート板13と
からなる。図2に示すように、ゲート板13は搬送面2
aの外方へ退避する待機位置と、その先端がコンベア中
心Pより僅かに突出する状態で搬送面2a上をワークW
の搬送方向下手側に向けて斜めに横切る作動位置との間
で切り換え操作される。このゲート板13の切り換えに
よって、搬送始端4に送り込まれたワークWは、コンベ
ア中心Pより前または後の側へ偏寄するように移行案内
されて、前後のストック容器9のどれかに落下する。
【0012】落下ゲート7は、その頂点部が搬送面2a
上のワークWの搬送方向上手側に向かってコンベア中心
P上に位置する平面視で三角形状のガイド板14と、こ
のガイド板14を搬送面2aに沿って水平揺動操作する
操作機12とからなる。ガイド板14は全体が搬送面2
aの外方へ退避する待機位置と、その板面が搬送面2a
上をくさび形状に横断する作動位置との間で切り換え操
作されて、作動位置にあるときワークWを搬送面2aの
前または後へ移行案内する。この落下ゲート7で規定さ
れるワーク落下点の下方に各ストック容器9を配置して
いる。ストック容器9は深さ寸法が大きな箱体からな
り、例えばダンボール箱を利用できる。
上のワークWの搬送方向上手側に向かってコンベア中心
P上に位置する平面視で三角形状のガイド板14と、こ
のガイド板14を搬送面2aに沿って水平揺動操作する
操作機12とからなる。ガイド板14は全体が搬送面2
aの外方へ退避する待機位置と、その板面が搬送面2a
上をくさび形状に横断する作動位置との間で切り換え操
作されて、作動位置にあるときワークWを搬送面2aの
前または後へ移行案内する。この落下ゲート7で規定さ
れるワーク落下点の下方に各ストック容器9を配置して
いる。ストック容器9は深さ寸法が大きな箱体からな
り、例えばダンボール箱を利用できる。
【0013】図3において、各落下ゲート7で規定され
る落下点の下方、つまりストック容器9内に落ち込むワ
ークWの落下位置とほぼ正対するフレーム11に、スト
ック容器9内のワーク収容量を検知するワーク量センサ
ー15を配置する。このセンサー15は再帰型のフォト
センサーからなり、ワークWが形成する群塊からの反射
光量の大小によって、ストック容器9の空状態やワーク
Wの収容量が適正範囲内にあるか否かの判定を行うこと
ができる。
る落下点の下方、つまりストック容器9内に落ち込むワ
ークWの落下位置とほぼ正対するフレーム11に、スト
ック容器9内のワーク収容量を検知するワーク量センサ
ー15を配置する。このセンサー15は再帰型のフォト
センサーからなり、ワークWが形成する群塊からの反射
光量の大小によって、ストック容器9の空状態やワーク
Wの収容量が適正範囲内にあるか否かの判定を行うこと
ができる。
【0014】振分けゲート6および落下ゲート7に使用
される操作機12を図4に示している。これは、シリン
ダ16内の一対のピストン17間にラック歯18を設
け、ラック歯18の往復動作を出力軸19のピニオン2
0で回転動作に変換して出力する。21は圧縮空気の給
気口である。出力軸19には沈みキー22を介して伝動
軸23が固定してあり、この伝動軸23の上端にゲート
板13およびガイド板14を固定している。
される操作機12を図4に示している。これは、シリン
ダ16内の一対のピストン17間にラック歯18を設
け、ラック歯18の往復動作を出力軸19のピニオン2
0で回転動作に変換して出力する。21は圧縮空気の給
気口である。出力軸19には沈みキー22を介して伝動
軸23が固定してあり、この伝動軸23の上端にゲート
板13およびガイド板14を固定している。
【0015】次に上記装置の動作を説明する。運転に際
しては空のストック容器9を架台5の下面前後に5個ず
つ配置しておく。ここで、コンベア中心Pより射出成形
機1の側に位置する容器群に、搬送始端4に近い側から
順に1〜5の容器番号を与え、逆の側の容器群にも搬送
始端4に近い側から順に6〜10の容器番号を与えてお
く。
しては空のストック容器9を架台5の下面前後に5個ず
つ配置しておく。ここで、コンベア中心Pより射出成形
機1の側に位置する容器群に、搬送始端4に近い側から
順に1〜5の容器番号を与え、逆の側の容器群にも搬送
始端4に近い側から順に6〜10の容器番号を与えてお
く。
【0016】上記の容器番号の順にワークWを分配して
ストックする場合は、制御装置はワークWが1〜5の容
器番号の列の側へ偏寄するよう、振分けゲート6を図2
に示す状態に切り換える。さらに搬送始端4に最も近い
1番目の落下ゲート7を作動位置に切り換えて、移送さ
れたワークWをガイド板14で容器番号1のストック容
器9へ案内し落下させる。この状態は前記ストック容器
9が満杯になるまで続き、ワーク量センサー15からの
出力信号によって満杯状態が検知されると、1番目の落
下ゲート7は待機状態に戻され、同時に2番目の落下ゲ
ート7が作動位置へ切り換えられる。
ストックする場合は、制御装置はワークWが1〜5の容
器番号の列の側へ偏寄するよう、振分けゲート6を図2
に示す状態に切り換える。さらに搬送始端4に最も近い
1番目の落下ゲート7を作動位置に切り換えて、移送さ
れたワークWをガイド板14で容器番号1のストック容
器9へ案内し落下させる。この状態は前記ストック容器
9が満杯になるまで続き、ワーク量センサー15からの
出力信号によって満杯状態が検知されると、1番目の落
下ゲート7は待機状態に戻され、同時に2番目の落下ゲ
ート7が作動位置へ切り換えられる。
【0017】このようにして容器番号2〜5のストック
容器9への分配が行われ、5番目のストック容器9が満
杯状態になると、振分けゲート6を図1に示すように切
り換えて、ワークWをコンベア中心Pより後側へ偏寄す
る状態で移行させる。同時に1番目の落下ゲート7を作
動位置へ切り換えて、ワークWを6番目のストック容器
9に落とし込む。そして、所定時間が経過した後に5番
目の落下ゲート7を待機位置へ戻す。以後は各ストック
容器9が満杯になるごとに次の落下ゲート7を作動位置
に切り換えて、7〜10番目のストック容器9にワーク
Wを落とし込む。この間に1〜5番目のストック容器9
を空容器と交換すれば、休止することなくワークWを成
形できる。以上をまとめた制御手順を図5に示してい
る。
容器9への分配が行われ、5番目のストック容器9が満
杯状態になると、振分けゲート6を図1に示すように切
り換えて、ワークWをコンベア中心Pより後側へ偏寄す
る状態で移行させる。同時に1番目の落下ゲート7を作
動位置へ切り換えて、ワークWを6番目のストック容器
9に落とし込む。そして、所定時間が経過した後に5番
目の落下ゲート7を待機位置へ戻す。以後は各ストック
容器9が満杯になるごとに次の落下ゲート7を作動位置
に切り換えて、7〜10番目のストック容器9にワーク
Wを落とし込む。この間に1〜5番目のストック容器9
を空容器と交換すれば、休止することなくワークWを成
形できる。以上をまとめた制御手順を図5に示してい
る。
【0018】なお、ワーク量センサー15は各ストック
容器9に対応して設けてあるので、ストックする順番は
任意に決めることができ、上記の順番で分配を行う必要
はない。無人状態で運転する時間によっては、コンベア
2の片側にのみストック容器9を配置し、あるいはいく
つかの落下ゲート7に対応する位置に限ってストック容
器9を配置しておくこともできる。この考案は射出成形
機以外の加工装置、例えば自動運転が可能なプレス成形
機にも適用できる。落下ゲート7のガイド板14は図3
に示すように搬送面2aから離れていることが好ましい
が、ワークWが小形である場合には、軟質のプラスチッ
ク板やゴム板をガイド板14に固定して、送られてきた
ワークWがガイド板14をくぐり抜けるのを防止するこ
ともできる。移送機3およびコンベア2は、ベルトコン
ベア以外の搬送装置であってもよい、例えば、ワーク取
出しロボットで、ワークをコンベア2上に移送するよう
にしてもよい。ワーク量センサー15は、ストック容器
9の重量を検知するものであってもよい。さらに操作機
12としてはロータリソレノイドを適用できる。
容器9に対応して設けてあるので、ストックする順番は
任意に決めることができ、上記の順番で分配を行う必要
はない。無人状態で運転する時間によっては、コンベア
2の片側にのみストック容器9を配置し、あるいはいく
つかの落下ゲート7に対応する位置に限ってストック容
器9を配置しておくこともできる。この考案は射出成形
機以外の加工装置、例えば自動運転が可能なプレス成形
機にも適用できる。落下ゲート7のガイド板14は図3
に示すように搬送面2aから離れていることが好ましい
が、ワークWが小形である場合には、軟質のプラスチッ
ク板やゴム板をガイド板14に固定して、送られてきた
ワークWがガイド板14をくぐり抜けるのを防止するこ
ともできる。移送機3およびコンベア2は、ベルトコン
ベア以外の搬送装置であってもよい、例えば、ワーク取
出しロボットで、ワークをコンベア2上に移送するよう
にしてもよい。ワーク量センサー15は、ストック容器
9の重量を検知するものであってもよい。さらに操作機
12としてはロータリソレノイドを適用できる。
【図1】自動ワーク分配装置の斜視図である。
【図2】自動ワーク分配装置の全体平面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】操作機の縦断正面図である。
【図5】自動ワーク分配装置の制御手順を示すブロック
図である。
図である。
1 加工装置(射出成形機) 1a ワーク取出口 2 コンベア 2a 搬送面 3 移送機 4 搬送始端 6 振分けゲート 7 落下ゲート 9 ストック容器 12 操作機 14 ガイド板 15 ワーク量センサー W ワーク P コンベア中心
Claims (1)
- 【請求項1】 ほぼ水平の搬送面2aを有する左右横長
のコンベア2と、コンベア2の搬送始端4と加工装置1
のワーク取出口1aとの間に設けられて、ワークWをコ
ンベア2の搬送面2a上へ移送する移送機3とを備えて
おり、 コンベア2の搬送始端4側に振分けゲート6を配置して
あり、この振分けゲート6は搬送面2a上のワークWを
コンベア中心Pより前後いずれか一方へ偏寄させるため
に、コンベア2の前後に配されて搬送面2aから退避す
る待機位置と、その先端がコンベア中心Pより僅かに突
出する状態で搬送面2a上をワークWの搬送方向下手側
に向けて斜めに横切る作動位置との間にわたって操作機
12で切り換え操作される前後一対のゲート板13を含
んでおり、 コンベア2の搬送面2aに沿って、振分けゲート6で 振
り分けられたワークWを搬送面2aの外へ移動案内する
複数個の落下ゲート7を配置してあり、 各落下ゲート7で規定されるワーク落下点の下方には、
搬送面2aの前後にワークWをストックするストック容
器9と、各ストック容器9内のワーク収容量を検知する
ワーク量センサー15とがそれぞれ設けられており、 落下ゲート7が、搬送面2a上のワークWの搬送方向上
手側に向かって頂点部がコンベア中心P上に位置する平
面視で三角形状に形成されたガイド板14と、このガイ
ド板14を搬送面2a上の動作位置と搬送面2a外の待
機位置との間で移動操作する操作機12とを含んでいる
無人運転用の自動ワーク分配装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992008946U JPH0752100Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 無人運転用の自動ワーク分配装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992008946U JPH0752100Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 無人運転用の自動ワーク分配装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614139U JPH0614139U (ja) | 1994-02-22 |
JPH0752100Y2 true JPH0752100Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=11706842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992008946U Expired - Lifetime JPH0752100Y2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 無人運転用の自動ワーク分配装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752100Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4725370B2 (ja) * | 2006-03-06 | 2011-07-13 | 澁谷工業株式会社 | 容器の分岐装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5223602B2 (ja) * | 1973-05-29 | 1977-06-25 | ||
JPS56117914A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-16 | Daifuku Co Ltd | Diverter |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP1992008946U patent/JPH0752100Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0614139U (ja) | 1994-02-22 |
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