JPH0751959Y2 - 自動変速機のパ−キング装置 - Google Patents
自動変速機のパ−キング装置Info
- Publication number
- JPH0751959Y2 JPH0751959Y2 JP1987046996U JP4699687U JPH0751959Y2 JP H0751959 Y2 JPH0751959 Y2 JP H0751959Y2 JP 1987046996 U JP1987046996 U JP 1987046996U JP 4699687 U JP4699687 U JP 4699687U JP H0751959 Y2 JPH0751959 Y2 JP H0751959Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parking
- rod
- parking rod
- automatic transmission
- cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission Devices (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用自動変速機のパーキング装置の改良に
関するものである。
関するものである。
この種の従来装置としては、例えばトヨタ自動車株式会
社製のA240型の自動変速機があるが、このパーキング装
置のロッドプレートとパーキングロッド部は、第4図に
示すような構成になっている。図中aはマニュアルシャ
フト、bはマニュアルシャフトaに固着したロッドプレ
ート、cはこのロッドプレートbの遊端部と一端部を連
結したパーキングロッド、dはこのパーキングロッドc
の他端部に設けたカムである。
社製のA240型の自動変速機があるが、このパーキング装
置のロッドプレートとパーキングロッド部は、第4図に
示すような構成になっている。図中aはマニュアルシャ
フト、bはマニュアルシャフトaに固着したロッドプレ
ート、cはこのロッドプレートbの遊端部と一端部を連
結したパーキングロッド、dはこのパーキングロッドc
の他端部に設けたカムである。
車両の自動変速機は、スペースの限られた車体に装備す
るものであるため、その大きさはたとえ1mmでも小さく
できれば小さくしたいという要望がある。
るものであるため、その大きさはたとえ1mmでも小さく
できれば小さくしたいという要望がある。
しかしながら上述した第4図に示す装置は、ロッドプレ
ートbの外側にパーキングロッドcが配置されており、
マニュアルシャフトaの回動によって、ロッドプレート
bが矢印Aのように回動すると共に、カムdが矢印Bの
ように移動するから、これらの構成部材がトランスミッ
ションケース内で占めるスペースが大となる結果、自動
変速機がその分大型化するという問題点があった。
ートbの外側にパーキングロッドcが配置されており、
マニュアルシャフトaの回動によって、ロッドプレート
bが矢印Aのように回動すると共に、カムdが矢印Bの
ように移動するから、これらの構成部材がトランスミッ
ションケース内で占めるスペースが大となる結果、自動
変速機がその分大型化するという問題点があった。
上述の問題点を解決するため本考案においては、自動変
速機のコントロールレバーの作動をトランスミッション
ケース内においてパーキングポールに伝えるためのマニ
ュアルシャフトの端部にロッドプレートの基部を固着
し、このロッドプレートの遊端部にパーキングロッドの
一端部を連結し、このパーキングロッドの先端部にパー
キングポール作動用のカムを設け、前記パーキングロッ
ドは直線部と屈曲部を有し、前記ロッドプレートの遊端
部とパーキングロッドとの連結部分を通る前記パーキン
グロッドの直線部と直交する垂線に対して前記カムとは
反対側に前記パーキングロッドの屈曲部が位置するよう
にすると共に、このパーキングロッドの直線部が前記ロ
ッドプレートの基部と遊端部間に位置するように配置
し、前記カムは、パーキングロッドの直線部に同軸に設
けられたスプリングによりパーキングロッドの先端部方
向に付勢されているようにして自動変速機のパーキング
装置を構成する。
速機のコントロールレバーの作動をトランスミッション
ケース内においてパーキングポールに伝えるためのマニ
ュアルシャフトの端部にロッドプレートの基部を固着
し、このロッドプレートの遊端部にパーキングロッドの
一端部を連結し、このパーキングロッドの先端部にパー
キングポール作動用のカムを設け、前記パーキングロッ
ドは直線部と屈曲部を有し、前記ロッドプレートの遊端
部とパーキングロッドとの連結部分を通る前記パーキン
グロッドの直線部と直交する垂線に対して前記カムとは
反対側に前記パーキングロッドの屈曲部が位置するよう
にすると共に、このパーキングロッドの直線部が前記ロ
ッドプレートの基部と遊端部間に位置するように配置
し、前記カムは、パーキングロッドの直線部に同軸に設
けられたスプリングによりパーキングロッドの先端部方
向に付勢されているようにして自動変速機のパーキング
装置を構成する。
本考案装置は上述のように、パーキングロッドに直線部
と屈曲部を設け、このパーキングロッドの屈曲部をカム
の反対側に配置すると共に、直線部をロッドプレートの
基部と遊端部間に配置したから、パーキング装置のトラ
ンスミッションケース内における配置スペースが従来の
ものより小さくて済むと共に、自動変速機のコントロー
ルレバーをPレンジから1レンジまでフルにストローク
させる場合に必要なスペースも従来のものより著しく減
少する。しかもパーキングロッドの直線部を充分な長さ
にすることができるから、このパーキングロッドの直線
部に設けるスプリングの強さも十分にして作動を確実に
することができる。
と屈曲部を設け、このパーキングロッドの屈曲部をカム
の反対側に配置すると共に、直線部をロッドプレートの
基部と遊端部間に配置したから、パーキング装置のトラ
ンスミッションケース内における配置スペースが従来の
ものより小さくて済むと共に、自動変速機のコントロー
ルレバーをPレンジから1レンジまでフルにストローク
させる場合に必要なスペースも従来のものより著しく減
少する。しかもパーキングロッドの直線部を充分な長さ
にすることができるから、このパーキングロッドの直線
部に設けるスプリングの強さも十分にして作動を確実に
することができる。
したがって本考案によれば、自動変速機のトランスミッ
ションケースをさらに小型軽量化することができる。
ションケースをさらに小型軽量化することができる。
以下、第1図〜第3図について本考案の一実施例を説明
する。図中1は自動変速機のトランスミッションケー
ス、2はオイルパン、3はリダクションシャフト、4は
アイドラギヤ、5はアイドラギヤ4と噛合または離脱す
るパーキングポール、6はパーキングポール5の枢支
軸、7はサポート部材、8はカム、9はトランスミッシ
ョンケース1内に配置したマニュアルシャフト、10はマ
ニュアルシャフト9の他端部に基部を固着したマニュア
ルシャフトレバー、11はインヒビタスイッチである。
する。図中1は自動変速機のトランスミッションケー
ス、2はオイルパン、3はリダクションシャフト、4は
アイドラギヤ、5はアイドラギヤ4と噛合または離脱す
るパーキングポール、6はパーキングポール5の枢支
軸、7はサポート部材、8はカム、9はトランスミッシ
ョンケース1内に配置したマニュアルシャフト、10はマ
ニュアルシャフト9の他端部に基部を固着したマニュア
ルシャフトレバー、11はインヒビタスイッチである。
本実施例においては、第3図に示すように、マニュアル
シャフト9の端部にロッドプレート12の基部12aを固着
し、このロッドプレート12の遊端部12bにパーキングロ
ッド13の一端部13aを連結し、このパーキングロッド13
の先端部13bにパーキングポール作動用のカム8を設
け、前記パーキングロッド13は直線部13cと屈曲部13dを
有し、前記ロッドプレート12の遊端部12aとパーキング
ロッド13の一端部13aとの連結部分を通る前記パーキン
グロッド13の直線部13cと直交する垂線Lに対して前記
カム8とは反対側に前記パーキングロッド13の屈曲部13
dが位置するようにすると共に、このパーキングロッド1
3の直線部13cが前記ロッドプレート12の基部12aと遊端
部12b間に位置するように配置する。なお14はパーキン
グロッド13の直線部13cに嵌装したコイルスプリングで
ある。
シャフト9の端部にロッドプレート12の基部12aを固着
し、このロッドプレート12の遊端部12bにパーキングロ
ッド13の一端部13aを連結し、このパーキングロッド13
の先端部13bにパーキングポール作動用のカム8を設
け、前記パーキングロッド13は直線部13cと屈曲部13dを
有し、前記ロッドプレート12の遊端部12aとパーキング
ロッド13の一端部13aとの連結部分を通る前記パーキン
グロッド13の直線部13cと直交する垂線Lに対して前記
カム8とは反対側に前記パーキングロッド13の屈曲部13
dが位置するようにすると共に、このパーキングロッド1
3の直線部13cが前記ロッドプレート12の基部12aと遊端
部12b間に位置するように配置する。なお14はパーキン
グロッド13の直線部13cに嵌装したコイルスプリングで
ある。
第5図は第1〜3図に示した本考案装置と、第4図に示
した従来装置との比較図であり、この図を見て分かるよ
うに、本考案装置は従来装置よりその占有スペースが小
さい上に、Pレンジから1レンジまでフルストロークし
た場合における本考案のパーキングロッド13の作動限界
点と、従来装置のパーキングロッドcの作動限界点との
間にはXだけの差があり、また本考案のカム8の外側摺
動面と、従来装置のカムdの外側摺動面との間にもYだ
けの差がある。すなわち本考案装置の作動範囲は、従来
装置の作動範囲より著しく小さいことがわかる。
した従来装置との比較図であり、この図を見て分かるよ
うに、本考案装置は従来装置よりその占有スペースが小
さい上に、Pレンジから1レンジまでフルストロークし
た場合における本考案のパーキングロッド13の作動限界
点と、従来装置のパーキングロッドcの作動限界点との
間にはXだけの差があり、また本考案のカム8の外側摺
動面と、従来装置のカムdの外側摺動面との間にもYだ
けの差がある。すなわち本考案装置の作動範囲は、従来
装置の作動範囲より著しく小さいことがわかる。
本考案装置は上述のように、パーキングロッド13に直線
部13cと屈曲部13dを設け、このパーキングロッド13の屈
曲部13dをカム8の反対側に配置すると共に、直線部13c
をロッドプレート12の基部12aと遊端部12b間に配置した
から、パーキング装置のトランスミッションケース1内
における配置スペースが従来のものより小さくて済むと
共に、自動変速機のコントロールレバーをPレンジから
1レンジまでフルにストロークさせる場合に必要なスペ
ースも従来のものより著しく減少する。しかもパーキン
グロッド13の直線部13cを十分な長さにすることができ
るから、このパーキングロッド13の直線部13cに設ける
スプリング14の強さも十分にして作動を確実にすること
ができる。
部13cと屈曲部13dを設け、このパーキングロッド13の屈
曲部13dをカム8の反対側に配置すると共に、直線部13c
をロッドプレート12の基部12aと遊端部12b間に配置した
から、パーキング装置のトランスミッションケース1内
における配置スペースが従来のものより小さくて済むと
共に、自動変速機のコントロールレバーをPレンジから
1レンジまでフルにストロークさせる場合に必要なスペ
ースも従来のものより著しく減少する。しかもパーキン
グロッド13の直線部13cを十分な長さにすることができ
るから、このパーキングロッド13の直線部13cに設ける
スプリング14の強さも十分にして作動を確実にすること
ができる。
したがって本考案によれば、自動変速機のトランスミッ
ションケースをさらに小型軽量化することができるとい
う実用上すぐれた効果が得られる。
ションケースをさらに小型軽量化することができるとい
う実用上すぐれた効果が得られる。
第1図は本考案装置を付した自動変速機の部分断面図、 第2図は第1図のII矢視図、 第3図は第1図のIII−III断面図、 第4図は従来装置の一例を示す部分図、 第5図は本考案装置と従来装置との比較図である。 1…トランスミッションケース、2…オイルパン 3…リダクションシャフト、4…アイドラギヤ 5…パーキングポール、6…枢支軸 7…サポート部材、8…カム 9…マニュアルシャフト、12…ロッドプレート 12a…基部、12b…遊端部 13…パーキングロッド、13a…一端部 13b…先端部、13c…直線部 13d…屈曲部、L…垂線
Claims (1)
- 【請求項1】自動変速機のコントロールレバーの作動を
トランスミッションケース内においてパーキングポール
に伝えるためのマニュアルシャフトの端部にロッドプレ
ートの基部を固着し、このロッドプレートの遊端部にパ
ーキングロッドの一端部を連結し、このパーキングロッ
ドの先端部にパーキングポール作動用のカムを設け、前
記パーキングロッドは直線部と屈曲部を有し、前記ロッ
ドプレートの遊端部とパーキングロッドとの連結部分を
通る前記パーキングロッドの直線部と直交する垂線に対
して前記カムとは反対側に前記パーキングロッドの屈曲
部が位置するようにすると共に、このパーキングロッド
の直線部が前記ロッドプレートの基部と遊端部間に位置
するように配置し、前記カムは、パーキングロッドの直
線部に同軸に設けられたスプリングによりパーキングロ
ッドの先端部方向に付勢されていることを特徴とする自
動変速機のパーキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987046996U JPH0751959Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 自動変速機のパ−キング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987046996U JPH0751959Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 自動変速機のパ−キング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154376U JPS63154376U (ja) | 1988-10-11 |
JPH0751959Y2 true JPH0751959Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=30867180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987046996U Expired - Lifetime JPH0751959Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 自動変速機のパ−キング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751959Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5232495B2 (ja) * | 1973-04-16 | 1977-08-22 | ||
JPH0620866B2 (ja) * | 1984-11-13 | 1994-03-23 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機付車両のパーキング機構 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP1987046996U patent/JPH0751959Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63154376U (ja) | 1988-10-11 |
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