JPH0751951B2 - 回転式圧縮機 - Google Patents
回転式圧縮機Info
- Publication number
- JPH0751951B2 JPH0751951B2 JP29643287A JP29643287A JPH0751951B2 JP H0751951 B2 JPH0751951 B2 JP H0751951B2 JP 29643287 A JP29643287 A JP 29643287A JP 29643287 A JP29643287 A JP 29643287A JP H0751951 B2 JPH0751951 B2 JP H0751951B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral surface
- bore
- cylinder bore
- crankshaft
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/356—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member
- F04C18/3562—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surfaces substantially parallel to the axis of rotation
- F04C18/3564—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surfaces substantially parallel to the axis of rotation the surfaces of the inner and outer member, forming the working space, being surfaces of revolution
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/0021—Systems for the equilibration of forces acting on the pump
- F04C29/0028—Internal leakage control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2230/00—Manufacture
- F04C2230/60—Assembly methods
- F04C2230/603—Centering; Aligning
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2250/00—Geometry
- F04C2250/30—Geometry of the stator
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、シリンダボアに、クランク軸の偏心回転部に
挿嵌するローラを内装した回転式圧縮機における圧縮効
率の改善に関する。
挿嵌するローラを内装した回転式圧縮機における圧縮効
率の改善に関する。
（従来の技術） 従来、特公昭55−14278号公報に開示され、又、第５図
に示すように、円形を呈するシリンダボア（Ｂ）の中心
（Ｏ）に対し、クランク軸（Ｃ）の軸心（Ｓ）を、前記
ボア（Ｂ）内における被圧縮流体の圧縮側に偏心させて
組付け、前記ボア（Ｂ）の内周面と、前記クランク軸
（Ｃ）の偏心回転部（Ｅ）に挿嵌されるローラ（Ｒ）の
外周面との間の隙間（Ｄ）を、圧縮側で最小となり、
又、吸入側で最大となるようにして、圧縮側内室（Ｈ）
から吸入側内室（Ｌ）への流体の漏れを低減すると共
に、吸入孔（Ｉ）からの円滑な吸入作用が行えるように
し、圧縮効率の改善を図るようにしたものが知られてい
る。
に示すように、円形を呈するシリンダボア（Ｂ）の中心
（Ｏ）に対し、クランク軸（Ｃ）の軸心（Ｓ）を、前記
ボア（Ｂ）内における被圧縮流体の圧縮側に偏心させて
組付け、前記ボア（Ｂ）の内周面と、前記クランク軸
（Ｃ）の偏心回転部（Ｅ）に挿嵌されるローラ（Ｒ）の
外周面との間の隙間（Ｄ）を、圧縮側で最小となり、
又、吸入側で最大となるようにして、圧縮側内室（Ｈ）
から吸入側内室（Ｌ）への流体の漏れを低減すると共
に、吸入孔（Ｉ）からの円滑な吸入作用が行えるように
し、圧縮効率の改善を図るようにしたものが知られてい
る。
尚、第５図中、（Ｊ）は吐出孔、（Ｖ）は圧縮側内室
（Ｈ）と吸入側内室（Ｌ）とを区画するブレードであ
る。
（Ｈ）と吸入側内室（Ｌ）とを区画するブレードであ
る。
（発明が解決しようとする問題点） ところが、上記のものでは、第３図に示すように、ブレ
ード（Ｖ）の位置を基準に時計方向に回転角度をとる
と、前記ボア（Ｂ）は円形であるが故、その中心（Ｏ）
からボア内周面までの距離（ａ′）は、同図点線の通
り、その円の半径（ｒ）で一定となり、一方、同中心
（Ｏ）からローラ（Ｒ）の外周面までの距離（ｂ）は、
偏心させた圧縮側の一点を最大として、この点から離れ
るにつれ小となるため、両者（ａ）（ｂ）の差すなわち
隙間（Ｄ）は、第４図中点線で示すように、偏心させた
圧縮側の一点のみで縮小されるだけで、回転角度後半に
おける圧縮行程を大部分では十分には縮小されず、漏れ
対策として不十分であり、十分高い圧縮効率は望み得な
かった。
ード（Ｖ）の位置を基準に時計方向に回転角度をとる
と、前記ボア（Ｂ）は円形であるが故、その中心（Ｏ）
からボア内周面までの距離（ａ′）は、同図点線の通
り、その円の半径（ｒ）で一定となり、一方、同中心
（Ｏ）からローラ（Ｒ）の外周面までの距離（ｂ）は、
偏心させた圧縮側の一点を最大として、この点から離れ
るにつれ小となるため、両者（ａ）（ｂ）の差すなわち
隙間（Ｄ）は、第４図中点線で示すように、偏心させた
圧縮側の一点のみで縮小されるだけで、回転角度後半に
おける圧縮行程を大部分では十分には縮小されず、漏れ
対策として不十分であり、十分高い圧縮効率は望み得な
かった。
本発明の目的は、シリンダボアの内周面の形状を工夫
し、かつ、このボア形状と偏心組付けとの組合わせを工
夫することにより、圧縮行程の大部分でボア内周面とロ
ーラ外周面との間の隙間が小さくなるようにして、圧縮
効率を良好に改善し得る回転式圧縮機を提供する点にあ
る。
し、かつ、このボア形状と偏心組付けとの組合わせを工
夫することにより、圧縮行程の大部分でボア内周面とロ
ーラ外周面との間の隙間が小さくなるようにして、圧縮
効率を良好に改善し得る回転式圧縮機を提供する点にあ
る。
（問題点を解決するための手段） そこで本発明では、シリンダボア（２）に、クランク軸
（３）の偏心回転部（４）、該偏心回転部（４）に挿嵌
するローラ（５）、前記シリンダボア（２）内を圧縮側
内室（Ｈ）と吸入側内室（Ｌ）とに区画するブレード
（９）とを内装した回転式圧縮機であって、前記クラン
ク軸（３）の回転で前記圧縮側内室（Ｈ）の内圧力が最
大となるときの位置に対し、その位置を含む回転方向前
後近傍位置の範囲内において、前記ローラ（５）の外周
面と前記ボア（２）の内周面との隙間が最小隙間となる
ように、前記クランク軸（３）の軸心（Ｓ）を前記シリ
ンダボア（２）の中心（Ｏ）に対して偏心させると共
に、前記シリンダボア（２）の内周面と長軸と短軸とを
もつ長円形状として、その長軸を前記シリンダボア
（２）の中心（Ｏ）と前記クランク軸（３）の軸心
（Ｓ）とを結ぶ線に一致させていることを特徴とするも
のである。
（３）の偏心回転部（４）、該偏心回転部（４）に挿嵌
するローラ（５）、前記シリンダボア（２）内を圧縮側
内室（Ｈ）と吸入側内室（Ｌ）とに区画するブレード
（９）とを内装した回転式圧縮機であって、前記クラン
ク軸（３）の回転で前記圧縮側内室（Ｈ）の内圧力が最
大となるときの位置に対し、その位置を含む回転方向前
後近傍位置の範囲内において、前記ローラ（５）の外周
面と前記ボア（２）の内周面との隙間が最小隙間となる
ように、前記クランク軸（３）の軸心（Ｓ）を前記シリ
ンダボア（２）の中心（Ｏ）に対して偏心させると共
に、前記シリンダボア（２）の内周面と長軸と短軸とを
もつ長円形状として、その長軸を前記シリンダボア
（２）の中心（Ｏ）と前記クランク軸（３）の軸心
（Ｓ）とを結ぶ線に一致させていることを特徴とするも
のである。
（作用） 第３図実線で示すように、ボア（２）の中心（Ｏ）から
ローラ（５）の外周面までの距離（ｂ）は、偏心させた
長軸上の一点を最大として、この点から離れるにつれ小
となるが、前記ボア（２）は長円形状であり、その中心
（Ｏ）から内周面までの距離（ａ）は、長軸上の２点で
最大となり短軸側の２点で最小となるものであるから、
両者（ａ）（ｂ）の差すなわちボア（２）の内周面とロ
ーラ（５）の内周面との隙間は、第４図実線で示すよう
に、偏心させた圧縮側の長軸を中心とした回転角度後半
すなわち圧縮行程の大部分で、十分に縮小されることに
なり、広範囲にわたり圧縮側から吸入側への漏れを十分
に低減できるのである。
ローラ（５）の外周面までの距離（ｂ）は、偏心させた
長軸上の一点を最大として、この点から離れるにつれ小
となるが、前記ボア（２）は長円形状であり、その中心
（Ｏ）から内周面までの距離（ａ）は、長軸上の２点で
最大となり短軸側の２点で最小となるものであるから、
両者（ａ）（ｂ）の差すなわちボア（２）の内周面とロ
ーラ（５）の内周面との隙間は、第４図実線で示すよう
に、偏心させた圧縮側の長軸を中心とした回転角度後半
すなわち圧縮行程の大部分で、十分に縮小されることに
なり、広範囲にわたり圧縮側から吸入側への漏れを十分
に低減できるのである。
（実施例） 第１図は回転式圧縮機の圧縮要素部分を示し、シリンダ
（１）に形成するシリンダボア（２）に、モータ駆動さ
れるクランク軸（３）の偏心回転部（４）と、これに挿
嵌されるローラ（５）とを内装している。ボア（２）に
は、吸入導入管等が接続される吸入孔（６）と、吐出弁
（７）に至る吐出孔（８）とを開口している。ローラ
（５）には、ブレード（９）をスプリング（10）で弾接
させ、ボア（２）内を二室（Ｌ）（Ｈ）に区画してい
る。
（１）に形成するシリンダボア（２）に、モータ駆動さ
れるクランク軸（３）の偏心回転部（４）と、これに挿
嵌されるローラ（５）とを内装している。ボア（２）に
は、吸入導入管等が接続される吸入孔（６）と、吐出弁
（７）に至る吐出孔（８）とを開口している。ローラ
（５）には、ブレード（９）をスプリング（10）で弾接
させ、ボア（２）内を二室（Ｌ）（Ｈ）に区画してい
る。
そして、ボア（２）内におけるローラ（５）の偏心回動
で、吸入孔（６）から取込む低圧流体を圧縮し、吐出孔
（８）から圧縮後の高圧流体を吐出するようにしてい
る。
で、吸入孔（６）から取込む低圧流体を圧縮し、吐出孔
（８）から圧縮後の高圧流体を吐出するようにしてい
る。
尚、シリンダ（１）の上下には、第２図に示すように、
フロントヘッド（11）とリアヘッド（12）とをボルト
（15）にて固定し、これらヘッドに突設する軸受（13）
（14）を介してクランク軸（３）を支持している。又、
同図中、（16）は吐出マフラー、（17）は吐出弁押さえ
である。
フロントヘッド（11）とリアヘッド（12）とをボルト
（15）にて固定し、これらヘッドに突設する軸受（13）
（14）を介してクランク軸（３）を支持している。又、
同図中、（16）は吐出マフラー、（17）は吐出弁押さえ
である。
上記構成において、前記クランク軸（３）の軸心（Ｓ）
を、クランク軸（３）の回転で前記圧縮側内室（Ｈ）の
内圧力が最大となるときの位置に対し、その位置を含む
回転方向前後近傍位置の範囲内（例えば、吐出弁（８）
が開いて吐出が行われる吐出開始位置若しくはこれより
若干進んだ位置又は遅れた位置等）において、前記ロー
ラ（５）の外周面と前記ボア（２）の内周面との隙間が
最小隙間（Dmin）となるように、前記クランク軸（３）
の軸心（Ｓ）を前記シリンダボア（２）の中心（Ｏ）に
対して偏心させて組付ける。
を、クランク軸（３）の回転で前記圧縮側内室（Ｈ）の
内圧力が最大となるときの位置に対し、その位置を含む
回転方向前後近傍位置の範囲内（例えば、吐出弁（８）
が開いて吐出が行われる吐出開始位置若しくはこれより
若干進んだ位置又は遅れた位置等）において、前記ロー
ラ（５）の外周面と前記ボア（２）の内周面との隙間が
最小隙間（Dmin）となるように、前記クランク軸（３）
の軸心（Ｓ）を前記シリンダボア（２）の中心（Ｏ）に
対して偏心させて組付ける。
因みにこの圧縮側内室（Ｈ）の内圧力が最大となるとき
の位置は、ブレード（10）を基準に時計方向に回転角度
を採った場合、おおむね250゜〜270゜付近が適当とな
る。
の位置は、ブレード（10）を基準に時計方向に回転角度
を採った場合、おおむね250゜〜270゜付近が適当とな
る。
そして、前記シリンダボア（２）の内周面を、長軸
（ｘ）と短軸（ｙ）とをもつ長円形状（例えば楕円）に
形成して、長軸（ｘ）と短軸（ｙ）の位置を、その長軸
（ｘ）が前記シリンダボア（２）の中心（Ｏ）と該中心
（Ｏ）に対して偏心させた前記クランク軸（３）の軸心
（Ｓ）とを結ぶ線に一致するように配置する。
（ｘ）と短軸（ｙ）とをもつ長円形状（例えば楕円）に
形成して、長軸（ｘ）と短軸（ｙ）の位置を、その長軸
（ｘ）が前記シリンダボア（２）の中心（Ｏ）と該中心
（Ｏ）に対して偏心させた前記クランク軸（３）の軸心
（Ｓ）とを結ぶ線に一致するように配置する。
この偏心組付けは、クランク軸（３）を軸受支持するフ
ロント及びリアヘッド（11）（12）をシリンダ（１）に
ボルト（15）にて固定する際、各軸受（13）（14）の中
心を、ボア（２）の中心（Ｏ）に対し偏心させることに
よって行われる。
ロント及びリアヘッド（11）（12）をシリンダ（１）に
ボルト（15）にて固定する際、各軸受（13）（14）の中
心を、ボア（２）の中心（Ｏ）に対し偏心させることに
よって行われる。
尚、図では強調して表しているが、前記楕円の長軸
（ｘ）と短軸（ｙ）との差、並びに、軸心（Ｓ）の偏心
量は、数μ〜数十μ程度である。
（ｘ）と短軸（ｙ）との差、並びに、軸心（Ｓ）の偏心
量は、数μ〜数十μ程度である。
以上の構成によれば、第３図に示すように、前記ボア
（２）の中心（Ｏ）からローラ（５）の外周面までの距
離（ｂ）は、偏心させた圧縮側長軸上の一点を最大とし
て、この点から離れるにつれ小となるが、前記ボア
（２）は楕円形状であり、その中心（Ｏ）から内周面ま
での距離（ａ）は、長軸上の２点（90゜及び270゜付
近）で最大となり短軸側の２点（180゜及び360゜付近）
で最小となるから、両者（ａ）（ｂ）の差すなわちボア
（２）の内周面とローラ（５）の外周面との間の隙間
は、第４図中、実線で示すように、ブレード（９）の位
置を基準に回転角度をとったとき、偏心回転部（４）の
偏心方向が、長軸上におけるクランク軸（３）偏心側と
一致したときの回転角度のとき最小となり、しかも、こ
の長軸を中心にして、広範囲にわたりボア（２）内周面
とローラ（５）の外周面との間の隙間を十分小さくでき
るので、回転角度後半すなわち圧縮行程の大部分で、前
記隙間を十分縮小することができることになり、従っ
て、この圧縮行程の大半で、圧縮側内室（Ｈ）から吸入
側内室（Ｌ）への漏れを十分に低減できるのである。
（２）の中心（Ｏ）からローラ（５）の外周面までの距
離（ｂ）は、偏心させた圧縮側長軸上の一点を最大とし
て、この点から離れるにつれ小となるが、前記ボア
（２）は楕円形状であり、その中心（Ｏ）から内周面ま
での距離（ａ）は、長軸上の２点（90゜及び270゜付
近）で最大となり短軸側の２点（180゜及び360゜付近）
で最小となるから、両者（ａ）（ｂ）の差すなわちボア
（２）の内周面とローラ（５）の外周面との間の隙間
は、第４図中、実線で示すように、ブレード（９）の位
置を基準に回転角度をとったとき、偏心回転部（４）の
偏心方向が、長軸上におけるクランク軸（３）偏心側と
一致したときの回転角度のとき最小となり、しかも、こ
の長軸を中心にして、広範囲にわたりボア（２）内周面
とローラ（５）の外周面との間の隙間を十分小さくでき
るので、回転角度後半すなわち圧縮行程の大部分で、前
記隙間を十分縮小することができることになり、従っ
て、この圧縮行程の大半で、圧縮側内室（Ｈ）から吸入
側内室（Ｌ）への漏れを十分に低減できるのである。
又、回転角度前半の吸入行程では、隙間が十分に確保で
き、吸入孔（６）から取込む給入流体の流れもスムース
になし得るのである。
き、吸入孔（６）から取込む給入流体の流れもスムース
になし得るのである。
尚、上記実施例では、ボア（２）の内周面を楕円とした
が、必ずしも幾何学上の楕円とする必要はなく、例えば
他に、２分の１円弧二つを直線若しくは滑らかな曲線で
つないだ長円であってもよい。
が、必ずしも幾何学上の楕円とする必要はなく、例えば
他に、２分の１円弧二つを直線若しくは滑らかな曲線で
つないだ長円であってもよい。
（発明の効果） シリンダボア（２）に、クランク軸（３）の偏心回転部
（４）、該偏心回転部（４）に挿嵌するローラ（５）、
前記シリンダボア（２）内を圧縮側内室（Ｈ）と吸入側
内室（Ｌ）とに区画するブレード（９）とを内装した回
転式圧縮機であって、前記クランク軸（３）の回転で前
記圧縮側内室（Ｈ）の内圧力が最大となるときの位置に
対し、その位置を含む回転方向前後近傍位置の範囲内に
おいて、前記ローラ（５）の外周面と前記ボア（２）の
内周面との隙間が最小隙間となるように、前記クランク
軸（３）の軸心（Ｓ）を前記シリンダボア（２）の中心
（Ｏ）に対して偏心させると共に、前記シリンダボア
（２）の内周面と長軸と短軸とをもつ長円形状として、
その長軸を、前記シリンダボア（２）の中心（Ｏ）と前
記クランク軸（３）の軸心（Ｓ）とを結ぶ線に一致させ
るように構成したから、圧縮行程の大部分で、前記隙間
の十分縮小することができることになり、従って、全体
として吸入行程をスムースにできながら、圧縮行程大半
の広い範囲にわたって、圧縮側内室から吸入側内室への
漏れを十分に低減できて、圧縮効率を十分高めることが
できる至ったのである。
（４）、該偏心回転部（４）に挿嵌するローラ（５）、
前記シリンダボア（２）内を圧縮側内室（Ｈ）と吸入側
内室（Ｌ）とに区画するブレード（９）とを内装した回
転式圧縮機であって、前記クランク軸（３）の回転で前
記圧縮側内室（Ｈ）の内圧力が最大となるときの位置に
対し、その位置を含む回転方向前後近傍位置の範囲内に
おいて、前記ローラ（５）の外周面と前記ボア（２）の
内周面との隙間が最小隙間となるように、前記クランク
軸（３）の軸心（Ｓ）を前記シリンダボア（２）の中心
（Ｏ）に対して偏心させると共に、前記シリンダボア
（２）の内周面と長軸と短軸とをもつ長円形状として、
その長軸を、前記シリンダボア（２）の中心（Ｏ）と前
記クランク軸（３）の軸心（Ｓ）とを結ぶ線に一致させ
るように構成したから、圧縮行程の大部分で、前記隙間
の十分縮小することができることになり、従って、全体
として吸入行程をスムースにできながら、圧縮行程大半
の広い範囲にわたって、圧縮側内室から吸入側内室への
漏れを十分に低減できて、圧縮効率を十分高めることが
できる至ったのである。
第１図は本発明に係る回転式圧縮機の要部拡大平面図、
第２図は同縦断面図、第３図はシリンダボアの中心から
の各部の距離を回転角度毎に表した図、第４図はボアと
ローラとの隙間を回転角度毎に表した図、第５図は従来
の圧縮機の要部平面図である。 （１）……シリンダボア （２）……クランク軸 （３）……偏心回転部 （４）……ローラ
第２図は同縦断面図、第３図はシリンダボアの中心から
の各部の距離を回転角度毎に表した図、第４図はボアと
ローラとの隙間を回転角度毎に表した図、第５図は従来
の圧縮機の要部平面図である。 （１）……シリンダボア （２）……クランク軸 （３）……偏心回転部 （４）……ローラ
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダボア（２）に、クランク軸（３）
の偏心回転部（４）、該偏心回転部（４）に挿嵌するロ
ーラ（５）、前記シリンダボア（２）内を圧縮側内室
（Ｈ）と吸入側内室（Ｌ）とに区画するブレード（９）
とを内装した回転式圧縮機であって、 前記クランク軸（３）の回転で前記圧縮側内室（Ｈ）の
内圧力が最大となるときの位置に対し、その位置を含む
回転方向前後近傍位置の範囲内において、前記ローラ
（５）の外周面と前記ボア（２）の内周面との隙間が最
小隙間となるように、前記クランク軸（３）の軸心
（Ｓ）を前記シリンダボア（２）の中心（Ｏ）に対して
偏心させると共に、 前記シリンダボア（２）の内周面を長軸と短軸とをもつ
長円形状として、その長軸を、前記シリンダボア（２）
の中心（Ｏ）と前記クランク軸（３）の軸心（Ｓ）とを
結ぶ線に一致させていることを特徴とする回転式圧縮
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29643287A JPH0751951B2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29643287A JPH0751951B2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 回転式圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01138393A JPH01138393A (ja) | 1989-05-31 |
| JPH0751951B2 true JPH0751951B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=17833461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29643287A Expired - Lifetime JPH0751951B2 (ja) | 1987-11-24 | 1987-11-24 | 回転式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751951B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2013179677A1 (ja) * | 2012-06-01 | 2016-01-18 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | ロータリ圧縮機 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5222884A (en) * | 1992-05-20 | 1993-06-29 | Ingersoll-Rand Company | Noise limiters for rolling piston compressor and method |
| WO2010013375A1 (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-04 | パナソニック株式会社 | ロータリ圧縮機 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59141186U (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-20 | 脇坂 豊喜 | シリンダ−を楕円状として一定長の弁の回転を可能としたロ−タリ−ポンプ |
| JPS60228793A (ja) * | 1984-04-25 | 1985-11-14 | Hitachi Ltd | ロ−タリ圧縮機 |
| JPS60252177A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-12 | Toshiba Corp | 圧縮機の回転軸 |
-
1987
- 1987-11-24 JP JP29643287A patent/JPH0751951B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2013179677A1 (ja) * | 2012-06-01 | 2016-01-18 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | ロータリ圧縮機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01138393A (ja) | 1989-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH02291485A (ja) | 転動ピストン回転圧縮機のための出口弁 | |
| KR100338266B1 (ko) | 로터리압축기 | |
| JPH0151910B2 (ja) | ||
| JP2749940B2 (ja) | 転動ピストン回転圧縮機のための吐出しシステム | |
| JPS62220710A (ja) | クランク軸 | |
| JP3473067B2 (ja) | 揺動型ロータリー圧縮機 | |
| JPH0751951B2 (ja) | 回転式圧縮機 | |
| JP3757459B2 (ja) | ベローズ式燃料ポンプ | |
| JPS61197774A (ja) | 冷媒圧縮機用バルブプレ−ト | |
| JPH0151911B2 (ja) | ||
| JPS588768U (ja) | 気体圧縮機 | |
| JP2527909B2 (ja) | 圧縮機、及びクランクケ―スのシェルへの固定方法 | |
| JP3518020B2 (ja) | スイングピストン形圧縮機 | |
| JP2776134B2 (ja) | ロータリー圧縮機 | |
| JPH078859Y2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2960148B2 (ja) | 横形ロータリコンプレッサ | |
| JPS5885389A (ja) | ２シリンダ形ロ−リングピストン式圧縮機 | |
| JPS6021449Y2 (ja) | 内燃機関のトロコイドポンプ | |
| JPH08284813A (ja) | 逆シリンダ型ロータリポンプ | |
| JP2554571Y2 (ja) | ラジアルプランジャポンプ | |
| JPS6335195Y2 (ja) | ||
| JPH05312169A (ja) | ロータリー圧縮機 | |
| JPH0744778Y2 (ja) | オイルポンプ | |
| JP3203888B2 (ja) | 往復動型圧縮機 | |
| JPH0320555Y2 (ja) |