JPH0751712A - 圧延パラメータに生じる変化に対する補償を圧延機に提供する方法 - Google Patents

圧延パラメータに生じる変化に対する補償を圧延機に提供する方法

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JPH0751712A
JPH0751712A JP5197331A JP19733193A JPH0751712A JP H0751712 A JPH0751712 A JP H0751712A JP 5197331 A JP5197331 A JP 5197331A JP 19733193 A JP19733193 A JP 19733193A JP H0751712 A JPH0751712 A JP H0751712A
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    • B21B37/52Tension control; Compression control by drive motor control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開ループフィードフォワード制御および閉ル
ープフィードバック制御の利点を統合し、アルゴリズム
によって、圧延機速度に起こる変化から圧延パラメータ
に生じる変化に対応する補償関数を圧延機に供給する方
法を提供する。 【構成】 前記方法は圧延機速度の関数として圧延パラ
メータを所望レベルに維持するため必要なアクチュエー
タ運動を規定する補償関数を発生する過程を有する。該
補償関数は圧延機速度変化間各アクチュエータ(28、
30、42)のための補償値変化を計算するのに使用さ
れる。補償値変化は最新補償値を提供するため補償値の
現在レベルに加算される。最新補償値は前記アクチュエ
ータを制御する電圧に変換され、該電圧は関連電気制御
器(18、32、44)の基準電圧に加算されて前記ア
クチュエータに全電圧基準を提供する。該全電圧基準は
圧延機速度の変化に起因する制御過程における誤りの発
生を実質的に無くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に圧延機の制御に
係り、特に圧延機速度において起こる変化から結果とし
て圧延パラメータに生じる変化に対して補償する圧延機
制御手段に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】圧延
機がそれを通って導かれる材料の厚さを減じる割合の変
化、例えば圧延機が加速または減速されるとき生じるよ
うな変化、は以下において説明される理由の故に圧延工
程のパラメータに重大な変化を生じさせる。これらパラ
メータは圧延機ロールが圧延機のロール間隙において材
料と係合する力、ロール間隙における摩擦、圧延機ロー
ルが材料をロール間隙を通して導くときのトルクなどを
含む。そのような圧延パラメータの変化は、品質につい
ての関心事従って生産者の顧客のための関心事である一
貫した薄板厚さおよび平面度を生む圧延機の能力を阻害
する。
【0003】一般的に、望まれる製品品質は圧延パラメ
ータを制御する全ての圧延機アクチュエータに供給され
る基準値の使用によって維持される。これらパラメータ
は相対圧延機速度、平均ギャップ寸法、ギャップ寸法
差、平均ロール曲げ圧力および差動ロール曲げ圧力を含
んでいる。前記基準値は、正しく設定され且つ調整され
るときは、一般的に圧延機速度の小さな変化の全てにわ
たって望まれる製品品質を維持する。
【0004】従来、閉ループフィードバック制御装置は
厚さおよび平面度の乱れが生じるロールギャップの位置
から下流において厚さおよび平面度のような品質パラメ
ータを測定する。次いでアクチュエータ設定における必
要とされる変更が計算されて、適切な基準信号が事後に
厚さおよび平面度の乱れを修正するためそれぞれのアク
チュエータに供給される。そのような調整は修正の遂行
における遅延の故にパラメータの乱れを減じることにつ
いてのみ可能であり、前記乱れを全く無くすることにつ
いては可能でない。前記遅延の問題は開ループフィード
フォワード技術を用いることによって解決され得るが、
これらは極めて精密なオンライン圧延機モデルに依存す
る。そのようなモデルは高価であり且つ相当な計算力を
必要とする。さらに圧延機条件は容易に予測されず、且
つ長い時間にわたって緩慢に変わる。これら圧延局面は
これまで正確にモデル化されておらず、しかもそれらは
圧延機速度変化の結果として臨界圧延パラメータの重大
な変化と関連する。一つの妥協として、圧延機の加速ま
たは減速の割合は今日ほとんどの圧延機において減らさ
れている。圧延機の加速または減速における遅いペース
は、圧延機速度変化によるパラメータ変化の割合を減ら
し、従ってフィードバック制御器が臨界圧延パラメータ
の変化をより効果的に減らすことを可能にするからであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は補償関数(強制
関数とも呼ばれる)が履歴データ、即ち金属コイルが圧
延機において圧延される間の圧延機の働きを観察するこ
とによって収集されたデータ、から発生される圧延機制
御の方法に指向される。各補償関数は圧延機速度の変化
間圧延パラメータを所望レベルに維持するため、圧延機
速度の関数として、圧延機アクチュエータの将来の運動
を規定する。前記補償関数は各アクチュエータの運動の
要求される変化を計算するために圧延機速度変化間に使
用される。この過程間、補償値、即ち圧延機強制出力、
は現在レベルを有する。特定速度変化における特定圧延
パラメータに対する要求アクチュエータ運動は、新しい
更新された現在補償値を提供するために前記補償値の現
在レベルに加えられる。前記新しい値は電圧に変換され
る。この電圧は、全電圧基準が今や前記アクチュエータ
に供給されるように、前記アクチュエータに基準値(電
圧)を供給する電気制御器に送られる。前記全電圧基準
は開ループフィードフォワード様式で提供される。この
全電圧基準は圧延機速度の変化によって生じる制御過程
における誤りの発生を実質的に無くするのに有効であ
る。
【0006】従って本発明の目的は、最小の位相遅れを
有するまたは位相遅れを有しない開ループフィードフォ
ワード制御の利点と、必要な精度を提供するが誤りの事
後に生じる閉ループフィードバック制御の利点とを統合
することである。本発明の計画は特定圧延機スケジュー
ルおよび特定圧延機条件に関して、圧延機制御システム
の大部分から各アクチュエータへの出力は速度変化の発
生の全てにわたって独特のパターンに従うという観察に
依存する。
【0007】なお、現在利用できる圧延機モデルは本タ
イプの圧延機制御においては限定された有効性を提供す
るにすぎないから、本発明は圧延機モデルの使用を避け
る。
【0008】本発明の目的および利点は以下記述する詳
細な説明および添付図面を検討することによってより明
らかに理解されるであろう。
【0009】
【実施例】添付図面の図1を参照すると、圧延機(ro
lling mill)の二つのスタンド(stan
d)10、12が金属ストリップ14の厚さを減じる工
程において概略的に描かれている。(ストリップの運動
方向は二つの矢印15によって示されている。明瞭化の
ために、三つの単ループ単アクチュエータ制御システム
を有する二スタンド圧延機が示されている。しかし、こ
こに説明される工程は任意の個数のスタンド、フィード
バック制御器およびアクチュエータに適用できる。)二
つのスタンド間のストリップの張力はセンサ16によっ
て感知され、該センサ16は電気制御器18へ張力を表
す信号をアウトプットする。電気制御器18は、信号に
応答して、スタンド12の速度に相対して、スタンド1
0の駆動システム20を介して、スタンド10の速度を
制御することによって張力を調整する。しかし、前記駆
動システムに達する前に、前記制御器出力は加算接合点
22において主速度制御ユニット24からの出力および
本発明の強制関数アルゴリズム(forcing fu
nction algorithm)26からの出力2
5と総合される。前記アルゴリズムは後に詳細に説明さ
れる。前記主速度ユニット24は前記スタンドの公称速
度が圧延機の所望運転速度、圧延機加速/減速割合およ
び厚さ減少スケジュールに基づく任意の時点においてど
れくらいであるべきかを決定する。
【0010】以下において使用される用語“制御器”お
よび“電気制御器”は、その出力が過去の誤りに関しイ
ンテグラル(integral)である現在の誤りおよ
び時間に比例し、前記誤りが制御器基準点または設定点
と制御器フィードバックとの間の差である典型的な比例
プラスインテグラル(PI)制御器を言う。
【0011】電気制御器即ち張力制御器18からの出力
はまた導線27を通じてアルゴリズム26へ導かれ、前
記アルゴリズム26は以下において説明される方式で制
御さるべき張力およびその他のパラメータのための強制
関数を提供する。
【0012】ストリップ張力、ならびにストリップの厚
さ、はスタンド10および12の圧延ギャップの大きさ
によっても影響され、前記ギャップはアクチュエータ2
8、30によって制御される。前記アクチュエータは、
その一つのみが図1において符号32によって示されて
いる電気制御器の制御下に在る。ゲージ制御器32はス
トリップ14の厚さを測定する装置即ちゲージ36から
厚さフィードバックを供給される。アクチュエータ2
8、30は四つのアクチュエータ(機械的ねじまたは油
圧シリンダ)を有する。ロールギャップの寸法従って圧
延されているストリップ14のゲージを制御する一つの
アクチュエータが各スタンドの各側に配置されているか
らである。
【0013】ゲージ制御器32の出力は接合点34にお
いてアルゴリズム26の出力と総合される。アルゴリズ
ム26からのギャップアクチュエータ制御出力は導線3
7を通じて接合点34へ伝達され、一方、ゲージ制御器
32の出力は導線39を通じてアルゴリズム26へ送ら
れる。
【0014】スタンド10に入るストリップ14の張力
は、該ストリップの供給コイル(図示されていない)の
駆動装置によって制御され、一方、スタンド12から離
れ去るストリップの張力は巻取リール(図示されていな
い)の駆動装置によって制御される。
【0015】スタンド12を離れ去るストリップ14の
“平面度”はセンサ38によって測定される。平面度に
ついての関心は材料シートにおけるセンタおよび/また
はエッジのゆがみによって表され、前記ゆがみは幅方向
におけるシート材料の相対部分を厚さが減らされる過程
において少し異なる速度で運動させるシート幅に沿う不
均等な圧延力分配の結果である。ゆがみ現象を制御して
それを無くさせるため、圧延機スタンドの加工ロールは
曲げアクチュエータによって曲げられる。図1において
スタンド12はシリンダアクチュエータ42によって曲
げられる上および下ワークロール40を有し、前記シリ
ンダアクチュエータは前記ワークロールの各端に一つ配
置されているが、図1から図3においてはその一つが見
られるにすぎない。シリンダアクチュエータ42は平面
度センサ38から曲げ制御器(その一つが示されている
にすぎない)を通じて、且つ、導線47を通じてアルゴ
リズム26によって、情報を送られる。前記曲げ制御器
およびアルゴリズムの出力は接合点46において加算さ
れる。ゲージ制御器32のそれと同様に、曲げ制御器4
4の出力は導線49を通じてアルゴリズム26へ送られ
る。
【0016】金属のコイル(図示されていない)はスタ
ンド10、12を通って導かれ且つ厚さを減じられる。
工程の速度は停止(ゼロ速度)から前記コイルの金属が
厚さを減じられる概ね一定の走行速度に達するまで加速
する。前記コイルのストリップがその供給(payof
f)位置からその走出(runout)位置に近づいた
とき、前記スタンドはゼロ速度に減速し、前記スタンド
12から出て行く金属は巻直し(recoil)位置ま
たは巻取り位置(図示されていない)において新しいコ
イルに巻かれる。
【0017】加速および減速工程間および圧延機速度の
その他顕著な変化間、既に説明されたように、重要な圧
延パラメータは不利な影響を及ぼされ、それにより、そ
のような加速および減速間に圧延された材料の品質が影
響を受ける。第2の金属コイルが前記スタンドを通って
導かれるとき、圧延パラメータに対する加速および減速
の有害な効果は、最初のコイルから本発明のアルゴリズ
ム26によって“学習”された修正の故に、前記アクチ
ュエータ28、30、42が速度変化によって生じる有
害な効果を補償するように強いられるほど大きくない。
幾つかのコイルが走行させられた後は、前記アルゴリズ
ムは実質的に安定状態に達しており、従って圧延機制御
器はもはや、後に説明されるように、圧延機速度変化の
結果として生じる誤りを修正することを要しないであろ
う。
【0018】本発明において、金属コイルがスタンド1
0、12によって圧延されるとき、前記アルゴリズム2
6は導線27、39、49を介する全制御器(18、3
2、44)の電圧出力のサンプリング50およびストリ
ップ運動速度のサンプリング52を開始する。前記運動
速度はスタンド12のワークロール40の速度を測定す
るタコメータ(図示されていない)によって感知でき
る。データは特定速度変化セグメント内で50において
サンプリングされる。図1において囲み56内に示され
ているように、各セグメントの終わりにおいて、前記ア
ルゴリズム26は制御器出力対圧延機速度のサンプリン
グされたデータに線形曲線の当てはめ(linear
curve fit)を適用する。前記曲線の当てはめ
はそれぞれの速度セグメントに対して、次ぎの囲み57
によって一般的に示されている、線形係数即ち曲線勾配
S1−Snを計算する。各係数の端数は新たに計算され
て、図1において囲み60によって表された更新過程に
おいて、C1−Cnとして示される、現在の係数のそれ
ぞれの値に58において加算される。1より小さい(即
ち端数)適合利得ファクタが、速度変化のそれぞれのセ
グメントのための補償曲線係数における計算された変化
を提供するために、新たに計算された各係数によって6
2において乗じられる。新係数の端数のみの使用は速度
変化と無関係の制御器出力変化を排除するために制御器
から受けられたデータの濾過を提供する。補償関数係数
は例えば材料硬さおよび合金変化と関係するデータを含
み得る。
【0019】60において更新された係数は次ぎにスト
リップ14の速度変化によって生じるパラメータの変化
を補償する態様で圧延パラメータを制御するようにそれ
ぞれのアクチュエータを調整するため必要とされるアク
チュエータ基準(囲み71)の変化を64において計算
するのに使用される。ストリップ速度の各変化はアルゴ
リズム26の前実行間のストリップ速度(囲い65を見
よ)と52における現ストリップ速度との間の差であ
る。64における計算はアクチュエータ基準71におい
て必要とされる変化を得るために特定速度変化のための
それぞれの線形係数を速度変化に乗じる。この基準変化
は加算接合点70を介してアクチュエータ基準71の現
在値に加えられる。前記アクチュエータ基準の現在値は
次いで更新値に代えられる。
【0020】前記更新されたアクチュエータ基準値は7
1において電圧に変換されて、ストリップ張力パラメー
タの場合においては、圧延機駆動システム20のための
全電圧基準を提供するために張力制御器18の出力と2
2において加算されるように導線25を介して運ばれ
る。“正しい”全電圧基準が22において提供されるこ
とによって、ストリップ張力はストリップの運動速度に
おいて生じる変化に従って調整される。加速モードにお
いては、これはストリップが安定した走行速度に達する
まで連続的変動調整である。
【0021】ゲージおよび平面度を制御するアクチュエ
ータ30、42は張力を制御するアクチュエータ(圧延
機駆動システム20)と同じ態様で修正基準電圧を受取
る、即ち、アルゴリズム26は加算接合点34、46を
介して導線37、47によってアクチュエータ強制基準
を前記アクチュエータへアウトプットする。
【0022】以上において説明された諸過程はスタンド
10、12を通って走行するコイルの加速および減速部
分の間に生じる。最初のコイルを走行させる前、アルゴ
リズム26は圧延パラメータに及ぼされる速度変化の効
果を補償するためいかなる動作が必要であるかに関して
知識を有しない(即ち、強制関数係数がゼロに等し
い)。アルゴリズム26の諸過程は次ぎのコイルが走行
させられるとき反復され、前記次ぎのコイルは速度変化
に関して要求されるアクチュエータ基準変化を計算する
ために必要な別の一組の強制関数係数を提供する。次い
で新しい強制関数係数変化の一部分は、新しい更新され
た強制関数を提供するために、現在の強制関数係数へ加
えられる。各後続コイル走行は同じ過程を開始し、幾つ
かのコイルの後に十分な知識をシステムに具備させ、そ
の結果、事後のコイルは速度変化に起因するパラメータ
“誤り”を生じることなしに“正しく”圧延される。圧
延機工程条件が変化するに従って、アルゴリズム26に
よって提供される補償関数は前記工程変化を反映するよ
うに変化する。
【0023】添付図面の図2を参照すると、本発明の第
2の“誤り統合”実施例が示されている。より詳細に述
べると、スタンド10、12が速度を変えるとき、アル
ゴリズム72の諸過程は50において目標または基準値
からの実フィードバック値の偏差として制御誤りのサン
プリングを行う。図2において、張力、ゲージおよび平
面度に関する誤り値は、それぞれ、符号74、76およ
び78を以て表されている。
【0024】図2において、図1のそれらと同じ構成要
素は同じ符号を有する。
【0025】図2の平面度パラメータに関して、平面度
センサ38の出力は、ストリップ14がフラットより小
さいとき、即ち信号処理が平らなストリップであるその
固有の“基準”を提供するとき、曲げ誤り信号78を生
じるように48において“処理”される。曲げ誤り信号
78は後に説明される態様で曲げ係数を生じさせるよう
にアルゴリズム72によって処理された後に速度の関数
として曲げアクチュエータ42の運動を修正するため使
用される。
【0026】各パラメータのための平均(統合)誤り
は、圧延機加速、減速およびその他ストリップ速度の重
大な変化の間、52を通じて供給されるストリップ速度
範囲セグメントにわたって73において計算される。各
セグメントの終わりにおいて平均誤りは80において端
数である適合利得ファクタによって乗じられる。80の
積は、ストリップ速度の関数として囲い82内に示され
るように、区分的線形アクチュエータ強制関数のための
係数C1−Cnを計算するためのデータを提供する。8
2に示される関数のそれぞれのセグメントのための線形
係数は加算接合点84において前記積に加えられる。そ
の結果として、例えば、73において平均された後、も
し何らかの制御器誤りが明確であるならば、速度セグメ
ントのための係数は増加され、且つ関数82の出力は前
記制御器の誤りを減らすため前記スタンドによって圧延
される次ぎの金属コイルのためより大きいであろう。
【0027】80において乗じられる適合ファクタは接
合点84において計算される係数の変化の割合を確立す
る。
【0028】要求されるアクチュエータの運動を計算す
るため、ストリップの現在公称速度に伴う係数は次ぎに
前記アルゴリズ内の64でストリップ14の速度変化に
よって乗じられ、該変化は(やはり)前記アルゴリズム
の前実行間のストリップ速度と現在速度52との間の差
である。64の積は各アクチュエータがその関連圧延パ
ラメータに対する速度変化効果を補償するために必要と
するアクチュエータ基準の変化である。
【0029】図2において、やはり70において、要求
されるアクチュエータ基準変化は、アクチュエータ強制
基準の更新値を提供するためにアクチュエータ基準71
の現在値に加えられる。
【0030】アルゴリズム26の場合と同様に、アルゴ
リズム72は、幾つかの金属コイルが圧延された後、7
2からの出力が速度の関数として均等のパターンを取
り、該パターンは圧延機条件の変化に伴ってのみ変化す
るように圧延過程間に“学習”する。
【0031】添付図面の図3はアクチュエータの強制関
数を提供するための第3の方法を示している。この方法
は強制関数が開ループ様式で手動的に計算されることを
除いて図1の方法と同様である。強制関数の発生はブロ
ック88によって包囲されており、圧延機加速および減
速(囲い90)間に速度および制御器出力をサンプリン
グすることによって行われる。曲線の当てはめは制御器
出力と圧延機速度との間の関係を規定する係数A1−A
n94に達するように92においてサンプリングされた
データに適用される。この曲線当てはめ関数は、図1お
よび図2の方法について説明されたように、区分的およ
び線形であることを要しない。係数A1−Anは次いで
速度の関数としてアクチュエータ強制を行うのに使用さ
れるように圧延機制御コンピュータ内にロードされる
(囲い96)。圧延機の加速および減速間、前記アルゴ
リズムは要求されるアクチュエータ強制出力(囲い9
8)を連続的に計算するために圧延機速度入力52およ
び強制関数係数を使用する。
【0032】係数A1−Anは異なる製品(ストリップ
14)仕様のために別々に決定されることを要する。ま
た、この方法は大きな圧延過程変化の場合に強制関数係
数の再計算を必要とする変化する圧延機条件に適合しな
い。
【0033】本発明は好適実施例に関して説明された
が、明細書冒頭に記述された請求項は本発明の精神内に
入る総ての実施例を包含することが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧延機における速度変化に対するアクチュエー
タ強制適合機構であって閉ループ様式で補償、強制関数
を生じさせるため制御器出力曲線当てはめ技術を使用す
るものを示す概略図。
【図2】閉ループ様式で補償関数を生じさせるため曲線
当てはめ技術に代えて誤り統合技術が使用されることを
除いて図1のそれと同じ強制機構の概略図。
【図3】補償関数が開ループ様式で手動的に生じさせら
れることを除いて図1のそれと同じ強制機構の概略図。
【符号の説明】
10 スタンド 12 スタンド 14 ストリップ 16 張力センサ 18 張力制御器 20 圧延機駆動システム 24 圧延機主速度制御ユニット 28 ギャップアクチュエータ 30 ギャップアクチュエータ 32 ゲージ制御器 36 厚さゲージ 38 平面度センサ 40 上および下ワークロール 42 ワークロール曲げアクチュエータ 44 曲げ制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 37/46 G05B 13/02 Z 9131−3H 8315−4E B21B 37/00 137 A 37/08 BBH

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機速度において起こる変化から結果
    として少なくとも一つの圧延パラメータに生じる変化に
    対する補償を圧延機に提供する方法において、該方法
    が:圧延機速度の変化間所望レベルに圧延パラメータを
    維持するため少なくとも一つの圧延機アクチュエータの
    ための補償値を決定することを含んでおり、前記補償値
    が圧延機速度の関数として前記圧延機アクチュエータの
    運動を規定する補償関数から得られ、前記運動が前記所
    望レベルからの前記圧延パラメータのずれを減らすため
    に必要とされ、前記ずれが圧延機速度の変化に起因し;
    さらに前記圧延機アクチュエータを現在レベルから圧延
    機速度変化に基づく新レベルへ動かすため前記補償値を
    使用することを含んでおり、それにより前記所望レベル
    からの前記圧延パラメータのずれを減らす、圧延パラメ
    ータに生じる変化に対する補償を圧延機に提供する方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法において、前記圧延パラ
    メータが前記圧延機において圧延されているストリップ
    材料の張力である方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の方法において、前記圧延パラ
    メータが前記圧延機において圧延されているストリップ
    材料の平面度である方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の方法において、前記圧延パラ
    メータが前記圧延機において圧延されているストリップ
    材料のゲージである方法。
  5. 【請求項5】 圧延機速度において起こる変化から結果
    として圧延パラメータに生じる変化に対する補償を圧延
    機に提供する方法において、前記圧延パラメータが電気
    制御器の出力である制御電圧を受けるように結合された
    アクチュエータの制御下に在り、該方法が:圧延パラメ
    ータを所望レベルに維持するために必要とされる圧延機
    速度の関数としてアクチュエータの運動を規定する補償
    関数を生じさせることを含み;前記圧延パラメータを所
    望レベルに維持するために要求される前記アクチュエー
    タのための補償値変化を計算するため圧延機速度変化間
    前記補償関数を使用することを含み、前記補償値が現在
    レベルであり;更新補償値を提供するために前記要求補
    償値変化を前記補償値の現在値に加えることを含み;前
    記更新補償値を前記アクチュエータを制御するための電
    圧に変換することを含み;且つ前記アクチュエータのた
    めの全電圧基準を提供するために前記電圧の値を関連電
    気制御器の出力電圧に加えることを含んでおり、前記全
    電圧基準が圧延機速度の変化によって起こされる制御過
    程における誤りの発生を実質的に無くするのに有効であ
    る、圧延パラメータに生じる変化に対する補償を圧延機
    に提供する方法。
  6. 【請求項6】 圧延機制御システムのためおよび圧延機
    において緩慢に変化する条件にかかわらず更新される補
    償関数を自動的に維持するため請求項5の補償関数を自
    動的に提供する方法において、前記補償関数が圧延機速
    度において起こる変化から結果として圧延パラメータに
    生じる変化を最小にするため必要とされるアクチュエー
    タの運動を規定し、前記方法が:圧延機速度の変化間に
    制御器出力値のサンプリングを行うことと、それから制
    御器出力対圧延機速度の区分的線形曲線の当てはめを展
    開することとを含み、前記区分的線形曲線が線形曲線の
    線形係数または勾配値によって描かれ;さらに各前記係
    数の端数を提供するために前記係数に適合利得ファクタ
    を乗じることと;現在の圧延機条件を反映する更新され
    た係数を提供するため前記係数の現在値に各係数の前記
    端数を加えることと;前記圧延パラメータを前記所望レ
    ベルに維持するために要求されるアクチュエータの運動
    を計算するため圧延機速度変化値と共に前記更新された
    係数を使用することとを含んでいる、補償関数を自動的
    に提供する方法。
  7. 【請求項7】 圧延機の制御システムのためおよび圧延
    機において緩慢に変化する条件にかかわらず更新される
    補償関数を自動的に維持するため請求項5の補償関数を
    自動的に提供する方法において、前記補償関数が圧延機
    速度において起こる変化から結果として圧延パラメータ
    に生じる変化を最小にするためアクチュエータの運動の
    要求線形係数を規定し、前記方法が:圧延機速度の変化
    間に制御器出力誤り値のサンプリングを行うことを含
    み、前記誤り値が前記制御器のために設定された基準値
    と前記圧延パラメータの現状態を表すフィードバック信
    号との間に生じる差であり、さらに圧延機速度変化の発
    生間の制御器誤りの平均を提供するため予決定速度変化
    間隔にわたって前記サンプリングされた誤りを平均する
    ことと;前記平均された誤りの端数を提供するために前
    記誤りに適合利得ファクタを乗じることと;前記圧延機
    における現在条件を反映する更新された係数を提供する
    ため要求アクチュエータ運動対速度関数の線形係数の現
    在値に前記端数を加えることとを含み、前記アクチュエ
    ータ運動対速度関数が前記線形係数または曲線の勾配値
    によって描かれる区分的線形曲線であり;さらに前記圧
    延パラメータを所望レベルに維持するため要求される前
    記アクチュエータ運動の計算のために圧延機速度変化値
    と共に前記更新された係数を使用することを含んでい
    る、補償関数を自動的に提供する方法。
  8. 【請求項8】 圧延機制御システムのため請求項5の補
    償関数を手動的に提供する方法において、前記補償関数
    が圧延機速度において起こる変化から結果として圧延パ
    ラメータに生じる変化を最小にするため要求されるアク
    チュエータ運動を規定し、前記方法が:前記圧延機速度
    が変化するとき制御器の出力の変化を注視することを含
    み、前記制御器の出力の変化が一つの速度変化から次ぎ
    のそれまで同様である一パターンに従っており;さらに
    要求アクチュエータ運動対圧延機速度を規定する関数の
    ための係数を提供する曲線当てはめ技術を使用して前記
    パターンをモデル化することと;前記係数をコンピュー
    タに入力することと;前記圧延パラメータを前記所望レ
    ベルに維持するため必要とされる前記アクチュエータ運
    動を計算するために圧延機速度変化値と共に前記コンピ
    ュータおよび係数を使用することとを含んでいる、補償
    関数を自動的に提供する方法。
  9. 【請求項9】 圧延機速度において起こる変化から結果
    として圧延パラメータに生じる変化に対する補償関数を
    圧延機に提供する方法において、前記圧延機が前記圧延
    機において生じる変化しつつある条件にかかわらず更新
    された補償関数を自動的に維持する制御システムを有
    し、前記補償関数が前記制御システムの電気制御器の出
    力から制御電圧を受取るように結合されたアクチュエー
    タのための要求される運動を規定し、前記方法が:圧延
    機速度の変化間制御器出力電圧のサンプリングを行うこ
    ととそれから制御器出力対圧延機速度の区分的線形曲線
    当てはめを展開することとによって圧延パラメータを所
    望レベルに維持するため要求される前記圧延機速度の関
    数としてアクチュエータ運動を規定する補償関数を生じ
    させることを含み、前記区分的線形曲線当てはめが速度
    変化セグメントを表す線形曲線の線形係数または勾配値
    によって規定され;さらに各係数の端数を提供するため
    に前記係数に適合利得ファクタを乗じることと;現圧延
    機条件を反映する更新された係数を提供するために現在
    の係数に前記各係数の端数を加えることと;前記圧延パ
    ラメータを所望レベルに維持するため要求される前記ア
    クチュエータ運動を計算するために圧延機速度の変化と
    共に前記更新された係数を使用することとを含んでい
    る、圧延パラメータに生じる変化に対する補償関数を圧
    延機に提供する方法。
  10. 【請求項10】 圧延機の少なくとも一つの制御システ
    ムのため、および圧延機の変化しつつある条件にかかわ
    らず更新される補償関数を自動的に維持するため、補償
    関数を提供する方法において、前記圧延機が少なくとも
    一つの圧延パラメータを制御するための電気制御器の制
    御下に在る少なくとも一つのアクチュエータを有し、前
    記方法が:圧延機速度の変化間制御器出力誤り値のサン
    プリングを行うことを含み、前記誤り値が前記制御器の
    ため設定された基準値と前記圧延パラメータを表すフィ
    ードバック信号との間に生じる差であり;さらに圧延機
    速度変化の発生間制御器誤り値の平均を提供するため予
    決定速度変化間隔にわたって前記サンプリングされた誤
    りを平均することと;前記平均された誤り値の端数を提
    供するために前記誤り値に適合利得ファクタを乗じるこ
    とと;前記圧延機における現在の条件を反映する更新さ
    れた係数を提供するため要求アクチュエータ運動対速度
    関数の線形係数の現在値に前記端数を加えることとを含
    み、前記アクチュエータ運動対速度関数が前記線形係数
    によって規定される区分的線形曲線であり;さらに前記
    圧延パラメータを所望レベルに維持するため要求される
    前記アクチュエータ運動の計算のため圧延機速度変化値
    と共に前記更新された係数を使用することを含んでい
    る、圧延機の少なくとも一つの制御システムのため補償
    関数を提供する方法。
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