JPH075170B2 - 基板収納装置 - Google Patents

基板収納装置

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JPH075170B2
JPH075170B2 JP1198842A JP19884289A JPH075170B2 JP H075170 B2 JPH075170 B2 JP H075170B2 JP 1198842 A JP1198842 A JP 1198842A JP 19884289 A JP19884289 A JP 19884289A JP H075170 B2 JPH075170 B2 JP H075170B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばハイブリッドIC基板及びプリント基板
等(以下、基板と称する)の製造工程において、基板を
一時的に収納するのに使用される基板収納装置(基板ス
トッカー)に関する。
[従来の技術] 従来、基板に配線パターンを印刷し、焼成するライン、
または、基板に電子部品を装着する装着作業ラインにお
いて、ラインにおける基板の流れの調整等を行うため、
ラインを流れる基板を一時的に収納する基板収納装置
(基板ストッカー)が使用される。このような基板収納
装置としては、例えば第9図(a)に示されたように、
内部に基板収納用の棚31を縦方向に複数設けた収納箱32
をラインの途中に配置し、この収納箱32を上下しながら
基板33の収納及び供給を行うものが既に知られている。
また、第9図(b)に示されたように、基板係合凹部34
を設けた一対の無端ベルト35をそれぞれ対向して配置
し、この無端ベルト35を走行させながら基板33を順次基
板係合凹部34に収納し、基板の供給を行うものが知られ
ている。そして、このような基板収納装置では、ライン
下流の工程が停止した場合、前記基板収納装置へライン
上流の基板が順次収納され、下流の工程が再開したと
き、前記基板収納装置に収納された基板が順次ライン下
流へ供給される。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来の基板収納装置では、前記収納箱2の上の方か
ら下の棚へ順々に基板を収納する。すなわち、古い基板
を上に新しい基板を下に順次積み上げる。ところが、基
板収納装置からラインへの基板の供給は、下の棚から上
の棚へと順々に基板を排出する。すなわち、新しい基板
が先に、古い基板が後に取り出される。このため、収納
箱2に先に収納された基板は、収納箱2に長く留まるこ
とになる。その結果、ラインの下流の工程が再開して前
記基板収納装置に収納されていた基板が搬送されたと
き、例えば印刷ペーストやクリーム半田等を一定時間内
に次の工程で処理しなければならないような場合、その
時間を越えてしまうことがある。これが原因で基板の不
良が生じる等、品質管理上に課題があった。
そこで、本発明は、前記の従来技術における問題点に鑑
み、先に収納した基板を先に排出することが出来、製造
ラインの途中に設けも、基板の停滞時間の大きなばらつ
きが生じなく、ラインの上下の状況に対応して柔軟性に
優れた基板収納装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明では、前記の目的を達成するため、基板100の縁
を挿入可能な基板係合凹部を一定の間隔で設け、この基
板係合凹部が対向するよう配置された一対の無端ベルト
1、1、2、2を2組用い、ラインの上流から搬送され
たきた基板100をまず第一の無端ベルト1、1の基板係
合凹部に収納し、この基板100を第一の無端ベルト
(1、1の基板係合凹部に収納した順から第二の無端ベ
ルト2、2に移動させ、この第二の無端ベルト2、2の
基板係合凹部に収納した順で基板100を排出し、ライン
の下流に供給できるようにしたものである。
より具体的に本発明による基板収納装置の構成を説明す
ると、同装置は、基板100の縁を挿入可能な基板係合凹
部を一定の間隔で設け、この基板係合凹部が基板100の
幅と対応する間隔で互いに対向するよう配置された一対
の第一の無端ベルト1、1と、この第一の無端ベルト
1、1を同期して何れも同じ方向に移動させる駆動機構
と、基板100の縁を挿入可能な基板係合凹部を一定の間
隔で設け、この基板係合凹部が基板100の幅と対応する
間隔で互いに対向し、且つ前記第一の無端ベルト1、1
と隣接して配置された一対の第二の無端ベルト2、2
と、この第二の無端ベルト2、2を同期して何れも同じ
方向に移動させる駆動機構と、供給される基板100を第
一の無端ベルト1、1の基板係合凹部に挿入する収納プ
ッシャー18と、前記第一の無端ベルト1、1の基板係合
凹部に収納された基板100を第二の無端ベルト2、2の
基板係合凹部に移動させて挿入する移送プッシャー11
と、この収納プッシャー18より第一の無端ベルト1、1
の移動方向の先側で前記移送プッシャー11を同無端ベル
ト1、1の基板係合凹部の配列方向に移動させる移動機
構と、前記移送プッシャー11より第二の無端ベルト2、
2の移動方向の先側にあり、同無端ベルト2、2の基板
係合凹部に収納された基板100を排出する排出プッシャ
ー23とを備えたことを特徴とする。
同様にして、本発明による他の基板収納装置の構成を説
明すると、同装置は、第一の無端ベルト1、1及び第二
の無端ベルト2、2の移動方向に移動する移送プッシャ
ー11に代えて、前記第一の無端ベルト1、1及び第二の
無端ベルト2、2の基板係合凹部の配列方向に互いに間
隔をおいて第一と第二の移送プッシャー25、26とを配置
したものである。
[作用] 前記の本発明の基板収納装置において、第一の無端ベル
ト1、1をその基板係合凹部の間隔毎に移動させなが
ら、ラインの上流から供給される基板100を収納プッシ
ャー18で第一の無端ベルト1、1の基板係合凹部に順次
挿入すると、基板100をこの第一の無端ベルト1、1の
基板係合凹部にストックすることができる。この点は、
前述した従来の基板収納装置と基本的には同じである。
さらに本発明の基板収納装置では、所定の方向に移動す
る第一の無端ベルト1、1と共に、所定の方向に移動す
るもう1組の無端ベルト2、2が備えられ、第一の無端
ベルト1、1の基板係合凹部から第二の無端ベルト2、
2の基板係合凹部に基板100を移す移送プッシャー11が
備えられている。そして、この移送プッシャー11は、収
納プッシャー18より第一の無端ベルト1、1の移動方向
の先側にあるため、第二の無端ベルト2、2を所定の方
向に移動させながら、移送プッシャー11により第一の無
端ベルト1、1からそれに収納された順に基板100を第
二の無端ベルト2、2の基板係合凹部に収納することが
できる。さらに、第二の無端ベルト2、2側に設けた排
出プッシャー23は、前記移送プッシャー11より第二の無
端ベルト2、2の移動方向の先側にあるため、この排出
プッシャー23で第二の無端ベルト2、2の基板係合凹部
から順次基板100を排出することにより、基板100は第一
の無端ベルト1、1から第二の無端ベルト2、2に移さ
れた順に、つまりラインの上流から供給された順に第二
の無端ベルト2、2の基板係合凹部から排出し、ライン
の下流に送ることができる。
この場合において、前記第一の部品収納装置では、移動
機構により移送プッシャー11が第一の無端ベルト1、1
の基板係合凹部の配列方向に移動されるため、第一の無
端ベルト1、1に残っている基板100のうち最も先に挿
入された最も端にあるの基板100の位置に随時移動が可
能である。そのため、第一の無端ベルト1、1に収納さ
れている基板1、1の数の変化に対応しながら、収納さ
れた順に基板100を第二の無端ベルト2、2に移動させ
ることができる。
また、前記第二の部品収納装置では、移送プッシャー2
5、26が移動できない代わりに、第一の無端ベルト1、
1及び第二の無端ベルト2、2の基板係合凹部の配列方
向に互いに間隔をおいて第一と第二の移送プッシャー2
5、26が配置されているため、第一の無端ベルト1、1
に収納されている基板100の数に応じて、何れか一方の
プッシャー25、26を使用し、第一の無端ベルト1、1に
収納された順に基板100を第二の無端ベルト2、2に移
動させることができる。
何れの基板収納装置も、回路基板100の収納数に応じて
柔軟的に対応することができる。
[実 施 例] 次に、本発明の実施例について、添付の図面を参照しな
がら詳細且つ具体的に説明する。
本発明による基板収納装置では、外周表面に一定のピッ
チで基板係合凹部を形成した一対の無端ベルト1、1、
2、2を対向して配置し、その基板係合凹部の間に基板
を挿入して収納する。このような無端ベルト1、1と
2、2が、基台Aの上に2組隣接して設けられ、矢印で
示すように、それぞれ反対の方向に移動するように構成
されている。
また、この基台Aの下側には、前記第一の無端ベルト
1、1と前記第二の無端ベルト2、2とを駆動するため
の傘歯ギア機構3、4と電動モータ5、6とからなる駆
動機構が設けられている。これら傘歯ギア機構3、4と
電動モータ5、6との間にはピッチ送りのためのスリッ
ト板7、8とそのセンサー9、10が配置されている。こ
れらの駆動機構とセンサー9、10とにより、第一の無端
ベルト1、1は、その対向する面側が基板係合凹部の1
ピッチ毎に上方に向けて間欠移動され、第二の無端ベル
ト1、1は、その対向する面側が基板係合凹部の1ピッ
ト毎に下方に向けて間欠移動される。
前記第一の無端ベルト1、1の間には、図1に矢印で示
す方向に移動し、その基板係合凹部に挿入した基板100
を第二の無端ベルト2、2押出して移送するための移送
プッシャー11が設けられている。この移送プッシャー11
の上方には、同移送プッシャー11を上下に移動するため
のラックアンドピニオンを備えた電動機12が設けられて
いる。このラックアンドピニオンを備え電動機12は、前
記第一の無端ベルト1、1及び第二の無端ベルト2、2
の移動に同期し、それらが基板係合凹部の1ピッチ間隔
で上下動する毎に、移送プッシャー11を前記基板係合凹
部のピッチの1/2のピッチで上下に移動する。
ラックアンドピニオンを備えた電動機12には、その上方
に二組のピッチ板13、15とセンサー14、16とが設けられ
ている。一方のピッチ板13は、前記第一の無端ベルト
1、1の基板係合凹部のピッチの1/2のピッチで形成し
たスリットを有し、センサー14がこのスリットを検知す
ることで、移送プッシャー11の移動ピッチを決める。こ
れにより、前記ラックアンドピニオンを備え電動機12
は、前記第一の無端ベルト1、1及び前記第二の無端ベ
ルト2、2の移動に同期し、それらが基板係合凹部の1
ピッチ間隔で上下動する毎に、移送プッシャー11を前記
基板係合凹部のピッチの1/2のピッチで上下に移動す
る。他方のピッチ板15は、前記第一の無端ベルト1、1
の基板係合凹部のピッチと同一ピッチのスリットを有
し、センサー16がこのスリットを検知したときにのみ、
前記移送プッシャー11が動作するようになっている。さ
らに、前記の二つのセンサー14と16に並んで、前記第一
の無端ベルト1、1の上下の端を検出し、そこで移送プ
ッシャー11を停止するためのセンサー17が配置されてい
る。
前記第一の無端ベルト1、1の前方には、基板100の有
無を確認する基板検出センサー20が設けられている。ラ
インの上流から供給される基板100を前記検出センサー2
0の真上まで搬送する基板搬送コンベア21が前記検出セ
ンサー20の手前に配置され、この基板搬送コンベア21は
駆動用のモータ22で駆動される。
前記基板搬送コンベア21の間に収納プッシャー18が設け
られている。この収納プッシャー18は、基板搬送コンベ
ア21で送られてきた基板100を前記第一の無端ベルト
1、1の下側の基板係合凹部に押し込んで挿入する機構
である。前記検出センサー20により基板100が検出され
ると、収納プッシャー18が上下動シンンダー19で上下に
移動され、基板搬送コンベア21で送られてくる基板100
の通過を避けながら、その基板100を第一の無端ベルト
1、1の基板係合凹部に収納する。
第1図では見えないが、前記第二の無端ベルト2、2の
下側の基板係合凹部から基板100を押し出して排出し、
ラインの下流へ送る排出プッシャー(他の図では、符号
23で示す)が備えられる。なお、基板収納装置よりライ
ンの下流側にある装置の状態、例えば動装置が基板100
の受け入れを行っている場合、或は故障や処理能力等の
原因により、基板100の供給を受入れない場合、各々が
電気的な信号オン・オフ信号等として信号線を介して基
板収納装置の各機構を制御する制御器に伝達される。
次に、このような構成からなる基板収納装置において、
ラインの上流から供給されて来た基板100を直ちにライ
ンの下流側に供給する場合の動作について、第2図
(a)、(b)及び(c)に示す。
このような場合は、基板100の有無を確認する基板検出
センサー20の出力が「オン」状態であり、基板収納装置
下流側の機械や装置の受け入れ状態を示す出力も「オ
ン」状態となっている。
前記第一の無端ベルト1、1と前記第二の無端ベルト
2、2は、図1に矢印で示す方向に、すなわち、第一の
無端ベルト1、1は上方に、第二の無端ベルト2、2は
反対の下方に基板係合凹部の1ピッチ間隔で間欠移動す
る。前記移送プッシャー11は、前記第一の無端ベルト
1、1と前記第二の無端ベルト2、2が各々上昇方向及
び下降方向に同期して移動させようとすることから、そ
の変位が互いに相殺され、移送プッシャー11は移動せ
ず、そのままの位置に停止している。
この状態で、まず第2図(a)に示すように、上下動シ
リンダー19により、収納プッシャー18が基板搬送コンベ
ア21による基板100の搬送高さより下方に下げられ、こ
の状態で基板搬送コンベア21により基板100が第一の無
端ベルト1、1の手前まで搬送されてくる。すると、基
板検出センサー20が基板100を検出する。
次に、第2図(b)に示すように、上下動シリンダー19
で収納プッシャー18が上方に移動され、さらに移送プッ
シャー11、収納プッシャー18及び排出プッシャー23が矢
印で示す方向に移動し、その後元に位置に復帰する。こ
れにより、第一の無端ベルト1、1の下側で、収納プッ
シャー18により、基板100が同一ベルト1、1の基板係
合凹部に挿入されると共に、その上の基板係合凹部に収
納されていた基板100が、移送プッシャー11で第二の無
端ベルト2、2に移動される。同時に、第二の無端ベル
ト2、2の下側の基板係合凹部から、排出プッシャー23
で基板が排出される。その後、第2図(c)に示すよう
に、前記第一の無端ベルト1、1と前記第二の無端ベル
ト2、2を矢印で示す方向に1ピッチずつ移動する。以
上の動作を繰り返すことにより、ラインの上流から搬入
された基板100は、前記第一の無端ベルト1、1と前記
第二の無端ベルト2、2を通過し、ラインの下流へと順
次排出される。この動作では、第一の無端ベルト1、1
に先に収納した基板100を第二の無端ベルト2、2から
先に取り出すことが出来る。特に、収納プッシャー18で
基板100が第一の無端ベルト1、1の基板係合凹部に収
納されたすぐ上の段で前記移送プッシャー11により基板
100が第一の無端ベルト1、1から第二の無端ベルト
2、2に移動される場合は、基板100の部品収納装置に
おける収納時間は短く、ほぼ直ちにラインの下流へと排
出される。
次に、幾つかの基板100が前記第一の無端ベルト1、1
と前記第二の無端ベルト2、2に既に収納されている状
態で、ラインの上流から基板100が搬入されると同時
に、これをラインの下流へ排出する場合の動作について
第3図により説明する。
ここでは、前記移送プッシャー11が上方に移動し、前記
第一の無端ベルト1、1に収納されている基板100のう
ち、最も先に収納された基板100、すなわち最上の基板1
00に体面する位置に同プッシャー11がある。その他の動
作については、前記第2図(a)、(b)及び(c)に
示したそれと基本的に同じである。この場合、収納プッ
シャー18により、第一の無端ベルト1、1の下側の基板
係合凹部に収納された基板100は、第一の無端ベルト
1、1の上方への移動により、同凹部の数段分だけ上昇
され、そこで移送プッシャー11により第二の無端ベルト
2、2の同じ高さの基板収納凹部に移される。その後、
基板100は第二の無端ベルト1、1の下方への移動によ
り、同凹部の数段分だけ下降され、下側で排出移送プッ
シャー23により排出される。従って、ラインの上流から
搬入された基板100は前記第一の無端ベルト1、1と前
記第二の無端ベルト2、2に所定の時間留まるが、先に
第一の無端ベルトに収納された基板100から順に排出さ
れることは、前記の場合と変わらない。
次に、第4図(a)、(b)、(c)及び(d)に、第
一の無端ベルト1、1と第二の無端ベルト2、2とに、
各々基板100を順次収納していく時の動作を示す。この
時、ラインの下流側の機械や装置の受け入れ状態を示す
出力は「オフ」状態となっており、この状態では、排出
プッシャー23による第二の無端ベルト2、2からの基板
100の排出動作を停止させる。
まず、第4図(a)に示すように、基板100の有無を確
認する基板検出センサー20の出力が「オン」状態となる
と、上下動シリンダー19が収納プッシャー18が上方に移
動され、さらに移送プッシャー11及び収納プッシャー18
が矢印で示す方向に移動し、その後復帰する。この時、
排出プッシャー23は動作しない。この結果、1行程前に
前記第一の無端ベルト1、1に収納されていた基板100
が第二の無端ベルト2、2へ移送されると共に、前記第
一の無端ベルト1、1には新たに基板100が収納され
る。
次に、第4図(b)に示すように、前記第一の無端ベル
ト1、1だけが上方に1ピッチだけ移動する。それと同
時に、移送プッシャー11は前記第一の無端ベルト1、1
に連動し、1/2ピッチだけ上方に移動する。その後、第
4図(c)に示すように、さらに新たな基板100が到着
すると、再び上下動シリンダー19が収納プッシャー18が
上方に移動し、収納プッシャー18を矢印で示す方向に移
動する。この結果、新たに到着した基板100は、前記第
一の無端ベルト1、1に前回に基板100を収納した1つ
の下の段の基板係合凹部に収納される。また、この時、
センサー16がピッチ板15の1ピッチ毎のスリットから外
れた状態となっており、スリットが検知されないので、
移送プッシャー11は動作をしない。
次に第4図(d)に示すように、前記第一の無端ベルト
1、1だけが上方に1ピッチだけ移動し、それと同時に
移送プッシャー11が1/2ピッチだけ上方に移動される。
その結果、前記移送プッシャー11は1ピッチ上に移動し
た状態となる。その後、さらに新たな基板100が到着す
ると、再び、前記第4図(a)に示す動作を繰り返す。
以下、この動作を繰り返すことで、第一と第二の無端ベ
ルト1、1、2、2に複数の基板100が順次収納され、
このとき第一と第二の無端ベルト1、1、2、2に収納
される基板100の数は、一方の第一の無端ベルト1、1
または2、2の何れかが1枚多いか、または同数とな
る。
次に、第5図(a)、(b)、(c)及び(d)に基板
100を第二の無端ベルトから順次排出していくとき時の
動作が示されている。この時、ラインの下流側の機械や
装置の受け入れ状態を示す出力は「オン」状態となって
いるが、基板100の有無を確認する基板検出センサー20
の出力は「オフ」状態となる。
まず第5図(a)に示すように、移送プッシャー11と排
出プッシャー23が矢印で示す方向に移動する。その結
果、第一の無端ベルト1、1に最も先に収納された基板
100、すなわち、前記第二の無端ベルト2、2の最下段
の基板が排出されると同時に、前記第一の無端ベルト
1、1にある基板100のうち、最も先に収納された最上
段の基板100が前記第二の無端ベルト2、2の最上段に
移送される。
その後、第5図(b)に示すように、前記第二の無端ベ
ルト2、2だけが下方に基板係合凹部の1ピッチだけ移
動する。これにより、移送プッシャー11が前記第二の無
端ベルト2、2に連動し、1/2ピッチだけ下方に移動す
る。
その後、第5図(c)に示すように、次の基板100を排
出するため、再び排出プッシャー23を矢印で示す方向に
移動する。この時、前記センサー16がピッチ板15のスリ
ットから外れた状態となっており、移送プッシャー11は
動作をしない。
次に、第5図(d)に示すように、前記第二の無端ベル
ト2、2だけが再び下方に1ピッチだけ移動し、それと
同時に、移送プッシャー11が1/2ピッチだけ下方に移動
する。その結果、前記移送プッシャー11は1ピッチだけ
下に移動した状態となる。その後、さらに基板100を排
出する場合は、再び前記第5図(a)に示す動作を繰り
返す。
前記の実施例では、前記第一の無端ベルト1、1あるい
は前記第二の無端ベルト2、2に基板100を挿入し、収
納できる数は有限であり、或る数の基板100を収納する
と基板100が一杯になってしまう。そのため、このよう
な状態を移送プッシャー11の高さで検出し、基板収納装
置の動作を停止する必要がある。この検出を行うのが前
記移送プッシャー11の上下の端を検出するためのセンサ
ー17である。また、このセンサー17は、前記移送プッシ
ャー11が最下位置に来たことを検出し、基板の排出を停
止する。
このように、前記の本発明による実施例では、基板収納
装置に基板が収納される順序と排出される順序とが入れ
替わることがなく、収納された順序に基板100が排出さ
れる。また、ラインの上下の状況に応じて基板100の収
納数を随時変化させることができる。
また、前記の実施例では、種々の機構・装置の駆動源と
してモータ及びベルト等を用いたものが示されている。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、前記の無端ベルトを駆動するモータとベルトに代
え、例えば空気圧あるいは油圧で動くシリンダ等によっ
てラチェット機構で送ることも可能である。また、前記
移送プッシャー11の上下を電気的制御で行う代わりに、
無端ベルトから差動機等で連動し、機械的に上下させる
方法、さらに第一の無端ベルト1、1の基板係合凹部の
各段毎に移送シリンダーを並べ、順次該当位置の移送シ
リンダーを動作させることも考えられる。
次に、第6図に本発明の他の実施例が示されている。こ
の図において、基板収納装置の前記第1図に示す基板収
納装置と同じ部分には、同じ符号が付されている。
この実施例では、前記第1図に示す基板収納装置におけ
る上下に移動する移送プッシャー11に代え、2個の移送
プッシャー25、26、すなわち第一の移送プッシャー25と
第二の移送プッシャー26とを備えている。これら2個の
移送プッシャー25、26は、前記第一の無端ベルト1、1
あるいは第二の無端ベルト2、2の基板係合凹部の配列
方向に互いに離れて固定して配置されている。すなわ
ち、前記第一の移送プッシャー25は前記無端ベルト1、
1あるいは2、2の比較的高い位置にある基板係合凹部
に向けて配置され、所定の数の基板100が第一と第二の
無端ベルトに収納された時に作動する。そして、この第
一の移送プッシャー25の位置は、収納する基板の装置内
に留まるべき時間によって決定される。一方、前記第二
の移送プッシャー26は前記第一の無端ベルト1、1の下
側の部品係合凹部に向けて配置されており、より具体的
には、基板100を第一の無端ベルト1、1の基板係合凹
部に収納するための収納プッシャー18に近接した位置に
配置されている。
この実施例による基板収納装置の動作を、第7図
(a)、(b)及び第8図(a)、(b)に示す。
第7図(a)、(b)は、幾つかの回路基板100を第一
と第二の無端ベルト1、1、2、2に収納したときの動
作を示している。第7図(a)において、基板100が収
納プッシャー18によって前記第一の無端ベルト1、1内
に収納されると同時に、前記第一の移送プッシャー25も
作動し、既に無端ベルト1、1内に収納された基板100
のうち、最も高い位置の基板を第二の無端ベルト2、2
へ移動する。これと同時に排出プッシャー23も無端ベル
ト2、2の最も下の基板を押し出して排出する。次に、
前記無端ベルト1、1は1ピッチだけ上昇すると同時
に、無端ベルト2、2は1ピッチだけ下降する。
第8図(a)、(b)は、回路基板100が第一と第二の
無端ベルト1、1、2、2に殆ど収納されておらず、そ
れらを直ちにラインの下流に供給するときの動作を示
す。このとき、前記第一の移送プッシャー25は停止し、
第二の移送プッシャー26が作動する。第二の移送プッシ
ャー26は収納プッシャー18に近接し、そのすぐ上に配置
されているため、装置内を短時間で通過させることが可
能となる。
[発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明による基板収
納装置によれば、収納される基板の順序と排出される順
序が入れ替ることがなく、収納された順序に排出される
ため、収納された一部の基板だけが装置内に止どまり、
そのために基板がラインの下流側に排出される順序が狂
わず、品質管理が容易に行える。さらに、基板の収納数
を随時変えることができるので、ラインの上下の状況に
応じて柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による基板収納装置の一実施例の詳細な
構造を示す斜視図、第2図(a)、(b)、(c)及び
第3図は、第1図に示す基板収納装置の基板通過時の動
作を説明するための装置の模式図、第4図(a)、
(b)、(c)及び(d)は、前記基板収納装置の基板
収納時の動作を説明するための装置の模式図、第5図
(a)、(b)、(c)及び(d)は、前記基板収納装
置の基板排出時の動作を説明するための装置の模式図、
第6図は本発明による基板収納装置の他の実施例を示す
斜視図、第7図(a)、(b)及び第8図(a)、
(b)は前記他の実施例の動作を説明するための装置の
模式図、第9図(a)及び(b)は従来技術による基板
収納装置の構造を示す斜視図である。 1、1……第一の無端ベルト、2、2……第二の無端ベ
ルト、100……基板、11……移送プッシャー、18……収
納プッシャー、23……排出プッシャー、25……第一の移
送プッシャー、26……第二の移送プッシャー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(100)の縁を挿入可能な基板係合凹
    部を一定の間隔で設け、この基板係合凹部が基板(10
    0)の幅と対応する間隔で互いに対向するよう配置され
    た一対の第一の無端ベルト(1)、(1)と、 この第一の無端ベルト(1)、(1)を同期して何れも
    同じ方向に移動させる駆動機構と、 基板(100)の縁を挿入可能な基板係合凹部を一定の間
    隔で設け、この基板係合凹部が基板(100)の幅と対応
    する間隔で互いに対向し、且つ前記第一の無端ベルト
    (1)、(1)と隣接して配置された一対の第二の無端
    ベルト(2)、(2)と、 この第二の無端ベルト(2)、(2)を同期して何れも
    同じ方向に移動させる駆動機構と、 供給される基板(100)を第一の無端ベルト(1)、
    (1)の基板係合凹部に挿入する収納プッシャー(18)
    と、 前記第一の無端ベルト(1)、(1)の基板係合凹部に
    収納された基板(100)を第二の無端ベルト(2)、
    (2)の基板係合凹部に移動させて挿入する移送プッシ
    ャー(11)と、 この収納プッシャー(18)より第一の無端ベルト
    (1)、(1)の移動方向の先側で同無端ベルト
    (1)、(1)の基板係合凹部の配列方向に前記移送プ
    ッシャー(11)を移動させる移動機構と、 前記移送プッシャー(11)より第二の無端ベルト
    (2)、(2)の移動方向の先側にあり、同無端ベルト
    (2)、(2)の基板係合凹部に収納された基板(10
    0)を排出する排出プッシャー(23)とを備えたことを
    特徴とする基板収納装置。
  2. 【請求項2】基板(100)の縁を挿入可能な基板係合凹
    部を一定の間隔で設け、この基板係合凹部が基板(10
    0)の幅と対応する間隔で互いに対向するよう配置され
    た一対の第一の無端ベルト(1)、(1)と、 この第一の無端ベルト(1)、(1)を同期して何れも
    同じ方向に移動させる駆動機構と、 基板(100)の縁を挿入可能な基板係合凹部を一定の間
    隔で設け、この基板係合凹部が基板(100)の幅と対応
    する間隔で互いに対向し、且つ前記第一の無端ベルト
    (1)、(1)と隣接して配置された一対の第二の無端
    ベルト(2)、(2)と、 この第二の無端ベルト(2)、(2)を同期して何れも
    同じ方向に移動させる駆動機構と、 供給される基板(100)を第一の無端ベルト(1)、
    (1)の基板係合凹部に挿入する収納プッシャー(18)
    と、 この収納プッシャー(18)より第一の無端ベルト
    (1)、(1)の移動方向の先側に互いに間隔をおいて
    配置され、第一の無端ベルト(1)、(1)の基板係合
    凹部に収納された基板(100)を第二の無端ベルト
    (2)、(2)の基板係合凹部に移動させて挿入する第
    一と第二の移送プッシャー(25)、(26)と、 前記移送プッシャー(25)、(26)より第二の無端ベル
    ト(2)、(2)の移動方向の先側にあり、同無端ベル
    ト(2)、(2)の基板係合凹部に収納された基板(10
    0)を排出する排出プッシャー(23)とを備えたことを
    特徴とする基板収納装置。
JP1198842A 1988-11-07 1989-07-31 基板収納装置 Expired - Lifetime JPH075170B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28096188 1988-11-07
JP63-280961 1988-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02276731A JPH02276731A (ja) 1990-11-13
JPH075170B2 true JPH075170B2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=17632298

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JP1198842A Expired - Lifetime JPH075170B2 (ja) 1988-11-07 1989-07-31 基板収納装置

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KR100609720B1 (ko) * 1998-12-23 2006-10-24 한라공조주식회사 플레이트 공급장치
KR100372631B1 (ko) * 2001-02-24 2003-02-15 이주영 회로기판용 이송버퍼

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JPS61155107A (ja) * 1984-12-28 1986-07-14 Mitsubishi Electric Corp 基板収納装置

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JPH02276731A (ja) 1990-11-13

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