JPH075138U - 撮影レンズの情報表示装置 - Google Patents

撮影レンズの情報表示装置

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JPH075138U
JPH075138U JP3758193U JP3758193U JPH075138U JP H075138 U JPH075138 U JP H075138U JP 3758193 U JP3758193 U JP 3758193U JP 3758193 U JP3758193 U JP 3758193U JP H075138 U JPH075138 U JP H075138U
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JP
Japan
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lens
liquid crystal
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displayed
lens barrel
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Application number
JP3758193U
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English (en)
Inventor
稔 桑名
京子 橋本
哲郎 神原
Original Assignee
ミノルタ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影レンズ鏡胴上に曲面に沿う液晶表示素子
を配し、この表示素子にカメラとレンズとの間のデータ
交信に基づいて生成された情報を表示可能とした情報表
示装置を提供する。 【構成】 曲面形状をした曲面型液晶素子21は、撮影
レンズ23の鏡胴24の曲面に沿って鏡胴24上に取付
けられ、この液晶素子21に、カメラとレンズとの間の
データ交信に基づき演算された多種多様な情報を表示す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レンズの鏡胴上に配設された液晶表示素子に各種の情報を表示する 撮影レンズの情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の撮影レンズの情報表示装置において、焦点深度や撮影倍率 等の撮影情報を、レンズの鏡胴上に配設された液晶素子に表示している(実開昭 58−138927号公報参照)。また、カメラに内蔵されている電子時計を使 用することで時刻を表示するカメラが知られている(特開昭55−2203号公 報参照)。一方、複数の表示データを周期的に順次表示するようにしたカメラの 表示装置がある(特開昭53−129329号公報参照)。さらには、フィルム の使用駒数を液晶表示するようにした駒数表示装置が知られている(実開昭57 −57431号公報参照)。また、レンズの鏡胴部品間の相対移動を利用して鏡 胴上にグラフィカルに被写界深度範囲を表示するようにした表示装置がある(実 開昭55−111221号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1従来例では、液晶素子に表示される内容がレンズだけ で決定されるので、カメラとレンズとの間のデータ交信に基づいて演算された情 報を表示することができない。例えば、コンバータを装着した場合には、装着し たことによって変化する焦点距離等の値を表示することができない。また、上記 第2従来例では、時刻以外の表示ができない。一方、上記第3従来例では、複数 の表示データを順次表示するので、撮影者の望む表示内容を表示するまで何度も 不要なデータを表示しなければならず、1単位のデータを周期的に順次表示する 場合と比べて操作性に劣る。さらには、上記第4従来例では、撮影者がフィルム の撮影可能駒数を忘れた場合、残り何枚撮影することができるのかわからない。 また、上記第5従来例では、熱膨張によって誤差が生じる場合があるといった問 題がある。
【0004】 本考案は、上述した問題点を解決するもので、カメラとレンズとの間のデータ 交信に基づいて生成された多種多様な情報を表示可能とすることで、撮影者に提 供する情報の種類と量を多くし、かつ、撮影レンズの鏡胴に容易に取付けられ、 外から加わる衝撃にも強い撮影レンズの情報表示装置を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、カメラに装着されるレンズの鏡胴上に配 設された撮影レンズの情報表示装置において、上記鏡胴上に、該鏡胴曲面に沿う ように液晶表示素子を配設し、この液晶表示素子に、上記カメラと上記レンズと の間のデータ交信に基づき生成された情報を表示するようにしたものである。
【0006】
【作用】
上記の構成によれば、撮影レンズ鏡胴上に配設した液晶表示素子に、カメラと レンズとの間のデータ交信に基づき演算された多種の情報を表示することができ る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明する。図1はカメラの内 部構造を示す。カメラは、ボディ部101とレンズ部102とでなる。ボディ部 101は、ボディ部101全体を制御するボディマイコン1と、現在の合焦点状 態を検出するオートフォーカス(AF)センサ2と、AFセンサ2からの出力に 応じて駆動されるAFモータ3と、AFモータ3の回転数を計数するフォーカス エンコーダ4を備えている。一方、レンズ部102は、カプラ5を介してボディ 部101と接続され、被写体に対してピントを合わせるためのフォーカスレンズ 6と、レンズ部102全体を制御するレンズマイコン7と、レンズマイコン7に よって駆動制御されるズームモータ8と、ズームモータ8の回転数を計数するズ ームエンコーダ9と、撮影倍率を変化させるための変倍レンズ10と、撮影に関 するデータが記憶されるメモリ11を備えている。また、後述するように、レン ズの鏡胴には薄板状の曲面型液晶素子21が配設されていて、曲面型液晶素子2 1の上にはタッチパネル22が貼付されている。
【0008】 次に、上記構成の動作を説明する。自動焦点調節を行う場合には、ボディマイ コン1はレンズマイコン7から電気接点12を介してレンズ情報を受信し、AF センサ2の出力に応じて適宜AFモータ3を駆動させることでフォーカスレンズ 6を駆動させ、被写体に対してピントを合わせる。また、レンズマイコン7は、 メモリ11の出力と、ボディマイコン1の出力と、タッチパネル22の出力と、 ズームエンコーダ9の出力とに基づき、適宜、液晶素子21に表示する内容を演 算し、表示する。レンズマイコン7とボディマイコン1は相互にデータを交信し て、液晶素子21に表示する内容を決定する。
【0009】 例えば、ボディマイコン1は、AFモータ3の駆動中、フォーカスエンコーダ 4の出力をモニタしていて、レンズマイコン7から撮影距離算出の要求があった ときには、フォーカスエンコーダ4の出力から撮影距離を演算し、この演算結果 を電気接点12を介してレンズマイコン7へ送信する。レンズマイコン7は、こ のボディマイコン1から受信した撮影距離と、ズームエンコーダ9及びメモリ1 1の出力から求めた焦点距離とから、撮影倍率を演算し、この演算結果を曲面型 液晶素子21に表示する。
【0010】 液晶素子21には、撮影者に選択を促すメッセージと、タッチパネル22上の 何れの場所を押さえればよいかの指示とが表示される。タッチパネル22が押さ れると、その選択内容はレンズマイコン7に送信され、選択内容に応じて各レン ズ6,10が駆動制御される。図2は、液晶素子21及びタッチパネル22の表 示例を示す。図中、f´の部分(右上り斜線部)が押されると焦点距離が表示さ れ、Dの部分(左上り斜線部)が押されると撮影距離が表示される。なお、表示 内容の選択手段は、上記実施例ではレンズ側のタッチパネル22であるが、選択 手段はボディ側もしくはレンズ側の少なくとも一方にあればよい。また、タッチ パネル22の出力は、上記実施例のように、レンズマイコン7に送信されるだけ に限られず、ボディマイコン1に送信されるようにしてもよい。
【0011】 図3は撮影レンズ鏡胴に曲面型液晶素子21とタッチパネル22を取付ける様 子を示す。曲面型液晶素子21は可撓性の液晶フィルムと曲面状の保護板とから なり、撮影レンズ23の鏡胴24の曲面に沿って鏡胴24上に取付けられる。タ ッチパネル22は、液晶素子21の上から、例えば、不図示の透明接着剤等を介 して液晶素子21の曲面に沿って貼付される。
【0012】 ところで、液晶素子が曲面状にならず平面状のものである場合には、素子取付 のために鏡胴の曲面の一部を平面とするよう削除しなければならないので、比較 的外径が大きく肉厚の大きい鏡胴が必要となり、スペース効率が悪く、また、平 面状の表示素子の場合には斜めから表示内容が見にくくなるといった不都合が生 じていた。それに対し、本実施例のように、曲面形状をした液晶素子21が使用 されることにより、取付のための鏡胴24の削り込みが少なくてよいので、その 肉厚は薄くてよく、また、撮影者がリング操作するとき液晶素子21が邪魔にな らず、しかも表示を見易い。
【0013】 次に、カメラとレンズとの間のデータ交信に基づく情報を液晶素子21に表示 した例を示す。撮影者が2倍のコンバータを介して交換レンズを装着したとき、 カメラ側はレンズの焦点距離が2倍になったことを察知し、液晶素子21にその 焦点距離あるいは焦点深度を表示する。また、カメラから最速シャッタ速度、交 換レンズから最大Fナンバーなどの情報を得て、適正に露出制御できるか否かを 判定し、その結果を表示する。また、カメラ内にあるAFセンサ2からの情報と 、交換レンズのフォーカスレンズ6の位置による距離情報とから合焦レベルと距 離のグラフを表示する。
【0014】 図4及び図5は液晶素子21による各種の表示例を示す。図4(a)乃至(k )は、被写体までの距離を示し、(a)乃至(e)は直接数値で距離を表してい る。図中、(f)は、白丸と黒丸の境の部分が距離を表わし、(g),(h)は 、黒丸の部分が距離を表わす。また、(h)中で、“F8”はFナンバー、その 上の横棒51は被写界深度の範囲を示す。(i)は、棒グラフの最も高い位置が 最も焦点の合っている位置を表わす。図4(l)乃至(s)は、撮影倍率を示し 、(l)乃至(q)は直接数値で倍率を表示している。図中、(r)は、白棒と 黒棒の境の部分が倍率を表わし、(s)は、撮影倍率0.5倍の状態を示す。
【0015】 図5(a)乃至(g)は、焦点距離を示す。ただし、(c)は焦点距離“35 ”に加えて絞りを表わすFナンバー“1.4”も表示している。図5(h)はF ナンバー、(i)は露出倍率、(j)は通常状態52に対する像面湾曲の状態を 示す。また、図5(k)及び(l)はフォーカスモードを表示していて、(k) がオートフォーカス、(l)がマニュアルフォーカスを示す。図5(m)は温度 、(n)は湿度、(o)は時刻、(p)は日付を表わす。また、図5(q)はセ ルフタイマでシャッタが切れるまでの秒数、(r)はフィルムの残り駒数、(s )はカメラに内蔵されている電池の残り容量を表わしている。(r)で、フィル ムの残り駒数を表示することにより、撮影者は残り何枚撮影可能かが分かる。
【0016】 図5(t)は各種メッセージを右から左へスクロールさせて表示することを示 す。この表示法により、長い文章も表示可能となる。図6はこのスクロール表示 の一例である。「コントラストが不足です。MFにしてください。」という文章 を表示するときには、「コントラス」から順に、「ください。」と表示される。 以上述べたように、液晶で表示することにより、多くの種類と量の情報を表示す ることができる。
【0017】 なお、液晶表示素子を用いることにより、機械的な作動機構を有していないレ ンズ、例えば、屈折率可変レンズやベローズ専用レンズ等においても倍率等の表 示を行うことができる。また、従来のレンズでは、周囲の温度変化によってレン ズや鏡胴部品が膨張あるいは収縮し、実際の焦点状態と表示とが一致しなくなっ て正確に距離を表示することができない場合があるが、本実施例によれば、温度 変化に応じて液晶による表示をずらせることにより正確な距離を表示することが できる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、レンズの鏡胴上に配設された液晶表示素子に、 カメラとレンズとの間のデータ交信に基づき生成された、各種撮影に関する情報 を表示するので、コンバータを装着した場合にも正しい値を表示することができ る。また、従来のように、鏡胴上に情報を印刷しただけのものに比べて撮影者に 極めて多くの情報を表示することができ、例えば、スクロール表示で長いメッセ ージも表示することができる。また、表示部にタッチパネルを重ねることが容易 で、その場合、スイッチ機能を持たせることができ、鏡胴上に多くのスイッチを 設ける必要がない。また、曲面に沿うように液晶表示素子を配置したことにより 、平面状の素子を用いる平面タイプの場合に生じる角部がなくなるので、該素子 がリング操作の邪魔にならない。また、素子を曲面状に取付けているので、平面 タイプに比べ、取付け位置が少々ずれても支障がなく、従って、取付けの微調整 が不要で、組立が容易となる。さらに、平面タイプに比べ、スペースの無駄が少 ないので、装置全体がコンパクトになる。その上、平面タイプの場合のように素 子取付けのために鏡胴に大きく削り込む必要がないので、外部から加わる機械的 衝撃に強い構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による撮影レンズの情報表示
装置を搭載したカメラの内部ブロック構成図である。
【図2】液晶表示素子及びタッチパネルによる表示例を
示す図である。
【図3】鏡胴に曲面に沿って液晶素子及びタッチパネル
を取付ける様子を示す斜視図である。
【図4】液晶表示素子による各種の表示例を示す図であ
る。
【図5】液晶表示素子による各種の表示例を示す図であ
る。
【図6】スクロール表示例を示す図である。
【符号の説明】
21 液晶素子 23 撮影レンズ 24 鏡胴 101 ボディ部 102 レンズ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに装着されるレンズの鏡胴上に配
    設された撮影レンズの情報表示装置において、 上記鏡胴上に、該鏡胴曲面に沿う液晶表示素子を配設
    し、この液晶表示素子に、上記カメラと上記レンズとの
    間のデータ交信に基づき生成された情報を表示するよう
    にしたことを特徴とする撮影レンズの情報表示装置。
JP3758193U 1993-06-15 1993-06-15 撮影レンズの情報表示装置 Pending JPH075138U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3758193U JPH075138U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 撮影レンズの情報表示装置

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JP3758193U JPH075138U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 撮影レンズの情報表示装置

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JPH075138U true JPH075138U (ja) 1995-01-24

Family

ID=12501513

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JP3758193U Pending JPH075138U (ja) 1993-06-15 1993-06-15 撮影レンズの情報表示装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201695A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Fujinon Corp レンズ装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991214