JPH0751307A - 橈骨と尺骨との関節における回外・回内拘縮の治療用装置 - Google Patents

橈骨と尺骨との関節における回外・回内拘縮の治療用装置

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JPH0751307A
JPH0751307A JP6097618A JP9761894A JPH0751307A JP H0751307 A JPH0751307 A JP H0751307A JP 6097618 A JP6097618 A JP 6097618A JP 9761894 A JP9761894 A JP 9761894A JP H0751307 A JPH0751307 A JP H0751307A
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JP6097618A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回外・回内運動を制御する橈骨近位部と尺骨
との関節の拘縮を防止しあるいは矯正する装置を提供す
る。 【構成】 本発明に係る治療用装置は、近位支え部16
と遠位支え部26とを備えている。支え部16・26は
それぞれ、ピン18・28により尺骨12と橈骨14と
に接続される。雄ねじ部付きのロッド32は、環状支持
リング30と弧状体34とにおける孔33を貫通し、ナ
ット35によって止められ、所望の間隔で近位支え部1
6と遠位支え部26とを互いに固定する。ロッド32に
より近位支え部16と遠位支え部26との距離を変える
ことで、本装置の軸を調整して尺骨12の軸にほぼ平行
な方向にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に肘関節の損傷や
拘縮に対する治療、特に回外・回内拘縮や橈骨頭近位部
の骨折を治療するための装置に関し、さらに詳しくは、
橈骨と尺骨との関節における回外・回内拘縮を防止しあ
るいは矯正するための装置に関する。
【0002】回外とは、前腕を差し出して掌を上に向け
た位置をとらせるようにねじる運動をいい、回内とは、
前腕を差し出して掌を下に向けた位置をとらせるように
ねじる運動をいう。拘縮とは、筋、腱または瘢痕組織が
骨格関節において短縮する現象をいう。
【0003】回外・回内拘縮は、外傷の後に頻繁に起こ
り、肘関節の損傷を看護する際の主要な課題となる。尺
骨の長手軸に対して橈骨が回転運動するのを制御する橈
骨と尺骨との近位関節における回外・回内拘縮は、上腕
骨と尺骨との関節の屈曲・伸長拘縮とともに、日常生活
や社会生活を営んでいく上で著しい妨げになる。
【0004】
【従来の技術】近年、肘の外傷に関する治療では、運動
を行わせることによって拘縮(contracture)や硬直を
防止しようとする傾向がいっそう強くなってきている。
ギプスに固定し動かさない閉鎖的な治療よりもむしろ、
損傷後、数日たてば、十分な安定性を与えてしっかりと
内部固定を施した状態で患部を動かすようにしようとい
う治療方法が開発された。最近では、脱臼の治療におい
て、患者が苦痛を伴わず動かせるようになるとできるだ
け早い時期に、患部を保護状態で動かすようにする方法
が用いられるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、拘縮の防止に
現在用いられている技術が一様に成功しているわけでは
ない。早い時期にまた積極的に運動させることによって
のみ拘縮の苦しさを軽減することができるが、それに
は、患者自身の体力、治療に対する協力および不断の努
力が要求される。療法士にしてもらう受動的なストレッ
チングは、きわめて限られた部位に対して緩慢に行われ
るものであるため、そのような治療によれば異所性骨化
や骨化性筋炎が発生するおそれがある。動的副子を用い
ることも可能であるが、その場合、上腕や前腕における
敏感な組織あるいは傷ついた軟組織に圧力を加えること
がある。このため、適用不可能であるかも知れないし、
火傷の場合には患者の協力が得られないかも知れない。
【0006】また、伸延操作、すなわち関節面を引き離
す方向へ引っ張る操作を必要とする橈骨近位部の骨折に
関する治療は、従来、尺骨を橈骨に固定するためのピン
を用いるだけの単純なものであった。このような治療に
よると、尺骨の固定中に拘縮や運動損失の生じるおそれ
があった。
【0007】近年、肘関節における屈曲・伸長拘縮を治
療しあるいは防止する装置として、肘を固定していても
正しい位置関係で肘を屈曲・伸長することのできる装置
が開発されている(米国特許第 5,102,411号)。しかし
ながら、肘関節における回外・回内拘縮を防止しあるい
は矯正する装置は知られていない。
【0008】回外・回内運動を制御する橈骨と尺骨との
近位関節における拘縮を防止しあるいは矯正する機械的
装置が提供されるのがきわめて望ましい。提供のさらに
望まれる装置としては、橈骨と尺骨との関節における骨
折部を伸延させる動作や骨折部を最も適切に制御する動
作が可能であり、さらに治療中に動かすことができ、そ
れによって拘縮や運動損失の傾向を軽減するような装置
である。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用など】本発明に
係る、橈骨と尺骨との関節における回外・回内拘縮の治
療用装置は、次の2つの形態をとる。すなわち、第1の
形態は、第1支え部(ブレーシング部)と、第2支え部
と、第1支え部と第2支え部とを互いに固定状に接続す
る固定接続手段と、第1支え部を橈骨に固定状に接続す
る第1接続手段と、第2支え部を尺骨に接続する第2接
続手段と、第1接続手段に操作可能に接続され、第1接
続手段を運動させることで尺骨に対して橈骨を動かすた
めの運動手段とを備えている、橈骨と尺骨との関節にお
ける回外・回内拘縮の治療用装置である。
【0010】第1支え部は患者の橈骨に接続される。第
2支え部は患者の尺骨に接続される。第2支え部の1例
としては、骨の伸長やリハビリテーション用にイリザロ
フ博士(Dr. Ilizarov) によって開発され、一般にイリ
ザロフリング (Ilizarov ring)として知られるリングと
類似のもの、すなわち、環状であって、円周上に複数の
孔を有する支持リングが挙げられる。第1支え部の1例
としては、第2支え部のとしての前記支持リングに係合
する弧状体が挙げられる。
【0011】固定接続手段は、第1支え部と第2支え部
とを互いに固定状に接続する。固定接続手段の1例とし
ては、前記支持リングと前記弧状体との間に延びて両者
の孔を貫通する雄ねじ部付きロッドと、このロッドの雄
ねじ部にねじ合わされるナットとの組み合わせが挙げら
れる。
【0012】第1接続手段は、第1支え部を橈骨に固定
状に接続する。第2接続手段は、第2支え部を尺骨に接
続する。第1接続手段および第2接続手段の1例として
は、それぞれ経皮ピン等のピン(遠位ピン、近位ピン)
が挙げられる。このようなピンを用いて、第1支え部が
橈骨の遠位部に取り付けられ、第2支え部が尺骨の長さ
中間部から近位部にわたる部分に取り付けられる。
【0013】運動手段は、第1接続手段に操作可能に接
続される。そして、第1接続手段を運動させることで、
尺骨に対して橈骨を動かす。運動手段の1例としては、
前記ピンに調整ロッドなどを介して接続されかつ前記弧
状体に滑動可能に取り付けられる滑動キャリッジが挙げ
られる。このような滑動キャリッジは、前記弧状体の軌
道に滑動可能にかみ合い、弧状体に係合・保持される。
そして、滑動キャリッジとそれに取り付けられた前記ピ
ンとが第1支え部の弧状体上を運動することによって、
そのピンの取り付けられた橈骨が尺骨の周囲を回転す
る。
【0014】本発明の第1の形態に係る装置は、橈骨が
尺骨に対して動くとき、第1支え部に対する第1接続手
段の位置と方向とを連続的に調整する調整手段をさらに
備えているのが好ましい。このような調整手段の1例と
しては、前記滑動キャリッジに含まれる、ウォームブレ
ース(ウォームハウジング)およびウォームドライブ
と、歯車付きの前記弧状体との組み合わせがある。ウォ
ームドライブが弧状体の歯車にかみ合うと、ウォームド
ライブの回転によって滑動キャリッジが弧状体の軌道上
を運動する。すると、滑動キャリッジに接続された前記
ピンの位置と方向とが連続的に調整される。
【0015】本発明の第1の形態に係る装置は、運動手
段が歯車機構を備えているのが好ましい。その歯車機構
は、第1支え部にかみ合い、加えられた外力に応じて運
動手段を運動させることで、第1支え部に接続された橈
骨を動かし、その結果、橈骨を尺骨に関して回外・回内
運動させるものである。このような歯車機構の1例とし
ては、前記滑動キャリッジに含まれる、ウォームブレー
ス(ウォームハウジング)およびウォームドライブと、
歯車付きの前記弧状体との組み合わせがある。ウォーム
ドライブが前記弧状体の歯車にかみ合うと、ウォームド
ライブの回転によって滑動キャリッジが弧状体の軌道上
を運動する。すると、前記ピンの取り付けられた橈骨が
尺骨の周囲を回転する。
【0016】本発明の第1の形態に係る装置は、歯車機
構が選択係合手段をさらに備えているのが好ましい。こ
の選択係合手段は、歯車と第1支え部とを選択的に係合
させて外力を歯車と第1支え部との間に伝え、骨格要素
である橈骨と尺骨との自由な運動を制限したり回外・回
内運動を制御したりするとともに、歯車と第1支え部と
の係合を選択的に解除して、骨格要素である橈骨と尺骨
との自由な運動を可能にする。このような選択係合手段
の1例としては、偏心状に設けられたウォームドライブ
と、このウォームドライブに取り付けられたつまみねじ
との組み合わせが挙げられる。このような選択係合手段
によれば、つまみねじを回すと、ウォームドライブと弧
状体の歯とが選択的に係合されたり係合解除されたりす
る。
【0017】本発明の第1の形態に係る装置は、第1支
え部が、骨に係合する雄ねじ部付きのピンを備えている
のが好ましい。また、前記ピンを第1支え部に接続する
調整ロッドを備え、その調整ロッドが、前記ピンを第1
支え部に接続するとともにそのピンに滑動可能に係合す
るスリーブを備えているのが好ましい。
【0018】本発明の第1の形態に係る装置は、前記調
整ロッドを第1支え部に接続し、それによって調整ロッ
ドが第1支え部に関して軸方向に動くとともに回転する
ことを可能にする手段を備えているのが好ましい。この
ような手段の1例としては、前記滑動キャリッジに設け
られた調整ロッド挿通用の孔が挙げられる。このような
孔は、調整ロッドを受けて、それを移動可能に収納す
る。
【0019】本発明の第1の形態に係る装置は、前記調
整ロッドを前記ピンから遠ざける方向へ付勢するばね手
段を備えているのが好ましい。ばね手段の1例として
は、前記調整ロッドの一方端部に取り付けられる圧縮コ
イル型ばねが挙げられる。
【0020】本発明の第1の形態に係る装置は、前記ス
リーブが、半円錐形の逃げ領域を有する貫通孔を備えて
いるのが好ましい。スリーブにおけるこのような貫通孔
は、前記ピンを同スリーブ内における半円錐形の逃げ領
域で回動させることを可能にする。
【0021】本発明の第1の形態に係る装置は、第1支
え部と第2支え部との間の距離を調整し、それによって
橈骨を伸延させる伸延手段を備えているのが好ましい。
このような伸延手段の1例としては、前記雄ねじ部付き
ロッドと前記ナットとの組み合わせが挙げられる。この
ようなロッドとナットとで第1支え部と第2支え部との
距離を変えることにより、装置の軸が尺骨の長手軸にほ
ぼ平行になるように調整する。このような距離の調整に
よって、橈骨をわずかに伸延させることができる。
【0022】本発明の第2の形態は、近位支え部と、遠
位支え部と、近位支え部と遠位支え部とを互いに固定状
に接続する固定接続手段と、近位支え部を尺骨に固定状
に接続する近位接続手段と、遠位支え部を橈骨に接続す
る遠位接続手段と、この遠位接続手段に操作可能に接続
され、遠位接続手段を運動させることで尺骨に対して橈
骨を動かすための運動手段とを備えている、橈骨と尺骨
との関節における回外・回内拘縮の治療用装置である。
【0023】近位支え部は患者の尺骨に接続される。遠
位支え部は患者の橈骨に接続される。近位支え部の1例
としては、前記イリザロフリングと類似のもの、すなわ
ち、環状であって、円周上に複数の孔を有する支持リン
グが挙げられる。遠位支え部の1例としては、第2支え
部の1例としての前記支持リングに係合する弧状体が挙
げられる。
【0024】固定接続手段は、近位支え部と遠位支え部
とを互いに固定状に接続する。固定接続手段の1例とし
ては、前記支持リングと前記弧状体との間に延びて両者
の孔を貫通する雄ねじ部付きロッドと、このロッドの雄
ねじ部にねじ合わされるナットとの組み合わせが挙げら
れる。
【0025】近位接続手段は、近位支え部を尺骨に固定
状に接続する。遠位接続手段は、遠位支え部を橈骨に接
続する。近位接続手段および遠位接続手段の1例として
は、それぞれ経皮ピン等のピン(近位ピン、遠位ピン)
が挙げられる。このようなピンを用いて、近位支え部が
尺骨の長さ中間部から近位部にわたる部分に取り付けら
れ、遠位支え部が橈骨の遠位部に取り付けられる。
【0026】運動手段は、遠位接続手段に操作可能に接
続される。そして、遠位接続手段を運動させることで、
尺骨に対して橈骨を動かす。運動手段の1例としては、
前記弧状体と、前記ピンに調整ロッドなどを介して接続
され、前記弧状体に滑動可能に取り付けられる滑動キャ
リッジとの組み合わせが挙げられる。このような滑動キ
ャリッジは、弧状体の軌道に滑動可能にかみ合い、弧状
体に係合・保持される。そして、滑動キャリッジとそれ
に取り付けられた前記ピンとが遠位支え部の弧状体上を
運動することによって、そのピンの接続された橈骨が尺
骨の周囲を回転する。
【0027】本発明の第2の形態に係る装置は、近位支
え部と遠位支え部との間の距離を調整し、それによって
橈骨を伸延させる伸延手段を備えているのが好ましい。
このような伸延手段の1例としては、前記雄ねじ部付き
ロッドと前記ナットとの組み合わせが挙げられる。この
ようなロッドとナットとで近位支え部と遠位支え部との
距離を変えることにより、装置の軸が尺骨の長手軸にほ
ぼ平行になるように調整する。このような距離の調整に
よって、橈骨をわずかに伸延させることができる。
【0028】本発明の第2の形態に係る装置は、近位支
え部に操作可能に接続される動的な肘ヒンジをさらに備
えているのが好ましい。このような動的肘ヒンジとして
は、たとえば米国特許第 5,102,411号に開示されている
ようなものが用いられる。
【0029】近位支え部および遠位支え部は、前腕の少
なくとも一部を取り囲み、ワイヤあるいはピンで骨に一
体に接続される支持リングによって、それぞれ、骨格要
素である尺骨と橈骨とに接続するようにしてもよい。
【0030】近位支え部および遠位支え部はまた、本装
置を安定させる接続ロッドを用いて互いに接続してもよ
い。遠位支え部には、歯付きの調整用弧状体と、この弧
状体に係合・保持される滑動キャリッジとを備えていて
もよい。滑動キャリッジは、遠位支え部を橈骨遠位部に
接続する遠位ピンを含み、その遠位ピンの連続的な調整
を可能とする。滑動キャリッジにはさらに、ウォームブ
レースハウジングと、偏心状に設けられたウォームドラ
イブとが含まれる。ウォームドライブは、弧状体の歯と
選択的に係合して、滑動キャリッジが弧状体に沿って滑
動することを可能にし、それによってウォームドライブ
に取り付けられた遠位ピンで橈骨を動かす。
【0031】この遠位ピンは、たとえば調整ロッドによ
って、滑動キャリッジのある位置で本装置に接続され
る。これによって、本装置を少なくとも3つの平面で連
続的に調節することが可能となる。この実施例では、第
1の平面は、調整ロッドが遠位ピンに導かれて橈骨に向
かいあるいは橈骨から遠ざかる方向に滑動するときの、
尺骨の長手軸とほぼ垂直であって、遠位ピンの軸に沿っ
た面である。第2の平面は、調整ロッドが滑動キャリッ
ジ内を滑動し、遠位ピンと滑動キャリッジとの間の調整
ロッドの長さが変わるときの、尺骨の長手軸にほぼ平行
な面である。調整ロッドは、滑動キャリッジ内を回転し
てもよく、また遠位ピンの周囲を回転してもよい。
【0032】本発明の第2の形態に係る装置における複
数平面での運動によって、回外・回内運動中に本装置を
連続的に調節することができ、尺骨に対して回転すると
きに橈骨がとる円錐状の軌跡を補正することができる。
さらに、このような連続的な調節によって、尺骨に対し
て橈骨が回転するための真の回転軸を捜し当てる際の不
確かさを補うこともできる。2つの支え部の距離を調整
することによって、橈骨をわずかに伸延させることがで
きる。これは、例えば、橈骨頭近位部の関節が骨折した
場合の治療等に用いることが望ましい。
【0033】遠位支え部には歯車機構が含まれる。この
歯車機構に外力を加えることによって、滑動キャリッジ
が歯の付いた弧状体に沿って移動し、その結果、遠位支
え部の取り付けられた橈骨が尺骨に関して動く。関節を
取り巻く軟組織を伸長し関節拘縮を治療するために、ク
ランクを手動操作するかモータを用いて外力を加える。
選択係合機構を設けて、歯車機構を選択的に係合させた
り、係合を解除したりしてもよい。その場合、係合を解
除することによって、関節は患者自身の筋力によって自
由に回外・回内運動をすることができる。
【0034】本発明の第2の形態に係る装置にあって
は、上記の機構を設けることで、肘関節の回外・回内拘
縮を、肘の能動的あるいは受動的な運動によって防止す
ることが可能になる。
【0035】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳述する。なお、本発明はこれによって限定されるもの
ではない。
【0036】図1〜図3は好ましい1実施例、すなわ
ち、本発明に係る、橈骨と尺骨との関節における回外・
回内拘縮の治療用装置を患者の前腕に接続したときの状
態を示す。一点鎖線10は患者の前腕を表し、一点鎖線
12は前腕10の尺骨を、一点鎖破線14は前腕10の
橈骨を表す。この治療用装置は、近位支え部(第2支え
部)16と、遠位支え部(第1支え部)26とを備えて
いる。
【0037】それぞれの支え部16・26を、経皮ピン
等の近位ピン18・遠位ピン28を用いて骨格要素であ
る尺骨12と橈骨14とに取り付ける。少なくとも1個
の近位ピン(近位接続手段、第2接続手段)18を用い
て近位支え部16を尺骨12に固定し、少なくとも1個
の遠位ピン(遠位接続手段、第1接続手段)28を用い
て遠位支え部26を橈骨14に固定する。この装置を尺
骨に固定する近位ピン18は、尺骨の内側面、例えば尺
骨の長さ中間部から近位部にわたる部分の皮下との境界
付近に取り付けるのが好ましく、橈骨に装置を固定する
遠位ピン28は、橈骨遠位部の外側面に取り付けるのが
好ましい。
【0038】この装置を、図示している以外の位置、す
なわち互いに反対の位置に取り付け、前腕10の近位部
で装置が回転し、前腕10の遠位部で装置が固定するよ
うにしてもよい。取り付け位置としては、骨格要素や関
節の治療上の安定性を阻害することなくむしろそれを助
長する、完全な回外・回内運動を可能とする位置が好ま
しい。装置を独立して、すなわち動的な肘支持具と連携
させずに用いる場合、尺骨12に装置をしっかり取り付
けるには1個以上の近位ピンが必要である。複数個のピ
ンを尺骨12に、好ましくはその長さ中間部から近位部
にわたる部分であって内側面あるいは後背面に取り付
け、回外・回内運動が阻害されることがないようにす
る。
【0039】好ましくは、近位支え部16と遠位支え部
26との距離を調整し、橈骨14をわずかに伸延させ
る。このような伸延操作は、例えば橈骨頭近位部の関節
が骨折した場合の治療に要求される。
【0040】図2に示すように、近位支え部16には、
完全なあるいは部分的な環であって円周上に複数の孔3
3を有する1個以上の環状支持リング30が含まれる。
この支持リング30は、骨の伸長やリハビリテーション
用にイリザロフ博士(Dr. Ilizarov) によって開発され
た、一般にイリザロフリング (Ilizarov ring)として知
られるリングと類似であってもよい。好ましい実施態様
では、本発明に係る、橈骨と尺骨との関節における回外
・回内拘縮の治療用装置の近位支え部16は、米国特許
第 5,102,411号に開示されているような動的な肘ヒンジ
2に対する遠位支え部に等しい。
【0041】ロッド32は、環状支持リング30を1個
以上用いる場合には支持リング30の間に設けられある
いは近位支え部16の支持リング30と遠位支え部26
との間に設けられる。図1〜図3に示された実施例で
は、雄ねじ部付きのロッド32は、環状支持リング30
における孔33と弧状体34における孔33とを貫通
し、ナット35によって止められ、所望の間隔で近位支
え部16と遠位支え部26とを互いに固定する。ロッド
32により近位支え部16と遠位支え部26との互いの
位置を変えることで両者の距離を変え、この装置の長手
軸を調整して尺骨12の長手軸にほぼ平行な方向に一致
させる。このような距離の調整によっても、橈骨14を
わずかに伸延させることができる。
【0042】遠位支え部26には、橈骨14を尺骨12
に対して動かせる運動手段が含まれる。図3に示すよう
に、このような運動手段には、弧状体34と滑動キャリ
ッジ36とが含まれる。滑動キャリッジ36は、弧状体
34の軌道38に係合して軌道38上を滑動し、弧状体
34に係合・保持される。滑動キャリッジ36は、摩擦
力を減少させるために軸受54を有しているのが好まし
い。
【0043】滑動キャリッジ36には、ウォームブレー
スまたはウォームハウジング40とウォームドライブ4
2とが含まれる。ウォームドライブ42が弧状体34の
歯44にかみ合うと、ウォームドライブ42の回転によ
って滑動キャリッジ36が弧状体34の軌道38上を動
く。このように、滑動キャリッジ36とこれに取り付け
られた遠位ピン28とが遠位支え部26の弧状体34上
を運動することによって、遠位ピン28の取り付けられ
た橈骨14が尺骨12に対して回転する。
【0044】本装置には選択係合手段が設けられてい
る。この選択係合手段によって、ウォームドライブ42
と弧状体34の歯44との係合が選択的に解除される。
したがって、患者は自力による回外・回内運動で関節を
動かすことができる。この選択係合手段は、つまみねじ
47を回すことによって、弧状体34の歯44との係合
を選択的に解除したり(図4と図5)、係合させたり
(図6と図7)する、図4〜図7に示すように偏心状に
設けられたウォームドライブ42であってもよい。
【0045】ウォームドライブ42が図6と図7に示す
ように係合している場合、ウォームドライブ42を回す
ことによって、滑動キャリッジ36は弧状体34の軌道
38上を移動する。ウォームドライブ42が図4と図5
に示すように係合解除されている場合、弧状体34の歯
44はウォームドライブ42との係合が解除されるの
で、滑動キャリッジ36は弧状体34の軌道38を自由
に滑動することができる。
【0046】図1に示すように、遠位ピン28は、滑動
キャリッジ36に移動可能に取り付けられた調整ロッド
46を介して、滑動キャリッジ36に接続されている。
滑動キャリッジ36は、図4と図6に示すように、滑動
キャリッジ36の孔56に調整ロッド46を受け入れ
て、調整ロッド46をを移動可能な状態にする。
【0047】調整ロッド46は、滑動キャリッジ36の
孔56の内側で回転したり、図1と図8の矢印aで示す
ように軸方向へ移動したりすることができる。調整ロッ
ド46の一方端部には圧縮コイル型ばね48が取り付け
られている。このばね48は、調整ロッド46を遠位ピ
ン28から遠ざける方向へ付勢するものである。調整ロ
ッド46の他方端部には調整スリーブ50が設けられて
いる。調整スリーブ50は、図8と図9に示すように、
調整スリーブ50の貫通孔52により、遠位ピン28を
受け入れるとともに遠位ピン28に運動可能に係合して
いる。調整スリーブ50の貫通孔52には、遠位ピン2
8に対して調整スリーブ50が回動できるように半円錐
形の逃げ領域が形成されている。
【0048】このような調整手段によって、調整ロッド
46が滑動キャリッジ36内で回転する(図1と図8の
矢印dで示す)とともに尺骨12の長手軸にほぼ平行な
方向(図1と図8の矢印aで示す方向)へ移動し、ま
た、調整スリーブ50が遠位ピン28に沿って尺骨12
の長手軸にほぼ垂直な方向(図1と図8の矢印bで示す
方向)に移動しかつ遠位ピン28に対して回動する(図
1と図8の矢印cで示す)。
【0049】図1に示すように、本発明に係る、橈骨と
尺骨との関節における回外・回内拘縮の治療用装置は、
近位ピン18・遠位ピン28以外のすべての構成要素を
接続して予め組み立てておいてもよい。この装置におい
て、固定ピンを尺骨12に、好ましくはその内側面、例
えば尺骨12の長さ中間部から近位部にわたる部分の皮
下の境界付近に取り付け、予め組み立てたこの装置に組
み込むようにしてもよい。この装置は、雄ねじ部付きの
連結ロッド32を用いて、近位支え部16と遠位支え部
26との距離を変えて調整するようにしてもよい。好ま
しくは、ばね48に負荷をかけ、遠位ピン28を調整ス
リーブ50に貫通状に挿入し、橈骨14の遠位部に固定
する。好ましくは、前腕10が回内位置にあるときに、
遠位ピン28を橈骨14の遠位部の外側面に固定する。
【0050】この装置によれば、上記の機構を用いると
橈骨14が尺骨12の周囲を回転する動きが連続的に調
整されるので、保護された回外・回内運動が可能にな
る。この装置が取り付けられると、患者は歯車機構に力
を加えることによって回外・回内運動で前腕10を動か
すことができる。患者が最大限の運動をすると、係合し
たウォームドライブ42が軟組織に逆らい、軟組織を段
々に伸長させるようになり、さらに大きな動作を可能に
する。
【0051】選択係合手段を用いてウォームドライブ4
2の係合を解除すると、患者は回外・回内運動で能動的
に前腕10を動かすことができるようになる。患者が能
動的に前腕10を動かす場合、ウォームドライブ42が
係合して所定位置、例えば、軟組織を伸長し始めるため
の最も大きな動作位置に本装置をロックする。このよう
に、患者が軟組織を伸長し、本装置を適所でロックする
ことによって、動作を段々に大きくする。治療が進行す
るにつれて、さらに大きな動作が可能になる。
【0052】本発明に係る装置は、先行技術における公
知の材料を用いて製作される。用いる材料としては、装
置の滅菌ができるものが好ましい。また、その材料は、
高周波透過性であって、装置によって妨害されることな
くX線映像を用いてけがをモニター治療できるものが好
ましい。この装置は、患者に直接、取り付けられ、リハ
ビリテーションを開始したり拘縮を防止したりする際に
用いられる。好ましい実施態様では、この装置は、米国
特許第 5,102,411号に開示されている動的な肘ヒンジに
取り付けて用いられる。
【0053】上記実施例における説明は、本発明に係る
装置を制限するものではない。本発明は、その精神と範
囲から逸脱しない限りにおいて変形や改良が可能であ
る。これらの変形や改良は、上記特許請求の範囲の表現
により達成される。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1および請求項11に係
る、橈骨と尺骨との関節における回外・回内拘縮の治療
用装置は、上記のように、第1支え部、第2支え部、第
1支え部と第2支え部とを互いに固定状に接続する固定
接続手段、第1支え部を橈骨に固定状に接続する第1接
続手段、第2支え部を尺骨に接続する第2接続手段およ
び、第1接続手段に操作可能に接続され、第1接続手段
を運動させることで尺骨に対して橈骨を動かす運動手段
を備えている。したがって、いずれの治療用装置も、肘
の重度の骨折や脱臼等あるいは上腕や前腕の外傷および
他の外傷の治療において、上記運動手段により尺骨に対
して橈骨を動かすことができ、橈骨近位部と尺骨との関
節における硬直や拘縮により通常の動作が不能になった
箇所を治療する場合に有用である。
【0055】本発明の請求項1および請求項11に係
る、橈骨と尺骨との関節における回外・回内拘縮の治療
用装置は、上記のように構成されているので、いずれ
も、外部調整機構に邪魔されないように行われる肘関節
の治療の際に必要とされる回外・回内運動での保護され
た動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る、橈骨と尺骨との関節
における回外・回内拘縮の治療用装置を患者の前腕に接
続したときの側面図。
【図2】その装置を尺骨の長さ中間部から近位部にわた
る箇所に固定するための近位支え部の部分正面図。
【図3】その装置の遠位側の端部を示す正面図。
【図4】その装置における係合が解除された歯車機構を
部分的に断面で示した、遠位支え部の斜視図。
【図5】その装置における係合が解除された歯車機構の
断面図。
【図6】その装置における、係合している歯車機構を部
分的に断面で示した、遠位支え部の斜視図。
【図7】その装置における、係合している歯車機構の断
面図。
【図8】その装置における調整機構を部分的に断面で示
し、調整可能な方向を矢印で示した正面図。
【図9】その装置における調整機構の平面図。
【符号の説明】
2 肘ヒンジ 10 患者の前腕 12 患者の尺骨 14 患者の橈骨 16 近位支え部(第2支え部) 18 近位ピン(第2接続手段)(近位接続手段) 26 遠位支え部(第1支え部) 28 遠位ピン(第1接続手段)(遠位接続手段) 30 環状支持リング 32 雄ねじ部付きのロッド(固定接続手段)(伸延手
段) 33 孔 34 弧状体(運動手段) 35 ナット(固定接続手段)(伸延手段) 36 滑動キャリッジ(運動手段) 38 軌道 40 ウォームブレースまたはウォームハウジング 42 ウォームドライブ(調節手段)(歯車機構)(選
択係合手段) 44 歯(調節手段)(歯車機構) 46 調整ロッド 47 つまみねじ(選択係合手段) 48 ばね(ばね手段) 50 調整スリーブ 52 貫通孔 54 軸受 56 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン ポップキン アメリカ合衆国、80503 コロラド州、ロ ングモント、ボグリー コート 3909 (72)発明者 アーサー ウッドワード アメリカ合衆国、80227 コロラド州、レ イクウッド、サウス キップリング 2005 (72)発明者 マーク ゴズニー アメリカ合衆国、38119 テネシー州、メ ンフィス、ホークハースト 2424

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1支え部と、 第2支え部と、 第1支え部と第2支え部とを互いに固定状に接続する固
    定接続手段と、 第1支え部を橈骨に固定状に接続する第1接続手段と、 第2支え部を尺骨に接続する第2接続手段と、 第1接続手段に操作可能に接続され、第1接続手段を運
    動させることで尺骨に対して橈骨を動かすための運動手
    段とを備えている橈骨と尺骨との関節における回外・回
    内拘縮の治療用装置。
  2. 【請求項2】 橈骨が尺骨に対して動くとき、第1支え
    部に関して第1接続手段の位置と方向とを連続的に調節
    する調節手段をさらに備えている請求項1記載の治療用
    装置。
  3. 【請求項3】 運動手段が、 第1支え部とかみ合いかつ、加えられた外力に応じて運
    動手段を運動させることで第1支え部に接続された橈骨
    を運動させ、その結果、尺骨に対して橈骨を回外・回内
    運動により動かすための歯車機構を備えている請求項1
    または2記載の治療用装置。
  4. 【請求項4】 歯車機構が、 歯車と第1支え部とを選択的に係合させて外力を歯車と
    第1支え部との間に伝え、骨格要素である橈骨と尺骨と
    の自由な動きを制限したり回外・回内運動を制御したり
    するとともに、歯車と第1支え部との係合を選択的に解
    除して骨格要素である橈骨と尺骨との自由な動きを可能
    にする選択係合手段をさらに備えている請求項3記載の
    治療用装置。
  5. 【請求項5】 第1支え部が、骨に係合する雄ねじ部付
    きピンを備えている請求項1〜4のいずれか1つに記載
    の治療用装置。
  6. 【請求項6】 前記ピンに滑動可能に係合するスリーブ
    を有するとともに、そのピンを第1支え部に接続する調
    整ロッドをさらに備えている請求項5記載の治療用装
    置。
  7. 【請求項7】 調整ロッドを第1支え部に接続して、そ
    の調整ロッドが第1支え部に対して軸方向へ動き同時に
    回転することを可能にする手段をさらに備えている請求
    項6記載の治療用装置。
  8. 【請求項8】 調整ロッドを前記ピンから遠ざける方向
    へ付勢するばね手段をさらに備えている請求項7記載の
    治療用装置。
  9. 【請求項9】 調整スリーブに、 前記ピンが調整スリーブ内で回動運動することを可能に
    する半円錐形の逃げ領域を有する貫通孔を備えている請
    求項6記載の治療用装置。
  10. 【請求項10】 第1支え部と第2支え部との距離を調
    整して橈骨を伸延させる伸延手段をさらに備えている請
    求項1〜9のいずれか1つに記載の治療用装置。
  11. 【請求項11】 近位支え部と、 遠位支え部と、 近位支え部と遠位支え部とを互いに固定状に接続する固
    定接続手段と、 近位支え部を尺骨に固定状に接続する近位接続手段と、 遠位支え部を橈骨に接続する遠位接続手段と、 この遠位接続手段に操作可能に接続され、遠位接続手段
    を運動させることで尺骨に対して橈骨を動かすための運
    動手段とを備えている橈骨と尺骨との関節における回外
    ・回内拘縮の治療用装置。
  12. 【請求項12】 近位支え部と遠位支え部との距離を調
    整して橈骨を伸延させる伸延手段をさらに備えている請
    求項11記載の治療用装置。
  13. 【請求項13】 近位支え部に操作可能に接続された動
    的な肘ヒンジをさらに備えている請求項11または12
    記載の治療用装置。
JP6097618A 1993-05-12 1994-05-11 橈骨と尺骨との関節における回外・回内拘縮の治療用装置 Pending JPH0751307A (ja)

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