JPH0751181Y2 - 粉粒体の異物除去装置 - Google Patents

粉粒体の異物除去装置

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JPH0751181Y2
JPH0751181Y2 JP1990101958U JP10195890U JPH0751181Y2 JP H0751181 Y2 JPH0751181 Y2 JP H0751181Y2 JP 1990101958 U JP1990101958 U JP 1990101958U JP 10195890 U JP10195890 U JP 10195890U JP H0751181 Y2 JPH0751181 Y2 JP H0751181Y2
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久生 石井
英雄 木村
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Nippon Steel Plant Designing Corp
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Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、供給通路内を通過する粉粒体に混入した異物
を除去するための装置に関するものである。
〈従来の技術〉 高炉への微粉炭吹き込み設備などにおける微粉炭中に含
まれた異物を除去するための装置として、一対のローラ
間に無端ベルト式にネット式のスクリーンが架設された
ものを微粉炭の供給通路内に通路を横切る向きに延設
し、スクリーンを連続的に走行させつつ、スクリーンに
付着した異物を通路外に出ているスクリーン面から除去
するようにした構成が実開昭61-98580号公報に提案され
ている。
〈考案が解決しようとする課題〉 これによると、異物がスクリーンに絡み付き易く、異物
除去が不完全になりがちである。また、装置の保守点検
やスクリーンの交換の際には、粉粒体の供給を完全に停
止せねばならないので、生産性の低下を招かざるを得な
いといった不都合がある。また、異物除去を連続的に行
ない得る反面、供給通路中のスクリーンが2重になるこ
とからスクリーン両面に異物が付着し、これを完全に除
去できないために粉粒体の流路抵抗が増大しがちであ
る。
他方、無端状ネットからなるスクリーンの上面に吸引ノ
ズルを近接配置した異物除去装置も提案されているが
(実開昭62-109785号公報参照)、一般に、スクリーン
のメッシュ、操業時間、粉粒体の種類などの操業条件の
違いによってスクリーン上の異物堆積状態が一定ではな
いため、常に高効率に異物除去を実施することは困難で
ある。
本考案は、このような従来技術の不都合を解消するべく
案出されたものであり、その主な目的は、操業条件の違
いに対応して常に高効率に異物除去を実施することが可
能であり、しかも保守点検やスクリーンの交換などに際
しても粉粒体の供給を停止する必要がないように改良さ
れた粉粒体の異物除去装置を提供することにある。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、供給通路内を通過
する粉粒体から異物を除去するべく当該供給通路を横切
って設けられる異物除去装置であって、前記供給通路の
流線方向について並列にかつ前記供給通路を横切る向き
に延設された複数段のガイド手段の各々に摺合して前記
供給通路に対して進退自在なる有端の多孔板からなるス
クリーンと、該スクリーンの進退移動に連動して該スク
リーンの上面に接離移動可能であり、かつスクリーン間
距離調節手段を付設してなる吸引口を備える異物吸引ユ
ニットと、前記スクリーンを挟んで前記吸引口に対向す
る位置において前記吸引口の接離移動に連動して前記ス
クリーンの下面に接離移動可能なるシャッタ板とを有す
ることを特徴とする粉粒体の異物除去装置を提供するこ
とにより達成される。
〈作用〉 このような構成によれば、スクリーンの上面と吸引口と
の間隔を調節することができるので、スクリーン上の異
物堆積状態の違いに応じて常に最適な吸引効果を得るこ
とができる。これと同時に、吸引時には、スクリーンを
挟んで吸引口と対向する位置にシャッタ板が配置される
ので、吸引口の開口面積が小さくなって吸気流速が高ま
り、吸引効率が向上する。これに加えて、粉粒体の供給
通路に対して複数のスクリーンを交互に出し入れするこ
とができるので、例えば一方に目詰まりなどの不具合が
生じた場合には、既に整備が済んで待機している他方を
供給通路に出すと共に一方を引込めるようにすれば、粉
粒体の供給を全く停止することなくスクリーンの清掃並
びに保守点検作業を実施することができる。
〈実施例〉 以下に添附の図面に示された具体的な実施例に基づいて
本考案の構成について詳細に説明する。
第1図および第2図に示すように、本考案からなる異物
除去装置1は、粉粒体の供給通路としての輸送管の一部
を構成する異物除去チャンバ2と、この異物除去チャン
バ2の側部に設けられた複数の(本実施例においては2
個)スクリーン保持チャンバ3とからなっている。
2つのスクリーン保持チャンバ3は、粉粒体の供給通路
の軸線方向(本実施例の場合は垂直方向)に沿って互い
にオフセットしたうえで、異物除去チャンバ2の両側壁
に各々取付けられている。そして異物除去チャンバ2と
両スクリーン保持チャンバ3との接続部には、後記する
スクリーンの通過を許すための、水平方向に長い開口4
がそれぞれに設けられている。
以下、2つのスクリーン保持チャンバ3の構造は、両者
共通しているので、いずれの側であるかは、特に断らな
いものとする。
異物除去チャンバ2とスクリーン保持チャンバ3との間
には、これらの接続部を貫通して粉粒体の流線に直交す
る向きに、それぞれ一対のガイドバー5が延設されてい
る。そしてこれらのガイドバー5には、パンチングメタ
ルなどからなるスクリーン6を張設してなるスクリーン
フレーム7が、摺動自在に架設されている。
スクリーンフレーム7の外端には、スクリーン保持チャ
ンバ3に固着された空圧シリンダ8のピストンロッド端
9が連結されており、別途制御される圧縮空気の作用に
て空圧シリンダ8を押し引き駆動することにより、異物
除去チャンバ2とスクリーン保持チャンバ3との間でス
クリーン6を移動させることができるようになってい
る。なお、開口4の周縁部には、スクリーンフレーム7
の両端板10がその移動限にて当接し、開口4を閉塞して
両チャンバ2・3間の連通を断つようにするために、シ
ール部材11が設けられている。
スクリーン保持チャンバ3内におけるガイドバー5の上
方には、ガイドバー5と直交する水平軸をもって傾動自
在なるように、パイプ材にて構成された異物吸引ユニッ
ト12が設けられている。この異物吸引ユニット12は、ス
クリーン保持チャンバ3の上部に枢着されたパイプ軸13
と、スクリーン6の上面に沿って延在しかつパイプ軸13
に連結された吸引口14とからなっており、パイプ軸13を
回動させることによってスクリーン6の上面に対して吸
引口14が接離し得るようになっている。
パイプ軸13には、カム板15と、吸引口位置設定用アーム
16とが、互いに反対方向に突設されている。そしてカム
板15は、スクリーンフレーム7の外側の端板10に係合し
てスクリーンフレーム7の移動に伴って吸引口14に上下
運動を与えるようになっており、また吸引口位置設定用
アーム16は、スクリーン保持チャンバ3の側壁に枢支さ
れた偏心カム17に係合して吸引口14の下向き可動範囲を
規定するようになっている。なお、この偏心カム17は、
最適な吸引効率が得られる吸引口14とスクリーン6との
間のクリアランスを、スクリーン保持チャンバ3の側壁
外面に設けられた操作ハンドル18を操作することによっ
てプリセットするためのものである。
ガイドバー5の下方には、スクリーン6を挟んで吸引口
14と対向する位置に、シャッタ板19が傾動自在に枢支さ
れている。このシャッタ板19は、リンク機構20を介して
パイプ軸13と連結されており、吸引口14と連動してスク
リーン6の下面に接離し得るようになっている。
次に上記実施例の作動要領について説明する。
通常操業状態にあっては、上下にオフセットして配置さ
れた2つのスクリーン6のうちのいずれか一方が異物除
去チャンバ2内に突入し、いずれか他方がスクリーン保
持チャンバ3内にて待機状態にある。この状態で微粉炭
などからなる粉粒体を異物除去チャンバ2内に上方から
供給すると、スクリーン6を通過する際に粉粒体中の異
物(繊維屑や針金など)がスクリーン6にて捕捉され
る。
さて、スクリーン6に異物が多量に付着すると、スクリ
ーン6の透過率が低下するので、スクリーン6を定期的
に清掃する必要がある。この時には、先ず待機状態(図
面の右側の状態)にあるスクリーン6を異物除去チャン
バ2内に進入させ、次に使用状態にあったスクリーン6
を、これに対応するスクリーン保持チャンバ3(図面の
左側のもの)内に引込む。これによって異物除去チャン
バ2内のスクリーン6が更新される。
一方、パイプ軸13の軸端13aは、図示されていない真空
発生装置に連結されており、周知の真空掃除機と同じ要
領にて、吸引口14から異物を吸込むようになっている。
ここでスクリーン保持チャンバ3内にスクリーンフレー
ム7を引込むと、パイプ軸13に固着されたカム板15とス
クリーンフレーム7の端板10との係合によってスクリー
ンフレーム7の引込み方向移動に対応して吸引口14とシ
ャッタ板19とが互いにスクリーン6の面に近接する向き
に動く。そしてスクリーン保持チャンバ3内にスクリー
ン6が引込まれるに連れ、スクリーン6面に付着した異
物が吸引口14から吸込まれる。このとき、吸引口14に対
向したシャッタ板19は、吸引口14の開口面積を狭くし
て、吸引力を高める働きをする。
このような一連の動作は、操業条件に応じて設定された
プログラム制御により、容易に自動運転化することがで
きる。また、上記実施例においては、スクリーン6を2
段に設けるものとしたが、これに限定されるものではな
く、適宜な段数にて実施することが可能である。また、
単にスクリーンの汚損に応じた更新のみならず、開口率
の粗さが異なるスクリーンを複数用意しておけば、粉粒
体の粒度の変化に対応して装置を停止することなく容易
に開口率を変更したりすることもできる。
スクリーン面に付着した異物あるいは粉粒体の残滓は、
その一部がスクリーン保持チャンバ3内に落下するが、
これらはスクリーン保持チャンバ3の底部に排出弁(図
示せず)を設けておき、定期的に真空掃除機で吸込むよ
うになっている。
なお、上記実施例においては、供給通路内を通過する粉
粒体は、連続的に搬送される流動化状態のものであった
が、本装置はこれに限定されるものではなく、自然落下
する粉粒体からの異物除去においても有効である。
[考案の効果] このように本考案によれば、スクリーンの上面と吸引口
との間隔を調節することにより、スクリーン上の異物堆
積状態の違いに応じて常に最適な吸引効果を得ることが
できると同時に、スクリーンを挟んで吸引口と対向する
位置に配置したシャッタ板によって吸引口の開口面積を
小さくして吸気流速を高めることができるので、吸引ユ
ニットを大型化することなく異物除去効率を高めること
ができる。また、複数のスクリーンを粉粒体の供給通路
中に交互に出し入れすることでスクリーンの完全自動清
掃が可能となるので、粉粒体の供給を停止することなく
保守整備を行なうことができる上、複数のスクリーンを
それぞれ開口率が異なるものにセットしておけば、所望
の粒度に応じて簡単に開口率を交換することができるた
め、操業条件の変化に対する柔軟性を高め、かつ実質的
な稼働率を向上するうえに大きな効果がある。これに加
えて、粉粒体は、通常はスクリーンを一度だけ通過すれ
ば良いので、流路抵抗の増大を抑制するうえにも効果的
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案装置を一部切除して示す上面図であ
り、第2図は、同じく正面図である。 1……異物除去装置、2……異物除去チャンバ、3……
スクリーン保持チャンバ、4……開口、5……ガイドバ
ー、6……スクリーン、7……スクリーンフレーム、8
……空圧シリンダ、9……ピストンロッド端、10……端
板、11……シール部材、12……異物吸引ユニット、13…
…パイプ軸、14……吸引口、15……カム板、16……吸引
口位置設定用アーム、17……偏心カム、18……操作ハン
ドル、19……シャッタ板、20……リンク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木村 英雄 福岡県北九州市戸畑区大字中原46―59 日 鐵プラント設計株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−109785(JP,U) 実公 平1−13585(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給通路内を通過する粉粒体から異物を除
    去するべく当該供給通路を横切って設けられる異物除去
    装置であって、 前記供給通路の流線方向について並列にかつ前記供給通
    路を横切る向きに延設された複数段のガイド手段の各々
    に摺合して前記供給通路に対して進退自在なる有端の多
    孔板からなるスクリーンと、 該スクリーンの進退移動に連動して該スクリーンの上面
    に接離移動可能であり、かつスクリーン間距離調節手段
    を付設してなる吸引口を備える異物吸引ユニットと、 前記スクリーンを挟んで前記吸引口に対向する位置にお
    いて前記吸引口の接離移動に連動して前記スクリーンの
    下面に接離移動可能なるシャッタ板とを有することを特
    徴とする粉粒体の異物除去装置。
JP1990101958U 1990-09-27 1990-09-27 粉粒体の異物除去装置 Expired - Fee Related JPH0751181Y2 (ja)

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