JPH0751032B2 - 赤潮沈澱法 - Google Patents
赤潮沈澱法Info
- Publication number
- JPH0751032B2 JPH0751032B2 JP63112217A JP11221788A JPH0751032B2 JP H0751032 B2 JPH0751032 B2 JP H0751032B2 JP 63112217 A JP63112217 A JP 63112217A JP 11221788 A JP11221788 A JP 11221788A JP H0751032 B2 JPH0751032 B2 JP H0751032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- red tide
- alumina
- plankton
- precipitation method
- tide plankton
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Removal Of Floating Material (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は赤潮を沈澱させる方法に関するものである。
[従来の技術] 魚の消費量の増大に伴い養殖漁業が盛んになってきてい
る。各地の養殖地域において赤潮等の被害が問題として
クローズアップされている。それは過剰のエサを与える
ため海域が富栄養化し赤潮プランクトンが異状発生する
ためである。
る。各地の養殖地域において赤潮等の被害が問題として
クローズアップされている。それは過剰のエサを与える
ため海域が富栄養化し赤潮プランクトンが異状発生する
ためである。
この赤潮プランクトンはシャトネラ等のラノィット藻、
ギムノディニウム、ノクチルカ等の過べん毛藻などが主
である。そして魚類への害は赤潮プランクトンの鰓閉塞
などの物理的障害と、その死滅分解による急激な酸素消
費における水中の酸素不足、それに赤潮プランクトンの
破裂で放出される毒素のサキシトキシン、ゴニオトキシ
ン、ブレベトキシン他による被毒などである。
ギムノディニウム、ノクチルカ等の過べん毛藻などが主
である。そして魚類への害は赤潮プランクトンの鰓閉塞
などの物理的障害と、その死滅分解による急激な酸素消
費における水中の酸素不足、それに赤潮プランクトンの
破裂で放出される毒素のサキシトキシン、ゴニオトキシ
ン、ブレベトキシン他による被毒などである。
このために各種防除法が提案されている。例えば特開53
−72362のゼオライト・モンモリロナイトを散布する吸
着除去法、特開58−14987の水酸化アルミニウムを生ず
る塩を担時した軽石等を散布する方法、他に有機物脂肪
酸を散布する方法などがある。しかし、これ等は表面層
にのみ効果があったり、毒性があったり、有機物の二次
汚染があったり現実的に使用できるものが無いのが現状
である。よって赤潮への効果が良くかつ環境汚染がなく
安全性の高い方法が望まれている。
−72362のゼオライト・モンモリロナイトを散布する吸
着除去法、特開58−14987の水酸化アルミニウムを生ず
る塩を担時した軽石等を散布する方法、他に有機物脂肪
酸を散布する方法などがある。しかし、これ等は表面層
にのみ効果があったり、毒性があったり、有機物の二次
汚染があったり現実的に使用できるものが無いのが現状
である。よって赤潮への効果が良くかつ環境汚染がなく
安全性の高い方法が望まれている。
[発明が解決しようとする課題] 魚及び環境への安全性が高く赤潮の沈澱効果の高いもの
を提供する。
を提供する。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明では赤潮プランクトン
にアルミナゾルを分散させて沈澱させる。
にアルミナゾルを分散させて沈澱させる。
本発明に適用できるアルミナゾルとは可溶性アルミニュ
ーム塩溶液から誘導されるアルミナモノマーの重合体
(Al2O3・H2O)である。組成はαAl2O2・H2O,αAl2O2・
3H2O,αAl2O3・3H2O等のアルミナコロイド粒子であり、
数10〜200mμの無定形アルミナ又はベーマイト結晶から
なっている。また、アルミナゾルを安定化するために、
極微量の塩素イオン、酢酸イオン、硝酸イオン等を含む
ものでも良い。
ーム塩溶液から誘導されるアルミナモノマーの重合体
(Al2O3・H2O)である。組成はαAl2O2・H2O,αAl2O2・
3H2O,αAl2O3・3H2O等のアルミナコロイド粒子であり、
数10〜200mμの無定形アルミナ又はベーマイト結晶から
なっている。また、アルミナゾルを安定化するために、
極微量の塩素イオン、酢酸イオン、硝酸イオン等を含む
ものでも良い。
[作用] 本発明は上記アルミナコロイド溶液のゾルを赤潮プラン
クトンが発生した溶液中に分散させることにより、アル
ミナコロイド粒子が赤潮プランクトンに吸着凝集して沈
澱させる。
クトンが発生した溶液中に分散させることにより、アル
ミナコロイド粒子が赤潮プランクトンに吸着凝集して沈
澱させる。
一般に、ゾル状コロイド溶液はコロイド粒子が分散した
状態で安定している。そのため、アルミナゾルを海中等
に投入した場合、アルミナコロイド粒子は速やかに分散
し、直ちに全量が海底への沈降を開始することはない。
したがって、アルミナゾルは赤潮プランクトンと共に浮
遊し、全量が有効に吸着に関与し、赤潮プランクトンに
吸着凝集してフロック化したものだけが沈降すると考え
られる。
状態で安定している。そのため、アルミナゾルを海中等
に投入した場合、アルミナコロイド粒子は速やかに分散
し、直ちに全量が海底への沈降を開始することはない。
したがって、アルミナゾルは赤潮プランクトンと共に浮
遊し、全量が有効に吸着に関与し、赤潮プランクトンに
吸着凝集してフロック化したものだけが沈降すると考え
られる。
[効果] その効果はアルミナコロイドの極微量において細胞形態
を毒性の強い遊泳型から弱い丸型に変化させ、30分以内
という極めて短時間に赤潮プランクトンを吸着沈澱させ
ることができる。
を毒性の強い遊泳型から弱い丸型に変化させ、30分以内
という極めて短時間に赤潮プランクトンを吸着沈澱させ
ることができる。
特に、アルミナゾルは水中での分散性が良好で、アルミ
ナコロイド粒子が沈降することなく拡散して浮遊するの
で、アルミナゾルが水面近くにも滞留し、水面近くでの
効果が良好に持続する。また、赤潮プランクトンが海流
に乗って移動しても、アルミナゾルも共に移動してゆく
ので、赤潮プランクトンの移動に伴って何度も散布位置
を変更して散布し直す必要がない等、ゾル状コロイド溶
液ならではの効果が得られる。
ナコロイド粒子が沈降することなく拡散して浮遊するの
で、アルミナゾルが水面近くにも滞留し、水面近くでの
効果が良好に持続する。また、赤潮プランクトンが海流
に乗って移動しても、アルミナゾルも共に移動してゆく
ので、赤潮プランクトンの移動に伴って何度も散布位置
を変更して散布し直す必要がない等、ゾル状コロイド溶
液ならではの効果が得られる。
なお、本発明に使用できるアルミナ成分はAl2O3とい
う、自然界で豊富に存在する最も安定な形態のものであ
る。よって環境汚染等の二次公害も無く極めて安全なも
のであり、産業上の有用性に高い。
う、自然界で豊富に存在する最も安定な形態のものであ
る。よって環境汚染等の二次公害も無く極めて安全なも
のであり、産業上の有用性に高い。
[実施例] 塩基性酢酸アルミを密閉容器中で過熱し次に過剰の酢酸
を飛ばして16%アルミナコロイドゾル液を作成し、これ
を赤潮プランクトンの一種シャトネラマリーナを培養し
た液に1000ppm添加し撹拌し時間ごとに液中のプランク
トン数を分析した。
を飛ばして16%アルミナコロイドゾル液を作成し、これ
を赤潮プランクトンの一種シャトネラマリーナを培養し
た液に1000ppm添加し撹拌し時間ごとに液中のプランク
トン数を分析した。
プランクトン形態 1分後 30分後 (Cells/ml) 遊 泳 型 0 0 停 止 型 550 300 丸 型 9100 300破 裂 型 150 300 計 9800 900 比較例 実施例で用いた赤潮プランクトン培養液に何も添加しな
いで分析したところ次のようになった。
いで分析したところ次のようになった。
プランクトン形態 1分後 30分後 (Cells/ml) 遊 泳 型 6900 3900 停 止 型 2200 1800 丸 型 650 480破 裂 型 0 0 計 9750 6180
Claims (1)
- 【請求項1】赤潮プランクトンにアルミナゾルを分散さ
せて沈澱させることを特徴とする赤潮沈澱法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63112217A JPH0751032B2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | 赤潮沈澱法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63112217A JPH0751032B2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | 赤潮沈澱法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01285134A JPH01285134A (ja) | 1989-11-16 |
JPH0751032B2 true JPH0751032B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=14581191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63112217A Expired - Fee Related JPH0751032B2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | 赤潮沈澱法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751032B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020072855A (ko) * | 2001-03-13 | 2002-09-19 | 주식회사 디.아이 | 주조공정상의 미분사 또는 황토흙을 이용한 인 분해용세라믹소결체 및 그 제조방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57119886A (en) * | 1981-11-30 | 1982-07-26 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Treatment of red tide |
JPS5921607A (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-03 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 赤潮処理剤 |
-
1988
- 1988-05-09 JP JP63112217A patent/JPH0751032B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57119886A (en) * | 1981-11-30 | 1982-07-26 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Treatment of red tide |
JPS5921607A (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-03 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 赤潮処理剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01285134A (ja) | 1989-11-16 |
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