JPH07509B2 - ガス発生材料の製造方法 - Google Patents

ガス発生材料の製造方法

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JPH07509B2
JPH07509B2 JP3120402A JP12040291A JPH07509B2 JP H07509 B2 JPH07509 B2 JP H07509B2 JP 3120402 A JP3120402 A JP 3120402A JP 12040291 A JP12040291 A JP 12040291A JP H07509 B2 JPH07509 B2 JP H07509B2
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wet
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C06EXPLOSIVES; MATCHES
    • C06DMEANS FOR GENERATING SMOKE OR MIST; GAS-ATTACK COMPOSITIONS; GENERATION OF GAS FOR BLASTING OR PROPULSION (CHEMICAL PART)
    • C06D5/00Generation of pressure gas, e.g. for blasting cartridges, starting cartridges, rockets
    • C06D5/06Generation of pressure gas, e.g. for blasting cartridges, starting cartridges, rockets by reaction of two or more solids

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス発生材料の製造方
法、特に、アジド及び金属酸化物を含みかつガスを発生
させて、エアバッグのような乗物の搭乗者の保持手段を
膨張させるガス発生材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第3,996,079号は、アジドを含
むガス発生組成材料を製造する方法を開示している。ガ
ス発生組成分の乾燥成分は共に混合される。次に、液体
を乾燥混合体に添加してプラスチック質量体を形成す
る。適当な液体は水及びエタノールである。該液体は総
組成分の重量比で約15%を占め、アジド成分のより微細
な粒子を溶融させる。次に、プラスチック質量体を金
型、有孔板、又はシーブを通じて供給し湿潤な粒子を形
成する。次いで、この湿潤状態の粒子を乾燥させる。
【0003】米国特許第4,758,287号は、又アジドを含
むガス発生材料を製造する方法を開示している。この方
法において、ガス発生材料の水スラリーが製造される。
次に、該スラリーを成形して所望の形状にしてバリを乾
燥させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アジド及び金属酸化物
を含むガス発生材料を製造する公知の方法は多くの因子
のため、完全に満足し得るものではない。ある公知の方
法において、材料は乾燥状態にて混合されるが、これは
安全上の問題を生じさせる。又、副産物に接触する人間
に影響を及ぼす可能性のある有害な副産物が発生しない
ように格別な注意を払うことが必要である。最後に、か
かる公知の方法は材料の節約を図ることが出来ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガス発生材料
を製造する方法に関するものである。該ガス発生材料
は、金属アジド及び金属酸化物の湿潤混合体を製造する
ことにより形成することが望ましい。本発明のガス発生
材料の製造方法によれば、金属アジド及び金属酸化物の
湿潤混合体は金属アジド及び金属酸化物を乾燥状態で
予め混合することなく製造される。すなわち、金属アジ
ド及び金属酸化物を湿潤状態にあるときに限って相互に
接触させることにより、両者を混合させ、湿潤混合体を
得ることを特徴とする。これにより、製造工程中におけ
る火災及び/又は爆発の可能性を最小にすることが出来
る。
【0006】製造工程中、(1)金属アジド及び金属酸
化物の湿潤混合体を30°C以下の温度に維持し、及び
(2)金属アジド及び金属酸化物の湿潤混合体のpH値
を少なくとも約10.5に維持することにより有害なアジ化
水素酸(HN 3 )フュームの発生を最小に抑制することが出
来る。より具体的には、ガス発生材料の湿潤混合体の温
度を該混合体の処理工程中に検出し、その混合体の温度
が30°Cを越えない所望の範囲内に維持する。更に、ガ
ス発生材料の湿潤混合体のpH値を混合体の処理工程中
に検出し、混合体に塩基を添加して該混合体のpH値を
少なくとも10.5に維持する。
【0007】ガス発生材料の湿潤混合体の加工中、該混
合体は反復的に粉砕して混合体の1又は2以上の成分の
粒子寸法を縮小させる。さらに湿潤混合体の粉砕中、か
かる混合体は冷却され、該混合体の温度20°C乃至30
°Cの所望の温度範囲内に維持される。
【0008】ガス発生材料の湿潤混合体が形成されたな
らば、混合体から余分な液体を除去する。混合体から除
去された液体は該液体を利用して再循環させ、ガス発生
材料の更なる湿潤混合体を製造する。余分な液体が除去
され、湿潤混合体が所望の水分含有率に達したならば、
ガス発生材料の湿潤混合体は小径の穴を通じて押し出
し、ガス発生材料の押出し体を形成する。
【0009】ガス発生材料の押出体の金属アジドの含有
率は、ガス発生材料の湿潤混合体を20°C乃至30°Cの
温度、望ましくは25°C±2°Cの温度にて製造しかつ
加工することにより部分的に制御される。ガス発生材料
の湿潤混合体の液体相にある金属アジドの可溶性は、温
度を直接的な因子として変化する。故に、例えば、湿潤
混合体の温度が高過ぎる場合、すなわち30°Cを越える
場合には、過度に多量のアジドが液体中に溶融する。こ
のため、余分な液体を除去したとき、過度に多量のアジ
ドがガス発生材料から除去されることになる。ゆえに
ガス発生材料は「アジド不足」の状態となる。同様に、
湿潤混合体の温度が過度に低い場合、すなわち20°C未
満の場合には、液体中に溶融する金属アジドの量は過度
に少なくなる。故に、余分な液体を除去したとき、ガス
発生材料から除去されるアジドの量は過度に少なくな
る。その結果、ガス発生材料は「アジド過剰」の状態と
なる。
【0010】
【実施例】本発明の上記及びその他の特徴は、当業者が
添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を参照するこ
とにより明らかになるであろう。
【0011】ガス発生材料の本体10(「粒子」として
公知)はエアバッグのような搭乗者の保持装置を膨張さ
せるため膨張型の乗物搭乗者の保持装置に使用される。
ガス発生材料の本体10、又はその複数の本体10は、
多くの異なる型式の膨張型保持装置に使用することが出
来る。複数のガス発生材料の本体を使用することが出来
る1つの膨張型保持装置は、1989年4月4日に付与された
本出願の出願人と同一人に譲渡された米国特許第4,817,
828号「膨張型保持装置」に記載されている。
【0012】ガス発生材料の本体10は、窒素ガス源で
ある燃料と、該燃料と反応する酸化剤とを備えている。
ガス発生材料の本体10は、又酸化剤、押出し支援
び強化ファイバを含んでいる。好適な燃料、即ち窒素ガ
ス源は、アジ化ナトリウム、アジ化カリウム又はアジ化
リチウムのようなアルカリ金属アジドである。アジ化ナ
トリウムは最も望ましいアルカリ金属アジドである。酸
化剤は金属酸化物であることが望ましい。金属酸化
金属はアルカリ金属より起電力の低い種類の任意の金属
とすることが出来る。好適な金属の例は、鉄、銅、マグ
ネシウム、すず、チタニウム、又はニッケル及びその組
み合わせ体である。最も望ましい酸化剤は酸化鉄であ
る。
【0013】本体10内の酸化剤は、アルカリ金属の硝
酸塩、塩化物及び/又は過塩素酸塩或はその組み合わせ
体である。現在、酸化剤として硝酸ナトリウムを使用す
ることが望ましい。ガス発生材料の本体10内には、比
較的少量の押出し支援及び強化ファイバが含まれる。
ベントナイトが望ましい押出し支援である。グラファ
イトファイバを強化ファイバとして使用することが望ま
しい。
【0014】ガス発生材料の本体10は以下の重量比に
よる成分を含んでいる。
【0015】 成分 範囲 アジ化ナトリウム(NaN3) 57.9% ±10% 酸化鉄(Fe2O3) 34.6% ±10% グラファイト 3% 0〜6% ベントナイト 2.5% 0〜5% 硝酸ナトリウム(NaNO3) 2% 0〜10% ガス発生材料の本体10は、上に掲げた特定の組成と異
なるものとすることも出来ることを理解すべきである。
例えば、アジ化ナトリウム以外のアルカリ金属アジド化
合物を使用してもよい。又、別の酸化剤を使用してもよ
い。機械的強化を図るためにはグラファイトファイバの
使用が望ましいが、ガラスファイバ及び鉄ファイバのよ
うな他のファイバを使用してもよい。ベントナイト以外
の押出し支援剤を使用することが出来、及び/又はアン
モニア過塩素酸塩のような硝酸ナトリウム以外の酸化剤
を使用してもよい。所望であれば、ガス発生材料の本体
の成分は、1989年2月21日に付与され、本出願の出願人
と同一人に譲渡された米国特許第4,806,180号「ガス発
生材料」に記載されたものと同一のものとすることが出
来る。
【0016】本体10は、略円筒状の形状であり、粒子
の中央軸線に配置された軸線を有する円筒状の中央通路
7を備えている。該通路7は、本体の軸方向に対面する
端面間を伸長する。更に、本体10は中央通路7に対し
て半径方向外方に配置されかつ対向する端面間にて本体
を経て長手方向に伸長する複数の円筒状通路8を備えて
いる。
【0017】通路8の軸線は、通路7の軸線に対して平
行である。該通路8は通路7から半径方向に離間されて
いるが通路7の軸線と同心状である同心状円上にて均一
に離間されている。図1に示すように、1つの同心円上
の通路8の軸線は、他方の同心円の上の通路8の軸線か
ら片側に向けて周方向に偏心させてある。この点に関
し、第1の同心円の上の通路8は、第1の同心円上の隣
接する通路8から離間される距離と等しい距離だけ隣接
する同心円上の偏心通路から離間されている。
【0018】エアバッグを膨張させるために使用すると
きは、複数の本体10を積み重ね、1つの本体内の通路
が他の全ての本体内の通路と整列されるようにする。こ
のように、1つの本体を燃焼させることにより発生され
る高温ガスは通路を経て流動して隣接する本体を発火さ
せ、その結果、全ての本体の通路の表面は急速に発火さ
れる。
【0019】通路内で発生されたガスは、該通路外に流
動しかつ本体の半径方向に流動してエアバッグ内に入っ
て該エアバッグを膨張させ得ることを要する。かかる流
動を許容するため、隣接する本体10の端面間にはスペ
ースが設けられている。このスペースは、本体の中央通
路7から半径方向外方に伸長する。隣接する本体の端部
間のスペースは、端面上にて軸方向に伸長する直立パッ
ド9により付与される。上記の米国特許第4,817,828号
に開示されたように、一方の本体の直立パッドは隣接す
る本体の直立パッドと整列され、このため、本体間のス
ペースは隣接する本体の直立パッドによって提供され
る。幾つかの直立パッド9が各端面上にて周方向に離間
した状態に設けられており、隣接する本体の端面を離間
した平行な面内に維持する。
【0020】本体10内の複数の通路7、8は本体の燃
伝播速度と称される現象を促進させる。燃焼伝播速度
とは、燃焼サイクルの相当部分に亙り燃焼が拡大する程
度を意味する。通路の周方向面の燃焼に伴い、通路は幅
が広くなり、益々広い表面積を燃焼させる。これと同時
に、各本体10の外周は収縮して燃焼される表面積を縮
小させるが、この表面積の収縮は、本体の通路内の燃焼
によって生ずる表面積の増大よりも僅かである。燃焼サ
イクル中のある時点にて、燃焼伝播速度の増大が停止
し、燃焼サイクルの終了時まで一定の値に止まり、この
とき燃焼伝播速度は零まで低下する。
【0021】製造方法の一般的説明 本体10に使用されるガス発生材料は、図3に略図で示
した装置12を使用する方法により製造される。該装置
12は、ガス発生材料の湿潤混合体を製造するための第
1段の加工装置14と、ガス発生材料の湿潤混合体を加
工するための第2段の加工装置15とを備えている。ガ
ス発生材料の湿潤混合体を製造する製造装置の第1段階
は、ガス発生材料の第1、即ち最初の湿潤混合体を製造
するための準備的加工装置16と、ガス発生材料の第
2、即ち最終の湿潤混合体を製造するための第2の加工
装置18とを含んでいる。
【0022】準備的加工装置16は、アジ化ナトリウム
NaN 3 )、酸化鉄(Fe2O3)及び硝酸ナトリウム(NaN
03からなる水溶性の最初の湿潤混合体を製造するため
に使用される。これは、アジ化ナトリウム及び酸化鉄を
乾燥状態にて混合させずに行われる。乾燥させるときに
アジ化ナトリウム及び酸化鉄の混合を回避することによ
り、ガス発生材料の製造中の爆発及び/又は火災の虞れ
を軽減することが出来る。ガス発生材料の第1、即ち最
初の湿潤混合体を製造するための準備的加工装置16
は、アジ化ナトリウム及び硝酸ナトリウムを真水と混合
させて飽和溶液を形成する予混合タンク22を備えてい
る。該予混合タンク22内の飽和溶液は、該予混合タン
クから再循環タンク24に送られる。再循環タンク24
内にて、ガス発生材料の前の湿潤混合体から再循環され
た液体は、予混合タンクからの飽和溶液に添加される。
該再循環された液体は、予混合タンク22内の飽和溶液
と同一比率の同一の成分を包含している。しかし、かか
る再循環された液体は、予混合タンク22内の飽和溶液
には見られない微量の成分を含むことがある。ガス発生
材料の湿潤混合体を製造するときに形成される液体を再
循環させることで材料が節約され、液体を廃棄物として
処理するための更なる工程が不要となる。
【0023】飽和溶液は再循環タンク24から主混合タ
ンク26に送られる。主混合タンク26内にて、アジ化
ナトリウム及び酸化鉄の粉末はアジ化ナトリウム及び酸
化鉄粉末を乾燥状態にて予め混合させることなく、湿潤
混合体に添加される。アジ化ナトリウム及び酸化鉄粉末
を乾燥状態で混合させることを回避することにより火災
又は爆発の可能性が最小となる。
【0024】次に、湿潤混合体は、主混合タンク26か
ら供給タンク28に送られる。供給タンク28内にて、
ガス発生材料の最初の湿潤混合体の各種の成分は更に混
合させて均質な混合体を形成する。
【0025】最初の湿潤混合体は、反復的に粉砕して所
望の粒子寸法が得られるようにする。このように、主混
合タンク26内の湿潤混合体は以下に説明する方法にて
コロイドミル30を通って反復的に循環される。同様
に、供給タンク28内の湿潤混合体は以下に説明する方
法にて第2のコロイドミル32を通って反復的に循環さ
れる。次に、供給タンク28からの湿潤混合体はビード
ミル34を通って送られる。該ビードミル34からの排
出物はサージタンク36に送られる。
【0026】第2、即ち最終的な湿潤混合体を製造する
第2の製造装置18は、サージタンク36からガス発生
材料の最初の湿潤混合体を受け取る第2の主混合タンク
40を含んでいる。グラファイトスラリータンク42か
らのグラファイトスラリーは、第2の主混合タンク40
内にて最初の湿潤混合体に添加される。更に、ベントナ
イト粉末は、第2の主混合タンク40内で第1、即ち最
初の混合体に添加される。グラファイトスラリー及びベ
ントナイトをタンク40内にて湿潤混合体に添加するこ
とにより、ガス発生材料の湿潤混合体の製造が完了され
る。
【0027】第2の主混合タンク40からガス発生材料
の第2、即ち最終的な湿潤混合体は第2段の加工装置1
5に送られる。該加工装置15は、遠心分離機50を含
み、該遠心分離機50によって液体はガス発生材料の湿
潤混合体から除去される。ガス発生材料の湿潤混合体か
ら除去された液体は、再循環タンク24に戻されて再使
用される。ガス発生材料の湿潤混合体から除去された液
体を再使用することにより、液体を廃棄物として処理す
ることが不要となる。
【0028】遠心分離機50からのガス発生材料の湿潤
混合体は押出し機54に送られる。
【0029】該押出し機54はガス発生材料の湿潤混合
体を略円筒状の押出し体に形成する。
【0030】これは、ガス発生材料の湿潤混合体を小径
の穴から押出すことにより行われる。
【0031】ガス発生材料の円筒状の押出し体は球状化
装置56により球状の形状に形成される。次に、ガス発
生材料の球状粒子は、コンベア乾燥装置58に送られ、
この乾燥装置58内にて該材料は乾燥装置内を動く間に
乾燥され、重量比で1%乃至5%の水分含有量となる。
次に、球状粒子は公知の方法にて成形され、ガス発生材
料の本体10(図1及び図2)を形成する。
【0032】ガス発生材料の本体10(図1)に所望の
燃焼特性を付与するためには、ガス発生材料の本体は、
所定の量のアジ化ナトリウムを包含することを要する。
遠心分離機50内にてガス発生材料の湿潤混合体から除
去された液体(ろ液)のアジ化ナトリウムの含有率が過
度に少なく又は過度に多い場合、遠心分離機内に残る湿
潤な混合体(ケーキ)が包含するアジ化ナトリウムの量
は過剰又は過小となる。故に、遠心分離機内の湿潤混合
体から除去された液体のアジ化ナトリウムの含有量を制
御することを要する。
【0033】アジ化ナトリウムの水中での可溶性は温度
を直接的因子として変化する。故に、遠心分離機50に
より湿潤混合体から除去された液体中のアジ化ナトリウ
ムの量は、温度と共に変化する。このため、ガス発生材
料の湿潤混合体の温度を制御する。遠心分離機内のガス
発生材料の湿潤混合体の温度は、20°C乃至30°Cの温
度範囲、特に25°C±2°Cの温度に維持することが望
ましい。
【0034】湿潤混合体の製造 製造装置の第1段14は、金属アジド及び金属酸化物の
混合体を乾燥状態にて予め混合することなく、金属アジ
ド及び金属酸化物の湿潤混合体を製造するために使用さ
れる。この工程中、図3に矢印62で示す定量供給され
た真水の流れは予混合タンク22内に送られる。定量供
給された水を予混合タンク22内に送る場合、弁(図示
せず)を開放し、所定の量の水をタンク内に解放する。
【0035】図3に矢印64で示した所定の量のアジ化
ナトリウムの粉末は、又予混合タンク22内に送る。計
量供給装置を使用して、所定の量のアジ化ナトリウムを
計量しかつ供給する。図3に矢印66で示すように硝酸
ナトリウムも予混合タンク22に添加する。予混合タン
ク22内に添加された硝酸ナトリウムの量は、又計量供
給装置によって測定する。該予混合タンク22は、溶液
中に62.9%の水、26.3%のアジ化ナトリウム及び同様に
溶液中の10.8%の硝酸ナトリウムを含むことが望まし
い。このように、該予混合タンク22はアジ化ナトリウ
ム及び硝酸ナトリウムの飽和溶液を保持することにな
る。
【0036】タンク22内の飽和溶液は、混合装置68
によって混合させる。該タンク22には、円形又は円弧
状の底部が設けられており、該タンク22内での均質な
飽和溶液の形成を容易にする。タンク22内の飽和溶液
はポンプ70により再循環させ、該ポンプ70は飽和溶
液を導管72を通じてタンク底部からタンク内に戻す。
予混合タンク22は、液位センサ74がタンク22内の
混合体の液位が所定の高さ以下であることを検出したと
きに再充填される。タンク22の容積は、製造装置の他
の装置の必要量をタンク22を再充填することなく、約
24時間供給し得るようなものとすることが考えられ
る。
【0037】タンク22、及びタンク24、26、2
8、36、40及び/又はこれらタンクの導管は定期的
に洗浄することが考えられる。タンク及び/又は導管を
洗浄するための液体は製造工程に使用されるアジ化ナト
リウム及びその他の成分を含むことになる。タンクを洗
浄した後の液体は、予混合タンク22に添加することが
出来る。この場合、液体は最初に分析してその成分を測
定する。次に、液体を改質して予混合タンク22内の材
料と同一量の同一成分を含むようにすることが出来る。
これとは別に、洗浄液体は予混合タンク22に添加し、
タンク22の中身を分析して該タンクに成分を添加し、
該タンク22内の混合体の組成が洗浄液体を添加するこ
とにより影響を受けないようにする。洗浄液体を使用す
ることにより材料は保存され、液体を廃棄物として処分
することが不要となる。
【0038】予混合タンク22内にはアジ化水素酸(HN
3)が生ずる傾向がある。アジ化水素酸フュームは爆発
性で有毒であり、その発生を回避しなければならない。
又、アジ化水素酸が発生すると、アジ化ナトリウムが消
費され、これによりタンク内の溶液中のアジ化ナトリウ
ムの量が影響を受ける。予混合タンク22内にてアジ化
水素酸が形成されるのを防止するため、予混合タンク内
の液体のpHは10.5以上に維持し、特に11以上に維持す
ることが望ましい。予混合タンク22内の飽和溶液のp
Hはプローブ78によって検出する。
【0039】予混合タンク22内の飽和溶液のpH値を
10.5以上に維持するためには、塩基を予混合タンク22
内の飽和溶液に添加する。ここで、塩基としては、水酸
化物イオンを遊離するものであればよいが、特に水酸化
ナトリウムが好ましい。このように、プローブ78が予
混合タンク22内の飽和溶液のpH値が10.5に近くなっ
たことを検出した場合、定量供給ポンプ79が作動され
る。該定量供給ポンプ79の作動により所定の量の水酸
化ナトリウムが水酸化ナトリウムタンク46から予混合
タンク22に送られる。プローブ78が予混合タンク2
2内の飽和溶液のpH値が11を僅に上廻ったことを検
出したとき、予混合タンク内への水酸化ナトリウムの流
れは停止される。
【0040】予混合タンク22内の飽和溶液の温度は20
°C乃至30°Cの範囲に維持し、特に25°C±2°Cに
維持することが望ましい。予混合タンク22内の飽和溶
液の温度を20°C乃至30°Cの範囲に維持することは、
アジ化水素酸フュームの発生する可能性を更に最小限に
する。これは、アジ化水素酸は35°Cで沸騰するためで
ある。更に、予混合タンク内の湿潤混合体をこの温度に
維持することにより予混合タンク22内で水に溶融する
アジ化ナトリウムの量が制御される。このように、所望
の量のアジ化ナトリウムが予混合タンク22内の溶液中
に維持され、故に、予混合タンク内にて所望の材料の均
衡状態が維持される。
【0041】温度センサ又はプローブ80は、予混合タ
ンク22内に伸長し該タンク内の湿潤混合体の温度を検
出する。該タンク、及び乾燥装置58を除く全ての加工
装置の周囲の環境は20°C乃至30°Cの温度範囲に維持
し、特に25°C±2°Cの温度に維持することが望まし
い。更に、周囲の環境の相対湿度は約40%に維持する。
【0042】水と硝酸ナトリウムとの間には吸熱反応が
生ずる。予混合タンク22に添加した硝酸ナトリウム
(NaNO3)とタンク内の水との間の吸熱反応により、予
混合タンク22内の湿潤混合体が冷却される傾向とな
る。故に、予混合タンク22は加熱して、タンク内の湿
潤混合体の温度を20°C乃至30°C、通常25°C±2°
Cに維持する。これは、比較的暖かい液体を予混合タン
ク22の外側に沿って流すことにより実現される。
【0043】予混合タンク22内の飽和溶液はポンプ8
6により導管84を通じて再循環タンク24に圧送され
る。更に、遠心分離機50によりガス発生材料の先の湿
潤混合体から除去された液体は、導管88を通じて再循
環タンク24内に導入される。先の湿潤混合体からの液
体は、予混合タンク22内の溶液と重量比で同一比率の
同一の成分を溶液中に含んでいるため、再循環タンク2
4内の重量比による成分の含有率は予混合タンク22内
の重量比による成分の含有率と等しい。微量の固形分を
先の湿潤混合体から除去し、再循環タンクに導入するこ
とが出来る。
【0044】上方液位センサ94が再循環タンク内の液
位が所定の最高液位に達したことを検出したとき、導管
84の制御弁(図示せず)が閉じられ、ポンプ86は停
止する。下方液位センサ96が再循環タンク24内の液
体の液位が所望の最低の液位まで低下したことを検出し
たとき、弁は再開放され、ポンプ86が始動して再循環
タンク24内の液位を上昇させる。混合装置98が円形
底部の再循環タンク24内に設けられており該再循環タ
ンク内での均質な溶液の形成を促進する。
【0045】再循環タンク24内でのアジ化水素酸の発
生を回避するため、再循環タンク24内の飽和溶液のp
Hは10.5以上、望ましくは11に維持する。pHセンサプ
ローブ100が再循環タンク24内の飽和溶液のpH値
が10.5に近付いたことを検出したとき、定量供給ポンプ
102が作動して水酸化ナトリウム(NaOH)を水酸化ナ
トリウムタンク40から再循環タンク24に定量供給す
る。再循環タンク24内の飽和溶液のpH値を少なくと
も10.5に維持するためには、比較的少量の水酸化ナトリ
ウムがあればよい。
【0046】再循環タンク24内の飽和溶液の温度は20
°C乃至30°Cに維持し、望ましくは25°C±2°Cに
維持する。温度センサ104が再循環タンク24内の飽
和溶液の温度を検出する。再循環タンク24からの飽和
溶液は、定量供給ポンプ110により導管108を通じ
て主混合タンク26に圧送される。定量供給ポンプ11
0の冷却はセンサ104により制御される。主混合タン
ク26内にて、所定の量のアジ化ナトリウム(NaN3)の
粉末が図3に矢印112で示すように再循環タンク24
から飽和溶液に添加される。主混合タンク26内で添
加されたアジ化ナトリウムの量は計量供給装置により測
定する。
【0047】更に、図3に矢印114で示した酸化鉄
(Fe2O3)の粉末を主混合タンク26内に添加する。主混
合タンク26内に添加された酸化鉄の量は、又計量供給
装置にて測定する。定量供給ポンプ110及びアジ化ナ
トリウム用計量供給装置及び酸化鉄用計量供給装置はそ
れぞれ最高及び最低液位センサ146、144により制
御される。主混合タンク26は、再循環タンクから重量
比で51.5%の溶液、重量比で19.1%の酸化鉄及び重量比
で29.4%アジ化ナトリウムを含むことが望ましい。この
ように、主混合タンク26内の湿潤混合体は48.5%の固
形分を含むことが望ましい。しかし、主混合タンク26
内の湿潤混合体は45%乃至55%の固形分を含み、湿潤混
合体の粉砕を促進させることが出来る。
【0048】火災及び/又は爆発の可能性を最小にする
ため、アジ化ナトリウム及び酸化鉄の粉末は乾燥状態に
て予め混合することなく、主混合タンク26に送られ
る。このように、アジ化ナトリウム及び酸化鉄の粉末は
主混合タンク26内に別個に投入される。アジ化ナトリ
ウム及び酸化鉄の粉末はこれら粉末が主混合タンク26
内にて液体により湿潤状態にされるまで相互に接触しな
い。
【0049】主混合タンク26からの湿潤混合体はコロ
イドミル30、導管120及び電磁弁122を介してね
じ型式のポンプ118により再循環される。最初、電磁
弁122は作動させて、湿潤混合体が導管124を通じ
て主混合タンク26に戻るように状態にする。
【0050】主混合タンク26からの湿潤混合体は主混
合タンク26から供給タンク28に送られる前に少なく
とも20分間、ポンプ118によりコロイドミル30を
通じて再循環される。湿潤混合体を再循環させ、混合装
置126によって該混合体をタンク内で混合させること
により、均質な混合体が得られる。主混合タンク内の湿
潤混合体は少なくとも6回コロイドミル30を通し、湿
潤混合体中のアジ化ナトリウムの粒子を粉砕する。異な
る寸法の酸化鉄粒子を使用することが出来るが、酸化鉄
粒子はコロイドミル30により寸法が縮小されないよう
な寸法にて供給することが望ましい。
【0051】アジ化水素酸(HN3)の発生を阻止するた
め、主混合タンク26内の湿潤混合体のpH値は10.5以
上、特に望ましくは11に維持する。pHセンサ130が
主混合タンク26内の湿潤混合体のpH値を検出する。
pHセンサ130が主混合タンク内の湿潤混合体のpH
値が10.5に近付きつつあることを検出したとき、定量供
給ポンプ132が作動され、水酸化ナトリウム溶液を第
2のタンク46から主混合タンク26内の湿潤混合体に
定量供給する。
【0052】アジ化水素酸フュームの発生を更に少なく
し、溶液中のアジ化ナトリウムの量を制御するため、主
混合タンク26内の湿潤混合体の温度は20°C乃至30°
C、特に、望ましくは25°C±2°Cに維持する。温度
センサ136が主混合タンク26内の温度を検出する。
湿潤混合体はコロイドミル30内で冷却される。コロイ
ドミル30の後には温度センサ(図示せず)が設けられ
て混合装置の温度を検出し、温度センサ136と共に、
コロイドミルを通る冷却液の流量を制御する。
【0053】主混合タンク26内の湿潤混合体が少なく
とも20分間、コロイドミル30を通って再循環した
後、電磁弁122が作動して湿潤混合体を導管120か
ら供給タンク28に導入する。電磁弁122は作動状態
を保ち、即ち上方液位センサ140が供給タンク28内
で最高液位に達したことを検出するまで、湿潤混合体を
供給タンク28内に導入する。液位センサ142がタン
ク28内の最低液位を検出したとき、電磁弁122が再
作動して湿潤混合体を供給タンク28に循環させる。
【0054】供給タンク28内の湿潤混合体は、ポンプ
154によりコロイドミル32及び導管152を通って
再循環される。円形底部の供給タンク28内の混合装置
155は供給タンク内で均質な混合体を維持することを
更に促進させる。
【0055】供給タンク28内の湿潤混合体の温度は20
°C乃至30°Cの範囲、特に、望ましくは25°C±2°
Cに維持することが望ましい。温度センサ156は供給
タンク28内の湿潤混合体の温度を検出する。コロイド
ミル32は冷却させてコロイドミル内の湿潤混合体の温
度を20°C乃至30°C、特に、望ましくは25°C±2°
Cに維持する。コロイドミル30の後には温度センサ
(図示せず)を設けて混合体の温度を検出し、センサ1
56と共に、コロイドミルを通る冷却液の流量を制御す
る。
【0056】湿潤混合体をポンプ154により再循環さ
せる間、スクリューポンプ160はビードミル34に対
する湿潤混合体の連続的な流れを維持する。このよう
に、T字形接続部164にて、コロイドミル32からの
湿潤混合体の流れは分割され、大部分の流れは導管15
2を通って供給タンク28に戻る。しかし、コロイドミ
ル32からの湿潤混合体の流れの一部は、開放したT字
形接続部164からポンプ160及びビードミル34に
送られる。図3に示した装置の特定の実施例において、
T字形接続部164は供給タンク28からの湿潤混合体
の流れを14対1の比に分割し得るような寸法にしてあ
る。このため、T字形接続部164を通ってポンプ16
0に送られる量の14倍の量の湿潤混合体が再循環導管
152を通って送られる。
【0057】ビードミル34が何らかの予期せざる理由
により閉塞し又は機能し得なくなった場合、湿潤混合体
は導管168を通って、圧力逃し及び逆止め弁170の
組み合わせ体に送られる。導管168内の流体圧力が所
定の最高圧力を越えたとき、弁170が開放し、湿潤混
合体は導管168を通って供給タンク28に戻る。
【0058】ビードミル34は、ポンプ160からの湿
潤混合体の流れを連続的に粉砕する。湿潤混合体はビー
ドミル34内で冷却され、湿潤混合体の温度を20°C乃
至30°Cの範囲、特に、望ましくは25°C±2°Cに維
持する。ビードミル34の後には温度センサ(図示せ
ず)が設けられ、混合体の温度を検出し、ビードミルを
通る冷却液の流量を制御する。コロイドミル30、3
2、及びビードミル34は約180μmの粒子径のアジ化
ナトリウムを粉砕して約1乃至5μmの粒子径にする効
果がある。
【0059】湿潤混合体はビードミル34からサージタ
ンク36内に連続的に流動する。しかし、サージタンク
36の上方液位センサ174がサージタンク内の液位が
所定の最高点に達したことを検出したならば、ポンプ1
60及びビードミル34の作動が停止され、サージタン
ク36のオーバーフローを防止する。ビードミル34の
通常の運転中はビードミルの運転を中断する必要がない
ようにすることが考えられる。
【0060】アジ化水素酸フュームの発生を遅らせ、か
つ溶液中のアジ化ナトリウムの量を制御するため、サー
ジタンク36内の湿潤混合体の温度は20°C乃至30°
C、特に、望ましくは25°C±2°Cに維持する。温度
センサ176がサージタンク36内の湿潤混合体の温度
を検出する。混合装置178がサージタンク36内に設
けられて該サージタンク内で均質な混合体を維持する。
【0061】定量供給ポンプ182は最初の湿潤混合体
をサージタンク36から導管184を通って第2の主混
合タンク40に圧送する。該定量供給ポンプ182の冷
却はセンサ176により制御する。下方液センサ185
はサージタンク36内の混合体の液位が所定の液位にあ
ることを検出し、タンク36内の材料の液位がバッチ材
料を第2の主混合タンク40に供給するのに十分である
とき、ポンプ182を始動させる。第2の主混合タンク
40内にて、所定の量のグラファイト及びベントナイト
をサージタンク36からの湿潤混合体と混合させる。こ
のように、グラファイトのスラリーは定量供給ポンプ1
88及び導管190を通ってグラファイト混合タンク4
2から第2の主混合タンク40に送られる。グラファイ
トのスラリーはグラファイトが重量比で15%、及び溶液
が重量比で85%である。該溶液は、予混合タンク22内
の溶液と同一比率の同一の成分を有している。該溶液は
重量比で62.9の水%、重量比で26.3%のアジ化ナトリウ
ム、及び重量比で10.8%の硝酸ナトリウムから成る。
【0062】更に、ベントナイト粉末を図3に符号19
2で略図的に示した導管を通じて第2の主混合タンク4
0内の湿潤混合体に添加する。第2の主混合タンク内に
て湿潤混合体に添加されるベントナイト粉末の量は、計
量供給装置によって測定する。第2の主混合タンク40
は、重量比で飽和溶液54.2%、重量比でベントナイト1.
2%、重量比でグラファイト1.5%、重量比で酸化鉄17.0
%、及び重量比でアジ化ナトリウム26.1%であることが
望ましい。
【0063】第2の主混合タンク40内の湿潤混合体は
ポンプ196によりコロイドミル198及び導管200
を通って比較的高速度にて第2の主混合タンク40に再
循環される。第2の混合タンク40内の湿潤混合体は、
1時間程度の十分な時間をかけて再循環させ均一な混合
体が確実に得られるようにする。コロイドミル198は
材料を粉砕することなく材料を集塊させる機能を有す
る。これは、材料がコロイドミル198を通って流動す
るとき相互に混合されかつ相互に付着する傾向があるた
めに生ずる。更に、混合要素204は第2の主混合タン
ク40内の混合体を撹拌する作用を行う。
【0064】アジ化水素酸(NH3)の形成を遅らせるた
め、第2の主混合タンク40内の湿潤混合体のpH値は
10.5以上、望ましくは11に維持する。pHセンサ20
6が設けられており、主混合タンク40内の湿潤混合体
のpHを検出する。主混合タンク40内の湿潤混合体の
pH値が10.5に近付きつつあるとき、定量供給ポンプ2
09が作動して、水酸化ナトリウム溶液をタンク46か
ら第2の主混合タンク40に圧送する。
【0065】予混合タンク22、再循環タンク24、主
混合タンク26及び第2の主混合タンク40内にて湿潤
混合体に添加された水酸化ナトリウムの総量は比較的少
ない。このため、湿潤混合体に添加された水酸化ナトリ
ウムの総量は、第2の主混合タンク40内の湿潤混合体
のアジ化ナトリウムの重量の0.5%以下である。かかる
水酸化ナトリウムの量は極めて少量であり、本明細書に
て無視し、最終生成物及び再循環される材料中に全く存
在しないと考えることが出来る。水酸化ナトリウム以外
の公知の塩基を使用してガス発生材料の湿潤混合体のp
H値を制御することが出来ることも理解すべきである。
【0066】第2の主混合タンク40及びコロイドミル
198内の湿潤混合体の温度は20°C乃至30°Cの範
囲、特に、望ましくは25°C±2°Cに維持する。温度
センサ210が第2の主混合タンク内の湿潤混合体の温
度を検出する。コロイドミル198の後ろには、温度セ
ンサ(図示せず)が設けられて混合体の温度を検出し、
センサ210と共にコロイドミルを通る冷却液の流量を
制御する。
【0067】定量供給ポンプ212は、湿潤混合体を第
2の主混合タンク40から導管214を通って体積流量
センサ216に定量供給する。湿潤混合体は体積流量セ
ンサ216を通って遠心分離機50内に流動する。下方
液位センサ220が第2の主混合タンク40内の液体の
液位がバッチ材料を遠心分離機50に供給するのに十分
であることを検出すると、ポンプ212が始動する。上
方液位センサ222はタンク40内の湿潤混合体の液位
が過度であることを示し、ポンプ182を停止させてオ
ーバーフローを防止する。
【0068】遠心分離機50は第2の主混合タンク40
から受け取った湿潤混合体から余分な液体を除去する作
用を行う。湿潤混合体が遠心分離機50から出ると、該
混合体は約7%乃至約11%の範囲、特に、望ましくは約9
%の水分含有量を有する。湿潤混合体は押し出し機54
に送り、該押し出し機は湿潤混合体を小さい穴から押し
出し、小さい円筒状の押し出し体を形成する。該押し出
し体は球状形成装置56により球状に形成される。これ
ら球状の粒子は次に乾燥させて重量比で1%乃至5%の水
分含有率となるようにし、ガス発生材料の本体10(図
1及び図2)を形成するために使用する。
【0069】遠心分離機からの湿潤混合体の水分含有率
が過度に高い場合、押出し後の材料は相互に付着する。
水分含有量が過度に低い場合、押出し機は詰まる。適当
な水分プローブ(図示せず)が遠心分離機からの材料中
の水分を検出する。水分含有率が過度に低い場合、遠心
分離機を制御してその運転時間を短縮し、少ない水分を
除去する。水分含有率が過度に高い場合、遠心分離機は
より長い時間運転する。遠心分離機は約10乃至11分
間、湿潤材料のバッチに作用し、該湿潤混合体の水分含
有率が7%乃至11%、特に、望ましくは9%の所望の値と
なるようにする。
【0070】ガス発生材料の本体10は、所定の量のア
ジ化ナトリウムを含有して、本体10を燃焼させたと
き、所望の量の窒素ガスが形成されるようにしなければ
ならない。遠心分離機50によりガス発生材料の湿潤混
合体から除去された液体が過度に溶融したアジ化ナトリ
ウムを含む場合、ガス発生材料の本体10に含まれるア
ジ化ナトリウムは所望の所定の量以下となる。遠心分離
機50によりガス発生材料の湿潤な混合体から除去され
た液体に含まれる溶融したアジ化ナトリウムの量が過度
に少ない場合、ガス発生材料の本体10は、所望の所定
の量以上のアジ化ナトリウムを含むことになる。
【0071】又、所定の量の水分内に溶融し得るアジ化
ナトリウムの量は、水の温度が上昇するのに伴って増大
する。故に、ガス発生材料の湿潤混合体は工程全体を通
じて25°C±2°C、及び少なくとも20°C乃至30°Cの
温度に維持する。その結果、遠心分離機50により除去
される液体はアジドを過度に多く又は過度に少なく含む
ことがなくなり、その結果残留する混合体が過度に少な
い(アジド不足)又は過度に多い(アジド過剰)の状態
となることがない。
【0072】装置 遠心分離機50は、液体除去ステーションに配置され、
ガス発生材料の湿潤混合体の水分含有率を約7%乃至約1
1%、特に、望ましくは約9%まで減少させる。
【0073】異なる遠心分離機を使用することが出来
る。望ましくは、該遠心分離機は公知の倒立フィルタを
含み、遠心分離機からのフィルタケーキの排出を支援す
ることが出来る。
【0074】コロイドミル30は図4に略図で示してあ
る。該コロイドミル30は主混合タンク26からの湿潤
混合体がコロイドミルに入るための入口223を有して
いる。主混合タンクからの湿潤混合体は静止翼226の
環状内側面と回転翼228の環状外側面との間の狭小な
粉砕隙間224を通る。回転翼及び静止翼との間の粉砕
隙間は、0.0254mm(0.001インチ)乃至3.175mm(0.
125インチ)の範囲にて調節可能である。コロイドミル
30内に付与される特定の粉砕隙間は、ガス発生材料の
湿潤混合体を形成するのに使用される粒子の寸法如何に
よる。主混合タンク26からの湿潤混合体が隙間224
を通ると、湿潤混合体中の粒子は粉砕される。
【0075】図4には、コロイドミル30の構造のみが
示してあるが、コロイドミル32、198はコロイドミ
ル30と同一構造であることを理解すべきである。コロ
イドミル30、32、198は静止翼226及び漏洩路
227に沿ってジャケット(図示せず)を通る冷却液体
の流れにより冷却され、該漏洩路227に沿ってガス発
生材料の湿潤混合体は粉砕隙間から供給される。
【0076】ビードミル34の構造は図5に示してあ
る。該ビードミル34は供給タンク28からの湿潤混合
体が定量供給タンク160(図3)により圧送される入
口232を有している。湿潤混合体は円筒状の粉砕チャ
ンバ234を通って出口236まで連続的に流動する。
【0077】粉砕チャンバ234の80%は直径約1ミリ
の球状ジルコニアビーズで充填されている。複数の円形
で中央が開放したディスク238が粉砕チャンバ234
内にて1,150乃至1,600rpmの速度で回転し、このジルコ
ニアビーズを撹拌する。その結果、ガス発生材料の湿潤
混合体はジルコニアビーズにより形成される強力な衝撃
力及び大きいせん断荷重を受ける。ビードミル34の粉
砕チャンバ234はら旋状の冷却コイル240により包
み込まれている。液体冷却液は冷却コイル240を通っ
て入口242から出口244に送られ、粉砕チャンバ2
34内の湿潤混合体を冷却させる。
【0078】ガス発生材料の湿潤混合体が粉砕チャンバ
234を通って動くとき、湿潤混合体は重量比で45%乃
至55%、特に望ましくは48.5%の固形分を含む。固形分
の量が45%以下である場合、ビードミル34内のジルコ
ニアビーズはそれ自体粉砕される一方、湿潤混合体が55
%以上の固形分を含む場合、ビードミル34は詰まりを
生じる傾向となる。
【0079】押出し機54(図6)はスクリュー型式で
あり、ガス発生材料の湿潤混合体を押出し機のヘッド2
50に供給する送りスクリュー248を有している。押
し出し機のヘッド250は円筒状のダイ板254に形成
された小さい穴252を通じてガス発生材料の湿潤混合
体を押し出す。水分含有率が約9%であるガス発生材料
の湿潤混合体は該穴252から押し出されて、円筒状の
押出し体256が形成される。望ましくは、該押出し機
54は二軸型押出し機とする。各スクリューは冷却液を
該スクリュー内の冷却通路を通って流動させる。
【0080】球状化装置56の構造は公知であり、図7
に略図で示してある。該球状化装置56は駆動軸262
により回転される円形ディスク260を有している。該
ディスク260の上面には、直角に交差する2組みの溝
が形成されている。
【0081】押出し機54からの円筒状の押出し体25
6はディスク260の中心付近に配置される。高速度に
て回転するディスク260は、押出し体256を遠心力
によりディスク上にて半径方向外方に押し付ける。この
とき、押出し体256は円筒状ボウル264の内壁に押
し付けられる。遠心力及び重力により機械的に流動化さ
せた押し出し体のリングが形成され、このリングは板2
60及び壁264に対して回転する。円筒状の各押し出
し体が回転すると、その形状は徐々に円筒状から球状に
変化する。ボウル264は加熱されて加熱された液体
ボウルの壁の通路(図示せず)を通って流すことによ
り、材料がボウルに付着するのを阻止することが出来
る。
【0082】ガス発生材料の本体の製造方法 図3乃至図7の装置を使用してガス発生材料の本体10
を製造する方法は図8のフローチャートに示してあり、
又上記の説明から理解されるであろう。該方法の実施に
おいて、アジ化ナトリウム(NaN 3 )、硝酸ナトリウム
(NaNO3)及び水(H2O)を予混合する段階は符号272
で示してある。アジ化ナトリウム、硝酸ナトリウム及び
水の予混合は図3の予混合タンク22内で行われる。硝
酸ナトリウムが水と反応するため、予混合タンク22内
の溶液は図8に符号274で示すように加熱される。予
混合段階272により形成される溶液は図8に符号27
6で略図的に示した再循環段階中、遠心分離機50(図
3)からの液体と混合される。
【0083】再循環段階276中に形成される溶液は、
図8に符号278で示す段階にて付加的なアジ化ナトリ
ウム及び酸化鉄(Fe 2 O 3 )と混合させ湿潤混合体を形成
する。酸化鉄及び付加的なアジ化ナトリウムは、酸化鉄
及びアジ化ナトリウムを乾燥状態で予め混合することな
く、相互に混合される。酸化鉄及びアジ化ナトリウムが
乾燥状態で相互に混合されないため、火災及び/又は爆
発の可能性は最小となる。
【0084】アジ化ナトリウム、酸化鉄及び硝酸ナトリ
ウムの湿潤混合体は、図8に符号280で示す第1の粉
砕段階中、コロイドミル30、32内にて粉砕される。
次に、かかる湿潤混合体は図8に符号282で示す第2
の粉砕段階中、ビードミル34内にて粉砕される。これ
ら粉砕段階280、282中、ガス発生材料の湿潤混合
体は冷却させて該混合体の温度を20°C乃至30°Cの範
囲、特に望ましくは25°C±2°Cに維持する。
【0085】ガス発生材料の最初の湿潤混合体が形成さ
れ、ガス発生材料が反復的に粉砕された後、図8に符号
284で示す第2の主たる混合段階中、付加的な成分を
混合体に添加して第2の混合体を形成する。第2の混合
段階284において、ベントナイト及びグラファイトを
ガス発生材料の最初の湿潤混合体に添加する。ベントナ
イト及びグラファイトをガス発生材料の最初の混合体と
混合させる間、混合体の温度は20°C乃至30°Cの範
囲、特に望ましくは25°C±2°Cに維持する。
【0086】予混合、循環、第1及び第2の主たる混合
段階272、276、278、284中、ガス発生材料
のpH値を連続的にモニタし、10.5以上、特に望ましく
は11の値に維持する。これは、ガス発生材料のpH値を
連続的に検出し、水酸化ナトリウム(NaOH)を添加して
pH値を制御することにより行われる。pH値を10.5以
上に維持することにより、アジ化水素酸(HN3)の形成
が阻止される。
【0087】ガス発生材料が製造され、混合段階284
が完了した後、ガス発生材料は加工して図1及び図2の
ガス発生材料本体10を形成するために使用される粒子
を形成する。この粒子を形成するためには、先ずガス発
生材料の水分含有率を約9%まで低下させることが必要
である。これは、図8に符号288で示した遠心分離段
階により行われる。遠心分離段階288中にガス発生材
料から除去された液体は再循環段階276中に再使用さ
れる。
【0088】遠心分離段階288からのガス発生材料の
湿潤混合体(ケーキ)は図8に符号290で略図で示す
ように押し出して、ガス発生材料の小さい円筒状の押出
し体を形成する。この押出し段階290中、ガス発生材
料は押出し機を通って循環される冷却液により冷却され
る。
【0089】押出し段階290からの押出し体は、球状
化段階294にて球状粒子に形成される。次に、これら
球状粒子は乾燥段階296に置き、この段階中、粒子は
重量比で1%乃至5%の水分含有率まで乾燥させる。次
に、粒子は後で使用するために貯蔵することが出来る。
球状粒子は図8に符号298で示すように貯蔵庫から取
り出して相互に押し付け、図1及び図2の本体10と同
一形状のガス発生材料の本体を形成する。ガス発生材料
の本体10を形成する圧縮段階298は図8で4つの異
なる圧縮段階にて行われるように示してあるが、ガス発
生材料の本体は任意の数の圧縮により形成することが出
来る。
【0090】圧縮段階298によりガス発生材料の本体
10が形成されたならば、ガス発生材料の本体は、図8
に符号302で示すように発火促進剤を被覆することが
望ましい。次に、被覆したガス発生材料の本体は連続的
加熱炉に搬送し、ここで図8に符号304で示す段階に
より乾燥させる。次に、ガス発生材料の乾燥した本体1
0は充填して車両の搭乗者の保持装置に使用する。
【0091】上記の説明において、各種の材料の流れを
各種の制御要素の手動操作に対応する方法にて説明し
た。しかし、この方法は全部又は一部をコンピュータに
より制御することも考えられる。
【0092】本発明の好適な実施例の上記説明から、当
業者は改良例、変形例及び応用例を考えられよう。本発
明の範囲に属するかかる改良例、変形例及び応用例は特
許請求の範囲の記載に包含されるものであることを意図
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の搭乗者保持装置に使用されるガス発生材
料の本体の平面図である。
【図2】ガス発生材料の本体の構造を更に示す図1の線
2−2に沿った断面図である。
【図3】図1及び図2に示したガス発生材料の本体を製
造するガス発生材料の製造方法に使用される加工装置を
示す略図である。
【図4】図3の装置に使用されるコロイドミルの略図で
ある。
【図5】図3の装置に使用されるビードミルの一部切り
欠いた略図である。
【図6】図3の装置に使用される押出し機の略図であ
る。
【図7】図3の装置に使用される球状化装置の略図であ
る。
【図8】図3の装置によりガス発生材料を製造する方法
のフロー線図である。
【符号の説明】
7 通路 8 通路 9 直立パッド 10 本体 12 装置 14 加工装置 15 加工装置 16 加工装置 18 加工装置 22 混合タンク 24 再循環タンク 26 混合タンク 28 供給タンク 30 コロイドミル 34 ビードミル 36 サージタンク 40 混合タンク 42 グラファイト
スリラータンク 46 水酸化ナトリウムタンク 50 遠心分離機 54 押出し機 56 球状化装置 58 乾燥装置 68 混合装置 70 ポンプ 74 液位センサ 78 プローブ 79 供給ポンプ 80 プローブ 86 ポンプ 94 液位センサ 96 液位センサ 98 混合装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・エム・コムコスキー アメリカ合衆国アリゾナ州85204,メサ, イースト・サザン 2151 アパートメント 2088 (72)発明者 レオ・エス・ノウルデン アメリカ合衆国アリゾナ州85225,チャン ドラー,ノース・ハドソン 920 (72)発明者 ジョージ・ダブリュー・ゴーツ アメリカ合衆国ミシガン州48309,ロチェ スター・ヒルズ,ノースアンバーランド 1809 (56)参考文献 特開 昭63−166427(JP,A) 米国特許4547235(US,A)

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属アジド及び金属酸化物の湿潤混合体
    を製造する段階と、前記湿潤混合体を加工し、ガス発生
    材料の粒子を形成する段階と、ガス発生材料の粒子を乾
    燥させる段階と、を備えるガス発生材料の製造方法であ
    って、前記湿潤混合体を製造する段階において、前記金
    属アジド及び前記金属酸化物を乾燥状態において接触さ
    せることなく、湿潤状態においてのみ混合し、前記湿潤
    混合体を製造する段階から、湿潤混合体を加工し、ガス
    発生材料の粒子を形成する段階の間、前記湿潤混合体を
    湿潤状態に維持することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法にして、前記湿潤混合体
    を製造する段階において、金属アジド粉末及び金属酸化
    物粉末を液体中に混合することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の方法にして、前記湿潤混合体
    を製造する段階において、金属酸化物粉末を金属アジド
    粉末を含む液体中に混合させることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の方法にして、前記湿潤混合体
    を加工してガス発生材料の粒子を形成する段階におい
    前記湿潤混合体から液体を除去し、次いで該除去さ
    れた液体が前記湿潤混合体を製造する段階に戻され、金
    属アジド及び金属酸化物と混合されることを特徴とする
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4の方法にして、前記除去された
    液体が金属アジド及び金属酸化物と混合される際に、
    属アジドを湿潤混合体に添加し、その後、湿潤混合体か
    ら除去された液体に金属酸化物を添加することを特徴と
    する方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の方法にして、金属アジド及び
    金属酸化物の湿潤混合体のpH値を検出し、検出され
    たpH値が所定の値以下である場合、湿潤混合体の塩基
    の含有量を増加させる段階を更に備えることを特徴とす
    る方法。
  7. 【請求項7】 請求項1の方法にして、金属アジド及び
    金属酸化物の湿潤混合体の温度を検出し、該検出された
    湿潤混合体の温度が所定の温度以上である場合、湿潤混
    合体を冷却させる段階を更に備えることを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1の方法にして、湿潤混合体の前
    記加工段階中、該湿潤混合体を少なくとも10.5のpH
    値、及び20°C乃至30°Cの温度に維持する段階を更に
    備えることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の方法にして、湿潤混合体の前
    記加工段階が湿潤混合体を反復的に粉砕し、その後、前
    記湿潤混合体から液体を除去する段階を備えることを特
    徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1の方法にして、前記湿潤混合
    体が重量比で45%乃至55%の固形分を含むことを特徴と
    する方法。
  11. 【請求項11】 ガス発生材料の製造方法にして、第1
    の供給タンク内にてガス発生材料の成分の第1の湿潤混
    合体を製造する段階と、第1の湿潤混合体を前記第1
    の供給タンクから離間した粉砕位置にて粉砕する段階
    と、その後、前記第1の湿潤混合体を第2の供給タンク
    内に導入する段階と、付加的な成分を前記第2の供給タ
    ンク内の前記第1の湿潤混合体に添加し、第2の供給
    タンク内にて第2の湿潤混合体を製造する段階と、
    2の湿潤混合体を前記第2の供給タンクから液体除去ス
    テーションに導入する段階と、液体除去ステーション
    にて前記第2の湿潤混合体から液体を除去し、第2の
    湿潤混合体に所望の水分含有率を付与する段階と、
    望の水分含有率を有する第2の混合体を粒子に形成する
    段階とを備えることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11の方法にして、前記第1の
    湿潤混合体を製造する段階において、金属アジド及び金
    属酸化物を乾燥状態にて接触させることなく、湿潤状態
    でのみ混合させることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項11の方法にして、記第1の
    湿潤混合体のpH値を検出する段階と、第1の湿潤混
    合体のpHが所定の値以下であることを検出することに
    応答して、前記第1の湿潤混合体に材料を添加して第1
    の湿潤混合体のpH値を増加させる段階と、前記第2の
    湿潤混合体のpHを検出し、第2の湿潤混合体のpH
    が所定の値以下であることを検出したことに応答して
    前記第2の湿潤混合体に材料を添加し第2の湿潤混合
    体のpH値を増加させる段階とを更に備えることを特徴
    とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項11の方法にして、前記第1の
    湿潤混合体の製造及び粉砕中、第1の湿潤混合体を冷
    却させる段階を更に備えることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項11の方法にして、前記液体除
    去ステーションにて第2の湿潤混合体から液体を除去
    し、第2の混合体に所望の水分含有率を付与する段階
    が、第2の混合体の水分含有率を重量比で7%乃至11%
    に低下させる段階を備えることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項11の方法にして、液体除去ス
    テーションにて第2の湿潤混合体から除去された液体を
    第1の供給タンクに送り、液体を再循環させる段階を
    更に備えることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項11の方法にして、前記所望の
    水分含有率の第2の混合体を粒子に形成する段階が
    2の混合体を複数の穴を通じて押し出す段階を備えるこ
    とを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項11の方法にして、前記第1の
    湿潤混合体の製造段階中、前記第1の湿潤混合体の温度
    を20°C乃至30°Cに維持する段階と、第1の湿潤混
    合体を粉砕する段階とを更に備えることを特徴とする方
    法。
  19. 【請求項19】 金属アジド及び酸化剤の湿潤混合体を
    製造する段階と、湿潤混合体を加工しガス発生材料の
    粒子を形成する段階と、ガス発生材料の粒子を乾燥さ
    せる段階と、を備えるガス発生材料の製造方法であっ
    て、前記湿潤混合体を製造する段階において、金属アジ
    ド及び酸化剤を乾燥状態で接触させることなく、湿潤状
    態においてのみ混合し、前記湿潤混合体を製造する段階
    から乾燥させる段階に至るまで、前記湿潤混合体の温度
    を20°C乃至30°Cに維持する段階を備えることを特徴
    とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項19の方法にして、前記酸化剤
    が金属酸化物を含むことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項20の方法にして、前記加工段
    階中、前記湿潤混合体のpH値を少なくとも10.5に維持
    する段階を更に備えることを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項20の方法にして、前記加工段
    階が湿潤混合体から液体を除去する段階を備え、前記方
    法が液体を使用して付加的な湿潤混合体を形成する段
    階をさらに備えることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 請求項20の方法にして、前記湿潤混
    合体を製造する段階が金属アジド及び金属酸化物の湿
    潤混合体を粉砕し、前記粉砕段階の実施後、押出し支援
    剤及び強化ファイバを前記湿潤混合体に添加する段階を
    備えることを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 請求項20の方法にして、前記金属ア
    ジド及び金属酸化物の湿潤混合体を製造する段階が、第
    1のタンク内にて金属アジド及び酸化物の溶液を製造す
    る段階を備え、前記湿潤混合体を製造する段階から、湿
    潤混合体を加工しガス発生材料の粒子を形成する段階の
    間、前記湿潤混合体を20°C乃至30°Cの温度に維持す
    る段階が、第1のタンク内の溶液を加熱する段階を備
    え、前記金属アジド及び金属酸化物の湿潤混合体を製造
    する段階が、前記溶液を第1のタンクから第2のタンク
    に導入し、金属酸化物の粉末及び金属アジドの粉末を第
    2のタンク内の溶液に添加する段階を更に備え、前記湿
    潤混合体を製造する段階から、湿潤混合体を加工しガス
    発生材料の粒子を形成する段階の間、前記湿潤混合体の
    温度を20°C乃至30°Cに維持する段階が第2のタン
    ク内にて湿潤混合体を冷却させる段階を更に備えるこ
    とを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項24の方法にして、前記湿潤混
    合体を加工して粒子を形成する段階が、湿潤混合体から
    液体を除去する段階を備え、前記金属酸化物の粉末及び
    金属アジドの粉末を第2のタンク内の湿潤混合体に添加
    する段階の前除去された液体を金属アジド及び酸
    化剤の溶液と混合させることにより該除去された液体
    を再循環させる段階を更に備えることを特徴とする方
    法。
  26. 【請求項26】 請求項20の方法にして、前記金属ア
    ジド及び金属酸化物の湿潤混合体を製造する段階が、金
    属アジド及び金属酸化物の湿潤混合体を粉砕する段階を
    備え、前記湿潤混合体の温度を20°C乃至30°Cに維持
    する段階が前記粉砕する段階の間、前記湿潤混合体を
    冷却させる段階を備え、前記湿潤混合体を加工して粒子
    を形成する段階が、前記粉砕する段階の実施後、湿潤
    混合体を複数の穴を通じて押し出す段階を備え、前記湿
    混合体の温度を20°C乃至30°Cに維持する段階が、
    前記押し出す段階の実施中、前記湿潤混合体を冷却させ
    る段階を備えることを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 請求項19の方法にして、前記湿潤混
    合体が重量比で45%乃至55%の固形分を含むことを特徴
    とする方法。
  28. 【請求項28】 ガス発生材料の製造方法にして、金属
    アジド及び酸化剤の湿潤混合体を製造する段階と、該湿
    混合体のpH値を検出する段階と、該湿潤混合体に塩
    基を添加して該湿潤混合体のpH値を約10.5以上に維持
    する段階と、前記湿潤混合体を加工してガス発生材料の
    粒子を形成する段階とを備えることを特徴とする方
    法。
  29. 【請求項29】 請求項28の方法にして、前記酸化剤
    が金属酸化物を含むことを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】 請求項29の方法にして、前記塩基を
    湿潤混合体に添加して湿潤混合体のpH値を10.5以上に
    維持する段階において、前記塩基として水酸化物イオン
    源を前記湿潤混合体に添加することを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】 請求項29の方法にして、付加的な成
    分を湿潤混合体に添加する段階を更に備え、前記湿潤
    合体のpH値を検出する段階が付加的な成分を湿潤
    合体に添加する前に湿潤混合体のpH値を検出する段階
    と、付加的な成分を湿潤混合体に添加した後で湿潤混合
    体のpH値を検出する段階を備え、前記塩基を湿潤
    合体に添加して湿潤混合体のpH値を約10.5以上に維持
    する段階が付加的な成分を湿潤混合体に添加する前、
    及び付加的な成分を湿潤混合体に添加した後、塩基を湿
    混合体に添加する段階を備えることを特徴とする方
    法。
  32. 【請求項32】 請求項29の方法にして、前記湿潤混
    合体を製造する段階中、該湿潤混合体の温度を20°C乃
    至30°Cに維持する段階を更に備えることを特徴とする
    方法。
  33. 【請求項33】 請求項29の方法にして、前記金属ア
    ジド及び金属酸化物の湿潤混合体を製造する段階が
    属アジド及び金属酸化物を乾燥状態で接触させることな
    く、湿潤状態においてのみ混合し、該湿潤混合体を製造
    する段階を備えることを特徴とする方法。
  34. 【請求項34】 ガス発生材料の製造方法にして、金属
    アジド及び酸化剤の湿潤混合体を製造する段階と、該湿
    混合体を加工してガス発生材料の粒子を製造する段階
    と、を備えるガス発生材料の製造方法であって、前記
    合体を加工してガス発生材料の粒子を製造する段階が、
    前記湿潤混合体から液体を除去し前記湿潤混合体に所
    望の水分含有率を付与する段階を備え、更に、前記湿潤
    混合体製造する段階の間に、除去された液体を利用し
    該除去された液体を再循環させる段階を備えること
    を特徴とする方法。
  35. 【請求項35】 請求項34の方法にして、前記湿潤
    合体から液体を除去し湿潤混合体に所望の水分含有率を
    付与する段階が、該湿潤混合体の水分含有率を約9%ま
    で低下させる段階を備えることを特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 請求項34の方法にして、前記除去さ
    れた液体を循環させる段階が、前記湿潤混合体を製造す
    る段階の実施中、除去された液体に酸化剤を添加する段
    階を備えることを特徴とする方法。
  37. 【請求項37】 請求項34の方法にして、前記除去さ
    れた液体を循環させる段階が除去された液体に酸化剤
    を添加する段階を備えることを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】 請求項34の方法にして、前記金属ア
    ジド及び酸化剤の湿潤混合体を製造する段階が金属ア
    ジド及び酸化剤を乾燥状態にて接触させることなく実施
    されることを特徴とする方法。
  39. 【請求項39】 請求項34の方法にして、前記混合体
    を加工する段階が、液体を前記湿潤混合体から除去する
    段階の実施後、該湿潤混合体を複数の穴を通じて押し出
    す段階を備えることを特徴とする方法。
  40. 【請求項40】 請求項34の方法にして、前記金属ア
    ジド及び酸化剤の湿潤混合体を製造する段階が、該湿潤
    混合体を反復的に粉砕する段階を備えることを特徴とす
    る方法。
  41. 【請求項41】 請求項34の方法にして、前記金属ア
    ジド及び酸化剤の湿潤混合体を製造する段階が、該湿潤
    混合体の温度を20°C乃至30°Cに維持する段階を備え
    ることを特徴とする方法。
  42. 【請求項42】 請求項41の方法にして、前記金属ア
    ジド及び酸化剤の湿潤混合体を製造する段階が、該湿潤
    混合体のpH値を検出し、該湿潤混合体のpH値を10.5
    以上に維持する段階を備えることを特徴とする方法。
  43. 【請求項43】 請求項34の方法にして、前記湿潤混
    合体が重量比で45%乃至55%の固形分を含むことを特徴
    とする方法。
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