JPH07509704A - グリシルーヒスチジルーリシン(ghl)誘導体 - Google Patents
グリシルーヒスチジルーリシン(ghl)誘導体Info
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- JPH07509704A JPH07509704A JP6504972A JP50497294A JPH07509704A JP H07509704 A JPH07509704 A JP H07509704A JP 6504972 A JP6504972 A JP 6504972A JP 50497294 A JP50497294 A JP 50497294A JP H07509704 A JPH07509704 A JP H07509704A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、細胞刺激および細胞保護活性を有するG 1 y −Hi 5−Ly
s (GHL)ペプチド誘導体、それらの治療への用途、並びにそれらを含む
薬学的組成物に関する。
本発明の誘導体は、改良された治療作用と共に、加水分解酵素に対して驚異的な
抵抗が付与されている。
傷処理の診療に多くの方法が知られており、特別の器具(耐感染薬物処理したプ
ラスターから火傷患者用の合成皮膚代替物までを含む)、軟膏、ゲル又はその他
の、例えば亜鉛誘導体を含む局部塗布用の配合物がある。
最近、組織の回復機構のより深い知識と再編成りNA技術の発展の結果、(1や
しの過程を促進および/又は正常化し、そしてさもなければ治らなかった組織の
損傷(例えば、床ずれ又は糖尿病性清釦を治し、そして傷あとおよびケロイドの
形成を防止するために、種々の活性成分が調製および研究された。
−成長因子、例えば:bFGF、基本的な繊維芽細胞成長因子、EGF、表面成
長因子、GHL(GHKとしても知られている)、血漿鋼−結合成長因子、等−
細胞外マトリックス 例えば繊維ネクチン、コラーゲン等。
しかしながら、多くの理由でこれらの誘導体の使用が難しい。それらは、物質の
入手し易さ、ウィルス性又は細胞性疾病の伝染の危険性を、それら自体の原因、
特に酵素系(例えばプロテアーゼおよびペプチターゼ:両者共に失怪円および生
体外について)に対する不安定性に起因して、有している。上記の酵素系に対す
る不安定性は殆んどの蛋白質、糖蛋白質又はペプチド系物質の特徴であり、それ
らを薬として、特にプロテアーゼ活性が増大する病理、例えば全身および局所の
炎症状態、における薬として使用する際の主な障害となる。
従って、殆んどの種々の治療分野において、更に安定な活性成分の要求がある。
治癒の特別な事例において、EGF、bFGFおよびコラーゲンのような再編成
りNA又は抽出によって得られる複合蛋白質をこの目的で試みると困難であるこ
とがわかる。2〜3の公知の例は、セリンプロテアーゼの阻止剤およびEGFに
ついてはコラーゲンのような対抗物質の両方を含む局部的生薬形体の使用に基づ
いている(例えば、奥村外、Pha rm、Res、、ヱ、1289頁、199
0年参照)。
Arg−Gly−Asp (RGD フィブロネクチン、ラミニンおよびその他
の細胞外マトリックスの蛋白質の細胞付着位置として知られている)および血漿
銅−結合成長因子(G HL又はGHK トリペプチドGly−His−Lys
)のような単純なペプチド分子に関する限り、今日まで用いられた安定化の方法
は、N−又はC−末端(又はアミノ酸側鎖の同等な基)の変性 即ち、該末端上
に適゛)な残基をエステル結合又はアミド結合により導入し、ペプチド骨格は変
えずにおくこと、に基づいている。かかる変更はプロテアーゼ分解にある程度の
抵抗をもたらすが、該生成物の半減期はエステラーゼのような、対照とする組織
の病原により多少活性化されそして導入された基を引き裂くことができる別の酵
素系の局部的な存在に支配される(従って、生成するペプチドを自然破壊過程に
曝すことになる)。
これに関連して、ビエルンユバッカー エム、(PicrschbachcrM
、)(WO90106767、La Jolla Cancer Rcs、Fo
und、)は、ヤルロニック酸(jaluronic acid)、コンドロイ
チン スルフェート、ヘパリン スルフェート等のような生物分解性ポリマー物
質と結合したA r g−G l y−A s p (RGD)のポリペプチド
ポリマーを提案している。
ピッカート エル、 アール、(Pickart L、R,)(米国特許4,6
65.054号、1985年121’l 5ト1発行、出願人ビオヘッド イン
ク、)は、一般式 グリンルーヒスチジルーリシル−COOR(RO−アルキル
又はアリールアルコール残基; Nl2基)を有するグリシル−ヒスチジル−リ
シン(GHL)ペプチド誘導体の銅錯体の治癒作用を開示し、そして治癒過程の
容易化においておよび血漿板によるトロンボキサン生成の阻止における有用性を
請求の範囲としている。天然ペプチドと比較して、該誘導体はカルボキシペプチ
ターゼ、即ち、分子をカルボキシ末端基(C−末端基)から始めて加水分解する
酵素、による加水分解に対して安定性が高い。
事実、これらの酵素についての下記の半減期(大よそ且つ過大である)が上記の
米国特許に報告されたデータから導くことができる。天然GHL<1分、GHL
−CONH2〈2分;GHL−CooMe<1.5分;GHL−COOCH2C
6H5〉8〜10分。
本発明によるGHLペプチドの誘導体(および対応する銅複合体の誘導体)が、
驚(べきことに、カルボキシ−およびアミノーペプチターゼ、並びにエステラー
ゼの両方に対して、ペプチドについての全般的な安定性を増加させることが見出
された。
本発明は、GHLペプチドの安定化についての公知の問題に、一層好ましい解決
法を与える。本発明の誘導体は、適用可能な治療分野(傷の治癒、種々の病因に
よる?口瘍および組織損傷)に対しておよび美容上の適用(皮下脂肪の増大、し
わおよび毛細血管拡張症の低減1毛の成長の刺激)に対して改良を与える。何故
なら、ピッカート エル、アール、が開示した公知の誘導体とは異なり、本願誘
導体はカルボキシペプチターゼ、アミノペプチターゼおよびエステラーゼ(エス
テラーゼはGHLとアルコール又はアミド残基との間のエステル結合を加水分解
することができ、従って生成するGHLを引続き急速な分解に曝す)のような加
水分解剤に対して、一層高く且つ予想外の抵抗を示す。
これらの生成物はCuイオンと結合する能力を維持しており、そして活性度(単
位本量当りの活性として定義される)および長時間の作用の両者について(両者
は酵素加水分解に対する増大した抵抗性に関連する)、天然誘導体よりも高い生
物学的活性を示す。
本発明の誘導体は下記の一般式を有するGly−His−Lys−OR(1)
ここで:
GryはF記の残基の一つであるニ
ー グリシンニ
ー サルコシン゛
−式:Nl2−CH2NH−1[gcm (G l y) ]の基。
Hi sは下記の9ふ基の一つである
Lysは下記の残基の一つである
Rは水素、直鎖又は枝分かれ鎖のc、CI4アルキル基、C6Cl4アリール又
はアルアルキル基である、但し、Gly、HisおよびLysは同時に天然のア
ミノ酸りリンン、L−ヒスチジンおよびI、−リシンとはならない。
本発明はまた、化合物Iの薬学的に許容される塩および銅複合体(c omp
1ex)をも包含する。
式rの好ましい化合物は下記のものである1−His又はLysが対応するDア
ミノ酸の残基であり、そしてRがHであるもの。
2−His又はLysが対応するDアミノ酸のダ1基であり、そしてRがH以外
のもの:
3−His又はLysが両方とも対応するDアミノ酸の残基であり、そしてRが
Hであるもの。
4−His又はLysが両方とも対応するDアミノ酸の残基であり、モしてRは
H以外であるもの。
5−G I Yがサルコシンであり、一方H4s、LysおよびRは上記1〜4
のいずれかに規定した通りであるもの。
6−c;+yが[gCm (G I Y)]と前に規定した通り、gem−ジア
ミノ残基(gem−diaminal residue)であり、そしてHis
とLys残基の一方は前に定義した通りの基m(His)又はm(Lys)であ
り、他方はL又はD系の残基であり、モしてRは水素であるものニア−Glyが
前に定へした[gem (G I Y) ]のような]gem−ジアミノ残であ
り、HisとLys残基の一方は前に規定した残基m(His)又はm(Lys
)であり、他方はL又はD系の残基であり、そしてRが水素以外であるもの。
8−Glyがグリシン、Hisがgem−HisそしてLysが前に規定したよ
うにm(Lys)であり、そしてRが水素であるもの:g−G+yがグリシン、
Hisがgem−HisそしてLysが前に規定したようにm (Lys)であ
り、そしてRが水素以外であるもの。
本発明の誘導体について以前報告された生物学的性質を参照すると、これらの誘
導体は細胞保護および/又は細胞刺激活性をめる治療用薬剤として、病理学的形
体で使用し得る。
特に、式Iの化合物は潰瘍、傷あと、種々の組織損傷の治療に有用な薬剤および
更に一般的には自己免疫性(au to immune)疾病の治療用薬剤の調
製に使用するのに便利である。
本発明の化合物は、単独で又は他の有用な活性成分と組合わせて、適当な薬学的
組成物に処方される。
投与量は治療者により決定され、治療すべき病気、患者の年齢、含量および状態
に依存するであろう。薬学的組成物の例はクリーム、軟膏、ゲル、傷用(asp
ersory)粉末、薬剤添加石膏、制御放出性局部用銅形、局部注入(例えば
筋肉的注射)のような局部的剤形、注射又は経口剤形、例えば錠剤、カプセル又
はその他の便利な公知の形体、のような全身用銅形である。本発明の組成物は通
常の方法、例えばレミントン(Remington)のPharmaceuti
cal 5ciences Handbook、Mack出版社、ニューヨーク
、アメリカ、に開示されている方法を用いて製造し得る。
下記の例は本発明を更に例示する。
使用した試薬、薬品および標準品は通常、市販品である。開示された、D又はL
アミノ酸のいずれかを含む誘導体の固相合成法はペプチド合成に通常使用される
方法であるが、その方法は入手可能な知識に従って用いることができる種々の合
成の可能性、例えば、C−末端がエステル化された誘導体の合成に本願で用いら
れた、均一相中での合成法、を制限するものではない。
L系のアミノ酸を含む反転(retro−inverted)誘導体の製造は、
既に知られた方法(特に、A、S、Verdini外のJ、Med、Chcm。
1991年、34.3372〜3379頁)による。
特に記載のない限り、各トリペプチド(反転したものを除く)に含まれる単体ア
ミノ酸の滴定量又は立体系(L又はD)の所属の決定に用いられた分析法は、J
、Chrom、352 (1986)、169−177頁にニムラ ノリュキの
方法の適当な変形に基づく。IRスペクトルはD20又はKBr中でJasc。
Mod、Ft/lR5000装置で記録した。
3404 c m−1,3180cm ’のバント(N−HペプチドおよびNH
イミダゾールのストレッチング);3100cm−’、2995cm−’(リシ
ンおよび/又は塩化木端−NH2のNH2中のN1]3のNHストレッチング)
;1654cm”(Coアミドのストレッチング アミドのバンドI)+156
5 (NH結合屈曲アミドのバンドII ; 1239cm−’ (C−N−ス
トレッチング十N−H屈曲。
アミドのバンド■)は、開示された誘導体のペプチド構造と一致し、一方、14
59 c m−’、1442cm−’(イミダゾールの環ストレッチング)はヒ
スチジンの存在と一致する。
FAB−MS (急速原子照射質量分析器)デ・−夕は、ガスとしてXeを、マ
トリックスとしてグリセロールを、そして363°にの温度を用いて、標準的な
源を備えたVG−70−70C0−HF装置を用いて得られた。サルコシンを含
まない全ての非反転試料は340でMHやを示し、そしてサルコシンを含むもの
は350でMH+を示し、提案の構造と完全に一致した。
単一誘導体の純度および種々の酵素に対するそれらの挙動は、Erbas il
(商標名)C18S (3μ) 、4X250mm装置を有する水600E装置
上のRP−HPLCにより、溶離剤としてリン酸中の0.1M NaC+04
0.1%V/Vを用いて、或いはApplied Biosystems 27
0A−HT装置テノ毛管電気泳動により、KH2PO,緩衝剤、pH=7.5.
20Kvおよび30℃を用いて決定した。
用いた省略は以下の通りである
Z:ヘンジルオキシカルボニル基、
Tos トシル基、
Bzl−ヘンシル基、
Boc:L−ブチルオキシカルボニル基、OcL:n−オクチル基、
D、C,C,ジシクロへキシルカルボジイミド、HOTB・1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール、PIF:ピペリジン、
DMF・ジメチルホルムアミド、
Prp ペンタフルオロフェニル残基、TFAニトリフルオロ酢酸、
Sar・サルコシン(N−メチル−グリシン)、Bom・ベンジルオキシメチル
基。
コール樹脂)を、PIF/DMFで処理してα−アミノ基から保護基を除去した
後、ペンタフルオロフェニル活性化エステルFmoc−Hi s (Boc)−
OP「pに添加した。樹脂上で不動化した二量体、Fmoc−Hi s (Bo
c) −D−Lys (Boc) −R,をPT P/DMFで処理すると、F
moc−Gly−oprpと結合したHis (Boc)−D−Lys (Bo
a)一旦が生成した。
不動化しそして保護したトリペプチド、Fmoc−Gly−Hjs (Boc)
−DLys−R1を、保護解除しそして樹脂から水中90%のトリフルオロ酢酸
に分離した後に、化学量論的ffi (3: 1)のHCIに加え、次に凍結乾
燥した(I yopb i l i zed)。
該誘導体C,Iy−His−D Lys、3HC1が得られた。生成物のサンプ
ルをGly−D His−Lys、Ac0H(酢酸エステル)中で、NovaP
ack HRCl8(水)HPCLカラム上に吸着させそして0.2%酢酸水溶
液を用いて溶出して変形した。
Gly−His−D Lys Cu ([1)複合体を、冷却下で、該ペプチド
を水に溶解し、等モル量の酢酸鋼・1水和物を加え、そして希水酸化ナトリウム
を用いてpHを調節して製造した。低温で遠心分離して溶液を澄ませた後、生成
物を凍結乾燥した。
アミノ酸含量(3値の決定)
cry・1.02±Q、Ql;His:0.98±0.03;D Lys:1.
00−ル樹脂)を、PIF/’DMFで処理した後、ジシクロへキシルカルボジ
イミド(DCC)およびヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBL)を用いてF
mo c−D Hi s (Boc)−OHと結合させた。Fmo c−G I
y−OP f pとの反応および引続(90%TFAを用いての脱保護により
トリフルオロアセテートが生成し、それにHCl3:1を添加しそして凍結乾燥
すると、トリペプチドGly−D His−Lys、3HCIが生成した。対応
する酢酸エステルを、例1に記載したようにして得た。
銅複合体Gly−D His−Lys Cu(II)を、例1に記載のようにし
て製造した。
アミノ酸含量(3値の決定)
ルコール樹脂)を、PIF/DMFで処理した後、DCC/HOBtの存在下で
Fmoc−D Hi s (Boc) −OHに加え、そして次にFmoc−G
ly−oprに加えた。Gly−D His−D Lys、3HC1誘導体の回
収を、前の例のようにして行った。
Gly−D H45−D−Lys Cu(II)複合体が例1に記載したように
得られた。
アミノ酸含量(3値の決定)
Gly:0.99±0.02;D His:1.04±0.03;D Lys:
1.00±0.03
例4 (N−メチル)Gly−D His−D Lys(Sar−D His−
D Lys)(よ7)
Sar−D His−D Lys誘導体の合成を、Fmoc−3ar−OPfp
を用いて行うジペプチドH−D His (Boa)−D Lys (Boc)
−足の結合以外は誘導体Gly−D His−D−Lysについて開示した方法
に従って実施した。誘導体5ar−D His−D Lys 3HCI、5ar
−D His −D Lys Ac(酢酸エステル)および複合体5ar−D−
His−DLysCu(■)の製造を、前の例で記載したように実施した。
アミノ酸含量(3値の決定)
Gly:1.03±0.03:D His:1.01±0.02;D Lyso
、97±0.04
例5 (N−メチル)Gly−His−D Lys (Sar−His−D L
yS ↓↓)および(N−メチル)Gly−D His−Lys(Sar−二つ
の誘導体をmlの例のようにして、Fmoc−3a r−OPfpと結合した中
間体H−H4s (Boc)−D Lys (Boc)−RおよびHD His
化学−物理的特性
アミノ酸含量(3値の決定)
1上 Sa r : 1.01±0.03;His:0.98±0.02:D
Lys:0.99±0.04
上0:Sar:0.97±0.02:D His:1.01±0.03;Lys
:0.98±0.02
例6:GIy−D His−D Lys−0−ベンジルエステル(旦)適当な溶
媒(ヘキサン/酢酸エチル)中でH−D Lys (Z) −0−Bz 1およ
びBoc−His (Tos)をり、 C,C,の存在下で結合させた。N a
HCO3で処理し、抽出しそして水で洗った後、有機相を蒸発させそして残留
物をヘキサン−酢酸エチルから結晶させた。結晶生成物を50%フッ化水素酸の
ジクロロメタン溶液に溶解し、次に溶媒を除去した。残留物をヘキサン/酢酸エ
チル中でり、 C,C,の存在下にて溶解し、Boc−Glyと結合させた。乾
燥後、氷酢酸中に溶解しそしてPb/Cの存在下で水素添加した後、トリペプチ
ドをカチオンおよびアニオン交換樹脂により精製した。溶離液を酢酸又はHCI
で中和した。
Gly−D His−D Lys−0−Bzlを例1に開示したようにCu(I
I)複合体に変換した。
アミノ酸含量(3値の決定)
Gly:1.01±0.02+D His:0.97±0.05;D Lys:
1.00±0.03
例7:GIy−D I(is−Lys−0−オクチルエステル(i)エル、ピッ
カートによる特許(引用特許)に従う誘導体(D又はL)Lys(Z) −0−
R(R炭素数1ないし14の直鎖又は枝分がれ鎖アルキル基)の製造:H−L(
又はD)Lys (Z)−OHを、無水ベンゼン中の過剰量の所望のアルコール
および?&量のp−トルエンスルホン酸りaリド(又は無水HCI)で処理した
。約2時間還流した後、ベンゼン/水共沸混合物を約12時間連続して蒸留した
。この期間の後、該混合物を0℃に保ち、そして沈殿物を水中の重炭酸カリウム
および塩化メチレンで処理し、そして水で洗いそして無水硫酸マグネシウム上で
乾燥させた後、有機相を蒸発させた。残留物をクロマトグラフィーにより精製し
た。
n−オクチノげルコールから出発して上述のようにして製造した誘導体LLys
(Z) 0−Octを無水溶媒中に溶解し、そしテD、 C,C,およびHOB
Tの存在下にてBoc−D His(Tos)−OHと反応させた。引続き塩化
メチレン中の50%HFで処理し、次いで例6のようにして場合によってはHO
BTの存在下にてBoc−Glyと結合させると、Gly−D His−Lys
−O−Octが生成し、クロマトグラフィーにより精製した。
対応するCu(1複合体の調製は例1のように実施した。
アミノ酸含量(3値の決定)
Gly:0.97=!=0.02;D His:0.98−to、05;D L
yso、96±0.05
例8:5ar−D His−DLys−0−ヘンシルエステル(1旦)例7に開
示したようにして調製した誘導体D Lys (Z)−0−Oc tをり。
C,C,およびHOBTの存在−1こて前に記載したのと同じ条件でBoc−D
Hi s (Tos)−OHと反応させる。得られた誘導体をBoc−Sar
とり、 C。
C,/HOBTを用いて縮合させ、氷酢酸中に溶解した粗生成物を、Pd/Cを
用いて水素添加し、そして最終生成物をクロマトグラフィーにより精製した。
複合体5ar−D His−D Lys−0−ベンジルエステルCu(II)が
例1に開示されたように得られた。
?ミノ酸含fl(3値の決定)
Sar:0.96±0.04;D His:0.98±0.02;D Lys:
0.97±0.05
Boc−Hj s (Bom)−OH(Bachem)1.2g (3,05ミ
リモル)を、ピリジン305ミリモルおよびペンタフルオロフェノール3.05
モルを含む20m1のジクロロメタン中に溶解したニジシクロヘキシルカルポジ
イミド(D、C,C,) 7.625ミリモルをこの溶液に加え、0℃に冷却し
た。3時間後、反応混合物を濾過し、乾燥し、そして残留物を繰り返し石油エー
テルで洗浄し、テトラヒドロフランlQml中に懸濁し、25%アンモニア2.
6mlを撹拌下でこの懸濁液に加えて黄色溶液を得た:これを蒸発させそして残
留物を100mjのクロロホルム中に溶解させた。クロロホルム溶液を、水10
m1.5%NaHCO:+ 20m1、次に再びNaCl飽和水を用いて洗浄液
が中性になるまで洗浄した。クロロホルム溶液から得た残留物を12m1のHC
l 3.2M中に懸濁し、60℃で20分間撹拌した。得られた溶液を、冷却し
た後にN a HCO:+(3,6g)を用いてpH7,5に調節した。この蒸
発溶液から残留物が得られ、それをベンゼン−メタノール 64共沸混合物を繰
り返し添加することにより七分脱水し、次に無機塩を、繰り返しクロロホルム抽
出により除去した。
得られたアミド(1,787ミリモル)を、等量のトリエチルアミンと共に13
m1のジクロロメタン中に溶解した。
1.787ミリモルのBoc−Gly−OPfp (Boc−Gly、Bach
em、から出発して、ペンタフルオロフェノールを用いてヒスチジンについて前
に開示した方法に従ってカルボキシ基を活性化することにより、得られる)を添
加した後、溶液を撹拌下で室温にて2時間放置した。
反応混合物を蒸発させ、アセトニトリル中に溶解しそして再び蒸発させ、この操
作を多数回繰り返した。残留物を最終的には最小量のCHCl、を用いて溶解さ
せそして70−230メツシユメルクシリ力ゲルカラム20g上で、溶離剤とし
てCHC]3 McOH9: lを用いて精製した。
純粋なりoc−Gl y−His (Bom)−NH2600mgがこのように
して得られた。前に開示したように、アミドの形体で得られたジペプチド(1゜
386モル)を5mlのCH3CN中に溶解し、次に1.5mlのH2Oを加え
た。
そこにビス−トリフルオロアセトキシ−ヨードベンゼン試薬を加え(820rn
g:2.087ミリモル)、そして次に220μmのピリジンを加えた。
次に反応混合物を室温で1時間撹拌し、次に固体N a HC03526m g
を加え、そして混合物を更に10分間撹拌した。混合物を最後には蒸発させ、ベ
ンゼン−メタノール技部混合物を用いて繰り返し蒸発させることにより乾燥させ
た後、残留物をメルク70−230メツシユシリ力ゲルカラム55g上で多段階
溶離により精製した。使用した移動相はそれぞれ次の通りである 1)CHCl
3−MeOH7:3,2)CHcI3−MeOH10:1,3)CHCl、−M
eOH7: 1,4)CHCl3 McOH6: 1゜Bo c−G l y−
g−Hi s (Bom) Hがこのようにして得られた。
4−NH2−ブチルアルデヒドジエチルアセタール(3,7mL 21.4ミリ
モル)を、2.62gのジエチルアミノピリジンと共に、40m1のCHCl:
l中に溶解し、そして溶液を0℃に冷却した。無水トリフルオロ酢酸を撹拌下で
滴液した。撹拌を30分間、温度を5ないし10℃の間に保ちながら続け、そし
て次に室温で更に2時間続けた。懸濁液を濾過し、濾液をNaHCO310m1
で洗浄した。室温にて1晩経た後、この溶液をNaC1で飽和させ、そしてジク
ロロメタン(IX30ml、lX20.mlおよび4X10ml)で抽出した。
プールしそして濃縮した有機相の残留物は黄色油状物的3gであり、それを直接
法の工程で使用した。
シアノホウフッ化物溶液(THF中LM)8.7mlを減圧下で蒸発させ、残留
物を5mlのDMF中に溶解した。メルドラム酸(2,2−ジメチル−1,3−
ジオキサン−4,6−シオン)(1,79g、12.4モル)もまたこの溶液に
加えた。この溶液を第1工程で得た油状物に、0〜5℃に冷却して発熱反応を回
避しながら加え、そして混合物を室温にて2時間放置した。
次に反応混合物を40m1の冷H2oで希釈した。白い沈殿物が形成し、そして
mHClを注意深く加えてpHを4に調整した。この懸濁液を常に0〜5℃にし
て1時間撹拌した:生成物をフィルター上でH2O、そして次にエーテルを用い
て洗浄し、その後P2O6上で十分乾燥すると、融点129〜130’Cを有し
、最終収率40%であった。
6−ジオン
N−トリフルオロアセチルブチル誘導体(bで調製したもの) 1.17g (
3゜77モル)を3mlのジオキサン中に懸濁した。1.9mlの5N NaO
Hを加え、生成した澄んだ溶液を撹拌下、室温で4時間放置した。5℃冷却後、
ジー第3−ブチルジカーボネート(1,6ml、7.54ミリモル)を滴液した
。反応混合物を室温で、必要に応じてpHを8に調整して、12時間保持した。
その後、溶液をlQmlの水で希釈しそして濾過した。濾液を減圧下で蒸発させ
て容量を半分にし、再び希釈し、そして同じ工程をジオキサンが除去されるまで
繰り返した。。
pHをIM KHSO3を用いて5に調整し、溶液をCHCl3 (1×50m
1および2X20ml)で抽出した1、溶媒を蒸発した後、油状残留物をシリカ
ゲルカラム(50gLI−でCHCl3EtOAC5:1を用いて精製した。
純粋な生成物が74%収率で得られた。
Boc −G l y−g−Hi s (Bom) −m−Lys (Tf a
) −0H2,2−ジメチル−5−(N−トリフルオロアセチルブチル)−1,
3−ジオキサン−4,6−シオン1.012g (3,25モル)を598mg
のペンタフルオロフェノールと混合し、混合物の融点(約110℃)に加熱した
。溶融混合物をこの温度で3時間撹拌し、次に水ポンプにより15分以上減圧に
付した。残留物をジクロロメタン10m1中に溶解し、Boc−Gly−g−H
is (Born)H1,311gおよびトリエチルアミン850μmを加えた
。室温で一夜撹拌した後、反応混合物を分HPLCにより、De I Lapa
ckカラムCl8−IQQA Waters、15μ上で精製し、溶液A (N
20+0.1%Tfa)+溶液B (CH3CN−N20,80 :20+0.
09%Tfa)50:50からの勾配を20分間で、0〜100まで溶離した。
流速12m1/分。
e) Boc −G I y−g−Hi s (Bom) −m−Lys (T
f a) −0Ph2.2−ジメチル−5−(N−トリフルオロアセチルブチ
ル)−1,3−ジオキサン−4,6−シオン528.2mg (1,7ミリモル
)を159.7+ngのフェノールと混合し、25時間撹拌下でそして次に減圧
下で15分間、混合物の融点(110℃)に加熱した。冷却後、油状物を4ml
のNaHCO,飽和溶液に溶解し、それをCHCl、(IXlomlおよび2x
5ml)で洗浄した。有機相を再度5rnlのN20そして5mlのNaCl飽
和溶液で洗浄し、N a 2 S O4で乾燥し、そして蒸発させると、純粋な
生成物から成る白色固体残留物が74%の収率で生じた。前に得られたフェニル
エステル1.677g (4,83モル)、Boc−Gly−g−His (B
om)−H1,95g (4,83モル)、ピリジン0.390μmおよびヒド
ロキシベンゾトリアゾール783mg (5,705モル)を40m1のジクロ
ロメタン中に溶解し、そして溶液を0℃に冷却した:撹拌下でり、C,C,1,
315を加えそして反応を室温で3時間続けた。懸濁液の濾過が終わると、濾液
を40m1のジクロロメタンで希釈し、50mHD10%Na2Co3溶液でそ
して次に種々の量のH,0およびNaC1飽和溶液で洗浄した。溶媒を乾燥しそ
して濃縮して、完全に保護されたトリペプチド2gを黄色固体として得た。収率
57%。
f)Boc−Gl y−g−Hi s (Bom)−m−Lys (Boc)−
OHBoa−G l y−g−Hi s (Bom)−H770mg (1,9
1ミリモル)を撹拌下、アルゴン雰囲気中で15m1のCH2Cl2中に懸濁し
、該懸濁液にN。
O−ビス−シリルアセトアミド(BSA)1.2g (5,91モル)を加えた
。澄んだ溶液が得られ、それを6時間還流し、その後室温に冷却した。次に54
2mg(1,72ミリモル)の2,2−ジメチル−5−(N−Boc−ブチル)
−1゜3−ジオキサン−4,6−ジオンを加え、−夜(約16時間)撹拌した。
反応混合物を最後に蒸発させ、第3−ブチルオキシカルボニル基を例7に開示し
たように直接除去した。
g)GlyおよびLysがらBoc基の除去前記の反応(例6参照)からの夕1
留物を29m1のトリフルオロ酢酸で処理し、室温で20分間撹拌し、次に蒸発
させ、再び10m1のCH,CN中に溶解し、モして分取HPLCカラム上で精
製した:カラム:Deltapack 19X300mm、15ミクロン、水。
移動相:A、N20中0.1%Tfa : B、N20中20fa,20分間で
Bの線状勾配0〜20%。
流速:19m1/分.注入11 : 1 +n 1回収された残留物はトリフル
オロアセテートの形体のG l y−g−H i s (Bom) −m−Ly
s−OH 586mg%純度95%から成った。収率42.5%。
h) gem−ヒスチジン残留物からベンジルオキシメチル基の除去G I y
−g−Hi s (Bom)−m−Lys −OH 586mg (0.73ミ
リモル)およびチオアニソール4.74g (38.16ミリモル)をアルゴン
雰囲気中で24m1のTFA中に溶解した。1〜2℃に冷却後、8.48g (
38. 1 6ミリモル)のトリフレート(トリメチルーンリルートリフルオロ
メタンスルホネート)を加え、混合物を30分間撹拌した。次に36m1のエチ
ルエーテルを加えた 遠心分離により分離した白色沈殿物が得られた。残留物を
他の20m1のエーテルを用いて3回デカンテーションにより洗浄した。最後に
残留物を1.18gのNH,Fを含む21m1の5%NH4OH中に溶解し、1
時間撹拌し、そしてAc0H5Nを用いてpHを5に調整した。
クロマトグラフィーの条件。
カラム Novopack 19X300mm,HRC18、Ao、6ミクロン
、水。
移動相.0.2%AcOH N20
流速 12m1/分; 200u I注入。
生成物を含む各画分をプールしそして濃縮し、残留物を1mlのN20を用いて
溶解させ、そして再び蒸発させ、この操作を多数回繰り返して、残留物から過剰
の酢酸を除去した。その終わりに、凍結乾燥後、純粋なペプチド86mgが得ら
れたが、下記の構造に対応した・
H−Gly−g−His−m−Lys−OH AcOH 2.5、H20元素分
析 計算値%:C43.14、N7.41、N18.87実験値% C42.8
2、N7.18、N 18.83’H−NMR110% in D20、ppn
+:8.38, 7.31 (s, CH 1m1d.);5.95 (t,C
H g−His);3.90 (s,CHzGl 3’); 3.38 2.9
8 (m; CH2 g Hi s ; CHzNHzm−Lys :CH m
−Lys) ;2.04 (S, CH3COO ) + 1。
78 (rn, a and β CH2 m Lys): 1.38 (q,
r C、N2 m−Lys)。
C)に記載したようにして得た完全に保護されたペプチド12 5mg (0.
17ミリモル)をQ.5mlのMeOH+0.17m1のNaOH SN中に
溶解し、室温で4時間撹拌した。次に水酸化ナトリウムを3NHC1で中和し、
メタノールを蒸発させた。残留物を2mlのN20中で希釈し、CHC N3(
2XO65ml)で洗浄した。水性相を減圧下で蒸発させ、N20の痕跡量を、
共沸混合物を用いる繰り返し蒸発により除去した。残留物(232mg)を次の
工程に直接使用した。
ItiI記の残留物をCH3CNZmI中の200mgのNalを用いて、撹拌
下にてアルゴン雰囲気中で懸濁させた。塩化トリメチルシリル0.17m1を懸
濁液に加え、80℃に3時間保持した。次にNaI 130mgとTMSiCl
0。
1 1mlを加え、同じ条件で3時間放置した。室温に冷却後、4mlのN20
中のチオ硫酸ナトリウム270mgを該混合物に加えた;pH4の澄んだ溶液が
得られた。これを次にNaOHを用いてpH7に調整した。形成した沈殿物を濾
過により除去し、そして溶解した生成物を例8のようにして厳密に精製した。
純粋なペプチドH−Gly−g−Hi s−m−Lys−OHモノアセテートは
、1】)に開示した異なる合成法を用いて得たものと同じ特性を有した。
1)トリペプチドG−gH−mLの銅複合体q製潰32、3mg (0.095
モル)のG−gH−mLを0.3mlの水に溶解し、そして22.6mgのCu
(CH3COO) 2・N20 (0.113ミリモル)を含むQ.3mlの
水溶液をこの溶液に添加した。この溶液を0.IN(2.4モル)のNaOHに
て中和し、冷蔵器(4℃)中にて一夜放置し、そして遠心分離しそしてデカント
処理した。
上澄液をセファデックス(Sephadex G−10)カラムを通して流出し
、そして蒸留水にて流出しそして凍結乾燥して、G−gH−mL−Cuからなる
青色粉末34.7mgを得た。
HOBT/DCCの存在において2−N−トリフルオロアセチルブチル マロン
酸のモノフェニルエステルおよびHD−Hi s−(Bom)−0−tBuを出
発材料として製品を得た。酸処理した後に、)(OBTおよびDCCの存在にて
グリシンアミドと反応させたHO−D His (Bom)−(R,S)mLy
s(TFA)−0−ph中にて、tBu−0−D Hjs (Bom)−(R,
S)mLys (TFA)−0Phを変換した。
H2N−C0−CH2−NH−Co−D Hi s (Bom)−(R,S)m
LYs (TFA)−0P’h誘導体のアミド部分に関して、DMF中のTIB
液を用いてアミノ基を転換した。はじめにアルカリそして次にトリメチルシリル
アイオダイドを用いて、該保護基を除去して、H−gem Gly−D His
−(R。
S)mLys−OH誘導体を得た。
NMRスペクトルによって予定した構造を確認した。
同様にして、H−gem Gly−(R,S)m−His−L Lys−OHお
よびH−gem cly−(R,S)m His−D Lys−OHを製造した
。
例11−生物学的活性
a)色の槍墳
第−の方法:
ダンキン−ハートレイ(Dunk i n−Ha r t l cy)ギニアビ
ッグを麻酔し、そして背中の部分に5個の正方形の傷(7X7011)を、背側
の皮膚をそりそして清浄した後に真皮の表面を完全に除去して設けた(F、Bu
ffoni他−pHarmaco1. Rcs、 25.5upp1.2.33
2.1992)、対照動物および治療動物の両者の傷を治癒させた。施術後の4
日、8日および11日後に、各グループの5匹の動物を処理し、新しく形成され
た組織を切り取り、そして組織学的および生化学的方法によって分析した。
下記の生化学的パラメーターを測定した:ヒトロキシプロリンの作成(コラーゲ
ン生成のインデックス)(J、F、Wocssncr、Arch、Bioche
m、Biophys、旦3.440.1961);蛋白質含量(0,H,Low
ry他、J、 B i o 1. Chem、↓93.265.1951);D
NA含量(C。
L3barca他、Anal、Biochem、よ02.344.1980)。
組織学的測定は、ヘマトキシリン/エオシンにて染色した後に実施した。
実験グループ(グループあたり15匹の動物)は、20μ【の蒸留水を摂取した
対照動物、2)20μlの蒸留水に溶解した表1に記述したCu (II)複合
体10μgにて処置した動物、3)20μlの蒸留水中の10μgのGHL−C
u(II)複合体にて処置した動物であった。投与ルートは、水溶液を傷に適用
して行った。
第4日の動物から取得した組織片は、再生された組織およびかさぶた(主に死ん
だ細胞のクラスター)の両者を含み、従って三種の分析パラメーターは第8日お
よび第11日におけるパラメーターよりも高い値を示した。しかし面記の製品に
て処理された動物から得られた結果は、非処置またはGHL−Cu (n)にて
処置された動物から得られた結果と比較して、高度の化学的整復および/または
細胞外組織の生成の増加が認められた。
第8日および第11日に得られた三種類のパラメーターを比較すると、本発明の
化合物にて処置した動物においては皮膚が8日目には既に回復されており、これ
に対してGHL−Cu (If)にて処置した動物の場合は同程度の治癒が第1
1日月に達成されたことを明示している。対照動物およびGHL−Cu (n)
処置動物に関して、上記のことは本発明の化合物は傷の治癒時間を低減すること
を示す、。
組織学的分析にて、上記の化合物にて処置された動物の組織は良好に組織されて
いた。
第二の方法。
ウィスター(Wistar)ラット(体重的220g)の背中の皮膚から毛を除
去し、そして麻酔して2個の丸い傷(径10mm)をパンチによって形成した。
切開の10分後に、20μlの蒸留水だけ(対照グループ)またはテストする生
成物10μgを含有する蒸留水20μl (処置グループ)を用いて傷を処置し
、次いで外科用カーゼにて被覆した。接着性バンデージにて固定された適当な直
径を有するテフロン製リングによって、傷の床からガーゼを隔離した。該処置を
三種類の連続した期間行った。5日後、8日後および12日後に、傷の治癒の百
分率を下記のように評価した、
100%:全体的治癒
0%;治癒なし。
実験グループはグループあたり6匹の動物であった。投与ルートは傷に適用した
水溶液を用いた。表2に示す結果は、従来物に関連して、本発明の化合物が治癒
の時間を低減することを示す。従って組織学的分析によって、組織の完全な復元
および結合ならびに生理学的経過と同様な皮膚形成効果が示される。
b)スーパーオキシドによるディスミュターゼ(Distnutase)活性下
記の生成物のスーパーオキシド(Superoxide)によるディスミュター
ゼ活性を、C,ボーチャンプ(Beauchamp)他による方法(Anal、
Biochem、44,276.1971)に従って測定した。この方法はスー
パーオキシドイオンの存在において、NBT にトロブルー テトラゾリウム)
の560nmの最大吸収を有する着色種の外観によるものである。検査する生成
物の存在において吸収強度の低下は、スーパーオキシトディスミュターゼ状活性
を定める。この活性は、最大の抑制の50%を生起する生成物の濃度としてnモ
ル/mlの単位にて表される。表3に示す結果は、GHL−Cu (II)の活
性に相当する活性をテストする誘導体が提供することを示す。
択 3
C)アンチ−トロンボキサン活性
検査する生成物の活性をN、ラド(Lad)他(Br、J、Pharmac。
に冨むプラズマ)にて測定した。トロンボキサン(Thromboxane)B
2 125−1評価システム(Arnersham Life 5cience
1U、 K、 )を用いて、TxB2最終滴定を実施した。
表4に示す結果は、検査した生成物がGHL−Cu (II)の活性と同等また
はより優れた活性を有することを示す。
友4
例12 ペプチダーゼに対する抵抗性
ミトコンドリアルロイシノアミノペプターゼ(アミノペプチダーゼM)、カルボ
キシペプチダーゼBおよび健康な人間のヒトの血漿(p l a sma)の存
在において、表5に示す誘導体の安定性をテストした。テストした各生成物の賎
存量を、上記の条件を用いるHPLCによって種々の実験時間にて測定した。酵
素作用(純粋な酵素および希釈しないプラズマの両者について37℃におけるリ
ン酸塩緩衝液pH=7.4)に、5分および35分間さらして得られた結果を表
5に示す。従来のGHLと比較して、この結果はテストした生成物の該酵素に対
する非常に高い抵抗性を示す。
この増加した抵抗性は、これらの化合物によって生体内にて示されたより大きな
生理学的活性を明示する。
遊離のペプチドおよびペプチド銅複合体の間の有意な差は、生理学的活性に関し
ては検出されなかった。
手続補正書坊式)
平成7年3 J]l 3日
Claims (13)
- 1.下記の一般式(I): Gly−His−Lys−OR(I) ここで; GIyは下記の残基の一つである: −グリシン; −サルコシン; −式:NH2−CH2NH−、[gem(Gly)]の基;Hisは下記の残基 の一つである: −L−ヒスチジン; −D−ヒスチジン; −式:▲数式、化学式、表等があります▼,〔gem(His)〕の基;−式: ▲数式、化学式、表等があります▼Lysは下記の残基の一つである; −L−リシン; −D−リシン; −式:▲数式、化学式、表等があります▼の基;Rは水素、直鎖又は枝分かれ鎖 のC1−C14アルキル基、C6−C14アリール又はアルアルキル基である、 但し、Gly、HisおよびLysは同時に天然のアミノ酸グリシン、L−ヒス チジンおよびL−リシンとはなりない、で表される化合物、およびその薬学的に 許容される塩および銅複合体。
- 2.His又はLysが対応するDアミノ酸の残基であり、そしてRがHである 、請求の範囲1記載の化合物。
- 3.His又はLysが対応するDアミノ酸の残基であり、そしてRがH以外の ものである、請求の範囲1記載の化合物。
- 4.His又はLysが両方とも対応するDアミノ酸の残基であり、そしてRが Hである、請求の範囲1記載の化合物。
- 5.His又はLysが両方とも対応するDアミノ酸の残基であり、そしてRは H以外である、請求の範囲1記載の化合物。
- 6.Glyがサルコシン残基であり、一方His、LysおよびRは上記1〜4 のいずれかに規定した通りである、請求の範囲1記載の化合物。
- 7.Glyが[gem(Gly)〕と前に規定した通り、gem−ジアミノ残基 (gcm−diaminal residue)であり、そしてHisとLys 残基の一方は前に定義した通りの基m(His)又はm(Lys)であり、他方 はL又はD系の残基であり、そしてRは水素である、請求の範囲1記載の化合物 。
- 8.Glyが前に定義した[gem(Gly)〕のようなgem−ジアミノ残基 であり、HisとLys残基の一方は前に規定した残基m(His)又はm(L ys)であり、他方はLまたはD系の残基であり、そしてRが水素以外である、 請求の範囲1記載の化合物。
- 9.Glyがグリシン、Hisがgem−HisそしてLysが前に規定したよ うにm(Lys)であり、そしてRが水素である、請求の範囲1記載の化合物。
- 10.Glyがグリシン、Hisがgem−HisそしてLysが前に規定した ようにm(Lys)であり、そしてRが水素以外である、請求の範囲1記載の化 合物。
- 11.請求の範囲1ないし10記載の化合物の治療用薬剤としての用途。
- 12.請求の範囲1ないし10記載の化合物の、潰瘍、種々の病因による組織損 傷および自己免疫退化病理的状態の治療用薬剤の製造への用途。
- 13.活性成分として治療有効量の請求の範囲1ないし10記載の化合物を含む 、薬剤組成物。
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