JPH0796557B2 - 新規ペプチド、その製法およびそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

新規ペプチド、その製法およびそれを含有する医薬組成物

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JPH0796557B2 JP62292187A JP29218787A JPH0796557B2 JP H0796557 B2 JPH0796557 B2 JP H0796557B2 JP 62292187 A JP62292187 A JP 62292187A JP 29218787 A JP29218787 A JP 29218787A JP H0796557 B2 JPH0796557 B2 JP H0796557B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、白血病性細胞の増殖を阻害すると共に免疫刺
激作用を示す新規ペプチド、その製法およびそのペプチ
ドを含む医薬組成物に関する。本発明は、白血病性細胞
の増殖を阻害し、そして免疫系を刺激する哺乳類(人間
を含む)の治療方法にも係る。
本発明の1つの観点によれば、式 (1) Glp−Lys−NH2 (2) Glp−Glu−Lys−NH2 (3) Arg−Lys−Glu−NH2 (4) Arg−Lys−Asp−NH2 (5) Arg−Lys−Glu−OH (6) Arg−Lys−Gln−OH (7) Leu−Val−Ala−OH (8) Arg−Orn−Asp−Val−NH2 (9) Arg−Orn−Asp−Val−OH (10) Lys−Glu−Lys−Lys−OH (11) Lys−Leu−Lys−Lys−OH (12) Lys−Asp−Leu−Lys−OH (13) Glu−Leu−Val−Ala−OH および (14) Leu−Pro−Ala−Gly−OH で表される新規ペプチド並びにそれらの酸付加塩が提供
される。
本発明の新規ペプチドは白血病性細胞の増殖を阻害し、
そして免疫刺激作用を示す。
或る種の胸腺ホルモンは、細胞増殖抑制剤で処理された
患者の免疫機能を復活させることができるとともに或る
種の腫瘍細胞の増殖を阻害することができることは知ら
れている〔Recent Progress in Hormone Research,37,3
69−412(1981);Cancer Immunol.Immunother.15,78−8
3,1983〕。この作用は、より小さいホルモン断片の補助
で誘発させることもでき、その治療応用は、より大きな
分子量をもつホルモンまたは胸腺抽出物の応用よりも好
ましい。従来合成された小さいペプチドの免疫刺激効果
は各種の試験系で明確に示すことができた(米国特許第
4,190,646号、第4,215,112号、第4,395,404号および第
4,442,031号;ハンガリー国特許第185,262号、並びに西
独国特許公開第2,938,420号、第3,001,775号および第3,
100,974号各明細書参照)。サイモペンチン(サイモポ
イエチンの32〜36断片)は、医薬活性成分として既に市
場に出ていた。この公知のペプチドはT細胞および/ま
たはB細胞の増殖を主に誘発するが、腫瘍細胞の増殖は
直接的には阻害しない。
本発明の目的は、公知のサイモポイエチン断片類似体の
免疫刺激活性に加えて、強い抗腫瘍作用ももつ新規のサ
イモポイエチン断片類似体を提供することにある。
驚ろくべきことに、前記の式(1)〜(14)の新規ペプ
チドは免疫刺激活性の他に強い抗腫瘍作用を示すことが
分かった。本発明者が使用した試験系において、本発明
のペプチドは、対照として使用した公知の免疫刺激ペプ
チドすなわちサイモペンチン(米国特許第4,190,646
号)および式H−Arg−Lys−Asp−Val−OHのテトラペプ
チド(ハンガリー国特許第185,263号)と比較して、よ
り強い抗腫瘍作用を及ぼす。前記の他に、本発明の化合
物は癌性細胞だけの増殖を阻害し、一般的(系統的)な
免疫抑制作用を及ぼさない点で、本発明の新規ペプチド
は公知の細胞増殖抑制剤と異なる。
本発明の他の観点によれば、式(1)〜(14)のペプチ
ドおよびそれらの酸付加塩の製造方法が提供される。
本発明方法によれば、活性エステルおよび/または混合
無水物のカップリング工程とα−アミノ基の遊離化工程
とを順次に実施すること、出発材料として、水添分解的
またはアシドリシス的に除去可能な基によってアミド化
またはエステル化されるカルボキシル基と、場合によ
り、側鎖中の、保護されたアミノ基および/または水添
分解的またはアシドリシス的に除去可能な基によってエ
ステル化されたカルボキシル基と、遊離α−アミノ基と
を含むC末端アミノ酸誘導体を使用すること、こうし
て、カルボキシル基上がエステル化またはアミド化され
そしてペプチド結合に参加しないアミノ基上にBocまた
はZ保護基を担持した式(1)〜(14)のペプチドの保
護された誘導体を調製すること、そして存在する保護基
を水添分解および/またはアシドリシスによって除去す
ること、そして所望により、こうして得られた式(1)
〜式(14)の遊離ペプチドを酸との反応によってその酸
付加塩に変えることからなる、段階的な順次の鎖延長に
より、式(1)〜(14)の新規ペプチドおよびその酸付
加塩が溶液中に調製される。
合成の過程においては、アミノ基の保護基の選択的除去
を可能にする保護基の組合せを、そして合成の終点にお
いては、すべての保護基の脱離を(可能なら単独の工程
で)可能にする保護基の組合せを使用する。ペプチド結
合は、ハンガリー国特許第168,431号に記載のペンタフ
ルオロフェニルエステル法またはハンガリー国特許第18
3,579号に記載の混合無水物法を使用して形成される。
アミノ基はBoc基またはZ基を使って保護するのが好ま
しく、一方、カルボキシル基の保護は、t−ブチルアル
コール、ベンジルアルコールまたはニトロベンジルアル
コールによるエステル化によって実施するのが好まし
い。
こうして得られる合成された保護ペプチドから、合成の
後で、場合により存在する保護基を除去し、こうして得
られた遊離ペプチドを酸処理によって酸付加塩に変え
る。保護基の除去は、酸によって行うアシドリシスまた
は接触水素化によって行うのが好ましい。
こうして得られる遊離ペプチドは治療用として一般に充
分に純粋であるので、更に精製する必要はない。しかし
ながら、必要な場合には、公知の方法例えばシリカカラ
ム上のクロマトグラフィーによってペプチドを精製する
ことができる。溶液の形で得られるペプチドは、溶液の
蒸発により、または凍結乾燥によって一般に単離するこ
とができる。
本発明によるペプチドの生物学的活性は以下の方法によ
って試験する。
(1) 腫瘍細胞増殖の阻害 この試験には、ヒトK−562赤白血病細胞系列を使用す
る(ストックホルム、Karolinska Institute)。プラス
チック製皿中で、二酸化炭素3%含有の給湿化インキュ
ベータ内で、温度37℃において、子ウシ胎児血清10%を
含むRPMI−1640と称する栄養培地(英国のFlow製)中で
インキュベートを実施する。すべての測定値は、各々3
つの皿で測定したデータの平均値である。試験の開始時
に0.5×105細胞/mlに希釈する。希釈してから24時間後
に処理を実施し、処理後には培地を加えない。細胞の計
数は、Buerkerチャンバーを使用して、希釈の96時間後
まで、24時間毎に行う。
添付図面はペプチドLys−Leu−Lys−Lysの腫瘍細胞増殖
阻害効果を示すものである。第1図のグラフは細胞の絶
対数の値を時間との関係でプロットしたものである。第
2図のグラフは細胞数を対照に対する百分率(C%)で
時間との関係でプロットしたものである。処理から24時
間後のペプチドの作用の下で、細胞数は停滞し、そして
その後の細胞数の増加程度は非常に小さい。これは、そ
のペプチドが細胞死滅作用よりもむしろ細胞分裂阻害活
性を示すものであることを意味する。本発明の新規ペプ
チドの腫瘍細胞分裂阻害活性を表1に示す(処理から72
時間後)。阻害率は対照に対する百分率で示す。ヒトK
−562赤白血病細胞の増殖を、供試ペプチドが示すこと
が表のデータから明白である。
ペプチド“A"および“B"は公知の参考用化合物である
(ハンガリー国特許第185,263号)。
(2) T−リンパ球の増殖阻害 Azathiopine〔6−(1−メチル−4−ニトロイミダゾ
ール−5−イル−チオ)−プリン;Thymus ,195(1980
年)〕によって阻害されるE−ロゼッタ試験によって、
T−リンパ球の増殖阻害を試験する。
健康なリンパ球細胞懸濁液200μ中に、HBBS緩衝液
(英国のFlow製)中の供試化合物の各々の希釈液200μ
およびAzathioprine 500μ/mlを加える(濃度範囲:
10-3〜10-11モル/)。二酸化炭素5%を含有する空
気中で60分間、37℃の温度で前記の混合物をインキュベ
ートする。こうして得られた混合物を1000rpmで5分間
遠心し、上清をデカンテーションによって除き、懸濁液
中で、少なくとも400個の細胞から顕微鏡下でリンパ球
形成性E−ロゼッタを計数する。
ペプチドの作用の下で、Azothioprineによって阻害され
るリンパ球のE−ロゼッタ形成性活性の増加程度は異っ
たものとなる。試験した投与量範囲においては、ペプチ
ドはリンパ球のE−ロゼッタ形成活性を阻害しない。結
果を表2に要約する。このデータは、リンパ球のE−ロ
ゼッタ形成活性に対してAzathioprineによって与えられ
る阻害がペプチドによってどの程度までやわらげられる
かを示すものである。供試ペプチドによって、阻害リン
パ球のE−ロゼッタ形成能力が増加すること、すなわち
本発明のペプチドには免瘍刺激作用のあることが表2の
データからわかる。
ペプチド“A"および“B"は公知の参考用化合物である。
ERFC…Azathioprineを添加しない、E−ロゼッタを形成
するリンパ球の数 AZ−ERFC…Azathioprineを添加した、E−ロゼッタを形
成するリンパ球の数 EXP−ERFC…Azathioprineおよび供給ペプチドの存在下
における、E−ロゼッタを形成するリンパ球の数 (3)マウス中での抗体生成作用 シクロホスファミド{2−〔ビス−(2−クロロエチ
ル)−アミノ〕−テトラヒドロ−2H−1,3,2−オキサザ
−ホスホリン−2−オキシド;Z.Naturforsch.35B,1476
(1980)}100mg/kg体重の投与量で処理したCELPマウス
について、in vivo抗体生成作用を試験する。遠心処理
(2500rpm.10分間)後に0.9%塩化ナトリウム溶液で予
め3回洗浄した1%ヒツジ赤血球懸濁液を使用して、前
記のマウスは腹腔内免疫処理をしておく。0日目に実施
される免疫化と同時し、シクロホスファミド100mg/kg腹
腔内投与で処理することにより免疫系活性を抑制する。
試験の3日目に、ペプチドを投与量5mg/kg、50mg/kgお
よび場合により100mg/kgで各々動物に腹腔内投与する。
試験の6日目にマウスの後部眼窩から試験血液を採取
し、血清の抗−ヒツジ赤血球滴定量を測定する。ペプチ
ド処理の開始時点として、免疫系が明らかに阻害されて
いる状態を選ぶ。ペプチドの作用は阻害緩和の百分率
(G%)で示す。データを表3に示す。
本発明のペプチドは、シクロホスファミドによって阻害
された免疫系を、CELPマウスにおいて異なる程度に刺激
することが、表3のデータから分かる。本発明の新規化
合物は、細胞増殖抑制剤を免疫抑制作用特性を示さな
い。
対照…供試化合物を受けていない非処理動物の抗体生成 試験…供試化合物を受けた処理動物の抗体生成 CFY−シクロホスファミド100mg/kgで処理した動物の抗
体生成 (4)オキサゾロンで誘発させた皮膚炎試験 この試験では、D.P.Evans等の修正生理学的モデルを使
用する〔Br.J.Pharmac.43,403−488(1971)〕。
体重20〜22gの雄CFLPマウスの腹部皮膚に、その体毛を
除去した後で、ヒマワリ種子油中のオキサゾロン(4−
エトキシメチル−2−フェニル−オキサゾリン:Sigma
製)の2%溶液0.1mlを塗布する。感作(塗布)から7
日後に試験動物の右耳上に、2%アセトン性オキサゾロ
ン溶液10μを使用して炎症反応を誘発させ、同時に、
供試化合物1mg/kgまたは2mg/kgの腹腔内投与によって動
物を処理する。投与量に相当する活性成分含量が動物体
重10g当り0.5mlの容量中に溶解されるような濃度で供試
化合物を生理食塩水中に溶解する。
抗炎症性作用を以下のように測定する。すなわち、処理
から24時間後に動物を殺し、右耳および左耳を切断す
る。左耳に対する右耳の知覚し得る体重増加は試験中に
誘発された炎症速度の特性であり、そして非処理対照に
対する処理動物の体重増加の知覚し得る減少は抗炎作用
に比例する。表4に、供試化合物によって達成された体
重増加の減少(抗炎作用)を、非処理対照体に対する百
分率で示す。
(5)in vivoの食菌作用に対する効果 体重22〜23gの雄CFLPマウスを各々8〜12匹の動物の4
つの群に分ける。試験群の動物を2日間Glp−Lys−NH2
−マンデレートで処理する。生理塩化ナトリウム溶液中
の溶液の形で、1日に1回、それぞれ活性成分0.1mg/k
g、1mg/kgまたは10mg/kg皮下投与によって処理を実施す
る。最後の処理から24時間後に、腹膜滲出細胞(PEC:pe
ritoneal exsudatum cell)のイースト細胞装入能を測
定する。得られる結果を表5に示す。その表において、
±S.E.MデータはPEC細胞100個中に装入されたイース
ト細胞の数に関する。
(6)シクロホスファミド(CY)によって阻害された食
菌作用に対する作用の測定 (a) 同時に投与されたシクロホスファミドおよびペ
プチド体重22〜23gの雄CFLPマウスを各々8〜12匹の5
つの群に分ける。試験群(対照群1つを除くすべての
群)に属する動物を、シクロホスファミド80mg/kgの経
口投与で1日1回で2日間処理し、そしてそれらの群の
うちの3つの群の動物は生理塩化ナトリウム溶液中に溶
解したGlp−Lys−NH2−マンデレートの0.1mg/kg、1.0mg
/kgおよび10mg/kg皮下投与によってシクロホスファミド
と同時に処理する。試験の3日目にPEC細胞のイースト
菌装入能力を測定する。得られる結果を表5に示す。表
中のS.E.M.値はPEC細胞100個によって装入されたイー
スト細胞の数を示す。
(b) 同時に投与されないシクロホスファミドおよび
ペプチドシクロホスファミドによる処理から6時間後に
ペプチドを動物に投与すること以外は前記試験(a)の
方法を繰返す。評価も前記と同様に行う。結果を表7に
示す。
(7)腫瘍転移阻害作用 各々動物5匹からなる群に分けた体重20gの雄C57B1マウ
スにLewis肺腫瘍(LLT)細胞懸濁液を注入する。その細
胞懸濁液を、105細胞/マウスの投与量で、尾部静脈中
に投与する。腫瘍細胞の投与から24時間後に、供試化合
物の10mg/kgの単独腹腔内投与で動物を処理する。腫瘍
の注入から18日目に動物を殺し、肺中に現れる癌率を立
体顕微鏡下で計数する。ペプチド処理をしてない動物は
対照として使う。表8に、Glp−Lys−NH2ジペプチドア
ミドで得られた結果を示す。
本発明の更に別の観点によれば、式(1)〜(14)のペ
プチドまたはその酸付加塩少なくとも1種を活性成分と
して、適当な不活性医薬担体との混合物として含む医薬
組成物が提供される。本発明による医薬組成物は、腫瘍
疾患の処理に治療用として使用することができる。本発
明の新規化合物を使用する利点は、癌性細胞の増殖阻害
だけでなく、公知の広範に使用されていた細胞増殖抑制
剤の免疫抑制作用とは異なり、本発明の医薬組成物は器
官の免疫系の防御能力を維持する単独の免疫刺激作用を
示す点にもある。
式(1)〜(14)のペプチドおよびそれらの塩は、医薬
業界にそれ自体公知の方法によって治療上一般に使用さ
れている形に調製される。本発明の医薬組成物は、固体
または液体の形で調製することができ、一般に使用され
ている通常の担体、希釈剤、安定剤、浸透圧調整剤、pH
調整剤および/または他の添加剤および/または助剤を
含有することができる。
固体の医薬組成物は、例えば注射製剤に使用する粉末ア
ンプルであることができる。液体組成物は注射および浸
剤であることができる。
本発明の医薬組成物は、望ましい作用を示すのに充分な
活性成分を含有する量で投与する。その投与量は、疾患
の重さ、患者の体重、活性成分に対する患者の感受性、
適用の態様、および1日の処理回数等によって異なる。
適用すべき投与量は、具体的な場合のすべての状況に基
づいて医師が安全に決定することができる。
簡単な投与を可能にするには、活性成分を投与すべき量
でもしくは小さい複数のまたは部分的(例えば半分、1/
3、1/4部分)の量で含有する投与単位の形で活性成分を
仕上げるのが好ましい。
本発明の医薬組成物は、投与単位当り活性成分約1mg〜
約100mgを一般に含有することができる。この値は単な
る例示であり、実際の活性成分含量はその限界の下また
は上であることができる。
本発明を以下の実施例によって更に詳細に説明するが、
これは本発明の範囲を限定するものではない。
本明細書で使用する略語は当業界で一般に使用されそし
て受け入れられているものである〔Biochem.J.219,345
(1984年)〕。アミノ酸はすべてL配置である。
融点はTottoli形装置(スイス、Biichi)で決定する。
薄層クロマトグラフィーの値は、予備調製シリカゲル吸
着剤(Merck:DC−Fertigplatten)上で、以下の溶媒混
合物中で測定する。
(1)酢酸エチル:原液=19:1 (2)酢酸エチル:原液=9:1 (3)酢酸エチル:原液=4:1 (4)酢酸エチル:原液=7:3 (5)n−ブタノール:原液=3:7 (6)n−ブタノール:酢酸:酢酸エチル:水=1:1:1:
1 原液はピリジンと酢酸と水との20:6:11混合物である。
上記の比は容量比である。
クロマトグラムはニンヒドリンで、そして塩素化後にKI
−トリジン試薬で現像する。
比光学回転はPerkin−Elmer141形偏光計を使用して測定
する。溶媒の除去およびすべての蒸発工程は、40℃の水
浴中でBiichi形の回転真空蒸発器中で実施する。
例1 Z−Lys(Z)−Glu(OBzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−
ONB ジメチルホルムアミド10ml中のH−Lys(Z)−ONB−塩
酸塩1.13g(2.5ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン
0.35ml(2.5ミリモル)とBoc−Lys(Z)−OPfp1.50g
(2.8ミリモル)とを加える。反応混合物を室温で30分
間撹拌し、蒸発させ、そして残留油状体を酢酸エチル中
に懸濁する。懸濁液を、10%クエン酸、5%炭酸水素ナ
トリウム溶液および水の各15mlで2回洗浄する。有機相
を硫酸ナトリウム上で乾かし、そして蒸発させる。こう
して得られる保護されたジペプチドエステルBoc−Lys
(Z)−Lys(Z)−ONB(R5 f=0.70)と、塩化水素8
モル/を含有するジオキサン溶液10mlとを15分間反応
させ、反応混合物を無水エーテル50mlで希釈する。沈殿
する遊離のジペプチドエステル塩酸塩Lys(Z)−Lys
(Z)−ONB.HCl(R3 f=0.30)を別し、エーテルで洗
い、ジメチルホルムアミド15ml中に溶解する。溶液のpH
をトリエチルアミンで8に調整し、Boc−Glu(OBzl)−
OPfp1.5g(3.0ミリモル)を加える。反応混合物を30分
間室温で撹拌し、蒸発させ、そして残留物を酢酸エチル
50ml中に懸濁する。懸濁液を水性塩酸(1モル/)、
5%炭酸水素ナトリウム溶液および水の各15mlで2回洗
浄する。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾かし、蒸発
させる。油状残留物を無水エーテルで固化し、こうして
得られた懸濁液を過し、沈殿をエーテルで洗う。こう
して保護されているトリペプチドエステルBoc−Glu(OB
zl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB(R5 f=0.85)が得ら
れる。こうして得られる保護されたトリペプチドと、塩
化水素8モル/を含有するジオキサン15mlとを15分間
反応させ、反応混合物を無水エーテル100mlで希釈す
る。沈殿する遊離のトリペプチドエステル塩酸塩Glu(O
Bzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB.HClを過し、エー
テルで洗い、ジメチルホルムアミド20ml中に溶解する。
溶液のpHをトリエチルアミンで8に調整し、懸濁液にZ
−Lys(Z)−OPfp1.45g(2.5ミリモル)を加える。反
応混合物を15分間室温で撹拌し、トリエチルアミンの添
加によって溶液のpHを約8の値に維持する。反応混合物
を酢酸エチル60mlで処理し、こうして得られる混合物を
水性塩酸(濃度1モル/)および水の各々15mlで洗浄
する。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾かし、真空中
で蒸発させる。油状残留物を酢酸エチルで固化する。沈
殿する保護されたテトラペプチドエステルBoc−Lys
(Z)−Glu(OBzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB(2.
4g)を別し、酢酸エチル25mlから再結晶する。こうし
て、所望の化合物2.0gが得られる。収量62%〔Lys
(Z)−ONB.HCl出発材料に対して〕。融点:140〜142
℃。R5 f=0.70。
例2 Boc−Arg(HCl)−Lys(Boc)−Glu(OtBu)−NH2 Blu(OtBu)−NH2−オキサレート1.46g(5.0ミリモル)
とZ−Lys(Boc)−OPfp2.73g(65.0ミリモル)とをジ
メチルホルムアミド10ml中に溶解し、トリエチルアミン
2.10ml(15ミリモル)を室温で滴加する。1時間後、反
応混合物を真空中で蒸発させ、残留物を酢酸エチル50ml
とクロロホルム50mlとの混合物中に溶解する。有機相を
水性塩酸(濃度1モル/)40mlで3回および5%炭素
水素ナトリウム溶液で3回洗い、無水硫酸ナトリウム上
で乾かし、そして蒸発させる。こうして得られた保護さ
れた粗製のジペプチドアミドZ−Lys(Boc)−Glu(OtB
u)−NH2をエタノール100ml中に溶解し、10%パラジウ
ム木炭触媒0.5gの存在下で、溶液中に水素をバブリング
することによって撹拌しながら水素化する。反応の進行
は薄層クロマトグラフィーで監視する(溶液混合物No.3
中で、保護されたジペプチドアミドのRf値は0.85であ
り、そしてジペプチドアミドのRf値は0.10である)。保
護基は2時間以内に完全に除去される。懸濁液を過
し、液を蒸発させ、残留物であるLys(Boc)−Glu(O
tBu)−NH2遊離ジペプチドアミドをジメチルホルムアミ
ド15ml中に溶解する。
別のフラスコ中において、Z−Arg(HCl)−OH.H2O1.80
g(5.5ミリモル)をジメチルホルムアミド15ml中に溶解
する。この溶液に、トリエチルアミン0.77ml(5.5ミリ
モル)を加え、混合物を−10℃に冷却する。この温度
で、混合物中に、クロロギ酸イソブチル0.71ml(5.5ミ
リモル)を加える。こうして得られる混合アルデヒドの
溶液をこの温度で更に10分間撹拌し、前記の遊離ジペプ
チドアミドのジメチルホルムアミド溶液を同じ温度で加
える。反応混合物を一晩室温で撹拌し、真空中で蒸発す
る。残留油状物をクロロホルム100mlとn−ブタノール1
0mlとの混合物中に溶解し、この溶液を5%酢酸溶液で
3回および5%炭酸水素ナトリウム溶液で3回洗浄し、
無水硫酸ナトリウム上で乾かし、真空中で蒸発させる。
残留油状物を酢酸エチル10ml中に溶解し、溶液が曇るま
でエーテルを加える。こうして得られる懸濁液を冷却器
中に放置し、過し、沈殿を乾かす。こうして所望の化
合物1.94gが得られる。収率:53.7%。融点:86〜88℃。
〔α〕▲20 D▼=−15.8゜(c=1、ジメチルホルムア
ミド)。R3 f=0.30。
前記の例1および例2と同様の方法により、以下のペプ
チド誘導体は調製される。
用語の意味は以下のとおりである。
例…参考にされる同様の例の番号 収率…得られた収率 Rf…Rf値およびカッコ内は展開溶媒混合物の数 精製…精製方法 EtOH…エタノール MeOH…メタノール EtOAc…酢酸エチル エーテル…ジエチルエーテル hex…n−ヘキサン petr・eth…石油エーテル col.chr…カラムクロマトグラフィー 例3 Lys−Glu−Lys−Lys−ジアセテート Z−Lys(Z)−Glu(OBzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−
ONB 保護テトラペプチド(例1)1.7g(1.3ミリモル)を90
%酢酸溶液30ml中に溶解する。この溶液に、5%パラジ
ウム/木炭触媒1.0gを加え、水素を混合物中に6時間バ
ブリングする。触媒を別し、液を真空中で蒸発させ
る。残留物に水20mlを加え、混合物を再び蒸発させる。
残留物にエタノール20mlを加え、混合物を再び蒸発させ
る。次に酢酸の痕跡量を最初にそして残留水を次に除去
する。こうして得られる残留物をエタノールとエーテル
の2:3混合物20mlで固体化し、得られる懸濁液を別
し、沈殿を上記の溶媒混合物で2回洗い、真空のデシケ
ータ中の五酸化リン上で乾かす。こうして所望の化合物
0.75gが得られる。収率88%。アミノ酸分析:Lys=2.95
(3.0),Glu=1.00(1.0)。▲〔α〕20 D▼=−17.3゜
(c=1,10%酢酸内)。R6 f=0.17。
例4 Arg−Lys−Glu−NH2−アセテート 保護されたトリペプチドBoc−Arg(HCl)−Lys(Boc)
−Glu(OtBu)−NH2 1.47g(2.0ミリモル)をトリフル
オロ酢酸15ml中に溶解する。この溶液を室温で1時間半
放置し、無水エーテル150mlで希釈する。こうして得ら
れる懸濁液を過し、沈殿を水50ml中に溶解し、この溶
液をDOWEX248アニオン交換樹脂(アセテート相)50mlで
処理する。15分後、懸濁液を過し、液を活性炭で清
浄化し、再び過してから凍結乾燥する。こうして所望
の非晶質化合物0.93gを得る。収率84.6%。▲〔α〕20 D
▼=−3.9(c=1,水)。
例3および例4と同様の方法で以下のペプチド誘導体を
調製する。
比光学施光データの後のカッコ内の記号は以下の意味で
ある。
(a):c=1,水中 (b):c=1,10%酢酸中 (c):c=1,酢酸中 x:Glp−Lys−NH2−マンデレートの融点は159〜162℃
【図面の簡単な説明】
第1図及び2図は、ペプチドLys−Leu−Lys−Lysの腫瘍
細胞増殖阻害効果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラースロー デーネシュ ハンガリー国,1035 ブダペスト,セール ウッツァ 19 (72)発明者 ジョルジィ ハヨーシュ ハンガリー国,1026 ブダペスト,ガーボ ル アーロン ウッツァ 59 (72)発明者 ラースロー スポルニュ ハンガリー国,1114 ブダペスト,サボル チュカ ウッツァ 7 (72)発明者 ベーラ センデ ハンガリー国,1091 ブダペスト,イュル ロェーイ ウート 55 (72)発明者 カーロリュ ラピシュ ハンガリー国,1093 ブダペスト,サムエ リュ ウッツァ 25 (56)参考文献 Biopolymers,9〔12〕 (1970)P.1419〜1427

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 (1)Glp−Lys−NH2 で表されるペプチド、及びその酸付加塩。
  2. 【請求項2】式 (1)Glp−Lys−NH2 で表されるペプチド、又は医薬的に許容できるその酸付
    加塩1種以上を活性成分として含む、白血病性細胞の増
    殖阻害剤。
  3. 【請求項3】式 (1)Glp−Lys−NH2 で表されるペプチド、又は医薬的に許容できるその酸付
    加塩1種以上を活性成分として含む、免疫促進剤。
JP62292187A 1986-11-21 1987-11-20 新規ペプチド、その製法およびそれを含有する医薬組成物 Expired - Lifetime JPH0796557B2 (ja)

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