JPH0796557B2 - 新規ペプチド、その製法およびそれを含有する医薬組成物 - Google Patents
新規ペプチド、その製法およびそれを含有する医薬組成物Info
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- JPH0796557B2 JPH0796557B2 JP62292187A JP29218787A JPH0796557B2 JP H0796557 B2 JPH0796557 B2 JP H0796557B2 JP 62292187 A JP62292187 A JP 62292187A JP 29218787 A JP29218787 A JP 29218787A JP H0796557 B2 JPH0796557 B2 JP H0796557B2
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/04—Immunostimulants
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、白血病性細胞の増殖を阻害すると共に免疫刺
激作用を示す新規ペプチド、その製法およびそのペプチ
ドを含む医薬組成物に関する。本発明は、白血病性細胞
の増殖を阻害し、そして免疫系を刺激する哺乳類(人間
を含む)の治療方法にも係る。
激作用を示す新規ペプチド、その製法およびそのペプチ
ドを含む医薬組成物に関する。本発明は、白血病性細胞
の増殖を阻害し、そして免疫系を刺激する哺乳類(人間
を含む)の治療方法にも係る。
本発明の1つの観点によれば、式 (1) Glp−Lys−NH2 (2) Glp−Glu−Lys−NH2 (3) Arg−Lys−Glu−NH2 (4) Arg−Lys−Asp−NH2 (5) Arg−Lys−Glu−OH (6) Arg−Lys−Gln−OH (7) Leu−Val−Ala−OH (8) Arg−Orn−Asp−Val−NH2 (9) Arg−Orn−Asp−Val−OH (10) Lys−Glu−Lys−Lys−OH (11) Lys−Leu−Lys−Lys−OH (12) Lys−Asp−Leu−Lys−OH (13) Glu−Leu−Val−Ala−OH および (14) Leu−Pro−Ala−Gly−OH で表される新規ペプチド並びにそれらの酸付加塩が提供
される。
される。
本発明の新規ペプチドは白血病性細胞の増殖を阻害し、
そして免疫刺激作用を示す。
そして免疫刺激作用を示す。
或る種の胸腺ホルモンは、細胞増殖抑制剤で処理された
患者の免疫機能を復活させることができるとともに或る
種の腫瘍細胞の増殖を阻害することができることは知ら
れている〔Recent Progress in Hormone Research,37,3
69−412(1981);Cancer Immunol.Immunother.15,78−8
3,1983〕。この作用は、より小さいホルモン断片の補助
で誘発させることもでき、その治療応用は、より大きな
分子量をもつホルモンまたは胸腺抽出物の応用よりも好
ましい。従来合成された小さいペプチドの免疫刺激効果
は各種の試験系で明確に示すことができた(米国特許第
4,190,646号、第4,215,112号、第4,395,404号および第
4,442,031号;ハンガリー国特許第185,262号、並びに西
独国特許公開第2,938,420号、第3,001,775号および第3,
100,974号各明細書参照)。サイモペンチン(サイモポ
イエチンの32〜36断片)は、医薬活性成分として既に市
場に出ていた。この公知のペプチドはT細胞および/ま
たはB細胞の増殖を主に誘発するが、腫瘍細胞の増殖は
直接的には阻害しない。
患者の免疫機能を復活させることができるとともに或る
種の腫瘍細胞の増殖を阻害することができることは知ら
れている〔Recent Progress in Hormone Research,37,3
69−412(1981);Cancer Immunol.Immunother.15,78−8
3,1983〕。この作用は、より小さいホルモン断片の補助
で誘発させることもでき、その治療応用は、より大きな
分子量をもつホルモンまたは胸腺抽出物の応用よりも好
ましい。従来合成された小さいペプチドの免疫刺激効果
は各種の試験系で明確に示すことができた(米国特許第
4,190,646号、第4,215,112号、第4,395,404号および第
4,442,031号;ハンガリー国特許第185,262号、並びに西
独国特許公開第2,938,420号、第3,001,775号および第3,
100,974号各明細書参照)。サイモペンチン(サイモポ
イエチンの32〜36断片)は、医薬活性成分として既に市
場に出ていた。この公知のペプチドはT細胞および/ま
たはB細胞の増殖を主に誘発するが、腫瘍細胞の増殖は
直接的には阻害しない。
本発明の目的は、公知のサイモポイエチン断片類似体の
免疫刺激活性に加えて、強い抗腫瘍作用ももつ新規のサ
イモポイエチン断片類似体を提供することにある。
免疫刺激活性に加えて、強い抗腫瘍作用ももつ新規のサ
イモポイエチン断片類似体を提供することにある。
驚ろくべきことに、前記の式(1)〜(14)の新規ペプ
チドは免疫刺激活性の他に強い抗腫瘍作用を示すことが
分かった。本発明者が使用した試験系において、本発明
のペプチドは、対照として使用した公知の免疫刺激ペプ
チドすなわちサイモペンチン(米国特許第4,190,646
号)および式H−Arg−Lys−Asp−Val−OHのテトラペプ
チド(ハンガリー国特許第185,263号)と比較して、よ
り強い抗腫瘍作用を及ぼす。前記の他に、本発明の化合
物は癌性細胞だけの増殖を阻害し、一般的(系統的)な
免疫抑制作用を及ぼさない点で、本発明の新規ペプチド
は公知の細胞増殖抑制剤と異なる。
チドは免疫刺激活性の他に強い抗腫瘍作用を示すことが
分かった。本発明者が使用した試験系において、本発明
のペプチドは、対照として使用した公知の免疫刺激ペプ
チドすなわちサイモペンチン(米国特許第4,190,646
号)および式H−Arg−Lys−Asp−Val−OHのテトラペプ
チド(ハンガリー国特許第185,263号)と比較して、よ
り強い抗腫瘍作用を及ぼす。前記の他に、本発明の化合
物は癌性細胞だけの増殖を阻害し、一般的(系統的)な
免疫抑制作用を及ぼさない点で、本発明の新規ペプチド
は公知の細胞増殖抑制剤と異なる。
本発明の他の観点によれば、式(1)〜(14)のペプチ
ドおよびそれらの酸付加塩の製造方法が提供される。
ドおよびそれらの酸付加塩の製造方法が提供される。
本発明方法によれば、活性エステルおよび/または混合
無水物のカップリング工程とα−アミノ基の遊離化工程
とを順次に実施すること、出発材料として、水添分解的
またはアシドリシス的に除去可能な基によってアミド化
またはエステル化されるカルボキシル基と、場合によ
り、側鎖中の、保護されたアミノ基および/または水添
分解的またはアシドリシス的に除去可能な基によってエ
ステル化されたカルボキシル基と、遊離α−アミノ基と
を含むC末端アミノ酸誘導体を使用すること、こうし
て、カルボキシル基上がエステル化またはアミド化され
そしてペプチド結合に参加しないアミノ基上にBocまた
はZ保護基を担持した式(1)〜(14)のペプチドの保
護された誘導体を調製すること、そして存在する保護基
を水添分解および/またはアシドリシスによって除去す
ること、そして所望により、こうして得られた式(1)
〜式(14)の遊離ペプチドを酸との反応によってその酸
付加塩に変えることからなる、段階的な順次の鎖延長に
より、式(1)〜(14)の新規ペプチドおよびその酸付
加塩が溶液中に調製される。
無水物のカップリング工程とα−アミノ基の遊離化工程
とを順次に実施すること、出発材料として、水添分解的
またはアシドリシス的に除去可能な基によってアミド化
またはエステル化されるカルボキシル基と、場合によ
り、側鎖中の、保護されたアミノ基および/または水添
分解的またはアシドリシス的に除去可能な基によってエ
ステル化されたカルボキシル基と、遊離α−アミノ基と
を含むC末端アミノ酸誘導体を使用すること、こうし
て、カルボキシル基上がエステル化またはアミド化され
そしてペプチド結合に参加しないアミノ基上にBocまた
はZ保護基を担持した式(1)〜(14)のペプチドの保
護された誘導体を調製すること、そして存在する保護基
を水添分解および/またはアシドリシスによって除去す
ること、そして所望により、こうして得られた式(1)
〜式(14)の遊離ペプチドを酸との反応によってその酸
付加塩に変えることからなる、段階的な順次の鎖延長に
より、式(1)〜(14)の新規ペプチドおよびその酸付
加塩が溶液中に調製される。
合成の過程においては、アミノ基の保護基の選択的除去
を可能にする保護基の組合せを、そして合成の終点にお
いては、すべての保護基の脱離を(可能なら単独の工程
で)可能にする保護基の組合せを使用する。ペプチド結
合は、ハンガリー国特許第168,431号に記載のペンタフ
ルオロフェニルエステル法またはハンガリー国特許第18
3,579号に記載の混合無水物法を使用して形成される。
を可能にする保護基の組合せを、そして合成の終点にお
いては、すべての保護基の脱離を(可能なら単独の工程
で)可能にする保護基の組合せを使用する。ペプチド結
合は、ハンガリー国特許第168,431号に記載のペンタフ
ルオロフェニルエステル法またはハンガリー国特許第18
3,579号に記載の混合無水物法を使用して形成される。
アミノ基はBoc基またはZ基を使って保護するのが好ま
しく、一方、カルボキシル基の保護は、t−ブチルアル
コール、ベンジルアルコールまたはニトロベンジルアル
コールによるエステル化によって実施するのが好まし
い。
しく、一方、カルボキシル基の保護は、t−ブチルアル
コール、ベンジルアルコールまたはニトロベンジルアル
コールによるエステル化によって実施するのが好まし
い。
こうして得られる合成された保護ペプチドから、合成の
後で、場合により存在する保護基を除去し、こうして得
られた遊離ペプチドを酸処理によって酸付加塩に変え
る。保護基の除去は、酸によって行うアシドリシスまた
は接触水素化によって行うのが好ましい。
後で、場合により存在する保護基を除去し、こうして得
られた遊離ペプチドを酸処理によって酸付加塩に変え
る。保護基の除去は、酸によって行うアシドリシスまた
は接触水素化によって行うのが好ましい。
こうして得られる遊離ペプチドは治療用として一般に充
分に純粋であるので、更に精製する必要はない。しかし
ながら、必要な場合には、公知の方法例えばシリカカラ
ム上のクロマトグラフィーによってペプチドを精製する
ことができる。溶液の形で得られるペプチドは、溶液の
蒸発により、または凍結乾燥によって一般に単離するこ
とができる。
分に純粋であるので、更に精製する必要はない。しかし
ながら、必要な場合には、公知の方法例えばシリカカラ
ム上のクロマトグラフィーによってペプチドを精製する
ことができる。溶液の形で得られるペプチドは、溶液の
蒸発により、または凍結乾燥によって一般に単離するこ
とができる。
本発明によるペプチドの生物学的活性は以下の方法によ
って試験する。
って試験する。
(1) 腫瘍細胞増殖の阻害 この試験には、ヒトK−562赤白血病細胞系列を使用す
る(ストックホルム、Karolinska Institute)。プラス
チック製皿中で、二酸化炭素3%含有の給湿化インキュ
ベータ内で、温度37℃において、子ウシ胎児血清10%を
含むRPMI−1640と称する栄養培地(英国のFlow製)中で
インキュベートを実施する。すべての測定値は、各々3
つの皿で測定したデータの平均値である。試験の開始時
に0.5×105細胞/mlに希釈する。希釈してから24時間後
に処理を実施し、処理後には培地を加えない。細胞の計
数は、Buerkerチャンバーを使用して、希釈の96時間後
まで、24時間毎に行う。
る(ストックホルム、Karolinska Institute)。プラス
チック製皿中で、二酸化炭素3%含有の給湿化インキュ
ベータ内で、温度37℃において、子ウシ胎児血清10%を
含むRPMI−1640と称する栄養培地(英国のFlow製)中で
インキュベートを実施する。すべての測定値は、各々3
つの皿で測定したデータの平均値である。試験の開始時
に0.5×105細胞/mlに希釈する。希釈してから24時間後
に処理を実施し、処理後には培地を加えない。細胞の計
数は、Buerkerチャンバーを使用して、希釈の96時間後
まで、24時間毎に行う。
添付図面はペプチドLys−Leu−Lys−Lysの腫瘍細胞増殖
阻害効果を示すものである。第1図のグラフは細胞の絶
対数の値を時間との関係でプロットしたものである。第
2図のグラフは細胞数を対照に対する百分率(C%)で
時間との関係でプロットしたものである。処理から24時
間後のペプチドの作用の下で、細胞数は停滞し、そして
その後の細胞数の増加程度は非常に小さい。これは、そ
のペプチドが細胞死滅作用よりもむしろ細胞分裂阻害活
性を示すものであることを意味する。本発明の新規ペプ
チドの腫瘍細胞分裂阻害活性を表1に示す(処理から72
時間後)。阻害率は対照に対する百分率で示す。ヒトK
−562赤白血病細胞の増殖を、供試ペプチドが示すこと
が表のデータから明白である。
阻害効果を示すものである。第1図のグラフは細胞の絶
対数の値を時間との関係でプロットしたものである。第
2図のグラフは細胞数を対照に対する百分率(C%)で
時間との関係でプロットしたものである。処理から24時
間後のペプチドの作用の下で、細胞数は停滞し、そして
その後の細胞数の増加程度は非常に小さい。これは、そ
のペプチドが細胞死滅作用よりもむしろ細胞分裂阻害活
性を示すものであることを意味する。本発明の新規ペプ
チドの腫瘍細胞分裂阻害活性を表1に示す(処理から72
時間後)。阻害率は対照に対する百分率で示す。ヒトK
−562赤白血病細胞の増殖を、供試ペプチドが示すこと
が表のデータから明白である。
ペプチド“A"および“B"は公知の参考用化合物である
(ハンガリー国特許第185,263号)。
(ハンガリー国特許第185,263号)。
(2) T−リンパ球の増殖阻害 Azathiopine〔6−(1−メチル−4−ニトロイミダゾ
ール−5−イル−チオ)−プリン;Thymus 1,195(1980
年)〕によって阻害されるE−ロゼッタ試験によって、
T−リンパ球の増殖阻害を試験する。
ール−5−イル−チオ)−プリン;Thymus 1,195(1980
年)〕によって阻害されるE−ロゼッタ試験によって、
T−リンパ球の増殖阻害を試験する。
健康なリンパ球細胞懸濁液200μ中に、HBBS緩衝液
(英国のFlow製)中の供試化合物の各々の希釈液200μ
およびAzathioprine 500μ/mlを加える(濃度範囲:
10-3〜10-11モル/)。二酸化炭素5%を含有する空
気中で60分間、37℃の温度で前記の混合物をインキュベ
ートする。こうして得られた混合物を1000rpmで5分間
遠心し、上清をデカンテーションによって除き、懸濁液
中で、少なくとも400個の細胞から顕微鏡下でリンパ球
形成性E−ロゼッタを計数する。
(英国のFlow製)中の供試化合物の各々の希釈液200μ
およびAzathioprine 500μ/mlを加える(濃度範囲:
10-3〜10-11モル/)。二酸化炭素5%を含有する空
気中で60分間、37℃の温度で前記の混合物をインキュベ
ートする。こうして得られた混合物を1000rpmで5分間
遠心し、上清をデカンテーションによって除き、懸濁液
中で、少なくとも400個の細胞から顕微鏡下でリンパ球
形成性E−ロゼッタを計数する。
ペプチドの作用の下で、Azothioprineによって阻害され
るリンパ球のE−ロゼッタ形成性活性の増加程度は異っ
たものとなる。試験した投与量範囲においては、ペプチ
ドはリンパ球のE−ロゼッタ形成活性を阻害しない。結
果を表2に要約する。このデータは、リンパ球のE−ロ
ゼッタ形成活性に対してAzathioprineによって与えられ
る阻害がペプチドによってどの程度までやわらげられる
かを示すものである。供試ペプチドによって、阻害リン
パ球のE−ロゼッタ形成能力が増加すること、すなわち
本発明のペプチドには免瘍刺激作用のあることが表2の
データからわかる。
るリンパ球のE−ロゼッタ形成性活性の増加程度は異っ
たものとなる。試験した投与量範囲においては、ペプチ
ドはリンパ球のE−ロゼッタ形成活性を阻害しない。結
果を表2に要約する。このデータは、リンパ球のE−ロ
ゼッタ形成活性に対してAzathioprineによって与えられ
る阻害がペプチドによってどの程度までやわらげられる
かを示すものである。供試ペプチドによって、阻害リン
パ球のE−ロゼッタ形成能力が増加すること、すなわち
本発明のペプチドには免瘍刺激作用のあることが表2の
データからわかる。
ペプチド“A"および“B"は公知の参考用化合物である。
ERFC…Azathioprineを添加しない、E−ロゼッタを形成
するリンパ球の数 AZ−ERFC…Azathioprineを添加した、E−ロゼッタを形
成するリンパ球の数 EXP−ERFC…Azathioprineおよび供給ペプチドの存在下
における、E−ロゼッタを形成するリンパ球の数 (3)マウス中での抗体生成作用 シクロホスファミド{2−〔ビス−(2−クロロエチ
ル)−アミノ〕−テトラヒドロ−2H−1,3,2−オキサザ
−ホスホリン−2−オキシド;Z.Naturforsch.35B,1476
(1980)}100mg/kg体重の投与量で処理したCELPマウス
について、in vivo抗体生成作用を試験する。遠心処理
(2500rpm.10分間)後に0.9%塩化ナトリウム溶液で予
め3回洗浄した1%ヒツジ赤血球懸濁液を使用して、前
記のマウスは腹腔内免疫処理をしておく。0日目に実施
される免疫化と同時し、シクロホスファミド100mg/kg腹
腔内投与で処理することにより免疫系活性を抑制する。
試験の3日目に、ペプチドを投与量5mg/kg、50mg/kgお
よび場合により100mg/kgで各々動物に腹腔内投与する。
試験の6日目にマウスの後部眼窩から試験血液を採取
し、血清の抗−ヒツジ赤血球滴定量を測定する。ペプチ
ド処理の開始時点として、免疫系が明らかに阻害されて
いる状態を選ぶ。ペプチドの作用は阻害緩和の百分率
(G%)で示す。データを表3に示す。
するリンパ球の数 AZ−ERFC…Azathioprineを添加した、E−ロゼッタを形
成するリンパ球の数 EXP−ERFC…Azathioprineおよび供給ペプチドの存在下
における、E−ロゼッタを形成するリンパ球の数 (3)マウス中での抗体生成作用 シクロホスファミド{2−〔ビス−(2−クロロエチ
ル)−アミノ〕−テトラヒドロ−2H−1,3,2−オキサザ
−ホスホリン−2−オキシド;Z.Naturforsch.35B,1476
(1980)}100mg/kg体重の投与量で処理したCELPマウス
について、in vivo抗体生成作用を試験する。遠心処理
(2500rpm.10分間)後に0.9%塩化ナトリウム溶液で予
め3回洗浄した1%ヒツジ赤血球懸濁液を使用して、前
記のマウスは腹腔内免疫処理をしておく。0日目に実施
される免疫化と同時し、シクロホスファミド100mg/kg腹
腔内投与で処理することにより免疫系活性を抑制する。
試験の3日目に、ペプチドを投与量5mg/kg、50mg/kgお
よび場合により100mg/kgで各々動物に腹腔内投与する。
試験の6日目にマウスの後部眼窩から試験血液を採取
し、血清の抗−ヒツジ赤血球滴定量を測定する。ペプチ
ド処理の開始時点として、免疫系が明らかに阻害されて
いる状態を選ぶ。ペプチドの作用は阻害緩和の百分率
(G%)で示す。データを表3に示す。
本発明のペプチドは、シクロホスファミドによって阻害
された免疫系を、CELPマウスにおいて異なる程度に刺激
することが、表3のデータから分かる。本発明の新規化
合物は、細胞増殖抑制剤を免疫抑制作用特性を示さな
い。
された免疫系を、CELPマウスにおいて異なる程度に刺激
することが、表3のデータから分かる。本発明の新規化
合物は、細胞増殖抑制剤を免疫抑制作用特性を示さな
い。
対照…供試化合物を受けていない非処理動物の抗体生成 試験…供試化合物を受けた処理動物の抗体生成 CFY−シクロホスファミド100mg/kgで処理した動物の抗
体生成 (4)オキサゾロンで誘発させた皮膚炎試験 この試験では、D.P.Evans等の修正生理学的モデルを使
用する〔Br.J.Pharmac.43,403−488(1971)〕。
体生成 (4)オキサゾロンで誘発させた皮膚炎試験 この試験では、D.P.Evans等の修正生理学的モデルを使
用する〔Br.J.Pharmac.43,403−488(1971)〕。
体重20〜22gの雄CFLPマウスの腹部皮膚に、その体毛を
除去した後で、ヒマワリ種子油中のオキサゾロン(4−
エトキシメチル−2−フェニル−オキサゾリン:Sigma
製)の2%溶液0.1mlを塗布する。感作(塗布)から7
日後に試験動物の右耳上に、2%アセトン性オキサゾロ
ン溶液10μを使用して炎症反応を誘発させ、同時に、
供試化合物1mg/kgまたは2mg/kgの腹腔内投与によって動
物を処理する。投与量に相当する活性成分含量が動物体
重10g当り0.5mlの容量中に溶解されるような濃度で供試
化合物を生理食塩水中に溶解する。
除去した後で、ヒマワリ種子油中のオキサゾロン(4−
エトキシメチル−2−フェニル−オキサゾリン:Sigma
製)の2%溶液0.1mlを塗布する。感作(塗布)から7
日後に試験動物の右耳上に、2%アセトン性オキサゾロ
ン溶液10μを使用して炎症反応を誘発させ、同時に、
供試化合物1mg/kgまたは2mg/kgの腹腔内投与によって動
物を処理する。投与量に相当する活性成分含量が動物体
重10g当り0.5mlの容量中に溶解されるような濃度で供試
化合物を生理食塩水中に溶解する。
抗炎症性作用を以下のように測定する。すなわち、処理
から24時間後に動物を殺し、右耳および左耳を切断す
る。左耳に対する右耳の知覚し得る体重増加は試験中に
誘発された炎症速度の特性であり、そして非処理対照に
対する処理動物の体重増加の知覚し得る減少は抗炎作用
に比例する。表4に、供試化合物によって達成された体
重増加の減少(抗炎作用)を、非処理対照体に対する百
分率で示す。
から24時間後に動物を殺し、右耳および左耳を切断す
る。左耳に対する右耳の知覚し得る体重増加は試験中に
誘発された炎症速度の特性であり、そして非処理対照に
対する処理動物の体重増加の知覚し得る減少は抗炎作用
に比例する。表4に、供試化合物によって達成された体
重増加の減少(抗炎作用)を、非処理対照体に対する百
分率で示す。
(5)in vivoの食菌作用に対する効果 体重22〜23gの雄CFLPマウスを各々8〜12匹の動物の4
つの群に分ける。試験群の動物を2日間Glp−Lys−NH2
−マンデレートで処理する。生理塩化ナトリウム溶液中
の溶液の形で、1日に1回、それぞれ活性成分0.1mg/k
g、1mg/kgまたは10mg/kg皮下投与によって処理を実施す
る。最後の処理から24時間後に、腹膜滲出細胞(PEC:pe
ritoneal exsudatum cell)のイースト細胞装入能を測
定する。得られる結果を表5に示す。その表において、
±S.E.MデータはPEC細胞100個中に装入されたイース
ト細胞の数に関する。
つの群に分ける。試験群の動物を2日間Glp−Lys−NH2
−マンデレートで処理する。生理塩化ナトリウム溶液中
の溶液の形で、1日に1回、それぞれ活性成分0.1mg/k
g、1mg/kgまたは10mg/kg皮下投与によって処理を実施す
る。最後の処理から24時間後に、腹膜滲出細胞(PEC:pe
ritoneal exsudatum cell)のイースト細胞装入能を測
定する。得られる結果を表5に示す。その表において、
±S.E.MデータはPEC細胞100個中に装入されたイース
ト細胞の数に関する。
(6)シクロホスファミド(CY)によって阻害された食
菌作用に対する作用の測定 (a) 同時に投与されたシクロホスファミドおよびペ
プチド体重22〜23gの雄CFLPマウスを各々8〜12匹の5
つの群に分ける。試験群(対照群1つを除くすべての
群)に属する動物を、シクロホスファミド80mg/kgの経
口投与で1日1回で2日間処理し、そしてそれらの群の
うちの3つの群の動物は生理塩化ナトリウム溶液中に溶
解したGlp−Lys−NH2−マンデレートの0.1mg/kg、1.0mg
/kgおよび10mg/kg皮下投与によってシクロホスファミド
と同時に処理する。試験の3日目にPEC細胞のイースト
菌装入能力を測定する。得られる結果を表5に示す。表
中のS.E.M.値はPEC細胞100個によって装入されたイー
スト細胞の数を示す。
菌作用に対する作用の測定 (a) 同時に投与されたシクロホスファミドおよびペ
プチド体重22〜23gの雄CFLPマウスを各々8〜12匹の5
つの群に分ける。試験群(対照群1つを除くすべての
群)に属する動物を、シクロホスファミド80mg/kgの経
口投与で1日1回で2日間処理し、そしてそれらの群の
うちの3つの群の動物は生理塩化ナトリウム溶液中に溶
解したGlp−Lys−NH2−マンデレートの0.1mg/kg、1.0mg
/kgおよび10mg/kg皮下投与によってシクロホスファミド
と同時に処理する。試験の3日目にPEC細胞のイースト
菌装入能力を測定する。得られる結果を表5に示す。表
中のS.E.M.値はPEC細胞100個によって装入されたイー
スト細胞の数を示す。
(b) 同時に投与されないシクロホスファミドおよび
ペプチドシクロホスファミドによる処理から6時間後に
ペプチドを動物に投与すること以外は前記試験(a)の
方法を繰返す。評価も前記と同様に行う。結果を表7に
示す。
ペプチドシクロホスファミドによる処理から6時間後に
ペプチドを動物に投与すること以外は前記試験(a)の
方法を繰返す。評価も前記と同様に行う。結果を表7に
示す。
(7)腫瘍転移阻害作用 各々動物5匹からなる群に分けた体重20gの雄C57B1マウ
スにLewis肺腫瘍(LLT)細胞懸濁液を注入する。その細
胞懸濁液を、105細胞/マウスの投与量で、尾部静脈中
に投与する。腫瘍細胞の投与から24時間後に、供試化合
物の10mg/kgの単独腹腔内投与で動物を処理する。腫瘍
の注入から18日目に動物を殺し、肺中に現れる癌率を立
体顕微鏡下で計数する。ペプチド処理をしてない動物は
対照として使う。表8に、Glp−Lys−NH2ジペプチドア
ミドで得られた結果を示す。
スにLewis肺腫瘍(LLT)細胞懸濁液を注入する。その細
胞懸濁液を、105細胞/マウスの投与量で、尾部静脈中
に投与する。腫瘍細胞の投与から24時間後に、供試化合
物の10mg/kgの単独腹腔内投与で動物を処理する。腫瘍
の注入から18日目に動物を殺し、肺中に現れる癌率を立
体顕微鏡下で計数する。ペプチド処理をしてない動物は
対照として使う。表8に、Glp−Lys−NH2ジペプチドア
ミドで得られた結果を示す。
本発明の更に別の観点によれば、式(1)〜(14)のペ
プチドまたはその酸付加塩少なくとも1種を活性成分と
して、適当な不活性医薬担体との混合物として含む医薬
組成物が提供される。本発明による医薬組成物は、腫瘍
疾患の処理に治療用として使用することができる。本発
明の新規化合物を使用する利点は、癌性細胞の増殖阻害
だけでなく、公知の広範に使用されていた細胞増殖抑制
剤の免疫抑制作用とは異なり、本発明の医薬組成物は器
官の免疫系の防御能力を維持する単独の免疫刺激作用を
示す点にもある。
プチドまたはその酸付加塩少なくとも1種を活性成分と
して、適当な不活性医薬担体との混合物として含む医薬
組成物が提供される。本発明による医薬組成物は、腫瘍
疾患の処理に治療用として使用することができる。本発
明の新規化合物を使用する利点は、癌性細胞の増殖阻害
だけでなく、公知の広範に使用されていた細胞増殖抑制
剤の免疫抑制作用とは異なり、本発明の医薬組成物は器
官の免疫系の防御能力を維持する単独の免疫刺激作用を
示す点にもある。
式(1)〜(14)のペプチドおよびそれらの塩は、医薬
業界にそれ自体公知の方法によって治療上一般に使用さ
れている形に調製される。本発明の医薬組成物は、固体
または液体の形で調製することができ、一般に使用され
ている通常の担体、希釈剤、安定剤、浸透圧調整剤、pH
調整剤および/または他の添加剤および/または助剤を
含有することができる。
業界にそれ自体公知の方法によって治療上一般に使用さ
れている形に調製される。本発明の医薬組成物は、固体
または液体の形で調製することができ、一般に使用され
ている通常の担体、希釈剤、安定剤、浸透圧調整剤、pH
調整剤および/または他の添加剤および/または助剤を
含有することができる。
固体の医薬組成物は、例えば注射製剤に使用する粉末ア
ンプルであることができる。液体組成物は注射および浸
剤であることができる。
ンプルであることができる。液体組成物は注射および浸
剤であることができる。
本発明の医薬組成物は、望ましい作用を示すのに充分な
活性成分を含有する量で投与する。その投与量は、疾患
の重さ、患者の体重、活性成分に対する患者の感受性、
適用の態様、および1日の処理回数等によって異なる。
適用すべき投与量は、具体的な場合のすべての状況に基
づいて医師が安全に決定することができる。
活性成分を含有する量で投与する。その投与量は、疾患
の重さ、患者の体重、活性成分に対する患者の感受性、
適用の態様、および1日の処理回数等によって異なる。
適用すべき投与量は、具体的な場合のすべての状況に基
づいて医師が安全に決定することができる。
簡単な投与を可能にするには、活性成分を投与すべき量
でもしくは小さい複数のまたは部分的(例えば半分、1/
3、1/4部分)の量で含有する投与単位の形で活性成分を
仕上げるのが好ましい。
でもしくは小さい複数のまたは部分的(例えば半分、1/
3、1/4部分)の量で含有する投与単位の形で活性成分を
仕上げるのが好ましい。
本発明の医薬組成物は、投与単位当り活性成分約1mg〜
約100mgを一般に含有することができる。この値は単な
る例示であり、実際の活性成分含量はその限界の下また
は上であることができる。
約100mgを一般に含有することができる。この値は単な
る例示であり、実際の活性成分含量はその限界の下また
は上であることができる。
本発明を以下の実施例によって更に詳細に説明するが、
これは本発明の範囲を限定するものではない。
これは本発明の範囲を限定するものではない。
本明細書で使用する略語は当業界で一般に使用されそし
て受け入れられているものである〔Biochem.J.219,345
(1984年)〕。アミノ酸はすべてL配置である。
て受け入れられているものである〔Biochem.J.219,345
(1984年)〕。アミノ酸はすべてL配置である。
融点はTottoli形装置(スイス、Biichi)で決定する。
薄層クロマトグラフィーの値は、予備調製シリカゲル吸
着剤(Merck:DC−Fertigplatten)上で、以下の溶媒混
合物中で測定する。
薄層クロマトグラフィーの値は、予備調製シリカゲル吸
着剤(Merck:DC−Fertigplatten)上で、以下の溶媒混
合物中で測定する。
(1)酢酸エチル:原液=19:1 (2)酢酸エチル:原液=9:1 (3)酢酸エチル:原液=4:1 (4)酢酸エチル:原液=7:3 (5)n−ブタノール:原液=3:7 (6)n−ブタノール:酢酸:酢酸エチル:水=1:1:1:
1 原液はピリジンと酢酸と水との20:6:11混合物である。
上記の比は容量比である。
1 原液はピリジンと酢酸と水との20:6:11混合物である。
上記の比は容量比である。
クロマトグラムはニンヒドリンで、そして塩素化後にKI
−トリジン試薬で現像する。
−トリジン試薬で現像する。
比光学回転はPerkin−Elmer141形偏光計を使用して測定
する。溶媒の除去およびすべての蒸発工程は、40℃の水
浴中でBiichi形の回転真空蒸発器中で実施する。
する。溶媒の除去およびすべての蒸発工程は、40℃の水
浴中でBiichi形の回転真空蒸発器中で実施する。
例1 Z−Lys(Z)−Glu(OBzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−
ONB ジメチルホルムアミド10ml中のH−Lys(Z)−ONB−塩
酸塩1.13g(2.5ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン
0.35ml(2.5ミリモル)とBoc−Lys(Z)−OPfp1.50g
(2.8ミリモル)とを加える。反応混合物を室温で30分
間撹拌し、蒸発させ、そして残留油状体を酢酸エチル中
に懸濁する。懸濁液を、10%クエン酸、5%炭酸水素ナ
トリウム溶液および水の各15mlで2回洗浄する。有機相
を硫酸ナトリウム上で乾かし、そして蒸発させる。こう
して得られる保護されたジペプチドエステルBoc−Lys
(Z)−Lys(Z)−ONB(R5 f=0.70)と、塩化水素8
モル/を含有するジオキサン溶液10mlとを15分間反応
させ、反応混合物を無水エーテル50mlで希釈する。沈殿
する遊離のジペプチドエステル塩酸塩Lys(Z)−Lys
(Z)−ONB.HCl(R3 f=0.30)を別し、エーテルで洗
い、ジメチルホルムアミド15ml中に溶解する。溶液のpH
をトリエチルアミンで8に調整し、Boc−Glu(OBzl)−
OPfp1.5g(3.0ミリモル)を加える。反応混合物を30分
間室温で撹拌し、蒸発させ、そして残留物を酢酸エチル
50ml中に懸濁する。懸濁液を水性塩酸(1モル/)、
5%炭酸水素ナトリウム溶液および水の各15mlで2回洗
浄する。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾かし、蒸発
させる。油状残留物を無水エーテルで固化し、こうして
得られた懸濁液を過し、沈殿をエーテルで洗う。こう
して保護されているトリペプチドエステルBoc−Glu(OB
zl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB(R5 f=0.85)が得ら
れる。こうして得られる保護されたトリペプチドと、塩
化水素8モル/を含有するジオキサン15mlとを15分間
反応させ、反応混合物を無水エーテル100mlで希釈す
る。沈殿する遊離のトリペプチドエステル塩酸塩Glu(O
Bzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB.HClを過し、エー
テルで洗い、ジメチルホルムアミド20ml中に溶解する。
溶液のpHをトリエチルアミンで8に調整し、懸濁液にZ
−Lys(Z)−OPfp1.45g(2.5ミリモル)を加える。反
応混合物を15分間室温で撹拌し、トリエチルアミンの添
加によって溶液のpHを約8の値に維持する。反応混合物
を酢酸エチル60mlで処理し、こうして得られる混合物を
水性塩酸(濃度1モル/)および水の各々15mlで洗浄
する。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾かし、真空中
で蒸発させる。油状残留物を酢酸エチルで固化する。沈
殿する保護されたテトラペプチドエステルBoc−Lys
(Z)−Glu(OBzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB(2.
4g)を別し、酢酸エチル25mlから再結晶する。こうし
て、所望の化合物2.0gが得られる。収量62%〔Lys
(Z)−ONB.HCl出発材料に対して〕。融点:140〜142
℃。R5 f=0.70。
ONB ジメチルホルムアミド10ml中のH−Lys(Z)−ONB−塩
酸塩1.13g(2.5ミリモル)の溶液に、トリエチルアミン
0.35ml(2.5ミリモル)とBoc−Lys(Z)−OPfp1.50g
(2.8ミリモル)とを加える。反応混合物を室温で30分
間撹拌し、蒸発させ、そして残留油状体を酢酸エチル中
に懸濁する。懸濁液を、10%クエン酸、5%炭酸水素ナ
トリウム溶液および水の各15mlで2回洗浄する。有機相
を硫酸ナトリウム上で乾かし、そして蒸発させる。こう
して得られる保護されたジペプチドエステルBoc−Lys
(Z)−Lys(Z)−ONB(R5 f=0.70)と、塩化水素8
モル/を含有するジオキサン溶液10mlとを15分間反応
させ、反応混合物を無水エーテル50mlで希釈する。沈殿
する遊離のジペプチドエステル塩酸塩Lys(Z)−Lys
(Z)−ONB.HCl(R3 f=0.30)を別し、エーテルで洗
い、ジメチルホルムアミド15ml中に溶解する。溶液のpH
をトリエチルアミンで8に調整し、Boc−Glu(OBzl)−
OPfp1.5g(3.0ミリモル)を加える。反応混合物を30分
間室温で撹拌し、蒸発させ、そして残留物を酢酸エチル
50ml中に懸濁する。懸濁液を水性塩酸(1モル/)、
5%炭酸水素ナトリウム溶液および水の各15mlで2回洗
浄する。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾かし、蒸発
させる。油状残留物を無水エーテルで固化し、こうして
得られた懸濁液を過し、沈殿をエーテルで洗う。こう
して保護されているトリペプチドエステルBoc−Glu(OB
zl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB(R5 f=0.85)が得ら
れる。こうして得られる保護されたトリペプチドと、塩
化水素8モル/を含有するジオキサン15mlとを15分間
反応させ、反応混合物を無水エーテル100mlで希釈す
る。沈殿する遊離のトリペプチドエステル塩酸塩Glu(O
Bzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB.HClを過し、エー
テルで洗い、ジメチルホルムアミド20ml中に溶解する。
溶液のpHをトリエチルアミンで8に調整し、懸濁液にZ
−Lys(Z)−OPfp1.45g(2.5ミリモル)を加える。反
応混合物を15分間室温で撹拌し、トリエチルアミンの添
加によって溶液のpHを約8の値に維持する。反応混合物
を酢酸エチル60mlで処理し、こうして得られる混合物を
水性塩酸(濃度1モル/)および水の各々15mlで洗浄
する。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾かし、真空中
で蒸発させる。油状残留物を酢酸エチルで固化する。沈
殿する保護されたテトラペプチドエステルBoc−Lys
(Z)−Glu(OBzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−ONB(2.
4g)を別し、酢酸エチル25mlから再結晶する。こうし
て、所望の化合物2.0gが得られる。収量62%〔Lys
(Z)−ONB.HCl出発材料に対して〕。融点:140〜142
℃。R5 f=0.70。
例2 Boc−Arg(HCl)−Lys(Boc)−Glu(OtBu)−NH2 Blu(OtBu)−NH2−オキサレート1.46g(5.0ミリモル)
とZ−Lys(Boc)−OPfp2.73g(65.0ミリモル)とをジ
メチルホルムアミド10ml中に溶解し、トリエチルアミン
2.10ml(15ミリモル)を室温で滴加する。1時間後、反
応混合物を真空中で蒸発させ、残留物を酢酸エチル50ml
とクロロホルム50mlとの混合物中に溶解する。有機相を
水性塩酸(濃度1モル/)40mlで3回および5%炭素
水素ナトリウム溶液で3回洗い、無水硫酸ナトリウム上
で乾かし、そして蒸発させる。こうして得られた保護さ
れた粗製のジペプチドアミドZ−Lys(Boc)−Glu(OtB
u)−NH2をエタノール100ml中に溶解し、10%パラジウ
ム木炭触媒0.5gの存在下で、溶液中に水素をバブリング
することによって撹拌しながら水素化する。反応の進行
は薄層クロマトグラフィーで監視する(溶液混合物No.3
中で、保護されたジペプチドアミドのRf値は0.85であ
り、そしてジペプチドアミドのRf値は0.10である)。保
護基は2時間以内に完全に除去される。懸濁液を過
し、液を蒸発させ、残留物であるLys(Boc)−Glu(O
tBu)−NH2遊離ジペプチドアミドをジメチルホルムアミ
ド15ml中に溶解する。
とZ−Lys(Boc)−OPfp2.73g(65.0ミリモル)とをジ
メチルホルムアミド10ml中に溶解し、トリエチルアミン
2.10ml(15ミリモル)を室温で滴加する。1時間後、反
応混合物を真空中で蒸発させ、残留物を酢酸エチル50ml
とクロロホルム50mlとの混合物中に溶解する。有機相を
水性塩酸(濃度1モル/)40mlで3回および5%炭素
水素ナトリウム溶液で3回洗い、無水硫酸ナトリウム上
で乾かし、そして蒸発させる。こうして得られた保護さ
れた粗製のジペプチドアミドZ−Lys(Boc)−Glu(OtB
u)−NH2をエタノール100ml中に溶解し、10%パラジウ
ム木炭触媒0.5gの存在下で、溶液中に水素をバブリング
することによって撹拌しながら水素化する。反応の進行
は薄層クロマトグラフィーで監視する(溶液混合物No.3
中で、保護されたジペプチドアミドのRf値は0.85であ
り、そしてジペプチドアミドのRf値は0.10である)。保
護基は2時間以内に完全に除去される。懸濁液を過
し、液を蒸発させ、残留物であるLys(Boc)−Glu(O
tBu)−NH2遊離ジペプチドアミドをジメチルホルムアミ
ド15ml中に溶解する。
別のフラスコ中において、Z−Arg(HCl)−OH.H2O1.80
g(5.5ミリモル)をジメチルホルムアミド15ml中に溶解
する。この溶液に、トリエチルアミン0.77ml(5.5ミリ
モル)を加え、混合物を−10℃に冷却する。この温度
で、混合物中に、クロロギ酸イソブチル0.71ml(5.5ミ
リモル)を加える。こうして得られる混合アルデヒドの
溶液をこの温度で更に10分間撹拌し、前記の遊離ジペプ
チドアミドのジメチルホルムアミド溶液を同じ温度で加
える。反応混合物を一晩室温で撹拌し、真空中で蒸発す
る。残留油状物をクロロホルム100mlとn−ブタノール1
0mlとの混合物中に溶解し、この溶液を5%酢酸溶液で
3回および5%炭酸水素ナトリウム溶液で3回洗浄し、
無水硫酸ナトリウム上で乾かし、真空中で蒸発させる。
残留油状物を酢酸エチル10ml中に溶解し、溶液が曇るま
でエーテルを加える。こうして得られる懸濁液を冷却器
中に放置し、過し、沈殿を乾かす。こうして所望の化
合物1.94gが得られる。収率:53.7%。融点:86〜88℃。
g(5.5ミリモル)をジメチルホルムアミド15ml中に溶解
する。この溶液に、トリエチルアミン0.77ml(5.5ミリ
モル)を加え、混合物を−10℃に冷却する。この温度
で、混合物中に、クロロギ酸イソブチル0.71ml(5.5ミ
リモル)を加える。こうして得られる混合アルデヒドの
溶液をこの温度で更に10分間撹拌し、前記の遊離ジペプ
チドアミドのジメチルホルムアミド溶液を同じ温度で加
える。反応混合物を一晩室温で撹拌し、真空中で蒸発す
る。残留油状物をクロロホルム100mlとn−ブタノール1
0mlとの混合物中に溶解し、この溶液を5%酢酸溶液で
3回および5%炭酸水素ナトリウム溶液で3回洗浄し、
無水硫酸ナトリウム上で乾かし、真空中で蒸発させる。
残留油状物を酢酸エチル10ml中に溶解し、溶液が曇るま
でエーテルを加える。こうして得られる懸濁液を冷却器
中に放置し、過し、沈殿を乾かす。こうして所望の化
合物1.94gが得られる。収率:53.7%。融点:86〜88℃。
〔α〕▲20 D▼=−15.8゜(c=1、ジメチルホルムア
ミド)。R3 f=0.30。
ミド)。R3 f=0.30。
前記の例1および例2と同様の方法により、以下のペプ
チド誘導体は調製される。
チド誘導体は調製される。
用語の意味は以下のとおりである。
例…参考にされる同様の例の番号 収率…得られた収率 Rf…Rf値およびカッコ内は展開溶媒混合物の数 精製…精製方法 EtOH…エタノール MeOH…メタノール EtOAc…酢酸エチル エーテル…ジエチルエーテル hex…n−ヘキサン petr・eth…石油エーテル col.chr…カラムクロマトグラフィー 例3 Lys−Glu−Lys−Lys−ジアセテート Z−Lys(Z)−Glu(OBzl)−Lys(Z)−Lys(Z)−
ONB 保護テトラペプチド(例1)1.7g(1.3ミリモル)を90
%酢酸溶液30ml中に溶解する。この溶液に、5%パラジ
ウム/木炭触媒1.0gを加え、水素を混合物中に6時間バ
ブリングする。触媒を別し、液を真空中で蒸発させ
る。残留物に水20mlを加え、混合物を再び蒸発させる。
残留物にエタノール20mlを加え、混合物を再び蒸発させ
る。次に酢酸の痕跡量を最初にそして残留水を次に除去
する。こうして得られる残留物をエタノールとエーテル
の2:3混合物20mlで固体化し、得られる懸濁液を別
し、沈殿を上記の溶媒混合物で2回洗い、真空のデシケ
ータ中の五酸化リン上で乾かす。こうして所望の化合物
0.75gが得られる。収率88%。アミノ酸分析:Lys=2.95
(3.0),Glu=1.00(1.0)。▲〔α〕20 D▼=−17.3゜
(c=1,10%酢酸内)。R6 f=0.17。
ONB 保護テトラペプチド(例1)1.7g(1.3ミリモル)を90
%酢酸溶液30ml中に溶解する。この溶液に、5%パラジ
ウム/木炭触媒1.0gを加え、水素を混合物中に6時間バ
ブリングする。触媒を別し、液を真空中で蒸発させ
る。残留物に水20mlを加え、混合物を再び蒸発させる。
残留物にエタノール20mlを加え、混合物を再び蒸発させ
る。次に酢酸の痕跡量を最初にそして残留水を次に除去
する。こうして得られる残留物をエタノールとエーテル
の2:3混合物20mlで固体化し、得られる懸濁液を別
し、沈殿を上記の溶媒混合物で2回洗い、真空のデシケ
ータ中の五酸化リン上で乾かす。こうして所望の化合物
0.75gが得られる。収率88%。アミノ酸分析:Lys=2.95
(3.0),Glu=1.00(1.0)。▲〔α〕20 D▼=−17.3゜
(c=1,10%酢酸内)。R6 f=0.17。
例4 Arg−Lys−Glu−NH2−アセテート 保護されたトリペプチドBoc−Arg(HCl)−Lys(Boc)
−Glu(OtBu)−NH2 1.47g(2.0ミリモル)をトリフル
オロ酢酸15ml中に溶解する。この溶液を室温で1時間半
放置し、無水エーテル150mlで希釈する。こうして得ら
れる懸濁液を過し、沈殿を水50ml中に溶解し、この溶
液をDOWEX248アニオン交換樹脂(アセテート相)50mlで
処理する。15分後、懸濁液を過し、液を活性炭で清
浄化し、再び過してから凍結乾燥する。こうして所望
の非晶質化合物0.93gを得る。収率84.6%。▲〔α〕20 D
▼=−3.9(c=1,水)。
−Glu(OtBu)−NH2 1.47g(2.0ミリモル)をトリフル
オロ酢酸15ml中に溶解する。この溶液を室温で1時間半
放置し、無水エーテル150mlで希釈する。こうして得ら
れる懸濁液を過し、沈殿を水50ml中に溶解し、この溶
液をDOWEX248アニオン交換樹脂(アセテート相)50mlで
処理する。15分後、懸濁液を過し、液を活性炭で清
浄化し、再び過してから凍結乾燥する。こうして所望
の非晶質化合物0.93gを得る。収率84.6%。▲〔α〕20 D
▼=−3.9(c=1,水)。
例3および例4と同様の方法で以下のペプチド誘導体を
調製する。
調製する。
比光学施光データの後のカッコ内の記号は以下の意味で
ある。
ある。
(a):c=1,水中 (b):c=1,10%酢酸中 (c):c=1,酢酸中 x:Glp−Lys−NH2−マンデレートの融点は159〜162℃
第1図及び2図は、ペプチドLys−Leu−Lys−Lysの腫瘍
細胞増殖阻害効果を示すグラフである。
細胞増殖阻害効果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラースロー デーネシュ ハンガリー国,1035 ブダペスト,セール ウッツァ 19 (72)発明者 ジョルジィ ハヨーシュ ハンガリー国,1026 ブダペスト,ガーボ ル アーロン ウッツァ 59 (72)発明者 ラースロー スポルニュ ハンガリー国,1114 ブダペスト,サボル チュカ ウッツァ 7 (72)発明者 ベーラ センデ ハンガリー国,1091 ブダペスト,イュル ロェーイ ウート 55 (72)発明者 カーロリュ ラピシュ ハンガリー国,1093 ブダペスト,サムエ リュ ウッツァ 25 (56)参考文献 Biopolymers,9〔12〕 (1970)P.1419〜1427
Claims (3)
- 【請求項1】式 (1)Glp−Lys−NH2 で表されるペプチド、及びその酸付加塩。
- 【請求項2】式 (1)Glp−Lys−NH2 で表されるペプチド、又は医薬的に許容できるその酸付
加塩1種以上を活性成分として含む、白血病性細胞の増
殖阻害剤。 - 【請求項3】式 (1)Glp−Lys−NH2 で表されるペプチド、又は医薬的に許容できるその酸付
加塩1種以上を活性成分として含む、免疫促進剤。
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