JPH075093Y2 - 可撓管の連続引出し器 - Google Patents

可撓管の連続引出し器

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JPH075093Y2
JPH075093Y2 JP1988146284U JP14628488U JPH075093Y2 JP H075093 Y2 JPH075093 Y2 JP H075093Y2 JP 1988146284 U JP1988146284 U JP 1988146284U JP 14628488 U JP14628488 U JP 14628488U JP H075093 Y2 JPH075093 Y2 JP H075093Y2
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JP
Japan
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flexible tube
drum
straightener
length
winding drum
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JP1988146284U
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JPH0266566U (ja
Inventor
英夫 中村
孝司 阪口
通利 高田
Original Assignee
近畿配管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は事務所や住居等のガス設備や電気設備、給湯・
給水設備等の配管工事に於いて使用されるものであり、
ドラム若しくはリールに巻取りした可撓性のパイプの巻
き癖を矯正し、直管状態で連続的に引出し出来るように
した可撓管の連続引出し器に関する。
(従来の技術) 近年、事務所や住居等のガス設備や電気設備、給水設備
等の配管工事に於いては、合成樹脂製の可撓管や金属製
の可撓管が広く利用され出している。例えば、一般家庭
のガス設備配管を例に取れば、ポリエチレンやポリブチ
レン製の可撓管が従来の金属管に代って広く利用されて
いる。この合成樹脂製可撓管を使用する工法では、通常
可撓管を巻取りした巻取りドラムを運搬車から地上に降
ろし、作業員が巻取りドラムから可撓管を巻き戻しつつ
順次手でこれをしごいて直線状に直し、所要の長さに切
断した後、これを天井裏や床下の造営材に沿って支持固
定するようにしている。
しかし、巻取りドラムに長期間に亘って巻き取られた可
撓管には所謂巻き癖が強く付いており、作業員が手でし
ごいて矯正した位いでは、手を離すと直ちに螺旋状の形
態に戻ってしまうことになる。
その結果、切断すべき管長の測定が著しく困難になった
り、或いは、造営材へ緊密に沿わせるのが困難となっ
て、配管に多くの手数と支持金具を要することになる。
また、巻取りドラムを車上又は地上に固定した状態で置
き、可撓管の方を廻しつつこれを巻き戻す様にしている
ため、巻取りドラムや積み降しや可撓管の巻き戻しに手
数が掛かり、作業能率を高め難いという問題がある。
更に、可撓管に巻き癖が付いていると、管の接続そのも
のが行ない難いうえ、接続部で漏洩を生ずる虞れが高く
なるという問題がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は巻取りドラムに巻き取った所謂可撓管(コイル
管)を用いた配管工事に於ける上述の如き問題、即ちイ
巻き癖を取るのに手数が掛かり、しかも単に手でしごい
た位いでは可撓管の巻き癖が完全に取れず、管長の測定
や造営材への支持固定が困難になること、ロ可撓管の巻
き戻しが円滑に行ない難く、巻き戻しに多くの手数を要
すること、ハ可撓管についた巻き癖により、接続のため
の手数が増えると共に、接続部で漏洩を生じ易くくなる
こと等の問題を解決せんとするものであり、配管用作業
車等の荷台上に容易に積載できると共に、巻取りした可
撓管の巻き癖を完全に取り除きつつ、これを直管状で容
易に引出し出来ると共に、引出し長さの計測も簡単に行
なえる様にした可撓管の連続引出し器を提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、作業車の荷台上に車外へ引出し自在に積載し
たドラム支持体1と,ドラム支持体1へ回転並びに着脱
自在に装着され、適宜の長さの可撓管8を巻回した巻取
りドラム2と,巻取りドラム2から引出した可撓管8の
巻き癖を取り除くための加熱形の1次矯正器4とローラ
形の2次矯正器5とダイス形の3次矯正器6の何れか一
つ以上から形成したした巻き癖矯正器3と,巻取りドラ
ム2からの可撓管8の引出し長さを測定する測長器7と
を考案の基本構成とするものである。
(作用) 可撓管を巻取りした巻取りドラムは、作業車の荷台から
車外へ引出し支持したドラム支持体1上へ回転自在に装
着される。
ドラム2から巻き戻された可撓管の先端は、巻き癖矯正
器を通してドラム支持体の外方へ引出され、該可撓管の
先端を引っ張ることにより、可撓管は加熱並びに機械的
な矯正力を受けることにより巻き癖を取り除かれつつ、
順次ドラム外へ引き出されて行く。
また、可撓管の引出し長さは測長器7により計測され
る。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案に係る可撓管の引出し器の
実施例を説明する。第1図は可撓管の引出し器の平面図
であり、第2図はその縦断面図である。図に於いて1は
ドラム支持体、2は支持体1内へ回転自在に軸支した可
撓管の巻取りドラム、3は巻き癖矯正器であって加熱形
の1次矯正器4、ロール形の2次矯正器5、ダイス形の
3次矯正器6から形成されている。また、7は測長器で
あり、8はドラム2に巻取りしたポリエチレン製の可撓
管である。
前記ドラム支持体1は、木材若しくはプラスチック等に
より上面開放の箱状に形成されており、その底板下面に
は、後述する如く作業車等の荷台上に於ける移動を容易
なものとするためにキャスター9が設けられている。
又、ドラム支持体1の底板上面には支軸1aが固設されて
おり、更にその一側側壁には1次矯正器4、2次矯正器
5及び3次矯正器6及び可撓管8の測長器7を構成する
測長用目盛が夫々取付けられている。尚、本実施例では
ドラム支持体1を板材を用いて箱形に形成しているが、
パイプ材等を用いて所謂枠体状に形成することも可能で
ある。
前記巻取りドラム2は鋼材又はプラスチックにより形成
されており、ここにポリエチレンやポリブチレン製の可
撓管8(コイル管8)が巻回収納されている。該巻取り
ドラム2には支軸1aの受金具10が設けられており、当該
受金具10へ支軸1aを挿入することにより、巻取りドラム
2が回転且つ着脱自在にケース本体1内に支承されてい
る。
尚、ドラム支持体1側に受金具を設け、巻取りドラム2
側に受金具10を設けてもよい。
第3図及び第4図は前記加熱形の1次矯正器4の平面図
と断面図であり、該1次矯正器4はヒータ11a付の円盤
状ローラ11とヒータ付のローラカバー12とから構成され
ている。即ち、円盤状ローラ11の外周端面には断面が半
円形の溝13が形成されており、支軸14により回転自在に
支持されている。また、ヒータ付ローラカバー12の内周
面には同様に断面が半円形の溝15が形成されており、カ
バー12をローラ11へ挿着することにより、前記溝13と溝
15により断面が円形の通孔が形成される。
前記巻取りドラム2から繰り出された可撓管8は円盤ロ
ーラ11の溝13に沿って通孔内へ入り、順次加熱により巻
き癖を矯正され乍ら前方へ引出され行く。
第5図はロール形の2次矯正器5の断面図あり、該2次
矯正器5は中央に断面が半円形の矯正溝16aを形成した
2個の矯正ローラ16,16を対向状に組合せ、これを支軸1
7により回転自在に軸支すると共に、一方の矯正ローラ1
6を横方向へ移動自在に支持した構成となっている。
尚、第5図に於いて18は押圧用スプリングであり、該ス
プリング18によりコイル管8に加わる矯正力が調整され
ている。
第6図はダイス形の3次矯正器6の断面図であり、断面
がほぼ半円形の矯正溝19aを形成した2個の押圧体19,19
を対向状に組合せると共に、一方の押圧体19を横方向へ
移動自在に支持することにより構成されている。20はス
プリングであり、該スプリング20により可撓管8に加わ
る矯正力が調整されている。
尚、本実施例に於いては、前記2次及び3次矯正器を所
謂冷間式の矯正器としているが、1次矯正器4の場合と
同様にローラ16及び押圧体19の内部にヒータを組込み、
加熱式の矯正器としてもよいことは勿論である。
また、前記1次矯正器4のヒータ11aの電源は、作業車
のバッテリー(図示省略)をエンジンを回転せしめた状
態で使用してもよく、或いは別電源から供給してもよ
い。
第7図は、本考案の可撓管の連続引出し器Aを作業車B
の荷台へ積載した状態を示すものであり、通常所謂ライ
トバン型作業車Bの荷台空間を枠体(図示省略)等によ
り上・下に二分割し、その下方に当該引出し器Aを車軸
方向へ移動自在に積載すると共に、該引出し器Aの上方
空間は、工事用工具等の積載用空間として活用するよう
にしている。
次に当該引出し器Aの作動について説明する。引出し器
Aの使用に際しては、先ずドラム支持体1を車輌の荷台
から社外へ若干引出し(勿論、この時にはドラム支持体
1の後方下部を適宜に支持する)、可撓管8を巻回した
ドラム2を支軸1aへ回動自在に挿着する。
次に、ドラム2から引出した可撓管8の先端を1次矯正
器4、2次矯正器5、3次矯正器6の順に通し、1次矯
正器4で可撓管8を略120℃〜130℃程度に加熱してその
巻き癖を予備修正すると共に、2次矯正器5、3次矯正
器6により冷間で更に巻き癖の修正を行なう。これによ
り可撓管8はその巻き癖がほぼ完全に取り除かれ、直管
状となって引出されて来る。
可撓管8の引出し長さは、ドラム支持体1の側壁に設け
た測長器7を利用して適宜に測定される。尚、本実施例
ではドラム支持体1の側壁に計測用の目盛を付している
が、側壁に回転式の測長器(図示省略)を取付け、可撓
管8を引出すことによって測長器のローラ(又はギャ
ー)を回転させ、可撓管8の引出し長さを測長器上で直
読出来るようにしても良い。
巻取りした可撓管8が使用し尽くされると、空の巻取り
ドラム2を支軸1aから外して新たな巻取りドラム2と交
換し、空のドラム2は可撓管8の製造メーカーへ返送
し、再利用に供する。
尚、前記実施例に於いては、ガス配管用のポリエチレン
製可撓管8を巻回した場合について説明したが、本考案
の引出し器Aが、金属製可撓管やその他の合成樹脂製可
撓管の引出し器としても利用できることは勿論である。
(考案の効果) 本考案に於いては、可撓管8を巻回した巻取りドラム2
を、作業車の荷台上に車外へ引出し自在に積載したドラ
ム支持体1へ回転自在に装着すると共に、巻取りドラム
2から巻き戻した可撓管8を巻き癖矯正器3を通して外
方へ引出す構成としているため、可撓管8の先端を外方
へ引っ張って巻き戻すだけで、可撓管8はその巻き癖が
ほぼ完全に取り除かれ、直線状の形態を保持した状態で
引出されてくる。その結果、手作業で巻き癖を取る場合
に比較して可撓管の巻き戻しを円滑且つ迅速に行なえる
と共に、造営材への支持や管の接続も極めて容易とな
る。
また、測長器7を活用することにより、ドラム2からの
可撓管8の引出し長さも簡単に測定することが出来、実
用上便利である。
更に、ドラム支持体1へ巻取りドラム2を着脱自在に装
着する構成としているため、巻取りドラム2の取替えが
極めて容易に行なえると共に、巻取りドラム2を作業車
上に積載したドラム支持体1内へ装着した状態で作業現
場へ搬入することが出来、実用上極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る連続引出し器の平面図であり、第
2図はその断面図である。 第3図は可熱形の1次巻き癖矯正器の平面図であり、第
4図はその断面図である。 第5図はローラ形の2次巻き癖矯正器の断面図であり、
第6図はダイス形の3次巻き癖矯正器の断面図である。 第7図は、配管用作業車の荷台に積載した連続引出し器
の概要図である。 A……可撓管の連続引出し器 B……作業車 1……ドラム支持体 2……巻取りドラム 3……巻き癖矯正器 4……加熱形一次矯正器 5……ローラ形二次矯正器 6……ダイス形三次矯正器 7……測長器 8……可撓管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−138856(JP,U) 特公 昭53−1376(JP,B2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業車の荷台上に車外へ引出し自在に積載
    したドラム支持体(1)と,ドラム支持体(1)へ回転
    並びに着脱自在に装着され、適宜の長さの可撓管(8)
    を巻回した巻取りドラム(2)と,巻取りドラム(2)
    から引出した可撓管(8)の巻き癖を取り除くための加
    熱形の1次矯正器(4)とローラ形の2次矯正器(5)
    とダイス形の3次矯正器(6)の何れか一つ以上から形
    成した巻き癖矯正器(3)と,巻取りドラム(2)から
    の可撓管(8)の引出し長さを測定する測長器(7)と
    より構成した可撓管の連続引出し器。
  2. 【請求項2】測長器(7)を、ドラム支持体(1)の側
    壁に設けた測長用目盛とした請求項(1)に記載の可撓
    管の連続引出し器。
JP1988146284U 1988-11-09 1988-11-09 可撓管の連続引出し器 Expired - Lifetime JPH075093Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988146284U JPH075093Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 可撓管の連続引出し器

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JP1988146284U JPH075093Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 可撓管の連続引出し器

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Publication Number Publication Date
JPH0266566U JPH0266566U (ja) 1990-05-18
JPH075093Y2 true JPH075093Y2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=31415629

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JP1988146284U Expired - Lifetime JPH075093Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 可撓管の連続引出し器

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS531376A (en) * 1976-06-28 1978-01-09 Komatsu Ltd Device for detachably attaching tool to working machine
JPS644764Y2 (ja) * 1981-02-23 1989-02-07

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JPH0266566U (ja) 1990-05-18

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