JPH07508809A - 組立式ドア用の，コンパクトな均衡化システム - Google Patents

Abstract

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般的に組立式ドア用の均衡化システムに関する。特に本発明は垂直な 開口に対して開閉移動する組立式ドア用の均衡化システムに関する。さらに、本 発明は、ドアフレームの近くで水平位置から垂直位置に移動可能な多数物品ドア に関連して、特にドアが収納位置にある領域で、ドアフレームとオーバーヘッド または宙づりの要素との間に最小のクリアランスがある状況で使用する、コンパ クトな均衡化システムに関する。

背景技術 組立式ドア用の均衡化システムは多年にわたって開発されてきた。このような組 立式ドアの一般的な例は家庭用、商業的かつ多目的ビルディング用、これに似た 例のガレージのドアとして展開されてきたタイプのものでる。均衡化システムが 、商業用の設備のため非常に大きなドアおよび居住用のより小さなガレージのド ア（これらは通常重く、比較的厚い木製または金属製要素から構成されている） という場合に機械的な補助を与える必要性をまず解決した。さらに、近年、均衡 化システムが、−人で開閉を可能にし、このようなドアの開閉のためのパワーを 与える、好ましくは限定した大きさの電気モータの使用を促進するために、顕著 に使用されてきた。

多くのこのような均衡化システムがガレージのドアに取り付けられるケーブルを 支承するドアラムを利用する。

多くのこのような均衡化システムはガレージドアに取り付けられたケーブルを支 承するドラムを利用する。通常、ドラムはドアの開口を画成するフレームの上方 で、ケーブルがガレージドアの下方横のコーナーの近くに便宜連結できるように 、ドアの各端に取り付けられる。基本的に、ドアは閉位置へと移動し、ドアに作 用する重力によシへ　ドアがドアフレームの上でかつ内側の、実質的に水平な開 位置から閉位置へと移動し、ドア開口を閉じる。ドアが開閉するときの経路は一 般的に、ドアのいろいろな部分に取り付けられるローラと相互作用するトラック の形状により画成される。ドラムは典型的には種々の方法でスプリングに相互連 結され、これによりドラムは不用意にドアが下がること防止するために、下降し たとき累積的に負荷が与えられ、続く解放動作の間ドアの上昇を補助するために 蓄積されたエネルギーを利用する。

通常７フイートの高さのドアのある家庭用のガレージドアのための、広く利用さ れているタイプの均衡化システムは、ドラムと同軸でかつその取り付けるシャフ トに設けられるトーションスプリングを利用する。このようなシステムにおいて 、約３と１／２インチから４インチの直径をもつケーブルドラムを利用する。シ ャフトの外側に取り付けられる、一つまたはそれ以上のトーションスプリングの 直径は、適切なスプリング係数を雑持するために通常１と１／２インチを越える 。ドラムおよびスプリングは通常約１インチの直径をもつ管状シャフトに取り付 けられ、そのシャフトはスプリングを保持し、シャフトに取り付けられたドラム にスプリングからトルクを伝える。

これら在来のトーション均衡化システムは、ドラムを取り付ける管が、背の高い 車両を収納するためにできる・　たけドアをドア開口の高いところに持ち上げる ことができるようにするか、さもなければドア開口を最大に利用するために、ド アの水平なトラックの上方に配置されることを要求する。在来の３と１／２から ４インチのケーブルドラムを使用し、配置する均衡化システムでは、これら均衡 化システムの取り付けを可能にするためのオーバーヘッドクリアランスとして、 ドア開口の上方に１３から１４インチの最小の間隔をあけることを必要とする。

しかし、これら在来のシステムの欠点はより少ないオーバーヘッドクリアランス を有する構造物に取り付けることのできる均衡化システムに対して更なる条件が ある。しばしば、構成パラメータが、ガレージ内の低い天特表千７−５０８８０ ９　（４） 井、またはビーム、支持体、あるいはこれら在来の均衡化システムの利用に要求 される１３から１４インチの、必要なヘッドルームクリアランスを与えない他の 対象物を決める。

減少したオーバーヘッドクリアランスに対する条件を調節する試みとして、これ ら在来の均衡化システムの修正が行われた。ドアラムおよび管が取り付けられた スプリングが単に下方に移動するときは、これら要素の一つまたはそれ以上が開 閉動作の間にドアと相互作用する。

減少したヘッドルームの条件を解くために利用された代わるべきことは、ドラム を外へ移動し、またはトラックの横でかつスプリングおよび通常実質的に中央で 支持するセンターブラケットがドアクリアランスをまさに確保できるところまで 下げることである。この形状はしかし、ケーブルが動作中に作用する外向き力の ためにドアを拘束し、これによりヘッドルームクリアランスが最小限の１２イン チのオーダーの距離に減するという重大な問題をもつ。

さらなるヘッドルームを得るより思い切った代わるべきものは、均衡化システム 全体を水平なトラックの背後、すなわちガレージの内側で、ドアが開位置にある ときにドアの頂部が位置する、水平なトラックの先端に近い位置に移動すること である。このようなシステムにおいて、プーリーによりケーブルを均衡化システ ムからドアフレームに、次にドアへと渡す必要がある。このタイプのシステムは 効果においてもコストにおいても十分ではないだけでなく、ガレージの中央に比 較的大きく、見栄えのよくない機構を必要とする。

前述した在来のトーションスプリングの均衡化システムはまた、スプリング部材 の重量のため、通常ドラムの間で管状シャフトを実質的に中央で吊るす支持ブラ ケットの使用が必要となるという欠点がある。固定支持ブラケットはまた、一般 的にトーションスプリングのための固定アンカーとして使用される。支持ブラケ ットは、ドアヘッダーに、またはより一般的には上方のガレージ壁土に位置する 特別なスプリングパッドに取り付けられている。支持ブラケットと関連した固定 アンカーがドアの重量に等しい負荷を受けるので、据え付けおよび維持人員が操 作上の失敗をし、または損傷を与え、さらに傷を受けることが潜在する。ねじれ 力はまた、支持ブラケットの緩み、固定スプリングアンカーの緩み、トーション スプリングの急速で激しい弛緩を生じさせ、ドア開口ヘッダーまたはスプリング パッドの故障を生じさ、これによりそばにある対象物に損傷を与えまたは傷つけ る可能性がある。

このような従前のトーションスプリングの均衡化システムの他の欠点は、ドアの バランスにおける変化に影響をうけることである。直径約４インチのドラムに関 し、ドラムは高さ７フイートのドアの一回の開放サイクル間に約７回回転する。

スプリングのテンションが老化または過度の使用により失われるとき、ドアのバ ランスに非常に顕著な変化が、より小さい直径のドラムをもち、したがってドア への負荷効果がスプリングのテンションにおける変化に対して少なくなるように 開閉中に何度も回転するシステムと比較して、生じる。同じ考察では在来の４イ ンチのドラムのシステムを調節することは難しい。なぜならば、スプリングのテ ンションの僅かな調節がドアに実質的な効果を与えるからである。

発明の開示 したがって、本発明の目的は、非常にコンパクトで、ドア開口のためのフレーム を最小な空間が取り囲む比較的限定された場所に据え付けることのできる組立式 ドア用の均衡化システムを提供することである。本発明の他の目的は、ガレージ 内でドア開口の上のオーバーヘッドクリアランスを限定するいろいろな在来の組 立式ガレージドアと一緒に使用できる均衡化システムを提供することである。本 発明の目的は、はとんどの構成要素が、ケーブルドラムのような要素が通常工場 でのかなりの大きさのドアに使用される在来のドラムの直径の約半分となるよう に実質的に縮小される均衡化システムを提供することである。

本発明の他の目的は、スプリングが周囲環境に晒されることなく管状シャフトの 内側に取り付けられる、スプリングの破損に際して容易かつ迅速に交換できる組 立式ドア用の均衡化システムを提供することである。本発明の他の目的は、スプ リングのトルクが安全と利便のためにトラックおよびドアの外側で抱き構造物に 伝えられるように、使用される一対のスプリングのそれぞれの一端がドアの両側 でブラケットにより支持されるギアシャフトに取り付けられる均衡化システムを 提供することである。さらに、本発明の他の目的は、センターブラケット（これ はドア抱きの頂部、またはガレージの壁土に位置する比較的傷つきやすいスプリ ングパッドに取り付けることができる）が、駆動管スプリングおよび関連要素の 重量を単に支持し、トルク負荷を受けない均衡化システムを提供することである 。

本発明の他の目的は、一対のスプリングが使用され、それぞれの一端がスプリン グ管内で自由に軸線方向に移動でき、したがって調節可能に浮遊できるスプリン グ取り付は片に取り付けられる均衡化システムを提供することである。本発明の 他の目的は、スプリングのコイルにテンションがかがっている間、スプリングの 伸長を収容できる一方で、最小の摩擦抵抗のみを誘導する空間を形成できる、均 衡化システムを提供することである。さらに、本発明の他の目的は、スプリング とこれに直接または間接に取り付けられる他の要素との間に回転力を伝えるため のセットのネジまたは駆動ピン（これらは動作中に緩んだり脱落し得るものであ る）を必要としない均衡化システムを提供することである。さらに、本発明は、 ケーブルドラムの間に駆動管が取り付けられ、駆動管が生じるであろう摩擦力を 少なくするために浮遊するように、十分なりリアランスが与えられる、均衡化シ ステムを提供することである。

本発明の他の目的は、駆動管が出荷および取り扱いを容易にするためにドアパネ ルを同じ容器内に詰め込みできるように、吊るされるドアの幅に等しいかまたは それよりも狭い、組立式ドア用の均衡化システムを提供することである。本発明 の目的は、スプリングおよびウオームギアが製造時に組み立てることができ、駆 動管内に挿入することができ、組立体として出荷することができるように、スプ リングおよびウオームギアの大きさ、形状が決定される、均衡化システムを提供 することである。

さらに、本発明の他の目的は、その減少した大きさに加え、要素の大きさが減少 し、要素の数が減少して重量が減少し、コストが減少する均衡化システムを提供 することである。本発明の他の目的は、特別な道具を必要としないで安全かつ容 易に据え付けでき、ドアのスプリングにテンションがかかる動作の際に正確な調 節をもたらす調節を行え、容易な組立、操作、および修理という利点がある均衡 化システムを含む。

一般的に、本発明は、ドアフレームの近くの閉位置とそこからずれた開位置との 間で可動なドア、ドアに取り付けられた、ケーブルが巻き取られる一対のドラム 、ドラムを回転自在に取り付ける一対のシャフト、ドアフレームに間隔を置いて 取り付けられる一対のブラケットであって、その一方のブラケットが一対のシャ フトのそれぞれを支持するところのブラケットと、一対のドラムの間で伸長し、 そこに回転不能に取り付けられる駆動管、駆動管内に配置され、一端が駆動管に 回転不能に取り付けられ、他端がシャフトの一方に回転不能に取り付けられるコ イルスプリング、ならびにコイルスプリングのねじれ力を選択的に調節するため に、通常はシャフトを抑制し、シャフトの回転を行わしめるテンション調節機構 からなる均衡化機構に関する。

図面の簡単な説明 図１は、組立式ドア用のフレームを描き、ドアと動作関係をもって取り付けられ た、本発明の思想を実施する均衡化システムを示す、部分斜視図である。

図２は、組立式ドアの内側からみた図１の均衡化システムの左側部分の部分拡大 図である。

図３は、図２の線３−３のそってた側面拡大図であって、取り付はブラケットお よび組立式ドアフレームとの関係、ならびにテンション組立体を調節するための ウオーム駆動組立体を示す。

図４は、図３の線４−４に沿った断面図であって、スプリング、駆動管、ウオー ムギアシャフト、およびスプリング取り付は片の詳細を示す。

図５は、図４の線５−５にそった断面図であって、駆動管とケーブルドラム組立 体との間の関係を示す。

図６はウオームギアシャフト、スプリング、スプリング取り付は片、駆動管、お よびそれらの間の相互関係の詳細を示す拡大斜視図である。

発明を実施するための最良の形態 本発明の思想を実施した均衡化システムが図において符号１０により一般的に示 されている。均衡化システム１０の取り付けが家庭用のガレージに一般的に採用 されているタイプの在来の組立式ドアＤと関連して示されている。ドアが開閉移 動するように配置される開口は符号１２で一般的に示されたフレームにより取り 囲まれ、このフレームは図１に示されているように、地面（図示せず）から平行 でかつ上方に垂直に伸長する、一対の間隔が開けられた抱き部材１３および１４ から成る。抱き１３および１４は間隔があけられ、ヘッダー１５により垂直な上 方端で連結され、ドアＤの開口のまわりをほぼＵ字形のフレーム１２を形成する 。フレーム１２は通常、産業者には周知であるが、補強の目的で、均衡化システ ム１０を含む、ドアＤを支持および制御する要素の取り付けを容易にするために 、用材により構成される。

ドアＤの両側のヘッダー１５の近傍の抱き１３．１４に、符号２０が一般的に示 されているフラグアングルが取り付けられている。フラグアングル２０　（異な る形状をもってもよい）は基本的に抱き１３．１４に取り付けられた脚２２、お よび好適に脚２２に実質的に垂直かつ抱き１３．１４に垂直に配置された突出脚 ２３を有する１字形の垂直部材２１がら成る。

フラグアングル２０はまた、垂直脚２６（これはボルト２７により垂直部材２１ の突出脚２３に取り付けることができる）を有するアングル鉄２５を含む。アン グル鉄２５は強化脚２８を有する。アングル鉄２５はドアＤの両側に配置された トラックＴを支持するように配置されている。トラックＴ、Ｔは農業者には周知 である、ドアＤの側方に取り付けられるローラのための案内システムとなる。ア ングル鉄２５は好適に抱き１３．１４に実質的に垂直に伸長し、トラックＴ、Ｔ の垂直部分と水平部分との間の移行部分、またはトラックＴ、Ｔの水平部分に取 り付けることができる。したがって、トラックＴは周知のようにドアの開位置が ら閉位置への移動経路を画成し、ドアＤの重量の一部を垂直および移行部分で、 そしてドアの全重量を水平部分で支持している。

特表千７−５０８８０９　（６） 均衡化システム１０はヘッダー１５にまたはその上方に配置されている。均衡化 システム１０はテンション組立体３１とテンション組立体３１　（これらはフラ グアングル２０の右側およびフラグアングル２０の左側のそれぞれの近傍に配置 されている）との間に伸長する（符号３０で一般的に示されている）伸長した駆 動管を含む。

駆動管３０は図１および図５に最適に示されているように、断面が円形でない中 空の管状部材である。好適な形として、管状部材３５は管状部材３５の周囲の実 質的部分を構成する円形部分３６を有する。管状部分３５の残部は、好適に管状 部分３５の全長の軸線方向にわたる、放射方向に突出したカムローブ３７から成 る。管状部材３５の中心からカムローブ３７の放射方向に最も離れた点までの放 射方向の距離が、管状部分３５の円形部分３６の大きさの円のまわりを取り囲む 八つまたはそれ以上の側面をもつ多角形の二つの側面の交点への距離と等しいか またはそれ以上となるように、カムローブ３７が形状付けられる。これに代わっ て、管状部材３５は七つの側面以下の多角形であってもよい。これら例の形状は 非円形の管状部材３５の例で、以下で説明するが均衡化システム１０の使用の操 作条件の下で、内部的または外部的に組み合う部材は管状部材３５に対して回転 できない。

ドアＤの幅に依存して、駆動管３０は第１、図２および図４に示されているよう に、符号４０により一般的に示されている、センターブラケットにより、その長 さの実質的に中央で都合よく支持されている。センターブラケット４０は、その センターブラケット４０をヘッダー１５に固定するためのネジ４３を収納するス ロット４２もしくは穴、または取り付けに依存してヘッダー１５の上のガレージ 壁に固定される取り付はパッドを備る。

センターブラケット４０は、好適に環状ジャーナルボックス４５（図１）の実質 的に放射方向に向いた複数のストラット４６．４７および４８により取り付はプ レート４１がら離れて、かつそれに支持される環状ジャーナルボックス４５を有 する。環状ジャーナルボックス４５は、好適にその軸線方向で実質的に中央に配 置された放射方向の凹所４９を有する。凹所４９に、駆動管３０（図４）の環状 部材３５に取り付けられたブッシング５０が位置する。ブッシング５０の内側は ローブ３７を含む管状部材３５の形状となるように形状付けられ、その外側は管 状ジャーナルボックス４５の凹所４９内で回転自在となるように形状付けられて いる。

駆動管３０は、センターブラケット４０がら離れた端部で、テンション組立体３ １および３２と連結されている。テンショ〉組立体３１および３２は、はとんど の構成要素が対称的となっていることを除き、基本的に同じであり、それらが同 じ機能をもつから、テンション組立体３２を図２−６をもって説明する。

組立体３２は、符号６０により一般的に示された端部ブラケットを有し、その端 部ブラケットは、端部ブラケット６０　（図３）の背後プレート６２を貫通する ボルト６１により、フラグアングル２０および／または抱き１４に取り付けられ る。端部ブラケット６０は管状ベアリングボックス６３、ギアハウジング６４、 およびウオーム覆い６５を含む。図１および図３に最適に示されているように、 ウオーム覆い６５は、後述する目的のために、間隔が開けられた脚６５′および ６５”（図３）を有する、はぼＵ字形の包囲部材であってもよい。

管状ベアリングボックス６３、ギアハウジング６４、およびウオーム覆い６５は 複数の締め金６６（図３）によりプレート６２がら距離をおいて支持されている 。端部ブラケット６０はフラグアングル２０の突出脚２３を収納するスロット６ ７を便宜備えてもよい。これにより、組み立てられた均衡化システムが整合され 、支持され、ボルト６１が固定的な配置のために据え付けられる。

テンション組立体３２は、符号７０により一般的に示され、端部ブラケット６０ と内部適合するギアシャフトを含む。ギアシャフト７０は、端部ブラケット６０ 　（図３および図４）のギアハウジ〉グ６４内に位置し、その中に形成されたウ オームギア７１を有する。中空スリーブ７２　（これは端部ブラケット６０の管 状ベアリングボックス６３内に支持されている）が、ウオームギア７１から軸線 にそって一方向に伸長している。スリーブ７２は一つまたはそれ以上のスナップ ロック７３に至ってもよく、そのスナップロックは軸線方向外側に伸長し、端部 ブラケット６０の管状ベアリングボックス６３の軸線方向外側面の一部のところ に位置する放射方向に突出したリップ７４を有する。したがって、端部ブラケッ ト６０が均衡化システム１０の据えつけの間、特に端部ブラケット６０の抱き１ ４への配置、取り付けの間に、ギアシャフト７０に容易に取り付けられることが 分かるであろう。

ギアシャフト７０は、ウオームギア７１の放射方向内側で。中空スリーブ７２を 通して接近可能な穴７５を有してもよく、その穴７５は、後述するように、均衡 化システム１０の組立および分解を可能にすべく、ギアシャフト７０の把持を容 易にするように形状付けられた道具を受け入れるため六角形の形状となってもよ い。ギアシャフト７０は、ウオームギア７１から軸線方向でスリーブ７２とは反 対の方向に離れたところに、放射方向に突き出たベアリング表面７６を有する。

ベアリング表面７６は後述する目的を達成する。

ギアシャフト７０の、スリーブ７２とは反対の側の端部はスプリングレシーバ一 部分７７に至っている。スプリングレシーバ一部分７７は、符号８０により一般 的に特表千７−５０８８０９　（７） 示された、実質的に、その上に位置するコイルスプリングと同じピッチ角および 直径を形成し得る、複数の螺旋状溝７８から成る。必要ならば、複数の螺旋状溝 ７９は、その上でスプリング８０のテンションの作用をさらに容易にするために 、ギアシャフト７０の端部から離れた領域で僅かに大きい直径となってもよい。

コイルスプリング８０は端部から端部まで一様な形状となってもよく、後述する ようにねじれ負荷を受けるとき、スプリング８０の作動領域に存在する、スプリ ング８０の付加的なコイルを収納する目的のために、コイルの間に数百分の１イ ンチの間隔を有する。スプリング８０はスプリング端８１を有し、スプリング端 ８１はギアシャフト７０のスプリングレシーバ一部分７７の溝７８．７９内に取 り付けられている。スプリング端８１は、組立および分解の操作の間に、ギアシ ャフト７０が回転することを妨げるために、穴７５内に挿入される通出な道具で レシーバ−７７上にねじ込むことができる。

スプリングライナー８２が、図４で示されているように、スプリング８０の作動 領域でスプリング８０の放射方向外側のところに設けられている。スプリングラ イナー８２は駆動管３０の管状部材３５の内面上に便宜配置でき、その内側形状 にそうように形状付けできる。スプリングライナー８２は、スプリング８０の急 激なねじれ負荷まはは負荷なしの間に、発生するスプリングのガタガタ音を押さ える目的で、耐衝撃性プラスチック材により作ることができる。

スプリング８０は、符号９０により一般的に示された、スプリング取り付は片と 係合する、スプリング端８１とは反対の軸線方向端部にスプリング端８３を有す る。スプリング取り付は片９０は、図４および図６に示されているように、管状 部材３５の内面と適合するように、外形が形状付けられたボディ一部分９１を有 する。

スプリング取り付は片９０はボディー９１から軸線方向に伸長するスプリングレ シーバ一部分９２を有する。スプリングレシーバ−９２は、スプリングレシーバ −７７に匹敵するように形成でき、複数の螺旋溝９３および複数の螺旋溝９４を 有し、溝９４は、図４に描かれているように、上に配置されたときにスプリング 端８３の保持を容易にするために溝９３よりも僅かに大きな直径をもつ。スプリ ング取り付は片９０は、スプリング端８３の、その上の組立および分解の間に、 スプリング取り付は片９０の非回転の保持を容易にする目的で、ギアシャフト７ ０の穴７５と類似した断面が六角形の穴９５を有しても良い。

したがって、スプリング取り付は片９０がボディー９１の形状のために、駆動管 ３０に対して、その中に回転不能に配置されるが、スプリング８０がねじれ負荷 を受けないときに、駆動管３０内で軸線方向に浮遊し、移動できることは分かる であろう。このことにより、スプリング取り付は片９０はコイルズブリング８０ の正確な長さを収納するために、駆動管３０に対して軸線方向に自己調節できる 。

駆動管３０は、端部ブラケット６０の近くで、符号１００により一般的に示され たケーブルドラム機構を支承し、その一部はウオームシャフト７０により支持さ れている。図２、図４および図５に示されているように、ケーブルドラム機構１ ００Ｇ！連続した螺旋溝１０１から成るその全長の実質的な部分にわたる外表面 を有する。

螺旋溝は懸架ケーブルＣをそこに巻き取るものである。

ケーブルＣの一端は、ドアＤが閉位置にあるときに、下端のパネルの底となるド アの一点に取り付けられる。

ケーブルＣの他端Ｃ′はケーブルＣが取り付けまたは取り外されたとき、選択的 に脱着するためにケーブルドラムに取り付けられる。これに関連して角度と付け た穴が、螺旋溝１０１の一端近くで好適にドラム１００内に伸び、その大きさは ケーブルＣを受け入れる程度のものとなっている。六角ネジ１０３が穴１０２と 相互作用する、テーパーが付けられて放射方向の穴（図示せず）内に配置されて いる。したがって、六角ネジ１０３は、締め付けるとケーブルＣの端部Ｃ′　と 係合して締め付け、六角ネジ１０３が緩められると、保持が解かれ、ケーブルＣ の端部Ｃ′が穴１０２から移動する。ケーブルドラム１００の、六角ネジ１０３ とは反対の端部は、周囲に間隔をおいた複数の補強リブ１０５を備えてもよい突 出スリーブ１０４を有する。

ケーブルドラム１００はスリーブ１０４を貫通し、ドラム１００内に実質的な距 離をもつ中央穴１０６を有し、その穴は駆動管３０の管状部材３５の外側面と適 合するように形状付けられている。ケーブルドラム１００が駆動管３０に回転不 能に取り付けられ、したがっていつでも駆動管と一緒に回転する。ケーブルドラ ム１００の、穴１０６とは反対の軸線方向の端部は、ギアシャフト７０の突出し たベアリング表面７６上に乗り、かつ適合するように、僅かに小さい直径の穴１ ０７を有する。

穴１０６と１０７との接合部に形成される肩１０８と、駆動管３０の先端との間 にある程度のクリアランスが形成されてもよく、これにより、駆動管３０は起こ るかも知れない曲げ、または摩擦干渉を避けるために（図４）、軸線方向にある 程度移動可能である。

ケーブルドラム１００の穴１０７は周囲にそって間隔があけられた放射方向内側 に突き出た歯１０９を備えている。歯１０９は、組立、据えつけの間にケーブル ドラム１００をギアシャフト７０の軸線方向に配置する目的のために、ギアシャ フト７０のベアリング表面７６の内側に伸長する。図１、図２および図４に描か れた均衡化システム１０が実質的に閉位置にあるドアとともに示さ特表平７−５ ０８８０９　（ｆ３） れ、スプリング８０がドアＤに均衡力を作用するために完全なテンションを受け ていることは、当業者には明らかであろう。ドアＤが手動で、または駆動操作器 （図示せず）により持ち上げられると、ギアシャフト７０により固定される一端 を有するスプリング８０はスプリング取り付は片８０、したがって、ケーブルＣ を溝１０１に巻き付けるために、ケーブルドラム機構１００を回転する駆動管を 回転する。スプリング８０はしたがって、ドアＤが開位置へと上向に移動すると き、徐々にテンションが解ける。続くドアＤの下降は逆の操作となり、ドアＤの 下降ととともにスプリング８０に徐々に負荷がかかり、均衡化システム１０は図 １、図２および図４に描かれている形状に達する。

スプリング８０は、回転不能に制限され、図３および４において、符号１１０に より一般的に示された、テンション調節機構により予めテンションを受ける。テ ンション調節機構１１０は埃または他の対象物からの保護、安全、および外観の 目的のために、端部ブラケット６０のウオーム覆い６５内に包含されている。テ ンション調節機構１１０はギアシャフト７０のウオームギア７１と係合する、軸 線方向に相対的に短いウオーム１１１を有する。ウオーム１１１は、そのウオー ム１１１をウオームギア７１に対して動作する関係で配置するために、端部ブラ ケット６０のウオーム覆い６５の間隔をおいた脚６５’　、６５”を貫通するウ オームシャフト１１２上に取り付けられている。

テンション調節機構１１０およびウオームギア７１は、ウオーム機構がウオーム １１１を回転する非円形ウオームシャフト１１２のヘッド１１３の起動によって のみ、作動するように設計され、形状付けられている。

ウオーム１１１およびウオームギア７１は、ウオームギア７１が均衡化システム １０の動作範囲で、ウオーム１１１を回転できないように設計されている。この ことは、摩擦角を増加させ、動作効率を減少させるためにウオーム１１１および ウオーム７１の進み角を一部採用することで行われる。約１１から１４度の進み 角は、ここで考えている大きさの範囲のドアに関するシステムのこれら動作パラ メータを満たすのに十分であることが分かった。特別な据え付けが望ましいとき は、摩擦を付加し、反逆転摩擦を増加して、ウオームギア７１が動作環境の下で ウオーム１１１を確実に駆動しないように、ファイバーワッシャー１１４がウオ ーム１１１に近傍に配置されてもよい。ギアシャフト７０の回転位置が、ウオー ムシャフト１１２のヘッド１１３が回転するときを除いて、均衡化システム１０ の動作中に、いつでも固定されていることは分かるであろう。テンション調節が 、スプリング８０に選択して予めテンションをかけるべく、所望の方向にヘッド １１３を回転するために在来の六角形のソケットおよびドリルを使用することに より容易に行えることは分かるであろう。

したがって、ここで開示した組立式ドアＤの均衡化システムが前記した本発明の いろいろな目的を達成され、従来技術に寄与する利点をもつことは明らかである 。当業者であれば明らかなように、本発明の思想から逸脱することなく、ここで 開示した好適実施例に変形を加えることができる。たとえば、テンション組立体 ３１．３２の一方のみが採用され、端部ブラケット６０、ギアシャフト７０、お よびケーブルドラム１００のみが一端に設けられ、均衡化システム１０に対して 、ねじれ力の全てを供給することである。ここで開示した本発明の範囲は添付の 請求の範囲のみにより限定される。

特表千７−５０８８０９　（１Ｑ）

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．ドアフレームの近傍の閉位置と、そこから離れた開位置との間で可動なドア 用の均衡化機構であって、ドアに取リ付けられたケーブルを巻き付ける一対のド ラム手段と、 該ドラム手段をその上に回転自在に取り付ける一対のシャフト手段、 ドアフレームに対して離れて取り付けられる一対のブラケットであって、一方が 前記対のシャフト手段のそれぞれを支持するところのブラケット、前記対のドラ ム手段の間に伸長し、そこに回転不能に取り付けられる駆動管、 該駆動管内に配置されるコイルスプリング手段であって、前記駆動管に回転不能 に取り付けられる一端、および前記シャフト手段に回転不能に取り付けられる他 端を有するコイルスプリング手段、および前記コイルスプリング手段のねじれ力 を選択的に調節するために、前記シャフト手段を通常制止し、前記シャフト手段 を回転させる手段、 から成る均衡化機構。
2. ２．請求項１に記載の均衡化機構であって、前記駆動管手段が非円形の断面をも ち、前記対のドラム手段が非円形の断面と適合する開口を有する、ところの均衡 化機構。
3. ３．請求項２に記載の均衡化機構であって、前記駆動管手段の前記非円形断面に 適合する非円形断面の周囲形状を有する前記コイルスプリングを回転不能に支持 する手段を含む、ところの均衡化機構。
4. ４．請求項１に記載の均衡化機構であって、前記駆動管手段が、断面が放射方向 外向きに伸長するカムローブを有する、ところの均衡化機構。
5. ５．請求項４に記載の均衡化機構であって、前記駆動管手段の前記駆動管の中心 から、前記カムローブの放射方向で最も遠い点までの距離が、前記駆動管手段の 円形部分の大きさの円に外接する八面またはそれ以上の側面をもつ多角形の二つ の側面の交点までの距離と等しいか、または大きい、ところの均衡化機構。
6. ６．請求項４に記載の均衡化機構であって、前記カムローブが前記駆動管手段の 軸線方向全長に実質的にわたる、ところの均衡化機構。
7. ７．ドアフレームの近傍の閉位置と、そこから離れた開位置との間で可動なドア 用の均衡化機構であって、ドアに取り付けられたケーブルを巻き取る一対のドラ ム手段と、 該ドラム手段をその上に回転自在に取り付ける一対のシャフト手段、 ドアフレームに対して離れて取り付けられる一対のブラケットであって、一方が 前記一対のシャフト手段のそれぞれを支持するところのブラケット、前記一対の ドラム手段の間に伸長し、そこに回転不能に取り付けられる駆動管、 該駆動管内に配置される一対のコイルスプリング手段であって、それぞれが前記 駆動管に回転不能に取り付けられる一端、および前記対のシャフト手段の一方に 回転不能に取り付けられる他端を有するところのコイルスプリング手段、および 前記対のコイルスプリング手段のそれぞれのねじれ力を選択的に調節するために 、前記対のシャフト手段のそれぞれを通常制止し、前記対のシャフト手段のそれ ぞれの独立した回転を可能にする手段、から成る均衡化機構。
8. ８．請求項７に記載の均衡化機構であって、前記駆動管手段が非円形の断面をも つ、ところの均衡化機構。
9. ９．請求項７に記載の均衡化機構であって、前記駆動管手段が、断面が放射方向 外向きに伸長するカムローブを有し、前記コイルスプリング手段の前記一端を取 り付ける取り付け片手段が、相対回転を防止するために前記カムローブと係合す る適合形状を有する、ところの均衡化機構。
10. １０．請求項７に記載の均衡化機構であって、前記対のシャフト手段のそれぞれ を通常制止する前記手段が、前記対のシャフト手段のそれぞれの上にあるウォー ムギア手段、および前記対のシャフトのそれぞれを選択的に回転するために、前 記ウォームギア手段のそれぞれに対し動作関係にあるウォーム手段を含む、とこ ろの均衡化機構。
11. １１．請求項１０に記載の均衡化機構であって、前記ウォーム手段と摩擦係合す る手段を含む、ところの均衡化手段。
12. １２．請求項１０に記載の均衡化機構であって、前記ウォームギア手段および前 記ウォーム手段の進み角が、前記ウォームギア手段が前記ウォームピニオン手段 を駆動することを防止する、ところの均衡化機構。
13. １３．請求項１１に均衡化機構であって、前記ウォームギア手段および前記ピニ オン手段の前記進み角が約１１から１４度である、ところの均衡化機構。
14. １４．請求項７の記載の均衡化機構であって、前記シャフト手段が前記スプリン グ手段を回転不能に設置するレシーバー手段、および前記ドラム手段を支持する ベアリング表面手段を有する、ところの均衡化機構。
15. １５．請求項１４に記載の均衡化機構であって、前記ドラム手段が、前記シャフ ト手段上に前記ドラム手段を配置するために、前記ベアリング表面手段の放射方 向内側に伸長し、周囲にそって間隔があけられた歯を有する、ところの均衡化機 構。
16. １６．請求項７に記載の均衡化機構であって、前記コイルスプリングのそれぞれ が有する各コイルは、前記コイル手段にテンシヨンがかからないときに、隣接す るコイルから距離があけられている、ところの均衡化機構。
17. １７．請求項７に記載の均衡化機構であって、センターブラケットが前記駆動管 を実質的にその中央で支持する、ところの均衡化機構。
18. １８．請求項１７に記載の均衡化機構であって、前記センターブラケット手段は 、前記駆動管手段を取リ巻くブッシング手段を収納するためのジャーナルボック スを含む、ところの均衡化機構。
19. １９．請求項１８に記載の均衡化機構であって、前記ブッシング手段が、円形の 外側形状、および前記駆動管手段の外側形状と適合する内側形状を有する、とこ ろの均衡化機構。
20. ２０．請求項７に記載の均衡化機構であって、前記ブラケット手段がドアフレー ム上に配置され、前記対のシャフト手段の一つを回転可能に支持する、ところの 均衡化機構。