JP2911865B2 - 垂直開きドアの釣合せ機構 - Google Patents

垂直開きドアの釣合せ機構

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JP2911865B2
JP2911865B2 JP10026662A JP2666298A JP2911865B2 JP 2911865 B2 JP2911865 B2 JP 2911865B2 JP 10026662 A JP10026662 A JP 10026662A JP 2666298 A JP2666298 A JP 2666298A JP 2911865 B2 JP2911865 B2 JP 2911865B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、捩りバネ式釣合せ
機構及びギヤ駆動調節装置を有する垂直開き釣合せドア
又は扉に関する。
【0002】
【従来の技術】大型の垂直開きドア、例えば、商業用及
び住宅用の組立ガレージドアでは、ドアを労力を最小限
に抑えると共に開放位置から閉鎖位置へのドアの運動を
制御するためにドアの重量と釣合いをとる機構が必要に
なるのが通例である。商業用途及び住宅用途の大型組立
ガレージドアは、手動操作又は動力操作方式である。何
れの場合でも、特に手動操作の場合、ドアの重量と釣合
いをとってその開閉を制御して一人でドアの操作を容易
に行うことができるようにする釣合せ機構が長年にわた
って用いられている。釣合せ機構は、モータの動力に関
する要件を緩和すると共にドア開閉機構の強度を減少さ
せるためには、動力操作式垂直開きドアに用いるのが有
利である。換言すると、釣合せ機構をドアに連結して開
閉動作を助けるようにすれば、軽量の低コストドア制御
機構を用いることができる。さらに、釣合せ機構を設け
ることによって、万一ドアの開閉機構が故障しても、ド
アの迅速で制御されない閉鎖動作の恐れが最小限に抑え
られる。
【0003】普及型の釣合せ機構は一般に、可撓性ケー
ブルに連結された一対の互いに間隔を置いたケーブルド
ラムを有し、ケーブルはドアの互いに反対側の下縁部に
連結されている。ケーブルドラムは通常、開き状態のド
アの上方に支持されていて、一又は二以上の捩りバネに
連結されたシャフトに取り付けられ、これら捩りバネ
は、一端がシャフトに、他端がケーブルドラムにそれぞ
れ固定されていて、従って、ケーブルドラムは、ケーブ
ルをケーブルドラムに巻き付けてケーブルに連結されて
いるドアの重量に対し反対に作用する方向に回転するよ
う付勢されるようになっている。捩りバネは、ドアの重
量と正しくバランスをとるように調節され、手動操作方
式であれ動力操作方式であれ、開閉に要する力が最小限
であるようになっている。
【0004】上述タイプの釣合せ装置に用いられ、ドア
製造業界において広く用いられている従来型低コスト調
節機構は、捩りバネのいわゆる固定端に連結されると共
に上記シャフトに取り付けられていて、捩りバネの撓み
度又は撓み具合を調節して釣合せ力を前もって設定する
ための全体として円筒形のカラーを有することを特徴と
している。上記カラーは通常、バネの撓み度の調節中を
除き、回転を防止するためにカラーをシャフトに係止す
る一本又は二本以上の止めネジを有している。カラーは
又、巻き取りバーを受け入れるソケット又は受け口を有
し、それにより巻き取りバーを用いてカラーを回転さ
せ、次にカラーを止めネジでシャフトに係止させること
によって捩りバネを手動で前もって設定する。この調節
方法は、厄介であり、バネの設定トルクを同一の値に容
易には維持できないので不正確であるという問題をもっ
ている。
【0005】手動調節可能な捩りバネの上記欠点に対す
る取り組みとして、バネ支持シャフトに連結されたウォ
ームギヤ駆動組立体を有するバネ調節機構が設けられ
た。ウォームギヤ駆動組立体のかかる連結方法は、シャ
フトを回転させるようにウォームギヤ駆動組立体を操作
することによりシャフトを回転させ、次に、一方向駆動
特性に起因してウォームギヤ駆動組立体によってシャフ
トを逆回転しないよう係止させるような連結方法であ
る。
【0006】ウォームギヤ駆動組立体を利用する装置
は、手動調節できるドアに設けられた上述のバネ支持カ
ラーを調節することができるアタッチメント又は「付加
的」特徴として開発された。また、互いに反対側に設け
られたシャフト支持ブラケットの間の中間で開きドアの
中心の上でケーブルドラム支持シャフトに連結されるよ
うになったウォームギヤ駆動装置が提供された。上述タ
イプの調節機構を有する従来型ドア釣合せ装置は、特
に、ドアの両側部の間に心出しされている場合には使用
が幾分困難である。というのは、もし乗り物又は他の物
がガレージ内又はどあによって密閉された他の空間内に
配置されている場合には調節機構への接近が制限される
からである。さらに、ウォームギヤ駆動調節機構を備え
た従来型釣合せ装置は、幾分構造が複雑であって製造費
が高くつき、しかも操作及び点検整備が困難であり、そ
して、商業用及び住宅用のビル及びガレージに用いられ
る組立ドアを含む垂直開きドア用のかかる装置及び機構
の一段の改良が望まれるような欠点を有している。本発
明を開発した目的は、これらを解決するためである。
【0007】
【発明の概要】本発明は、例えば商業用及び住宅用ビル
に用いられる組立ガレージドアを含む垂直開きドアの改
良型釣合せ機構を提供する。
【0008】本発明の一特徴によれば、釣合せ機構は、
ドアの閉鎖位置において全体としてドアの上方に支持さ
れたシャフトで支持されている捩りバネを含む釣合せ機
構が提供され、捩りバネは、ドア釣合せケーブルが巻き
付けられた互いに間隔を置いて配置されたケーブルドラ
ムに連結され、釣合せ機構は更に、開きドアの一方の側
部で、シャフトの一端を支持しているブラケットに取り
付けられたギヤ駆動組立体を含む釣合せ力調節機構を有
している。釣合せ力調節機構は、シャフトを回転させて
捩りバネを巻き取って捩りバネにより及ぼされるトルク
及びドアが閉鎖位置にあるときにドアに及ぼされる釣合
せ力を前もって設定することによって、釣合せ力を調節
できるようガレージ開口部の一方の側部から容易に接近
できる。本発明の別の特徴によれば、ギヤ駆動組立体、
特にウォームギヤ駆動組立体が調節機構支持構造体に取
り付けられると共に釣合せバネを調節でき、そして他の
ドア釣合せ機構の調節の際に用いられる支持機構から取
り外すことができる釣合せ力調節機構が提供される。特
に、着脱自在な駆動組立体を利用する本発明の実施形態
は、バネ支持シャフトを調節位置に係止する係止装置を
有する。さらに、釣合せバネ支持シャフトをシャフトの
いずれか一方の端部から調節でき、シャフト支持構造体
は、駆動機構をシャフトのいずれか一方の端部のところ
で支持するようになっている。
【0009】本発明のさらにもう一つの特徴によれば、
バネが、通常は固定されたシャフトに一端が固定された
状態で装着され、シャフトは、互いに協働するバネ支持
部品をシャフトに非回転的に取り付けることができるよ
う非円形横断面の少なくとも一部を有する独特な構成の
捩り釣合せバネが提供される。シャフトに装着された軸
受で支持された互いに反対側に位置したケーブルドラム
が設けられ、ケーブルドラムは、ドアに連結されている
釣合せケーブルをドアの運動に応答して巻き取ったり巻
きだしたりすることができる。
【0010】本発明のさらにもう一つの特徴によれば、
ケーブルドラム支持軸受と関連構造部材から成る改良構
成が達成されると共に捩りバネ支持ハブの改良構成が田
征されているガレージドア等の釣合せ機構が提供され
る。特に、釣合せバネ及びケーブルドラム支持シャフト
と一緒に回転するようになったバネ支持ハブは、改良構
成のものであり、バネの捩り巻取りが調節される際の有
孔バネ長さの変化に対応するようシャフト上を軸方向に
摺動できるようになっている。
【0011】本発明は又、垂直開き組立ドア用の支持及
び案内部材、例えば互いに反対側に位置した組をなす案
内ローラの改良構成を提供し、かかる構成では、案内部
材は、付勢されて関連の案内軌道又はこれと均等な部材
に係合し、ドアが、互いに反対側に位置した組をなす釣
合せバネ及び関連のケーブルの釣合せ力の僅かな差の結
果としてドアの開閉中における不整合に対して反対に作
用する弾性バネによって案内軌道相互間に心出しされ
る。
【0012】本発明の釣合せ機構は、止めネジにより係
止され、巻取りバーによって緒切される調節自在なバネ
カラー又はハブを不要にし、互いに反対側に設けられた
釣合せケーブルドラムの簡単且つ新規な支持構造を提供
し、ドアの一方の側部のところで支持ブラケットに取り
付けられた非可逆式ウォームギヤ駆動組立体から成り、
釣合せ力調節操作のために容易に接近できる構造が簡単
で新規な釣合せバネ調節機構を含む。この機構は、必要
な部品数が最小限に抑えられた複雑ではない構成のもの
であって、従来の製造技術及び工学材料を用いて構成で
きる。当業者であれば、図面と関連して以下の詳細な説
明を読むと本発明の利点及び特徴は理解されよう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下の説明において、明細書及び
図中、同一の部品には同一の参照符号が付けられてい
る。図は、必ずしも縮尺通りにはなっておらず、ある特
徴は、分かりやすいよう幾分一般化又は概略化された形
態で示されている。
【0014】図1を参照すると、全体が符号10で示さ
れていて、ほぼ垂直のビル壁14に設けられた開口部1
2を覆うよう支持された垂直開き組立ドアが示されてい
る。開口部12は、反対側の垂直の側縁12a,12b
及び全体として水平の頂縁12cを示している。開口部
12の底縁は床12dによって定められている。ドア1
0は好ましくは、複数の細長い全体として矩形のパネル
16で構成された関節式又は組立式構造のものであり、
パネルは、間隔を置いて設けられたヒンジ(図示せず)
によって折り畳み自在に互いにヒンジ留めされている。
ドア10は又、パネル16の側縁16b,16cに沿っ
て互いに間隔を置いた状態で適当に支持されていて、互
いに反対側に位置したドア案内及び支持軌道又はトラッ
ク22,24内で運動自在に設けられたローラからなる
互いに反対側に位置した組をなす案内部材(図1には、
一方の側に一組が示されている)を備えている。軌道2
2,24の少なくとも一部は、ブラケット23を含む構
造部品によって従来方法で壁14によって構成されるビ
ル内に支持されている。ドア10は、軌道22,24に
沿って位置する図示の閉鎖位置から水平の走行部22
a,24aに沿って軌道によって支持される実質的に開
放した位置まで移動できる。ドア10はまた、手動で開
閉できるようになっており、或いはドアはまた、開放位
置と閉鎖位置との間で運動できるようドアの動力操作の
ための周知であるが図示していない形式の適当な機構に
連結してもよい。
【0015】例示のドア10は、例えば高さ約7〜8フ
ィート、幅14〜18フィートの公称寸法を有する組立
住宅用ガレージドアとして特徴付けられている。本出願
人によって製造される形式の最新型組立ガレージドアは
比較的軽量であるが、かかる動きが手動動作であれ動力
操作であれいずれにしてもドアの開閉動作を助けるため
の釣合せ又はカウンタバランス機構を有利に利用してい
る。
【0016】この最後に述べた点に関し、ドア10は、
図1に全体を符号30で示す本発明の釣合せ又はカウン
タバランス機構の好ましい一実施形態を備えている。釣
合せ機構30は、細長い通常は固定されたシャフト32
を有し、このシャフト32は、壁取付けフランジ34
a,36aをそれぞれ備えた2つの互いに間隔を置いて
位置した板状ブラケット34,36の間にこれに取付け
られた状態で支持されている。ブラケット34,36は
図2及び図3に示すように、壁14に適当に取り付けら
れており、好ましくは互いに反対側に位置した全体とし
て水平に延びる支柱35,37に連結されている。支柱
35,37はまた、図示のように軌道22,24に連結
されている。互いに反対側に間隔を置いて配置されたケ
ーブルドラム38,40が、シャフト32周りにこれに
装着されており、後述する方法でシャフトに対して回転
自在に支持されている。ケーブルドラム38,40の各
々には、細長い可撓性ケーブル42が巻き付けられてい
る。ケーブル42はそれぞれ、底縁16aに隣接し又は
この近傍で最も下に位置するパネル16に適当に取り付
けられたコネクタ部材44(図1参照)のところでドア
10の下方側縁に連結されている。ケーブルドラム3
8,40は、ドア10の重量と釣合いをとるようケーブ
ル42を巻き取って必要な開閉力が最小になるようにす
ると共にドアが開放位置から閉鎖位置に移動するときに
その自重により制御できない加速作用を受けることのな
いよう付勢される。
【0017】釣合せトルクは、従来構成の互いに反対側
に位置した捩りコイルタイプの釣合せバネ46,46´
によってケーブルドラム38,40に及ぼされる。図2
に示すように、バネ46,46´はそれぞれ、一端が幾
分切頭円錐形のハブ部材48に連結されており、ハブ部
材48には螺旋溝50が形成されており、このハブ部材
48は、バネが非回転状態でハブ48に連結されるよう
な方法でバネ46,46´の1又は2以上のコイル46
aに強制的に係合する形状のものである。ここで図8を
参照すると、シャフト32の横断面形状は、シャフトに
幾分「D」字形の外観、実際には図示のように後向きの
「D」字形になるような態様でこれに形成された平らな
又は平坦な表面33を除き、実質的に円形である。同様
に、ハブ部材48には、これと対応して「D」字形のボ
ア49が形成されている。かくして、ハブ部材48はシ
ャフト32に対して非回転関係になるが、この上で軸方
向に摺動でき、それにより、ハブ部材がシャフト32の
長さ方向中心軸線32aに関して互いに逆方向に捩り撓
みを受けた時にバネ46,46´の軸方向長さの変化に
順応するようになっている。ハブ部材48を、例えば自
己潤滑性高分子材料で作るのがよい。
【0018】バネ46,46´の反対側の端部は、ハブ
部材52,54に同様に固定され(図2及び図4参
照)、ハブ部材はケーブルドラム38,40と一緒に回
転するよう固定されている。ハブ部材52,54のそれ
ぞれの外面には、図2に示すように捩りバネ46,46
´のエンドコイル46bを受け入れてしっかりと係合す
る溝50の形成方法と類似した方法で螺旋溝部分52
a,54aが形成されている。バネ46,46´はそれ
ぞれ、ハブ部材48,52及びハブ部材48,52に固
定されており、エンドコイル46a,46bは、これら
が連結されているハブ部材に対して非回転関係にある。
【0019】次に図4を参照すると、ハブ部材52,5
4は、シャフト32のためのクリアランスが得られるよ
うにし、ハブ部材52,54がケーブルドラム38,4
0とそれぞれ一緒に回転すると共にシャフト32に対し
て回転するようにする適当なボア53,55を備えてい
る。図4に示すように、ハブ部材52は、ケーブルドラ
ム38の一体部分として形成され、ケーブルドラム38
と一体結合された幾分切頭円錐形の本体部分52bを有
している。ケーブルドラム38は、これまた図7に示す
ように円周方向に間隔を置いて設けられていて軸方向に
延びる平行なフィンガ部分38bによって形成された支
承ボア38aを有している。また、ケーブルドラム38
は、円周方向リム38c及び互いに反対側に位置した円
周方向フランジ38d,38eを有している。フランジ
38eは、適当な円周方向ケーブル保持溝38fを有し
ている。フランジ38d,38eは図示のようにドラム
38に巻き付けられたケーブル42の抱きを閉じ込めて
いる。
【0020】同様に、ハブ部材54は好ましくは、ケー
ブルドラム40と一体成形されており、ハブ部材とケー
ブルドラムの組合せ体は、事実上、ハブ部材52とケー
ブルドラム38の組合せ体と同一である。例えば、ケー
ブルドラム40は、支承ボア40aを画定する軸方向に
延びる円周方向に間隔を置いて位置したフィンガ部分4
0bを有している。円周方向リム40cは、図4に示す
ように、互いに反対側に位置したフランジ40d,40
e相互間にケーブル42の抱きを支持している。ケーブ
ル保持溝40fもまた、フランジ40eに形成されてい
る。ケーブル42は、例えば、ケーブル42の端部に固
定されていて、それぞれのケーブルドラム38,40に
形成された適当な保持溝内に収納された適当なブラケッ
ト(図示せず)を設けることによってそれぞれのドラム
38,40に固定されている。上述の組合せ体をなすケ
ーブルドラムとハブ部材38,52,40,54は、例
えば注型高強度高分子材料で一体成形されている。変形
例として、上述の組合せ状態のハブとケーブルドラム要
素を、鋳造金属又は機械加工金属で形成してもよい。
【0021】ケーブルドラム38,40は、有利には、
ころがり軸受60によってシャフト32上で回転自在に
支持されている。軸受60は、支承ボア38a,40a
に適当に圧力嵌めされた円筒形外レース部材62を有
し、軸受60はまた、それぞれ、軸方向に延びるハブ部
分66を備えた内レース部材64を備えることを構造上
の特徴とする。ハブ部分66は、ブラケット34,36
にそれぞれ形成されている軸方向に突き出た円形フラン
ジ部分70,72によって画定されたボア68,69を
貫通して突き出ている。支承ハブ部分66はそれぞれ、
ブラケット34,36に対する軸方向運動を阻止するよ
う固定された軸受60を保持する図4に示すような保持
リング74の嵌まる適当な円周方向溝を有している。し
たがって、ケーブルドラム38,40は、それぞれの軸
受60によりシャフト32に対して回転自在に支持され
ており、この回転具合は、ハブ部材52,54に係合す
るバネ46,46´の捩り作用によって増減する。ころ
がり軸受60は、例えば、密閉形深溝玉軸受、或いはケ
ーブルドラム38,40を支持でき、ドラムをシャフト
32及びブラケット34,36に対して軸方向運動させ
ないよう保持する他の適当な支承手段である。
【0022】さらに主として、図3、図4及び図5を参
照すると、釣合せ機構30は、ドア10の重量と釣合い
をとるようケーブル42に前もって張力をかけるために
シャフト32を回転させてバネ46,46´の捩り撓み
度を調節するための駆動装置を有している。駆動装置
は、全体が符号73で示されており、ブラケット34で
支持されたハウジング75及びハウジング内に収納され
た状態でこれと一緒に回転するようシャフト32に取り
付けられたリングギヤ76を有している。ハウジング7
5は、互いに間隔を置いて位置した従来型ネジ締結具7
7(図4)によってブラケット34に固定されている。
ギヤ76には適当なボア78が形成されており(図
5)、このボアはシャフト32を受け入れるよう「D」
字形横断面を有しており、ギヤ76はシャフトに対して
非回転関係にある。ギヤ76は、互いに間隔を置いて配
置されたスペーサ又はスラスト軸受79,80相互間に
配置されている(図4)。スラスト軸受79,80は、
ギヤ76とハウジング75の横方向端壁75aとの間及
びギヤ76と着脱自在なハウジングカバープレート81
との間に設けられている。ハウジング75の内部空間8
3には、組立時に少なくとも部分的にグリースが充填さ
れるのがよい。
【0023】ギヤ76は、適当な間隔を置いて配置され
たシール軸受86上でハウジング75内に取り付けられ
たウォームギヤ84と噛み合っている(図3)。ウォー
ム84は、図3に示すようにハウジング75から延びる
駆動シャフト部分88を有し、この駆動シャフト部分に
は、六角ボルトによって適当な駆動部材90が連結され
ている。ボルト90は、例えばウォーム84及びリング
ギヤ76を回転させてシャフト32及びハブ部材48を
回転させそれによりバネ46,46´の捩り撓み度(巻
取り量又は巻出し量としても知られる)を増減させるた
めの電動工具、例えば、従来型手持ち電動ドリル89に
適当に被動連結された駆動ソケット部材に係合する。
【0024】ウォーム84及びギヤ76の幾何学的形状
は、ウォーム84がギヤ76を回転させるよう駆動され
るが、ギヤはウォーム84を回転させるように駆動でき
ないよう予め決定されている。したがって、ハブ48を
介してバネ46,46´によって及ぼされる捩り力のも
とにおけるシャフト32の回転傾向は、駆動手段73に
よって抵抗され又は係止される。しかしながら、駆動手
段73を作動させると、上述のようにシャフト32を回
転させることができる。リングギヤ76及びウォーム8
4の好ましい幾何学的形状は、ギヤの減速比が約50:
1、即ちウォーム84がギヤ76一回転につき50回転
するようなものである。上記の幾何学的形状は、駆動力
をリングギヤ76に及ぼすことによっていわゆる逆方向
には駆動されないウォーム駆動装置を提供することにな
る。
【0025】次に、釣合せ機構30の動作原理を説明す
る。釣合せ機構30を組み立てるには、ハブ部材48
を、バネ46及び一体ハブ部材52,54を備えたケー
ブルドラム部材38,40と一緒にシャフト32上に滑
らせる。ケーブルドラム38,40を軸受60に予め組
付けてもよい。軸受60の内レース66は、好ましくは
シャフト32に沿って強制された摺動運動を行うことが
できるよう寸法決めされた適当なボア67を有してい
る。ドラム40及びその軸受60は、ブラケット36内
に、これによって支持された関係で収納でき、ブラケッ
ト34は駆動手段73との組付けにあたり、シャフト3
2に取り付け、次にブラケット36に対して適正な整列
状態で壁14に固定する。次に、ケーブル42の一端を
それぞれドラム38,40及びドア10の下方パネル1
6に設けられたコネクタ44に連結する。
【0026】ケーブル42をドラム38,40及びドア
10に連結した後、適当な電動工具、例えばチャック内
にソケットアタッチメントを納めた従来型電気ドリル8
9(図3)を駆動部材90によって駆動シャフト88に
連結し、ウォーム84、ギヤ76、シャフト32及びハ
ブ48を回転させてバネ46,46´を捩り作用で撓ま
せて、ついには所望の釣合せ力がケーブルドラム38,
40及びこれに巻き付けられたケーブル42に及ぼされ
るようにする。バネ46,46´は、ケーブル42から
弛みを全て取る際に所定回数巻き付けるのがよく、或い
は適当な張力計をケーブル42に取り付け、或いは適当
なセンサをドア10に取り付けると、所定の釣合せ力が
ドアに及ぼされてその重量に対抗している時を指示する
ことができる。当然のことながら、バネ46,46´の
寸法決めは、問題の特定のドアの重量を考慮して予め決
定されるのがよい。所定の張力がケーブル42に及ぼさ
れた後、上述の電動工具を駆動部材90から取り外すこ
とができ、そして駆動手段73によってシャフト32を
回転しないよう係止する。というのは、ギヤ76はウォ
ーム84を回転させることができないからである。する
と、ドア10の通常の操作を公知の方法で実施すること
ができる。機構30の釣合せ力の調節を、有利には駆動
手段73を上述したように操作することにより時々実施
するのがよい。ギヤ76の回転方向を逆にするには、ウ
ォーム84を随意に逆方向に駆動するのがよい。
【0027】駆動手段73が、互いに間隔を置いて位置
した支持ブラケット34,36のうち一方に設けられて
いるので、釣合せ力を調節するために駆動手段に接近す
ることは何時でも行うことができ、これには、ビルディ
ングの内部にあってドア10に隣接したガレージ又は他
の空間が占有されている場合を含む。さらに、釣合せ機
構30はまた、たった1つの釣合せバネを利用する機構
と比べて、2つの互いに反対側に位置する釣合せバネを
有するという点で有利である。しかしながら、機構30
はまた、従来型釣合せ機構と比べて構成及び作用におい
て比較的簡単である。当業者には理解できるように、釣
合せ機構30の配置を逆にしてもよく、即ち、駆動手段
73をドア10の右側(図2で見て)に配置してもよ
い。
【0028】ドア10は、ある特定の条件のもとでは、
昇降時に、互いに反対側に位置した釣合せバネの釣合せ
力の僅かな変動に起因して幾分歪んだ状態になる傾向が
ある。というのは、これらバネはケーブルドラムに互い
に独立に作用しているからである。この歪みにより、ド
アは、案内部材又はローラ20もそれらの互いに反対側
に位置した案内部材又は軌道22,24内で歪むと動か
なくなる場合がある。しかしながら、図9及び図10に
示すように、この問題は、案内及び支持部材又はローラ
20の独特の支持構造で解決されている。
【0029】ドア10の案内構造の一特徴では、互いに
反対側に位置した組をなすローラ20が、適当な幾分溝
形のブラケット96によってパネルの互いに反対側に位
置した側縁16a,16bに隣接してパネル16の各々
に取り付けられており、ブラケットは、ボア97a,9
8aが形成された互いに反対側に位置するフランジ9
7,98を有し、これらフランジは、ローラ20の支持
シャフト99を支承する支承手段を構成している。各シ
ャフト99は、着脱自在な保持リング100によってブ
ラケット96上に保持でき、ブラケット96に対して軸
方向に摺動自在である。少なくともローラ20及びドア
10の互いに反対側に位置する上方及び下方コーナーの
ところの関連した支持ブラケット96は、シャフト99
に装着されていてフランジ97又は98と係合し、ドア
を開閉した時にドアの運動に対してローラ20を側方に
押圧して軌道22,24に係合させる圧縮コイルバネ1
02を備えている。
【0030】バネ102を、図示の4つの箇所又はドア
10の互いに反対側に位置する側部の少なくとも2つの
反対側の位置でローラ20と支持ブラケット96との間
に設けることにより、ドアが開放位置又は閉鎖位置のい
ずれかで静止しているときだけでなく、開閉運動中にお
いても軌道22,24相互間に心出しされがちになる。
このように、ケーブル42に及ぼされる張力の差及び/
又はドアに及ぼされる心ずれ作動の結果として、ドアの
歪み傾向はバネ102の心出し作用によって解決され
る。ドアの開閉動作は、ドアの案内機構に生じる摩擦又
は抵抗に起因して一定でない場合が多い。ドアを歪めた
り動かなくする傾向のあるこの望ましくない動作はま
た、心出しバネ102によって解決され又は実質的に減
少する。
【0031】図10に示すように、軌道22の向かい合
った弧状フランジ22´は、これらフランジがローラ2
0の周囲に係合して軌道22のウェブ22´へのローラ
の係合傾向を最小限に抑えるよう比率が定められてお
り、それにより、ドアが開放位置と閉鎖位置との間を移
動している時にローラと軌道との間の摩擦を減少させ
る。軌道24は、本質的には軌道22と鏡映関係にある
のがよく、軌道24に係合するローラ20は、軌道24
のウェブ部分の係合を防止するよう同一の位置決め状態
になっている。当業者には分かるように、案内部材又は
ローラ20は、他の形態、例えば、他形式の軌道又はド
ア案内及び支持構造体に係合するスライド部材を有して
もよく、かかる構造体としては、案内部材が幾分弧状の
クリップ部材を有することを特徴としまた各々がシャフ
ト99と類似したシャフトで支持される円筒形管が含ま
れる。
【0032】次に、図11を参照すると、ドア10の釣
合せ機構の別の実施形態が、全体を符号130で示され
ている。釣合せ機構130は、平らな表面133を備え
た細長い非円形の「D」横断面シャフト132を有し、
このシャフトはシャフト32と類似しているが、中空管
状の形態になっている。シャフト132は、互いに間隔
を置いて位置した支持ブラケット134,136によっ
て支持されるようになっており、これらブラケット13
4,136は、構造が類似しており、例えば、同一の打
抜きから、例えばフランジ部分を互いに反対方向に折り
曲げてブラケットを形成することによって形成された支
持フランジ134a,136bを設けることによって形
成してもよい。図12に示すように、一例として、支持
ブラケット134には円筒形ボア137が形成されてお
り、このボアは、シャフト132を受け入れるようフラ
ンジ134bによって構成されている。4つの互いに間
隔を置いて設けられた穴138が、ボア137の周りに
ボルト円形パターンをなしてブラケット134に形成さ
れている。さらに、ブラケット136だけでなくブラケ
ット134も、フランジ134a,136aから間隔を
置いて位置している垂直側縁140に形成された凹部又
は切欠き139を備えている。
【0033】互いに反対側に位置した釣合せバネ組立体
142,144が、シャフト132で支持されており、
これら釣合せバネ組立体は、一端が、シャフト132と
一緒に回転するようになったハブ部材148に連結され
た捩りコイルバネ146,146´を有している。バネ
146,146´は、両端がハブ部材150に連結され
ており、これらハブ部材は、ケーブルドラム152で支
持されていて、これらと一緒に回転するようになってい
る。ケーブルドラム152は、分かりやすくするため図
11の通常の動作位置から間隔を置いた状態で示されて
おり、ケーブルドラム152の動作位置は、図16を参
照して例示として詳細に説明する。同様に、ケーブル4
2は、図11には示されていない。ただし、ケーブルは
ケーブル42がドラム38,40に巻き付けられるのと
同一の方法でドラム152に巻き付けられる。
【0034】さらに図11を参照すると、釣合せ機構1
30は、ウォームギヤ駆動組立体73と幾つかの点にお
いて類似した着脱自在なウォームギヤ駆動組立体154
を有しており、このウォームギヤ駆動組立体は、ハウジ
ング160内で回転するよう設けられていて、ハウジン
グ160内で回転するようこの中に取り付けられている
リングギヤ162と噛み合ったウォーム158に適切に
固定された入力シャフト156を有している。リングギ
ヤ162は、「D」横断面形状の出力シャフト164
(図11)に適切に固定されており、この出力シャフト
は、管状シャフト132のいずれかの端部内に駆動係合
関係で収納されるよう動作できる。駆動組立体154
は、シャフト132と駆動係合するよう連結でき、また
入力シャフト156の回転に応じて、シャフト132
は、捩りコイルバネ146,146´を巻くよう回転で
きる。この点に関し、ハウジング160は、これから延
びるフランジ161を備えており、このフランジにはフ
ック部分163が形成されており、このフック部分は、
シャフト132を回転させてバネ146,146´の捩
り巻取りを変化させているときに、駆動組立体154の
回転を阻止するよう凹部又は切欠き139のところでブ
ラケット134に係合するよう動作できる。
【0035】フランジ161はまた、逆方向に向いてい
て、ブラケット136の切欠き139と係合するフック
部分163´を有するのがよい。したがって、駆動組立
体154は、フック163,163´が切欠き139の
ところでブラケットに係合した状態で支持ブラケット1
34,136のいずれかのうち一方に取り付けられるの
がよく、次いで、適当な駆動工具、例えば工具89をシ
ャフト156に連結すれば、シャフト132を回転させ
てバネ146,146´の捩り巻取りを調節するようシ
ャフト132を回転させることができ、ついには所望の
釣合せ力が、ドラム152に巻き付けられたケーブルを
介してドア10に及ぼされるようになる。
【0036】適当な捩り巻取り力をバネ146,146
´に及ぼした後、シャフト132を静止位置に維持する
ために、独特の係止板166(図11及び図13〜図1
6参照)が設けられており、この係止板166は、例え
ば駆動組立体をシャフト及びブラケットに取り付けると
きにブラケット134と駆動組立体154との間でシャ
フト132に装着される。係止板166は、バネ14
6,146´の捩り巻取り力をいったん及ぼすと、シャ
フト132を、ブラケットに対する所定の回転位置に係
止するようブラケット134に係合できる。
【0037】図13〜図15を参照すると、係止板16
6は、全体として平らな本体部分168及び本体部分1
68に対し全体的に垂直に延びる両側の横方向フランジ
部分170を有している。本体部分168には、図14
に示すように、係止板に対しシャフト132を非回転関
係で受け入れる非円形の「D」字形ボア172が形成さ
れている。分かりやすくするために、駆動シャフト16
4は図14では、管状シャフト132内に挿入された状
態で示されている(図16も参照されたい)。ボア17
2は一部は、平らな本体部分168からフランジ170
と反対側の方向へ垂直に延びるカラー部分176によっ
て形成されている。
【0038】フランジ170にはフック部分178,1
80が形成されており、これらフック部分は、互いに間
隔を置いて位置した穴138内に挿入されると、ブラケ
ット134に係合することができる。例示的に示すよう
に、フック部分178,180は、180°反対側に位
置した2つの穴138が、シャフト132,164を適
当な位置まで回転させるとフック部分を受け入れるよう
に間隔を置いて位置しており、したがって、シャフト1
32をいったん所定位置まで回転させるとフック部分を
穴内に挿入してブラケット134に係合させることがで
き、従って、釣合せバネ146,146´がドア10に
対して十分な釣合せ力を及ぼすようにする。
【0039】したがって、釣合せ機構130をドア10
に組み付けられていて、しかもケーブルドラム152が
それらの作動位置にある状態では、係止板166を、ブ
ラケット134を貫通して突出しているシャフト132
の末端部に取り付けることができ、次に、駆動組立体1
54を、シャフト164が管状シャフト132の端部内
に延びている状態でブラケット134に取り付けること
ができる。この状態では、係止板166は、それぞれの
フック部分178又は180のところではブラケット1
34に係合していない。フランジ161の長さは、ハウ
ジング160とブラケット134との間の空間を生じさ
せることができるほどのものであり、したがって係止板
はブラケットと係合する必要はない。ただし、フック1
63は駆動組立体154を作動させるとブラケットに係
合する。
【0040】次に、バネ146,146´を、所定の釣
合せ力が得られるまでシャフト132を駆動組立体15
4と一緒に回転させることによって巻く。この時点にお
いて、もし係止板166が互いに反対側に位置した組を
なす穴138と整列していてフック部分178,180
をこれに挿入できる場合、係止板をシャフト132に沿
って移動させてブラケット134に係合させる。もし、
係止板166の位置が、シャフト132の小刻みな回転
を必要とする場合、これは、フック部分178,180
を穴138内へ移動させることができるまで駆動組立体
154によって達成される。係止板166がいったん上
述の位置に配置されると、駆動組立体154を逆方向に
少し回転させてついにはフック部分178,180がブ
ラケット134に係合し、捩り力が駆動シャフト164
から除かれ、ハウジング160を僅かに回転させてフッ
ク163を切欠き又は凹部139のところでブラケット
134との係合を解くことができるようにする。係止板
166を改造して、図示のものと反対側に向いたフック
部分178,180を有するようにし、それにより係止
板をブラケット136に取り付けることができるように
してもよい。
【0041】当然のことながら、もし釣合せ力の調節が
後に必要になる場合、駆動組立体154を、係止板が連
結されているブラケットに再び取り付け、シャフト13
2を例えば図11及び図12で見て時計回りの方向に回
転させることによって釣合せ力の調節を達成できる。こ
の場合、係止板166に設けられた互いに反対側に位置
するカム面178a,180a(図14及び図15)が
ブラケット134に係合することになり、それにより係
止板はシャフト132に沿って軸方向に移動してその係
止位置から外れ、それにより駆動組立体154、係止板
又はシャフト132に対する損傷を防止する。この場合
も、いったん正しい調節がなされると、係止板166
は、上述した方法でブラケット134(又は136)に
再び係合する。
【0042】次に、特に図16を参照すると、捩りバネ
組立体のうちの1つ、符号142で示されたバネ組立体
が一層詳細に示されている。バネ組立体144は本質的
には同一である。ケーブルドラム152は、ドラム3
8,40と類似しており、ハブ部分150は、ドラムに
適切に固定された別個の部材又はドラムの一体部分であ
るのがよい。図16に示すように、ハブ部分150は、
捩りバネ146又は146´のいずれかのエンドコイル
を受け入れる適当な螺旋溝151を有している。適当な
エンドキャップ190が、ケーブルドラム152と反対
側のハブの端部を支持するためにハブ150に固定され
ている。ドラム152は、ドラム48,40のための上
述の軸受組立体と類似しており、ウェブ部分192に連
結され又はこれと一体のハブ196内に設けられた軸受
組立体194によって支持されている適当な全体として
円形のウェブ部分192を有している。
【0043】さらに、図16、図17及び図18を参照
すると、ケーブルドラム152のための支持ブッシュ2
00(図17及び図18参照)が設けられており、この
支持ブッシュは、ハブ部分201、この上に支持された
円筒形カラー202及びハブ部分の両側から軸方向に突
出する反対側の組をなす弾性的に撓むことができるフィ
ンガ204,206を有することを構造上の特徴とす
る。軸方向突出フィンガ204は、その末端部に形成さ
れた半径方向に突出するフランジ部分205を有してい
る。フィンガ204を、軸受組立体194のボア195
(図16)内へ挿入するのがよく、フィンガ部分205
が図16に示すように軸受組立体を貫通すると、弾性的
に撓むことができるフィンガはスナップ動作により軸受
組立体に係止する。
【0044】また、図18を参照すると、フィンガ20
4から見て反対側の軸方向に突出するフィンガ206の
うちの1つは、半径方向に突出したフランジ部分210
(図16、図17及び図18参照)を備え、ブッシュ2
00の形状は、図18に示すようにシャフト132を受
け入れる幾分「D」字形の横断面ボア212がハブ部分
201に形成されるようなものである。フィンガ206
は、ブラケット134又は136に形成されたボア13
7内へ突出するようになっており、半径方向突出ボス2
10を備えたフィンガ206は撓んで、ついにはボスが
スナップ動作によりブラケットのフランジ134bと係
合する位置になり、それによりケーブルドラム152の
動作中シャフトに沿うケーブルドラム152の軸方向移
動を防止する。しかしながら、シャフト132をブッシ
ュ200から取り外した状態では、フィンガ204,2
06をブッシュの中心軸線に対して半径方向内方に撓ま
せることができ、それにより、所望ならばブッシュをド
ラム152及び/又はブラケット134又は136から
取り外すことができる。カラー202は、ケーブルドラ
ム152をブラケット134又は136から所定の距離
間隔を開けることができる。
【0045】さらに図16を参照すると共に図19及び
図20を参照すると、ハブ部材148は各々、バネ14
6又は146´のエンドコイルと強制的に係合する適当
な螺旋溝149を備えている。また、ハブ148は有利
には、各々が好ましくはハブから取り外すことができる
ように製作された独特な支持ブッシュを備えた全体とし
て切頭円錐形の中空部材として形成されている。支持ブ
ッシュは、図16では符号230で示されており、図1
9及び図20に一層詳細に示されている。
【0046】主として図19及び図20を参照すると、
各ハブ148には、複数の円周方向に間隔を置くと共に
軸方向に突出したボス232が形成されており、これら
ボスには、半径方向に延びる凹部234が形成されてい
る。ハブ支持ブッシュ230は、ボス232を受け入れ
るための円周方向に間隔を置いて設けられた凹部236
を備える円周方向の全体として円筒形の横方向フランジ
部分234を有することを構造上の特徴とする。ボス2
32と係合すると共にボスに形成された凹部234に嵌
合する半径方向に撓むことができる弾性突出部238が
凹部内に設けられている。フランジ230には、円形の
セグメント又は「D」字形ボア240が形成されてお
り、このボアから、弾性的に撓むことができる軸方向に
延びるフィンガ242,244が突き出ている。3つの
フィンガ242が、90°間隔でボア240の周りに円
周方向に間隔を置いた状態で形成されている。4つのフ
ィンガ244は、「D」字形横断面を構成するボア24
0の全体として平らな表面245と整列する。ブッシュ
230を、ハブ部材148とは別個の部品として形成し
て、突出部238がボス232に形成された凹部234
内へスナップ動作により嵌まるまで突出部238を撓め
ることによりハブ部材とスナップ動作により取り付ける
のがよい。シャフト132をボア240に挿入すると、
フィンガ242,244は撓むが、シャフト132と強
制的に係合状態に保持され、ハブ148はシャフトに対
して非回転状態でこれでぴったりと支持されるが、これ
に連結された捩りバネがその捩り巻取り力の変化につれ
て軸方向に長くしたり短くしたりする傾向があるので、
シャフト上で軸方向に摺動できる。
【0047】ハブ148及びブッシュ230を別個の部
材として形成することにより、異なるサイズのシャフト
及び異なる直径の捩りバネを、例えばハブ部材及び支持
ブッシュの異なる組合せと併用できる。このように、ハ
ブ148及び支持ブッシュ230を、種々の寸法形態で
形成でき、現場で交換可能であり、したがって捩りバネ
146又は146´の特定の寸法形状及びシャフト14
2の特定の寸法形状に順応するよう適切なサイズのハブ
組立体を得ることができるようになる。この利点はま
た、ブッシュ200によって得ることができる。という
のは、異なるサイズのブッシュを、特定サイズのケーブ
ルドラム152及び軸受組立体194と関連して利用で
きるからである。さらに、もしブッシュ200,230
が摩耗しても、これらを容易に交換することができる。
ブッシュ200,230は好ましくは、注型高分子材
料、例えばガラス繊維強化ナイロンで作られる。
【0048】次に、図21及び図22を参照すると、バ
ネ支持ハブ及びブッシュ組立体の別の実施形態が、全体
を符号260で示されている。ハブ及びブッシュ組立体
260は、バネ用ハブ部材148を有し、このハブ部材
148は、軸方向に突出したボス232と反対側のハブ
部材の端部のところで第1のブッシュ部材262を受け
入れるようになっている。ハブ支持ブッシュ262は好
ましくは、高分子材料、例えばナイロンで形成され、こ
れには、管状シャフト132を受け入れる全体として円
筒形のボア264が形成されている。ボア264の直径
は好ましくは、シャフト132の直径よりも僅かに大き
く、ブッシュ262は、ハブ148のボア266に対し
て僅かに締りぎみの嵌め合い又はスナップ嵌めができる
ようになっている。ハブ148に連結されたブッシュを
保持するためにブッシュ262に形成された凹部270
と嵌合する全体として円筒形のブッシュ保持キー又はボ
ス部分268がボア266に形成されている。
【0049】ブッシュ及びハブ組立体260の他端はこ
れ又、高分子材料、例えばナイロンで形成された全体と
して円筒形のブッシュ272を有するようになってい
る。ブッシュ272はまた、凹部276に隣接した複数
の円周方向に間隔を置いて位置した可撓性の突出部27
4(図21には、2つ示されている)を備えている。し
たがって、ブッシュ272は、ブッシュ230と同一の
方法でハブ140に解除自在に連結されるよう動作でき
る。しかしながら、ブッシュ272はシャフト132よ
りも僅かに大きく寸法決めされた円形セグメントボア2
78を備えており、したがってシャフト132は、ボア
内へ摺動自在に受け入れられるが、これに対して回転で
きないようになっている。ボア278は、シャフト13
2の対応の平らな又は平坦な表面133と合致すること
ができる全体として平らな又は平坦な表面280を有し
ている。さらに、ブッシュ272は好ましくは、円形セ
グメントボア284及び横方向に突出した補強キー又は
タング部分286を備えた全体として円筒形の金属板か
らなる金属強化材又はコアピース282を備えている
(図21参照)。この埋込み板282は、シャフト13
2によってブッシュが丸くなる傾向を最少限に抑えるた
めにブッシュ272の補強手段となっている。当業者に
は理解されるように、ブッシュ272に代えて、異なる
シャフトボア直径又は形態の類似のブッシュを用いるこ
とができ、この場合、ハブ148又はブッシュ262を
交換する必要はない。事実、ブッシュ組立体260に関
し、3つの主構成部品、即ちハブ148、ブッシュ26
2、ブッシュ272のうち任意の1つを交換できるが、
その場合他の2つの構成部品を交換する必要はない。
【0050】釣合せ機構30,130及びドア10の組
立て、分解及び操作は、上述の説明から当業者には理解
できると考えられる。さらに、釣合せ機構30,130
は、従来型工業材料、例えば鋳造金属及び機械加工金属
並びにガレージドア釣合せ機構等に通常用いることがで
きる高分子材料を用いて構成できる。本発明の好ましい
実施形態を詳細に説明したが、当業者であれば、請求項
に記載の本発明の範囲及び精神から逸脱することなく本
発明の種々の置換例及び設計変更例を想到できることは
理解されよう。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の釣合せ機構を含む垂直方向に開くこと
ができる組立てガレージドアの斜視図である。
【図2】釣合せ機構を拡大して示す詳細側面図である。
【図3】図2の3−3線における断面図である。
【図4】ケーブルドラムの取付け状態及びシャフト駆動
機構を示す拡大縦断面詳細図である。
【図5】図4の5−5線における断面図である。
【図6】図4の6−6線における断面図である。
【図7】図4の7−7線における断面図である。
【図8】図2の8−8線における断面図である。
【図9】改良型ドア心出し機構を示す図1に示すドアの
詳細側面図である。
【図10】図9の10−10線における詳細断面図であ
る。
【図11】本発明による釣合せ機構の変形例を示す斜視
図である。
【図12】図11に示す実施形態の釣合せシャフト支持
ブラケットのうちの1つの詳細側面図である。
【図13】図11に示す釣合せ機構の係止板の平面図で
ある。
【図14】図13に示す係止板の正面図である。
【図15】互いに反対側に位置したフック部分を示す係
止板の側面図である。
【図16】図11に示す実施形態の釣合せドラム及びバ
ネ組立体のうちの1つの詳細断面図である。
【図17】図16に示す実施形態のケーブルドラムの支
持ブッシュの斜視図である。
【図18】図17に示すブッシュの端面図である。
【図19】図11及び図16に示す本発明の実施形態の
ブッシュ及びハブ組立体の分解斜視図である。
【図20】図19に示すハブ組立体のブッシュの縦断面
図である。
【図21】ブッシュ及びハブ組立体の別の実施形態の図
22の21−21線における断面図である。
【図22】図21に示すブッシュ及びハブ組立体の端面
図である。
【符号の説明】
10 垂直開き組立ドア 14 ビル壁 16 パネル 20 ローラ 22,24 軌道 30,130 釣合せ機構 32 シャフト 34,36 ブラケット 38,40,152 ケーブルドラム 42 ケーブル 46,46´ 捩りバネ 48,52,54 ハブ部材 60 軸受 73 駆動手段 76 リングギヤ 84 ウォーム 142,144 釣合せバネ又は捩りバネ組立体 154 ウォームギヤ駆動組立体 166 係止板 260 バネ支持ハブ及びブッシュ組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォード ヴァフェイエ アメリカ合衆国 テキサス州 75093 プラノ グリーンウィック・ドライブ 5809 (72)発明者 ダグラス アール フラー アメリカ合衆国 テキサス州 75028 フラワー・マウンド コロニー 1508 (72)発明者 ピエール−ルイス フーコー カナダ国 ケベック州 ジェイ4アール 2ティー9 セント・ランバート (56)参考文献 特表 平7−508809(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/62 E06B 9/02 E06B 9/06 E05F 1/14

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直開きドアを開放位置と閉鎖位置との
    間で移動させるときにドアの重量の少なくとも一部と釣
    合いをとる垂直開きドア用釣合せ機構であって、全体と
    してドアの上方に隣接して互いに間隔を置いて配置され
    たブラケットと、ブラケットで支持された状態でこれら
    の間に延びる一本の細長いシャフトと、各々の一端が
    ャフトに連結されていて、前記シャフトに対して非回転
    状態にある互いに間隔を置いた捩りバネと、それぞれが
    軸受に取り付けられ、それぞれが前記ブラケット相互間
    に設けられると共にそれぞれが前記捩りバネの他端に連
    結された互いに反対側のケーブルドラムとを有し、該ケ
    ーブルドラムは各々、前記シャフトに対して回転自在で
    あり、前記ケーブルドラムには、これから垂れ下がった
    自由端がドアに連結された状態で可撓性ケーブルが巻き
    付られており、前記釣合せ機構は更に、前記ブラケット
    の一方に隣接して前記シャフトの一端に取り付けられて
    いて、前記シャフトを随意に一方向に回転させて両方の
    前記捩りバネの捩り撓み度を調節して前記ケーブルによ
    り及ぼされる釣合せ力を生じさせるための駆動機構を有
    し、前記駆動機構は、前記一方のブラケットに取り付け
    られた状態で連結されていて、前記捩りバネにより前記
    シャフトに及ぼされる捩り力に応答する逆方向への前記
    シャフトの回転を阻止するよう働くことができるハウジ
    ングを有することを特徴とする釣合せ機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動機構は、前記一方のブラケッ
    取り付けられており、前記駆動手段は、前記シャフト
    に駆動自在に連結された一方向駆動ギヤを含み、該駆動
    ギヤは、前記一方向駆動ギヤを回転させて前記捩りバネ
    の撓み度を調節するための手段に連結されていることを
    特徴とする請求項1記載の釣合せ機構。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構は、前記ブラケットの一方
    に着脱自在に取り付けられていて、前記一方のブラケッ
    トに係合できる部分を含む前記ハウジングを有し、前記
    釣合せ機構は更に、前記シャフト及び前記一方のブラケ
    トに係合でき、前記一方のブラケットからの前記駆動
    機構の取外しの際に前記シャフトを前記一方のブラケッ
    トに対して固定関係に保持する係止部材を有することを
    特徴とする請求項2記載の釣合せ機構。
  4. 【請求項4】 前記係止部材は、前記一方のブラケッ
    と前記駆動機構との間で前記シャフトで支持されてい
    て、前記一方のブラケットと係合する位置まで前記シャ
    フト上で軸方向に摺動できることを特徴とする請求項3
    記載の釣合せ機構。
  5. 【請求項5】 前記係止部材は、前記一方のブラケッ
    対応部分と係合できる互いに反対側に位置したフック
    部材を有することを特徴とする請求項4記載の釣合せ機
    構。
  6. 【請求項6】 前記係止部材は、前記一方のブラケッ
    対して一方向における前記シャフトの回転に応答して
    前記係止部材を前記一方のブラケットから外すよう前記
    一方のブラケットに係合するカム面を有することを特徴
    とする請求項5記載の釣合せ機構。
  7. 【請求項7】 前記駆動機構は、前記シャフトに駆動自
    在に連結されたリングギヤと、前記リングギヤと噛み合
    ったウォームとを有し、さらに前記ウォームを随意に回
    転させる駆動部分を有するウォームギヤ駆動組立体から
    成ることを特徴とする請求項2記載の釣合せ機構。
  8. 【請求項8】 前記シャフトに取り付けられると共に
    捩りバネに連結されていて、前記シャフト上で軸方向
    に摺動できる互いに反対側に設けられたハブ部材を有
    し、前記ハブ部材は、前記シャフトを受け入れるボアを
    有すると共に前記シャフトと一緒に回転するよう前記
    ャフトに係合する手段を有していることを特徴とする請
    求項1記載の釣合せ機構。
  9. 【請求項9】 前記シャフトは、全体として平坦な表面
    を含む非円形横断面を有し、前記ハブ部材に設けられて
    いる対応の非円形ボアと協働できる中実部材と管状部材
    のうち一方から成ることを特徴とする請求項8記載の釣
    合せ機構。
  10. 【請求項10】 前記ケーブルドラムは、前記捩りバネ
    と係合できる互いに反対側に位置したハブ部材を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の釣合せ機構。
  11. 【請求項11】 前記ケーブルドラムは、前記シャフト
    で支持された軸受に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項10記載の釣合せ機構。
  12. 【請求項12】 前記軸受は各々、前記ブラケットに連
    結されていて、前記軸受及び前記ブラケットに固定され
    前記ケーブルドラムを保持する手段に係合することを
    特徴とする請求項11記載の釣合せ機構。
  13. 【請求項13】 前記ブラケットに連結されている前記
    手段は、前記軸受及び前記ブラケットにそれぞれ係合で
    き、前記軸受及び前記ケーブルドラムを前記ブラケット
    に対して所定の位置に保持する支持ブッシュから成るこ
    とを特徴とする請求項12記載の釣合せ機構。
  14. 【請求項14】 前記支持ブッシュは、ハブ部分及び
    ハブ部分から突出していて、前記軸受及び前記ブラケッ
    トにそれぞれ係合でき、前記ケーブルドラム前記ブラ
    ケットに対して回転させている間、前記ケーブルドラム
    前記ブラケットに対して所定の位置に保持する互いに
    反対側に位置した弾性的に撓むことができるフィンガを
    有することを特徴とする請求項13記載の釣合せ機構。
  15. 【請求項15】 前記ドアは、互いに間隔を置いて設け
    られた案内部材によって開放位置と閉鎖位置との間で
    動自在に支持されており、前記ドアは、その反対側の側
    部及び前記案内部材に係合できる複数の互いに間隔を置
    いて配置された案内手段によって案内部材に連結されて
    おり、前記ドアは、前記案内手段のそれぞれと前記ドア
    との間に介在していて、前記ケーブルの付勢下において
    前記ドアを開放位置と閉鎖位置との間で運動中、前記
    アを前記案内部材相互間で実質的に心出しして前記案内
    部材に対する前記ドアの歪みを実質的に防止するための
    弾性手段を有することを特徴とする請求項1記載の釣合
    せ機構。
  16. 【請求項16】 前記弾性手段は、前記ドアの両側部上
    に互いに間隔を置いた位置で前記案内手段と前記ドアと
    の間に介在したコイルバネから成ることを特徴とする請
    求項15記載の釣合せ機構。
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