JPH07508553A - ポリエーテル化合物及びその製造 - Google Patents
ポリエーテル化合物及びその製造Info
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- JPH07508553A JPH07508553A JP6518778A JP51877894A JPH07508553A JP H07508553 A JPH07508553 A JP H07508553A JP 6518778 A JP6518778 A JP 6518778A JP 51877894 A JP51877894 A JP 51877894A JP H07508553 A JPH07508553 A JP H07508553A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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- C08G65/32—Polymers modified by chemical after-treatment
- C08G65/321—Polymers modified by chemical after-treatment with inorganic compounds
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- C08G65/3233—Molecular halogen
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C41/00—Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
- C07C41/01—Preparation of ethers
- C07C41/18—Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds
- C07C41/22—Preparation of ethers by reactions not forming ether-oxygen bonds by introduction of halogens; by substitution of halogen atoms by other halogen atoms
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ポリエーテル化合物及びその製造
本発明はポリエーテル化合物及びその製造に係る。
近年、種々のペルフルオロポリエーテル(即ち完全にフッ素化されたポリマーエ
ーテル化合物)が開発され、市販されている。これらの市販品は熱及び化学侵食
に対する耐性に優れ、はとんどの通常の溶剤中の溶解度が非常に低く、減摩性が
非常に良好であるなど種々の有用な特性を示す。
RD Chambers名義のヨーロッパ特許出願公開第0247887A号に
はこのようなポリエーテルの製造経路が記載されている。ポリエーテルは中間置
換ポリエーテルを元素フッ素で直接フッ素化することにより製造される。
ヨーロッパ特許出願公開第0247887A−号に記載されているような前記フ
ッ素化を実施する従来技術の方法は理想的ではなく、本発明の目的は改善方法を
提供することである。
本発明の第1の態様によると、請求項1に記載の一般式のペルフルオロポリエー
テルの製造方法が提供され、該方法は、少なくとも1個の置換基Rr (Ryは
フッ素化炭化水素基である)を有するエーテルである溶剤の存在下、請求項1に
記載の一般式:
を有するポリエーテルを元素フッ素で直接フッ素化することからなる。
前記溶剤エーテルは好ましくはフッ素化揮発性エーテルである。
前記溶剤エーテルは好ましくは、同一でも異なってもよい基である少なくとも2
個のR2基を有する。
各R2基は好ましくは2〜4個の炭素原子と少なくとも2個のフッ素原子を有す
る。
前記溶剤エーテルはその脂環式環中に3〜5個の炭素原子を有する脂環式エーテ
ルであり得る。好ましくは前記溶剤エーテルは式:
好ましくは式(3)中、各R2基はCF2CFHCF3である。
本発明者は、第1の態様による方法にはフッ素化エーテルが有効な溶剤であるこ
とを知見した。式(2)のポリエーテルのフッ素化は溶剤のフッ素化と共に進行
し、系を移動性に保つ。例えば、反応の終わりに過フ・ソ素化溶剤と所望のペル
フルオロポリエーテルが残り、溶剤が揮発性ならば生成物を溶剤から分離しやす
い。
中間置換ポリエーテル(2)のフッ素化は室温て開始できるが、反応により発生
する熱を制御するような手段を講じることが望ましい。このような手段は、フ・
ソ素化剤の′加速度と排熱速度とのバランスをとることからなり、当業者に公知
であるので、本明細書中では詳述しない。
本発明の特に好適な態様によると、フッ素化は液体形態の置換ポリエーテル(2
)にフッ素と窒素の気体混合物を導入することにより実施される。気体混合物は
微泡流として好ましくは反応器に導入し、該反応器中でポリエーテルと気体混合
物を向流に接触させる。反応は好ましくは大気圧下、より好ましくは高圧下で実
施するのが好ましい。必要に応じて例えば反応混合物に紫外線を照射すること1
こより反応を助長してもよい。
フッ素化剤がフッ素と窒素の混合物であるどき、混合物中のフッ素濃度はポリエ
ーテル(2)が完全にフ・ン素化されるまで反応の進行に伴って漸増させ得る。
例えば、比較的低百分率(例えば5〜25%)のフッ素を含有するフ・ソ素/窒
素混合物を使用して反応を開始し、フッ素百分率を100%まで漸増させ、ポリ
エーテル分子から非置換水素原子を完全に除去する。
本発明の好適形態によると、上記一般式(2)の単位を有する中間体の製造方法
が提供され、該方法は、紫外線照射により賦活されると反応の誘発を助長する増
感媒体の存在下で、下記一般式(4)又は(5)の単位からなるか又は該単位を
含む直鎖又は分枝鎖又は環式ポリエーテルを、少なくとも2個のフッ素原子を含
む直鎖又は環式フルオロアルケンと反応させる段階を含む。
式(4)(5)は下記の通り。
上記一般式(4)(5)において、基R1及びR5は各々ただ1個の炭素原子を
含んでもよいが、好ましくは少なくともR4基が少なくとも2個の炭素原子、よ
り好ましくは2〜4個の炭素原子を含む。これらの基は直鎖、分枝鎖又は環式の
いずれでもよく、隣接基が環式エーテル基中の介在酸素原子と結合してもよい。
R4基は基の混合物を表してもよい。
従って、基R1、R4及びR5の1個以上は−C2H4−基又は−C3C,又は
−C488−基であり得、あるいはポリエーテル(4)又は(5)はポリ(環式
エーテル)であり得る。必要に応じて末端基R1及びR5は特に置換基でもよく
、例えば少な(とも1個の水素原子がフッ素原子により既に置換されたーC2H
4−基である。
前記増感媒体は、望ましくは照射する紫外線のスペクトル領域内に強い吸光係数
を有する試薬の溶剤である有機液体であり、例えばアセトン又はトリフルオロエ
タノールであり得る。
式(2)の化合物として使用可能なポリエーテルの例としては、ジエチル(ポリ
エチレンオキノド)、ジヒドロキシ(ポリエチレンオキノド)、ジエチル(ポリ
テトラヒドロフラン)及び環式ポリエーテル類(例えばクラウンエーテル類)を
挙げることができる。
使用可能なフルオロアルケンの例としては、少なくとも5個のフッ素原子を含む
フルオロプロペン、フルオロブテン、フルオロペンテン及びフルオロヘキセン(
例えばペンタフルオロプロペン、ヘキサフルオロプロペン及びオクタフルオロブ
テン):並びに類似の環を含む化合物(例えば少なくとも6個のフッ素原子を含
むフルオロンクロブテン、フルオロンクロペンテン及びフルオロシクロヘキセン
)を挙げることができる。
有益且つ予想外なことに、本発明の好適態様の方法によると、式(2)の中間体
を製造するために従来技術の方法を使用するよりも多数の基をこのような中間体
中にフッ素化基として得ることができる。この結果、過フッ素化最終生成物にお
いて特性の選択範囲を広くすることができるので有益である。
この改善を示す比較例を下記表1に示す。
表1
DEPEG MAX DTBP 7線 Uv600 15 1]*、13本 8
14本同一経路の異なる例
表1の各場合とも式(2)のフッ素化ポリエーテル化合物は3種の異なる経路に
より非フツ素化ジエチル(ポリエチレングリコール)とへキサフルオロプロペン
から製造される。ジエチルポリエチレングリコールは各場合とも項目DEPEG
の下に示し、表示数はジエチル誘導体を形成するために使用される市販ポリエチ
レングリコールの平均分子量である。項目MAXの下の数字はフルオロ基に変換
するのに使用可能なジエチルポリエチレングリコール分子中の基の最大数である
。他の項目の数字は該当経路を使用して各ジエチルポリエチレングリコールで生
成されるフルオロ基(又はフッ素取り込み)数である。項目DTBPにより示す
第1の経路はジ第3級ブチルペルオキシド(DTBP)を使用してヨーロッパ特
許出願公開箱024788−7号の実施例2.4.6及び8の従来技術の経路で
ある。項目「γ線」により示す第2の経路は、ヨーロノ/り特許出願公開第02
47887号に可能性として挙げられているが、具体的↓こ説明されていない別
の従来技術の経路である。この比較例で使用するようなこの経路については下記
手順E並び1こ実施例A1及びA2で説明する。
項目U■に示す第3の経路は、下記実施例6に説明するような本発明の好適態様
の方法である。
本発明の好適態様の方法を使用することにより、以下のように更に別の利益が得
られる。DTBPはペルオキシド残渣をもたらすので、DTBPを使用するより
も高純度の製品が得られる。DTBP経路で比較的大量の望ましくないペルオキ
シドを使用する際に生じる生成物の分解が避けられる。本発明の方法は従来技術
で得られるよりも再現性の高い結果が得られる。本発明の方法はDTBP経路に
必要とされるよりも低温で実施することができる。DTBP経路では一般に14
0℃の温度が必要であるが、本発明の方法は50℃以下、例えば室温、例えば2
0〜25℃で実施することができる。「γ線」経路も満足な反応を得るためには
高温を必要とする。
更に、本発明の好適態様による方法は従来技術の経路に比較して少量の反応性ポ
リエーテルを出発物質として使用し、より容易にフッ素化して式(2)の化合物
を得ることができる。例えば、非常に低反応性のトリオキサンとクラウンエーテ
ルは本発明の方法によると容易にフッ素化し得る。
本発明の方法の好適態様による更に別の予想外の利点は、該方法で使用するフル
オロアルケンが環式フルオロアルケンであるか又は環式フルオロアルケンを含む
場合には、従来技術の方法を使用するよりも著しく多量の環式フッ素化基を式(
2)の中間体に導入することができる。この改善の利点は、こうして得られる中
間体に環式基が存在することにより、式(1)の過フッ素化最終生成物を最終使
用要件に適合させる可能性が広がるという点にある。
本発明の好適態様による方法では、使用される紫外(UV)線は光化学で従来使
用されている任意の公知UV源から得られる。
以下、実施例により本発明を具体的且つ非限定的に説明する。
実施例1.ポリ(2H−へキサフルオロプロピル)−[ジエチルポリ(エチレン
グリコール)6001のフッ素化下式(6)。
(式中、エチレングリコール単位の平均数は約13であり、2日−へキサフルオ
ロプロピル基の平均数は12である)の化合物(2,2g)を下式(7):
の1,1,1,2,3.3−ヘキサフルオロ−4,5−ジ(1゛−メチル−2°
、2’ 、3°、4’ 、4’ 、4° −へキサフルオロブトキシ)ペンタン
(7,8g)に溶解し、溶液を内径的4.5mmのフッ素化エチレンプロピレン
(F E P)管に入れた。18日間にわたって定常泡流を供給するような速度
で、窒素で希釈したフッ素をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)毛管から
FEP管に導入した。各日、最初に10気圧ガスを入れた800m1容シリンダ
ーから反応槽に排気させた。この期間に窒素中のフッ素濃度を次のように増加さ
せた。5%(4日間);10%(2日間)、15%、20%、25%、30%及
び50%(各1日)。残りの7日間は反応混合物を距離0.1mから1000ワ
ツト中庄水銀灯からの紫外線で同時に照射しながら、窒素中50%フッ素を使用
し、反応混合物をファンで約50℃に冷却した。
フッ素化が完全に完了したことを’Hn、 m、r、スペクトロスコピーにより
確認後、同様に下式(8):のペルフルオロ[1,2−ジ(1゛ −メチルブト
キシ)]ペンタン(6,9g)に過フッ素化した溶剤を減圧下に除去した。かな
り粘性の無色透明液体が残り、”Fn、m。
r スペクトロスコピーによると下式(9):の所望のペルフルオロポリエーテ
ルであることが判明した(収量1.3g)。
実施例2.ポリ(2H−へキサフルオロプロピル)−[ジエチルポリ(エチレン
グリコール)600]のフッ素化式(6)の化合物(4,7g)を下式(10)
・の2,5−ジ(2H−へキサフルオロプロピル)オキソラン(10ml)に
溶解した。窒素中のフッ素濃度を5%、10%、20%、30%及び50%と段
階的に増加させながら溶液に窒素中のフッ素を通し、各段階でがス混合物7リツ
トルを8〜12時間通した。実施例1で実施したような紫外線照射下では窒素中
50%フッ素が更に3段階必要であった。下式(11):
の過フッ素化溶剤を減圧下に除去しく5.2g)、式(9)のペルフルオロポリ
エーテル(3,7g)を生成した。
実施例3.ポリ(2H−へキサフルオロプロピル)−[ジエチルポリ(エチレン
グリコールン400]のフッ素化下式(12):
の化合物3.6g(エチレングリコール単位の平均数は約8であり、2H−ヘキ
サフルオロプロピル基の一平均数は8である)を式(10)のオキソラン(2,
5g)に溶解し、管に入れた。先の実施例と同様に窒素中のフッ素濃度を段階的
に増加させながら、22日間かけて上述のように窒素中のフッ素を溶液に発泡し
た。最後の4日間は反応混合物に紫外線を照射した。
加圧下に除去した溶剤は上記式(11ンの溶剤であった。
残りの溶液を200℃10.O5mmHgで蒸留し、下式%式%):
のペルフルオロポリエーテルを得た(収量54g1収率64%)。
実施例4.ポリ(2H−へキサフルオロプロピル)−ジエ下式(14):
の化合物(6,9g)を式(10)のオキ゛ノラン(124g)に溶解し、管に
入れ、実施例4でフ・ソ素化しtこ。
フッ素化の完了後、式(11)の溶剤を減圧下(こ除去した。残りの液体を蒸留
し、下式(15):の所望のペルフルオロポリエーテルを得た(収量5.4g。
収率64%)。
実施例5 ポリ(2H−へキサフルオロプロピル)−18下式(16):
(式中、2H−へキサフルオロプロピル基の平均数は53である)の化合物を管
内で式(10)のオキソラン(124g)に溶解した。窒素中のフッ素混合物を
管に導入し、混合物中のフッ素濃度を先の実施例と同様に増加させた。最後の4
日間は反応混合物に紫外線を照射した。得られた式(13)の過フッ素化溶剤を
除去し、蒸留により下式(17):
の生成物(7,3g)を得た。
本発明の利点は、過フン素化ポリエーテルの生成経路におけるフッ素化段階に移
動媒体を維持する問題を解決する点にある。従来は高フツ素化溶剤はフッ素化を
実施可能にするために十分な量の出発物質を溶解することができなかったために
使用できず、更に、このためにフッ素化段階の制御能が制限されていた。
以下の実施例では式(2)の中間化合物の製造例を説明する。
以下の実施例では、次の一般手順Aを使用して式(4)又は(5)の出発ポリエ
ーテルをヘキサフルオロプロペン(又はこれに代わるフルオロアルケン)と反応
させた。
手順A
固体及び液体試薬を必要に応じて溶剤と共にガラスカリウス管(容積的60m1
)に導入し、凍結−融解により2回脱気した。次に、標準真空管路技術を使用し
て(液体空気により)冷却したカリウス管にヘキサフルオロプロペン(HFP)
を導入し、管を密封した。室温に戻した後、電気ファンで約60℃の温度に冷却
しながら、カリウス管にUV線(距離約100mmの中圧水銀灯から約1000
W)で照射した。次に管を(液体空気により)冷却し、開放した。管を室温に戻
しながら、残留HFPを回収した。
カリウス管にDEPEG 400 (4,4g、9.8mmol)、アセトン(
11,9g)及びHFP (18,8g、125mmo+)を充填し、手順Aに
記載したように丸3日間紫外線で照射した。HFP (4,9g)を回収し、ア
セトンを減圧下に除去した処、取り込まれたHFP (10,3g、63.8%
)と共に式(17)(式中、n=6及びm=3)の構造に一致する生成物が残っ
た。
L側1しヱ)孟上毛九立目う」」ニス1幻3」」工との反応
手順Aに記載したようにカリウス管にジエチルポリ(テトラヒドロフラン)(3
,0g、2.9mmol)(即ち後でジエチル化した平均分子量1000のポリ
(テトラヒドロフラン))、アセトン(19,0g)及び−HFP (16,1
g)を充填した。手順Aに記載したよう1こ紫外線照射を行った。生成物は以下
の一般式(18):%式%
実施例8.HFPに18−クラウン−6ポリエーテルを添加
18−クラウン−6ポリエーテル(4,2g、16mmoo l) 、アセトン
(11,9g)及びHFP (17,9g、 120mmo I)を充填したカ
リウス管を手順Aに従って3日間UV線で照射した。分析の結果、5モル当量の
HFPが取り込まれていることが判明した(11.6g。
71.9%); (C27H24F3゜06の理論値C32,O;H2,4%;
実測値C32,3; H2,5%):■R及びNMR分析は下記構造・
表1に関して記載したγ線を用いる上記比較経路で下記一般手順(手順F)を使
用した。
手順F
パイレックスカリウス管(容積60m1)に固体及び液体試薬と必要に応じて溶
剤を導入し、凍結−融解により2回脱気した。次に標準真空管路技術を使用して
冷却(液体空気)カリウス管にHFPを導入し、管を密封し、金属スリーブに入
れた。室温に戻した後、カリウス管に8OCO源(85krad hr”)から
γ線を照射した。次に管を冷却(液体空気)し、開放した。管を室温に戻しなが
ら残りのRFPを回収した。生成物を回収した。
比較例A1:
γ線を用いてDEPEG 600をHFPに添加カリウス管+、−DEPEG
600 (3,7g、5.7mmo +) 、アセト:z(9,9g)及びRF
P (−39,7g。
265mmol)を充填した後、手順Fに従ってγ線を4日間照射した。HPF
(34,2g)を回収し、減圧下にアセトンを除去した処、取り込まれたRF
P6当量と共に薄茶色の粘性液体(9,2g)としてポリ(2H−へキサフルオ
ロプロピル)−α−エチル−W−エトキシポリ(エチレンオキシド600を得た
; (Cs+H62F 42014の理論値C36,O; H3,7; F47
.0%: 実測値C35,85; H3,5; F46.2): IR及びNM
Rデータは高級付加物と同等であった。
比較例A2
γ線を用いてDEPEG 600をHFPに添加カリウス管にDEPEG 20
00 (4,7g、2.3mmol)、アセトン(13,2g)及びHFP (
3Q3g、202mmo+)を充填した後、γ線を7日間照射した。RFP (
23,1g)を回収し、アセトンを減圧下に除去した処、取り込まれたHFP1
4当量と共に薄茶色の粘性液体(8,6g)としてポリ(2H−へキサフルオロ
プロピル)−α−エチル−W−エトキシポリ(エチレンオキシド)2000を得
た。IR及びNMRデータは低分子量サンプルに一致した。IR数は4であった
。
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE)
、 CA、JP、 US(72)発明者 ジョエル、アンドリュー・キースイギ
リス国、ブレストン・ピー・アール・4・0・エックス・ジエイ、サルウィック
、スプリングフイールズ・ワークス、ビー・エフ・エフ・エル・フルオロケミカ
ルズ・リミテッド(番地なし)
Claims (11)
- 1.一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼(1)(式中、R6〜R14は各々完全にフ ッ素化された炭化水素基を表し、xは整数であり、y及びzの各々はゼロ又は整 数であり、x、y及びzの合計は少なくとも2で且つ100未満である)のべル フルオロポリエーテルの製造方法であって、少なくとも1個の置換基RF(RF はフッ素化炭化水素基である)を有するエーテルである溶剤の存在下で、一般式 : ▲数式、化学式、表等があります▼(2)(式中、R1、R2、R3、R4及び R5は各々置換又は非置換炭化水素基を表し、該基は異なってもよく、RF1、 RF2、RF3及びRF4は各々少なくとも2個の炭素原子と少なくとも2個の フッ素原子を含むフッ素含有炭化水素基を表し、該基は異なってもよく、又はR 1−RF1組み合わせ及び/又はR5−RF4組み合わせばフッ素含有アルキル もしくはアルケニル基を表し、xは整数であり、y及びzの各々はゼロ又は整数 であり、x、y及びzの合計は少なくとも2で且つ100未満である)を有する ポリエーテルを元素フッ素で直接フッ素化することからなる方法。
- 2.前記溶剤エーテルがフッ素化揮発性エーテルである請求項1に記載の方法。
- 3.前記溶剤エーテルが、同一でも異なってもよい基である少なくとも2個のR F基を有する請求項1又は2に記載の方法。
- 4.各RF基が2〜4個の炭素原子と少なくとも2個のフッ素原子を有する請求 項3に記載の方法。
- 5.前記溶剤エーテルがその脂環式環中に3〜5個の炭素原子を有する脂環式エ ーテルであり得る請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
- 6.前記溶剤エーテルが式: ▲数式、化学式、表等があります▼(3)を有する請求項5に記載の方法。
- 7.各RF基がCF2CFHCF3である請求項3から6のいずれか一項に記載 の方法。
- 8.請求項1から7のいずれか一項に記載の方法により製造された請求項1に記 載の一般式を有するペルフルオロポリエーテル。
- 9.請求項1に記載の一般式(1)の単位を有する中間体の製造段階が、紫外線 照射により賦活されると反応の誘発を助長する増感媒体の存在下で、直鎖又は分 枝鎖又は環式ポリエーテルを、少なくとも2個のフッ素原子を含む直鎖又は分枝 鎖又は環式フルオロアルケンと反応させる段階を含む請求項1から7のいずれか 一項に記載の方法。
- 10.前記増感媒体が、照射する紫外線のスペクトル領域内に強い吸光係数を有 する試薬の溶剤である有機液体である請求項9に記載の方法。
- 11.前記増感媒体がアセトン又はトリフルオロエタノールからなる請求項10 に記載の方法。
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