【発明の詳細な説明】
寿命延長のための高度免疫乳の使用
本願は、1992年6月16日出願ノ米国特許出11ii第07/899.51
9号の一部継続出願であり、その全内容を本明細書の記載に取り込ませる。
発明の分野
本発明は、生理学的老化を抑制し、寿命を延長し、動物の生理学的老化の開始を
阻害し、生理学的または年齢的に老いた動物における生理学的機能能力を回復さ
せるための高度免疫乳の使用に関する。
発明の背景
老化は、環境的ストレスに対する器官の適応能力または克服能力の減少により特
徴づけられる。個体の老化は正常な免疫細胞機能の減少により明らかであり(マ
キノダン(Makinodan)ら、アドバンス・イミュノロ(Adv、 Im
munol、 )第29巻=287−330頁(1980年)、ウェイト(fa
de)ら、アドバンシズ・インーイミュノロジー第36巻・143〜188頁(
1984年))、その減少は異種リンパ細胞数の他の変化のレベルの低下による
(ボッチ、ブイ(Bocci、 V、 ) 、バイオローレビュ(Biol、R
ev、)第56巻=68頁(1981年))といういくつかの証拠がある。生化
学的には、老化に伴う免疫系の劣化は、胸腺リンパ質量の減少(ヒロカワ(Hi
roka冒a)ら、クリニカル・イミュノロジー・アンド・イミュノバソロジー
(CIin、 Immunol、 & Im+nunopatho1. )第2
4巻+251〜262頁(1982年))、有糸分裂誘発性または同種異系抗原
的刺激に対する牌臓細胞の増殖応答の低下(チャンドラ、アール・ケイ(Cha
ndra、 R,K、 )イミュノロジー(Immunol、 )第67巻+1
41〜147頁(1989年);アドラ−(Adler)ら、ジャーナル・オン
・イングランド(J、 Immunol、 )第107巻=1357〜1362
頁(1971年))および抗−ヒツジ赤血球(SRBCで免疫化した後の牌臓中
のSRBC抗体)の発生頻度の減少(プライス(Price)ら、ジャーナル・
オン・イミュノロジー第108巻 413〜417頁(1972年))により測
定される。この老化の効果は免疫学的老化といわれる。老化に関連した上記免疫
学的機能の変化は、対象を、自己免疫疾患、腫瘍および生命を脅かす伝染病をは
じめとする種々の医学的症状にかかりやす(する(ウェイトら、アドバンシズ・
イン・イミュノロジー(Adv、 rmmunol、 )第36巻+143〜1
88頁(1984年):ボソチ、ブイ、バイオローレビュ(Biol、Rev、
)第56巻:68頁(1981年))。
上記老化に関連した免疫学的変化の予防または回復に関する処置として、食事療
法(チャンドラ、アール・ケイ、イミュノロジー第77巻:141〜147頁(
1989年)、クポ(Kubo)ら、ジャーナル・オン・ニュートリジョン(J
、 Nutr、 )第114巻:1884−1899頁(1984年)ニガプリ
ニルセン(Gabrielsen)ら、ネイチャー (Nature)第264
巻+439−440頁(1976年))および細胞移植(ヒロカワら、クリニカ
ル・イミュノロジー・アンド・イミュノパソロジー第24巻:251〜262頁
(1982年);プライスら、ジャーナル・オン・イミュノロジー第108巻
413〜417頁(1972年))が提案されている。しかしながら、さらなる
研究により、食事療法のみが、老化に関連した生命を脅かす危険性を僅かに減少
させたことが示唆された(チャンドラ、アール・ケイ、イミュノロジー第67巻
・141〜147頁(1989年))。
動物においては、腸に関連したリンパ様組織(GALT)は、腸内細菌の全身へ
の侵入に対する重要な防御である(ウェイトら、アドバンシズ・イン・イミュノ
ロジー第36巻:143〜188頁(1984年))。GALTは、上皮内リン
パ球(IEL)および固有層リンパ球を含む非組織化リンパ様成分、および腸間
膜リンパ節(MLN)およびバイエル板(Peyer’ s patchs)の
ごとき組織化リンパ様成分からなる。老化した個体における腸内微生物叢の転座
および/または老化した個体における免疫学的老化に対する防御におけるこれら
の細胞の必要性については明らかでない。胃腸消化管からの固有の腸内細菌の転
座は、健康な成熟動物には起こらないが、(i)腸内皮の透過性が変化している
場合、(if)異常に高レベルの腸内細菌数が存在する場合、および(iii)
動物の免疫系が損傷を受けている場合の動物において起こる(パーグ、ロドニー
・ディー(Berg。
Rodney D、 ) 、 rヒユーマン・アンド・インテステイナル・マイ
クロフローラ・イン・ヘルス・アンド・デインーズ(Human & Inte
stinal Microflora in Healthand Disea
se) J第15巻・38〜346頁(1983年))。
現在、腸内細菌の侵入に対する防御について2つの知られているが問題のある方
法が存在する。第1の方法は、腸内の病原性細菌数を除去または減少させること
を包含する。マストロマリオ(Mastromario)らは、抗生物質投与が
、細菌の侵入を有意に防御すると報告している(マストロマリオら、ラジエーシ
ョン・リサーチ(Radiat、 Res、 )第68巻:329〜338頁(
1976年))。しかしながら、抗生物質投与もまた、抗生物質耐性病原菌によ
るコロニー形成に対する宿主感受性を高める。ついで、このコロニー形成は、老
人固有の感染症を引き起こす。さらに、バーブは、「見境もな(抗生物質を経口
投与すると腸内細菌のエコロジーを破壊し、細菌の転座を促進し、患者の日和見
感染の危険性を増加させる」と報告している(バーグ、ロドニー・ディー、「ヒ
ユーマン・インテステイナル・マイクロフローラ・イン・ヘルス・アンド・ディ
シーズ」第15巻=342頁(1983年))。腸内細菌の侵入から個体を防御
、すなわち固有の感染から防御するための第2の方法は、細菌感染に対する宿主
の防御機構を特異的または非特異的に増大させることである。有効なマクロファ
ーシアクチベータ(macrophage activator)がマウスにお
ける腸内大腸菌の転座速度を低下させることが報告されている(ヨシカイ(Yo
shikai)ら、マイクロバイオ口・イミュノD (Microbiol、
Immunol、 )第27巻+273−282頁(1983年))。牛乳免疫
グロブリンも、エンテロトキシン大腸菌またはロタウィルス感染の予防に有効で
あると報告されている(タケット(Tacket)ら、ニュー・イングランド・
ジャーナル・オン・メディンン(N、 Engl、 J、 Med、 )第31
8巻:1240〜1243頁(1988年);ヒルパート(Hilpert)ら
、ジャーナル・オン・インファクシャス・ディシーズ(J、 Infect、
Dis、 )第156巻:158〜166頁(1987年))。
発明の概要
本発明は、腸内細菌をはじめとする細菌の抗原で高度に免疫された乳産生動物由
来の高度免疫乳の使用に関する。
本発明は、動物における生理学的老化を抑制し、寿命を延長し、生理学的老化の
開始を遅延し、生理学的または年齢的に老化した動物における生理学的機能能力
を回復させるに十分量の本発明高度免疫孔の投与に指向される。
さらに本発明は、老化した、または免疫を損傷した動物において観察される免疫
学的機能低下を防止し、免疫損傷あるいは老化した動物の胃腸消化管からの固有
腸内細菌の転座を治癒もしくは予防するに十分量の本発明高度免疫孔の投与し、
それにより固有の感染を治療または予防することに指向される。より詳細には、
本発明高度免疫孔は、損傷を受けた動物の腸管を越えて固有の腸内細菌が転座す
るのを防ぐのに十分量、動物に投与された場合、老化、さもなくば免疫損傷した
動物の免疫機能低下の開始を遅延、該機能低下の速度を低下、あるいは該機能低
下を回復させる。
本発明によれば、イー・コリ(E、coli) 、ニス・ティフィムリウム(S
。
typhimurium)およびニス・ディスエンテリアエ(S、 dysen
teriae)のごとき腸内細菌をはじめとする細菌の抗原で高度に免疫された
、例えばつ/のような乳産生動物由来の高度免疫乳の投与により、動物における
生理学的老化の抑制、寿命の延長、生理学的老化の開始の遅延が効果的に行われ
、生理学的または年齢的に老化した動物における減少している生理学的機能能力
が回復されることが確認された。
さらに、ついに、本発明高度免疫孔の投与により、老化したマウスのごとき老化
または免疫損傷を受けた動物の血清中の抗−腸内細菌抗体レベルが効果的に低下
することが確認された。すなわち、本発明高度免疫孔は、老化または免疫損傷を
受けた動物の胃腸消化管から血清への腸内細菌の転座を防止する。さらに、かか
る高度免疫乳の投与により、老化に関連したGALTおよび膵臓細胞の外来抗原
による刺激に対する増殖的応答の低下に対して防御が行われることが見いだされ
た。すなわち、高度免疫乳の使用により、生理学的老化および免疫学的老化に関
連した免疫学的機能低下に対する防御が行われることが確認された。さらに、つ
いに、高度免疫乳の投与により、固有の細菌の胃腸消化管からの転座により引き
起こされる感染症が防止されることが確認された。
図面の簡単な説明
添付図面と併せて以下の詳細な説明を参照することにより、本発明およびその多
くの注目すべき利点がより完全に理解される。
図1は、体重曲線を示す。2力月齢のC57BL/6マウスを2種の餌(120
g/体重kg/日)で16力月間飼育した。O1対照乳;・、高度免疫乳。
各ポイントおよび縦線はχおよびSD (n=20)を示す。スチューデントの
t試験(Student’s t−test)において、いずれの時間ポイント
における体重も、2群の間において統計学的相違を示さなかった。
図2は、種々のリンパ様組織の細胞動力学を示す。ネズミの器官を8および16
力月齢において採取した。O1胸腺;△、牌臓;ロ、MLN :O,I EL
(これらは対照孔を与えられたネズミから得た(n=8))。・、胸腺;ム、牌
臓;閣。
MLN;・、IEL(これらは高度免疫乳を与えられたネズミから得た)。各ポ
イントおよび縦線はχおよびSDを示す。を−試験おける対照孔を与えられた群
との統計学的相違はp<0.005であった。
図3は、腸管内のエンテロバクテリウム属の数を示す。各群から5匹のマウス(
8か月齢)を試験した。ロ、対照乳;■、高度免疫乳。各ポイントおよび縦線は
χおよびSDを示す。対照孔を与えられた群との統計学的相違は”p<0.05
および” p<0.025であった。
図4は、腸内細菌に対する血清中の抗体レベルを示す。各群から5匹のマウスを
ELISAにより試験した。抗体レベルを、405nmにおいてEIAリーダー
で測定した。各ポイントおよび縦線はχおよびSDを示す。対照孔を与えられた
群との統計学的相違はp<0.005であった。
図5 (A、BおよびC)は、GALT細胞上の細胞表面マーカーに対するFA
C8分析を示す。ストレプトアビジン−DuoCHHOME添加前に、IELお
よびMLN細胞をフルオレセインイソチオシアナー1−(FITC)−抗−CD
3モノクローナル抗体(Mab) 、PE−抗−CD4Mabおよびビオチン−
抗−CD8Mabで染色した。CD3’細胞おけるCD4およびCD8表面マー
カーの3色分析を、FAC3canを装備したFACSCAN・リサーチ・ソフ
トウェア(FACSCAN Re5earch Software)を用いて行
った。ビオチン−Thylおよびストレプトアビジン−PE添加前に、他の細胞
を、FITC−抗−αβ(α/β(TcR))(α/βT−細胞受容体のベータ
サブユニット不変部)MabまたはFITC−抗−Cδ(γ/δTcR)(γ/
δT−細胞受容体のデルタサブユニット不変部)h4abで染色した。IELサ
ブセットの細胞動力学。個々のポイントを、細胞表面マーカー有りおよび/また
は無しの細胞の全細胞数に対するXのパーセント値として計算した。O,CD3
”;△、CD4’CD8’:ロ、CD4−CD8’;O,CD4−CD8− (
図5Aにおいて対照孔を与えられたマウ7. (n=6)由来のIELにおいて
)。αβを有するT細胞:△、γ6を有するT細胞(図5Bおよび5Cにおいて
高度免疫乳を与えられたマウス(n=6)由来)。各ポイントおよび縦線はχお
よびSDを示す。X対照孔を与えられた群との統計学的相違はp<0.025で
あった。
図6 (AおよびB)は、GALT細胞上の細胞表面マーカーに対するF A
CS分析を示す。ストレプトアビジン−DuoCHROME添加前に、IELお
よびMLN細胞をフルオレセインイソチオシアナート(F I TC)−抗−C
D3モノクローナル抗体(Mab) 、PE−抗−CD4Mabおよびビオチン
−抗−CD8Mabで染色した。CD3’細胞おけるCD4およびCD8表面マ
ーカーの3色分析を、FAC5canを装備したFACSCAN・リサーチ・ソ
フトウェア(FACSCAN Re5earch Software)を用いて
行った。ビオチン−Thylおよびストレプトアビジン−PE添加前に、他の細
胞を、FITC−抗−αβ(α/β(TcR))(α/βT−細胞受容体のベー
タサブユニット不変部)MabまたはFITc−抗−Cδ(γ/δTcR)(γ
/δT−細胞受容体のデルタサブユニット不変部)Mabで染色した。MLN細
胞サブセットの細胞動力学。細胞表面マーカーを、図5で示したのと同じシンボ
ルで示す。対照孔を与えられた群との統計学的相違はZ p <領005および
工” p<0.025であった。
図7 (AおよびB)は、IELの細胞溶解アッセイを示す。51Cr−クロム
酸ナトリウムで標識したP815腫瘍細胞を、1μg/mlの抗−CD3’細胞
の存在下、ウェルあたり1.5X10”個の濃度で使用した。各群から6匹のマ
ウスを試験した。Q、対照孔:・、高度免疫乳:0.リファレンス(1,5力月
齢)。各ポイントおよび縦線はχおよびSDを示す。対照孔を与えられた群との
有意差はp<0.1であった。
図8は、有糸分裂誘発性または同種異系抗原的刺激に対するMLN細胞の増殖応
答を示す。2μg/mlのPHAまたは同体積のBALB/cマウス由来の膵臓
細胞とともに、ウェル当たり5.0X105個の濃度で細胞を37℃で68時間
培養した。37MBqの[メチル−3)(]−チチミンをウェルに添加し、さら
に4時間インキュベーションした。MLN細胞の有糸分裂誘発応答。O1対照乳
(n=6);・、高度免疫乳(n=6)。各ポイントおよび縦線はχおよびSD
を示す。I対照孔を与えられた群との統計学的相違は”p<0.025であった
。
図9は、有糸分裂誘発性または同種異系抗原的刺激に対するMLN細胞の増殖応
答を示す。2μg/mlのPHAまたは同体積のBALB/cマウス由来の膵臓
細胞とともに、ウェル当たり5.0X10s個の濃度で細胞を37℃で68時間
培養した。37MBqの[メチル−3)(]−チチミンをウェルに添加し、さら
に4時間インキュベーションした。MLN細胞の混合白血球反応。△、対照乳(
n=6):ム、高度免疫乳(n=6)。各ポイントおよび縦線はχおよびSDを
示す。!対照孔を与えられた群との統計学的相違は”p<0.05であった。
図10(AおよびB)は、膵臓において5RBCに対してプラークを形成した細
胞数を示す。マウス(8力月齢)にlXl0’個の5RBCを腹腔内注射した。
免疫後、4および7日目にマウスを試験した。ロ、対照乳;■、高度免疫乳。各
ポイントおよび縦線はχおよびSDを示す。対照孔を与えられた群との統計学的
相違はp<0.001であった。
図11は、5sDNAに対する自己抗体の血清におけるレベルを示す。各群から
5匹のマウスを試験した。O9対照乳:・、高度免疫乳。抗体のレベルを、40
5nmにおけるEIAリーダーによる吸光度として示す。各ポイントおよび縦線
はχおよびSDを示す。対照孔を与えられた群との統計学的相違はp<o、1で
あった。
図12は、高度免疫乳ム、対照孔△または水○のいずれかを与えられたラットの
寿命を、日数(X軸)に対する生存ラット数(Y軸)の関数として示す。
図13は、高度免疫乳ム、対照孔△または水Oのいずれかを与えられたラットの
寿命を、日数(X軸)に対する生存ラット数(Y軸)の関数として示す。
図14は、高度免疫乳、対照孔、または水を与えられたラットの生存日数を示す
棒グラフである。
定義
「高度免疫乳」は、本発明の目的に関しては、高度免疫状態に維持された乳産生
動物から得た乳を意味する。高度免疫の詳細は下記にある。かかる乳は液体また
は粉末形態であってよく、例えばスキムミルクの形態が挙げられる。
「通常孔」または「対照孔」は、本発明の目的に関しては、慣用的方法および酪
農慣習により乳産生動物から得た乳を意味する。かかる乳は液体または粉末形態
であってよく、例えば、ストール・ミルク・バイオロジクス・インターナショナ
ル(Stolle Milk Biologics Internationa
l) (SMB I ニオバイオ州シンシナチ(Cincinati) )から
得られるスキムミルクの形態が挙げられる。
「乳産生動物」は、本発明の目的に関しては、商業的に使用可能な量の乳を産生
ずる動物、好ましくはウシ、ヒツジおよびヤギ、より好ましくはボス(Bos)
(ボバイド(boν1d))種の乳牛、特にホルスタイン(Holstein)
のごとき高収鳳の乳を産生する系統の乳牛を意味する。
「投与する」は、本発明の目的に関しては、物質で対象を治療(例えば経口的に
)するいかなる方法をも意味する。
「治療」は、本発明の目的に関しては、症状/疾患および/または当該症状/疾
患の原因を改善または完全に除去することを意味する。
「細菌抗原」は、本発明の目的に関しては、宿主において免疫応答を誘導しうる
生菌または死菌細胞の標品、あるいは細菌細胞または細菌由来の遺伝子がら得ら
れるいかなる成分をも意味する。
「微小カプセル化形態」は、本発明の目的に関しては、乳産生動物に投与するた
めの1種またはそれ以上の細菌抗原を封入したポリマー微粒子を意味する。
「動物」は、本発明の目的に関しては、年齢的老化、生理学的老化、または免疫
学的老化のうちのいずれか1つまたはそれ以上に対する対象となる生物を意味し
、例えば、ヒトおよび他の動物、特に、農業用動物、家畜研究用動物、および動
物園の動物を包含する。
「固有の感染」は、本発明の目的に関しては、固有の腸内細菌(当該動物の胃腸
消化管に存在する細菌)の当該動物の胃腸消化管から他の器官、組織、血液等へ
の転座により引き起こされる血液または全身の感染を意味する。かかる感染に感
受性のある動物としては、免疫損傷を受けている動物、すなわち、白血病、AI
DSにかかっている動物、老化した動物等が挙げられる。老人医学における患者
および免疫損傷患者をはじめとする動物において、本発明方法による高度免疫乳
での治療により、かかる固有の感染は防止されつる。
「延長された寿命」または「寿命の延長」なる語は、本発明の目的に関しては、
当該種における正常と思われる寿命以上に延長された寿命、または当該種におけ
る正常と思われる寿命を延長することを意味する。
「生理学的老化」または「生理学的年齢」なる語は、本発明の目的に関しては、
年齢について評価される「年齢的老化」に対立するものとしての「生理学的機能
能力」について評価される年齢を意味する。よって、「生理学的老化を抑制する
」なる語は、生理学的機能能力の低下を遅くすることを意味する。かがる生理学
的機能能力の低下は年齢的老化に関連していても関連していなくてもよい。
「低下した生理学的機能能力」なる語は、本発明の目的に関しては、動物の正常
な生理学的(正常な活動の)プロセスの低下または劣化、すなわち、すべての正
常から負への変化を意味する。かかる低下または劣化は、年齢的老化0例えば自
己免疫疾患、AIDS、感染、および癌をはじめとする疾患:または正常な免疫
細胞の機能の低下を引き起こす症状に関連またはそれによる低下あるいは劣化を
包含してもしなくてもよい。低下した生理学的機能能力の臨床的確証としては、
例えば、感染する機会の増加、腫瘍、自己免疫および免疫に関する症候群が挙げ
られる。
「回復」なる語は、本発明の目的に関しては、動物の生理学的機能能力を正常範
囲にまで高めることを意味する。生理学的機能能力が低下または回復したかどう
かの決定は、本発明が属する分野の当業者により容易に行われつる。
「免疫学的老化」なる語は、本発明の目的に関しCは、免疫学的老化により特徴
づけられる状態で、そして特に例えば胸腺T細胞数のいくらかまたはすべての減
少、を糸分裂誘発に対する応答の低下、膵臓と腸間膜リンパ節細胞との混合リン
パ球培養反応の低下、血清中における腸内細菌に対する抗体数の増加により示さ
れる胃腸消化管からの細菌あるいは細菌抗原の転座数の増加、胸腺リンパ質量の
減少、有糸分裂誘発性または同種異系抗原的刺激に対する膵臓細胞の増殖応答の
低下、5RBCで免疫した後の膵臓における抗−ヒツジ赤血球(SRBC)抗体
の出現頻度の減少、および例えば抗−5sDNA自己抗体のごとき自己抗体の血
清におけるレベルの増加をはじめとする免疫機能の低下した状態を意味する。
「免疫損傷した」なる語は、動物または個体が、本発明の目的に関しては、例え
ば、後天性免疫不全症候群(AIDS)のごとき、正常な免疫細胞の機能を低下
させる症状にかかっている動物またはヒトであることを意味する。
好ましい具体例の詳細な説明
本発明は、一部には、ウシのごとき乳産生動物が腸内細菌を含有するワクチンで
高度免疫の状態にされた場合、当該動物はかかる細菌に対する正常値を超えたI
gGを含有する乳を産生ずるという発見に基づ(。対象に対するこの高度免疫乳
の経口投与により、かかる対象の生理学的老化が抑制され、モして/または生理
学的にあるいは年齢的に老化した動物の低下した生理学的機能能力が回復させら
れる。「正常値を超えた」なる語は、高度免疫されていない動物の乳に見られる
レベルを超えたレベルを意味する。
本発明高度免疫乳を種々の腸内細菌(例えば表2参照)に対して高度免疫された
乳牛から得る。高度免疫乳は、抗体活性を維持するための温度調節下で製造され
る。温度調節は、161’Fないし167°Fの範囲で滞留時間15〜19秒、
好ましくは163°Fないし165°Fの範囲で滞留時間16〜18秒、そして
より好ましくは殺菌温度164°Fで滞留時間17秒の低温殺菌工程を用いて高
度免疫乳を殺菌することを意味する。殺菌工程に続いて、100°Fないし11
0° Fの温度範囲、好ましくは103°Fないし107°F、そしてより好ま
しくは105°Fにおける低温エバポレーション工程を行う。エバポレーション
段階において高度免疫乳の全固形物量が40%になった場合、354″Fないし
394°F、好ましくは364°Fないし384°F1そしてより好ましくは3
74°Fにおいて低温噴霧乾燥工程を用いて該乳を噴霧乾燥する。噴霧乾燥して
いる間の出口温度は170°Fないし200°F1好ましくは180″Fないし
190°F、より好ましくは185°Fである。本発明高度免疫孔の栄養成分は
、対照孔の成分(ゴレイ(Golay)ら、アメリカン・ジャーナル・オン・ク
リニカル・ニュートリンヨン(^m、 J、 C11n、 Nutr、 )第5
2巻:1014〜1019頁(1990年))と同じである。しかしながら、1
gGa度、およびヒトの腸内細菌(表2)に対するIgG抗体活性は、対照乳中
よりも本発明高度免疫乳中において有意に高い。
a、高度免疫孔製造方法
免疫応答および抗体産生を刺激するに十分な初期免疫を動物に行い、ついで、十
分に高用量の特異的抗原で定期的に追加免疫することにより、高度免疫状態を達
成しつる。追加免疫の好ましい用量は、ウシの初期免疫を起こすのに必要な量の
50%に等しいかまたはそれ以上である。よって、ウシが正常に免疫されている
状態であっても、乳中に当該特徴が現れない用量の閾値が存在する。必要な高度
免疫状態を達成するためには、最初の一連の追加免疫投与の後に高度免疫乳を試
験することが必要である。動物が免疫学的に応答していないというように有益な
ファクターが乳中に存在しない場合には、乳中に当該特徴が現れるまで高用量の
追加免疫を投与する。
要約すると、高度免疫乳の製造法は以下の工程からなる= (1)抗原の選択(
腸内細菌、腸内細菌抗原および特にヒト・腸内細菌またはその抗原性抽出物);
(2)乳産生動物、特にウソに対する初期免疫; (3)初期誘導の対する感受
性を確認するための血清の試験; (4)適当な用量の追加免疫での高度免疫;
および、所望により(5)防御的特性についての乳の試験; (6)高度免疫さ
れたつ/からの乳の採取;および、所望により(7)乳の加工。
工程1.いかなる腸内細菌抗原または腸内細菌抗原の混合物であっても使用する
ことができる。この工程において重要な点は、腸内細菌抗原により免疫が誘導さ
れ、乳産生動物が高度免疫状態にされつるのみならず、高度免疫乳中に正常値を
超えたレベルの腸内細菌に対するIgGが産生されうることである。1の好まし
いワクチンは、実施例2に詳細に記載するシリーズ100 (SerieslO
O)ワクチンと呼ばれる多価細菌抗原の混合物である。
工程2.工捏1の抗原を、感受性を引き起こすいかなる方法によっても乳産生動
物の投与することができる。lの方法において、lXl0’ないし1xlO”個
、好ましくは101ないし1010個、最も好ましくは2xlO@個の熱殺菌細
菌由来の抗原からなるワクチンを筋肉内注射により投与する。しかしながら、静
脈注射、腹腔的注射、直腸止剤、または経口投与のごとき他の方法を使用しても
よい。
工程3:乳産生動物が腸内細菌抗原に対して感受性になったかどうかを調べる必
要がある。感受性を試験するための、免疫学分野の当業者に知られた多くの方法
がある([メソソズ・イン・イミュノロジー・アンド・イミュノケミストリー(
Methods in Immunology and Immunoche+
5istry) J 、ウィリアム、シーφエイ(William、 C,A、
)およびチェイス、ダブリユウ・エム(Chase、 Il、 M、)、ニュ
ーヨークのアカデミツク・プレス(Academic Press)第1巻〜第
5巻(1975年))。
好ましい方法は、複数の腸内細菌種からなる多価ワクチンを抗原として使用し、
該ワクチンによる攻撃の前後において血清中の凝集性抗体の存在について試験す
るものである。該ワクチンで免疫後の乳抗体の存在は感受性を示す。このポイン
トを通過すれば工程4に進むことができる。
工程4 この工程は、感受性となった動物において高度免疫状態を誘導し維持す
ることを包含する。このことは、初期の感受性付与を行うのに使用したのと同じ
多価ワクチンを一定期間の間隔をおいて繰り返し追加免疫することにより達成さ
れる。多価細菌性ワクチンには、2週間の追加免疫間隔が最適である。しかしな
がら、動物が高度免疫状態を経て当該抗原に対して免疫耐性となっていないこと
を確認する必要がある。
好ましい具体例において、乳産生動物の高度免疫を、実施例2に詳細に記載した
ように調製された微小カプセル封入ワクチンの単−回投与により達成することも
できる。該徐放形態による高度免疫の利点は、抗原に対する一定の暴露により動
物が高度免疫状態を維持するということである。
別の具体例において、例えば微小カプセル封入抗原および液体抗原の同時投与、
あるいは初期免疫を筋肉内注射で行い、追加免疫を経口もしくは微小カプセル封
入体による非経口投与で行うといった異なる免疫方法を組み合わせることも可能
である。初期および高度免疫の多くの異なる組み合わせが当業者に知られている
。
工程5・乳を防御的効果について試験することが必要である。このことは、高度
免疫乳またはそれから製造される製品の免疫機能に対する効果を試験するいずれ
の既知方法によっても達成されうる。
工程6:この工程は、乳の採取および加工を包含する。慣用的方法により乳を採
取することができる。さらに、乳を加工することができる。かかる加工を慣用的
方法により行うことができる。例えば乳を脱脂してスキムミルクとすることがで
きる。
本発明高度免疫乳を、単に粉末または液剤形態として経口投与してもよく、ある
いは組成物として与えてもよい。T−リンパ球機能を抑制、または免疫学的老化
を予防、あるいは免疫機能低下の開始を遅延、免疫機能低下速度を低下もしくは
低下した免疫機能を回復させるいかなる量または濃度であってもこれらの組成物
を投与することができる。経口投与用の本発明高度免疫乳の固体剤型としては、
カプセル、錠剤、丸薬、粉末および顆粒が挙げられる。かかる固体剤型中におい
て、活性化合物を少なくとも1種の蔗糖、乳糖または澱粉のごとき不活性希釈剤
と混合することができる。かかる剤型もまた、通常の実施において不活性希釈剤
以外のさらなる物質を含有していてもよい。カプセル、錠剤、および火剤の場合
、剤型が緩衝化剤を含有していてもよい。錠剤および火剤がさらに腸溶コーティ
ングされていてもよい。
経口投与用の液体剤型としては、乳自体をはじめとする医薬上許容されるエマル
ジョン、製薬分野で通常使用される不活性希釈剤を含有する溶液、懸濁液、シロ
ップおよびエリキシルが挙げられる。かかる組成物が、不活性希釈剤以外に、/
ii潤剤、乳化剤および呼濁化剤、ならびに甘味料のごときアジ二ノくントを含
有していてもよい。
本発明組成物中の活性成分の用量を変更してもよい。しかしながら、適当な剤型
が得られるような活性成分量とすることが必要である。選択される剤型は、所望
する効果、投与経路および治療期間に依存する。さらに、選択される剤型は通常
の当業者により容易に決定されうる。
好ましくは、高度免疫乳をスキムミルクの形態として、T−リン、(球機能を抑
制または免疫学的老化を予防するに十分量を動物に経口投与する。適当な用量範
囲は、1日あたり約1g/体重kgないし1日約200g/体重kg、好ましく
は1日約50g/体重kgないし1日約150 g/体重kg、より好ましく1
ま1日約98g/体重kgである。毎日の好ましい投与回数は1日1〜4回、好
ましくは1日2回である。好ましくは、治療を動物が生きている間ずつと行うべ
きである。本発明高度免疫乳を若いうちから投与することは必ずしも実用でなL
X0治療を開始する年齢がいくつであろうと有益な効果を得ることが可能である
。
全乳粉末、バルク蛋白濃縮粉末またはホエー蛋白濃縮粉末のごとき他の乾燥形態
として高度免疫乳を投与してもよい。全乳粉末の適当な用量範囲はスキムミルり
粉末について説明したのと同じ範囲である。乳蛋白濃縮粉末およびホエー蛋白濃
縮粉末の適当な用量範囲は、体重1kgあたり1日約0.1グラムなし1し体重
1kgあたり1日約20グラム、好ましくは、体重1kgあたり1日約5グラム
ないし体重1kgあたり1日約15グラム、より好ましくは体重1kgあたり1
日約9.8グラムである。高度免疫乳を、全乳、スキムミルク、乳蛋白濃縮物、
ホエー蛋白應縮物または投与用の別の液体組成物のごとき液剤形態として投与し
てもよい。液体乳製品の適当な用量範囲は、体重1kgあたり1日01ミリリツ
トルないし体重1kgあたり1日約200ミリリツトル、好ましくは体重1kg
あたり1日約1ミリリツトルないし体重1kgあたり1日約50ミリリツトル、
より好ましくは体重1kgあたり1日約25ミリリツトルである。1日の好まし
い投与回数は1日1ないし4回、好ましくは1日2回である。好ましい治療期間
の長さは対象が生きている間ずっとである。
用量および投与回数、ならびに治療期間の長さは、動物または患者の年齢および
一般的健康状態、ならびに種に依存し、また副作用を考慮に入れて決定される。
用量、回数および治療期間の長さの最適化は当業者により行われ得る。投与は、
同時に行っている他の薬剤での治療および投与薬剤に対する患者の耐性にも依存
する。
本発明のワクチンにおける使用に適する細菌またはその細菌抗原としては、ヒト
または他の動物の腸内細菌が挙げられる。かかる適用な細菌としては、例えば、
以下のものが挙げられる(アステリスクを付したものについては表の終わりに説
明がある)。
(1)x腸内細菌科のメンバー、例えば以下のものを包含する:ニス・ノスエン
テリアエ(S、 dysenteriae) (アメリカン・タイプ・カルチャ
ー・コレクションCAmerican 丁ype Cu1ture Co11e
ction) (ATCC)受託番号13313.11835+ヒト:2734
5,29027.29028;動物=27346/チンパンジー);ニス・フレ
クスネリ(S、flexneri) (ATCC番号: 29903 ;ヒト:
25929および25875):ニス・ボイジイ(S。
boydii) (A T CC番号+8700;ヒト+25930);ニス・
ソネイ(S。
5onnei) (A T CC番号: 29930 ;ヒト+ 25931.
29029.29030および29031)をはじめとするシゲラ(Shige
lla) ;イー・コリ(ATCC番号:26.11775:ヒト:9339.
9546.9980.11698.11699.e11775,12036.2
3510〜23512.23514,23515,23519.23520〜2
3522,23524゜23526〜23529,23977.23530〜2
3534:23978.23980〜23983.29552および23985
:動物:ウシ/4350.4351.23540.23541および2354
3)をはじめとするエンエリシア(Escherichia) :
イー・ホンナエ(E、 hoshinae) (A T CC番号・動物:ツノ
メドリ/33379)、イー・タルク(E、 tarda) (A T CC番
号、ヒト:15947,15469゜23657〜23712および23837
)をはじめとするエドヮルドシェラ(Edvardsiella) :
ニス・パラティフィーA (S、paratyphi−^) (ATCC番号+
9510,9281.12176および11511);ニス・ンヨットミュレリ
(S。
schottmuelleri) (A T CC番号8759)+ニス・ティ
フィムリウム(S。
typhimuriu++) (ATCC番号:13311 ;動物・ウシ/1
4028);ニス・コレラニスイス(S、choleraesuis) (AT
CC番号: e13312,7001);ニス−エンテリテイディス(S、en
teritidis) (ATCC番号:4931および13076);ニス・
ガリナルム(S、gallinarus) (ATCC番号:9184);以下
の血清型:モンテビデオ(montevideo) (ATCC番号:8387
Lニユーボート(nevport) (A T CC番号: 6962.278
69) 、アナトラム(anatum) (ATCC番号: 9270) 、=
、イントン(newinton) (ATCC番号:29628)、ハイデルベ
ルグ(heidelberg) (A T CC番号+8326)、セントボー
ル(saintpaul) (ATCC番号:9712Lボツダム(potsd
am)(ATCC番号:25957)、ツウィカウ(zrikau) (A T
CC番号;15805)およびジャバニカ(javanica) (ATCC
番号:10721)を含むニス・スピーシズ(S、sp、)(ATCC@号:2
9890)をはじめとするサルモネラ(Salmonella) ;
エイ・ヒンンヤウィイ(^、hinshawii) (サルモネラ・アリゾナエ
(Salmonella arizonae) ) (ATCC番号:e133
14)をはじめとするアリシナ(^rizona) ;
シー・フロインディイ(C,freundii) (A T CC番号 809
0 :ヒト:6750.29219〜29222および33128 ;動物ニラ
イブストック(livestock) / 29935 ) ;およびシー・デ
ィベルスス(C,diversus) (ATCC番号: 27516 :ヒト
:25409.29224および29225)をはじめとするントロバクター(
Citrobacter) ;ケイ・−ニー モー1−ア−r−(Lpneum
oniae) (ATCC番号: 9590.13883:ヒト:20916,
20917.33495,29642:動物:ウシ/4352、ビーバー/47
27)をはじめとするクレブシェラ(Hebsiella) ;イー・クロアカ
ーr−(E、 cloacae) (A T CC番号:ヒト:e13047,
29005.29006.10699および29893);イー・アエロゲネス
(E。
aerogenes) (A T CC番号:884:ヒト: e13048,
15038,29010.29751および29940);イー・アグロメラン
ス(E、 agglomerans)(ATCC番号:ヒト: 27155.2
7988,27984.27987,29001.29002.27998,2
7981.27993.27991および27989);イー1ハフイニアエ・
アルベイ(E、 hafiniae alvei) (ハフィニア・アルベイ(
Hafinia alvei)と同じ)(ATCC番号:13337,9760
,11604.23280,25927.ヒト: 29926および29927
)をはじめとするエンテロバクタ−(Enterobacter) ;ニス・マ
ルセセンス(S、marcescens) (ATCC番号 13880;ヒト
=9103.25179.27137.29021.29022および2993
7゜動物・サル/4002.1−カゲ/6065);ニス・リクエファシエンス
(S。
1iquefaciens) (ATCC番号:25792,11367、e1
4460,14461.19323.動物:乳製品/25641〜25643)
;およびニス・ルビダエア(S、rubidaea) (ATCC番号:275
93.ヒト:29023):をはじめとするセラチア(Serratia) ;
ピー・ミラビリス(P、+l1rabilis) (ATCC番号:29906
.4675,9240.9921,12453.14153,14273.15
290.15363゜21100.21635および21718 ;ヒト:46
30.7002.25933.29852.29854−29856):ピー・
モルガニイ(P、morganii) ;ピー・ブルガリア、 (P、vulg
aris) (ATCC番号:e13315;ヒト=8427.27972.2
7973,33420.6898)をはじめとするプロテウス(Proteus
) ;
ピー・レットゲリ (P、rettgeri) (ATCC番号:29944.
9918.9919.14505.21118,31052.ヒト:92S0.
25932);ビー・アルカリ7y/エンス(P、alcalifaciens
) (ATCC番号:ヒト:9886,13159.25828,27970.
27971および29945);ビー・スツアルティイ(P、5tuartii
) (ATCC番号:29914;ヒト:’25825.25826.2582
7および29851)をはじめとするプロビデンシア(Providencia
) ;
ワイ・エンテロコリティ力(Y、 enterocolitica) (A T
CC番号・ヒト、9610.23715.27729 ;動物、サル/299
13)およびワイ・シュードラベルクローシス(Y、pseudotuberc
ulosis) (ATCC番号: 29833 ;ヒト:29910.動物:
6905.13979.13980.27802)をはじめとするイエルンニア
(Yersinia) ;(2)Iビブリオナセアエ(Vibrionacea
e)科のメンバー、例えば以下のものを包含する ブイ・バラへそりティクス(
v、 parahaemolyticus) (A T CC番号17802)
;およびビブリオ・スクンノアンス(Vibrio succinogens)
をはじめとするビブリオ(Vibrio) ;(3)0例えば以下のものを包含
する腸球菌(Enterococci) :ストレプトコッカス・フェカリス(
Strep、faecalis) (ATCC番号:e19433.27275
.27274.27276、ヒト: 6569,33074.27274、動物
ウシ/27959.27332);ストレプトコッカス・ファエシウム(St
rep、 faeciu+*) (A T CC番号:19434 ;ヒト:
6056.12755゜27270.27273);ストレプトコッカス・ボビ
ス(Strep、bovis) (ATCC番号 :動物 ウシ/15315.
15352.27960.33317);ストレプトコッカス・アガラクティア
エ(Strep、agalacitiae) (ATCC番号:13813;ヒ
ト 624:動物、ウシ/27956.27541.12927.12928.
7077.4768):ストレプトコッカス・アンギノスス(Strep、an
ginosus) :ストレプトコッカス・アビウム(Strep、 aνiu
m) ;ストレブトコッカス−フレモリ7. (Strep、cremoris
) (ATCC番号:19257.9596.9625);ストレプトコッカス
・エフイスミリウス(Strep。
equismilius) (ATCC番号:9542);ストレプトコッカス
・ラクテイス(Strep、 1actis) (A T CC番号+1943
5.7962,7963.27861;動物、乳製品/e11454.2105
3.29146):ストレプトコッカス・ミティア(Strep4itior)
;ストレプトコッカス・ミティス(Strep、m1tis) (ATCC番
号、ヒト:903.6249.15909〜1514);ストレプトコッカス・
ミュータンス(Strep、mutans) (ATCC番号::25175;
ヒト=27607.27947.31341):ストレプトコッカス・サンバリ
ウス(Strep、5alivarius) (ATCC番号: :13419
;ヒト:31067.27945.25975.9758):ストレプトコノ
カス・サンダイス(Strep。
sanguis) (A T CC番号、:ヒト:10556−10558.2
9667.29668):;t、トレブトコッカス・エクイスス(Strep、
equinus) (A T CC番号:9812):ストレプトコッカス・
デユランス(Strep、durans) (ストレプトコッカス・ファ工/ウ
ム参照):ストレプトコッカス・ピオゲネス(Strep。
pyogenes)) (ATCC番号:8671.10389.12347,
12349,12972.12357,10403.12344 :ヒト:79
58.19615,21059.21547.11434〜11436,256
63.10782);ストレプトコッカス・ニューモニアj−(Strep、
pneuIIloniae) (A T CC番号:6301〜6312.e6
303.9163,10813,11733.12213,27336.631
4〜6332.8333〜8340.10341〜10359.10361〜1
0373.10015);ストレプトコッカス・コンスタラトラス(Strep
、constallatus) (ATCC番号::ヒト:27513,278
23);ストレプトコッカス・ハンセニイ(Strep、hansenii)
(ATCC番号:ヒト=27752);ストレプトコッカス・インターメディウ
ス(Strep、 intermedius)(ATCC番号+27335)お
よびストレプトコッカス・モルビロリウム(StrepJorbilloriu
+a) (ATCC番号二二ヒト+ 27527.27824)をはじめとする
ストレプトコッカスjl! (Streptococcj) ;スタフィロコッ
カス・アウレウス(Staph、aureus) (ATCC番号+11631
:ヒト:12600.13150,9996,14458.19636,219
15.27217.4012.D物:”pン/27543.29740)ニア、
9フイaコツカス・アルプス(Staph、albus) ;スタフィロコッカ
ス・エビデルミゾイス(Staph、epidermidis) (ATCC@
号:ヒト: e155,14990.10875)をはじめとするスタフィロコ
ッカス属(Staphylococci) ;(4)” エル・アンドフィルス
(L、 acidophilus) (A T CC番号::e4356.31
4.332.521,832,4355.4357.4796.4962.92
24.11975、ヒト+33197.33200.動物:ブタ/33198.
ニワトリ/33199);エル・プレビス(L、brevis) (ATCC番
号:ヒト:14869.11577)Iエル・ブフネリ(L、 buchner
i) (A T CC番号二4゜05;ヒト:11579,12935.129
36);エル・カゼイ(L、 casei)(ATCC番号: e393,74
69.ヒト:27216,21052,11578゜11582.15008.
4646.動物:乳製品/25599,25598.334)、エル・カテナフ
ォルメ(L、 catenaforme) (A T CC番号:ヒト・255
36)、エル・クリスバトウス(L、crispatus) :エル・フェルメ
ントラム(L、 fcrmentum) (A T CC番号:14931 ;
ヒト: 23271.23272゜11976.14932):エル・ヘルベテ
ィクス(L、 helveticus) (A T CC番号:15009.8
018.10386):エル・ラクティス(L、1actis) (ATCC番
号・乳製品:12315.21051)ニーr−に一うイヒマンニイ(L。
leichmannii) (A T CC番号:4797.7830):エル
・ミヌトゥス(L、m1nutus) (ATCC番号:33267):エル・
ブラナレウム(L。
planareum) (ATCC番号:14917,4008 ;ヒト:11
974);エル・ロゴサ−?−(L、rogosae) (ATCC番号、ヒト
: 27753 ) :エル・ルミニス(L、 ruwjnjs) (A T
CC番号:ヒト:25644;動物 2778〜27782)、エル・サリバリ
ウス(L、5alivarius) (ATCC番号:11742.11741
.29602)をはじめとするラクトバチルス属(Lactobacilli)
:(5)!シーリエトゥス・パリ・インテスティナリス(C,fetus v
arintestinalis) (ATCC番号:ヒト:33246〜332
49.33293)およびシ町フェトウス・パリ・ジェジュニ(C,fetus
var jejuni) (ATCC番号: ヒト: 29428.3325
0〜33253,33291.33292) をはじめとするカンピロバクタ−
(Campylobacter) ;(6)Zエイ・ヒドロフィリア(A、 h
ydrophilia) (A T CC番号: 7966;動物: h工tL
/e 9071.魚/19570);!イー シゲoイデス(^。
shigelloides) (ATCC番号:14029,14030)をは
じめとするアエロモナス(Aeroa+onas) ;(7)寒バクテロイデス
(Bacteroides)属、フッバクテリウム(Fusobacteriu
m)属およびラブトロトリチオエ(Leptrotrichioe)属をはじめ
とするバクテロイダセアエ(Bacteroidaceae)科のメンバーであ
り、以下のものを包含する:
ビー・アミロフィルス(B、amylophilus) ;ビー・アサッヵロリ
ティクス(B。
asaccharolyticus) (A T CC番号+ 25260 ;
ヒト:27067):ビー・カビロスス(B、capillosus) (AT
CC番号:ヒト+29799):ビーー:17グランス(B、coagulan
s) (ATCC番号:ヒト:29798);ビ町ディスクツニス(B、dis
tasonis) (ATCC番号:8503);ビー・エゲルティイ(B、e
ggerthii) (ATCC番号:ヒト:27754);ビー・フラギリス
(B。
fragilis) (A T CC番号:ヒト+23745.25285,2
9768.29771);ビー・ヒペルメガス(B、hyper+*egas)
(ATCC番号:ニワトリ/25560);ビー・メラニノアニクス(B、
+*elaninogenicus) (A T CC番号:ヒト:15032
.15033.25261,25611,15930.25845,33184
.33185;動物:ウシ/29147);ビー・ムルチアシドゥス(B。
multiacidus) (A T CC番号:ヒト27723,27772
.動物:ブタ/27724);ビー・オラリス(B、oralis) (ATC
C番号:ヒト+33269゜33321.33322);ビー・オバトウス(B
、ovatus) (ATCC番号:8483):ビー・ニューモンシンテス(
B、pneumonsintes) ;ビー・ブラエアクトウス(B、prae
acutus) (ATCC番号 ヒト:25539);ビー・ブトレディ二7
. (B、putredinis) (ATCC番号・ヒト+27908.29
800);ビー・ルミニコラ(B、 ruminicola) (A T CC
番号:ヒト+27518+動物:ウシ/19188〜19189);ビー・スブ
ランキニクス(B、 5planchinicus) (ATCC番号号、ヒト
29572);ビー・テタイオタオミクロン(B。
thetaiotaomjcron) (A T CC番号::ヒト:1229
0.29148.29741〜29742):ビー・スクソノアネス(B、su
ecinogenes) (ATCC番号。
ウシ/19169);ビー・ウニフすルミス(B、 uniformis) (
A T CC番号:8492):ビー・ウシオリティクス(B、urcolyt
icus) ;ビー・プルガトウス(B、 vulgatus) (A、 T
CC番号: 8482 ;ヒト:29327)をはじめとするバクテロイデス(
BacteroideS) ;x’7−ゴニジアフオルマンス(F、gonid
iaformans) (ATCC番号: 25563);!7・モルチフエル
ム(F、+nortiferum) (ATCC番号+9817;ヒト+255
57);エフ・ナビフォルメ(F、naviforme) (ATCC番号:ヒ
ト:25832)、エフ・ネクロゲネス(F、necrogenes) (AT
CC番号ニアヒル/25556);エフ・ネクロフォルム(F、necroph
orum) (ATCC番号=25286:ヒツジ/27852);エフ・ヌク
レアトラム(F、nucleatum) (ATCC番号:10953.237
26 :ヒト:25586):エフ・プラウティ(F。
plauti) (ATCC番号:29863);エフ・ブラウスニツチイ(F
。
prausnitzii) (ATCC番号:ヒト:27766):エフ・ルッ
シ(F、 russi)(ATCC番号:ネ:+/25583):Lフ・ジンビ
オスム(F、sy+sbiosum) ;z7−バリウム(F、variu+a
) (ATCC番号:8501.27725)をはじめとするフッバクテリウム
(Fusobacteriu@) ;エル・ブッカリス(L、buccalis
) (ATCC番号:ヒト:14201,19616.23471.23472
)をはじめとするレブトトリチア(Leptotrichia) ;(8)xピ
ー・アエルギノサ(P、 aeruginosa) (A T CC番号:e1
0145゜142.7700〜7701 :ヒト:9027.10197.14
023〜14213.15152.15692,17434.17648.17
657.17933〜17934.19142〜19143,19429,19
660.21726,23268.23992.23994.23996〜23
999.25000〜25004.25010.27312〜27318,29
260,33347.33467〜33468.33494,19582.10
752):ピー・マルトフィラ(P。
maltophila) (ATCC番号:17806 ;ヒト+13636.
13637.15099.17445.17672.17674,17676.
17677);ビー・スピーシズ(P、sp、)(ATCC番号:19151,
27109:)::)+23713)をはじめとするシュードモナス(Pseu
domonas) ;(9)xアシネトバクタ−(^cinetobacter
) ;(10)”エム・ラクナタ(M、1acunata) (ATCC番号:
ヒト:e17967.11748,17970,17972;動物:モルモット
/17956);エム・オス0エンシス(M、osloensis) (ATC
C番号ヒト:19976.17974.19954〜19956.19965)
;エム・ノンリクエファエンスCM。
nonliquefaciensXA T CC番号:ヒト: 19975,1
7954.17975);エム・フェニルピルビ力(F、phenylpyru
vica) (ATCC番号ヒト:17958゜23333〜23335):
(11) !エイ・フェカリス(ATCC番号:e8750;ヒト13138゜
15554.19018)をはじめとするアルカリゲネス(^lcaligen
es) ;(12)”!イ・キシロソキシダンス(^、xylosoxidan
s) (ATCC番号:ヒト 27061〜27063)をはじめとするアクロ
モバクタ−(^chromobacter)
(13)”イー・アエロファノエンス(E、 aerofaciens) (A
T CC番号:ヒ):25986.29738):イー・アラクトリティクム
(E、 alactolyticum)(ATCC番号:ヒト:23263.2
3264.19301);イー・ビフォルメ(E、 bifor+ae) (A
T CC番号:ヒト:27806);イー・ブダイ(E。
budayi) (ATCC番号25541);イー・セルロソルベンス:イー
・コムベシイ(E、combesii) (ATCC番号:25545);イー
・コントルトラム(E。
contortus) (A T CC番号・ヒト:25540):イー・シリ
ンドロイデス(E、cylindroides) (ATCC番号:ヒト: 2
7528,27803〜27805);イー・ドリクム(E、dolicum)
(ATCC番号:ヒト: 29143〜29144)、イー・エリゲンス(E
、eligens) ;イー・フォルミンゲネランス(E。
formicigenerans) (ATCC番号:ヒト:27755):イ
ー・ハリイ(E。
halii)イー・レンツム(E、lentum) (ATCC番号・ヒト:2
5559);イー・リモスム(E、1i+*osui) (ATCC番号:84
86,10825);イー・モ二り7tルメ(E、moniliforo+e)
(ATCC番号:ヒト:25546);イー・ムルチ7tルメ(E、mult
iforme) (ATCC番号:ヒト:25546):イー・ニトリトゲネス
(E、nitritogenes) (ATCC番号:25547);イー・ラ
ムルア、 (E、 ramulus) 、 (A T CC番号:ヒト:290
99):イー・レフタレ(E。
rectale) ;イー・ルミナチウム(E、 ruminatium) (
A T CC番号:ウシ/17233):イー・サブレアム(E、saburr
eam) (ATCC番号:ヒト: 33271.33318.33319)+
イー−7ラエウム(E、siraeum) (ATCC番号ヒト+29066)
;イー・テヌ1(E、tenue) (ATCC番号:ヒト:25553)、イ
ー・トルツオスム(E、tortuosum) (ATCC番号、シチメンチョ
ウ/25548):イー・ペントリオスム(E、 ventriosum) (
A T CC番号=27560)をはじめとするニーバクテリア(Eubact
eria) :(14)”以下のものを包含するペブトコッカセアエ(Pept
ococcuceae)科ピー・アサッカロリティクス(P、asaccaro
lyticus) (ATCC番号:14963、ヒト 29743):ピー・
マグムス(P、 magnus) (A T CC番号・14955’、157
94+ヒト:14956.29328);ビー・プレボテイイ(P。
prevotii) (A T CC番号:ヒト+9321.14952);ビ
ー・サラカロリティクス(P、5accharolyticus) (ATCC
番号:ヒト:14953):ビー・パリアビリス(P、variabilis)
(ビー・マグヌス(P、 magnus)参照)をはじめとするベブトコッカ
ス(Peptococcus) :ピー・アナエロビウス(P、anaerob
ius) (ATCC番号:27337);ビー・ミクロス(P、 m1cro
s) (A T CC番号 ヒト:33270);ビー・パルブルス(P、pa
rvulus) ;ピ・−・プロダクトウス(P、productus) (A
TCC番号:ヒト27340)をはじめとするベブトストレブトコッカス(Pe
pjostreptococcus) ;アール・アルプス(R,albus)
(ATCC番号:ウシ/27211)Hアール・ブロミイ(R,bromii
) (ATCC番号・ヒト:27255);アール・フラベファエンス(R,f
lavefaciens) ;アール・ラクタリス(R,]aetaris)
(ATCCIM:ヒト:29176);アール・オベウム(R,obeum)
(ATCC番号・ヒト:291.74>:アール・トルケス(R,torque
s) (ATCC番号:ヒト:27756)をはじめとするルミノコッカス(R
uminococcus) ;サルシナ・ベントリクリ(Sarcina ve
ntriculi) (A T CC番号+29068゜29069)をはじめ
とするサルシナ(Sarcina) ;(15) ”ビー・アドレセンティス(
B、adolescentis) (ATCC番号:ヒト:15703〜157
06):ビー・アングラトラム(B、 angulatum) (A T CC
番号:27535,27669.27670.27671);ビー・ビフィドウ
ム(B、bifidum) (ATCC番号:ヒト:11146,11147,
11683.15696.29251);ビー・ブレベ(B、breve) (
ATCC番号:ヒト:15698〜15701):ビー・カテヌラトウム(B、
catenulatum) (ATCC番号・ヒト27539,27675〜2
7677):ビー・コルヌトウム(B、cornutum) ;ビー・デンティ
ウム(B、dentium) (ATCC番号:ヒト:15423〜15424
.27534.27678〜27680);ビー・エリクシニイ(B、erik
sonii) ;ビー・インファンテイス(B、1nfantis) (ATC
C番号ヒト:15697,15702.17930.25962.27920)
;ビー・ロンラム(8,1ongu11) (ATCC番号・ヒト:05707
〜15708);およびビー・ンユードロングム(B、pseudolongu
w) (ATCC番号:動物・ブタ/25526、ウソ/25864〜2586
5)をはじめとするビフイドバクテリア(Bifidobacteria) ;
(16)”シー・アセトブチリラム(C,acetobutylicum) (
ATCC番号:824.3625.4259.8529.10132);シー・
アミノバレリクム(C。
aminovalericum) (ATCC番号 13725)+シー・アン
ランテイブチリラム(C,aurantibutylicum) (ATCC番
号+17777)ニジ−・ノくラテイ (C。
ベノヤリンキイ(C,bejerinkii) (ATCC番号+858.60
14,11914゜61)、シー・ネクシレ(C,nexile) (A T
CC番号・ヒト:27757);シー・オセアニクム(C,oceanicum
) (A T CC番号: 25647〜25649)ニジ−・オロティクム(
C,oroticum) ; ン−・バラブトリフイクム(C,paraput
rificum) (ATCC番号:17796.17864.25780);
シー・ノぐステウリアヌ(C,pasteurianum) (A T CC番
号+6013.7040〜7041):シー・ベルフリンゲンス(C,perf
ringens) (ATCC番号:ヒト+12918〜12920,1957
4 ;動物:ニワトリ/14810.子ヒツジ/10388゜3629.362
7.3626)ニジ−・ブラガルム(C,plagarum) ;シー・シュー
ドテタニクム(C,pseudotetanicum) ;シー・ブトレファン
エンス(C,putrefaciens) (ATCC番号 25786);シ
ー・サルタゴファルムム(C。
sartagofarmum) (A T CC番号:25778);シー・セ
プテイクム(C。
septicum) (ATCC番号+ 6008〜6009.8053〜80
54.8065゜11424.12464):シー・ソルデリイ(C,5ord
elii) (ATCC番号。
9714);ノーースフエノイデス(C,5phenoides) (A T
CC番号:3560゜19403);シー・スポロスフェロイデス(C,5po
rospheroides) (A T CC番号:25781)+シー・スブ
テルミニアエ(C,subterminjae) (ATCC番号:25774
.29748);およびノー・チルチウム(C,tertium) (ATCC
番号:14573.19405)をはじめとするクロストリシア(C1ostr
idia) ;(17)”アジドアミノコツカス・フェルメンタンス(^cid
aa+inococcusfermentans) (A T CC番号:ブタ
腸/25085〜25088):(18)”シーーxウタクトウス(C,eut
actus) (ATCC番号:ヒト=27759);シー・カドウス(C,c
atus) (ATCC番号:ヒh:27761);シー・コメス(C,com
es) (ATCC番号:ヒト+27758)をはじめとするコブロコツカス(
Coprococcus) ;(19)”ゲミゲル・フオルミシリス(Gemi
gerformicilis) (ATCC番号・27749)
(20)”メガスフエラ・エルスデニイ(Megaspheraelsdeni
i) (ATCC番号:177.52〜17753;動物:ブタ/25940)
:(21)′xエイ・ナニスルンディイ(^naeslundii) (ATC
C番号:ヒト=1.2104,19039.27038〜27040):および
エイ・オドントリティクス(^odontolyticus) (ATCC番号
:ヒト:17929,17982.29323)をはじめとするアクチノミセス
(^ctino11yces> :(22)”アラクニア・プロピオニ力(^r
achnia propfonica) (A T CC番号:ヒト:1415
7.29324〜29326);(23)”ラチノスピラ・ムルチポルス(La
chnospiraIllultiporus) (ATCC番号、ウシ/19
027);
(24)”ビー・アクネス(P、acnes) (ATCC番号:ヒト:293
99.33179.6919.6921〜6923,11827.11828)
+ビー・アビドラム(P、avidum) (ATCC番号+25577)+ピ
ー・グラヌロスム(P。
glanulosum) (A T CC番号:25564);およびビー・ン
エンセニイ(P。
jensenii) (ATCC番号: 4867〜4871.4964.14
073)をはじめとするプロビオノバクテリウム(Propionobacte
riu+o) :(25)”ベイロネラ・パルブラ(Veillonellap
arvula) (ATCC番号:ヒト:10790):
(26)”ブチリビブリオ・フィブリツルベン7、 (Butyrivibri
。
fibrisolvens) (ATCC番号 ウソ/19171.27208
):(27)ディー・ニグリフィカンス(D、nigrificans) (A
TCC番号=19998.7946.19858);ディー・ルミニス(D、r
urAinis) (ATCC番号:ヒツジ/23193);ディー・オリエン
ティス(D、orientis) (ATCC番号 19365)をはじめとす
るデスルフォトマクルム(Desulfoto+oaculum) ;(28)
”デスルフォ?ナス・ピグラ(Desulfomanas pigra) ;(
29)”オシロスビラ・グイレルモンディイ(Oscillospira gu
illermondii):(30)”セレノモナス・ルミナティウム(Sel
enoIIlonas ruminatium) (ATCC番号、つ//19
205);
(31)”スシニモナル・アミロリティ力(Sucinimonal amyl
olytica) ;(33)”スクンニビブリオ・デキストリノソルベンス(
Succinivibri。
dexitrinosolvens) (ATCC番号・乳牛/19716)+
(34)”アエロコツカス・ビリダンス(Aerococcus vfrida
ns) (A T CC番号:10400.11563.29503.2983
8);(35)”ビー・セレウス(B、cereus) (ATCC番号:e1
4579.2,246.4342.6464,7004.7039,9139,
9818 ; l:、’7ジ/12480):ビー・スブチリス(B、5ubt
ilis) (ATCC番号:e6051.82゜465.4529)をはじめ
とするバチルス(Bacillus) ;(36)”コリネバクテ1功ム・スビ
ーシズ(Corynebacterius 5pcies) (ATCC番号:
6931.6933.6935〜6938.9736〜9744 ;ヒト+1
3959〜13962,15927.17892+動物:マウス/11035、
ウシ/9739〜9741);
(37)”ミクロコツカス・スビー7ズ(Micrococcus 5peci
es) (A T CC番号 9274.12084.13553〜13555
.21829)(38)ミクロコツカス・ニューモニアエ(Diplococc
us pneumoniae) (ATCC番号 6303)をはじめとするミ
クロコツカス。
ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilusinfluenza)
(ATCC番号;9333)をはじめとするヘモフィルス。
(40)”ノカルディア・スピーシズ(Nocardia 5pecies)
(A T CC番号:12288.13635.14558〜14559,15
074.19170,19534、21145.21147.21430.21
519.27942.29100゜29664.31233,31280,31
281.31319);および(41)Xペディオコッカス・スビーシズ(Pe
diococcus 5pecies) (ATCC番号・8459)。
8デイビス(Davis)ら、「マイクロバイオロジー(Microboilo
gy) J第3版。
第31〜33t、ハーバ−・アンド・ロウ(Harper & Row) (1
980年)、ドレイサー、−ビー・ニス(Drasar、B、S、) rロウル
・オン・ザ・ゲート・フローラ・イン・トキンンティー・アンド・キャンサー(
Role of the Gut Flora 1nToxicity and
Cancer) J 、アカデミツク・プレス(Academic Pres
s) 、 34〜36頁(1988年)、メリーランド州ロックビル(Rock
ville)のアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクンヨン、カタログ・オ
ン・ストレインズ I(Catalogue of 5trains I)第1
5版、57〜230頁(1982年)参照。これらの全内容を本明細書の記載に
取り込ませる。
ヒトまたは動物の消化管に存在するいかなる細菌であっても本発明のワクチンに
おける使用に適している。上に掲載した細菌から適当な細菌を選択することは当
業者の知識の範囲内である。上に掲載されていない他の細菌を選択することも当
業者の知識の範囲内である。
b動物に対する高度免疫乳の効果の試験本発明高度免疫孔の効果を以下のように
して試験することができる:(1)餌
本発明高度免疫孔とともに、いかなる一般的な栄養食であっても試験動物に与え
ることができる。「一般的な栄養食」は、対象とする特定の種の個体を良好な健
康状態に維持するために用いる餌をいう。例えば、通常は、多くの供給元から市
販されているマウス用餌をマウスに与える。高度免疫乳をいかなる形態で与えて
もよいが、好ましくはスキムミルク粉末の形態で与える。老動物または免疫損傷
した動物における腸内細菌の転座により引き起こされる感染を効果的に予防する
のに十分な量のみならず、免疫機能低下を予防、遅延、あるいは低下している免
疫機能を回復するのに十分な量のスキムミルク粉末を与える。
動物がマウスである場合には、好ましい餌は以下のものからなる。約70ないし
約90重量パーセントのキムミルク粉末;約4ないし7重量パーセントのグリセ
ロール:約2ないし5重量パーセントのベニバナ油:約3ないし8重量パーセン
トのAlN−76のごとき無機塩類混合物、約1ないし3重量パーセントのAL
N−76のごときビタミン混合物;約1ないし3重量パーセントのメチオニン:
および約11ないし約45重量パーセントのコリンバイタータラート(coli
ne bitartarate)からなる、昆合物。
適当な対照餌としては、本発明高度免疫孔が対照乳て置き換えられた栄養食であ
ればいかなるものでもよい。
(ii)乳試料
上記のごと(、本発明高度免疫孔を温度調節下で製造する。高度免疫乳を、一般
的に知られたいかなる方法によっても試験し、抗体活性が維持されていることを
確認することができる。抗体活性が存在することを確認するための高度免疫乳の
試験方法としては、例えばELISA法が挙げられる。
(iii)細菌の検出
腸内細菌に対する高度免疫乳の効果を調べるために、動物の小腸、大腸または結
腸の小片を、何等かの適当な培地中、例えばハート・インフユージコン・ブロス
(heart 1nfusion broth) (ミズーリ州デトロイト(D
etroit)のディフコ・ラボラトリーズ(Difco Laborator
ies)製)中で、細菌の活性を維持し、細菌の人為的な増殖を抑制するために
氷上で、よく知られた方法によりホモジナイズすることができる。ついで、ホモ
ジナイズした腸の希釈物をペトリ皿中の適当な培地、例えばマツコンキー(Ma
cConkey’ s)寒天中に入れ、適当時間、例えば18〜48時間、37
℃でインキュベーションし、コロニー数を数えて消化管中の腸内細菌科の数を決
定することができる。本発明高度免疫孔は、対照乳を与えた動物において観察さ
れる数と比較すると、大腸および結腸中の腸内細菌科の数を減少させる。
(iv)消化管から転座した細菌の侵入レベルの評価動物の胃腸消化管から転座
した細菌の侵入レベルを評価するために、高度免疫乳投与前および投与後におい
て腸粘膜細菌に対する抗体の血清中のレベルを測定することができる。
腸内細菌に対する抗体の血清中のレベル測定するために、当該分野におけるいず
れの方法、例えば酵素結合免疫吸着アッセイ(EIjSA)を用いてもよい。
本発明高度免疫孔は、対照乳を与えた動物において観察されるレベルと比較する
と、腸内細菌に対する抗体レベルを減少させる。
(V)老化に関連し7たGALT細胞の免疫学的機能低下に対する高度免疫乳の
防御的効果G A、 L T細胞の免疫学的機能に対する高度免疫乳の効果を調
べるために、まず、IEL数を調べる。
腸上皮内リンパ球(IEL)を、当該分野で知られたいかなる方法、例えばグツ
ドマン(Goodman)ら(ジャーナル・オン・イクスペリメンタル・メディ
ソン(J。
Exp、 Med、 )第170巻:1569−1581頁(1,989年))
により記載された方法の変法によっても単離することができる。
IELにおいて、本発明高度免疫孔は、対照乳を与えられた動物において見られ
る細胞数と比較すると、正常な老化に関連したCD4−CD8−細胞の増加を阻
害した。さらに、IELにおいて、本発明高度免疫孔は、対照乳を与えられた動
物において見られる細胞数と比較すると、Thyl’αβTcRを有する細胞を
増加させる。I\(LNにおいて、本発明高度免疫孔は、対照乳を与えられた動
物において見られる数と比較すると、CD4”細胞の数を減少させた。
胸腺、膵臓、腸間膜リンパ節およびIEL細胞を、よく知られた流動細胞蛍光測
光分析法(flow cytofluoronetric assey met
hods)を用いて分析することができる。例えば、例えば実施例1に示すよう
にモノクローナル抗体を用いて新鮮細胞を染色することができる。ついで、染色
された細胞を、例えば単ビーム流動細胞測光装置(ベクトン・ディキンマン(B
ecton Dickinson)のFAC3can)で分析することができる
。前方および横の角度の光散乱を用いて死細胞および凝集細胞を除外することが
できる。ついで、既知方法を用いて集めたデータを分析することができる。例え
ば、2色分析の場合においてはコンソート30リサーチソフトウエア(Cons
ort 30 research software)で、3色分析の場合にお
いてはFAC3canリサーチソフトウェア(FAC3canresearch
software)で、データを分析することができる。
(vl)細胞溶解活性の増大
IELは独特なCD3”T細胞数を示す(CD3’T細胞は細胞溶解活性を示し
、細菌およびウィルスの侵入に対する局所的な免疫防御において重要な役割を果
たしている)。
高度免疫乳を与えられた動物において、抗−CD3モノクローナル抗体の存在下
の腫瘍細胞(例えばP815)に対して再指向されたIELの細胞溶解活性を、
既知方法(例えば、グツドマンら、ネイチャー(Nature)第333巻:8
55〜857頁(1988年)に開示された再指向細胞溶解アッセイ)によりア
ッセイすることができる。本発明高度免疫孔は、対照乳を与えられた動物におい
て観察される活性と比較すると、腫瘍細胞に対する増大した細胞溶解活性をもた
らす。
さらに、活性は、若い動物において観察されるのとほぼ等しいレベルに維持され
た。
(vii)有糸分裂誘発性刺激
MLN細胞において、有糸分裂誘発因子に対する増殖応答は、動物の老化に伴い
減少する。本発明高度免疫孔は、対照乳を与えられた動物において観察される応
答性と比較して、有糸分裂誘発因子に対するMLN細胞の老化に関連した応答性
低下を抑制する。
一般的に知られたいずれの方法を用いてもMLN細胞を有糸分裂誘発因子に対す
る応答性に関してアッセイすることができる。例えば実施例1参照。
また、本発明高度免疫孔は、同種異型抗原に対する増殖応答の低下から動物を有
意に防御する。
(viii)老化に関連した免疫応答低下に対する全身免疫後の高度免疫乳の防
御効果
老化に関連した免疫機能低下に対する高度免疫乳の全身的効果を評価するために
、PFCアッセイを行うことができる。詳細には、ヒツジ・赤血球細胞(SRB
C)で免疫後、5RBCに対する肝臓中のプラーク形成細胞について動物をアッ
セイすることができる。例えば実施例1に示す方法、すなわちジエーシーノーデ
ン(Jerne−Norden)スライド法の変法をはじめとするよく知られた
いかなる方法によってもかかるアッセイを行うことができる。本発明高度免疫孔
は、膵臓細胞の抗−ヒツジ赤血球抗体を産生ずる能力の低下を予防する。
(1x)老化したマウスにおける抗DNA抗体の血清中のレベル老化に関連した
免疫不全に対する高度免疫乳の効果を評価するために、若い動物および老いた動
物由来の血清中の抗−5sDNA自己抗体の産生を試験することができる。例え
ば、若いマウスおよび老いたマウス由来の血清を試験することができる。より詳
細には、約7ないし9力月齢のマウス由来の血清を、約15ないし17力月齢の
マウス由来の血清と比較することができる。以前報告されたように(カド(Ca
to)ら、エイソング・イムノロ・インフエ・ディシーズ(AgingImmu
nol、 Inf、 Dis、)第1巻 177〜190頁(1988年))、
血清中の自己抗体の存在は、老化とともに増加する。
本発明高度免疫孔は、対照乳を与えられた動物において観察される血清中のレベ
ルと比較すると、抗−DNA自己抗体の血清中のレベルの増加を抑制する。例え
ばELISA、RIAまたは免疫ブロンティングをはじめとするよく知られた方
法を用いて自己抗体を検出することができる。
特定の実施例を用いて本発明を説明するが、それは単に説明のためだけであって
、特に断らない限り本発明を限定するものでない。
実施例
実施例1
免疫学的機能に対する高度免疫乳の効果a材料および方法
(1)マウス 6週齢のメスのC57BL/6マウスを、静岡のジャパンSL
C0apan 5LC)から購入した。前以て2週間飼育した後、各群のマウス
に、栄養成分混合物(表1)を含有する高度免疫乳または対照スキムミルク食を
14力月にわたり与えた。マウスを8力月齢および16力月齢において屠殺して
免疫学的プロフィールを調べた。
表1
使用した餌の組成
スキムミルク” 81.5
無機塩類混合物 58
ビタミン混合物 1.7
(coline bitartarate) 0.3疫した後乳牛から得られ、
抗体活性を維持するために温度調節下で製造されたものである。もう1つは免疫
されていない乳牛から得られ、標準的条件下で製造されたものである。他の成分
は福岡のクロダ(Kuroda)から購入した。
=ビタミンおよび無機塩類組成物はタケット(Tacket)ら、ニュー・イン
グランド・ジャーナル・オン・メディ/ン第381巻+1240〜1243頁(
1988年)に報告されている。ビタミン、コリン、メチオニン、無機塩類、乳
、浦およびグリセロールを混合した。混合物を4℃に維持した。120g/体重
kg/日の餌を動物室で計量し、マウスのケージに入れた。
(ii)乳試料 種々のヒト・腸内細菌抗原(表2)に対して高度免疫された乳
牛から得られたスキムミルク粉末および対照スキムミルク粉末を、ストール・ミ
ルク・バイオロジクス・インターナショナル(SMBl、オハイオ州シンシナチ
)から得た。抗体活性を維持するために高度免疫乳は温度調節下で製造された。
高度免疫乳の栄養成分は対照乳と同じであった(ゴレイら、アメリカン・ジャー
ナル・オン・クリニカル・ニュートリジョン第52巻:1014〜1019頁(
1990年))。IgGおよびヒト・腸内細[!(表2)に対するIgG抗体活
性は、対照乳におけるよりも高度免疫乳において有意に高かった。
表2
S−100細菌リスト
表2(続き)
(iii)細菌の検出 小腸、大腸および結腸の小片を、ハート・インフユーン
ヨン・ブロス(heart 1nfusion broth) (ミズーリ州デ
トロイトのディフコ・ラボラトリーズ製)中で、細菌の活性を維持し、細菌の人
為的な増殖を抑制するために氷上で、よく知られた方法によりホモジナイズした
。ついで、ホモジナイズした器管の希釈物をベトリ皿中のマツコンキー寒天に撒
き、37℃で18〜48時間インキュベーションし、コロニー数を計数した。
(iv)Elisa 酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)を行って腸内細
菌(表2)に対する抗体およびDNAに対する自己抗体の血清中のレベルを測定
した。簡単に説明すると、抗細菌抗体アッセイについては、0,1mol/Lホ
ウ酸緩衝液(pH8,5)中熱殺菌した細菌50ul (1,6μg/mL;
5MB1から寛大にも提供された;表2)を96−ウェルのETAプレート(マ
サチューセノツ州ケンブリッジ(CaIQbridge)のコスタ−(Cost
er)社製)に入れた。
抗DNA自己抗体アノセイニツイては、1本鎮DNA50μ+ (10μg/m
L)をウェルに入れた。各試料を4℃で一晩保存した。その後、プレートを10
g/LのBSA溶液でブロックし、0.5g/Lツイ:/ (Tween) 2
0リン酸緩衝化セイライン(P B S)溶液で3回洗浄して非特異的付着を防
止した。ついで、血清希釈物50μL(ツイン/PBS溶液で33倍希釈)を各
ウェルに入れた。プレートを室温で2時間インキュベーションし、ついで、洗浄
した。さらに、50μLのアルカリホスファターゼに結合したヤギ・抗マウスI
gG(ツイン/PBSでの1000倍希釈物、カリフォルニア州バーリンゲイム
(Burlingame)のタボ(Tago)社製)を各ウェルに入れた。プレ
ートを室温に2時間保ち、ついで、4回洗浄した。最後に、50μLの発色剤(
p−ニトロフェニルホスファートモノエタノールアミン100g/L)を各ウェ
ルに入れることによりウェルの発色を開始した。発色反応を3mol/LのNa
OHで停止した。得られた発色を、マイクロプレートフォトメーター(ザルツブ
ルク(Salzburg)のSLT社のEAR400)により492nmにおい
て測定した値を参考にして405nmにおける吸光度として測定した。
(V)ネズミ・IELの精製 腸の上皮内リンパ球(IEL)を、以前グツドマ
ン(Goodman) (グツドマンら、ジャーナル・オン・イクスペリメンタ
ル・メディシン(J、 Exp、 Med、 )第170巻:1569〜158
1頁(1989年))により記載された方法の変法により単離した。簡単に説明
すると、小腸を5mmの小片に切り、ついで、1mMのジチオスレイトール(ミ
ズーリ州セントルイスのシグマ社製)を添加した培地199にューヨーク州のグ
ランド・アイランド(Grand l5land)のギブコ(GIBCO)社製
)中、37℃で撹拌した。ついで、リンパ球および上皮細胞の混合物を30/6
7.5%パーコール(Percol)勾配(ベテト(Petet)ら、ヨーロピ
アン・ジャーナル・オン・イミュノロジー(Eur、 J。
I+u+uno1. )第138巻:1647〜1852頁(1987年)、ソ
ントニ(Sontoni)ら、ジャーナル・オン・イミュノロン−(J、 Im
munol、 )第134巻:2799〜2807頁(1985年))により遠
心分離した。
(vi)流動細胞蛍光測光分析 新鮮な胸腺細胞、膵臓細胞、腸間膜リンパ節(
MLN)細胞およびIELを、以下のモノクローナル抗体を用いて染色した:H
57−597 (抗TcRβ鎖(コロラド州デンバー(Denver)のナショ
ナル・ンユーイソンユ・センター・フォー・イミュノロジー・アンド・レスピラ
トリー・メデイシン(National Jewish Center for
Immunology and Re5piratory Med奄モ■
ne)のアール・コポ(Kobo)博士から親切にも提供された);CL3(抗
TcRγ/δ(カリフォルニア州サン・ディエイ(San Diego)のファ
ーミジェ(PharMigen)社製); 145−2C11(抗CD3ε鎖(
イリノイ州シカゴ大学のジェイ・エイ・ブルーストーン(J、^、 Blues
tone)博士から親切にも提供された):ビオチン結合抗Thy1.2 (カ
リフォルニア州すンフランシスコのカルタグ(Caltag)社製、ビオチン結
合抗Lyt2およびフィコエリスリン結合抗L3T4 (両方ともベクトン・デ
ィキンマン(B6cton Dickinson)から得た)。
他の試薬はフィコエリスリン結合ストレプトアビジンおよびDuoCHROME
結合ストレプトアビジン(両方ともベクトン・ディキンマンから得た)であった
。
染色試料を単ビーム流動細胞測光器FAC5canで分析した。前方および横の
角度の光散乱を用いて死細胞および凝集細胞を除外した。2色分析の場合にはコ
ンソート30−リサーチ・ソフトウェア(Consort30 Re5earc
h 5oft+ware) (ベクトン ディキンマン)でデータを分析し、3
色分析の場合にはFACSCAN・リサーチ・ソフトウェアで分析した。
(vii)再指向細胞溶解アッセイ Fc受容体’DBA/2幹細胞腫P815
細胞(グツドマンら、ネイチャー第333巻、855〜857頁(1988年)
)に対する溶解活性についてIELを分析しこ。新たに単離したIELを、CD
3複合体のε艙に対して特異的な1μg/mLのモノクローナル抗体(2C11
)とともに前以てインキュベーションしておいた1、5X103個の51Cr−
クロム酸ナトリウム標識P815標的細胞といっしょにウェルあたり10’個と
して96ウエル丸底マイクロタイタープレート中、37℃で4時間インキュベー
ションした。特異的溶解のパーセント値を、100X [(エフェクターととも
に放出されたcpm数)−(単独で放出されたcpm数)]]計(界面活性剤に
より放出されたcpm数)−(単独で放出されたcpm数)]として計算した。
(ν1ii)有糸分裂誘発性刺激 腸間膜リンパ節(MLN)細胞を有糸分裂誘
発剤に対する応答性についてアッセイした。新鮮なMLN細胞を、37℃で68
時間、1μL/mLのPHA−P (ファセオルス・ブルガリス(Phaseo
lusνu1garis)凝集素:ミズーリ州デトロイトのディフコ社製)とと
もにウェルあたり2.5xlO’細胞として96ウエルプレートで培養した。3
7MbQの[メチル−3)(]チミンンを各ウェルに添加し、さらに4時間イン
キュベーションを行った。細胞を収穫した後、ベータープレート・システム(B
eta−Plate 5yste園)(スウェーデンのウプサラ(uppsal
a)のファルマシア(Pharmacia)社製)を用いることにより試料をカ
ウントした。培地と同体積の培養試料を有糸分裂誘発剤のかわりに添加してリフ
ァレンス対照として用いた。特異的刺激率(Sl)を、(CPM、□)/ (C
PM、、、)として計算した。
(1x)混合白血球反応 同種異系抗原的膵臓細胞に対する応答性に関してML
N細胞をアッセイした。新鮮なMLN細胞を96ウエルの丸底マイクロタイター
プレートにューヨーク州のコーニング(Corning)社製)中、前辺て25
GVの照射を受けた同種異系抗原的細胞細胞とともにウェルあたり2.5xlO
’個として37℃で68時間培養した。37Mbqの[メチル−31(]チチミ
ンを各ウェルに添加し、さらに4時間インキュベーションした。ついで、細胞を
収穫し、試料のcpm数を測定した。BALB/cマウス由来の同種異系抗原的
細胞のかわりに1.5力月齢のC57BL/6マウス由来の同系膵臓細胞ととも
に培養された試料のCpm数を測定し、リファレンス対照として用いた。
(x)PFC7ノセイ ヒツジ・赤血球細胞(SRBC,東京のニラポン・パイ
オーテスト・ラボラトリーズ(Nippon Blo−Te5t Labora
tories)社製)を使用前に培地(RPM11640;ギブコ(Gjbco
) )で3回洗浄した。初期応答を測定するために、マウスを層殺し、膵臓を取
り出した。ジエーシーノーデン(Jerne−Norden)のスライド法の変
法によりプラーク形成細胞(PFC)に対して膵臓細胞をアッセイした。簡単に
説明すると、膵臓由来の新鮮単細胞を培地5mlに懸濁した。5RBCペレツト
を培地中に6.5倍希釈となるように懸濁した。ついで、100μLの5RBC
懸濁液、100μLのモルモット新鮮血清および20μLの膵臓細胞懸濁液をそ
れぞれ水中の各試験管に添加した。ついで、混合懸濁液をジエーシーノーデンス
ライド中に置いた。ワセリンで密封後、スライドを37℃で2時間インキュベー
ションした。得られたPFCを数えた。
(xl)統計 標準的なスチューデントのt−試験(Student’ s T
−test)を用いて2群間の相違の有意さを調べた。
結果
(i)体重および種々のリンパ様組織の細胞数に対する餌の影響 高度免疫乳の
経口投与の免疫学的機能に対する影響を調べる前に、体重および種々のリンパ様
組織の細胞数の動力学を最初に観察した(図1)。高度免疫乳または対照乳を与
えた両群とも、12力月齢まで徐々に体重が増加した。他方、胸腺における細胞
数は、両群において老化とともに減少した(図2)。しかしながら、8力月齢に
おける胸腺細胞数の減少は、高度免疫乳によって、わずかであるが有意に(p<
0.005)予防された。対照的に、膵臓、MLNおよびIELの細胞数は、観
察期間においては両群とも同じであった。
(ii) III内細菌に対する高度免疫乳の作用 老化マウスにおける腸内細
菌叢に対する高度免疫乳の影響を調べるために、腸消化管中の腸内細菌科の数を
中程度の老化(8力月齢)において計数した。図3に示すように、対照乳を与え
られたマウスにおいて観察される数と比較すると、高度免疫乳は、大腸および結
腸における腸内細菌科の数を減少させた(p<0.025)。胃腸消化管から転
座している細菌の侵入のレベルを評価するために、8および16力月齢において
粘膜細菌(表2)に対する血清抗体レベルを測定した。高度免疫乳は、対照乳を
与えたマウスにおいて観察されたレベルと比較すると、腸内細菌に対する抗体の
レベルを減少させた(p<0.005 ; 8力月齢)。
(iii)老化に関連したGALT細胞の免疫学的機能低下に対する高度免疫乳
の防御効果 GALT細胞の免疫学的機能に対する高度免疫乳の影響を調べるた
めに、IELおよびMLN細胞数を調べた。IELにおいては、図5 (A、B
およびC)に示すように、CD4−CD8−細胞の増加は、対照乳を与えられた
マウスと比較すると、ゆるやかであった。MLNにおいては(図6AおよびB)
、CD4”細胞は、若いマウスのCD4’と比較すると、16力月齢において減
少していた。高度免疫乳は、対照乳を用いて観察される数と比較すると、CD4
’細胞数の減少を抑制した(p<0.005)。
rELは、細胞溶解活性を示す能力があり、細菌およびウィルスの侵入に対して
局所的な免疫防御に重要な役割を果たしているCD3”T細胞数が特有である(
ジェインウェイ、エイ0anevay、 A、 ) 、ネイチャー第333巻:
804〜806頁(1988年))。それゆえ、高度免疫乳および対照乳を与え
られたマウスにおいて、抗CD3モノクローナル抗体の存在下でのP815m的
細胞に対する再指向されたIELの細胞溶解活性をアッセイした(図7Aおよび
B)。対照乳を与えられたマウスにおいて観察された活性と比較すると、高度免
疫乳乳は、P815腫瘍細胞に対する細胞溶解活性を増大させ(p<0.1)
、若いマウス(2力月齢)において観察されるのとほぼ同じレベルの活性を維持
させた。MLN細胞においては、図8に示すように、PHA (T細胞に対する
分裂促進剤)に対する増殖応答が16力月齢において減少していた。対照乳を与
えられたマウスにおいて観察された応答性と比較すると、高度免疫乳は、老化に
関連した応答性の低下を有意に抑制した(p<0.005)。高度免疫乳はまた
、老化に伴って観察される同種異系抗原に対する増殖応答の低下からマウスを有
意に防御した(p<0.025;図9)。
(iv)老化に関連した免疫応答低下に対する全身免疫後の高度免疫乳の効果老
化に関連した免疫機能低下に対する高度免疫乳の全身的効果を調べるために、P
FCアッセイを行った。8力月齢のマウスに対して5RBCで免疫を行ってから
4日および7日後に、マウスを、膵臓において5RBCに対してプラークを形成
する細胞についてアッセイした(図10AおよびB)。4日目にIgMを有する
細胞が出現した。この時点でIgGを有する細胞は、対照乳を与えたマウスにお
いては検出されなかったが、高度免疫乳によりIgGを有する細胞数が検出可能
なレベルとなっていた(p<0.001)。5RBCで免疫7日後において、I
gMを有する細胞およびIgGを有する細胞数は、高度免疫乳を与えた群と対照
乳を与えた群との間に有意な相違は見られなかった。
(V)老化マウスにおける抗DNA抗体の血清レベル 老化に関連した免疫機能
不全に対する高度免疫乳の影響を調べるために、8および16力月齢のマウス由
来の血清中の抗5sDNA自己抗体の産生を調べた(図10AおよびB)。
自己抗体は老化とともに増加し、以前の報告(カド−(Kato)ら、エイジン
グ・イミュノロ・インフj−’ディジ(^ging Imwunol、 Inf
、 Dis、 )第1巻:177〜190頁(1988年))と矛盾しなかった
。対照乳を与えられたマウスにおいて観察された血清レベルと比較すると、高度
免疫乳は抗DNA抗体の血清レベルの増加を抑制した(p<0.1;16力月齢
)。
高度免疫乳は腸内細菌の増殖(図3)および血清中の抗腸内細菌抗体の出現(図
4)を抑制した。高度免疫乳が、生命を脅かす腸内細菌感染からγ線照射された
マウスを防御することが見いだされた。これらの結果は、高度免疫乳が、胃腸消
化管からの腸内細菌の転座に対して防御を行うことを示すものである。粘膜細菌
(表2)で高度免疫された乳牛から高度免疫乳を得、該高度免疫乳は腸内細菌抗
原に特異的なIgGを有していた(ゴレイ(Golay)ら、アメリカン・ジャ
ーナル・オン・クリニカル・ニュートリジョン(^va、 J、 C11n、
Nutr、 )第52巻: 1014〜1019(1990年))。これらの抗
体は不ズミ・腸内細菌叢と交差反応し得た。それゆえ、高度免疫乳中の最も有効
な成分は、病原性腸内細菌(=特異1?Jな抗体で有り得る。腸内細菌の侵入を
阻害することに関する2つの仮説(ま: (i) t!i果的に抗体が補体成分
を活性化し、直接的に細菌を溶解する力\まtこ11ル−メン(こおける多形核
白血球および/またはマクロファージによる食作用を促進する;および(ii)
抗体が細菌を凝集させ、細菌が粘膜に付着するのを防止し、また粘膜下組織への
侵入を防止する(ジエインウエイ、エイ、ネイチャー第333巻、804〜80
6頁(1,988年):ウエルシュ(jelsh)ら、ジャーナル・オン・ペデ
ィアトリクス(J、 Pediatrics)第94巻、1〜9頁(1978年
))。高度免疫孔はまた、有意に高レベルのラクトペルオキシダーゼおよびラク
トフエ1ノンのごとき非特異的抗細菌物質を含有していた(ウェルシュら、ジャ
ーナル・オン・ペディアトリクス第94巻・1〜9頁(1978年))。それゆ
え、これらの物質1ままた、腸内細菌の侵入を阻害しつる。
本発明者らは、驚くべきことに、高度免疫孔の経口投与が、老化(こ関連した低
下からG A、 L Tの免疫機能を有意に防御することを見し1だした。高度
免疫孔を与えることが、再指向されたIELの細胞溶解活性および分裂促進製お
よび同種異系抗原的刺激に対するMLN細胞の応答性を老化(二関連した低下刃
1ら防御した(図7.8および9)。これらの知見に対する1つの説明(ま、高
度免疫孔(二よる腸内細菌数の変化がGALT細胞の免疫機能の増大を引き起こ
し得るとLNうことである。高度免疫孔は、有意に腸内細菌科の増殖を抑制した
。そのうち、シト特異的免疫刺激因子(ミアケ(Miake)ら、インフエクト
・イミュノ(Infect Immun、)第48巻 480−485頁(19
85年)、ノモト(Noioto)ら、ジャーナル・オン・クリニ・ラボ・イミ
ュノo (J、 C11n、 Lab、 Imunol、 )第17巻:91〜
97頁(1985年))として知られる腸内細菌である大腸菌力く高度免疫孔を
与え“ られたマウスにおいて増加した(ティー・オーモIJ (T、 Ohm
ori)ら、準備中原稿)。
よって、高度免疫孔は、ある腸内細菌の刺激を増大させることによりGALT細
胞の免疫学的機能を間接的に増大させること力(できるものと考えられる。S+
+の説明は、勺イトカイン類のごとき高度免疫乳中のl、s(つ力罵の成分力(
GALT細胞の免疫機能を増大させるというものである(ウエルンユら、ジャー
ナル・オン・ベディアトリクス第94巻:1〜9頁(1978年))。
高度免疫孔はまた、5RBCでの免疫後の初期の相において、膵臓における抗5
RBCプラーク形成細胞の数を増加させた(図10AおよびB)。この結果は、
長期にわたる腸内細菌の侵入に対する予防における高度免疫孔の防御的作用が、
GALTの機能のみならず全身のリンパ様組織の機能にも影響を及ぼすことを示
唆するものである。5sDNAに対する血清抗体の出現を防止することにおける
高度免疫孔の防御的作用(図11)は、高度免疫孔が全身のリンパ様組織の機能
に間接的に影響するという結論を支持するものである。
結論的には、高度免疫孔の経口投与は、老化に関連した免疫機能の低下から動物
を効果的に防御する。臨床的には、それらの知見は、老いた動物および免疫損傷
した動物の治療において重要である。例えば、老人病、または白血病のごとき免
疫損傷疾患の治療および/または改善の間において、老化および免疫損傷した患
者を複雑な形態の腸内細菌固有の感染から防御するために高度免疫孔を予防的に
投与してもよい。
実施例2
S−100ワクチンの製造
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションから得られるような上記表2に
示す細菌のスペクトルを含んだ細菌培養物を、15m1の培地で復元し、37℃
で一晩インキユベーションした。良好な増殖が得られたならば、該細菌懸濁液の
約半量を用いて1リツトルのブロスに接種し、その接種物を37℃でインキュベ
ーションした。残りの懸濁液を滅菌したグリセロールの入った試験管に移し、6
力月までは一20℃で保存する。
培養において良好な増殖が見られた後、懸濁液を20分間遠心分離することによ
り細菌細胞を収穫して培地を除去した。得られた細菌ペレットを滅菌セイライン
溶液に再懸濁し、細菌試料を3回遠心分離して細胞から培地を洗い取った。3回
目の滅菌セイライン洗浄後、遠心分離により得られた細菌ペレットを少量の2回
蒸留した水に懸濁した。
培地を含まない細菌懸濁液を、80℃の水につけたガラス製フラスコ中に入れて
一晩熱殺菌した。該ブロス培養物の生存性試験を少量の熱殺菌細菌で行つIこ。
ブロスを熱殺菌細菌とともに植菌し、37℃で5日間インキュベーションし、増
殖を毎日チェックした。なぜならば、ワクチンに使用するには細菌が死んでし)
なければならないからである。
熱殺菌細菌を凍結乾燥した。ついで、乾燥細菌を滅菌セイライン溶液を混合して
2.2xlO’細菌細胞/mlセイライン(660nmにおける光学密度の読み
が1.0)の濃度とした。
該多価ワクチンの5ml試料を乳牛に毎日注射した。該多価抗原(二対するウシ
・抗体に関する酵素結合免疫アッセイを用いることにより、注射されt二乳牛1
こつ(\て抗体(IgG)力価L/ベベル定期的に調べた。
実施例3
免疫方法
熱殺菌細菌を上記方法で製造した。得られた多価抗原試料(S−100)を、慣
用的な相分離法により微小カプセル封入して多価抗原含有微粒子製品を製造した
。一般的には、抗原含有型マド1ルツクス材料を生体と両立しつる材料、好まし
くは生分解性または生体崩壊性材料、好ましくはポリ酢酸、ポ1ノグ+)コール
酸、乳酸とグリコール酸とのコポリマー、ポリカプトラクトン、ツボ1ノオキサ
ル酸、コラーゲンのごとき蛋白、グリセロールの脂肪酸エステル、ならび(こセ
ルロースエステルのポリマーから形成する。これらのポリマーは当該分野でよく
知られており、例えば、米国特許第3.773.919号、米国特許第3,88
7.699号:米国特許第4,118.470;米国特許第4.076.798
号にに2載されてしXる。これらの全内容を本明細書の記載に取り込ませる。使
用しtこポ1ツマー性マトリックス材料は生分解性ラクチド−グリコリドコポリ
マー(lactide−glycolidecopolymer)であった。
熱殺菌細菌抗原をかかるマトリックス材料、好ましくは直径1〜500ミクロン
の間、好ましくは10〜250ミクロンの微小球1こカプセル封入する。カプセ
ル封入法は慣用的であり、相分離法、界面反応、および物理的方法力1らなる。
抗原の宿主に対する抗原の微小カプセルからの最適な放出速度を得るtこめに、
種々の組み合わせのマトリックスおよび種々の濃度の混和した抗原を用しするこ
と力(できる。これらの組み合わせは、過度の実験をすることなく当業者1;よ
り決定される。
実施例における微粒子は直径250ミクロン以下であった。つ0で、22%(1
6,5mg)の多価抗原を含有する約750mgの微粒子を約3ccの担体(水
中1重量%のツイン(T冒een)20および2重量%のカルボキシメチルセル
ロース多数のウソの群れから少数群を選抜した。これらのランダム(二選抜した
ウシのうち5匹を対照として選択した。4匹のウシに多価抗原を含有する微粒子
を筋肉注射した。微粒子試料を2.0mRadのガンマ線照射で滅菌した。対照
のみならず接種したウシから得られた牛乳試料から抗体(IgG)力価のレベル
を定期的に測定した。
実施例4
ラットの寿命に対する高度免疫乳中取の効果a,材料および方法
6週齢、体重160ないし190グラムの間のオスのスプラグ・ダウIJ−(s
prague dawley) ・ラットをフ什ソシャー・サイエンティフィッ
ク(FisherScientific)から購入し?.−。う・ソトを各10
匹ずつ3群(A,Bおよび0群)に分けた。各群に適宜う・ソト用餌を与えた。
さら(=、A群(二S100高度免疫乳25Qmlを毎日与えた。S100高度
免疫乳1よ上2己実施例↓二示しtこよう(=シて製造した。B群に市販の対照
スキムミルクをA群と同じだ:す与えた。0群:こラット用餌および水のみを与
えた。水または乳のビンを毎日交換した。
すべてのラットが死亡するまで、毎日ケージの清掃ごと(二生存ラット数をを舅
己録した。
b、結果
寿命の結果を下表3にまとめた。1985年8月6日の試験開始以来最後のラッ
トが死亡した1988年2月3日まで(30力月)の生存ラットの平均数は、高
度免疫乳のA群については5±3.28.対照乳のB群については3.22±3
゜23、そして水対魚群については3.44±4であった。高度免疫乳を与えら
れたラット(A群)と他の群(B群および0群)との間の生存数の相違は、以下
に明示するように統計学的に有意であった。A群の生存数は、対照乳(B群)ま
たし、その結果を図12.13および14に示す。
(5) 軍勢
齢
FIG、3
2 8 (6(月)
齢
FfG、 4
(g−Ofx)犯踏
(9−01X) ’4鵡購
(g−01×)■画購
騰(〈斗−ユtω鉤致兜首坤
影」〈斗−)tω輝敬(ロ)首♀し
FIG、8
FIG、9
48目 78目
5RBCで免疫してからの時間 5RBCで免疫してがらの時間FIG、 IO
A FIG、 108
時間(日)
FIGi3
(日)−県II猷至
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT、BE、、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、 S
E)、 AU、 CA、 JP、 NZ