JPH07507754A - スティック状製品用エレベータ／ねじシャフト式小分けパッケージ，及びこのパッケージ用のリフィルカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スティック状製品用 エレベータ／ねじシャフト式小分はパッケージ、及びこのパッケージ用のりフィ ルカートリッジ発明の分野 本発明は、スティック状製品を小分けするためのパッケージに関する。更に詳細 には、本発明は、エレベータ／ねじシャフト式小分は手段を持つパッケージに関 する。

更に、本発明は、パッケージを部分的に再使用可能にするため、リフィルカート リッジを受入れるようになった再使用可能なベースを持つパッケージに関する。

発明の背景 発汗抑制剤及び脱臭剤のような化粧品は、代表的には、旋回−上昇パッケージ又 はエレベータ／ねじシャフト式小分はパッケージと呼ばれるパッケージ内にパッ ケージされる。このようなパッケージの一例が１９９０年８月２１日にヨークに 賦与された米国特許第４，９５０，０９４号に開示されている。このようなパッ ケージの別の例が、現在継続中の、１９９１年９月１６日にトーンブツシュ等が 出願した一般に譲渡された米国特許出願第０７／７６０．６６１号に記載されて いる。同特許出願について触れたことにより、その特許出願に開示されている内 容は本明細書中に組み入れたものとする。こうしたパッケージは、代表的には、 ねじシャフトが軸線方向に配向され且つ開口部を通して回転自在に底端に取り付 けられた楕円形断面の本体を有する。ねじシャフトは、代表的には、スティック 状製品をパッケージの外に前進させるため、パッケージの底部の外側に設けられ たハンドルに連結されている。エレベータ即ち従動体は、パッケージ内部の底で シャフトに螺合されている。ハンドルを所定の方向に廻すと、エレベータをパッ ケージの頂部に向かって前進させるか或いはエレベータを底部に向かって引っ込 める。化粧品は、代表的には、エレベータがその最も下の位置に置かれた状態で パッケージ内に液状で即ち溶融状態で注ぎ込まれ、これによって、冷却時に製品 が固化し、パッケージと同じ形状になる。その後、スティック状製品を小分けす るためにハンドルを一回廻し、これによってねじシャフトを回転させ、エレベー タをパッケージの頂部に向かって前進させる。エレベータは、パッケージの頂部 に向かって前進するとき、スティック状製品を押し上げてパッケージの頂部から 外に出し、その結果、使用者は製品を利用できる。

最近、天然資源の消費を少なくするため、及び固形廃棄物の埋め立て容積を少く するため、最初の製品を使用し終えた後にパッケージ全体を廃棄しなくても済む ように、エレベータ／ねじシャフト式小分はパッケージを部分的に再使用可能に することが望まれている。これを行うための一つの方法は、固形スティック状製 品が入ったりフィルカートリッジを受入れるように設計された再使用可能なベー スを持つパッケージを設計することである。

パッケージ内の最初の製品を使用し終えた後、最初のりフィルカートリッジを廃 棄し、新たなりフィルカートリッジを再使用可能なベースに挿入し、これによっ て、パッケージを部分的に再使用可能にする。本出願人の知るところによれば、 リフィルカートリッジを使用する、発汗抑制剤又は脱臭剤について使用されるよ うに設計されたエレベータ／ねじシャフト式パッケージは存在しない。

しかしながら、口紅用リフィルカートリッジは周知である。

リフィルを使用できる口紅用容器の一つの例が、１９６０年１月１９日にクラー ク等に賦与された米国特許第２．９２１．６７５号に開示されている。クラーク は、螺旋状シェル推進システムと呼ばれるシステムを持つ口紅用管状パッケージ を開示した。口紅用のキャリヤ即ちエレベータは、再使用可能な容器の二つの管 状部材を相対的に回転させたときに推進される。クラークの発明のりフィルカー トリッジは、キャリヤ即ちエレベータを一体の部分として含む。カートリッジを 容器内に配置したとき、口紅カートリッジを容器内に引っ込めるために２つの管 状部材を回転させる必要がある。口紅のような小さな化粧品については、製品を 容器内に引き込むため、ベースに装入したときのその最も上の位置からその最も 下の位置まで口紅を移動させるのに容器を最大でも約三回転させるだけでよい。

しかしながら、脱臭剤のような大型のスティック状製品について代表的なエレベ ータ／ねじシャフト小分はパッケージを使用する場合には、スティック状製品を その最も上の位置からその最も下の位置まで移動させるのにハンドルを何回も廻 さなければならない。即ち、新たなカートリッジを再使用可能なベースに装入し ようとする場合には、消費者はカートリッジを装入するためにハンドルを何回も 廻さなければならず、これには時間がかかる。これは、多くの消費者はりフィル カートリッジの設置に大変な労力を払うよりも再使用不能のパッケージを使用す るであろうという点で欠点である。

口紅カートリッジを容易に押し込むことのできる再使用可能な口紅用容器の一つ の例が１９６９年２月２５日にシーバーに賦与された米国特許第３，４２９，６ ４３号に開示されている。シーバーの特許には、口紅用エレベータ／ねじシャフ ト推進システムを使用できる交換自在の口紅容器が開示されている。しかしなが ら、シーバーの発明の推進システムは、使い捨てカートリッジの内部に収容され ている。このことは、ねじシャフト及びエレベータがカートリッジとともに廃棄 されるということを意味する。この方法は、固形廃棄物を可能な限り少なくする ものではない。天然資源の消費を少なくするため、及び固形廃棄物の埋め立て容 積を少くするため、パッケージのできるだけ多くの部品を再使用可能にしなけれ ばならない。

従って、本発明の目的は、パッケージの部分だけが使い捨てで残りが再使用可能 なスティック状化粧品用のエレベータ／ねじシャフト式小分はパッケージを提供 することである。

本発明の他の目的は、使い捨てのりフィルカートリッジを受入れるように設計さ れた再使用可能なベースを持ち、製品が収容された新たな再使用可能なカートリ ッジをハンドルを操作する必要なしにベースに容易に装入できるパッケージを提 供することである。

本発明の更に他の目的は、エレベータ／ねじシャフト式小分はシステムの大部分 が再使用可能なベースの部分であり、使い捨てのりフィルカートリッジの部分で はない、パッケージを提供することである。

本発明の上述の目的及び他の目的は、以下で更に明らかになる。

発明の概要 本発明によれば、固形スティック状製品用エレベータ／ねじシャフト式スティッ ク小分はパッケージが提供される。このパッケージは、ベースに入れ子になるよ うに設計されたカートリッジを有する。ベースは、開放した頂部と開口部が中央 に配置された閉鎖した底部とを備えた管状本体を有する。ベースは、その本体内 で軸線方向に配向されたねじシャフトを有し、このねじシャフトは中央開口部を 通ってベースの底部に回転自在に取り付けられている。シャフトは、本体の外側 に設けられたハンドルに連結されている。カートリッジは、固形スティック状製 品を保持するための管状本体を有する。この本体は開放した頂部及び開放した底 部を有する。底部には押しプレートが配置されている。

本発明のパッケージは、ベース内に配置された入れ予成のエレベータシステムを 更に有する。エレベータシステムは、ねじシャフトを螺合入れ子関係で受入れる ようになった雌ねじネックを有する。エレベータシステムは、カートリッジの押 しプレートに当接するように設計されたプラットホームをネックの上方に自し、 これによって、ハンドルを所定の方向に廻すとシャフトが回転してプラットホー ム及び押しプレートを前進させ、これによってスティック状製品をパッケージの 頂部の外に前進させる。

最後に、パッケージはエレベータがその最も上の位置にあるときにハンドルを手 で回転させることなくその最も下の位置に再設定するための手段を有する。

本発明の別の特徴によれば、固形スティック状製品用の再使用可能なカートリッ ジが提供される。このカートリッジは、エレベータ／ねじシャフト小分はシステ ムを備えた再使用可能なベース内に入れ子になるように設計されている。カート リッジは、スティック状製品を保持するための管状本体を有する。この本体は、 開放した頂部と開放した底部との間を長手方向に延びる。カートリッジ本体は、 長手方向軸線に対して垂直方向で非円形の断面を有する。カートリッジは、本体 の外側に下方に延びるカラーを更に有する。カートリッジ本体の底部には押しプ レートが配置されている。最後に、カートリ・ソジは、本体の開放した頂部及び 開放した底部をシールするための手段を有する。

図面の簡単な説明 本明細書は、本発明を特定的に指摘し且つ明瞭に特許請求する請求の範囲で終わ るけれども、本発明は、以下の説明を添付図面と関連して読むことにより更によ く理解されるものと考えられる。

第１図は、本発明の組み立て済みのパッケージの平面図である。

第２図は、本発明のパッケージの分解図である。

第３図は、最も下の位置にあるエレベータシステムを示すため一部を切除した、 本発明のパッケージのベースの斜視図である。

第４Ａ図は、本発明のエレベータシステムの一実施例の螺合状態での断面図であ る。

第４Ｂ図は、螺合解除状態での第４Ａ図と同様の断面図である。

第５Ａ図は、エレベータシステム１３０がその最も上の位置にある、本発明のパ ッケージの変形例の断面図である。

第５Ｂ図は、エレベータシステム１３０がその最も下の位置にある、第５Ａ図と 同様の断面図である。

第６図は、本発明の変形例のねじシャフト及びエレベータシステムの概略断面図 である。

第７図は、本発明のカートリッジの本体の変形例の概略斜視図である。

第８Ａ図は、ピン６５と係合したピン４１の概略断面図である。

第８Ｂ図は、カートリッジが所定位置で係合した状態でのピンを示す、第８Ａ図 と同様の概略断面図である。

第９図は、本発明の変形例の概略断面図である。

実施例 添付図面を詳細に参照すると、これらの図には、全図に亘って同じ要素に同じ参 照番号が附しである。第１図には、スティック状固形化粧品を小分けするための エレベータ／ねじシャフト式小分はパッケージ１が示しである。パッケージ１は 、パッケージ１の分解図である第２図を参照することによって更によく理解する ことができる。第２図でわかるように、パッケージ１は、ベース１０、エレベー タシステム３０、カートリッジ５０、及びキャップ１００を有する。ベース１０ 及びエレベータシステム３０は、再使用可能であるように設計されており、これ に対し、カートリッジ５０はスティック状製品５１を収容するための使い捨てリ フィルカートリッジであるように設計されている。カートリッジ５０は、再使用 可能なベース１０内に入れ子になるように設計されている。

添付図面に示すように、消費者が良好に適用できるように、カートリッジ５０及 びベース１０は、両方とも楕円形断面を有するのがよい。

ベース１０は、開放した頂部１２及び閉鎖した底部１３を持つ管状の本体１１を 有する。底部１３には中央開口部１４が配置されている。ベース１０は、本体１ １内で軸線方向に配向されたねじシャフト１５を有し、このシャフトは底部１３ に回転自在に取り付けられている。

シャフト１５は、開口部１４を貫通しており、この開口部のところでハンドル１ ６に連結されている。ハンドル１６は、本体１１の外側に底部１３と隣接して配 置されている。ねじシャフト１５の底部の近くには環状フランジ１７が配置され ており、このフランジは、開口部１４の近くで底部１３に連結されたタブ１８上 にスナップ嵌めしている。このスナップ嵌め構成により、ねじシャフト１５は、 本体１１内で回転できる状態で所定位置に固定される。

ベース１０は、内方に段をなした段区分２０及び２１を頂部１２と周接して有す る。段区分２１は、段区分２０よりも内側にある。キャップ１００は、ベース１ ０の頂部１２に装着されるように設計されており、第１図に示すように、段区分 ２０の押縁２２上に載っている。好ましい実施例では、区分２１は、反対方向外 方に伸びる二つのビード２３及び２４を有する。以下に論じるように、これらの ビードは、カートリッジ５０をベース１０に固定するための手段として使用され る。ベース１０は、ポリプロピレン及びポリエチレンを含む任意の多くの材料か らつくることができる。

パッケージ１は、更に、スティック状製品５１を保持するための管状本体５２か らなるカートリッジ５０を含む。本体５２は任意の多くの材料からつくることが できるが、好ましくは、割れ難いため及び製品の離れがよいため、バージンポリ プロピレンからつくられる。本体５２は、開放した頂部５３と開放した底部５４ との間を長手方向に延びる。本体５２の長手方向に対して垂直方向の断面は、円 形ではない方が好ましく、最も好ましくは、楕円形断面である。底部５４には押 しプレート６０が配置されている。押しプレート６０は、好ましくは、使用の終 わりに快適であるように、添付図面に示すようにドーム形状である。更に、押し プレート６０には、製品５１を押しプレート６０に付着させるのに役立つ多数の 開口部６１が設けられている。押しプレート６０には、ビードシールと同様の環 状突出部がその周囲に亘って設けられているのがよく、カートリッジ５０の本体 ５２の内部に押付けられている。この突出部は、押しプレート６０と本体５２と の間に大きな摩擦をもたらし、これによって、押しプレート６０は本体５２内に 固定され、落下しないようにされている。押しプレート６０は、下方に延びる一 対のピン６５及び６６を更に有する。以下に論じるように、これらのピンは、エ レベータプラットホーム３２上のピン４１と整合している。これによって、エレ ベータプラットホームは、製品とは直接接触せずに押しプレートと接触する。押 しプレート６０は、ポリプロピレン及び高密度ポリエチレンを含む任意の多数の 材料から製造できる。

製品５１には、代表的には、揮発分が含まれるため、こうした揮発分の漏出を防 ぐため、カートリッジ５０の頂部５３及び底部５４に使用前に外気からシールす るための手段を設ける必要がある。好ましい実施例では、カートリッジ５０には 、本体５２の底部をカバーする引き剥がし自在のフィルム６２が設けられている 。フィルム６２は、好ましくは積層フィルムであり、製品５１中の揮発分の漏出 を阻止する多くの材料からつくることができる。このような積層材料は、当該技 術分野で一般的に知られている。フィルムは、任意の適当な接着剤で本体５２の 底部に固定される。更に、カートリッジ５０は、工場でシールを取り付けられた 状態で、即ち、本体５２の頂部５３に内キャップ５５が密封をなして固定された 状態で出荷されるのがよい。カートリッジは、単一の密封されたユニットとして 販売することができる。消費者は、カートリッジを使用しようとする場合、フィ ルム６２を引き剥がし、カートリッジをベースに入れ、内キャップ５５を取り外 し、シール及びフィルムを廃棄する。

特に好ましいカートリッジ５０には、カートリッジ５０をベース１０内に取り外 し自在に固定するための手段が設けられている。一実施例では、カートリッジ５ ０は下方に延びる環状カラー７０を有する。このカラーは、ベース１０の頂部１ ２をカバーし、段区分２１上にスカート状に垂れ下がる。カートリッジ５０をベ ース１０内に更に良好に固定するため、カラー７０には、ベース１０のビード２ ３及び２４とスナップ嵌めするように設計された一対の向き合った内方に延びる 突起７１及び７２が設けられている。これによって、カートリッジ５０は所定の 位置に係止される。カートリッジ５０をベース１０から外すには、消費者がカラ ー７０の端７３及び７４を絞るように押す。これによって、突起７１及び７２が 外方に移動する。消費者は、次いで、カートリッジ５０を持ち上げてこれをベー ス１０から取り外す。

環状カラー７０は、カートリッジを繰り返し使用した後でもベースをきれいなま まにする。製品５１は、その適用時にパッケージに幾らか付着する。付着した製 品でベースが汚損された場合には、消費者は、それを再び使用するのが嫌になる 。カラー７０を使用すると、製品はカートリッジに付着するがベースはきれいな ままであり、別のカートリッジをいつでも受入れることができる。

パッケージ１は、ベース１０内に配置された入れ予成のエレベータシステム３０ を更に有する。エレベータシステム３０は、雌ねじネック３１及びエレベータプ ラットホーム３２を有する。雌ねじネック３１は、ねじシャフト１５と入れ子の 関係で螺合し、これを受入れるようになっている。最初、パッケージ１にはエレ ベータ３０が、第３図に示すように、その最も下の位置で配置されている。即ち 、ネック３１の底部３３がシャフト１５の環状フランジ１７と当接した状態で配 置されている。カートリッジ５０を挿入し、所定位置に係止すると、プラットホ ーム３２は、押しプレート６０と当接する。その後、ハンドル１６を所定方向に 廻す（ねじの方向に応じて）と、ねじシャフト１５が回転してエレベータシステ ム３０を上方に移動させ、これによって、プラットホーム３２が押しプレート６ ０を押し上げ、押しプレート６０が製品５１をパッケージの外に押し上げ、その 結果、消費者は製品を利用することができる。

第６図は、本発明のエレベータシステムの変形例を示す。第６図は、エレベータ ２３０及びこれと係合するシャフト２１５の断面図である。エレベータ２３０が シャフトから外れてベースの外に落下しないようにするため、シャフト２１５の 頂端にはテーパ状の球２２９が配置されている。エレベータが最も上に到ったと き、ねじ２３５は球２２９を越えて前進することはない。変形例では、エレベー タ２３０には、球２２９と係合してエレベータがこれ以上移動しないようにする 押縁２８０がねじ山の上方に設けられているのがよい。球２２９は、パッケージ に組み込むために最初に圧縮できるように、好ましくは、その頂部が割れている 。球２２９は、トグルボルトの形態又は任意の他の適当な形状をとるのがよい。

押しプレート６０がカートリッジの底部の外に落下しないようにするのを助ける ため、環状押縁がカートリッジの底部と隣接して配置されているのがよい。第７ 図は、環状押縁２７０をその底縁と隣接して有するカートリッジ２５０の本体２ ５２についての変形例を示す。消費し終えたカートリッジを取り外すとき、上述 のように、カートリッジは外に出されるが押しプレートは出ず、再使用可能なベ ースに留まる。環状押縁により、押しプレートはカートリッジとともに取り外す ことができる。環状押縁２７０は、更に、フィルム６２を底部に付着させるため の更に大きな表面積を提供する。環状押縁２７０は、製品を前進させるためにエ レベータ３０がカートリッジ２５０を通って延びることを阻止してはならない。

製品５１を使用し終えた後、カートリッジ５０を上述のように取り外し、その後 、廃棄するか或いはリサイクルする。このとき、エレベータ３０はその最も上の 位置にある。新たなカートリッジをベース１０に一杯に挿入するため、エレベー タ３０をその最も下の位置に再設定しなければならない。再設定を行うための一 つの方法は、ハンドル１６を所定方向に回してエレベータ３０を下げることであ る。しかしながら、消費者はこれを行うのに要する時間を惜しむということがわ かっている。従って、パッケージ１には、ハンドルを手動で回転させることなく エレベータ３０をその最も下の位置に再設定するための手段が設けられている。

エレベータを再設定するための一つの方法は、雌ねじネックがその下端の近くで 少なくとも二つの雌ねじ区分に分けられたエレベータシステムを提供することで ある。

この場合、パッケージには、区分をシャフトから外方に移動させ、これによって ネックをシャフトから外す手段が設けられているのがよい。この場合、エレベー タはその最も下の位置まで下方に自由に移動する。エレベータがその最も下の位 置に到達したとき、区分は、シャフトと螺合した状態に戻る。これをどのように 行うのかを説明する二つの実施例を以下に説明する。

第１図、第２図、及び第３図に示すエレベータシステム３０は、エレベータを再 設定するのにピン−レバーシステムを使用する。これは、エレベータシステム３ ０の断面図が示しである第４Ａ図及び第４Ｂ図を参照することによって最もよく 説明できる。エレベータシステム３０は、二つの半部３１ａ及び３１ｂに分けら れる雌ねじネック３１を有する。エレベータシステム３０は、二つの端部４３と ４４との間でネックのねじ山を備えた半部３１ｂにヒンジ４２で回転自在に連結 されたレバー４０を更に有する。レバー４０の端部４３はネックのねじ山を備え た半部３１ｂに当接し、端部４４はピン４１に当接する。第４Ａ図は、エレベー タシステムをねじ山３５がシャフト１５と係合したその通常の位置で示す。明瞭 化を図るため、シャフト１５は図示しない。

エレベータ３０がその最も上の位置にあるとき、ピン４１は第４Ａ図に示すよう にその上位置にある。消費者が新たなカートリッジをベース１０内に置いたとき 、押しプレート６０のピン６５又は６６がピン４１に押付けられ、このピン４１ を第４Ｂ図に示すようにその下位置に押し込む。ピン４１を下に押すと、レバー ４０かヒンジ４２を中心として回転する。レバー４０の端部４３は、ネック３１ の半部３１ａを押して半部３１ａ及び３１ｂをねじ山３５がシャフト１５から外 れるのに十分大きく拡げるように構成されている。ピン４１が下位置にある状態 でエレベータシステム３０をその最も下の位置に下に押すことができる。

エレベータがその最も下の位置に近づくとき、ピン４１がベース１０のピン１９ （第２図参照）と接触する。

ピン１９はピン４１をその上位置に押し、レバーをその元の位置に戻す。雌ねじ ネックは、その元の位置に戻るのに十分な弾性を有し、これによって、ねじ山３ ５をシャフト１５と再び係合させる。エレベータがその最も下の位置に戻される と、ピン１９がピン４１を押し上げる。

これによって、ピン４１はピン６５又は６６を上方に移動させ、押しプレート６ ０を早期に押し上げ、これを所定の角度まで傾ける。これが起こらないようにす るため、ピン４１及びピン６５及び６６の端部は、第８Ａ図に示すように角度が 付けである。ここでの議論については、ピン４１と係合するのはピン６５である 。ピン６５は、エレベータがその最も下の位置にあるとき、ピン６５が第８Ｂ図 に示すようにピン４１を通過して摺動するようのに十分な弾性を有する。

ピン４１及びレバー４０は、好ましくは、ポリエチレンのような任意の適当な材 料を成形した一部品構造である。この場合、レバー４０及びピン４１は、直角に 曲がっており、弾性のあるヒンジ４８を形成する。更に、半部３１ａ及び３１ｂ がネック３１の底部の近くでだけ拡がるため、ネック３１はその全長に亘ってね じ山が設けられているのでなく、底部の近くだけにねじ山が設けられている。こ の強度を高めるため、ねじ山を備えたネ・ツクの下部分に材料を余分に加えるの がよい。

ハンドルを廻さずにエレベータを再設定するための手段の別の実施例が、本発明 のパッケージの変形例であるパッケージ１０１の断面を示す第５Ａ図及び第５Ｂ 図１こ示しである。パッケージ１０１は、ベース１１０、入れ千成のエレベータ システム１３０及び押しプレート１６０が配置されたカートリッジ１５０を有す る。エレベータシステム１３０は、ねじ山を備えた割りネ・ツク１３１、スリー ブ１４０、及びエレベータブチ・ソトホーム１３２を有する。第５Ｂ図は、エレ ベータ１３０をその最も下の位置で示す。これらの図面かられかるように、押し プレート１６０は、スリーブ１４０に設けられたフィンガ１４１にスナップ嵌め する一つ又はそれ以上のフィンガ１６９を有する。エレベータ１３０がその最も 下の位置にあるとき、スリーブ１４０は割りネック１３１に同心に嵌まっており 、割りネック１３１をシャフト１１５に押付け、これによってこれらを螺合させ る。

第５Ａ図は、エレベータ１３０をその最も上の位置で示す。カートリッジ１５０ を取り外すとき、フック１６９によってフック１４１に引っ張り力が加えられ、 これによってスリーブ１４０が摺動し、ネ・ツク１３１から外れる。スリーブが 外れた状態では、割りネック１３１は外方に押圧され、シャフト１１５との螺合 が外れる。これは、スリーブによって覆われていない場合に開く傾向を持つよう に割りネック１３１を開放位置に成形することによって行われる。次いで、新た なカートリッジをベース１１０に置くことができ、エレベータシステム１３０を その最も下の位置に向かって下方に自由に移動させる。エレベータがその最も下 の位置の近くにあるとき、ネック１３１は、ベース１１０の底部に押付けられ、 消費者はカートリッジを下方に押すことによってフック１６９及び１４１を係合 させ、スリーブ１４０をネック１３１に嵌め、ネック１３１を再びシャフト１１ ５と螺合させる。消費者は、カートリッジが所定位置にあり且ついつでも使用で きるということを知らせるカチッという音を聞く。

シャフト１１５の頂部には、カートリッジ１５０を取り外すときにエレベータ１ ３０がベース１１０から滑り出ないようにする球１２９が設けられている。カー トリッジ１５０には、カートリッジ１５０を取り外すときに押しプレート１６０ がカートリッジから滑り出ないようにしエレベータ１３０と係合したままにする 、第７図に示しであるのと同様の押縁１５８が設けられている。押しプレート１ ６０には、押しプレート６０のピン６５及び６６と同様のピン１６５及び１６６ が設けられている。

これらのピンは、上文中で説明し且つ第８Ａ図及び第８Ｂ図に示したピン４１と ピン６５との係合と同様に、プラットホーム１３２に設けられたピン１３８及び １３９と係合する。

第１図、第２図、及び第３図に示すエレベータシステムでは、使用者はスティッ ク状製品をパッケージ内に引っ込めることができない。ハンドルを前進方向と反 対方向に廻すと、エレベータ３０は引っ込むけれども、押しプレート６０とカー トリッジ本体５２との間の摩擦のため、押しプレート６０及び製品５１は元の位 置のままである。製品を引っ込み自在にするため、本発明のパッケージには、製 品をエレベータシステムでカートリッジ内に引っ込めるための手段が設けられて いるのがよい。これの一つの例は、本発明のパッケージの変形例の概略断面図で ある第９図に示しである。第９図は、ベース３１０に入れ子になったカートリッ ジ３５０を示す。カートリッジ３５０の押しプレート３６０はエレベータプラッ トホーム３３０に当接している。この図かられかるように、プラットホーム３３ ０は、押しプレート３６０に設けられたソケット３６７にスナップ族めするよう に設計されたボール３３７を有する。ボール及びソケットからなるこの構成によ り、エレベータをパッケージ内に下げるときにエレベータが押しプレート３６０ を押し下げることができる。これによって、製品をカートリッジ内に引っ込める ことができる。

本発明の特定の実施例を図示し且つ説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱 することなく種々の変更を加えることができるということは当業者には明らかで あろう。従って、本発明の範囲は以下の請求の範囲に関して考慮されるべきであ り、上文中に説明し且つ添付図面に示した詳細に限定されるものではないという ことは理解されよう。

特表千７−５０７７５４　（９） Ｆｉｇ、　５Ａ Ｆｉｇ、　５Ｂ 、　、　ｌｉｅ　ＰＣＴ／ｕｓ　９３１０５０６９フロントページの続き Ｇ、ＭＮ、ＭＷ、Ｎｏ、ＮＺ、ＰＬ、ＲＯ，ＲＵ、ＳＤ、ＳＫ、ＵＡ、ＶＮ （７２）発明者　タック、カルビン　スモールアメリカ合衆国ペンシルベニア州 、エリ（７２）発明者　バーディング、ステイーブン　ウニインアメリカ合衆国 オハイオ州、ハミルトン、モーガン、ロス、ロード、２３２６

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．ベース内に入れ子になるように設計されたカートリッジを有する、固形ステ ィック状製品用エレベータ／ねじシャフト式スティック小分けパッケージにおい て、（ａ）前記ベースは、開放した頂部と中央開口部を備えた閉鎖した底部とを 有する管状本体からなり、前記ベースは、その本体内で軸線方向に配向され且つ 前記中央開口部を通ってその底端に回転自在に取り付けられたねじシャフトを有 し、該シャフトは前記本体の外側で前記底部と隣接したハンドルに連結されてお り、（ｂ）前記カートリッジは、固形スティック状製品を保持するための管状本 体を有し、該本体は、開放した頂部及び開放した底部を有し、該底部には押しプ レートがその底部と隣接して配置され、前記カートリッジは前記ベース内に入れ 子になるようになっており、（ｃ）入れ子式のエレベータシステムが前記ベース 内に配置され、前記エレベータシステムは、前記ねじシャフトを螺合入れ子関係 で受入れるようになった雌ねじネックと、前記カートリッジの前記押しプレート と当接するように設計された、前記ネックの上のプラットホームとを有し、これ によって、前記ハンドルを所定方向に回転させると前記シャフトが回転して前記 プラットホームを上方に前進させ、これによって前記押しプレートを上方に前進 させ、前記スティック製品を前記パッケージの前記開放した頂部を通して押し出 し、 （ｄ）前記エレベータがその最も上の位置にあるとき、前記ハンドルを手で回転 させないで前記エレベータをその最も下の位置に再設定するための手段を有する 、パッケージ。
2. ２．前記カートリッジは、下方に延びる環状カラーをその頂部と隣接して有し、 前記カラーは、前記ベースの前記頂部上でスカートをなすように設計されている 、請求項１に記載のパッケージ。
3. ３．前記カートリッジを前記ベース内に固定するための手段を更に有し、前記カ ラーは、少なくとも一つの内方に延びるビードを有し、前記ベースは、少なくと も一つの外方に延びるビードをその頂端と隣接して有し、前記ビードは、前記カ ートリッジを前記ベース内に固定するように互いにスナップ嵌めするように設計 されている、請求項１又は２に記載のパッケージ。
4. ４．前記押しプレートは、前記カートリッジの前記本体の頂部に向かって延びる 凹状形状を有し、前記押しプレートには、前記スティック状製品を前記押しプレ ートに付着する複数の貫通開口部が更に設けられている、請求項１、２、又は３ に記載のパッケージ。
5. ５．前記パッケージの前記頂部を不使用時にシールするキャップを更に有する、 請求項１乃至４のうちのいずれか一項に記載のパッケージ。
6. ６．前記パッケージは、前記軸線方向に配向されたシャフトに対して垂直方向で 非円形断面を有する、請求項１乃至５のうちのいずれか一項に記載のパッケージ 。
7. ７．前記断面は楕円形である、請求項６に記載のパッケージ。
8. ８．前記エレベータの前記雌ねじネックは、下端の近くが少なくとも二つの雌ね じ区分に割ってあり、前記エレベータを再設定するための前記手段は、前記エレ ベータがその最も上の位置にあるときに前記区分を前記シャフトから外方に移動 し、これによって前記ネックと前記シャフトとの間の螺合を解除し、次いで前記 エレベータをその最も下の位置に向かって下方に自由に移動させ、その後、前記 エレベータがその最も下の位置に到達したとき、前記シャフトと再び螺合させる ための手段からなる、請求項１乃至７のうちのいずれか一項に記載のパッケージ 。
9. ９．前記ネックを割って雌ねじを備えた二つの半部にし、前記エレベータを再設 定するための前記手段は、（ａ）前記プラットホームを貫通し、前記ネックに向 かって下方に延びる、上位置及び下位置を有するピンと、（ｂ）二つの端部の間 で前記ネックの前記半部の一方にヒンジ止めされたレバーとを有し、該レバーの 一方の端部は前記ネックの前記他方の半部に当接し、前記レバーの他方の端部は 前記ピンに当接し、前記カートリッジを前記ベースに配置したとき、前記カート リッジが前記ピンをその下位置に押し、これによって前記レバーを前記ヒンジを 中心として回転させて前記ネックの前記半部を前記シャフトから外方に押圧し、 前記ネックを前記シャフトから外し、その後、前記エレベータがその最も下の位 置まで自由に戻るとき、前記ピンがその上位置に戻り、前記ネックを前記ねじと 再係合させる、請求項８に記載のパッケージ。
10. １０．前記エレベータを再設定するための前記手段は、前記ネックが前記シャフ トと螺合するように前記ネック上に同心に装着された管状スリーブを有し、これ によって、前記エレベータがその最も上の位置にあり且つ前記カートリッジが取 り外されたとき、前記パッケージは、前記エレベータがその最も下の位置まで自 由に移動できるように、前記スリーブを前記ネックから遠ざかるように移動させ 、前記ネックを前記シャフトから外す手段を有し、前記エレベータがその最も下 の位置に到達したとき、前記ネックを前記シャフトと再係合させるように前記ス リーブが前記ネック上に戻される、請求項８に記載のパッケージ。