JPH0750770Y2 - 剥離手段清掃機構 - Google Patents

剥離手段清掃機構

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JPH0750770Y2
JPH0750770Y2 JP1988111742U JP11174288U JPH0750770Y2 JP H0750770 Y2 JPH0750770 Y2 JP H0750770Y2 JP 1988111742 U JP1988111742 U JP 1988111742U JP 11174288 U JP11174288 U JP 11174288U JP H0750770 Y2 JPH0750770 Y2 JP H0750770Y2
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peeling
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則之 新納
真吾 森
秀博 田渕
良信 竹村
恭宏 松尾
茂雄 蔵人
弘 楠本
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三田工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、熱定着ローラなどの部材から転写紙などの部
材を剥離する剥離爪などの剥離手段の汚れを清掃する剥
離手段清掃機構に関する。
[従来の技術] 従来、例えば第16図に示す様に、複写機の熱定着部にお
いては、トナー画像の熱定着のための加熱ローラ1Aに、
画像が転写された転写紙2Aが付着された状態で排出され
てくる(特開昭58-24176参照)。そこで、剥離爪3Aはそ
の先端を加熱ローラ1Aの下面に当接させ、付着した転写
紙2Aを加熱ローラ1Aから剥離している。
このような剥離爪3Aが剥離動作を何回も繰り返している
と、やがてその剥離爪3Aの先端にトナーや油が付着し汚
れてくるようになる。その汚れをそのままにしておくと
転写紙2Aにその汚れがついてしまい、外部に排出された
転写紙2Aは汚れたものとなる。
そこで従来、その剥離爪3Aの汚れを清掃する機構が考案
されている。すなわち、清掃する場合には、その剥離爪
3Aの先端を回転させ加熱ローラ1から離し、別の位置へ
移動させ(破線参照)、その移動の動きの過程でクリー
ニング部材4Aが、その剥離爪3Aの下面に接触しつつこす
っていくようになっている。そのようにして、剥離爪3A
の下面の汚れを清掃している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、そのように剥離爪に付着する汚れは、必
ずしも剥離爪の下面だけでなく定着ローラ側に位置する
上面にもトナーやオフセット防止液が回り込み付着する
ものである。その汚れが多くなると排出される転写紙が
汚れるだけでなく、ついには定着ローラから剥離爪の上
面が大きく離れてしまい、本来の機能である転写紙剥離
が出来なくなってしまう。
本考案は、従来の剥離手段清掃機構のこのような課題を
鑑み、剥離手段の汚れを十分に清掃でき、剥離手段が転
写紙などの剥離を確実に行い得る剥離手段清掃機構を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1の本考案は、第1部材と、その第1部材に接触
する第2部材と、所定位置においてその第1部材と第2
部材の前記接触を解消させることが出来ると共に、その
所定位置から移動可能な剥離手段とを備えた装置におけ
る前記剥離手段の汚れを清掃する剥離手段清掃機構にお
いて、前記剥離手段が前記所定位置に位置する場合は、
一対のクリーニング部材をその剥離手段から離隔させ、
その剥離手段が前記所定位置から他の位置へ移動させら
れる過程において、前記一対のクリーニング部材を前記
剥離手段に、その両側から挟みながら、当接させて清掃
させる制御機構とを備えることによって、上記目的を達
成する。
[作用] 本考案は、前記剥離手段が前記所定位置に位置する場合
は、一対のクリーニング部材をその剥離手段から離隔さ
せ、その剥離手段が前記所定位置から他の位置へ移動さ
せられる過程において、前記一対のクリーニング部材を
前記剥離手段の両側から挟みながら当接させることによ
って、剥離手段を十分に清掃する。
[実施例] 以下に、本考案をその実施例を示す図面に基づいて説明
する。
第1図は、本考案に係る剥離手段清掃機構の一実施例を
示す横断面図、第2図は、第1図におけるA-A線に沿う
断面を横からみた図、第3図は、第1図におけるB-B線
に沿う断面図である。
複写装置本体100には、第1部材の一例としての熱定着
のための熱ローラ1と、加圧ローラ2が上下に組み込ま
れている。その熱ローラ1と加圧ローラ2の間には、第
2部材の一例としての転写紙3が挟み込まれ、熱ローラ
1に付着している。また、複写装置本体100の側方に
は、フレーム200が脱着自在に取り付けられている。即
ち、ジャム解除ボタン4を押すことにより(第1図参
照)、装置本体100に軸支されたフック5が回転して
(第3図参照)、フレーム200側にある係止爪6からフ
ック5の係止が解消し、第4図(a)、(b)に示すよ
うに、装置本体100からフレーム200がバネ(図示省略)
の力によって離れる。このようにして、転写紙3が定着
部に詰まった場合、取り除くことが出来る。前記ジャム
解除ボタン4は、手を離すとバネ(図示省略)の作用に
より自動的に元の状態に戻るようになっている。
第1、3図に示すように、フレーム200の上部に、剥離
手段の一例としての断面くさび状の剥離爪7が、その根
元部分で支持されている。図において、4個の剥離爪7
が、フレーム200に固定された軸8に所定間隔をおいて
取り付けられている。この剥離爪7の先端7aは、フレー
ム200が装置本体100に連結された状態で、前記熱ローラ
1の下面に当接するように組み立てられている。その剥
離爪7の位置を所定位置と呼ぶ。従って、熱ローラ1に
付着してきた転写紙3は、その剥離爪7の先端7aによっ
て剥離する。更に、その剥離した転写紙3は、装置本体
100に取り付けられた櫛歯状のガイド板9上に導かれ、
フレーム200に取り付けられた排出上下ローラ10、10に
よって、外部トレイ上に排出されるようになっている。
前記装置本体100には、一対のクリーニング部材11a、12
aが互いに上下に重なるように、それぞれ移動可能に支
持されている。即ち、装置本体100に回転自在に支持さ
れた上側軸13に、それぞれ4個の矩形状の基板11、11、
11、11の一端部が固着されている。また、その4個の基
板11、11、11、11の下方位置には、それらに上下に重な
るように、4個の基板12、12、12、12の一端部が、装置
本体100に回転自在に支持された下側軸14に固着されて
いる。なお、それらの各基板11、12の自由端部は、フレ
ーム200側に位置している。更に、その上側の基板11の
下面には、フェルト材からなるクリーニング部材11aが
張り付けられ、また下側の基板12の上面には、フェルト
材からなるクリーニング部材12aが張り付けられてい
る。また、それら8個の基板11、11、11、11、12、12、
12、12、12は前記4個の剥離爪7、7、7、7をそれぞ
れ上下から挟むように位置している。
制御機構300は、クリーニング部材11a、12aを閉じるよ
うに付勢する付勢手段17、18と、前記フレーム200に取
り付けられた手段であって、フレーム200が装置本体100
に連結されていく過程において、そのフレーム100の動
きによって、前記クリーニング部材11a、12aに直接又は
間接的に力を加え、前記付勢手段17、18の力に抗してク
リーニング部材11a、12aを開かせていき、フレーム200
が装置本体100から離脱していく過程において、前記ク
リーニング部材11a、12aに加えていた力を減少させる作
用部材19とを備えているものである。
次に更に詳しく、この制御機構300を説明する。
即ち、第1、2図に示すように、前記クリーニング部材
11a、12aを支持した前記軸13、14の右端部23には、矩形
状の開閉板15、16がそれぞれ固定されている。また、そ
の開閉板15、16のフレーム200側の辺部には、細長切り
欠き15aが形成されている。また、その開閉板15、16
は、装置本体100に固定された、付勢手段の一例として
の板バネ17、18によって、互いに閉じるように付勢され
ている。他方、フレーム200側には、先端が3角形をし
た板状の作用部材19が、その3角形先端19aを前記開閉
板15、16の方向に向けて固定されている。その先端19a
は、その開閉板15、16の閉じているところから無理やり
入り込み開かせるように、とがった形状をしている。
更に、前記軸13、14の他端部21は、前記ジャム解除ボタ
ン4の側面4aに、バネ20によって、常時当接させられて
いる。そのジャム解除ボタン4の側面4aは、軸13、14側
に突きでたテーパー面22を有している。従って、そのジ
ャム解除ボタン4を押すことによって、前述のように、
装置本体100からフレーム200が離脱すると共に、その軸
13、14がバネ20の付勢力に抗して右側(第1図の図面
上)に移動させられるようになっている。
次に、上記本発明の実施例の動作を説明する。
今、第1、3図に示すように、装置本体100にフレーム2
00が連結されているとする。その状態では、第2図の実
線に示すように、前記作用部材19が前記開閉板15、16の
間に無理やり入り込み、バネ17、18の力に抗して、その
開閉板15、16を開いている。従って、その開閉板15、16
に固定されている軸13、14を介して、基板11、12及びク
リーニング部材11a、12aも開いた状態となっている。ま
た、その一対のクリーニング部材11a、12aの間には、剥
離爪7が存在し、熱ローラ1にその先端7aが当接してい
る。従って、熱ローラ1に付着した転写紙3は順次剥離
されていく。その剥離した転写紙3は、ガイド板9上を
搬送され、排出ローラ10、10によって、外部へ排出され
る。
このようにして、剥離爪7が転写紙3を剥離している
と、その先端7aには、第5図(a)に示すように、汚れ
30が付着してくる。
そこで、作業者は、ジャム解除ボタン4を押す。その結
果、フック5が解除され、フレーム200が装置本体100か
ら離れ始める。同時に、第6図に示すように、ジャム解
除ボタン4の側面4aが移動するので、軸13、14がバネ20
の力に抗して、右方向へ移動する。その結果、前記開閉
板15、16も右方向へ移動し、ついには、その細長切り欠
き15aが前記作用部材19の位置までくる。他方、その開
閉板15、16には、前記板バネ17、18によって、常時閉じ
るように力が加わっているため、作用部材19は、その細
長切り欠き15aに入り込み、その開閉板15、16はその時
点で閉じる。その結果、その開閉板15、16の閉鎖動作
は、軸13、14を介して、クリーニング部材11a、12aに伝
わり、クリーニング部材11a、12aは、第5図(b)に示
すように、閉じる。従って、クリーニング部材11a、12a
は、上下から前記剥離爪7に当接する。従って、前記剥
離爪先端7aが前記クリーニング部材11a、12aの存在する
位置から離れ去る前に、前記作用部材19がそのクリーニ
ング部材11a、12aを閉じさせていることになる。
更に、フレーム200が装置本体100から遠ざかると、第5
図(c)に示す様に、クリーニング部材11a、12aは更に
閉じ、剥離爪7の先端7aに当接し、そこに付着していた
上面及び下面の汚れ30をこすり取る。これによって、十
分剥離爪7の汚れ30は除去される。
第4図(a)、(b)に示す様に、フレーム200と装置
本体100が十分離されると、クリーニング部材11a、12a
は完全に閉じる。
なお、上記動作過程において、作業者はジャム解除ボタ
ン4を押した後すぐ離すので、自動的に、ジャム解除ボ
タン4は元の状態へ復帰するが、前述のようにその時点
では、前記開閉板15、16の細長切り欠き15aに、前記作
用部材19が入り込んでいるので、軸13、14は左方向へは
戻らない。そして、その作用部材19がその細長切り欠き
15aを抜けでてしまうと、その時点で、バネ20の作用に
よって、軸13、14は、左方向へ戻る。
次に、フレーム200を装置本体100に連結する動作を説明
する。
フレーム200を装置本体100に近づけていくと、前記剥離
爪7の先端7aはクリーニング部材11a、12aに、また前記
作用部材19は、開閉板15、16へ近づくことになる。前述
のように、その場合、軸13、14がバネ20の作用によっ
て、左へ移動し、第1図に示すようになっているので、
作用部材19の先端19aは、開閉板15、16の細長切り欠き1
5aへは、向かわず、開閉板15、16に衝突するように近ず
く。そして、剥離爪先端7aが閉じたクリーニング部材11
a、12aの存在する位置に到達する前に、前記作用部材先
端19aが前記開閉板15、16の閉じた部分に当たり入り込
み始める。その結果、開閉板15、16が開き始めるので、
クリーニング部材11a、12aも上下に開き始める。その
後、剥離爪先端7aが既にある程度開いたクリーニング部
材11a、12aの存在する位置に到達し、ぶつかることなく
スムーズに入り込み、そのままスムーズに熱ローラ1に
近ずく。最後に、フレーム200は、装置本体100に連結さ
れる。その所定位置で、剥離爪7は転写紙3を熱ローラ
1から剥離できるようになる。このようにして、剥離爪
7の汚れは両側とも十分確実に除去される。
なお、クリーニング部材11a、12aは、上下側からに限ら
ず、複写機の構造の変更に応じて左右から、あるいは前
後から、剥離爪7をはさむようなものであってもよい。
第7図〜第15図は本考案の別実施例を示す図面である。
第7図、第9図(b)において、前記各剥離爪7のそれ
ぞれの左右両側には、第10図に示すように、クリーニン
グ部材11a、12aがそれぞれ配置されている。このクリー
ニング部材11a、12aはそれぞれ、略「L]字状のレバー
50、51の下端にそれぞれ取り付けられている。この2本
のレバー50、51は、装置本体100に固定された軸52によ
って回動可能に連結されており、更に、軸52の下側にお
いて、前記付勢手段17の一例としての引っ張りバネで連
結係止されているので、2本のレバー50、51の下側部、
即ち、クリーニング部材11a、12aは、常時閉じるように
付勢されている。
この2本のレバー50、51の上端部50a、51aの間には、第
9図(a)、第13図に示す様な、前記作用部材19の一例
としての解除板の先端が入り込める隙間が開いている。
この解除板19は、複数組あるクリーニング部材11a、12a
に応じて(第7図の図面上、紙面に直行する方向にその
複数組のクリーニング部材11a、12aが並んでいる。)、
複数個配置されるが、それら各解除板19は、第8図に示
すように、一本の軸53に所定間隔をおいて固定されてい
る。その軸53は、前記フレーム200側に固定されてい
る。また、第7図に示すように、解除板19の下側には、
引っ張りバネ63が連結され、その引っ張りバネ63の他端
はフレーム200に固定されている。更に、第8図に示す
ように、この軸53の、解除板19取り付け側の反対側に
は、一本の被作用杆54が取り付けられている。
第7図に示すように、その被作用杆54の上方には、作用
杆55が、フレーム200に固定された軸56によって、回動
自在に配設されている。作用杆55の右端部(図面上)55
aは、下方向に突出しており、その先端は前記被作用杆5
4に当接出来るようになっている。また、作用杆55の中
央位置には、解除レバー57の上端部が固定されている。
従って、解除レバー57を動かすことによって、作用杆55
を回動させることが出来る。
他方、作用杆55の上方には、被作用杆58が、フレーム20
0に固定された軸59によって、回動自在に配設されてい
る。また前記作用杆55の左端部(図面上)55bは、上方
向に突出しており、前記被作用杆58の左端部58aに、下
側から当接出来るようになっている。更に、被作用杆58
の右端部58bは、フック状に形成されており、フレーム2
00に設けられた留め金具62に係止されるようになってい
る。また、被作用杆58の右端部寄りには、引っ張りバネ
61が連結され、その引っ張りバネ61の他端部は、フレー
ム200に固定されている。さらに、前記作用杆55の右端
部寄りには、引っ張りバネ部60が連結され、その引っ張
りバネ61の他端部は、フレーム200に固定されている。
また、フレーム200は、装置本体100に下方隅部におい
て、回動自在に軸64によって連結されている。即ち、フ
レーム200は、装置本体100から脱着自在構造となってい
る。
次に、上記実施例の動作を説明する。
通常コピーを行っている場合は、第9図(b)に示す様
に、フレーム200は、装置本体100に接続されている。こ
のような状態において、解除板19の先端は、第9図
(a)に示す様に、前記レバー50、51の上端50a、51aの
間にはめ込まれており、そのため、クリーニング部材11
a、12aは、第10図に示すように、開いた状態になってお
り、剥離爪7から離れている。その状態で、剥離爪7
は、転写紙3をローラ1から剥離する。
次に、紙詰まりが起こった場合など、フレーム200を装
置本体100から離脱させる。
先ず、第12図(b)に示すように、解除レバー57を矢符
に示す方向に引く。その結果、作用杆55の右端部55a
が、被作用杆54を押し下げ、解除板19は、バネ63の引っ
張り力に抗して上方へ持ち上がる。
解除板19が持ち上がると、レバー50、51の下方部が付勢
手段17によって、閉じる(第12図(a)参照)。その結
果、第13図に示すように、クリーニング部材11a、12bは
剥離爪7を両側から密着当接する。
また同時に、作用杆55の左端部55bは、被作用杆58の左
端部58aをバネ61の力に抗して持ち上げる。その結果、
フック状右端部58bは留め金62から外れる。
そこで、更にフレーム200を装置本体100から離脱させて
いく。その際、上述したようにクリーニング部材11a、1
2aが剥離爪7に上下左右から密着したまま、剥離爪7が
クリーニング部材11a、12aから離れていくので、剥離爪
7の先端に付着した汚れなどが上面、下面とも清掃され
ていく。
そして、第15図(b)に示すように、フレーム200が装
置本体100から離れていく途中で、解除レバー57から手
を離すと、バネ63の力によって、解除板19は、元の位置
に戻されると共に、被作用杆58の、バネ61の力によっ
て、被作用杆58も元の位置に戻される。なお、解除板19
が元の位置に戻されても、既に、フレーム200が装置本
体100に取り付けられた、前記レバー50、51、クリーニ
ング部材11a、12aから離れているので、第15図(a)に
示す様に、閉じているレバー50、51の先端部50a、51aに
ぶつかる心配はない。
次に、紙詰まり処理をした後、フレーム200を装置本体1
00に装着するため、近づけていくと、第15図(a)に示
す様に、解除板19の先端部は、三角形状に細くなってい
るので、閉じている前記レバー上端部50a、51aの隙間か
ら、その間に入り込み、バネ17の力に抗して、レバー上
端部50a、51aを徐々に開いていく。その結果、レバー5
0、51の下方部も開き、クリーニング部材11a、12aも開
いていく。やがて、その開いたところに、フレーム200
に取り付けられている剥離爪7が入り込む。このように
して、フレーム200は装置本体100に装着される。
第11図と、第14図は、前記レバーが片方しかないタイプ
の実施例である。即ち、前記クリーニング部材11a、12a
が共に片方のレバー51の下端部に相互に所定間隔を開け
て取り付けられたものである。また、バネ17は、装置本
体100に取り付けられ、そのレバー51を下端部が剥離爪
7の所定位置に常時向かうよう引っ張っているものであ
る。第11図に示す状態は、前記解除板19がバネ17の力に
抗して、そのレバー51上端部51aを左方に押し、レバー5
1の下端部、即ち、クリーニング部材11a、12aを共に剥
離爪7の所定位置より離隔させている状態を示すもので
ある。第14図は、解除板19が、上述したようにして、上
方に逃げているため、バネ17の力によって、レバー51の
下端部、即ちクリーニング部材11a、12aが剥離爪7に右
側(図面上)から密着当接している状態を示すものであ
る。
この実施例の場合も、クリーニング部材11a、12aは、第
14図に示すように上下両側から密着するので、剥離爪7
を十分清掃することが出来る。
なお、上記実施例において、フレーム200の装置本体100
からの離脱動作とは、ジャム解除ボタン4或は解除レバ
ー57を操作する動作を含み得るものである。
[考案の効果] 本考案は、一対のクリーニング部材を剥離手段の両側に
挟みながら当接させることの出来る制御機構を備えるの
で、剥離手段に付着した汚れを両側とも十分確実に除去
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る剥離手段清掃機構が
組み込まれた複写機の横断面図、第2図は、第1図にお
けるA-A線に沿う断面を横からみた図、第3図は、第1
図におけるB-B線に沿う断面図、第4図(a)、(b)
は、同複写機のフレームと装置本体が離れた状態を示す
略示正面図、第5図(a)、(b)、(c)は、同剥離
手段清掃機構の動作を説明するためのクリーニング部材
を中心とする正面図、第6図は、同複写機の動作を示す
横断面図、第7図は、本考案の他の実施例に係る剥離手
段清掃機構が組み込まれた複写機の縦断面図、第8図
は、同複写機に使用される解除板の平面図、第9図
(a)は、第9図(b)の複写機における矢符M-Mの解
除板の平面図、第9図(b)は、同複写機の縦断面図、
第10図は、第9図(b)の同複写機における矢符N-Nの
クリーニング部材の正面図、第11図は、同複写機の他の
態様のクリーニング部材の正面図、第12図(a)は、第
12図(b)の同複写機の矢符L-Lの解除板の平面図、第1
2図(b)は同複写機の縦断面図、13図は、第12図
(b)の同複写機の矢符K-Kのクリーニング部材の正面
図、第14図は、同複写機の別のクリーニング部材の正面
図、第15図(a)は、第15図(b)の矢符P-Pの同複写
機の解除板、第15図(b)は、同複写機の縦断面図、第
16図は、従来の剥離手段清掃機構の簡略正面図である。 1……熱ローラ(第1部材)、2……加圧ローラ 3……転写紙(第2部材)、7……剥離手段 7a……剥離手段先端、11、12……基板 11a,12a……クリーニング部材 13、14……軸、15、16……開閉板 7……付勢手段、19……作用部材 50、51……レバー、100……装置本体 200……フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田渕 秀博 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (72)考案者 竹村 良信 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (72)考案者 松尾 恭宏 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (72)考案者 蔵人 茂雄 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (72)考案者 楠本 弘 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−24176(JP,A) 実開 昭58−1938(JP,U) 実開 昭60−115265(JP,U) 実開 平1−90055(JP,U) 実開 平1−125467(JP,U)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部材と、その第1部材に接触する第2
    部材と、所定位置においてその第1部材と第2部材の前
    記接触を解消させることが出来ると共にその所定位置か
    ら移動可能な剥離手段とを備えた装置における前記剥離
    手段の汚れを清掃する剥離手段清掃機構において、前記
    剥離手段が前記所定位置に位置する場合は、一対のクリ
    ーニング部材をその剥離手段から離隔させ、その剥離手
    段が前記所定位置から他の位置へ移動させられる過程に
    おいて、前記一対のクリーニング部材を前記剥離手段
    に、その両側から挟みながら、当接させて清掃させる制
    御機構とを備え、前記クリーニング部材は装置本体側に
    取り付けられ、前記剥離手段はその装置本体から脱着自
    在なフレームに取り付けられ、前記剥離手段の移動は前
    記フレームの脱着動作を利用して行なわれることを特徴
    とする剥離手段清掃機構。
  2. 【請求項2】第1部材は、定着ローラであり、 前記第2部材は、転写紙であり、 前記剥離手段は、前記定着ローラを組み込んだ装置本体
    から脱着自在なフレームに取り付けられ、そのフレーム
    の離脱に伴い前記移動が行われる剥離爪であり、 前記一対のクリーニング部材は、装置本体側に取り付け
    られ、前記剥離爪が前記所定位置に存在する場合、前記
    剥離爪の上下、左右又は前記両側にそれぞれ開いて位置
    しており、また前記フレームの離脱動作に応じて閉じて
    その剥離爪に当接し清掃するものであり、 前記制御機構は、クリーニング部材を閉じるように付勢
    する付勢手段と、前記フレームに取り付けられた手段で
    あって、フレームが装置本体に連結されていく過程にお
    いて、そのフレームの動きによって、前記クリーニング
    部材に直接又は間接的に力を加え、前記付勢手段の力に
    抗してクリーニング部材を開かせていき、フレームの装
    置本体からの離脱動作において、前記クリーニング部材
    に加えていた力を減少又は無くす作用部材とを備えてい
    る、ことを特徴とする請求項1の剥離手段清掃機構。
  3. 【請求項3】剥離爪の先端が前記閉じたクリーニング部
    材の存在する位置に到達する前に、前記作用部材がその
    クリーニング部材を開かせ、また前記剥離爪の先端が前
    記クリーニング部材の存在する位置から離れる前に前記
    作用部材がそのクリーニング部材を閉じることを特徴と
    する請求項2記載の剥離手段清掃機構。
  4. 【請求項4】第1部材は、定着ローラであり、 前記第2部材は、転写紙であり、 前記剥離手段は、前記定着ローラを組み込んだ装置本体
    から脱着自在なフレームに取り付けられ、そのフレーム
    の離脱に伴い前記移動が行われる剥離爪であり、 前記一対のクリーニング部材は、装置本体側に取り付け
    られ、前記剥離爪が前記所定位置に存在する場合、前記
    剥離爪から離れて位置しており、また前記フレームの離
    脱動作に応じてその剥離爪に当接し清掃するものであ
    り、 前記制御機構は、前記所定位置に向かって前記クリーニ
    ング部材を近づけるように付勢する付勢手段と、前記フ
    レームに取り付けられた手段であって、フレームが装置
    本体に連結されていく過程において、そのフレームの動
    きによって、前記クリーニング部材に直接又は間接的に
    力を加え、前記付勢手段の力に抗してクリーニング部材
    を前記所定位置から離隔させていき、フレームの装置本
    体からの離脱動作において、前記クリーニング部材に加
    えていた力を減少させ又は無くす作用部材とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1の剥離手段清掃機構。
  5. 【請求項5】剥離爪の先端が前記所定位置に到達する前
    に、前記作用部材がそのクリーニング部材をその所定位
    置から離隔させ、また前記剥離爪の先端が前記クリーニ
    ング部材の存在する位置から離れる前に、前記作用部材
    がそのクリーニング部材を前記所定位置に近づけ、前記
    剥離爪に当接させることを特徴とする請求項4記載の剥
    離手段清掃機構。
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