JPH07507414A - ベルト駆動テープカートリッジのための被覆ベルト - Google Patents

ベルト駆動テープカートリッジのための被覆ベルト

Info

Publication number
JPH07507414A
JPH07507414A JP6500630A JP50063094A JPH07507414A JP H07507414 A JPH07507414 A JP H07507414A JP 6500630 A JP6500630 A JP 6500630A JP 50063094 A JP50063094 A JP 50063094A JP H07507414 A JPH07507414 A JP H07507414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
tape
roller
cartridge
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6500630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3357894B2 (ja
Inventor
スミス、デイビッド・フィリップ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH07507414A publication Critical patent/JPH07507414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3357894B2 publication Critical patent/JP3357894B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08778Driving features, e.g. belt

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ベルト駆動テープカートリッジのための被覆ベルト発明の分野 本発明は、米国特許第3.692.255号で開示されたようなベルト駆動テー プカートリッジのための改良ベルトに関する(ホン・ベーレン(Von Beh ren))。
発明の背景 ホン・ベーレン特許によるカートリッジ内では、両方向に記録テープを迅速に加 速および減速する1つの可逆駆動モーターにより順次駆動する、薄(、連続的で 、軟質で、張力のあるベルトで磁気記録テープは駆動する。このようなカートリ ッジ内では、ベルトは巻き付き、それゆえにベルト駆動ローラー、一対のベルト ガイドローラーおよび一対のテープハブに磁気テープを巻き付けることにより形 成するテープバックに圧力を及ぼす。
カートリッジの寿命中ずっと、ベルトは駆動ローラーおよびガイドローラー表面 が摩耗する原因となり得る。ベルトはローラーの表面を侵食するため、ローラー から小さな粒子がカートリッジ内に散らばる。これらの粒子が「瞬間的エラー」 を作り出すことにより磁気テープ上の読み取りまi−は書き込み性能を妨害し得 る。
瞬間的エラーは非繰り返しのエラー〔ある。すなわち、瞬間的エラーがあった磁 気テープ部分がテープヘッドを2度目通過するとき、同じ部分でいつも再びエラ ーが生じるとは限らない。今のところ瞬間的エラーを補償する既知装置はないた め、瞬間的エラーは永久的エラーよりやっかいである。
瞬間的エラーはまた、カートリッジ内での静電放電が原因かもしれない。静電放 電は、2つの電気絶縁表面がともにこすれることにょゲ〔起こる摩擦効果が原因 となる。カートリッツ内で駆動ベルトは駆動ローラー、ガイドローラーおよびテ ープバックと摩擦し、電気の立ち上がりが生じる。この立ち上がりは、充分高い 電位に達するまで続き、放電する。放電は電子的読み取り増幅器回路中のノイズ の原因となり、磁気テープの読み取りまたは記録エラーを生じさせる。このよう なカートリッジ内での電圧の立ちあげはまた、カートリッジの外にある塵および 他の粒子がカートリッジ内に入り込む原因となり得る。それによりカートリッジ 内に散らばる粒子の数が増え、瞬間的エラーが増える。
1989年2月14日に発行された日本国特開昭64−42088号公報には、 101oオーム以下の電気抵抗をもつ駆動ベルトが開示されている。そのベルト の他の性質は何も記載されておらず、書類にはベルトの調製法もまた説明されて いない。
米国特許第4.342,809号にューウェル(Newe l l))では、低 弾性駆動ベルトが開示される。テープバックと接触するベルトの面、すなわちロ ーラーと接触しない面は、ベルトとテープバックとの間の接触を改良するためエ ラストマー被膜で被覆される。
カートリッジコンポーネントの摩耗、摩擦効果および電圧立ちあげによる瞬間的 エラーを減らすことが望ましい。
発明の要旨 本発明は、テープバックおよび1つまたはそれ以上のローラーに巻き付く駆動ベ ルトを包含するベルト駆動テープカートリッジで用いる駆動ベルトに関する。
本発明による駆動ベルトには、ローラーの方に配向するベルトの表面に被膜があ る。被膜は、高分子バインダー中に分散する粒子を含有する。粒子にはカーボン ブランク粒子および酸化アルミニウム粒子を含有させることができる。被膜によ りローラーの摩耗を最小にし、カートリッジ内に散らばる粒子の数を減少させ、 テープの読み取りおよび書き込み中に起こる瞬間的エラーの回数を順次減少させ ることができる。本発明はまた、上述の被覆ベルトを有するベルト駆動テープカ ートリッジを含む。
本発明はまた、カートリッジ内にあるローラーの摩耗を減少させる方法も含む。
該方法は、上述のベルトを提供する工程、被覆されたベルト表面をローラーと接 触させるようにカートリッジ内にベルトを装着させる工程およびベルトを駆動さ ゼる工程を含むが、それらの手段により被膜がベルトによるローラ・−の摩耗を 最小にする。一つの具体例においては、カートリッジ内で放電および電圧立ちあ げを最小にするように、被膜は導電性であってもよい。
本発明はまた、カートリッジ内で電圧立ち上がりを消失させる方法も含む。該方 法は、ベルト面のうち片面に導電性被膜をもつ駆動ベルトを提供する工程、カー トリッジ内にベルトを装着する工程およびカートリッジ内の電圧立ち上がりを消 失させるようにベルトを駆動させる工程を含む。ベルト上の被膜は約1×103 Ω−cm未満の抵抗率をもつべきである。
本発明はまた、改良テープ張力を有するベルト駆動テープカートリッジも含む。
カートリッジは、2本のガイドローラーの間に配置されるベルト張力勾配装置を 含む。装置は金属ビンであってもよく、ベルトの被覆表面と接触するように方向 付けられるべきである。
図面の簡単な説明 本発明の新規な特徴および利点は、添付の図面を参照する後述の詳細な説明を考 慮に入れると当該分野の当業者に、より明白になるだろう。
図1は、本発明によるベルト駆動テープカートリッジの概略図である。
図2は、本発明による被覆駆動ベルトの断面図である。
図3は、本発明による被覆ベルトの駆動ローラー摩耗特性を示すグラフである。
図4は、本発明による被覆ベル)・を用いたカートリッジの磁気テープ単位通過 あたりの摩耗粒子が原因となるエラー数を示すグラフである。
図5は、本発明によるベルト張力勾配装置を装着したベルト駆動テープカートリ ッジの概略図である。
図6は、本発明によるベルト張力勾配装置を用いた低作動テープ速度での改良平 均テープ張力を示すグラフである。
図7は、本発明によるベルト張力勾配装置を用いた、より高い最小テープ張力を 示すグラフである。
図8は、本発明によるベルト張力勾配装置を用いた被覆ベルトの摩擦係数の時間 に対する一貫性を示すグラフである。
発明の詳細な説明 図1中、カートリッジ10はテープデツキ28の中に示される。カートリッジ1 0には、1本の磁気記録テープ16を巻き付ける一対のハブ12および14があ る。駆動ベルト18は、ベルト駆動ローラー20、一対のベルトガイドローラー 22および24、ならびにハブ12および14に巻き付くテープ16の一部によ り形成されているテープバック17に巻き付けられている。カートリッジ10を 、図1で示すようにテープデツキ28の作動位置に動かす場合、テープデツキ2 8の駆動バック26はベルト駆動ローラー20と接触し、テープデツキ28の磁 気記録ヘッド30はテープ16と接触する。ベルト駆動ローラー20のベルト接 触部分32には、テープ16が駆動バック26に触れることなく通過できるよう にくぼみが作られている。
作動中、テープデツキ28の駆動バック26は、駆動ベルト18を順次駆動する ベルト駆動ローラー20を回転させる。そして駆動ベルト18は、ガイドローラ ー22および24ならびにハブ12および14の回転を引き起こし、磁気テープ 16を一方のハブから他方のハブに移す。
図2に示すように、駆動ベルト18は基材40および基材に提供される被膜42 から成る。基材40には、内側の主表面44および外側の主表面46がある。
内側の主表面44は、ローラー20.22および24の方に配向するベルト18 の表面、つまりテープバック17と接触しない表面と定義される。逆に、外側の 主表面46は、テープバック17と接触するベルト18の表面と定義される。被 膜42は、内側表面44または外側表面46のどちらか、もしくは両表面に提供 されてもよい。好ましくは、図2に示すように被膜42はベルト18の内側表面 44に提供される。
基材40は、既知のいかなる駆動ベルト材料から形成され得る。好ましくは、米 国特許第3.692,255号(ホン・ベーレン)および第4,466.564 号(スミス)で開示されたベルトを形成するのに使われるような薄く、連続的で 、柔軟性のある高分子材料から形成される。駆動ベルト18は、厚さ約0.13 〜0.25mm、外径的4.6cm、内径的3.2cmのポリウレタンフィルム の輪から作られてもよい。標準1/4インチ(6,3mm)データカートリッジ に利用される場合、ポリウレタンフィルムは約43cmの長さに伸ばされる。
本発明の一つの見地においては、駆動ベルト18が引き起こす駆動ローラー20 ならびにガイドローラー22および24の摩耗を最小にするように、被膜42を 設計する。これは、カートリッジ10内に放出され散らばった粒子の数を最小に し、瞬間的エラーの数を減少させる。被覆面がローラーと接触するようにカート リッジ10にベルトを装着し、テープハブ12.14の一方から他方にテープ1 6が移るように駆動バック26とともにベルトを駆動することによりローラー2 0.22および24の摩耗を最小にするために、駆動ベルト18を用いることが できる。それにより被膜42は、ベルトによるローラーの摩耗を最小にする。
本発明の別の見地においては、好ましくは被膜は導電性をもたせる、つまり低抵 抗率をもつべきである。そうすると被膜が静電荷を逸散させることができ、さも なければ磁気テープが駆動ベルトにより一方のハブから他方のハブに移るにつれ 、ベルト/ローラー界面に静電電荷が累積する。磁気テープを読み取ったり書き 込んだりする場合瞬間的エラーの原因となり得る、カートリッジ内の電圧立ち上 がりおよび放電はこのようにして減少する。
従来技術の駆動ベルトは約4X10”Ω・cmの抵抗率をもつ。伸ばした駆動ベ ルトの基材40上にある被膜42の抵抗率は、好ましくはlXl0’Ω・Cm未 満、より好ましくはIXl、0’Ω・cm未満、さらに好ましくは約lXl0’ Ω・cm未満、最も好ましくは約4X10”Ω・cm未満である。被膜の抵抗率 を次の式を参照して決定してよい: Rは抵抗(Ω)であり、ρは抵抗率Ω・Cmであり、lは被膜の長さcmであり 、およびAは被膜断面積am”である。抵抗率ρについて解くと上の式はρ=R − ! となる。
例えば、基材40上の被膜42が厚さ2.5μmであり、基材(および従って被 膜)が幅0.4cmであれば、基材上の被膜の断面積はlXl0−’am”であ る。1cmの長さ にわたって抵抗Rを測定するなら、式は従って、lXl0− ’cm”の断面積A、1cmの長さlにわたって測定された108Ωの抵抗Rを 有する被膜の抵抗率ρは10’Ω・cmとなる。
駆動ローラー2oならびにガイドローラー22および24の方に配向する面の代 わりにテープバック17と接触する駆動ベルト18の面に被膜を被覆する場合で さえ、本発明による導電性被膜を有する駆動ベルトは電荷を消失させ、それによ り放電および電圧立ち上がりによる瞬間的エラーを減少させることが見いだされ た。しかし、本発明による駆動ベルトをこの方法で用いる場合、ベルトの被膜面 がローラーに配向する場合のみ効果のある被膜改良摩耗特性に由来する利益を受 けることはないだろう。
カートリッジにベルトを装着し、テープ16をテープハブ12.14の一方から 他方に移すのに駆動パック26でベルトを駆動することにより、駆動ベルト18 をカートリッジ10内の電圧立ち上がりを消失させるのに用いることができ、そ れによりカートリッジ内の電圧立ち上がりを消失させる。
テープパック17を形成する磁気テープ16の張力を、駆動ベルト張力勾配装置 36を用いることにより改良することができる。図5に示すように、ベルト張力 勾配装置36はガイドローラー22および240間に提供される。ベルト張力勾 配装置36は被膜42を有するベルト18の面と接触するべきである。装置36 は、ベルトと接触しさえすればガイドローラー22および24との間のどこにで も配置することができる。例えば、2つのガイドローラーのちょうど真ん中また はどちらか一方の近隣に置くことができる。装置36を駆動ベルト18の進路の さらに遠くに動かすことにより、装置36により与えられる張力勾配を増やすこ とができる。それにより、装置付近のベルトの全巻き角(wrap angle )を増加させる。装置36をガイドローラー22または24のどちらかに近付け ることにより、張力勾配を増やすこともできる。装置36は好ましくはステンレ ス鋼等の金属でできたピンである。ピンの直径は好ましくは約2.4mmである 。カートリッジの基盤プレートに穴を空け、その穴にピンを差し込むことにより 、ピンをカートリッジに装着することができる。別の具体例として、装置36は 、ベルト18の被覆表面と接触しさえすればガイドローラー22および24との 間のどこにでも置かれる第2の金属ピンを含むことができる。
装置!236はテープ移動速度範囲にわたって、より均一な平均テープ張力およ びより高い最小テープ張力を提供する。このことは、許容範囲内の最大駆動力規 格内で作動しながら、ベルト駆動テープカートリッジは最小テープ張力規格を満 たさなければならないため望ましい。テープがハブからノ1ブヘ移動するとき、 テープ張力はあるレベルより低く落ちてはいけない。さもなくば、読み取り/書 き込みヘッドとテープとの間の接触は、データ移送に成功するには不十分となる 。
装置36を用いるとベルト18の総摩擦抵抗がふえるため、ガイドローラー22 および24の内側表面と表面が回りを回転するピンとの間に提供する潤滑剤は、 典型的に用いられる潤滑剤より粘性を小さくするべきである。そうすることによ り、テープ張力勾配装置が単に総抵抗を増やすというよりも、ベルト18に加わ る摩擦抵抗の性質を変えることを確実にする。
被膜42は好ましくは高分子バインダー中で分散する有機および無機粒子からな る。本発明による高分子バインダーは、データカートリッジ駆動ベルトの経験す る高速および突然の始動、停止に耐えられる程、柔軟で耐久性をもつべきである 。高分子バインダーとして用いるのに有用な材料は、磁気記録テープの磁化また は裏面被膜のバインダーを形成するのに有用であると知られているどのような高 分子材料をも含む。
好ましくは、本発明の高分子バインダーはヒドロキシ官能ポリウレタンおよびイ ソシアネート官能架橋剤(活性化剤)を含有する原料から得られる。好ましいポ リウレタンポリマーはポリウレタンブロックポリマーである。4.4′ −ジフ ェニルメタンジイソシアネートから誘導される、特に好ましいポリウレタンブロ ックポリマーはB、F、 グツドリッチ(Goodr 1ch)株式会社からニ スタン(Estane)5705−FIPとして商業的に入手できる。
高分子バインダー材料は随意にヒドロキシ官能ポリウレタンおよび活性化剤と共 に、混合し、架橋できるハードコンポーネント樹脂をさらに含有できる。ハード コンポーネント樹脂の例として、ビスフェノールAおよびエビクロロヒドリンの 高分子量共重合体がある。特に好ましいハードコンポーネント樹脂はフェノキ本 発明による被膜は有機および無機両方の粒子を含有する。ここで用いられる場合 、カーボンブラック粒子は有機粒子と考える。有機粒子は好ましくは、約1〜5 00nm範囲内の直径、より好ましくは約30〜50nm範囲内の直径、最も好 ましくは約42nm±2.5nmの直径を有するカーボンブラック粒子である。
42nm±2.5nmの直径を有する粒子はテキサスのシープ・バイニー(Ce dar Bayou)にあるケブロン株式会社(Chevron、Inc、)か ら入手でき、r100%圧縮アセチレンカーボンブラック顔料」と呼ばれる。
特定のBET比表面積は本発明を実施するのに重要でないかもしれないと信じら れているが、BET比表面積約80m!/gのカーボンブラック粒子は特に有用 であることが見いだされた。カーボンブラックは乾燥被膜に20〜50重量%、 より好ましくは約30〜40重量%、最も好ましくは約34重量%含有されるよ うな量で用いられる。
無機粒子は酸化アルミニウム(A r tos)であり得る。酸化アルミニウム 粒子の直径は、好ましくは約IQnm〜50μm、より好ましくは約0. 1μ m〜10μmの範囲内である。最も好ましくは、粒子は中央値粒子直径約0.5 μmであるべきであり、そのうち93〜99%の粒子の直径は0.2μmを越え 、52〜65%は0.5μmを越え、9〜15%は1μmを越え、1%未満は1 0μmを越える。酸化アルミニウム粒子は乾燥被膜に1〜10重量%、より好ま しくは2〜5重量%、最も好ましくは約3重量%含有されるような量で用いられ る。
イソシアネート架橋剤は、1分子あたり少なくとも2つのイソシアネート基を有 する平均官能性の多官能性イソシアネートであり得る。イソシアネート架橋剤と して本発明を実施するのに有用な特定の多官能性イソシアネートの例として、マ イルズ株式会社(Miles Corporation)、以前はモベイ・ケミ カル株式会社(Mobay Chemical Corporation)より モンダー(Mondur)CB−601として商業的に入手できるトルエンジイ ソシアネートアルコール付加体がある。最終的に乾燥したベルト上の被膜の摩擦 係数を減少するように促進するためにイソシアネート架橋剤を用いることができ ることが見いだされ、イソシアネート架橋剤はローラーの摩耗を減少させること ができる。
好ましくはポリマーからの水酸基の総数に対するイソシアネート架橋剤からのN GO基のモル比が0. 2〜3.0、より好ましくは0.4〜1.5、最も好ま しくは約0.6となるような量でイソシアネート架橋剤を用いる。架橋剤をいく らか用いる場合、駆動ベルトを下記のように切る一枚の高分子材料に分散物を被 覆する少し前に、架橋剤をその分散物に混合する。
インシアネート架橋剤に加えて、本発明による分散物はまた当該分野で知られる 実施に従って、潤滑剤、研磨剤、熱安定剤、酸化防止剤、分散剤、湿潤剤、帯電 防止剤、殺真菌剤、殺菌剤、界面活性剤、被膜補助剤、非磁性顔料等の1または それ以上の従来の添加剤を含有してもよい。
被膜42はまた、高分子バインダー中での有機および無機粒子の分散を促進する 分散剤を含有してもよい。既知の分散剤のいかなるもの、またはその分散剤の混 合物は本発明で用いるのに適している。適した分散剤の例として、大豆生成物、 リン酸塩およびアニオン、カチオンまたは非イオン性界面活性剤がある。
好ましい分散剤の部類として、次式で示すリン酸化ポリオキシアルキルポリオ上 式中、mは1〜5の整数である。リン酸化ポリオキシアルキルポリオールは、米 国特許第4,889,895号(チェルネガ(Chernega))で開示され ている。
池の好ましい分散剤として、ライトコ・ケミカル(Witco Chemica l)、オーガニック・ディビジョン(Organics Division)、 ニューヨーク、N、Yから入手できるエムコール(Emcol)塩化物、エムコ ールリン酸塩およびエムコール酢酸塩等のエムコール分散剤がある。エムコール 化合物は、次式で示すポリプロポキシ化第四級アンモニウム塩基カチオン界面活 性剤である: X 上式で、Xはリン酸塩、酢酸塩または塩化物であってもよい。
本発明による駆動ベルトを調製するために、被膜42の成分は適した溶媒中で混 合され、その後粉砕し均一な分散液を形成する。適した溶媒は、アセトン、メチ ルエチルケトン(rMEKJ )、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサ ノン等のケトン類、メタノール、エタノール、プロパツールまたはブタノール等 のアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、ジ酢酸グ リコール等のエステル順、モノエチルエーテル等、テトラヒドロフラン(THF )、エチレングリコールジメチルエーテルまたはエチレングリコールモノエチル エーテル等のグリコールエーテル類、ジオキサン等、ベンゼン、トルエンまたは キシレン等の芳香族炭化水素類およびそれらの混合物から成ってもよい。通常、 溶媒は分散液が10〜40重量%の溶媒を含有するような量で用いられる。
イソシアネート架橋剤を分散液に添加する場合、架橋反応を促進するように分散 液に適した触媒量で、触媒を添加することもできる。触媒は、水酸基部分とN0 0部分の反応を触媒すると当該分野で知られているものならどんな触媒でもよい 。
被膜溶液をポリウレクンンート(駆動ベルトに順次伸ばされるリングを提供する ために最後は型押しされる)等の基材に被覆することができる。例えば押出貼合 法により、基材を厚さ152μmのポリプロピレンフィルムのような剥離ライナ ー(release l 1ner)と貼り合わすべきである。剥離ライナーは 、押し出しおよび被覆処理中の歪みを防ぐtこめに十分な強度をもつべきである 。被覆処理中の歪みを防ぐl;めにまた、基材と剥離ライナーとの間で十分な接 着性をもつべきである。
基材の表面に艶消し仕上げを施し、基材を所望の厚さに圧延するため、基材およ びライナーをニップロールおよびカレンダーロールスタックで移送することがで きる。カートリッジのばらつきのない性能のため、均一なベルトの厚さを保持す ることが非常に望ましい。不均一な厚さのベルトは、結果的にベルトが壊れたり 、性能上の幾つかの他の欠陥となる可能性をもったむらのある延伸の原因となる 。
一般に知られる幾つかの塗布技術、例えばリバースロール塗布、グラビア塗布お よびしごき塗布等どんな方法ででも、被覆溶液を塗布してもよい。塗布する被膜 液の厚さは、基材上で被膜液を乾燥させた後、約1〜10μm厚となるようにす るべきである。好ましくは、乾燥した被膜は2.5μm厚であり、基材によくく っついていることである。
2段階乾燥処理を行い、被覆溶液を基材上で乾燥させることができる。最初の乾 燥段階は約40〜70℃の温度範囲内で30秒〜10分間の被覆溶液乾燥を伴う 。約54℃の温度で約1分間乾燥させることが好ましい。
第二乾燥段階は、より長い停止時間およびより寓い温度設定を伴う。停止時間お よび温度は、被覆溶液中の残留溶媒を蒸発させるのに十分であるべきである。
停止時間は1〜数時間に及ぶことができ、温度は約70〜115℃に達すること ができる。約104℃の温度で約4時間の停止が望ましい。この乾燥段階中、基 材のねじれを最小にするために、適度の張力を与えるべきである。この張力は、 剥離ライナーを用いることにより、達成されるかもしれない。そして、被覆され た基材を、一連のリングを形成するように型押しする。
その後、被覆リングを「熱延伸処理法」によりベルトに延伸するが、処理中リン グが延伸される間、リングは加熱され、延伸処理中のベルト張力は一定のままで ある。延伸処理中、ベルトの全長は一樺に加熱されるように、赤外線加熱源のそ ばを通りすぎて何度も回転する。熱延伸処理法のおかげで、カートリッジの寿命 中ずっとかなり安定な張力範囲を維持するベルトが造り出される。
熱延伸処理法はまた、この方法により延伸される本発明による被覆ベルトは、熱 を用いず延伸された場合より低い抵抗率をもっという点で有利である。熱延伸被 覆べ゛ルトは約25〜280Ω・cmの範囲で抵抗率をもち得るが、一方で「冷 」延伸ベルトは約4.600〜46.000Ω・cmの抵抗率をもつ。
以下の実施例に関して本発明をさらに述べるが、それらの実施例は本発明を何ら 制限するものでない。
実施例1 滑らかな分散液を得るまで、以下の材料を粉砕した:重量部 カーボンブラック(平均粒径40nm) 6A1xOs(粒径中央値0. 5μ m) 0. 5フエノキシPKHH(25%溶液)14ニスタン(Es tan e)5705 (15%溶液)35リン酸化ポリオキシアルキルポリオ一ル分散 物 0.2酢酸エムコール(Emco+) 0.2トルエン 1.2 メチルエチルケトン 0.8 テトラヒドロフラン 42 基材に分散液を被覆する少し前、モンダー(Mondur)CB−601(3重 量部)を活性剤として添加した。そして、分散液を厚さ0.13〜0.25mm のポリウレタン基材に被覆したが、その基材には上述した剥離ライナーが提供さ れていた。その後、その被覆基材を54℃で約80秒間の第一の乾燥段階および 104℃で4時間の第二乾燥段階にさらした。残った乾燥被膜の厚さは約2゜5 μmであり、カーボンブラック約34重量%および酸化アルミニウム約3重量% を含有していた。
そして、被覆基材からリングを型押しして、駆動ベルトに熱延伸した。熱延伸処 理中、被覆ベルトは約2.5秒間赤外線源のそばを数度回転した。赤外線源は最 大出力i、oooワットのライン加熱器であった。ライン加熱器には、加熱器か ら10.2cm離れたところに位置するラインターゲットに赤外線の焦点を合わ せる楕円形反射材がついていた。このような加熱器の中には、リサーチ株式会社 より入手できる赤外線加熱器5193−2がある。そして、ベルトを加熱器より 10.2cm離れたところに一列に並べた。2.5秒処理の始めは加熱器を約3 50ワツトに合わし、処理が終わるまでに450ワツトまで徐々に上げた。熱延 伸被覆ベルトの抵抗率を測定したところ、約25〜280Ω・cmの範囲内であ った。
そして、カートリッジ内での電圧立ち上がりを最小にする性能を評価するために 、被覆ベルトをテストした。本発明による被覆ベルトを駆動ローラーおよびガイ ドローラーに取り付けた。最初モーターは駆動ローラーを回転させ、次にモータ ーは、カートリッジ内でテープバックが作り出した駆動力を模造しようとベルト の駆動力を作り出すために、ガイドローラーを回転させた。ベルトが回転する間 、その電圧立ちがりを測定するためにモンロエ(Monroe)静電電圧計を用 いた。
米国特許第4,466.564号(スミス)で開示された型押しベルトのような 被覆なしく先行技術)のベルトについて、同様の実験を行った。被覆していない ベルトを測定した電圧は約5.000〜20,000ボルトであった。被覆した ベルトを測定した電圧は約200〜400ポルトにすぎなかった。このように、 被覆は電圧立ち上がりを25分の1に減少させた。
次に、被覆ベルトの摩耗を少なくする性質と先行技術ベルトの性質を比較するた め、被覆ベルトをテストした。あるカートリッジでは、図2に示すように本発明 による被膜42を基材40の内側表面44に提供し、被膜がローラー20.22 および24と接触するように、駆動ベルトを装着した。第2のカートリッジでは 、被膜を基材40の外側表面46に提供し、被膜がローラー20.22および2 4に代わってテープバック17と接触するように、駆動ベルトを装着した。前述 したように、被膜42を基材40の外側表面44に提供する場合、基材上の被膜 は電圧立ちあげおよび放電を少なくするように作用する。しかし、第2のカート リッジ内のベルトは、被覆面がローラーと接触しないため、ローラーの摩耗を減 らさない。それぞれベルトの逆の面に被膜を有する駆動ベルトをもつ2つのカー トリッジを比較することにより、本発明による被膜ベルトの摩耗減少性を単離、 測定することは可能である。
本発明による被膜ベルトの摩耗減少特性を、2つのカートリッジの磁気テープを 数千回、始めから終わりまで走行させることにより、評価した。テープの通過数 の関数として、駆動ローラーの平均累積摩耗を示すグラフ50を図3に示す。
折れ線54は、駆動ベルトの被覆面がローラーと接触するカートリッジの結果で ある。折れ線52は、駆動ベルトの被覆面がテープバックと接触するカートリッ ジの結果である。
グラフ50が示すように、1,000回通過後0第2のカートリッジの駆動ロー ラーの表面は約5μm摩耗されていた(それにより、ローラーの直径は2倍の1 0μm減少した)。折れ線52を見よ。対照的に、ベルトの被覆面がローラーと 接触する最初のカートリッジの駆動ローラーの表面は1μm未満が摩耗した。
折れ線54を見よ。15.000回通過後0第、第2のカートリッジの駆動ロー ラーは約8μmG粍し、一方で最初のカートリッジの駆動ローラーは約2μmだ け摩耗した。従って、被膜は駆動ローラーの摩耗を4分の1に減少させた。
その後、磁気テープが始めから終わりまで走行した回数の関数として単位通過あ たりのテープのエラー数を決定するために、別の2つのカートリッジをテストし た。上で説明したように、2種類の被覆駆動ベルトは、電圧立ち上がりおよび静 電放電による瞬間的エラーの数を減少させる導電特性をもつため、これらのエラ ーはローラーを摩耗する粒子数の関数であるべきである。
カートリッジ内に散らばる粒子が原因となる単位通過あたりの平均エラー数をテ ープの通過回数の関数として示すグラフ60を図4に示す。折れ#I62は、ベ ルト18の被覆面がローラー20.22および24に代わってテープバック17 と接触するように、基材40の外側表面46上に被膜42をもつ駆動ベルト18 を有する第2のカートリッジである。折れ線64は第1のカートリッジであり、 ベルトの被覆面はローラーと接触する。両方のベルトの単位通過あたりの誤り数 は初めの10.000回通過させたとき、はとんど同じである。しかし、初めの 10.000回通過させた後、第2のカートリッジ(折れ線62)の場合、単位 通過あたりの瞬間的エラー数はめざましく増加し、一方で第1のカートリッジ( 折れ線64)の場合は相対的に一定のままである。15.000回通過させた後 は、第1のカートリッジの単位通過あたり約50エラーのみと比較して、第2の カートリッジには単位通過あたり約800のエラーがあった。このように、被膜 はカートリッジ内に散らばる粒子が原因となる誤り数を16分の1に減少させた 。2つのカートリッジを視覚的に検分して、意義深いことに第1のカートリッジ よりも第2のカートリッジ内の方が、より多くの散乱摩耗粒子が存在することが 確認された。
実施例2 実施例1で述べた被膜駆動ベルトと同様のベルトを、ベルトの被膜表面が張力勾 配装置と接触するように、その装置を有する3M DC65255,25インチ (13,3cm)型ファクター・データ・カートリッジに装着した。ベルト張力 勾配装置は直径2.4mmのステンレス鋼ビンであった。その鋼ピンおよび1つ のガイドローラーの間隔は、2つのガイドローラーの中心を通る直線に平行な方 向で55.9mmであり、2つのがイドローラーの中心を通る直線に垂直な方向 で7.6mmであった。ガイドローラーの半径は7.9mmであった。
第1のベルトと全く同じ2つめの被覆ベルトを、第2のカートリッジにはベルト 張力勾配装置がないことを除いて、第1のカートリッジと全く同様の第2のカー トリッジに装着した。第1のカートリッジのがイドローラーには、第2のカート リッジのガイドローラーに用いられる潤滑剤より粘性の小さな潤滑剤がベルトの 内側表面と回転するピンとの間に提供されている点で、第2のカートリッジはま た第1のカートリッジと異なっていた。これは、ベルト張力勾配装着は総抵抗を 単に増やすというより、むしろベルトにかかる摩擦抵抗の性質を変えるというこ とを確信するために必要であった。
テープ移動速度の関数として平均テープ張力のグラフ70を図6に示す。線74 は第1のカートリッジ(ピンをもつ)内にある被覆ベルトの平均テープ張力であ り、線72は第2のカートリッジ(ピンをもたない)内にある被覆ベルトの平均 テープ張力である。
グラフ70は、被覆ベルトおよびピンを用いると、低テープ移動速度においてよ り高い平均テープ張力が与えられることを示す。グラフ70はまた、被覆ベルト およびピンを用いると、63〜762cm/秒のテープ移動速度範囲でより一定 の平均テープ張力が与えられることをも示す。
実施例3 実施例1で述べた被覆駆動ベルトと同様のベルトを、ベルトの被覆面が駆動ロー ラーおよびガイドローラーと接触するように3M DC23803,5インチ( 8,9cm)型ファクター・データ・カートリッジに装着した。テストをそのカ ートリッジで行ったが、その内容は以下で述べる。そのカートリッジを、図5に 示すようにベルト張力勾配装置を含有するように改変した。カートリッジをまた 、実施例2で述べたようにガイドローラーに粘性の小さな潤滑剤を用いることに より改変した。
ベルト張力勾配装置は、直径2.4mmのステンレス鋼ピンであった。その鋼ビ ンおよびガイドローラーの中心と中心の間隔は、2つのガイドローラーの中心を 通る直線の平行方向で5.1mmであり、2つのがイドローラーの中心を通る直 線の垂直方向で5.1mmであった。ガイドローラーの半径はそれぞれ5.5m mであった。
テープ移動速度の関数として、前進方向の最小テープ張力のグラフ80を図7に 示す。線82は原カートリッジの最小テープ張力であり、線84はベルト張力勾 配装置を有する改変カートリッジの最小テープ張力である。グラフ80は、被覆 ベルトおよびピンはテープ移動速度範囲51〜305cm/秒でばらつきがな( より高い最小テープ張力レベルを提供することを示す。
実施例4 実施例1で記述した被覆駆動ベルトとピンの接触面に、ライオン(Lion)モ デル3207−7型力変換器を内蔵する摩擦試験機を設置した。そのベルトを、 3M DC6000系データカートリッジに装着される標準ベルト長まで延伸し た。これは、19.37cm離れた直径1.59cmガイドローラーおよび直径 1.74cm駆動ローラーの周りをぐるっと回ってベルトを延伸することにより 為された。用いたピンはステンレス鋼製であり、直径は2.4mmであった。ピ ンを押し込む深さは2つのローラーの真ん中で0.51mmにした。ベルトを連 続して試験機上で15時間走行させた。ベルトの非被覆面がピンと面するように 内側と外側を入れ換えたが第1のベルトと同様の第2のベルトもまた、連続して 試験機上を15時間走行させた。
時間の関数として摩擦係数のグラフ90を図8に示す。線94は、ピンと接触す る被覆面をもつ被覆ベルトの摩擦係数である。線92は、非被覆面がピンと接触 するように内側と外側を入れ換えた被覆ベルトの摩擦係数である。図8から読み 取ることができるように、ピンに面する被覆面を有するベルトの摩擦係数は試験 時間中ずっと相対的に一定のままであった。対照的に、ピンに面する非被覆面を 有するベルトの摩擦係数は最初の数時間は安定的に上昇したが、その後残りの時 間は散漫にゆらいだ。
内側と外側を入れ換えて装着した被覆ベルトはピンにより傷つけられ、それによ り試験型枠上と同様にビン上にたくさんのベルト屑ができていた。対照的に、適 切に装着された被覆ベルトは、ピンにはほとんどベルト屑を残さず、試験型枠上 には全(屑は残っていなかった。
好ましい具体化に関して本発明を述べてきたが、当該分野の当業者は、本発明の 精神および目的から外れずに形式および詳細について変わってもよいことを認識 するだろう。
通過数 (X100O) ノ0〕過u(x[)Oo) 国際va沓報告 フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、 S E)、 AU、 CA、JP、 KR,N○

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.テープバック(17)、少なくとも1つのローラーならびにそのテープパッ クおよび該少なくとも1つのローラーの回りに巻かれる駆動ベルトを含有するベ ルト駆動テープカートリッジ(10)に用いる駆動ベルト(18)であって、内 側主表面(44)および外側主表面(46)を有する基材(40);該内側表面 は該少なくとも1つのローラーに向くよう設置され、該外側表面はテープバック に向くよう設置されている;および該ベルトと該少なくとも1つのローラーとの 間の接触による該少なくとも1つのローラー上の摩耗を最小にするために該基材 の内側表面に提供される被膜(42);該被腹は高分子バインダー中に分散する 粒子を含有している;からなることを特徴とする駆動ベルト。
  2. 2.粒子は平均粒径が約30〜50nm範囲内のカーボンブラック粒子を含有し 、さらに直径中央値が約0.1〜10μm範囲内の酸化アルミニウム粒子を含有 する請求項1記載の駆動ベルト。
  3. 3.基材上の被膜は約1×104Ω・cmの抵抗率を有する請求項1記載の駆動 ベルト。
  4. 4.少なくとも1つのローラー、一対のテープハブ(12、14)の回りに巻か れる磁気テープ(16)から成るテープパック(12)ならびにそのテープパッ クおよび該少なくとも1つのローラーに巻く駆動ベルト(18)を含有するベル ト駆動テープカートリッジ(10)内で電圧立ちあげを消失させる方法であって 、駆動ベルトを提供する手段;その駆動ベルトは、内側主表面(44)および外 側主表面(46)を有する基材(40)該内側表面は該少なくとも1つのローラ ーに向くよう設置され、外側表面はテープパックに向くよう設置されている;お よび該基材の主表面の1つに提供される導電性被膜(42);該基材の被膜は約 1×109Ω・cm未満の抵抗率を有している;からなっている; 該ベルトの内側表面は該少なくとも1つのローラーと接触するようカートリッジ にベルトを装着する手段;および該ベルトを駆動させる手段;駆動させることに より該被膜はカートリッジ内で電圧立ちあげを消失させている; を包含する方法。
  5. 5.粒子はさらに直径中央値が約0.1〜10μm範囲内の酸化アルミニウム粒 子を含有する請求項4記載の方法。
  6. 6.基材上の被膜は約10,000Ω・cm未満の抵抗率を有する請求項4記載 の方法。
  7. 7.被膜は基材の内側主表面に提供され、被膜はベルトと前記少なくとも1つの ローラーとの間の接触が原因となる該少なくとも1つのローラーの摩耗を最小に する請求項4記載の方法。
  8. 8.ある長さのテープを巻く一対のハブ(12、14)からなるテープバック( 17);および 駆動ローラー(20)、一対のガイドローラー(22、24)およびそのテープ パックの回りに巻かれる駆動ベルトであって、その駆動ベルトは内側主表面(4 4)および外側主表面(46)を有し、該内側表面はローラーに向いて設置され 、該外側表面はテープバックに向いて設置され、被膜(42)はそのベルトとロ ーラーとの間の接触によるローラーの摩耗を最小になるように該基材の内側表面 に提供され、かつ該被膜は高分子中に分散する粒子を含有する駆動ベルト(18 ); を包含するベルト駆動テープカートリッジ(10)。
  9. 9.駆動ベルトの被膜は約1×104Ω・cm未満の抵抗率を有する請求項8記 載のカートリッジ。
  10. 10.さらにカートリッジに固定されるベルト張力勾配装置(36)からなり、 該装置が2つのガイドローラーの間に提供され、ベルトの内側表面と接触し、金 属ピンを含有する請求項8記載のカートリッジ。
  11. 11.ベルト駆動テープカートリッジ(10)中のローラーの摩耗を最小にする 方法であって、そのカートリッジは一対のガイドローラー(22、24)、駆動 ローラー(20)、一対のテープハブ(12、14)の回りに巻かれる磁気テー プ(16)から成るテープパック(17)、ならびに該テープハブおよび該ロー ラーの回りに巻かれる駆動ベルト(18)を含有しており、駆動ベルトを提供す る手段;該駆動ベルトは内側主表面(44)および外側主表面(46)を有する 基材(40)該内側表面はローラーに向いて設置され、該外側表面はテープバッ クに向いて設置されている;および ベルトとローラーとの間の接触による該ローラーの摩耗を最小にするために基材 の内側表面に提供される被膜(42);からなっている; 該ベルトの該内側表面がローラーと接触するように該カートリッジに該ベルトを 装着する手段;および 該ベルトを駆動させる手段;それにより該被膜は該ローラーの摩耗を最小にして いる; を包含する方法。
  12. 12.ある長さのテープ(16)が巻かれている一対のハブ(12、14)から なるテープバック(17); 駆動ローラー(20)、一対のガイドローラー(22、24)およびそのテープ パックの回りに巻かれる駆動ベルト(18)であって、その駆動ベルトは内側主 表面(44)および外側主表面(46)を有し、該内側表面はローラーに向いて 設置され、該外側表面はテープバックに向いて設置され、被膜(42)はベルト とローラーとの間の接触によるローラーの摩耗を最小にするために基材の該内側 表面に提供される駆動ベルト;およびカートリッジに固定されるベルト張力勾配 装置(36);該装置はガイドローラーの間に提供され、該ベルトの内側表面と 接触し、それによってテープ張力は改良されている; を包含するベルト駆動テープカートリッジ(10)。
  13. 13.基材上の被膜は約1×106Ω・cm未満の抵抗率を有する請求項12記 載のカートリッジ。
  14. 14.ベルト張力勾配装置は金属ピンである請求項12記載のカートリッジ。
JP50063094A 1992-05-28 1993-05-21 ベルト駆動テープカートリッジのための被覆ベルト Expired - Fee Related JP3357894B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US89043892A 1992-05-28 1992-05-28
US890,438 1992-05-28
US5857893A 1993-05-06 1993-05-06
US058,578 1993-05-06
PCT/US1993/004796 WO1993024928A1 (en) 1992-05-28 1993-05-21 Coated belt for belt-driven tape cartridge

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07507414A true JPH07507414A (ja) 1995-08-10
JP3357894B2 JP3357894B2 (ja) 2002-12-16

Family

ID=26737771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50063094A Expired - Fee Related JP3357894B2 (ja) 1992-05-28 1993-05-21 ベルト駆動テープカートリッジのための被覆ベルト

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0642694B1 (ja)
JP (1) JP3357894B2 (ja)
CN (1) CN1037718C (ja)
AU (1) AU4384793A (ja)
CA (1) CA2134352A1 (ja)
DE (1) DE69321116T2 (ja)
NO (1) NO944467L (ja)
WO (1) WO1993024928A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0845226A (ja) * 1994-07-04 1996-02-16 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> ベルト駆動型テープカートリッジ
US6205000B1 (en) * 1994-11-30 2001-03-20 Imation Corp. Composite data cartridge drive belt
US5722610A (en) * 1996-11-06 1998-03-03 Imation Corp. Belt-driven data cartridge with reduced tape pack deformation
CN112678573B (zh) * 2020-12-28 2023-12-29 杭州思进无纺布有限公司 一种带有干燥除尘功能纺织布料收卷设备

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4328935A (en) * 1980-06-12 1982-05-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Flexible magnetic recording tape having low-friction backside coating
US4342809A (en) * 1980-06-24 1982-08-03 Newell Research Corporation High-friction, low-elasticity drive belt for tape cartridges
US4396465A (en) * 1980-06-24 1983-08-02 Newell Research Corporation Method for making seamless metallic ribbon belts for tape cartridges
US4466564A (en) * 1981-09-14 1984-08-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Belt for belt-driven recording tape pack
US4607808A (en) * 1985-01-16 1986-08-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company Wear-resistant capstan for belt driven cartridge
US4688742A (en) * 1985-02-26 1987-08-25 Datametrics Corporation Strip media tensioning system
US4688724A (en) * 1985-05-14 1987-08-25 Allegheny Ludlum Corporation Low pressure misting jet
JPH087968B2 (ja) * 1987-08-08 1996-01-29 ソニー株式会社 テ−プカセツト
US4944995A (en) * 1988-03-10 1990-07-31 Storage Technology Corporation Tape having a surface with a low coefficient of friction and long wear characteristics
AU7309891A (en) * 1990-02-21 1991-09-18 Gigatek Memory Systems Wear resistant charge dispersing tape cartridge capstan
JP4954983B2 (ja) * 2005-05-18 2012-06-20 ファーマサイエンス・インコーポレイテッド Birドメイン結合化合物

Also Published As

Publication number Publication date
NO944467D0 (no) 1994-11-22
DE69321116T2 (de) 1999-05-20
NO944467L (no) 1994-11-22
WO1993024928A1 (en) 1993-12-09
JP3357894B2 (ja) 2002-12-16
EP0642694A1 (en) 1995-03-15
AU4384793A (en) 1993-12-30
DE69321116D1 (de) 1998-10-22
EP0642694B1 (en) 1998-09-16
CA2134352A1 (en) 1993-12-09
CN1079327A (zh) 1993-12-08
CN1037718C (zh) 1998-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4328935A (en) Flexible magnetic recording tape having low-friction backside coating
CA1086857A (en) Cleaning jackets
EP0132967A1 (en) Magnetic recording medium
JPH07507414A (ja) ベルト駆動テープカートリッジのための被覆ベルト
US4104436A (en) Magnetic head cleaning article
US3922439A (en) Magnetic recording media
US5973892A (en) Head cleaner for magnetic recording/reproducing apparatus having a cleaning roller with abrading capability
JPS6321613B2 (ja)
US4568610A (en) Magnetic recording media
US4577077A (en) Surface smoothing method for disk-like recording medium
US5448419A (en) Apparatus and method for anhysteretically recording from master drum to slave web
US5073439A (en) Magnetic recording medium comprising a vinyl chloride based resin group containing an epoxy group or a polar or both and further a polyurethane resin containing three hydroxyl groups and one polar group
US6205000B1 (en) Composite data cartridge drive belt
JPS6057130B2 (ja) 重層磁気記録テ−プの製法
JPS59890B2 (ja) 磁気シ−トの製法
EP0701250A1 (en) Magnetic recording media
JPH061543B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0573549B2 (ja)
JP4442886B2 (ja) 磁気テープの巻き取り方法
JPS5837840A (ja) 磁気記録媒体
JPS6128252Y2 (ja)
JP2003317228A (ja) 磁気記録媒体
JP2000057559A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPS60150231A (ja) 磁気記録体
JPS62162226A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees