JPH0750706A - 2線式全二重通信の回線特性測定アダプタ - Google Patents

2線式全二重通信の回線特性測定アダプタ

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JPH0750706A
JPH0750706A JP5196545A JP19654593A JPH0750706A JP H0750706 A JPH0750706 A JP H0750706A JP 5196545 A JP5196545 A JP 5196545A JP 19654593 A JP19654593 A JP 19654593A JP H0750706 A JPH0750706 A JP H0750706A
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JP
Japan
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group
filter
low
line
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP5196545A
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English (en)
Inventor
Masashi Waratani
政志 藁谷
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2線式回線を全二重方式で使うときの回線上
の信号をモニタする装置に関し、回線の状態を変えず
に、そのままの信号の測定/観測ができるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 増幅器2と低群用フイルタ3よりなる低群弁
別回路1と、増幅器5と高群用フイルタ6よりなる高群
弁別回路4とより成り、低群弁別回路1の増幅器2は、
高入力インピーダンスであり、低群用フイルタ3による
減衰を補償するだけの増幅度をもち、高群弁別回路4の
増幅器5は、高入力インピーダンスであり、高群用フイ
ルタ6による減衰を補償するだけの増幅度をもち、低群
用フイルタ3は、低群キャリアを通過させ、高群キャリ
アを阻止し、高群用フイルタ6は、高群キャリアを通過
させ、低群キャリアを阻止するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2線式回線を全二重方
式で使うときの回線上の信号をモニタする装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の通信回線の概念図である。
(A)は4線式回線であり、上り回線と下り回線が別々
であるので、送信と受信とを同時に行なうことができる
(全二重方式)。モデムは全二重式であり、端末から送
出すべきデータによってキャリア信号を変調して上り回
線に送り出す。同時にセンタシステムまたは他の端末等
から送られてきた信号を受信し、復調部で復調して端末
に渡す。上り信号と下り信号のキャリア信号の周波数は
同じであってもよい。これに対して(B)の2線式回線
の場合は、上り下りを時間的に切り替えて通信する半二
重方式にするか、周波数の異なるキャリア信号(低群/
高群)を上り用と下り用にして同じ一対(2線)の信号
線に通し、受信側で周波数フィルタによって弁別するこ
とにより復調部には下り信号のみを取り込んで全二重通
信を行なう。
【0003】通信に関する障害・故障が発生したとき、
何が原因か追求するために回線上の信号をモニタする必
要がある。そのためには信号のレベル/周波数偏差/周
波数特性等を測定するモデムテスタ、ノイズ波形を観測
するオシロスコープ等が使われる。4線式の場合は上り
と下りの通信がそれぞれ別の信号線によっておこなわれ
るので、それぞれの観測・測定を行なえばよいので特に
問題はないが、2線式回線の全二重通信においては、同
一の回線上を周波数の異なる上りと下りの信号が同時に
流れているので、真の信号を測定/観測することができ
ない。従って、モデムを半二重モードに設定し直して測
定するとか、そのようなモード切替えができないモデム
の場合は半二重モデムに入れ替えて測定する等の方法が
とられた。
【0004】2線式全二重通信は、2400bps以下
の公衆回線においてはパソコン通信等で一般大衆が使用
するようになり、また専用回線では、9600bps〜
19.2Kbpsという高速で使用するようになり、2
線式回線における全二重通信の障害対策が重要になって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の測定
器、観測器をそのまま使用したのでは送信受信の両方の
信号の混合した状態の測定・観測しかできないので、対
応できないという問題がある。保守の立場からは、異常
があるそのままの状態で測定・観測することが必要で、
半二重モードに切り替える等の処置は、回線の状態を変
えてしまうので望ましくない。
【0006】本発明は、2線式回線の上りと下りの信号
を弁別するアダプタにより、回線の状態を変えずに、そ
のままの信号の測定/観測ができるようにすることを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の2線式
全二重通信の回線特性測定アダプタの構成ブロック図で
ある。
【0008】第1の発明では、2線式全二重通信の回線
特性測定アダプタは、低群用フイルタ(3)よりなる低
群弁別回路(1)と、高群用フイルタ(6)よりなる高
群弁別回路(4)とを備える。
【0009】第2の発明では、2線式全二重通信の回線
特性測定アダプタは、増幅器2と低群用フイルタ3より
なる低群弁別回路1と、増幅器5と高群用フイルタ6よ
りなる高群弁別回路4とを備える。
【0010】低群用フイルタ3は、低群キャリアを通過
させ、高群キャリアを阻止し、高群用フイルタ6は、高
群キャリアを通過させ、低群キャリアを阻止する。低群
弁別回路1の増幅器2は、高入力インピーダンスであ
り、低群用フイルタ3による減衰を補償するだけの増幅
度をもつ。
【0011】高群弁別回路4の増幅器5は、高入力イン
ピーダンスであり、高群用フイルタ6による減衰を補償
するだけの増幅度をもつ。
【0012】
【作用】第1の発明では、入力端子Tから入力された信
号を、低群用フイルタ3と高群用フイルタ6によって上
り下りの信号を周波数によって弁別し、それぞれ出力端
子L,Hに出力する。
【0013】第2の発明では、高入力インピーダンスで
フイルタによる減衰を補償するだけの増幅度をもつ増幅
器2,5により、回線には負荷を小さくし、あらかじめ
増幅してフイルタに信号を与えることにより、出力端子
L,Hでは回線上の信号レベルと同じにする。従って、
回線は使用状態に近い状態であり、信号は出力端子L,
Hでは4線式全二重回線と同等になる。
【0014】それぞれの出力端子L,Hに測定器/観測
器を接続すれば、従来の4線式全二重回線と同様に測定
/観測ができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は電話回線における2線式全二重通信用の特
性測定用アダプタのブロック図である。
【0016】本実施例は、2400bps 同期 (CCITT V.22bi
s/V.22) 方式と1200bps 調歩同期 (CCITT V.21) 方式の
両方に使用できるように、増幅器とフイルタを2組備え
ている。31のフイルタAはCCITT V.22bis/V.22の低群キ
ャリア(1200Hz) を通過させる帯域フイルタであり、32
のフイルタBはCCITT V.21の低群キャリア(1180/980H
z) を通過させる帯域フイルタであり、61のフイルタC
は CCITT V.22bis/V.22の高群キャリア(2400Hz) を通
過させる帯域フイルタであり、62のフイルタDはCCITT
V.21 の高群キャリア(1850/1650Hz)を通過させる帯域
フイルタである。21の増幅器AはフイルタAによる減衰
を補償し、出力端子L1における出力信号のレベルを回
線上のレベルと同じにするためのものである。22の増幅
器B、51の増幅器C、52の増幅器Dも同様である。いず
れの増幅器も入力インピーダンスは高く、測定対象の回
線への負荷を少なくし、回線の状態を変えないようにし
てある。
【0017】入力端子Tから入力された信号は、切り替
えスイッチ7を通して低群弁別回路1と高群弁別回路4
とに入る。切り替えスイッチ7が2400bps 同期方式を指
定していれば、入力信号は21の増幅器A、31の帯域フイ
ルタAと、51の増幅器C、61の帯域フイルタCとに導か
れる。そして、上り信号/下り信号に対応した(上り信
号を低群に下り信号を高群に設定するか、その逆にする
かの対応関係はMODEM等の設定による)、低群キャ
リア信号を出力端子L1に、高群キャリア信号を出力端
子H1に出力する。切り替えスイッチ7が1200bps 調歩
同期方式を指定していれば、同様に、入力信号は22の増
幅器B、32の帯域フイルタBと、52の増幅器D、62の帯
域フイルタDとに導かれ、出力される。そして、上り信
号/下り信号に対応した(対応関係はMODEM等の設
定による)、低群キャリア信号を出力端子L2に、高群
キャリア信号を出力端子H2に出力する。
【0018】切り替えスイッチ7は必ずしも必要ではな
く、増幅器A,B,C,Dの入力をすべて並列に接続し
て、切り替えスイッチ7を除いてもよいが、回線に対す
る負荷をできるだけ少なくするために入れてある。な
お、入力端子Tと増幅器A,B,C,Dの入力との間に
高入力インピーダンスの広帯域増幅器を入れればスイッ
チは不要で、回線に対する負荷もより少なくできる。こ
の場合、増幅器A,B,C,Dの入力インピーダンスは
高くなくてもよい。
【0019】モデムテスタ、オシロスコープ等の測定器
/観測器を本アダプタの出力端子に接続すれば、4線式
回線と同様にしてモニタすることが可能になる。従っ
て、回線およびモデムを使用している状態のまま(異常
があればその状態のまま)、レベル変動/周波数変動/
周波数特性/ノイズ波形等の測定/観測ができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2線式全二重回線のキャリアのモニタが可能になり、レ
ベル変動/周波数変動/周波数特性/ノイズ波形等の測
定/観測が従来の測定器によってできる。かつ、回線お
よびモデムを使用している状態のまま(異常があればそ
の状態のまま)測定/観測できる。従って回線の良否判
定、モデムとの障害切りわけが容易になり、保守作業が
速くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】実施例のブロック図である。
【図3】回線の構成説明図である。
【符号の説明】
1 低群弁別回路 2,21,22 増幅器 3 低群用フイルタ 31 CCITT V.22bis/V.22の低群キャリア(1200Hz)を通過
させる帯域フイルタ 32 CCITT V.21の低群キャリア(1180/980Hz)を通過させ
る帯域フイルタ 4 高群弁別回路 5,51,52 増幅器 6 高群用フイルタ 61 CCITT V.22bis/V.22の高群キャリア(2400Hz)を通過
させる帯域フイルタ 62 CCITT V.21の高群キャリア(1850/1650Hz) を通過さ
せる帯域フイルタ 7 切り替えスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全二重方式で使う2線式回線における回
    線特性測定に用いられる回線特性測定アダプタであっ
    て、 低群用フイルタ(3)よりなる低群弁別回路(1)と、
    高群用フイルタ(6)よりなる高群弁別回路(4)とを
    備え、 低群用フイルタ(3)は、低群キャリアを通過させ、高
    群キャリアを阻止し、高群用フイルタ(6)は、高群キ
    ャリアを通過させ、低群キャリアを阻止するように構成
    した2線式全二重通信の回線特性測定アダプタ。
  2. 【請求項2】 全二重方式で使う2線式回線における回
    線特性測定に用いられる回線特性測定アダプタであっ
    て、 増幅器(2)と低群用フイルタ(3)よりなる低群弁別
    回路(1)と、増幅器(5)と高群用フイルタ(6)よ
    りなる高群弁別回路(4)とを備え、 低群弁別回路(1)の増幅器(2)は、高入力インピー
    ダンスであり、低群用フイルタ(3)による減衰を補償
    するだけの増幅度をもち、 高群弁別回路(4)の増幅器(5)は、高入力インピー
    ダンスであり、高群用フイルタ(6)による減衰を補償
    するだけの増幅度をもち、 低群用フイルタ(3)は、低群キャリアを通過させ、高
    群キャリアを阻止し、高群用フイルタ(6)は、高群キ
    ャリアを通過させ、低群キャリアを阻止するように構成
    した2線式全二重通信の回線特性測定アダプタ。
JP5196545A 1993-08-09 1993-08-09 2線式全二重通信の回線特性測定アダプタ Pending JPH0750706A (ja)

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JPH0750706A true JPH0750706A (ja) 1995-02-21

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JP (1) JPH0750706A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11050648B2 (en) 2018-12-14 2021-06-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Communication system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010724