JPH0750630A - 無線式印字データ転送装置 - Google Patents

無線式印字データ転送装置

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JPH0750630A
JPH0750630A JP5212318A JP21231893A JPH0750630A JP H0750630 A JPH0750630 A JP H0750630A JP 5212318 A JP5212318 A JP 5212318A JP 21231893 A JP21231893 A JP 21231893A JP H0750630 A JPH0750630 A JP H0750630A
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誠 牧
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電波を用いた印字データ転送装置において、
データ転送の状況を使用者が把握でき、かつ良好に転送
条件を整えることができるようにする。 【構成】 データ受信装置10に2本のアンテナ9a,
9bを備え、パケットを単位としたデータ転送に伴い、
送信異常の発生を検出してパケットの再送を行なわれる
と共に、アンテナ毎の電界強度を測定し、これを受信状
態情報としてデータ送信装置1に出力する。データ送信
装置1が装着されたコンピュータ2では、特定のキーコ
ンビネーションの操作に基づいてポップアップウィンド
ウを開き、転送済みのデータの割合やエラー率の表示を
行ない、更にエラー率が一定以上の場合には、電界強度
が高まる方向に移動するように、グラフィック表示によ
り使用者に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線式印字データ転送
装置に関し、詳しくはコンピュータからプリンタへ無線
によりデータを転送する場合において、データ転送の状
況をモニタし、より良好な状態で送受信可能とする無線
式印字データ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ相互もしくは周辺機器と間
でデータを転送する場合、通常はケーブルで両者を接続
して有線で転送を行なっているが、近年、ブック型など
の携帯性に優れたコンピュータの普及等に伴い、いちい
ちケーブルを接続する必要がない無線によるデータ転送
が試みられている。また、レーザプリンタなどの高速デ
バイスを複数のコンピュータで共有し、印字データなど
を一括して処理したいとする要求も高まっており、配線
の煩雑な取り回しを嫌って、電波や光によりデータを転
送しようとするものも提案されている。
【0003】こうした無線(電波のみならず光通信を含
む)によりデータを通信するものでは、信頼性を確保す
るために、データ転送の誤りを検出可能としているのが
通例である。例えば、データを所定バイト数毎に一まと
まりとし、これに誤り検出用のデータを付加してパケッ
トとし、1パケット送信する毎に受信装置側では、誤り
検出用データを用いて転送されたデータに誤りがないか
を検出し、これを送信側に返信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線に
よるデータ転送の場合、送信装置と受信装置との位置関
係や環境によって、受信状態が大きく異なり、安定にデ
ータ転送を行なうことが必ずしも容易ではないという問
題があった。無線方式の中でも、電波を使用する場合に
は、出力がある程度大きな無線を使用すれば、送受信は
良好となるが、電波の公共性の観点から、無線局免許が
必要となってしまう。一方、免許が必要ない微弱電波を
利用する場合には、高感度な受信装置が必要となり、装
置が大型化・高価格化するという問題があった。
【0005】データ転送に誤りを生じた場合には、デー
タの再送などによりデータの信頼性は一定確保されてい
るが、何度も再送していて、データ転送に無用な時間を
要してしまう場合もあった。こうした場合、僅かな送信
装置の移動で良好なデータ転送が可能であっても、使用
者は、そもそもデータ転送における異常発生の割合が高
いことにも気づかない場合が考えられ、そのまま放置さ
れて、データ転送装置を含むシステム全体の効率的な運
用を妨げていることも有り得た。
【0006】本発明の無線式印字データ転送装置は、こ
うした問題を解決し、コンピュータからプリンタへのデ
ータ転送を良好な状態にしやすくすることを目的として
なされ、次の構成を採った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の無線式印字デー
タ転送装置は、コンピュータからプリンタにデータの転
送を無線で行なう無線式印字データ転送装置であって、
コンピュータに接続され、該コンピュータから印字デー
タを受け取って送信を行なう送信装置と、プリンタに接
続され、前記送信装置からの無線信号を受信する複数の
アンテナを備え、前記送信装置からのデータを受け取っ
て該プリンタに出力する受信装置とからなり、前記受信
装置には、前記送信装置からのデータの受信に異常を生
じたとき、該通信異常の発生を記憶す異常発生記憶手段
と、前記複数のアンテナを切り換えて、受信状態の良好
な側を検出する受信状態検出手段と、前記通信異常の発
生と前記受信の状態とを、前記送信装置側に通知する状
態通知手段とを備え、前記送信装置には、コンピュータ
が出力する印字データを、無線により出力する出力手段
と、前記コンピュータにおける所定の操作により、実行
中の処理とは別のウィンドウを前記コンピュータの表示
装置に表示し、前記受信装置の状態通知手段からの通知
に基づいて、少なくとも通信異常の発生状態と受信の状
態とを、該ウィンドウ内に表示する送信状況表示手段と
を備えることを要旨とする。
【0008】ここで、送信装置は、コンピュータとは別
の筐体に収納され、コンピュータとはケーブルによって
接続されるものであっても良いし、コンピュータの拡張
スロットに直接装着されるものでもよい。後者の場合、
アンテナはスロット内部に収納したものでもよいが、拡
張スロットから外部に突出した筐体を用意し、ここに送
信用アンテナを備えれば良い。
【0009】また、送信状況表示手段は、コンピュータ
の内部メモリに常駐し、所定のキーコンビネーションに
より起動されるプログラムにより実現することができ
る。更に、送信状況表示手段は、受信状態がより良好と
なる送信装置の移動方向を、コンピュータの表示装置に
表示する手段を備えることも好適である。
【0010】送信装置もしくは受信装置に、印字データ
を蓄える印字データ蓄積手段を備え、バッファとしての
機能を追加することも望ましい。
【0011】本発明における無線とは、ケーブルによっ
て直結された有線方式でないことを意味し、特定小電力
通信に限らず、微弱通信でもよいし、その他の帯域を用
いた通信でも差し支えない。また、赤外線,遠赤外線あ
るいはマイクロ波等を用いた光通信を利用することもで
きる。
【0012】
【作用】以上のように構成された本発明の無線式印字デ
ータ転送装置においては、受信装置が複数のアンテナを
備え、これを切り換えて受信状態が良好な側を検出する
と共に、送信装置からのデータの受信に異常を生じたと
き、通信異常の発生を記憶する。そして、受信状態と送
信異常の発生とを送信装置側に通知する。送信装置側で
は、印字データの転送に伴い、現在実行中の処理とは別
のウィンドウをコンピュータの表示装置に表示し、ここ
に受信装置側からの通知に基づいて、少なくとも通信異
常の発生状態と受信の状態とをウィンドウ内に表示す
る。
【0013】従って、本発明の無線式印字データ転送装
置によれば、使用者は、データ転送の状態を容易に把握
することができるばかりか、通信状態をよりよくするた
めの対処をとりやすい。
【0014】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、本発明の一実施例としての印字データ
転送装置の設置状態を示す斜視図、図2は、データ送信
装置1の概略構成図、図3はデータ受信装置10の概略
構成図、である。
【0015】図1に示すように、データ送信装置1はコ
ンピュータ2の拡張スロットに装着され、その一部が外
部に露出している。外部に露出した筐体3の上面には、
アンテナ8が設けられている。一方、データ受信装置1
0は、2本のアンテナ9a,9bを備え、その出力コネ
クタには、プリンタ6がケーブルにより接続されてい
る。
【0016】本実施例では、印字データは、コンピュー
タ2からデータ送信装置1,データ受信装置10を介し
てプリンタ6に送られるので、データ送信装置1がマス
タとして、データ受信装置10がスレーブとして、各々
機能するが、データ受信装置10からデータ送信装置1
へデータを転送することも可能である。本実施例でも、
パケットによるデータ送信が誤りなく行なわれたか否か
を通知するために、データ受信装置10からデータ送信
装置1にデータが送られている。データ転送の実際につ
いては後述する。
【0017】図2に示すように、データ送信装置1は、
コンピュータ2からのパラレルデータをシリアルデータ
に変換するシリアル入出力部(SIO)4およびシリア
ルデータを特定周波数の無線出力に変換する送受信ユニ
ット5とを備え、コンピュータ2の拡張スロットに用意
された拡張コネクタ7に接続されている。アプリケーシ
ョンプログラムは、印字データを出力する場合には、プ
リンタポートに対してデータを出力する処理を実行しよ
うとする。この処理は、OSの下で動作するアプリケー
ションプログラムであれば、予め定められた割り込み処
理(INT××)により起動される。そこで、この割り
込みをインターセプトする無線プリンタバッファデバイ
スドライバを、予めOSにインストールしておく。この
結果、図4のメモリマップに示すように、アプリケーシ
ョンプログラムがこの割り込み処理によってプリンタB
IOSを呼び出そうとすると、このデバイスドライバが
これをインターセプトし、無線プリンタバッファデバイ
スドライバを起動する。
【0018】無線プリンタバッファデバイスドライバ
は、アプリケーションプログラムが印字データとして用
意したデータを無線プリンタバッファのバッファ領域に
順次記憶してゆく。バッファ領域に印字データが記憶さ
れると、データ送信装置1のSIO4の送受信レジスタ
の状態に基づく割り込み処理により、印字データは順次
転送データTxDとして、SIO4に出力される。
【0019】印字データを受け取ったSIO12は、パ
ラレル信号で送られてくる印字データをシリアル信号に
変換し、送受信ユニット14に出力する。通信方式は、
キャラクタ同期(BISYNC同期)通信であり、SIO12
は、通信するデータに同期キャラクタを付与して出力し
ている。送受信ユニット14は、このシリアル信号を予
め割り当てられたチャンネルの周波数に乗せてアンテナ
8から外部に送信する。本実施例では、単信方式により
データの送信を行ない、送受信ユニット14が利用でき
るチャンネルは最大10であり、チャンネル0は制御チ
ャンネルとして用いられる。SIO12とコンピュータ
2とのデータのやり取りは、所定の割込を利用して行な
われる。なお、データ送信装置1がデータを受け取った
場合には、受信データRxDとして、同様にプリンタバ
ッファデバイスドライバに引き渡され、バッファ領域の
特定の領域内に記憶される。
【0020】送受信ユニット14は、特定小電力無線局
400MHz帯データ伝送用無線設備の規格に合致した
ものであり、通信方式は単信方式、全使用チャンネル数
は10、変調方式は2値FSK変調方式、変調速度は4
800bpsである。本実施例における送受信ユニット
14は、キャリアセンスを行ない、その指示により混信
の生じないチャンネルを用いて送信および受信を行な
う。
【0021】次に、データ受信装置10の内部構成につ
いて説明する。データ受信装置10は、図3に示すよう
に、8ビットのマイクロプロセッサ(以下MPUと呼
ぶ)11と、このMPU11から出力されるデータをシ
リアル信号に変換するSIO12と、SIO12のに接
続された送受信ユニット14とを中心に構成され、MP
U11のデータバス16,アドレスバス17等には、メ
モリコントローラ20やIOデコード回路22,送受信
ユニットコントローラ25などが接続されている。ま
た、データバス16には、メモリ27のデータ入出力も
接続されている。更に、このデータ受信装置10に備え
られた2つのアンテナ9a,9bを切り換えるスイッチ
26が設けられており、このスイッチ26は、送受信ユ
ニットコントローラ25により切替可能に接続されてい
る。
【0022】データ受信装置10は、送受信ユニット1
4,SIO12を介して受け取った印字データを、メモ
リコントローラ20を用いて順次メモリ27に蓄える。
印字データが蓄えられると、MPU11は、このデータ
をプリンタ6に送り出す。
【0023】データ送信装置1と同一の構成を有するデ
ータ受信装置10は、送受信ユニット14によりパケッ
トを受け取ると、これをSIO12を介してMPU11
に出力する。MPU11は、受信割込Rxを受けてSI
O12をアクセスし、受信したデータを読み取ってデー
タを順次メモリ27に蓄える。その後、メモリ27上に
構成されたデータをプリンタ6に出力し、印字を行なわ
せる。
【0024】次に、データ送信装置1とデータ受信装置
10とが実行する送受信の処理について、図5,図8,
図9のフローチャートを参照しつつ説明する。コンピュ
ータ2において動作するプリントタドライバは、印字デ
ータが用意されると、図5に示したデータ送信処理ルー
チンを起動し、まず相手局との接続処理を行なう(ステ
ップS100)。
【0025】接続処理は、次のように行なわれる。デー
タの送信を行なおうとするデータ送信装置1の送受信ユ
ニット14を発呼局、発呼局からのデータを受け取るデ
ータ受信装置10の送受信ユニット14を被呼局と呼ぶ
が、両局間の回線接続手順の一例を図6に示した。図6
は、単信方式、固定・手動チャンネル切換の場合の手順
である。図示するように、発呼局は、空きデータチャン
ネルの検索を行なった後、制御チャンネルの空きを確認
した上で制御チャンネルを使って発呼し、制御信号とし
てチャンネル番号である呼出名称と先ほど検索された空
きデータチャンネル指定情報を含む接続要求信号を送信
する。この制御信号を受けた被呼局が制御チャンネルの
空きを確認した上で、制御チャンネルを使って、接続応
答信号である信号を返すことにより、指定したチャンネ
ルをでの回線の接続が行なわれる。相手局との接続が完
了すると(ステップS110)、次にパケットを生成す
る処理を行なう(ステップS120)。
【0026】即ち、所定バイト数の送信用のデータに、
パケットの状態や番号を示す状態コードSC,誤り検出
用符号ECを付加してパケットを構成するのである。例
えば、図7に示すように、所定バイト数のデータPD1
の前後に、状態コードSCと誤り検出用符号ECとを付
加して、パケットP1を構成するのである。状態コード
SCとしては、そのパケットの後に更にパケットが連続
していることを示す符号「CNT」、もしくはそのパケ
ットの後にはパケットが連続していないことを示す符号
「END」がある。また、誤り検出用符号ECとして
は、種々のものが知られているが、本実施例では巡回符
号CRCを使用した。
【0027】続いて、生成した1パケットのデータを出
力し(ステップS130)、これを受け取ったデータ受
信装置10からの返信を受け取る処理を行なう(ステッ
プS140)。受け取ったデータは、メモリの所定の領
域に保存し(ステップS150)、「NEXT」に抜け
て本ルーチンを一旦終了する。
【0028】次に、このデータを受信するデータ受信装
置10側の処理を説明する。データ受信装置10は、接
続完了後、まずデータを受信し(ステップS200)、
これを1パケット分完了するまで繰り返す(ステップS
210)。1パケット分のデータを受信すると、このパ
ケットに含まれる印字データPDのCRCを計算し、末
尾に付加された誤り検出用コードECと比較してエラー
があったか否かを判断する処理を行なう(ステップS2
20)。
【0029】両者を比較して同一であれば、受信データ
に誤りはないとして、正常応答信号ACKを返送する処
理を行ない(ステップS230)、両者が不一致でエラ
ーが生じたと判断されれば、再送を要求する信号を出力
する処理を行なう(ステップS240)。
【0030】これらの処理の後、送受信ユニットコント
ローラ25を制御して、アンテナ9a,9bを切り換
え、それぞれのアンテナ9a,9bを用いた状態での電
界強度を測定する処理を行なう(ステップS250)。
アンテナの切替は、スイッチ26を切り換えることによ
り行なわれ、電界強度は送受信ユニット14により測定
する。図9に示すように、データ受信装置10に設けら
れたアンテナが複数本ある場合には、アンテナには、指
向性があるので、データ送信装置1との位置関係によ
り、いずれのアンテナを使用するかにより電界強度は異
なる。従ってアンテナを切り換えて、電界強度を測定す
ることにより、いずれのアンテナを用いた方が安定に受
信できるかを判断することができる。データ受信装置1
0は、電界強度が強い側のアンテナを常時利用する。
【0031】以上の処理の後、電界強度から判断された
受信状態情報を出力する処理を行ない(ステップS26
0)、その後の「NEXT」に抜けて本ルーチンを終了
する。このように、データ受信装置10は、エラーが生
じた場合の再送要求に加えて、受信状態情報をデータ送
信装置1側に出力するので、データ送信装置1側でも、
データ転送におけるエラーの発生状況、電界強度に基づ
く受信状態情報を把握することができる。
【0032】そこで、本実施例では、データを送信して
いるコンピュータ2側で、これらの受信状態情報を利用
して、使用者にデータ転送の状況を報知している。即
ち、使用者が、コンピュータ2のキーボードの特定のキ
ーコンビネーション、例えば「CTRL」+「GRP
H」+「HELP」等を同時に押したとき、図10のポ
ップアップウィンドウ処理を起動する。この処理を起動
すると、図11に示すように、コンピュータ2のディス
プレイDPに、現在処理を実行しているアプリケーショ
ンにより表示とは無関係に、専用のウィンドウWDがポ
ップアップする。
【0033】コンピュータ2は、先に保存しておいた
(図5、ステップS150)返信データを読み出し(ス
テップS300)、送信中の印字データの何パーセント
が送信されたかという状況や、送信エラーの発生率など
を表示する処理を行なう(ステップS310)。続い
て、送信エラーの発生率が所定値αより大きいか否かの
判断を行ない(ステップS320)、エラー率が大きい
場合には、エラー率を示す棒グラフの下部の余白に移動
方向の指示表示を行なう(ステップS330)。この移
動方向の指示表示は、先に受け取った受信状態情報(図
8、ステップS270)に基づいて、コンピュータ2を
より電界強度が高くなる側に移動するよう使用者に通知
するためのものである。実施例では、図11に示すよう
に、グラフィックにより直感的に移動方向が分かるよう
表示した。
【0034】エラー率が非常に小さい場合には、データ
送信装置10を装備したコンピュータ2を移動する必要
はないので、この表示は行なわない。以上の処理の後、
「NEXT」に抜けて本ルーチンを終了する。
【0035】以上説明した本実施例の印字データ転送装
置によれば、ノート型のコンピュータ2の拡張スロット
に装着することができるコンパクトな構成により、わず
らわしいケーブルの着脱などを要することなく、しかも
アプリケーションプログラムを改変することなく、印字
データを無線によりプリンタ6に確実に送ることができ
る。しかも、印字データを送信しているコンピュータ2
側で、印字データの転送状況、例えば送信済みデータの
割合やエラー率等を把握することができ、エラーの発
生、パケットの頻繁な再送等の状況が生じたとき、これ
を速やかに把握することができる。
【0036】更に、実施例のデータ受信装置10は、2
本のアンテナ9a,9bを備え、受信状態のよい方のア
ンテナを利用するばかりでなく、電界強度を測定して、
より安定にデータ転送できる側にデータ送信装置1を移
動するよう、指示することができる。従って、使用者
は、データ転送の状況を容易に把握できるだけでなく、
積極的にデータ転送の状況を改善することができる。
【0037】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様
で実施し得ることは勿論である。例えば、複数のパケッ
トを連続して送信しエラーの生じたパケットのみ再送さ
せる構成、エラーの発生率が所定以上となったとき自動
的にポップアップウィンドウWDを開いて使用者に転送
状況を報知する構成等も可能である。また、パケットの
送信における誤りの発生頻度を検出し、誤りの発生頻度
が高い場合にはパケットに含まれるデータの長さを短く
して誤りの発生に伴うデータの再送による転送効率の低
下を防止する構成とすることもできる。更に、誤り検出
用コードに代えて誤り訂正符号を付加することも可能で
ある。この場合には、誤り訂正できる範囲については、
データの再送を求める必要がない。この他、送受信ユニ
ット14の送信周波数に1.2GHzや2.4GHzの
帯域を用いた構成等も考えることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の無線式
印字データ転送装置は、受信装置が複数のアンテナを備
え、これを切り換えて受信状態が良好な側を検出すると
共に、送信装置からのデータの受信に異常を生じたと
き、通信異常の発生を記憶しておき、受信状態と送信異
常の発生とを送信装置側に通知する。送信装置側では、
印字データの転送に伴い、現在実行中の処理とは別のウ
ィンドウをコンピュータの表示装置に表示し、ここに受
信装置側からの通知に基づいて、少なくとも通信異常の
発生状態と受信の状態とをウィンドウ内に表示する。
【0039】従って、本発明の無線式印字データ転送装
置によれば、使用者は、データ転送の状態を容易に把握
することができるばかりか、通信状態をよりよくするた
めの対処をとりやすいという優れた効果を奏する。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるデータ送信装置1とデ
ータ受信装置10との概略構成図である。
【図2】データ送信装置1の内部構成を示すブロック図
である。
【図3】データ受信装置10の内部構成を示すブロック
図である。
【図4】プリンタドライバの働きを示す説明図である。
【図5】データ送信処理ルーチンを示すフローチャート
てある。
【図6】2つの無線局間のデータ通信までの制御の全体
を示す説明図である。
【図7】パケットの構成例を示す説明図である。
【図8】受信処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図9】2つのアンテナに対して電界強度の測定の様子
を示す説明図である。
【図10】ポップアップウィンドウの処理を示すフロー
チャートである。。
【図11】ポップアップウィンドウの一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1…データ送信装置 2…コンピュータ 3…筐体 4…SIO 5…送受信ユニット 6…プリンタ 8…アンテナ 9a,9b…アンテナ 10…データ受信装置 11…MPU(マイクロプロセッサ) 12…SIO 14…送受信ユニット 16…データバス 17…アドレスバス 20…メモリコントローラ 22…IOデコード回路 25…送受信ユニットコントローラ 26…スイッチ 27…メモリ 29…ケーブル 30…コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータからプリンタにデータの転
    送を無線で行なう無線式印字データ転送装置であって、 コンピュータに接続され、該コンピュータから印字デー
    タを受け取って送信を行なう送信装置と、 プリンタに接続され、前記送信装置からの無線信号を受
    信する複数のアンテナを備え、前記送信装置からのデー
    タを受け取って該プリンタに出力する受信装置とからな
    り、 前記受信装置には、 前記送信装置からのデータの受信に異常を生じたとき、
    該通信異常の発生を記憶す異常発生記憶手段と、 前記複数のアンテナを切り換えて、受信状態の良好な側
    を検出する受信状態検出手段と、 前記通信異常の発生と前記受信の状態とを、前記送信装
    置側に通知する状態通知手段とを備え、 前記送信装置には、 コンピュータが出力する印字データを、無線により出力
    する出力手段と、 前記コンピュータにおける所定の操作により、実行中の
    処理とは別のウィンドウを前記コンピュータの表示装置
    に表示し、前記受信装置の状態通知手段からの通知に基
    づいて、少なくとも通信異常の発生状態と受信の状態と
    を、該ウィンドウ内に表示する送信状況表示手段とを備
    える無線式印字データ転送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線式印字データ転送装
    置であって、 送信装置は、 前記コンピュータの拡張スロットに直接装着され、該拡
    張スロットから外部に突出した筐体に送信用アンテナを
    備え、 前記送信状況表示手段を、コンピュータの内部メモリに
    常駐し、所定のキーコンビネーションにより起動される
    プログラムにより実現された無線式印字データ転送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記送信状況表示手段が、受信状態がよ
    り良好となる前記送信装置の移動方向を、前記コンピュ
    ータの表示装置に表示する手段を備えた請求項1記載無
    線式印字データ転送装置。
  4. 【請求項4】 前記送信装置もしくは受信装置に、印字
    データを蓄える印字データ蓄積手段を備えた請求項1な
    いし3記載の無線式印字データ転送装置。
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