JPH0750614Y2 - エアーベント - Google Patents

エアーベント

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JPH0750614Y2
JPH0750614Y2 JP10818890U JP10818890U JPH0750614Y2 JP H0750614 Y2 JPH0750614 Y2 JP H0750614Y2 JP 10818890 U JP10818890 U JP 10818890U JP 10818890 U JP10818890 U JP 10818890U JP H0750614 Y2 JPH0750614 Y2 JP H0750614Y2
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JP
Japan
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valve
valve chamber
inlet
float
lever
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JP10818890U
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湯本  秀昭
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Tlv Co Ltd
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Tlv Co Ltd
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は冷暖房機器等の冷温水配管の凸部に取付け、配
管内に混入する空気を自動的に系外へ排出するエアーベ
ントに関する。
〈従来の技術〉 従来のエアーベントとして例えば、実公昭54−4097号公
報に記載されているものがある。これは垂直取付け用で
あり、流体の入口は弁室の下方に形成されている。従っ
て入口から流入する空気はそのまま水中を上昇して弁室
上部に溜ることができ、空気と液体の置換は円滑に行な
われる。
しかしながら、室内用冷暖房機器等の機器に於ては、エ
アーベントの取付け空間に制限があり、前記のような垂
直配管用のものでは取付けられない場合もある。そこ
で、第3図に示すような入口が弁室の側方に形成される
水平取付け用のエアーベントが考えられる。これは側方
に入口2を有する弁室4上部側方に環状の突出弁座6を
配し、レバー8の一端に弁体10を構成し弁座6に対向し
て弾性付勢して配置し、弁室4内に配置したフロート12
にレバー8を貫通せしめたものである。フロート12の縦
断面の大きさはフロート12が入口から出ないように入口
2の断面よりも大きいことはもちろんである。
その作用は、弁室内の水位に応じてフロート12が浮上降
下することによりレバー8を操作して、レバーの他端に
形成された弁体で弁座6の弁口を開閉して弁室4の上部
に溜る空気を排出するものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記水平取付け用のエアーベントでは、閉弁状態から開
弁状態へ移る時の空気と水の置換が円滑に行なわれず、
空気の排出が遅れるという問題がある。開弁状態の時は
入口2内の水位と弁室4内の水位は同じであるが、配管
からの空気が入口2へ流入することによりそこでの水位
が低下し、そして更に空気は弁室4へ入ると同時に、弁
室内の水が入口2へ出ようとする。この時この水の流れ
によりフロート12が入口2側へ押されて入口2と弁室4
を遮ってしまい(第3図の状態)、従って流体の出入が
できず、置換がうまく行なわれない為に開弁が遅れその
結果空気の排出が遅れるのである。
これを解決する為にはフロート12を弁座側へ寄せて配置
固定して、フロートと入口の間に強制的に隙間を設ける
ようにすればよいが、これではレバー8に作用するモー
メントアームが短くなり、開弁時にフロートの自重を有
効に使えないのである。
従って本考案の技術的課題は水平取付け用のエアーベン
トに於て、レバーに作用するモーメントアームをできる
だけ長くすべくフロートを弁座から離して配置し、且つ
入口と弁室での空気と水の置換を円滑に行えるようにす
ることである。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために講じた本考案の技術的手段
は、側方に入口を有する本体内に弁室を形成し、弁室の
上部側方にレバーを介した弁体で開閉される排気口を設
け、弁室内に前記レバーを操作するフロートを配置し、
弁室内に入口回りの内壁とフロートの間に、両者が当接
しても流体が通過可能な間隙を設けたものである。
〈作用〉 フロート12が入口2側へ押されて入口2と弁室4を遮ろ
うとしても、弁室内の入口回りの内壁とフロートの間に
形成された間隙を流体が通過することができるので流体
の置換は円滑に行なわれる。また、フロートは開弁しよ
うとする時には水の流れにより常に弁座から最も離れた
位置にあり、開弁のための大きなトルクが発生すること
ができる。
〈実施例〉 上記技術的手段の具体例を示す実施例を説明する。(第
1,2図参照) 1は本体で、カバー3を袋ナット5で螺合することによ
り弁筐体を構成し、内部に弁室4を形成する。7はガス
ケットである。本体1の側方には弁室4より小径に突出
した入口2を形成し、且つ外周壁には配管用ねじ30を設
ける。9はOリングであり、配管との気密を保持する。
弁室4の上部を形成するカバー3の側壁には弁座保持部
材11を螺着し、隔壁13との間に空室14を形成する。空室
14と弁室4とは隔壁13に穿設した連通孔15を通して連通
している。
弁座保持部材11の空気14側には奥細りテーパ凹部16を形
成する。一方弁座保持部材11の外側にはより大径の円柱
状凹部17を形成し、弁座部材22を嵌合し、スナップリン
グ18で固定する。19はOリング、20は排気口である。
上記円柱状凹部17とテーパ状凹部16との隔壁21には小径
の通孔が穿設され、弁座部材22の先端の環状突出弁座6
部が貫通してレーパ状凹部16内へ突出している。8は上
記連通孔15を貫通して配されたレバーで、一端は鍔状部
23をなし、上記弁座6に当接する弁体10を保持してい
る。弁体10は気密性が良いようにゴムや合成ゴムで製作
する。
鍔状部23の外周は球面加工をし、テーパ状凹部16内壁と
滑かな接触を行なう。更に鍔状部23と隔壁13との間には
コイルスプリング24が圧縮した状態で配置されており、
弁体10を弁座6へ弾性付勢している。
レバー8の他端は弁室4内に収容されたフロート25の連
結孔26を貫通している。フロート25は上面と下面が平面
的にカットされた円柱状であり、その上部に連結孔26開
ける。そして入口2側の面に通気溝27と略下半分に通水
凹部28を形成する。フロートの重心は中心より下方にあ
り、常に第1図の状態を維持するようになっており、第
1図はフロートが最も上に上昇した状態を示す。
次に作用を説明する。弁室4内に空気が少なく所定の水
位までの水がある場合は第1図のようにフロート25は浮
上し、レバー8はフロート25の作用から自由で、弁体10
がコイルスプリング24の弾性付勢力及び流体圧力により
弁座6に押圧されて閉弁を維持する。
次に空気が入口2から弁室4入ると、同時に弁室内の水
が入口2へ出ようとする。この時水の流れでフロート25
が入口2側へ押されて入口2側の弁室内壁に当接する。
しかしこの時空気は通気溝27を通って弁室4へ、水は通
水凹部28を通って入口2へ夫々流出入するために置換は
円滑に行なわれる。そして弁室4内の水位が下がりフロ
ート25に働く浮力が減じると自重によって降下し、レバ
ー8に下向きの力が加えられる。レバー8が変位すると
弁体10が排出口20を開弁し、弁室4内の空気が排出され
る。
〈効果〉 上記のように本考案によれば置換が円滑に行なわれるよ
うになり、そのためにより小型の水平取付け用のエアー
ベントが製作可能になる。また、フロートは弁座から最
も遠く離れた状態で開弁しようとするので、そのレバー
比が大きくとれるために小さなフロートで大きな弁口を
開弁することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のエアーベントの断面図、第2
図は第1図のフロートの斜視図、第3図は課題を有する
エアーベントの断面図である。 1:本体、2:入口、3:カバー 4:弁室、5:袋ナット、6:弁座 8:レバー、10:弁体、12,25:フロート 27:通気溝、28:通水凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側方に入口を有する本体内に弁室を形成
    し、弁室の上部側方にレバーを介した弁体で開閉される
    排気口を設け、弁室内に前記レバーを操作するフロート
    を配置し、弁室内の入口回りの内壁とフロートの間に、
    両者が当接しても流体が通過可能な間隙を設けたことを
    特徴とするエアーベント。
JP10818890U 1990-10-15 1990-10-15 エアーベント Expired - Fee Related JPH0750614Y2 (ja)

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JP10818890U JPH0750614Y2 (ja) 1990-10-15 1990-10-15 エアーベント

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JPH0463876U JPH0463876U (ja) 1992-05-29
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