JP3324985B2 - 管路の空気抜き装置 - Google Patents

管路の空気抜き装置

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JP3324985B2 JP13126898A JP13126898A JP3324985B2 JP 3324985 B2 JP3324985 B2 JP 3324985B2 JP 13126898 A JP13126898 A JP 13126898A JP 13126898 A JP13126898 A JP 13126898A JP 3324985 B2 JP3324985 B2 JP 3324985B2
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和之 丸山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却水供給管、及び原料
(液体)供給管等の各種プラントの管路、その他水道本
管に設置される空気抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体の流通路である管路内に存在する空
気は、液体の流れを阻害する大きな要因となるので、管
路中高所に配管された部分には、一般的にフロート弁機
構を利用した空気抜き装置が配置されているが、斯かる
フロート弁機構を利用して、管内の空気を外気に放出す
る場合には、液体中に含まれるゴミ等の浮遊物も空気と
一緒に、フロート弁機構の弁筺内に流入してしまうもの
で、該弁筺の清掃が必要となる。しかも、この清掃は、
管内との連通を遮断した状態で行われなければならな
い。
【0003】そこで先に管路途中の高所部分に形成され
た広口の取出口に固定される外筺と、該外筺内に回動可
能に密嵌されて内部にフロートを配置する内筺と、弁口
を有する内筺の蓋体とを備え、上記外筺と内筺の夫々に
対応する複数の透孔を穿設し、内筺の回動により自身の
透孔と外筺の透孔との位置関係を変化させて、管内との
連通及び遮断状態を得るように構成した空気抜き装置を
提案した(実公平4−5819号)。
【0004】前記装置は、管路内の空気が、内外筺の透
孔を通って内筺内に入り、フロートの上下動で弁口より
外部に放出され、また内筺を回動すると内筺内を管路と
の連通状態が遮断され、内筺の蓋体を外すことによっ
て、内筺内部の清掃が可能となるようにしたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した空気抜き装置
にあっては、清掃のための装置の開閉機構が、当接面が
円形筒状の内外筺の位置変化(内筺の回動)によるもの
であるので、水漏れ等を防止するためには、内外筺の当
接面を品質の高い平滑面に形成して密着させる必要があ
り、製造上解決しなければならない問題点となってい
る。
【0006】また前記問題点解決のためな汎用技術であ
るOリングで透孔の周囲を囲繞する手段も考えられる
が、パッキンのようにOリングに添っての当接物の移動
ではなく、Oリングの面方向への移動に対するパッキン
作用が求められるので、内筺の回動操作ですぐにOリン
グがずれてしまい、何ら解決とはならない。そこで本発
明は、前記問題点を解決する新規な空気抜き装置を提案
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る管路の空気
抜き装置は、管路途中の高所部分に形成された広口の取
出口に固定される外筺部と、該外筺部内に回動可能に密
嵌されて内部にフロートを配置する内筺部と、弁口を有
する内筺部の蓋体部とを備え、上記外筺と内筺の夫々に
対応する複数の透孔を穿設し、内筺部の回動により自身
の透孔と外筺部の透孔との位置関係を変化させて、管内
との連通及び遮断状態を得るように構成した管路の空気
抜き装置に於いて、内筺部の透孔が形成されている箇所
が含まれる内筺部を一周する周面をゴム質体でコーティ
ングすると共に、透孔周囲をゴム質突条で囲繞してなる
ことを特徴とするものである。
【0008】従って内外筺部の当接面にゴムコーティン
グ層が介在し、且つ当該被覆層に、透孔を囲繞する突条
が設けられているので、パッキン作用が実現すると共
に、被覆層が内筺全周に渡っているので被覆層自体の移
動が生じ難く、内筺部の回動操作による内外筺部の開閉
時も、常に確実なパッキン作用が発揮されるものであ
る。
【0009】
【実施の形態】次に本発明の実施の形態について説明す
る。本発明の実施形態に示した空気抜き装置は、基本的
に従前の装置と同一で、管の上面部に形成した広口の取
出口に固定される外筺部1と、外筺部1内に密嵌配置さ
れる内筺部2と、内筺部2内に配置され、中央に空気孔
31を設けた円盤状の上側フロート3と、球状の下側フ
ロート4と、中央に弁口を有する内筺部の蓋体部5で構
成されている。
【0010】外筺部1は、無底筒状の胴部11と、該胴
部11の上端縁に形成される円盤状のフランジ部12と
からなり、前記胴部11に複数の透孔13を一定間隔を
置いて穿設した外筺体と、外筺体の胴部11と同径の、
摺動抵抗を少なくなるように形成した金属リング体14
とからなる。
【0011】内筺部2は、胴部21の上縁に、ボルト用
螺孔22を設けた円環状のフランジ部23を形成してな
る上側胴体2aと、該上側胴体2aの下縁部に螺着され
る有底の下側胴体2bから構成され、上側胴体2aの胴
部21には、前記外筺部1の各透孔13と対応する透孔
24を夫々穿設し、透孔24の形成箇所全周にゴムコー
ティングを施した被覆層25を形成してなる。
【0012】前記の被覆層25の形成は、透孔24を形
成した胴部21の全周に浅い凹部26を形成し、該凹部
26の底面(胴部21の外周を構成する)となる箇所を
ブラスト処理により梨地状の粗面とし、該凹部26内に
ゴム質体25bを巻き付け、加熱加硫すると同時に、透
孔24を囲繞する突条27を有する被覆層25を形成
し、適宜透孔24箇所の被覆層25を切除してなるもの
である。尚被覆層2は、所定の強度を得る程度あれば
充分薄く形成することができ、図4の例示は、被覆層2
の厚さをデフォルメした図である。
【0013】また内筺部2の下側胴体2bは、容器状に
して、前記上方胴体2aの胴部21の外周に螺合装着可
能にし、下部適所には内部にボールを収納し且つ内側と
外側に連通する通路を有する水の排出入部屋を付設し
逆止弁機構28を設けてなる。
【0014】蓋体部5は、本体51の中央に弁口52を
設け、外周部に前記内筺部2のフランジ部23の螺孔2
2に対応するボルト孔53を設け、弁口52に近い位置
に,本体51下面に迄突出可能な長さの押しボルト54
を螺装する構成としたものである。
【0015】そして、前記構成装置を組み立てる場合に
は、まず内筺部2の上側胴体2aの胴部21を外筺体の
胴部11内に密嵌した後、外筺体の下端から露呈する上
側胴体2aの胴部21の下縁部分に、リング体14を装
着して下側胴体2bの上端部分を螺着して、内筺部2を
一体化すると、該内筺部2自身の下側胴体2b抜け止
め防止構造となり、外筺体内に回動可能に密嵌される。
従って下側胴体2bの上端面と外筺体の胴部11下端面
間には、リング体14が介在し、円滑な回動を保証す
る。
【0016】ついで、該内筺部2内に上記フロート3,
4を配置して、内筺部2のフランジ部23上に蓋体部5
の本体51を載置し、ボルト孔53と螺孔22を一致さ
せて、止着ボルト55で固定すると装置全体が組み立て
られる。
【0017】而して、前記装置を管路Aに設置して使用
に供するには、管路Aに予めフランジBを備えた広口の
取出口Cを設けておき、外筺部1の胴部11等の部分を
取出口C内に位置せしめると共に、フランジBに外筺部
1のフランジ部12を重ね、ボルトD、ナットFで固定
して設置されるものである。。
【0018】そして、蓋体部5の止着ボルト55をボル
ト頭部を長くした両端ボルト55aを使用しておくと、
両端ボルト55aを利用して蓋体部5及び内筺部2を回
動して、該内筺部2の透孔24と外筺部1の透孔13を
夫々合致させておけば、該両者の合致により管路Aと内
筺部2内が連通状態におかれ、内筺部2内に管路A内の
液体が進入し、上側フロート3が蓋体部5のの弁口52
を閉塞し、該上側フロート3に形成されている通路(空
気孔)31を球状の下側フロート4で閉塞する状態とな
っている。
【0019】斯かる状態において、管路A内の空気が上
昇して透孔13,24から内筺部2内に流入すると、流
入空気量に応じてフロート3,4が下がり、空気孔31
若しくは蓋体部5の弁口52が開放し、空気が弁口52
から外気に放出されることとなる。又空気の放出後は、
浮力により各フロートが弁口の閉塞位置まで上昇するこ
とは言うまでもない。尚、空気の流入によりフロートが
下方に移動する際には、内筺部2内の液体が逆止弁機構
28を通って速やかに管路A側に流出する。
【0020】次に、内筺部2の透孔24と外筺部1の透
孔13が離れて、外筺部1の透孔13が上側胴体2aの
壁面で閉塞する位置まで、内筺部2及び蓋体部5を回動
すると、直ちに管路Aと内筺部2内との連通状態が遮断
できるので、後は蓋体部5を内筺部2から取り外すこと
により、内筺部2内の清掃が可能となるものである。ま
た管路Aと内筺部2内との連通状態を遮断したとして
も、内筺部2内の液圧は管路内の液圧を保つので、押し
ボルト54を捻じ込み、上側フロート3を押し下げ、弁
口51と連通状態とすると、内筺部2内の液圧が解除さ
れ、蓋体部5の取り外しが容易となる。
【0021】特に本発明は、内筺部2の透孔24の形成
箇所に被覆層25を設け、内外筺部1、2の間に被覆層
25及び突条27を介在せしめ、特に被覆層25はブラ
スト処理よる梨地形状として被覆層25が上側胴体2a
と一体に形成されていることになり、多少の外力を受て
もずれが生じなく、且つ突条27によって透孔24の外
筺体の胴部11の内周面による閉塞が確実に行うことが
でき、更に外筺体胴部11との接点も前記突条27のみ
であるから、内筺部2の回動操作トルクが小さくてすむ
等の利点を有するものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、内外筺部に設け
た透孔の合致、不一致で管路内と連通遮断を行う空気抜
き装置において、特に内筺部の透孔形成箇所全外周面を
ゴム質体でコーティングすると共に、透孔周囲をゴム質
突条で囲繞してなるもので、連通遮断箇所の確実なパッ
キン作用の発揮、並びにその製造の簡便化の課題を解決
したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の使用状態の断面図。
【図2】同内筺部及び蓋体部の各部材の斜視図。
【図3】同外筐部の斜視図。
【図4】同被覆部の形成手順の説明図。
【符号の説明】
1 外筺部 11 胴部 12 フランジ部 13 透孔 14 金属リング体 2 内筺部 2a 上側胴体 21 胴部 22 ボルト用螺孔 23 フランジ部 24 透孔 25 被覆層 26 凹部 27 突条 2b 下側胴体 28 逆止弁機構 3 上側フロート 4 下側フロート 5 蓋体部 51 本体 52 弁口 53 ボルト孔 54 押しボルト 55 止着ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 24/04 F16L 55/07

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路途中の高所部分に形成された広口の
    取出口に固定される外筺部と、該外筺部内に回動可能に
    密嵌されて内部にフロートを配置する内筺部と、弁口を
    有する内筺部の蓋体部とを備え、上記外筺部と内筺部の
    夫々に対応する複数の透孔を穿設し、内筺部の回動によ
    り自身の透孔と外筺部の透孔との位置関係を変化させ
    て、管内との連通及び遮断状態を得るように構成した管
    路の空気抜き装置に於いて、内筺部の透孔が形成されて
    いる箇所が含まれる内筺部を一周する周面をゴム質体で
    コーティングすると共に、透孔周囲をゴム質突条で囲繞
    してなることを特徴とする管路の空気抜き装置。
  2. 【請求項2】 ゴム質体コーティング箇所となる内筺部
    の透孔が形成されている箇所が含まれる内筺部の一周す
    る周面を、浅い凹部に形成し、前記凹部底面をブラスト
    処理して梨地面とし、透孔を別部材で閉塞状態として、
    前記凹部内にゴム材を配置し、表面に突条が成形される
    ようにしてゴム材を加熱加硫し、透孔部分を切除して内
    筺部のゴムコーティングを行ってなる請求項1記載の空
    気抜き装置。
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US20090139581A1 (en) * 2005-04-11 2009-06-04 Geoffrey Francis Herlihy Vent valve
AU2006235205B2 (en) * 2005-04-11 2012-05-17 P.I.H.A. Pty Ltd Vent valve

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