JPH07505859A - Cnsミエリンに対する白血球接着阻害組成物及び方法 - Google Patents

Cnsミエリンに対する白血球接着阻害組成物及び方法

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JPH07505859A JP5501815A JP50181593A JPH07505859A JP H07505859 A JPH07505859 A JP H07505859A JP 5501815 A JP5501815 A JP 5501815A JP 50181593 A JP50181593 A JP 50181593A JP H07505859 A JPH07505859 A JP H07505859A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 CNS ミニリンに対する白血球接着阻害組成物及び方法本発明は、国立衛生研 究所により授与されたグランド番号GM23547及びARO684により支援 されて行われた。合衆国政府が本発明における所定の権利を有する。
発明の背景 本発明は、脱臼疾患の処置のための医薬組成物及び方法に関する。特に、本発明 は、リンパ球ホーミングリセブタ−(LHR)により仲介される白血球接着を阻 害する薬剤を用いた治療に関する。
最近の研究は、内皮細胞及び種々の循環細胞における特別な細胞表面リセブタ− (本文中、セレクチン又はLEC−CAMsと称する)が、多くの細胞間相互作 用に関連していることを証明した。LHR(又はgp 90ME’、 gpl  00”’、gl) I I O”’ 、 Me I−] 4抗原、Leu8抗原 、TQI抗原、DREG抗原、LAM−1、セレクチン1、LECAM−1及び LEC−CAM−1としても知られている)は、白血球の表面におけるセレクチ ンリセブターであり、血管の内皮内層と白血球の接着相互作用に関連することか 知られている。この接着相互作用は、白血球が血液から免疫反応及び炎症反応か 起こる組織部位へ移動するだめの前提条件である。また、LHRは血液から二次 リンパ組織へのリンパ球ホーミングにおいても重要である。
全てのセレクチンは、所定の構造的特徴を共有し、特異的な糖質含存リガントを LPmするレクチン様領域を含んでいる。セレクチンリセプターについては、ス プリシガ−(Springer’)、オ■■岱346:425 (1989)を 参照のこと。これを援用して本文の記載の一部とする。他のでレクチンリセプタ ーは、内皮細胞及び血小板において発見されている。内皮性白血球接着分子−1 (ELAM−1)は、内皮細胞上に存在し、内皮による種々の循環細胞の認識に 関連している。顆粒膜タンパク質−140(GMP−140)は、血小板−白血 球及び内皮−白血球の各相互作用を仲介する血小板及び内皮細胞の表面に存在し ている。
近年、セしクチン仲介細胞接着の高特異的競合阻害剤を開発することに関心が持 たれている。このような阻害剤は、種々のセレクチン仲介疾患反応を処置するた めの治療生活規制において有用である。特に、炎症及びリンパ球ホーミング以外 の反応でセレクチンか果たすてあろう役割については、殆と知られていない。
セレクチンリセブターに関連する他の相互作用を同定することは、他の疾患プロ セスのための治療に新しい道を切り開くであろう。
発明の概要 本発明は、脱臼疾患の処置及び診断において有用な医薬組成物及び方法に関する 。請求の範囲に記載された医薬組成物は、医薬的に許容可能なキャリアとミニリ ンに対する白血球のLHR仲介結合を阻害する阻止剤とを含む。請求の範囲に記 載された方法は、それらの組成物を多発性硬化症のような脱臼疾患の処置及び診 断に用いる。
本発明の阻止剤は、LHR又はミニリン上の認識決定基に選択的に結合すること によってv1能する。LHRに選択的に結合する該阻止剤は、典型的には、糖質 又はLHRに選択的に結合する糖質部分を含む化合物である。本発明の糖質は、 マンノース−6−リン酸、フラクト−ス−1−リン酸又はフコイジン若しくはハ ンセニュウラ・ホスティイ(歴旺卯吐111JIF山りのホスホマンナンモノエ ステルコア(PPME)のフラグメントを含む。LHR結合部分を含む化合物は 、サルファチトのような糖脂質及び内皮細胞表面積タンパク質のような糖タンパ ク質を含む。該糖タンパク質は、好ましくは3 g p S O又はSg p  I Oの細胞外領域である。
阻止剤は、またTQI及びLAMl、4のような、LHRと反応する免疫グロブ リンてあり得る。
ミニリン上の認識決定基に選択的に結合する阻止剤は、典型的には、単離LHR であり、可溶型又は脂質膜中に埋まり得るものてあり得る。LHRの可溶型は、 好ましくはLHR成分及び免疫グロブリン成分を含む。
好適実施例の説明 上述したように、LHRは多くの生理反応に関連していることが知られている。
例えは、血液からリンパ節及び腸間バイエル板のような二次リンパ器官への1ル パ球の輸送は、高内皮細静脈(HEV)の特殊な内皮細胞とリンパ球上のLHR sとの間の接着相互作用によって開始されることが知られている。バーブ(Be rg)ら、1mmIInoIRev、 、 108:5−18 (1989’)  ;デュイヴエスティン(Duijvestijn)とハマン(Hamann) 、釦胆匝−囮捜10:23−28(1989) ;ウッドラフら、加Lb」um unm、 、 5201−222 (+987) ;イエトナツク(Yedno ck)とローセン(Rosen)、1m山rmum、 、 54313−378  (+989) ニストールマン(Stoolman)、Ce1l 56:90 7−910 (+989) ;ガラチン(Gal Iat in)ら、Ce1l  44:673−680 (1986) : o−セン、Curr、 Oin、  Cel 1. B遠■A、l:9 13−919 (+989)を参照のこと。これらを全て援用して本文の記載の 一部とする。
更に、好中球、単球及び好酸球上のLHRは、炎症部位における血管の内皮とこ れらの細胞との初期の相互作用を仲介している(ガラチンら、Naユ■旦、 3 03:30(1983)及びレウィンソーン(Lewinsohn)ら、J、  Immunol、 、 138:4313(1987)。これらを援用して本文 の記載の一部とする)。
ヒト及びマウスのリンパ節におけるLHRのレクチンドメインは、最初に、マン ノース−6−リン酸(M6P)のような特定のリン酸化した単糖類及び特定の多 糖類か有する、りンバ球をHEVに付着させない能力に基づいて推論された(ス トールマンとローセン1.1.Ce1l Biol、、96:722−729  (1983) ニストールマンら、上Ce1l B101..99:1535− 1540 (1984) ; イエトナツクら、ヨ動1LId、104ニア13 −723 (1987) ; ストールマンら、」y匠70:1842−185 0 (1987) ; ストールマンとニブリング(Ebling’)1.1. Cl1n、 Invest、 、 84:ll96−1205 (1989)、 これらを全て援用して本文の記載の一部とする)。活性多糖類の中でも、PPM E (リン酸富裕マンナンコア)及Oフコイノン(硫酸化したフコース富裕高分 子化合物)が特に注目される。この糖質結合活性は、HEVに対するリンパ球の 付着にも必要なカルシウムの存在に依存している。
LHRのレクチン特性により、リンパ節HEV上のリガンドは、糖質を基とする 認識決定基を有することか仮定される。初期の研究は、末梢リンパ節HEV上の 接着部位か、糖質の必要条件を示す過ヨウ素酸塩感受性であることを示した(ロ ーセンら、5cience 228:1005−1007 (1985)、この 文献を援用して本文の記載の一部とする)。その後、in vilro又は■コ 易立において、HEVのシアリダーゼ処理は、リンパ球か末梢リンパ節REVに 付着することを選択的に低減するが、バイエル板REVへの結合には何ら効果か ないことが実証された(ローセンら、J、 Immunol、、 142:18 95−1902 (1989)、これを援用して本文の記載の一部とする)。
更に、末梢リンパ節組織切片を、シアル酸特異的レクチンであるリマックス・フ ラハス(Limax flavus)凝集素に曝すことは、REVに対するリン パ球の付着を妨害する(トウルー(True)ら、J、 Cel 1. Bio l、 、 Il! +2757−2764 (1990) 、これを援用して本 文の記載の一部とする)。
セレクチンリセブターの構造及び機能は、上記リセブターの各々をコードする全 長cDNAのクローニング及び発現によって明らかにされた(例えば、ベヴイラ ックy (Bev i 1acqua)ら、5cience、 243+116 0(+989)、(ELAM−1);チン(Geng)ら、地旦脛、 343ニ ア57−760 (+990)、(GMP−140);及びラスキー化asky ’)ら、j旦56:1045−1055 (1989) (LHR)を参照のこ と。これらを援用して本文の記載の一部とする)。セレクチンの細胞外部分は、 既述のタンパク質に対する相同性に基づいて3つのセグメントに分けられ得る。
N末端領域(約120アミノ酸)は、低親和性1gEリセブターCD23を倉む 、トリツカマー(Dr ickamer)、J、Biol、Chem、、263 :9557−9560(1988) (援用して本文の記載の一部とする)によ り記述されたC型哺乳類しクチンタンパク質ファミリーに関連している。
その後には上皮細胞成長因子(EGF)モチーフを含むタンパク質に関連した配 列を有するポリペプチドセグメントが続いている。最後に、EGFドメインの後 には、補体調節タンパク質のファミリーに見出されるものに関連した各々約60 アミノ酸の1以上のタンデム繰り返しモチーフがある。
本発明は、中枢神経系(CNS)のミニリン鞘領域と白血球との結合にLHRか 仲介の役割を果たしているという発見に基づいている。ミニリン鞘は、主として 脂質及びタンパク質を含む層であり、該層は中枢及び末梢神経系におけるニュー ロンの軸索を囲む。この鞘はニューロン膜を横切るイオンの輸送を妨害すること によって、電気絶縁体として働(。CNSては、ミニリン鞘は、軸索を包む稀突 起神経膠細胞の形質膜によって形成されている。
多くの神経障害は、CNSにおける軸索の脱臼によるものである。脱臼疾患は、 典型的には、ミニリン鞘がバッチ的に破壊してプラークと呼ばれる軸索の消失領 域を形成することに関連している。典型的には、該疾患は、その上、炎症反応を (↑6う。脱臼疾専、は、多発性硬化症(MS)、急性播種性脳を髄炎、急性壊 死出血性を髄炎及びH1■f;I随ミニロバシーを包む。MSは最も一般的な脱 臼疾患であり、一般に自己免疫に関連すると考えられ、おそらくはウィルス感染 により誘発される。MS及び他の脱臼疾患についての概観のために、アンチル( Antel)ら、Harrison’s Pr1nci Ies of Int ernalλIedicine、第12版、ウィルソン(Wi 1son)ら編 、(マグロ−ヒル、ニューヨーク州)を参照のこと。これを援用して本文の記載 の一部とする。
ここで、L HRかMSのような脱臼疾患の病因に働いているという証拠か示さ れる。L)IRはCNSニューロンのミニリン鞘の選択的破壊に関連する標的分 子である。抗原特異性にも拘らずLHRが殆とのリンパ球に発現されているので 、非免疫原的反応が、これらの疾患の病因及びを髄に対する外傷のような他の障 害に関連しているに違いない。従って、LHRはミニリン化鞘に対する例えば単 球、好中球、好塩基球及び好酸球のような他の白血球の会合(associat  1on)を仲介する。これらの細胞は、例えはを髄に対する外傷を通して、脳 若しくはCNSの他の部分(通常、白血球かない特別の部位)への浸入してゆく 。次いて、選択的損傷は、細胞仲介細胞障害のような多くの機構によって又はサ イトカイン、プロテアーゼ若しくはフリーラジカルの局部放出によって生じる。
この新しいLHRの役割の発見により、LHR仲介接着を阻止(ブロック)する ことか知られている薬剤か、脱臼疾患の処置に用いられ得る。本発明の阻止剤は 、LHRに選択的に結合する(即ち、ミニリンにおける認識決定基と入れ替わる )ことによって又はミニリンにおける認識決定基に選択的に結合する(即ち、白 血球におけるL HRと入れ替わる)二とによって機能する。LHR仲介結合を 阻止する二とか可能な化合物を同定するアッセイは、不発明において有用な広範 囲の化合物を同定することに用いることができる。同時係属出願U、S、S、N 、 07/ 695.805号は、そのような化合物を同定することに有用な多 くのアッセイを開示している。これを援用して本文の記載の一部とする。
本発明の阻止剤は、LHR又はミニリンにおける認識決定基に選択的に結合する 。ここで用いられる選択的結合は、ある分子(典型的にはりセブターという)に よって他の分子(輿望的にはりガントという)が、該層の分子上の認識決定基の 空間的又は極性的な機構に基ついて特異的に認識されることを言う。選択的結合 は、分子間の結合親和力か十分に高い場合に起こると言われている。結合親和力 は、典型的には、会合及び解離した配座の平衡濃度における親和定数(K、)に よって表され、即ち、K、= (R−L)/ (R)(L) 、ここで(R)、 (L)及び(R−L)は、各々、リセブタ−(R)、リガンド(L)及びリセブ ターーリガント複合体(R−L)の平衡時の濃度である。生理条件下では、本発 明の阻止剤の親和定数は、典型的には約10’〜約10’ i! /molであ り、好ましくは約10’fzmo1以上である。しかし、当業者ならば、2分子 間の結合親和力が、温度、pH1イオン強度等のような多くのファクターによっ て影響され得ることは、認識されよう。
選択的にLHRに結合する多(の化合物は、本発明において阻止剤として有効で ある。従って、これらの化合物は、ミニリン認識決定基に対するアンタゴニスト (拮抗物質)として動く。ここで用いられている様に、この認識決定基はLHR に選択的に結合するミニリンにおける最低限の構造である。アンタゴニストは、 リガントの生理学的効果を逆転させる又は該リセプターに対する該リガンドの結 合を排除する化合物である。アンタゴニストは、リセブター結合部位に向かって 、該リガントと直接的に又は間接的に競合し、従って、リセブターに結合するり ガント分子の割合を減少させる。典型的には、アンタゴニストは、天然リガンド のトポグラフィカルな等刷物であり、セレンチン上の結合部位に向かって、該リ ガンドと直接的に競合する。このような化合物は、本文中「模擬物(mimet ic)Jと称する。リガント模擬物は、セレクチンリセブターによって認識され る天然リガ〉1・に対する置換物として、立体構造的に及び機能的に働く分子で ある。或いは、該リガント及び前記阻止剤か同時に該リセブターに結合できる場 合、該化合物は、非競合的に作用し得る。非競合的阻害剤は、リセブターに結合 したりガント分子の特性を縮小化させることによるよりも、むしろリセブターー リガンド相互作用のその後の生理学的効果を減少又は阻害することによって作用 する。
選択的にLHRに結合する本発明の阻止剤は、典型的には、糖質(例えばオリゴ 糖)又はL HRにより特異的に認識される構造を含む糖結合物のような、合成 若しくは天然産生生体分子である。ここで規定される生体分子は、生物学的に重 要な分子、例えばアミノ酸(及びそれらの模擬物)、オリゴペプチド、タンパク 質(例えば糖タンパク質及びタンパク質ホルモン)、脂肪酸、脂質(例えば糖脂 質、リン脂質、スフィンゴ脂質及びガングリオシド、例えばGM、、GM、等) 、ステロイ1〜ホルモン、オリゴ糖、多糖類並びに核酸(例えばデオキシリボ核 酸及びリボ核酸)を含むか、それらに限定されない。阻止剤は、好ましくは約1 0kDよりも小さい分子量を有する比較的小さい分子であり、好ましくは約5k Dよりも小さい分子量の分子である。
LHRに選択的に結合する多(の糖質含有化合物は、本発明において、阻止剤ど して簡便に用いられる。例えば、リン酸化した単糖類、例えばマンノース−6− リン酸及びフラクトース−1−リン酸は、in vitro細胞アッセイにおい てHEVに対するリンパ球の付着を阻害する。多糖類及び糖脂質はまた、これら の細胞のin vitro結合を阻害することが示されている(ストールマンら 、Blood 70:1842−1850(1987);イエトナツクら1.1 .Ce11.Biol、、104ニア13−723(+987) :及びイ本発 明の糖質含有化合物は、典型的にはリン酸化、硫酸化、シリル化及び/又はフコ シル化される。標準的な技術(例えば酵素的又は化学的合成)を用いて、LHR に選択的に結合可能なオリゴ糖か調製され得ることを、当業者は、容易に認識す るだろう。次いて、これらの化合物は標準的な方法(例えば後述する実施例部に 記載した技術)を用いて糖質のミニリン化鞘に対する結合阻害能を決定するよう にスクリーニングさね得る。
本発明のリン酸化した多糖類は、ハンセニューラ・ホスティイのホスホマンナン モノエステルコア(PPME)を含む。硫酸化した多糖類は、フコイジン、タマ ゴ・セリ−・フカン及び硫酸デキストランを含む。本発明の硫酸化した糖脂質は 、サルファチトを含む。シリル化した糖脂質(例えばガングリオシド)は、Gh L、GM+、GD、、等を含む。典型的にはLHR結合能を保持しているフラグ メン1−か、本発明において用いられる。これらの化合物の適切なフラグメント を調製する及びアッセイする方法を当業者は容易に認識するであろう。該フラグ メントは典型的には約10kD未満、好ましくは5kD未溝の分子量を有する。
LHRにより特異的に認識されるオリゴ糖生体リガンドを含むリンパ節内皮細胞 表面シリル化、硫酸化した糖タンパク質は、また、本発明において用いることが できる。同時係属出願U、 S、 S、N、 07/695.805号で証明さ れているように、2つのこのような糖タンパク質である3 g p h 6及び Sgp”0が同定された(また、イマイら、J、Ce1l Biol、、113 :1213−1221(1991)を参照のこと。これを援用して本文の記載の 一部とする)。リガンド所有糖タンパク質を同定することにより、当業者は、L HR結合活性をあまり変更しない糖タンパク質の多くの改変が可能であることを 認識するであろう。このような改変には、該タンパク質の酵素的又は化学的に処 理してLHRにより認識される糖質リガンドを含むフラグメントを生成すること か含まれる。例えば、該タンパク質のフラグメントは、トリプシン、ブロナーセ 、パパイン、ペプシン等のような適当なプロテアーゼを用いた処理によって得ら れ得る。
本発明のフラグメントは、典型的には、糖タンパク質細胞外領域(即ち、LHR により認識される糖質リガンドを含む部分及び、膜通過及び細胞内領域以外の部 分)の少なくとも一部を含む。細胞外領域が実質的に疎水性膜通過領域を欠くの で、典型的には水溶性である。しかし、細胞外領域は、また、溶解度が実質的に 影響されない限り、膜通過領域(約IOアミノ酸未満)の配列を含み得る。
ユニで用いられる様に、前記細胞外領域を含む化合物は、少なくとも該細胞外領 域の一部が第2の部分に結合されている全ての化合物を含む。この用語は、また 、単離細胞外領域及び単離全長機タンパク質又はこれらのフラグメントをも包含 する。該細胞外領域を含む単離化合物は、天然状態以外即ち内皮細胞と会合して いないような化合物(例えば全長機タンパク質)を含む。例えば、該化合物は、 組み換え的に合成され、適当な細胞から可溶化され、又は例えばリポソームのよ うな合成脂質膜と会合され得る。リポソームの調製方法は、当業においてよく知 られており、例えばスジツカ(Szoka)ら、M皿医立町皿瓜鉦亘匹皿、’、  9:467(1980)、米国特許第4.235.871号、同第4.501 .728号及び同第4.837.028号を参照のこと。
これらを援用して本文の記載の一部とする。
本発明の硫酸化した糖タンパク質による分析によって、LHRにより認識される 該オリゴ糖類部分か〇一連結であるということがわかった。従って、それらは標 準的な手法(例えはフラグ、止江しシ坏戸o l工、 179:17−29 ( 1989)、これを援用して本文の記載の一部とする)に従って、ヘータ位除去 及びボロハイドライド還元により、タンパク質骨格から開裂され得る。一度開裂 すると、オリゴ糖は他の多くの他の化合物と結合し得る。例えば、それらは標準 手法を用いて生体分子と結合しjqる。ネオ糖タンパク質、ネオ糖脂質又はグリ コシドのクラスターが、この分野でよく知られた方法を用いて、糖タンパク質の 糖鎖を基にして調製され得る(例えばストウェル(Stowell)ら、Adv 、 Carb、 Chem、 and Biochem、 、 37:225− 281(P98 0)、チャイルズ(Childs)ら、Biochem、 J、 、 262: 131−138 (+989)及びり−(Lee)ら、Glycoconjug aje J、、4:317−328(1987)を参照のこと。これらを援用し て本文の記載の一部とする)。
硫酸化した糖タンパク質は多くの手法を用いて単離され得る。例えば、可溶性L HRは、内皮細胞から単離されるタンパク質の調製において、糖タンパク質を同 定するために用いられ得る。該糖タンパク質は、単離された形で用いることがで き又は二の分野でよく知られた手法に従って改変することができる。例えば細胞 外領域は種々の化合物(例えば、免疫グロブリンの定常域)と結合して多くの所 望の特性例えば改良された可溶性、血清半減期等を与え得る。免疫グロブリン定 常域を含む細胞表面タンパク質の新規な誘導体の製造方法についての説明は、欧 州特許出願下88309194.4号を参照のこと。これを援用して本文の記載 の一部とする。
L HRに選択的に結合する阻止剤は、一般に入手可能な開始物質より容易に調 製さオ](’fる。生体分子は、標準的な手法に従って、動物、植物、真菌類又 は原核細胞のような全ての天然源から単離することかできる。例えば、PPME は、スロソギ(Slodki)ら、Biochim、Bio hvs、Ac4a 、、304:449−456 (+973)の方法によって、相酵母マンナンか ら精製される。この文献を援用して本文の記載の一部とする。
簡単にいえば、このホスホマンナンは酸加水分解される。中和後、該ホスホマン ナンコアは沈殿され、水中において再水和される。夾雑タンパク質は、水 クロ ロホルム ブタノール抽出によって除去される。或いは、多くの多糖類(例えば フコイジン)及び糖脂質は、例えばシグマ・ケミカル社(セントルイス、ミズー リ州)及びアルドリノヒ・ケミカル社(ミルウォーキー、ライスコンシン州)の ような化学品供給会社から購入することかできる。
多くの阻止剤は、標準手法を用いて合成的に製造される。例えば、糖質の合成に ついては、援用して本文の記載の一部としているカーデム(Khadem)、遵 圧堕捜生rate Chem+5trv (アカデミツクブレス社、サン・ディ エゴ、カリフォルニア州、+988)を参照のこと。規定された化合物のポリペ プチドの合成方法は、この分野でよく知られている(アサ−トン(Athert on)ら、5olid Phase Pe tide S nthesis(l  RLブレス、オノクスフオード、1.989)を参照のこと。これを援用して 本文の記載の一部とする)。
本発明の阻止剤は、また、ミニリン鞘における認識決定基に選択的に結合する薬 剤とし得る。例えば、単離LHRは接着を阻止するために用いられ得る。本文中 で用いられる「単離LHRJという用語は、天然状態以外の、例えばLHR分子 を正常に発現している細胞と会合していないLHR分子又はそのフラグメントを いう。上述したようにヒトLHRをコードするcDNAが単離されている。
従って、LHR又はそのフラグメントは当業者によく知られている標準方法を用 いて、組み換え的に生成され得る。標準的な分子生物学的技術の総説については 、サムブロック(Sambrook)ら、&Iolecular C1onin  :A Laborator Manual、第2版(コールド・スプリング・ バーバー・プレス、ニューヨーク、+989)を参照のこと。
これを援用して本文の記載の一部とする。更に、標準的なりコンビナンドDNA 技術を用いて突然変異を誘発して、変更されたアミノ酸配列を有するタンパク質 を得ることかできる。典型的には、所望の特性を提供する置換物、欠損物又は付 加物か導入される。例えば、増進された可溶性は、該タンパク質の疎水性膜通過 領域を除去することによって達成することかできる。更に、ここでLHR−1g Gと称される、免疫グロブリン分子の定常域を含む可溶性キメラリセブターも、 また生成され得る(ワトソン(Watson)ら、二1.110:2221−2 229(1990)及びワトノンら、■ature、349:164−167  (+991)。これらを援用して本文の記載の一部とする)。LHR又はそのフ ラグメントは、また、上述した糖タンパク質において説明したように合成脂質膜 と会合し得る。
脱臼疾患の治療に加えて、単離LHR(例えばLHR−1gG)は、該疾患の状 態の診断又はモニタリングにおいて用いられ得る。例えば、脱臼されたプラーク の数の増減を測定することによって、該疾患を回復することを特徴とする特定の 治療的生活規制か効果的が否かを決定することが可能である。
in vivo診断イメージングのために、典型的には、放射性同位元素が、よ く知られている手法に従って用いられる。この放射性同位元素は、当業者にとっ てよく知られている中間官能基を直接的に又は間接的に用いて、LHRに結合さ れ得る。例えば、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)及びエチレンジ アミンテトラ酢酸(EDTA)並びに同様な分子のようなキレート剤が、金属イ オン放射性同位元素にタンパク質を結合するために用いられている。
LHRは、また磁気共鳴イメージング(MRI)又は電子スピン共鳴(ESR) におけるように、in vivo診断を目的として、常磁性同位元素により標識 化され得る。一般に、映像化診断イメージングの慣用方法が用いられ得る。通常 、ガンマ及び陽電子放出放射性同位元素がカメラ・イメージングに用いられ、常 磁性同位元素がMRIに用いられる。
また、LHR又はそのリガントを認識する免疫グロブリンもLHR−ミニリン相 互作用を阻止するために用いられ得る。例えはTQI及びLAMl、4は、ヒh  L HRと反応し、REVに対するリンパ球付着と効果的に相互作用するモノ クローナル抗体である(テダー(Tedder)ら、J、 [mmunol、  、 +44:532(+990)、これを援用して本文の記載の一部とする)。
ヒトLHRに結合することが知られている他のモノクローナル抗体は、Leu− 8(カメリアイ(Cameriai)ら、嵐和匡、342ニア8−82(198 9)、これを援用して本文の記載の一部とする)及びDREG抗体(岸本ら、P roc、 Na tl、 Acad、 Sc i 、 、 USA、 、 87  :2244−2248(1990)、これを援用■■{文の 記載の一部とする)を含む。Leu−8は、ヘクトン・ディッキンソンから市販 されている。
それゆえ、種々の免疫グロブリン分子の生成及び操作のために当業者に利用可能 な多数の技術は、ミニリンWイに対する白血球の接着を阻害するために、容易に 適用され得る。本文中で用いられている様に、「免疫グロブリンJという用語は 、免疫グロブリン遺伝子により実質的にコートされている1以上のポリペプチド からなるタンパク質をいう。認識される免疫グロブリン遺伝子は、に、λ、α、 γ、δ、ε及びμ定常域遺伝子、同様に無数の免疫グロブリン可変域遺伝子を含 む。
免疫グロブリンは抗体の他に種々の形態で存在し得、例えばFv、Fab及びF (ab)、を含み、同様に、単一鎖において存在し得る(例えば、ヒユーストン (Huston)ら、Proc、 Na tl、 Acad、 Sci、 、  USA、 、 85 :5879−5883(+988)及びバ[ド(Bird )ら、 5cience、 242:423−426(1988)、並びにバンカピラー (Hunkapi 1ler)及びフッド(Hood)、施血匡、 323:1 5−16(1986)。これらを援用して本文の記載の一部とする)。
免疫グロブリン構造及び機能についての一般的な概説については、Fundam ental加■匹(ロ)社、第2版、WE、ボール(Paul)ら編、レイバン ス・プレス、ニューヨーク州、(+989)。これを援用して本文の記載の一部 とする。
LHR又はそのリガンドに結合する抗体は、種々の手段によって製造され得る。
非ヒト例えばネズミ科、ウサギ目、ウマ目等のモノクローナル抗体の製造は、よ く知られており、例えばLHR又は適当なリガンドを含む調製物で動物を免疫す ることによって、達成され得る。免疫化動物から得られた抗体産生細胞は、不死 化してスクリーニングされるか、又はLHRとミニリン鞘との相互作用を阻害す る抗体の製造について、まずスクリーニングし、それから不死化される。モノク ローナル抗体製造の一般的方法の解説は、バーロウ(Harlow)及びレーン (Lane)、Antibodies、A Laboratorv Manua l、コールド・スプリング−/’t−バー出版、ニューヨーク州、(1988) 、を参照のこと。これを援用して本文の記載の一部とする。
ヒ)・抗原(ヒト組織から単離されたLHRの場合)に対するヒトモノクローナ ル抗体の生成は、慣用の技術では困難であろう。従って、ヒト分子を実質的に製 造するためのりコンヒナシトDNA技術によって、ヒト定常域(Fc)又はフレ ームワーク領域へ、非ヒ1−抗体の抗原結合領域例えばF(a b’)z又は超 可変域を転移することが所望され得る。このような方法は、この分野で一般に知 られており、例えば米国特許第4.816.397号、欧州特許公開173.4 94号及び同239.400号に記載されており、これらを援用して本文の記載 の一部とする。或いは、ここで援用して本文の記載の一部としているヒユーズ( Huse)ら、5cience、 246:1275−1281(1989)に よって概説されている一般的プロトコールに従って、ヒトB細胞からのDNAラ イブラリをスクリーニングし、それからクローニングし、所望の特異性の抗体( 又は結合フラグメンl−)をコートする配列を増幅することによって、ヒl−L  HRに特異的に結合するヒトモノクローナル抗体又はその部分をコードするD NA配列を単離し1qる。
ミニリンに対するL HRの結合を阻害する免疫グロブリンは、また、抗イデイ オタイプ免疫グロブリンの生成に有用になり得る。抗イデイオタイプ免疫グロブ リンは、例えは、動物を一次免疫グロブリンで動物を免疫することによって製造 され得る。LHRに対する免疫グロブリンの場合、−次免疫グロブリンに対する 結合性かLHRによって阻害される抗イデイオタイプ免疫グロブリンが選択され る。抗イデイオタイプ免疫グロブリン及びリセブターが共に一次免疫グロブリン に結合するので、該抗イデイオタイプ免疫グロブリンは、エピトープの「内部画 像」を表し得、従って、そのリセブターと置換し得、例えば免疫試薬として用い られ得る。
本発明は、上述した脱臼疾患を処置する又は診断することに有用な医薬組成物を 特に提供する。該医薬組成物は、阻止剤を医薬的に許容可能なキャリアと共に含 む。該医薬組成物は、け準的な方法(Remin ton’s Pharmac eUtica c’e ce、マノク・パブリンソング(llack Publ ishing)社、フィラデルフィア、ペンシルベニアラ[(、第19版、(+ 985)を参照のこと。これを援用して本文の記載の一部とする)に従って調製 され得る。該医薬組成物は、種々のトラック・デリバリ・システムにおける(受 用に好適である。現在のドラック・デリバリ方法における簡単な総説は、ランガ ー(Langer)、5cience、249:1527−1533 (199 0)を参照のこと。これを援用して本文の記載の一部とする。
本発明の阻止剤を含む医薬組成物については、例えば特定の薬剤、投与方法、処 置される特定疾患及びぞの重度、患者の総合的な健康及び状態、並びに主治医の 判定に従って、その投与量は変化し得る。全投与量は、典型的には、約1〜約1 0mg/kg、好ましくは約2〜約7mg/kgの範囲である。本発明が脱臼疾 患における機構の証拠を提供するので、LHR仲介接着の阻害用の投与レベルの 最大限度は、当業者によって、ユニで達成され得る。本発明の目的とする結合の 「実質的な■害jは、好ましくは少なくとも約70%の阻害であり、80〜90 %か好ましく、9596以上か最も好ましい。
医薬組成物は、予防及び/又は治療のために、非経口、局所的に、経口又は、例 えはエアロゾル又は経皮的による局部投与に意図されている。該医薬組成物は、 投与方法に依存して、種々の単位投与量として施され得る。例えば経口投与に好 適な単位投与量の形として、粉末、タブレット、ピル及びカプセルを含む。
好ましくは、前記医薬組成物は、鞘′内注入によってCNSの脳を髄液へ直接投 与される。従って、本発明は、許容可能なギヤリア、好ましくは水性キャリアに 溶角7又は懸濁された複合体の溶液を含む組成物を提供する。種々の水性キャリ アは、例えば水、緩衝水、リン酸緩衝液、0.4%生理塩水等が用いられる。こ れらの組成物は、よく知られている慣用の滅菌技術によって滅菌され得る。得ら れた水溶液は、そのままで使用のために包装されるか、凍結乾燥され得る。凍結 乾燥調製は、投与前に滅菌水溶液と合わされる。該組成物は、pH調製及び緩衝 剤、浸透圧調製剤、湿潤剤のような生理状態に近付けるために必要な医薬的に許 容可能な補助物質、例えば、酢酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、塩化ナトリウム 、塩化カリウム、塩化カルシウム、ツルビタンモノラウレート、オレイン酸トリ エタノールアミン等を含み得る。
前記複合体の濃度は広く変えることかでき、即ち、約0.05重量%未満、通常 、約1重量%又は少なくとも約1重量%から、10〜30重量%であり、そして 選択された投与の特定モートに従って、主として、液体量、粘度等によって選択 される。
固体組成物には、慣用の非毒性固体キャリアか用いられ得、これは、例えば医薬 品グレートのマンニトール、ラクトース、スターチ、ステアリン酸マグネシウム 、サッカリンナトリウム、タルク、セルロース、グルコース、シュークロース、 炭酸マグネシウム等を含む。経口投与には、医薬的に許容可能な非毒性組成物が 、通常用いられている全ての賦形剤例えは既に挙げられたキャリアを組み込むこ とによって形成され、これは一般に活性成分の10〜95%である。
エアロプル投与には、前記複合体か好ましくは界面活性剤及び噴射剤と共に、細 かく分離した形態で提供される。もちろん、該界面活性剤は、非毒性でなけれは ならず、好ましくは噴射剤中に可溶性である。このような薬剤は、例えばエチレ ングリコール、グリセロール、エリスリトール、アラビトール、マンニトール、 ノルビトール、フルビトールから誘導されたヘキシトール無水物のような脂肪族 の多価アルコール若しくはその環状無水物と、例えばカプロン酸、オクタン酸、 ラウリン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸、リルン酸、オレステリ ン酸及びオレイン酸のような炭素原子6〜22を含む脂肪酸とのエステル若しく は部分エステル並びにこれらのエステルのポリオキシエチレン及びポリオキシプ ロピレン誘導体で代表される。混合エステル例えば混合又は天然グリセライドか 用いられ得る。前記界面活性剤は、組成物の0.1〜20重量%、好ましくは0 .25〜5重量%を構成する。組成物の残部は普通は噴射剤である。液化噴射剤 は、典型的には周囲状懸において気体のものであり、圧力下で濃縮されている。
とりわけ好適な液化噴射剤は、炭素数5までの低級アルカン例えばブタン及びプ ロパンてあり;好ましくは、フッ化又は塩化フッ素化アルカンである。上記の混 合物もまた用いられ得る。エアロゾルの製造では、好適なバルブを備えた容器に 細かく分散された化合物及び界面活性剤を含む適当な噴射剤が充填される。従っ て、上記成分は該バルブの作動により放出されるまで高圧力で維持される。
阻止剤を含む組成物は、治療的、予防的又は診断的な適用に施され得る。治療用 には、前記薬剤若しくはそのカクテルを含む組成物が、既に上述したような疾■ 、に■、っている患者に対して、該疾患及びその合併症の症状を回復若しくは少 なくとも部分的に進行を阻止するために十分な量で投与される。これを達成する ために好適な量は「治療有効MJと定義される。この用途に有効な量は、前記疾 患の重度並ひに患者の体重及び平常状態に依存する。
予防的適用には、前記阻止剤若しくはそのカクテルを含む組成物は、特定疾患の 疑いがある又は、他の危険な状態にある患者に投与される。このような量は、「 予防有効全」と定義される。この場合、この正確な量は、また患者の健康状聾及 び体重に依存している。
診断的適用には、前記阻止剤若しくはそのカクテルを含む組成物は、膜様疾患状 態にある疑いを有する患者に対して、該疾患に伴うプラークの存在を測定するた めに投与される。或いは、特定治療の効能かモニターされ得る。これを達成する ために十分な量は「診断有効量」と定義される。この使用において、正確な量は μ者の健康状態等に依存している。
治療的又は診断的使用のために、キットも提供される。従って、本発明の対象組 成物は、通常、容器に凍結乾燥形懸て提供され得る。標識と結合又は非結合され 得る前記薬剤は、トリス、リン酸、炭酸等のような緩衝剤、安定剤、殺生物剤、 不活性タンパク質例えば血lNアルブミン等、並びに使用説明書一式と共にキッ トに含まれる。一般に、これらの物質は阻止剤の量を基準として、約5重量%未 満て存在し、通常、タンパク質濃度を基準としても、少なくとも約o、ooi% の全量て存在する。しばしば、活性成分を稀釈するために不活性の増量剤又は賦 形剤を含むことが所望され、この場合は、増量剤又は賦形剤は、全組成物の約1 〜99重量%て存在し得る。抗体か用いられる場合には、これは別のバイアルに 通常存在される。この抗体は、典型的には標識に結合され、この分野でよく知ら れている技術に従って作られる。
以下の実施例は、例示のために記載されたもので、それらに限定されるもので本 実施例は、LHR−1gGを用いたCNSの免疫組織化学的染色を示したもので ある。この方法は、ワトソンら、↓伽旦、Bio!、、前述、の方法を改変した ものである。簡単に言えば、クリオスタット切断組織切片(10μm)が、氷上 で20分間、0.1Mカコジル酸ナトリウム(pH7,3)中0.5%バラホル ムアルデヒドで固定され、氷上で20分間、0.3%H2O2と100%メタノ ールに液浸した。この切片は、ダルベツコPBS (PBS)中で洗浄され、5 %正常ウマ血清と5%正常ラット血清と共に、PBS中30μg/mlのLHR −1gGと、氷上で80分間インキュベートされた。次いて洗浄され、室温にお いて30分間、5%正常マウス血清を含むPBS中でビオチン化ヤギ抗ヒトIg G(ザイメッド・ラボラトリーズ(Zymed Laboratories)、 サウス・サンフランシスコ、カリフォルニア化)とインキュベートされ、ABC エリート試薬(ベクター・ラボ、バーリンガム、カリフォルニア化)と、それか らABCペルオキシダーゼ基質(パイオメーダ、フォスターシティ、カリフォル ニア化)とインキュベートされた。最終的に、該切片は水性へマドキシリン(ハ イオメーダ)によって後染色された。5%正常ウマ血清及び5%正常ラット血清 は、ミニリンに対するLHR−1gGの非特異的結合を(Jト除するためにゼ・ 要であった。
上述の方法は、脳及びを髄の両方のミニリン富裕白色体路の特異的染色を示した 。こイ1に対して、脳の顆粒及び分子層とを髄の灰色体のようなミニリン化ファ イバーか少ない又はない領域は、陰性であった。EGTAの添加は、特異的染色 を大幅に減少させ、これは既知のLHRのカルシウム依存性結合と一致する(イ エトナツクら、J、Ce1l Biol、、]04ニア13、前述、を参照のこ と)、LHR−1gGによるミニリンの染色は、CNS ミニリンに拘束されて いた。末梢神経系のミニリンは、染色されなかった。この結果は、CNSに拘束 される仲介脱髄疾患におけるLHRの役割を更に支持する。
この実施例は、LHRに対する抗体及びEGTAが、共に、脳ミニリンに対する リンパ球結合を阻害することを示している。インテグリン即ち、VLA−4(α 4β1)、LPAM−1(α4β、)及びLFA−1(α、β2)は、種々のリ ンパ球接着相互作用に関連することか知られている。従って、β4、β1及びβ 2に対する限能阻止抗体も、また、ミニリンに対する接着におけるこれらのりセ ブターの役割を試験するアッセイに用いられる。
マウス脳及びを髄の連続切片におけるリンパ球結合アッセイは、スタンパ−(S tamper)及びウッドラフ(Woodruff)、L匹1位肌、144:8 2B (1976)の方法を基にした。この文献を援用して本文の記載の一部と する。簡単に言えば、マウス腸間膜りンパ節リンパ球(5%のFBSと12.5 mMのHepesとを添加したRPM11640.100μm中10’個細胞) が、ジャイレートリー振どう器において、80rpmで30分間、水上において パラホルムアルデヒド固定組織切片上でインキュベ−1−された。該切片は、そ れから、2.5%グルタルアルデヒドて固定され、トルインンブルーで染色され た。適当な抗体が30分間のインキュベーション期間の間に添力0された。単一 エリア(UA)に対する結合細胞の数は、それから顕微鏡的に計測された。この 単一エリアは、接眼レンズのレチクルの補助で決定され、又は脳の一連の連続切 片におけるミニリン細片の存在の決められた範囲とされた。
これらの実験の結果は、表2に示されている。UA当たりに結合した細胞の数( ±SEM)は、3〜5複数切片からめた。用いられた細胞は、以下の通りである  マウス腸間膜リンパ節リンパ球(MNL)、Jurkat JS9−78(L HR高発現のクローンT細胞株)及びモノ・ポリ・リソルビング・メディウム( フロー・ラボラトリーズ・インク、マクリーン、ヴアージニア州)を用いて健常 ボランティアの末梢血から単離したヒト末梢血単核白血球(PBL)。
抗体は、以下の濃度で用いられた:MEL−14.5μg/ml;ポリMEL血 清(精製マウスLHRで免疫化されたラビッドからのもの)1 : 10.LA Ml 4、I:100:抗β211!水(テリオス・ファーマシューテイカルズ ・インク、サンティエゴ、カリフォルニア化)、]:50+抗VLA4 (HP 2/l、AMACインク、ウェストブロック、メイン化)、4μg/ml(この 抗体は、in vilro結合アッセイにおいて70%以上、バイエル板に結合 するラットリンパ球を阻害した);及びTQI(コルター・ラボ、ヒアリー、フ ロリダ州)、lOμg/m1.EGTAは]OmMて使用した。
EGTA 12.0(±4.0) −95,5種々の糖質ら、上述のアッセイに おいて、ミニリン化領域に対するヒトリンパ球結合の阻害について試験された。
試験された糖質は、PPME、マンノース−〇−リン酸及びフラクト−ス−1− リン酸であった。結合の完全な阻害は、loug/mlのPPME及びlomM の単糖類によって認められた。上述の結果は、ヒトL HRと反応するモノクロ ーナル抗体及び糖質が、EGTAの場合と同じ程度まで、T細胞及びヒトPBL の結合を共に阻止することを示している。更に、インテグリンリセブターの機能 領域と反応する抗体は、影響しなかった。
この実施例は、フォルボールエステル(PMA)が脳ミニリンに対するJurk at細胞の結合を阻害することを示す。ヒトリンパ球のPMA処理は、細胞表面 からのLHRの簡便で殆と完全な脱落を引き起こすことが知られている(テダー ら、前述) o J u r k a を細胞は、37°Cて3o分間、loa ng/m1のPMAでインキュへ−1・され、又は同一条件下で未処理で放置さ れた。洗浄後、それらは上述された結合アッセイで試験された。数は、単一エリ ア当たりの結合細胞数及び%阻害(±SEM)を示す。EGTAはlomMで用 いた。結果は下記の表2に示し、これは、LHRのPMA誘導脱落は、ヒト及び マウスのミニリン鞘に対するT細胞の結合を、共に阻害したことを示している。
FACS解析は、PMA処理か、未処理細胞に対して87%までLHR発現を減 少させたことを確認した。
表2 脳起源 細胞の処理 EGTA 結合細胞/UA %阻害これらの結果は、LH Rがミニリンに対する白血球の接着に関連している証拠を更に提供する。PMA 処理によるLHRの脱落は、ミニリンに対する結合を殆と完全に阻害した。
上記の実施例は、ミニリンに対するL HR仲介白血球接着を効果的に阻止する 本発明の薬剤の能力を示している。明確及び理解の為に、本発明は、これらの実 施例及び上述の記載において、いくらか詳細に説明されてきた。しかし、特定の 変更及び改変か添C寸された請求の範囲の中において実施され得ることは明らが であろう。
国際調査報告 四tns□+unh・ll’pHNm+1・+fi %フロント ページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号A61K 39/395  Y 9284−4C(72)発明者 ファング、クン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94116 サンフランシスコ セブンティーンス アベニュー 2137 I (72)発明者 シンガー、マーク アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94703 バークレイ グランド ストリート 1915 (72)発明者 シェフロイ、ジョイスアメリカ合衆国 イリノイ州 6063 3 バーンハム サウス ホクシー アベニュー

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.患者における脱髄疾患の処置方法であって、医薬的に許容可能なキャリアと ミエリンに対する白血球のLHR仲介結合を阻害する阻止剤とを含み且つ該阻止 剤がLHR仲介接着を実質的に阻害する量で存在する医薬組成物を治療的に効果 的な量で該患者に投与することを含む上記処置方法。
  2. 2.前記阻止剤がLHRに選択的に結合する請求項1に記載の方法。
  3. 3.前記阻止剤が糖質である請求項2に記載の方法。
  4. 4.前記糖質がマンノース−6−リン酸、フラクトース−1−リン酸である請求 項3に記載の方法。
  5. 5.前記糖質がフコイジン又はPPMEのフラグメントである請求項3に記載の 方法。
  6. 6.前記阻止剤が、LHRに選択的に結合する糖質部分を含み、該糖質が、シア ル酸残基、フコース残基又はスルフェート基の少なくとも1つを有する請求項2 に記載の方法。
  7. 7.前記阻止剤が、オリゴ糖類である請求項2に記載の方法。
  8. 8.前記阻止剤が、糖タンパク質又は糖脂質である請求項2に記載の方法。
  9. 9.前記阻止剤が、内皮細胞表面糖タンパク質の細胞外領域を含む請求項2に記 載の方法。
  10. 10.前記内皮細胞表面糖タンパク質がSgp50又はSgp90である請求項 9に記載の方法。
  11. 11.前記阻止剤が、免疫グロブリンである請求項2に記載の方法。
  12. 12.前記阻止剤が、ミエリンにおける認識決定基に選択的に結合する請求項1 に記載の方法。
  13. 13.前記阻止剤が、単離LHRである請求項12に記載の方法。
  14. 14.前記阻止剤が、LHR成分及び免疫グロブリン成分を含む請求項13に記 載の方法。
  15. 15.前記単離LHRが、脂質膜に埋め込まれている請求項13に記載の方法。
  16. 16.前記脱髄疾患が、多発性硬化症である請求項1に記載の方法。
  17. 17.脱髄疾患の処置のための医薬組成物であって、医薬的に許容可能なキャリ アとミエリンに対する白血球のLHR仲介結合を阻害する阻止剤とを含み、該阻 止剤が脱髄疾患を有効的に処置するために十分な量で存在する、当該医薬組成物 。
  18. 18.前記阻止剤が、LHRに選択的に結合する請求項17に記載の組成物。
  19. 19.前記阻止剤が、マンノース−6−リン酸、フラクトース−1−リン酸であ る請求項18に記載の組成物。
  20. 20.前記糖質が、フコイジン又はPPMEのフラグメントである請求項18に 記載の組成物。
  21. 21.前記阻止剤が、内皮細胞表面糖タンパク質の細胞外領域を含む請求項18 に記載の組成物。
  22. 22.前記内皮細胞表面糖タンパク質が、Sgp50又はSgp90である請求 項18に記載の組成物。
  23. 23.前記脱髄疾患が、多発性硬化症である請求項17に記載の組成物。
  24. 24.患者におけるミエリンに対する白血球のLHR仲介接着の阻止方法であっ て、医薬的に許容可能なキャリアとLHR仲介結合を阻害する阻止剤とを含む医 薬組成物を、治療的に有効的な量で該患者に投与することを含む当該方法。
  25. 25.前記阻止剤が、LHRに選択的に結合する請求項24に記載の方法。
  26. 26.前記阻止剤が、LHRに選択的に結合する糖質部分を含み、該糖質が、シ アル酸残基、フコース残基又はスルフェート基の少なくとも1つを有する請求項 25に記載の方法。
  27. 27.前記阻止剤が、免疫グロブリンである請求項25に記載の方法。
  28. 28.前記阻止剤が、ミエリンにおける認識決定基に選択的に結合する請求項2 4に記載の方法。
  29. 29.前記阻止剤が、単離LHRである請求項28に記載の方法。
JP5501815A 1991-07-11 1992-07-13 Cnsミエリンに対する白血球接着阻害組成物及び方法 Ceased JPH07505859A (ja)

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