JPH07505567A - 髄内釘を固定するためのねじ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 髄内釘を固定するためのねじ 本発明は、ねじ頭部と雄ねじを備えるねじ軸部とを有する、髄内釘を固定するた めのねじに関する。

ねじによる髄内釘の固定は、例えばヨーロッパ特許公開第３０６７０９号明細書 により公知である。この場合に、組み込まれるねじは、その軸長全体にわたって 雄ねじを備えており、それによって髄内釘を横断する。

その長さの一部分にだけ雄ねじを備えるねじが米国特許第４４６３　’７５３号 明細書により公知であり、この場合には、このねじの二つのねじ白領域が、骨折 によって分離された両方の骨部を互いの方へ引き寄せる圧迫ねじを構成するため に用いられる。その際、互いに離れている両方のねじ白領域のねじ山の向きは同 一であり、そしてこのねじは髄内釘と結合するのには用いられない。

これに対して、本発明は、髄内釘を固定するためのねじを、非常に簡単な方法で 髄内釘を固定しかつ容易に除去できるように構成することを課題とする。

本発明の前記課題は、 ａ）ねじ軸部ねじ山がねじ頭部の近くにねじ軸部の長さの一部分にのみ設けられ 。

ｂ）ねじ頭部が中空のねじ頭部あるいは十字溝ねじ頭部として形成され、Ｃ）ね じ頭部がその外側に雄ねじを有し、当該雄ねじのねじ山の向きがねじ軸部ねじ山 のねじ山の向きと反対であることによって解決される。

本発明の有利な構成が、従属項に述べられている。

換言すれば、次のようなねじが提案される。すなわち、ねじ軸部の一部分にのみ 雄ねじを備えているねじであり、その際ねじ山のない領域が髄内釘を横断し、こ れに対しねじ山を備える領域が当該ねじを骨の皮質に固定する。

ねじ頭部は、中空の六角ソケットねじ頭部として形成されるか、あるいは十字溝 を備え、それによって対応するドライバーをはめ込むことにより、ねじを骨にね じ込むこと、及びねじ軸部のねじ山のない部分を髄内釘に挿入することが可能と なる。

本発明に係るねじの場合、ねじ頭部の外側に雄ねじが設けられており、その雄ね じのねじ山の向きがねじ軸部のねじ山のねじ山の向きと反対である。このことに よって、ねじを抜くために、ねじ頭部の外側に、雌ねじを備えるスパナをあてが うことが可能であり、ねじをねじ込む場合に及ぼされる回転と逆の方向の当該ス パナの回転によって、ねじを骨から抜くことができる。

この回転方向は中空の六角ソケットねじドライバーによっても達成することがで きるが、そのような中空の六角ソケットねじドライバーの場合、ねじに引張力を 及ぼすことができず、その結果定着したねじを骨から除去することはほとんど不 可能である。

ねじ頭部の雄ねじは、ねじ頭部の上側で始まるのではなく、いくらかずらされて いる、その結果、雌ねじを備えるドライバーをあてがうことを容易にする同筒形 の突出部が、ねじ頭部の領域に生じる。

ねじ頭部の下側とねじ軸部の雄ねじとの間には、ねじの大きさ及びねじの使用目 的に応じて調整される自由空間がある。

以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図１は本発明によるねじの図、 図２は２つのドライバーを伴うねじの図を示す。

図面には、ねじ頭部２及びねじ軸部３を有するねじ１が図示されてｔ）る、ねじ 軸部３の大部分の領域がねじ山なしに形成されており、ねじ頭を固定するために ねじ１を使用する場合、このねじ軸部ねじ山４力１骨の皮質内へねじ込まれる。

ねじ頭部２は中空の六角ソケット頭部８として形成されているが、十字溝を備え ることも可能である。それによって、対応するドライノ＜−９を用いてねじをね じ込むことが可能である。

ねじ頭部の外側にねじ頭部ねじ山５が設けられており、そのねじ山の向きはねじ 軸部ねじ山４のねじ山の向きと反対になっている。その結果、対応する雌ねじを 備えるドライバー１０を回してねじ頭部２の肩部１１に当接した後に、ねじ１を 患者の骨からゆるめる方向に回すことが可能である。その際、同時に相応の引く 力をねじ１に及ぼすことが可能となるので、ねじ１を骨から容易に抜くことがで きる。

図面から明らかなように、ねじ頭部ねじ山５の上辺とねじ頭部２の上側との間に は、ねじ頭部が患者の内部にあって目で見ることができない場合でも、ねじ頭部 ねじ山５へのドライバー１０の容易なはめ込みを可能にするねじ山のない円筒形 の領域７が設けられている。

ねじ頭部２の下側とねじ頭部ねじ山４との間には、ねじ１の大きさ及び使用目的 に応じて調整されるねじ山のない領域６がある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ねじ頭部（２）と雄ねじ（４）を備えるねじ軸部（３）とを有する、髄内釘 を固定するためのねじ（１）において、ａ）ねじ軸部ねじ山（４）がねじ頭部（ ２）の近くでねじ軸部（３）の長さの一部分にのみ設けられ、 ｂ）ねじ頭部（２）が中空のねじ頭部あるいは十字溝ねじ頭部として形成され、 ｃ）ねじ頭部（２）がその外側に雄ねじ（５）を有し、当該雄ねじ（５）のねじ 山の向きがねじ軸部ねじ山（４）のねじ山の向きと反対である ことを特徴とするねじ。 ２．ねじ頭部ねじ山（５）がねじ頭部（２）の自由端から間隔をおいたところか ら始まり、かつ、ねじ頭部（２）の外径がここではほぼねじ頭部ねじ山（５）の 内径に相当することを特徴とする、請求項１に記載のねじ。 ３．ねじ軸部ねじ山（４）とねじ頭部（２）の下側との間に、ねじ山のない領域 （６）が設けられていることを特徴とする、請求項１または２に記載のねじ。 ４．ねじ軸部ねじ山（４）のねじ山の深さが、ねじ山のないねじ軸部（３）の方 へ向かって減少することを特徴とする、請求項１ないし３の１つに記載のねじ。