JPH0750527A - 半導体集積回路装置及びバイアス設定方法 - Google Patents
半導体集積回路装置及びバイアス設定方法Info
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- JPH0750527A JPH0750527A JP19710993A JP19710993A JPH0750527A JP H0750527 A JPH0750527 A JP H0750527A JP 19710993 A JP19710993 A JP 19710993A JP 19710993 A JP19710993 A JP 19710993A JP H0750527 A JPH0750527 A JP H0750527A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 MMICのチップ上のモニタFETにより最
適バイアス点に自動的に設定できる半導体集積回路装置
を得る。 【構成】 MMIC2上に動作するFET増幅部3とは
別にモニタできるモニタFET11を形成し、そのモニ
タFET11の測定回路14とバイアス調整装置16を
含むバイアス設定装置13を用いてパッケージ1内部の
バイアス調整回路19で最適バイアス点を設定する。 【効果】 MMICのFET増幅部の最適バイアス点を
決定後、自動的に設定でき、外部調整回路の時間を省略
できる。
適バイアス点に自動的に設定できる半導体集積回路装置
を得る。 【構成】 MMIC2上に動作するFET増幅部3とは
別にモニタできるモニタFET11を形成し、そのモニ
タFET11の測定回路14とバイアス調整装置16を
含むバイアス設定装置13を用いてパッケージ1内部の
バイアス調整回路19で最適バイアス点を設定する。 【効果】 MMICのFET増幅部の最適バイアス点を
決定後、自動的に設定でき、外部調整回路の時間を省略
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路装置及
びバイアス設定方法に関し、特にマイクロ波集積回路
(以下、MMIC:Microwave Monolithic Integrated C
ircuit)上で動作する電界効果トランジスタ(以下、F
ET:Field Effect Transistorという)において、その
最適バイアス点を自動的に設定する機能を具備したも
の、及びその設定方法に関するものである。
びバイアス設定方法に関し、特にマイクロ波集積回路
(以下、MMIC:Microwave Monolithic Integrated C
ircuit)上で動作する電界効果トランジスタ(以下、F
ET:Field Effect Transistorという)において、その
最適バイアス点を自動的に設定する機能を具備したも
の、及びその設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の高周波増幅器用半導体集
積回路装置の構成図を示し、図8はMMICの増幅器の
バイアス設定を説明するための回路の概略図である。こ
れらの図において、1はMMICのパッケージ、2はパ
ッケージ1に収納されたMMICのチップ、3はMMI
Cチップ2の内部で動作するFET増幅器、4はFET
増幅器3のゲート電圧設定端子、5はFET増幅器3の
ドレイン電圧設定端子、6はドレイン電圧設定端子5へ
流すべきバイアス電流を調整するために用いられる外部
調整回路、7は高周波信号入力端子、8は高周波信号出
力端子である。また図9は上記外部調整回路6によって
決定されたバイアス電流を上記MMIC2に供給するた
めの回路構成図を示し、ゲート電圧源の出力電圧を抵抗
9a,9bからなる抵抗分割回路を用いて分圧し、出力
端子10より所定の値のゲート電圧として出力されるよ
うになっている。
積回路装置の構成図を示し、図8はMMICの増幅器の
バイアス設定を説明するための回路の概略図である。こ
れらの図において、1はMMICのパッケージ、2はパ
ッケージ1に収納されたMMICのチップ、3はMMI
Cチップ2の内部で動作するFET増幅器、4はFET
増幅器3のゲート電圧設定端子、5はFET増幅器3の
ドレイン電圧設定端子、6はドレイン電圧設定端子5へ
流すべきバイアス電流を調整するために用いられる外部
調整回路、7は高周波信号入力端子、8は高周波信号出
力端子である。また図9は上記外部調整回路6によって
決定されたバイアス電流を上記MMIC2に供給するた
めの回路構成図を示し、ゲート電圧源の出力電圧を抵抗
9a,9bからなる抵抗分割回路を用いて分圧し、出力
端子10より所定の値のゲート電圧として出力されるよ
うになっている。
【0003】次に動作について説明する。パッケージ1
内部に実装されたMMICチップ2上で動作するFET
増幅器3は、その製造プロセスのばらつきから、ドレイ
ン電圧端子5のドレイン電流が個々の製品毎に異なるた
め、直接にFET増幅器3毎にその最適バイアス点を設
定する必要があるが、その際、ゲート電圧設定端子4
に、パッケージ1外部の外部調整回路6から所定のゲー
ト電圧を印加し、その結果よりゲートバイアス電圧を決
定した後、上記外部調整回路6を取り除き、図9に示す
ような抵抗9a,9bからなる抵抗分割回路を付加した
ゲート電圧源に接続するようにしている。そしてこのよ
うにしてゲートバイス電圧の設定が終了した後、高周波
入力端子7に所定の高周波信号が入力されると、高周波
出力端子8から増幅された所定の高周波信号が出力され
るようになる。
内部に実装されたMMICチップ2上で動作するFET
増幅器3は、その製造プロセスのばらつきから、ドレイ
ン電圧端子5のドレイン電流が個々の製品毎に異なるた
め、直接にFET増幅器3毎にその最適バイアス点を設
定する必要があるが、その際、ゲート電圧設定端子4
に、パッケージ1外部の外部調整回路6から所定のゲー
ト電圧を印加し、その結果よりゲートバイアス電圧を決
定した後、上記外部調整回路6を取り除き、図9に示す
ような抵抗9a,9bからなる抵抗分割回路を付加した
ゲート電圧源に接続するようにしている。そしてこのよ
うにしてゲートバイス電圧の設定が終了した後、高周波
入力端子7に所定の高周波信号が入力されると、高周波
出力端子8から増幅された所定の高周波信号が出力され
るようになる。
【0004】この時の利得はドレイン電圧端子5に加え
られる電圧、及びゲート電圧印加端子4に加えられる電
圧により決定される。すなわち、ゲート電圧印加端子4
に加えられる電圧は、FET増幅器1の動作級を決定
し、これによりその増幅器の特性が決定されるといった
重要なパラメータである。
られる電圧、及びゲート電圧印加端子4に加えられる電
圧により決定される。すなわち、ゲート電圧印加端子4
に加えられる電圧は、FET増幅器1の動作級を決定
し、これによりその増幅器の特性が決定されるといった
重要なパラメータである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
装置、及びバイアス設定方法は、以上のように構成され
ており、プロセスのばらつきによりFET増幅器のドレ
イン電流が変動するため、増幅器の動作級を考慮してF
ETの最適バイアス点を個々に調整しなければならず、
さらにはその調整のための時間がかかるという問題点、
及びパッケージ外部に上記調整のための回路(抵抗分割
回路)が必要である、またバイアス調整時に上記増幅器
を構成するFETに大電流が流れるために、増幅器の熱
的破壊が生じる等の問題点があった。
装置、及びバイアス設定方法は、以上のように構成され
ており、プロセスのばらつきによりFET増幅器のドレ
イン電流が変動するため、増幅器の動作級を考慮してF
ETの最適バイアス点を個々に調整しなければならず、
さらにはその調整のための時間がかかるという問題点、
及びパッケージ外部に上記調整のための回路(抵抗分割
回路)が必要である、またバイアス調整時に上記増幅器
を構成するFETに大電流が流れるために、増幅器の熱
的破壊が生じる等の問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、MMICのFET増幅器の最適
バイアス点を迅速に決定するとともに、パッケージ外部
にバイアス調整のための回路を設ける必要のない半導体
集積回路装置及びバイアス設定方法を得ることを目的と
する。
ためになされたもので、MMICのFET増幅器の最適
バイアス点を迅速に決定するとともに、パッケージ外部
にバイアス調整のための回路を設ける必要のない半導体
集積回路装置及びバイアス設定方法を得ることを目的と
する。
【0007】また、この発明は、パッケージ外部よりゲ
ートバイアス電圧を印加することなく最適バイアスに設
定することができ、さらにはこのゲート電圧の決定を自
動で行うことができる半導体集積回路装置及びバイアス
設定方法を提供することを目的とする。
ートバイアス電圧を印加することなく最適バイアスに設
定することができ、さらにはこのゲート電圧の決定を自
動で行うことができる半導体集積回路装置及びバイアス
設定方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路置、及びバイアス設定方法は、MMIC内部に、
増幅器を構成するFETとは別に形成したモニタ用FE
TのDC特性を評価し、その評価結果から、パッケージ
内部に設けられた内部バイアス設定手段を用いて最適バ
イアス点に設定するようにしたものである。
積回路置、及びバイアス設定方法は、MMIC内部に、
増幅器を構成するFETとは別に形成したモニタ用FE
TのDC特性を評価し、その評価結果から、パッケージ
内部に設けられた内部バイアス設定手段を用いて最適バ
イアス点に設定するようにしたものである。
【0009】また、この発明に係る半導体集積回路装
置、及びバイアス設定方法は、増幅器を構成するFET
とは別にMMIC内部に形成されたモニタ用FETのD
C特性を、パッケージ内に設けられたトランジスタ評価
手段によって評価し、その評価結果から、パッケージ内
部に設けられた内部バイアス設定手段を用いて最適バイ
アス点に設定するようにしたものである。
置、及びバイアス設定方法は、増幅器を構成するFET
とは別にMMIC内部に形成されたモニタ用FETのD
C特性を、パッケージ内に設けられたトランジスタ評価
手段によって評価し、その評価結果から、パッケージ内
部に設けられた内部バイアス設定手段を用いて最適バイ
アス点に設定するようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、MMIC内部に単独に形
成した別のモニタ用FETのDC特性を評価して増幅器
を構成するFETの最適バイアス点を決定するため、増
幅用FETの熱破壊を防止することができ、またパッケ
ージ内部に内部バイアス設定手段が設けられているの
で、上記評価結果に基づいてパッケージ内部にて最適バ
イアス点を設定することができる。
成した別のモニタ用FETのDC特性を評価して増幅器
を構成するFETの最適バイアス点を決定するため、増
幅用FETの熱破壊を防止することができ、またパッケ
ージ内部に内部バイアス設定手段が設けられているの
で、上記評価結果に基づいてパッケージ内部にて最適バ
イアス点を設定することができる。
【0011】また、この発明においては、パッケージ内
部にトランジスタ評価手段及び内部バイアス設定手段を
備えたから、パッケージ内において、モニタ用トランジ
スタの直流特性の評価と最適バイアス点の設定を行うこ
とができる。
部にトランジスタ評価手段及び内部バイアス設定手段を
備えたから、パッケージ内において、モニタ用トランジ
スタの直流特性の評価と最適バイアス点の設定を行うこ
とができる。
【0012】
実施例1.以下、この発明の第1の実施例による半導体
集積回路装置を図について説明する。図1において、図
8と同一符号は同一または相当部分を示し、11はMM
IC2内に他の回路とは別に単独で設けられたモニタF
ETであり、MMIC2内部で増幅器として動作するF
ETと同一プロセスによって形成されたものであり、M
MIC2内のFETよりも小さなゲート幅を有し、パッ
ケージ1の周囲に設けられたFET評価用端子12に接
続されている。また19は、ゲート電圧端子4と接続さ
れ、MMIC2とは別にパッケージ1内に設けられたバ
イアス調整回路である。また13は上記パッケージ1と
は別体で設けられたバイアス設定装置であり、バイアス
調整装置16,モニタFET測定回路14とから構成さ
れ、前記バイアス調整装置16には予めFET増幅器2
とモニタFET11との電気的特性の関係が記憶されて
いる。また15はモニタFET測定回路14による評価
結果の出力端子、17は出力端子15の結果を受けるバ
イアス調整装置16の入力端子、18はMMIC2のバ
イアス設定装置13によるバイアス入力端子である。
集積回路装置を図について説明する。図1において、図
8と同一符号は同一または相当部分を示し、11はMM
IC2内に他の回路とは別に単独で設けられたモニタF
ETであり、MMIC2内部で増幅器として動作するF
ETと同一プロセスによって形成されたものであり、M
MIC2内のFETよりも小さなゲート幅を有し、パッ
ケージ1の周囲に設けられたFET評価用端子12に接
続されている。また19は、ゲート電圧端子4と接続さ
れ、MMIC2とは別にパッケージ1内に設けられたバ
イアス調整回路である。また13は上記パッケージ1と
は別体で設けられたバイアス設定装置であり、バイアス
調整装置16,モニタFET測定回路14とから構成さ
れ、前記バイアス調整装置16には予めFET増幅器2
とモニタFET11との電気的特性の関係が記憶されて
いる。また15はモニタFET測定回路14による評価
結果の出力端子、17は出力端子15の結果を受けるバ
イアス調整装置16の入力端子、18はMMIC2のバ
イアス設定装置13によるバイアス入力端子である。
【0013】次に動作について説明する。MMIC2の
内部に設けられた単独で評価可能なFET11は、同一
ウェハ内のMMIC2の内部で動作する他のFETと比
べてそのゲート幅が小さいため、その電気的特性が予測
しやすい。このモニタFET11の電気特性をモニタF
ET測定回路14で測定し、その測定結果(主にDC特
性)をバイアス調整装置16に送信すると、ここでモニ
タFET11とFET増幅器3との所定の関係に基づい
て、バイアス入力端子18に最適バイアス点を決定する
ためのバイアス調整回路制御信号が出力され、パッケー
ジ1内部のバイアス調整回路19にて、FET増幅器3
のゲート電圧が最適値に設定される。
内部に設けられた単独で評価可能なFET11は、同一
ウェハ内のMMIC2の内部で動作する他のFETと比
べてそのゲート幅が小さいため、その電気的特性が予測
しやすい。このモニタFET11の電気特性をモニタF
ET測定回路14で測定し、その測定結果(主にDC特
性)をバイアス調整装置16に送信すると、ここでモニ
タFET11とFET増幅器3との所定の関係に基づい
て、バイアス入力端子18に最適バイアス点を決定する
ためのバイアス調整回路制御信号が出力され、パッケー
ジ1内部のバイアス調整回路19にて、FET増幅器3
のゲート電圧が最適値に設定される。
【0014】上記バイアス調整回路19,バイアス調整
装置16の具体的な構成としては、例えば図2に示すよ
うに、抵抗回路からなるバイアス設定用抵抗25,ワイ
ヤボンド調整装置23が挙げられる。この場合には、上
記バイアス設定装置13は半導体集積回路製造装置20
となる。
装置16の具体的な構成としては、例えば図2に示すよ
うに、抵抗回路からなるバイアス設定用抵抗25,ワイ
ヤボンド調整装置23が挙げられる。この場合には、上
記バイアス設定装置13は半導体集積回路製造装置20
となる。
【0015】以下、具体的に説明すると、上述のように
してモニタFET測定回路14にてモニタFET11の
電気的特性が測定されると、ワイヤボンド調整装置23
ではそのときの評価結果に基づいて、図3に示すよう
に、その抵抗比が抵抗27と端子28の組み合わせで可
変とできるように構成された抵抗回路の所定箇所を増幅
器3のゲート電圧端子4とボンディングし、測定回路1
4より求めた最適バイアス点になるよう自動的にワイヤ
ボンド調整装置23で選択する。
してモニタFET測定回路14にてモニタFET11の
電気的特性が測定されると、ワイヤボンド調整装置23
ではそのときの評価結果に基づいて、図3に示すよう
に、その抵抗比が抵抗27と端子28の組み合わせで可
変とできるように構成された抵抗回路の所定箇所を増幅
器3のゲート電圧端子4とボンディングし、測定回路1
4より求めた最適バイアス点になるよう自動的にワイヤ
ボンド調整装置23で選択する。
【0016】このように本実施例によれば、MMIC2
内部に形成されたモニタFET増幅器11の電気的特性
を測定し、該測定結果に基づいてワイヤボンド調整装置
23により、MMIC2内に形成されたバイアス設定用
抵抗25を構成する抵抗をワイヤボンドして、該バイア
ス設定用抵抗25によって所定の抵抗比が得られるよう
にしたので、従来のようにパッケージ1外部にバイアス
設定用抵抗を設ける必要がなく、パッケージ1内部にて
FET増幅器3の最適バイアス点を容易かつ迅速に設定
できるとともに、FET増幅器3の電気的特性の測定を
モニタFET11によって行うために、増幅器の熱的破
壊を防止することができる。
内部に形成されたモニタFET増幅器11の電気的特性
を測定し、該測定結果に基づいてワイヤボンド調整装置
23により、MMIC2内に形成されたバイアス設定用
抵抗25を構成する抵抗をワイヤボンドして、該バイア
ス設定用抵抗25によって所定の抵抗比が得られるよう
にしたので、従来のようにパッケージ1外部にバイアス
設定用抵抗を設ける必要がなく、パッケージ1内部にて
FET増幅器3の最適バイアス点を容易かつ迅速に設定
できるとともに、FET増幅器3の電気的特性の測定を
モニタFET11によって行うために、増幅器の熱的破
壊を防止することができる。
【0017】実施例2.次に本発明の第2の実施例によ
る半導体集積回路装置を図について説明する。図4にお
いて、30はMMIC外部に設けられたコンパレータで
あり、基準電圧設定器29の出力とモニタ用FET11
の出力とを比較する。基準電圧設定器29は、増幅器3
から設計通りの出力が得られるよう所定の電圧が出力さ
れるようになっている。31はコンパレータ30の出力
を受け、該出力に応じてこれを補正して高周波増幅器3
に所定のバイアス電圧として印加する電圧補正回路であ
り、この電圧補正回路31の具体的な構成としては、例
えば図5に示すように、抵抗回路から構成されており、
上記コンパレータ30の出力に基づいて増幅器3の出力
が常に一定となるようなバイアス電圧を発生する。
る半導体集積回路装置を図について説明する。図4にお
いて、30はMMIC外部に設けられたコンパレータで
あり、基準電圧設定器29の出力とモニタ用FET11
の出力とを比較する。基準電圧設定器29は、増幅器3
から設計通りの出力が得られるよう所定の電圧が出力さ
れるようになっている。31はコンパレータ30の出力
を受け、該出力に応じてこれを補正して高周波増幅器3
に所定のバイアス電圧として印加する電圧補正回路であ
り、この電圧補正回路31の具体的な構成としては、例
えば図5に示すように、抵抗回路から構成されており、
上記コンパレータ30の出力に基づいて増幅器3の出力
が常に一定となるようなバイアス電圧を発生する。
【0018】以下、動作について説明する。MMIC2
内のモニタトランジスタ11より得られるDC特性、特
にトランジスタのV−I特性、並びにピンチオフ電圧等
の情報をもとにこのトランジスタの最適ゲートバイアス
電圧を決定し、この決定された電圧を増幅器3に印加す
るものである。この際、モニタトランジスタ11から得
られる情報以外にも増幅器3の動作を決定するパラメー
タ、例えば増幅器の動作級などの情報がゲートバイアス
電圧決定には必要であるが、これらの情報もゲートバイ
アス設定時に加味される構成となっている。即ち、モニ
タトランジスタ11から得られた情報をもとに出力され
る電圧と、基準電圧設定器29により設定された電圧と
をコンパレータ30で比較し、その差分を出力すること
によって、電圧補正回路31(図5も参照)はこれをそ
の時の最適ゲートバイアス電圧に変換し、増幅器3のゲ
ートバイアス電圧として印加する。
内のモニタトランジスタ11より得られるDC特性、特
にトランジスタのV−I特性、並びにピンチオフ電圧等
の情報をもとにこのトランジスタの最適ゲートバイアス
電圧を決定し、この決定された電圧を増幅器3に印加す
るものである。この際、モニタトランジスタ11から得
られる情報以外にも増幅器3の動作を決定するパラメー
タ、例えば増幅器の動作級などの情報がゲートバイアス
電圧決定には必要であるが、これらの情報もゲートバイ
アス設定時に加味される構成となっている。即ち、モニ
タトランジスタ11から得られた情報をもとに出力され
る電圧と、基準電圧設定器29により設定された電圧と
をコンパレータ30で比較し、その差分を出力すること
によって、電圧補正回路31(図5も参照)はこれをそ
の時の最適ゲートバイアス電圧に変換し、増幅器3のゲ
ートバイアス電圧として印加する。
【0019】このように本実施例によれば、MMIC2
の内部にモニタトランジスタ11を設けるとともに、パ
ッケージ1内部に、上記モニタトランジスタ11のDC
特性の評価データより得られたバイアス電圧と基準電圧
とを比較するコンパレータ30を設け、さらにこの出力
に応じて所定のバイアス電圧を発生する電圧補正回路3
1とを設けることにより、外部装置を用いることなく、
パッケージ1内において、モニタトランジスタ11の電
気的特性評価を行い、増幅器3に印加する最適なゲート
バイアスを自動的に設定することができる。
の内部にモニタトランジスタ11を設けるとともに、パ
ッケージ1内部に、上記モニタトランジスタ11のDC
特性の評価データより得られたバイアス電圧と基準電圧
とを比較するコンパレータ30を設け、さらにこの出力
に応じて所定のバイアス電圧を発生する電圧補正回路3
1とを設けることにより、外部装置を用いることなく、
パッケージ1内において、モニタトランジスタ11の電
気的特性評価を行い、増幅器3に印加する最適なゲート
バイアスを自動的に設定することができる。
【0020】実施例3.次に本発明の第3の実施例によ
る半導体集積回路装置について説明する。図6におい
て、33はパッケージ1の周囲に設けられ、パッケージ
1内の基準電圧発生回路34の発生する電圧を制御する
ための外部コントロール端子である。その他の部分は図
5と同一である。
る半導体集積回路装置について説明する。図6におい
て、33はパッケージ1の周囲に設けられ、パッケージ
1内の基準電圧発生回路34の発生する電圧を制御する
ための外部コントロール端子である。その他の部分は図
5と同一である。
【0021】この実施例では、基本的な動作は実施例2
とほぼ同等であるが、コンパレータ30により比較され
る基準電圧を、外部コントロール端子13を用いて基準
電圧発生回路34を調整することで可変にしている。こ
のようにすることでFET増幅器の動作級を可変とする
ことができる。
とほぼ同等であるが、コンパレータ30により比較され
る基準電圧を、外部コントロール端子13を用いて基準
電圧発生回路34を調整することで可変にしている。こ
のようにすることでFET増幅器の動作級を可変とする
ことができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、MM
ICと同一チップ内に、FET増幅器と同一工程で単独
にモニタFETを設け、この直流特性をパッケージ外部
にて評価し、その評価結果にもとづいてパッケージ内部
に設けられた内部バイアス設定手段によって、増幅器に
入力されるバイアス電圧が最適となるようにしたから、
増幅器を構成するFETの熱破壊を防止することがで
き、またFET増幅器の最適バイアス点を容易に決定で
き、さらには従来に比べてバイアス調整時間を大幅に短
縮することができる効果がある。
ICと同一チップ内に、FET増幅器と同一工程で単独
にモニタFETを設け、この直流特性をパッケージ外部
にて評価し、その評価結果にもとづいてパッケージ内部
に設けられた内部バイアス設定手段によって、増幅器に
入力されるバイアス電圧が最適となるようにしたから、
増幅器を構成するFETの熱破壊を防止することがで
き、またFET増幅器の最適バイアス点を容易に決定で
き、さらには従来に比べてバイアス調整時間を大幅に短
縮することができる効果がある。
【0023】また、上記モニタFETの評価結果から最
適バイアス点を設定する内部バイアス設定手段を上記内
部バイアス設定手段とともに、パッケージ内に備えたか
ら、上記モニタFETの直流特性の評価をパッケージ内
で行うことができる効果がある。
適バイアス点を設定する内部バイアス設定手段を上記内
部バイアス設定手段とともに、パッケージ内に備えたか
ら、上記モニタFETの直流特性の評価をパッケージ内
で行うことができる効果がある。
【図1】この発明の第1の実施例による半導体集積回路
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図2】上記実施例による半導体集積回路装置のバイア
ス調整回路及びバイアス調整装置の具体例を示す構成図
である。
ス調整回路及びバイアス調整装置の具体例を示す構成図
である。
【図3】上記実施例で用いられるMMIC内で形成され
るバイアス設定用抵抗の構成図である。
るバイアス設定用抵抗の構成図である。
【図4】この発明の第2の実施例による半導体集積回路
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図5】上記実施例における電圧補正回路の一例として
バイアス設定回路を備えた半導体集積回路装置の構成図
である。
バイアス設定回路を備えた半導体集積回路装置の構成図
である。
【図6】この発明の第3の実施例による半導体集積回路
装置の構成図である。
装置の構成図である。
【図7】従来の高周波増幅器用半導体集積回路装置の構
成図である。
成図である。
【図8】従来の高周波増幅器用半導体集積回路装置のバ
イアス設定を説明するための図である。
イアス設定を説明するための図である。
【図9】従来の半導体集積回路装置のバイアス設定のた
めの外部調整回路の構成図である。
めの外部調整回路の構成図である。
1 パッケージ 2 マイクロ波集積回路(MMIC) 3 FET増幅器 4 ゲート電圧端子 5 ドレイン電圧端子 6 外部調整回路 7 高周波入力端子 8 高周波出力端子 9a,9b,27 バイアス設定抵抗 10,28 設定バイアス出力端子 11 モニタFET 13 バイアス設定装置 14 モニタFET測定装置 16 バイアス調整装置 19 バイアス調整回路 23 ワイヤボンド調整装置 25 バイアス設定用抵抗 26 ゲート電圧 27 分割抵抗 28 制御電圧端子 29 基準電圧設定器 30 コンパレータ 31 電圧補正回路 32 バイアス設定回路 33 外部コントロール端子
Claims (7)
- 【請求項1】 パッケージ内に収納され、マイクロ波集
積回路内に形成された電界効果トランジスタからなる増
幅器を有する半導体集積回路装置において、 上記増幅器を構成する電界効果トランジスタとは別に、
上記マイクロ波集積回路内に設けられたモニタ用電界効
果トランジスタと、上記パッケージ内に収納され、上記
増幅器に入力するバイアス電圧の値を設定するための内
部バイアス設定手段とを備え、 上記モニタ用電界効果トランジスタの直流特性を評価
し、該評価結果に基づいて上記内部バイアス設定手段に
より上記バイアス電圧の値を設定するようにしたことを
特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
いて、 上記内部バイアス設定手段は、複数の抵抗素子からな
り、該複数の抵抗素子のうちの必要個数のものを上記評
価結果に応じて選択し、上記増幅器のゲートに接続する
ものであることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
いて、 上記内部バイアス設定手段は、 基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、 上記モニタ用電界効果トランジスタの測定電圧と上記基
準電圧とを比較し、その差分電圧を出力するコンパレー
タと、 該コンパレータの出力を受け、上記増幅器から所定の出
力が得られるよう、上記差分電圧をバイアス電圧に変換
して上記増幅器に供給する電圧補正回路とから構成され
ていることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置にお
いて、 上記基準電圧発生回路が発生する基準電圧を可変とする
ための制御端子を上記パッケージに設けたことを特徴と
する半導体集積回路装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
いて、 上記モニタ用電界効果トランジスタの直流特性を評価す
るためのトランジスタ評価手段を上記パッケージ内に有
することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項6】 パッケージ内に収納され、マイクロ波集
積回路内に形成された電界効果トランジスタからなる増
幅器に印加するバイアス電圧を設定する方法において、 上記増幅器を構成する電界効果トランジスタとは別に、
上記マイクロ波集積回路内に単独に設けられたモニタ用
電界効果トランジスタの直流特性を評価し、該評価結果
に基づき、上記増幅器から一定の出力が得られるように
そのバイアス電圧を設定することを特徴とするバイアス
設定方法。 - 【請求項7】 請求項6記載のバイアス設定方法におい
て、 上記バイアス電圧は、上記評価結果に応じて、上記パッ
ケージ内に設けられた複数のバイアス設定用の抵抗素子
の中から必要個数を選択し、これをワイヤボンド装置に
て上記増幅器のゲートに接続することにより設定するこ
とを特徴とするバイアス設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19710993A JPH0750527A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 半導体集積回路装置及びバイアス設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19710993A JPH0750527A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 半導体集積回路装置及びバイアス設定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0750527A true JPH0750527A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16368886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19710993A Pending JPH0750527A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 半導体集積回路装置及びバイアス設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750527A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001094349A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-04-06 | Samsung Electronics Co Ltd | 携帯電話端末用電力増幅器 |
JP2010219964A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Toshiba Corp | バイアス生成回路及び電圧制御発振器 |
US7821447B2 (en) | 2007-09-18 | 2010-10-26 | Fujitsu Ten Limited | Bias adjustment of radio frequency unit in radar apparatus |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP19710993A patent/JPH0750527A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001094349A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-04-06 | Samsung Electronics Co Ltd | 携帯電話端末用電力増幅器 |
US7821447B2 (en) | 2007-09-18 | 2010-10-26 | Fujitsu Ten Limited | Bias adjustment of radio frequency unit in radar apparatus |
JP2010219964A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Toshiba Corp | バイアス生成回路及び電圧制御発振器 |
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