JPH07504993A - 径方向に対称なホログラム及びその製造方法 - Google Patents

径方向に対称なホログラム及びその製造方法

Info

Publication number
JPH07504993A
JPH07504993A JP5508654A JP50865493A JPH07504993A JP H07504993 A JPH07504993 A JP H07504993A JP 5508654 A JP5508654 A JP 5508654A JP 50865493 A JP50865493 A JP 50865493A JP H07504993 A JPH07504993 A JP H07504993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
radial
hologram
phase transition
determining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5508654A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3333200B2 (ja
Inventor
フェルドマン マイケル アール
ウエルチ ダブリュー ハドソン
モーリス ジェイムス イー
Original Assignee
ユニヴァーシティ オブ ノース カロライナ アット シャーロット
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニヴァーシティ オブ ノース カロライナ アット シャーロット filed Critical ユニヴァーシティ オブ ノース カロライナ アット シャーロット
Publication of JPH07504993A publication Critical patent/JPH07504993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3333200B2 publication Critical patent/JP3333200B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/32Holograms used as optical elements
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/04Processes or apparatus for producing holograms
    • G03H1/08Synthesising holograms, i.e. holograms synthesized from objects or objects from holograms
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/04Processes or apparatus for producing holograms
    • G03H1/08Synthesising holograms, i.e. holograms synthesized from objects or objects from holograms
    • G03H1/0808Methods of numerical synthesis, e.g. coherent ray tracing [CRT], diffraction specific

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 径方向に対称なホログラム及びその製造方法発明の分野 本発明はホログラフィ、特にホログラムの製造方法及びこの製造方法によって製 造されたホログラムに関するものである。
発明の背景 ホログラフィ技術の改良により、ホログラフィか最新の光学系で大きな役割を果 している。現在、ポログラムは、高解像度結像光学系、集束及び平行化光学系、 非球面素子の試験、及び屈折性素子の色収差補正を含む幅広い用途において回折 性光学素子として広く使用されている。
現在、コヒーレントな光ビームによる干渉縞を写真プレート上に形成し、この写 真プレートを現像することにより回折性光学素子用のホログラムを製造すること が既知である。米国特許第46079!4号の名称「オプティカル システムデ ザイン テクニークス ユージング ホログラフィク オプティカル ニレメン t゛(Oplical System Design Techniques  Using Ilolograpbic 0pLtca戟@Ele Illent) J 、米国特許第4649351号の名称「アバラタス アン ド メソッドフォー フヒーレントリイ アディング レーザ ビームス(Ap paratus andMethod for Coherently Add irg L、aser Beams) J 、及び米国特許第4813762号 の名称[コヒーレント ビーム カミング オプ レーザズ ユージングマイク ロレノズイズ アンド ディフラクティブ カップリング(Coheret B eamComig or La5ers Using Microlenses  and Diffractive Coupling)Jを参照■■ tこい。
しかしながら、コヒーレントな先ビームの干渉作用によって作られたホログラム は、ホログラムの干渉縞を作り出す内部形態を含んでいる。これら干渉作用を利 用したホログラムは、典型的には個別に作られ、情密な装置を用いてコヒーレン トな光ビームによる干渉縞を写真プレート上に形成する必要かある。従って、こ れらのホログラムは大量生産するのは困難である。
干渉性ホログラムの大量生産における課題を解決するため、コンピュータ設計ホ ログラム(CGH)が開発された。CG Hは、特別な機能を達成する所望のホ ログラフィックパターンを計算し、次にこのパターンをフォトリソグラフィ又は 他の技術を利用してガラス又は他の基板上に形成することによって製造されてい る。この技術は、例えば米国特許第4960311号の名称「ホログラフィック エクスポージャ システム フォー コンピュータ ジエネレイテツド ホログ ラムス(Holographic 1xposure SysLem For  Computer Generated IIologr={*s) J に記載されている。
反復性個別エンコーディングを利用してCGHを設計することも既知である。
この反復性個別エンコーディングでは、ホログラムを矩形セルの2次元アレイに 分割している。そして、各矩形セルについて初期透過率値が選択され、ホログラ ムのための1&適化された位相が計算される。次に、反復性最適化処理が用いら れてセルの透過率値が最適化される。次に、ホログラムについての誤差関数が画 像品質に基いて計算される。単一のセルについて変更が行なわれ、出カバターン の変更が計算される。次に、誤差関数が再計算される。誤差関数の変化に基き、 この変化が受け入れられ又は拒絶される。この処理は誤差関数が受け入れられる 値に到達するまで反復繰り返され、画像品質が最適化される。これらの処理を反 復して行なう場合コンピュータを用いることは理想である。この理由は、光学系 の設計に実大な時間がかかるからである。
CG Hについて反復エンコーディング(encard ing)法を用いる例 として、特開昭59−50480号公報に記載された名称[チェツキング デバ イス オンリプロディユースド イメージ オン カルキュレーティング ホロ グラム(Cbecking Device of Reproduced 1m ege of Calculating Hologram) Jyび米 国特許第4969700号発明の名称「コンピュータ エイディラド ホログラ フィ−アンド ホログラフィック コンピュータ グラフィックス(Cospu LerAided Holography and )Iolographic  ConpuLer Graphics)を参照されたい。反復エンコーディン グも1984年に発行された雑誌“アプライド オプティックス(Applie d 0ptecs)の第23巻1b18.第3099頁〜第3104頁に記載さ れた文献[コンピュータ ジエネレイデッド ホログラムス フォー ジュオメ トリック トランスフォーメーンヨンズ(Camputer GemeraLe d llolograms forgeomeLric Transfar+* aLion)J及び1984年に発行された雑誌“アプライドオプティックス( Applied 0ptics) ”第23巻、l!l14.第2441頁〜第 2447頁に記載されている文献[コンピュータージェネレイデッド レインボ ーホログラムス(Computer−Generated Rainbow I lolograns)Jに記載されている。
また、反復個別軸上エンコーディング法は、1989年に発行された雑誌°オプ ティカル ソサイエティー オン アメリカ(OpLecal 5ociety  of Amereca) ”の第479頁〜第481頁に記載されている文献 [イテラティブ エンコーディング オン ハイーエフィシエンシ ホログラム  フォー ジェネレーションオン スポット アレイズ(lLeraLive  Encording of Iligh−Efsiciency Hologr amsfar GeneratIon of 5DoL Arrays) Jに 記載されており、この文献の記載内容は本願発明の内容として援用する。
小さいfナンバの光学素子にこの反復個別エンコーディング法を実施する際の多 くの障害は、この方法によって達成される回折効率が低いこと、典型的な場合5 0%以下の回折効率しか得られないことである。カルフォルニア州、パサディナ のオプティカル リザーチ アソシエーツ社から市販されているC0DE Vの ような市販のCGHソフトウェア パッケージは現在入手でき、このソフトウェ アはホログラムを高効率光学系用の連続位相プロファイルとしてモデル化してい る。反復エンコーディング法は理論的に100%の回折効率を達成できるが、こ の回折効率を達成するためには連続位相プロファイルが必要である。しかしなが ら、ホログラムは本質的に不連続な大規模集積化(“VLSI”)製造技術を用 いて一般的に製造される。不幸なことに、VLSI製造技術では連続位相プロフ ァイルを製造することができない。従って、連続位相プロファイルに基いて製造 する場合、回折効率が大幅に低下してしまう。
この製造上の障害を克服するものとして、連続位相プロファイルを近似したもの として1lih的位相レベル(N)を用いる径方向対称性ホログラムか開発され ている。この方法では、最初にCG Hは、上述したC0DE Vのような光学 設計光線追跡プログラムで連続位相オンリホログラムとしてモデル化される。次 に、連続位相関数がサンプリングされ最も近接した個別の位相レベル(N)に近 似される。この方法は、“Direct Sampling”方法として既知で ある。
このCGHで用いられる位相レベルの最大数(N、□)は次式で与えられる。
N□1≦T、iIl/δ −(1) ここで、δは製造し得る最小の形態サイズであり、T1゜は最小の回折格子周期 である。コリメータレンズ又は集束性レンズの場合、T1.はホログラムリング と関係し次式で与えられる。
ここで、fナンバは光学素子の直径に対する焦点距離として規定することができ 、λは光源の波長である。
離散位相レベルを用いるC G Hの回折効率(η)は次式で与えられる。
Direct Sa呻leng法で径方向に対称なホログラムを製造する場合、 3個のフォトリソグラフィ マスキング及びエツチング工程が用いられる。この 方法で製造されたホログラムは一連の円形リングを有し、2個の隣接するリング 間の位相レベル (N)の数の差は、この差かN−1に等しい縮量を除いて、l に等しい。
マスクの数(J)と位相レベル(N)の数との間の関係は以下の式で与えられる 。
N = 2 ’ −−−(4) このDirect SampIeng法は米国特許第4895790号明細書発 明の名称[ハイーエフィンエンン マルチレベル ディフラクティブ オプティ カル エレメンツ(High−Efficiency MulLilevel  DiffracLive 0ptical Elellents)Jに記載■■ ている。
しかしながら、これら既知の径方向対称性ホログラムは、製造工程に固有の微細 な形態サイズの限界に起因して小さなrナンバが要求される場合、回折効率が低 くなってしまう。CGHのrナンバが低下するとCGHの格子周期も減少するの で、式(1)では少数の位相レベルしか用いることができない。さらに、式(3 )は、CG I−1の最小形態サイズ(δ)がT、、、/Nよりも一層小さい場 合だけ有効である。
実際には、N>2の場合において、CG Hの最小形態サイズ(δ) h(Tm +m /N程度の場合、実際のCGH回折効率は式(3)で与える回折効率より も顕著に低下する。大きなfナンバ素子(fナンバ〉30)の場合90%を超え る回折効率か報告されているが、上述した工程の小さな[ナンバのCG Hの場 合の回折効率は、製造上の形態サイズの限界に起因して一般的に約40〜50% である。従って、小さなfナンバが要求される場合、高い回折効率を有するホロ グラムについは位相が連続する必要かある。
発明の概要 従って、本発明の目的は、改良された径方向対称性ホログラム及びその製造方法 を提供することにある。
本発明の別の目的は、改良されたコンピュータ生成ホログラム(CGH)を提供 することにある。
さらに、本発明の目的は、既知のエンコーディング方法のホログラムよりも一層 高い回折効率を有する小さなfナンバのホログラムの製造方法を提供することで ある。
本発明では、これらの及び他の目的は、ホログラムについての径方向対称性反復 個別軸上(“R3ID0“)エンコーディング法及びこの方法によって作成され たホログラムによって実現される。本発明の径方向対称性反復個別軸上ホログラ ムは、径方向の位相か一定の複数の同心状の縞を決定するごとにより製造される 。次に、各同心状の縞について多数の径方向位相遷移点及びこれら位相遷移点間 の径方向位相値を決定する。これら径方向位相遷移点及び径方向位相値は繰り返 し最適化されて、ホログラムの性能を最大にする最適化された径方向位相遷移点 及び最適化された径方向位相値か得られる。径方向対称性ホログラムは、これら 経通化された径方向位相遷移点及び径方向位相値に基いて基板上に形成する。
特に、R3ID0ホログラムは一連のリングに分割される。このホログラムは、 各リング毎の径方向位相遷移点及び径方向位相値によって完全に特徴付けられる 。
径方向位相遷移点は最初にサブ最適化法によって選択され、径方向位相値はホロ グラムリング間に分配される。初期ホログラム透過率が選択され、回折/(ター ンを計算する。次に、画像品質の目安となる誤差関数を計算する。この誤差関数 は、高い性能を有する回折パターンが作成されたとき誤差関数か最小になるよう に選択する。
ホログラムのtaのリングの透過率を変更し、新しい回折パターン及び新しい誤 差関数を計算する。試みた透過率が誤差関数を減少させた場合、この変更を受け 入れる。誤差関数か増加する場合、ホログラムの透過率の変更が順次の反復で減 少する可能性がある場合条件付き受け入れる。全てのホログラムリングが1回で 新しくなった後には、単一の変更か完全であると考える。この反復処理は、受は 入れることかできる回折パターンを発生させるホログラム透過関数が見い出され るまで連続して行なう。この反復性最適化ルーチンを用いて、ホログラム回折効 率を最大にし収差を最小にする径方向遷移点と径方向位相値との最適な組を決定 する。
本発明のR8ID0エンコーデイング法を用いて、既知の他のいかなる方法で得 られるホログラムよりも一層高い回折効率のホログラムを作成することができる 。通常のエンフードされたホログラムよりも一層高い回折効率を得ることができ る。この理由は、既知の方法では、製造作業における固有の形態サイズの制約に 起因して同一の高い回折効率を得るためには大きなrナンバか必要になるからで ある。
本発明のR8(DOエンコーディング法は既知のIDOエンコーディング法とは 相異する。この理由は、既知のIDOエンコーディング法はホログラムを矩形セ ルのアレイに分割し各セルの透過率を反復最適化ルーチンにより決定しているか らである。これに対して、R8rDoエンコーディング法では、ホログラムをリ ングアレイに分割している。リングの透過率及び各リングの境界は反復最適化ル ーチンによって決定される。さらに、従来のIDOエンコーディング法を用いて 透過関数を径方向に対称にエンコードする場合、得られるホログラムは、R5I DOエンコーディングホログラムとは大幅に相異する。すなわち、従来のIDO エンコーディング法は、取り得る位相遷移点を矩形セルの境界の位置に限定して いるからである。
R3ID0エンコーデイング法は、一般的に径方向に対称なホログラムのDir ecl Sampling法とも相異する。特に、R3ID0エンコーデイング 法は、任意の位相のリングの位置ではなく一定位相の縞の位置によって1llf 敗的なホログラム透過率を繰り返し決定している。各編は、同一の位相遷移を有 する数個のリングを含んでいる。R3ID0エンコーデイング法は、任意の位相 のリング位置ではなく一定位相の縞の位置を決定しており、反復最適化法を行な うための計算時間が大幅に減少する。
また、R3ID0エンコーデイング法によって製造されたホログラムは、一般的 に径方向に対称なホログラムのDirecL Sampling法によって製造 されたホログラムとも相異する。この一般的に径方向にT・I称なホログラムは 一連の同心状のリングを有し、2faの隣接するリング間の位相レベル(N)の 差は、位相レベルの差が位相レベルの数から1を減算したIa(N−1)に等し い縮量を除いて1に等しい。これに対して、R3ID0エンコーデイング法によ って作成されたホログラムは一般的に径方向に対称なホログラムとは相異する。
この理由は、N個の位相レベルを有するR、5IDO法によるホログラムでは、 2個の隣接する縮量の位相レベルの数(N)における差はlよりも大きく且つ予 め定めた位相レベルの数から1を減算した値 (N−1)以下であり、すなわち 位相間引か存在する。
最良の実施形態 本発明の好適実施例を示す添付図面に基いて本発明の詳細な説明する。しかしな がら、本発明は種々の形態として実施することができ、ここで説明する実施例だ けに限定されるものではない。また、ここで説明する実施例は説明全体を完全に し当業者に本発明の範囲を十分に説明するためのものである。尚、全体を通して 同−又は類似の部材には同一符号を付して説明する。
図1を参照するに、本発明による径方向に対称なホログラムの製造方法について 説明する。ブロック10に示すように、最初に所望の光学系を特定する。この工 程において、設計者は光学系の性能特性を決定する。例えば、設計者は光学系中 において光を平行光とするためのホログラムを使用することを望む場合がある。
これら所望の用途の場合、設計者は所望の結果を達成するための所望の光学系の 性能を特定する。
次に、ブロック20を参照するに、光学系のパラメータを特定する。一旦所望の 光学系が特定されると、設計者は当業者にとって周知の幾何学的、放射性又はス カラ回折計算を行なうことによって所定の光学系の光学パラメータの組を特定す ることができる。これら光学系のパラメータは、光学素子の曲率、光学素子の屈 折率、光学素子の位置及び大きさ、像点、焦点距離、像の大きさ、ia以上の光 学素子が光学系中に含まれている場合には素子間の相対的間隔、及び光源の波長 を含むことができる。
最初の光学系のパラメータが特定された後、図1のブロック30で示すように光 学系の定数を決定する。当業者にとって周知の光学定数は、特定された光学系の パラメータの組を利用して決定することができる。例えば、光学系のFナンバは 、素子の焦点距離をその素子の直径で除算することにより通常決定される。素子 の璋点距離及び直径は、共にブロック30で示す工程において特定された初期の 光学系のパラメータである。一旦Fナンバが計算されると、このFナンバは特定 された光学系の結像性能を改善するための種々の変更に亘って同一に維持する。
図1の次の工程ブロック40では、ブロック20で特定された光学系パラメータ の組及びブロック30で特定された光学定数から各同心状の縞についての多数の 径方向の位相遷移点及びこれら位相遷移点間の径方向位相値を決定する。多数の 1方向位相遭移点及び径方向位相値を決定するため、初めにレイリーサマーフェ ルトの回折式を用いて図2に示す軸上光学系における単一の径方向対称素子又は リングをモデル化する。像面のスカラ振幅及び位相分布は次式で与えられる。
ここで、U(PI)はホログラム面におけるスカラ振幅及び位相振幅であり、そ の積分は全ホログラム面(ds)に亘って行なう。(5)式において、にを用い て波数(に=2π/λ)を指定し、1(は加算インデックスとし、rは光学素子 の像面の径方向の距離ベクトルとし、負は単位法線とし、Jはfゴとする。スカ ラ振幅及び位相分布は、入射波A(r2+)にホログラム透過関数H(PI)を 乗算することにより得られる。
U (T’−)−〇 (P +)A (r J −−−(6)径方向に対称なホ ログラム透過率を利用するごとにより分離式が生ずる。
ここで、ZaJ ro+=cO5(Pl、I’7)であり、ρ及びθはホログラ ム面における座標であり、Rは図3に示すホログラムの半径である。この式は加 算すると以下のように近似される。
ホログラム面は個別の径方向座標(ρ−に△ρ)及び(θ−LΔθ)で表わされ 、像面の点はnl及び11で指定され、Lは加算インデックスである。式(8) は以下のように古き直すことができる。
ここで、C1,、は次式で与えられる。
ここで、Ctm++は次式で与えられる。
式(10)のC1,、の計算は画像振幅及び位相分布の値をめるのに必要な計算 時間の大部分を表わす。しかしながら、C*−はホログラム透過率に対して完全 に独立している。従って、これらの和は前処理されて3次元アレイとして記憶す ることかできる。この記憶されたアレイにより、ホログラム透過率が変化する毎 に画像振幅及び位相分布を速かに計算することができる。
単一のリングをモデル化するレイリーサマーフェルトの回折式に基き、ホログラ ム全体は図4に示すに個の同心状のリングの組として表わすことができる。ホロ グラム透過率の振幅はホログラム全体に亘って1である(continuous  phase−only hologram)。各リングの位相φ、は一定値に 限定され、以下の組のN個の値のうちの1個の値に限定される。
ホログラムの振幅かホログラム全体に亘ってlであるから、ホログラム透過率は 以下の式で与えられる。
Hh =cxp (jφk ) −−−(12)多くのホログラムの製造工程に おいて、最小の形態サイズ(δ)は形態の配置精度(Δρ)よりもはるかに大き い。この特性を考慮するため、KgAのリングを一定位相のP個の同心状の縞に グループ化する。ここでP<<Kである。P個の縞の各々はに個のリングのうち の少なくとも6762個のリングを含む。
このグループ化により、各編は少なくともホログラムの最小形態サイズの大きさ になる。Δρは最小形態配置精度に設定する。最小形態サイズの典型的な値は0 .3μ■〜1.0μ膳であり、最小配置精度の典型的な値は0.03μ11〜0 .5μmである。
式(12)のホログラム透過率を式(5)で表した画像のスカラ振幅及び位相分 布で置き換えると、次式が得られる。
上式を一定位相のP個の縞として書くと、次式が得られる。
ここで、S21.はスカラ振幅Ua11に対するP番目の縞の寄与を表わし、S 2.、は以下の式で与えられる。
図5はに=74及びP=8の場合のCG Hを示す。このホログラムの位相透過 率は原点からの径方向の距離の関数としてプロットした。最小形態サイズ(δ) は7Δρに等しいので、各編は少なくとも7個のリングを含む。
このホログラムは2個のアレイにより完全に特定される。一方のアレイは、位相 が一方の予め定めた位相レベルから次の位相レベルに遷移する半径を示すインデ ックスに、 (p)を含む。他方のアレイは各同心状の縞の位相値(φ、)を含 む。
再び図1を参照するに、初期の複数の径方向位相遷移点及び径方向位相値が決定 されると、次にホログラム透過関数が特定され、次にブロック50で示すように 誤差関数が決定される。この誤差関数は出射面における強度分布から決定される 画像品質に基くものである。
誤差関数は、変調伝達関数(MIF)、回折効率(η)、二乗平均誤差(MSE ) 、S/N比(SNR)又は他の画像基準のような誤差測定技術から決定でき る。光学的相互結合及びファイバの光結合を含む多くのCGHの場合、性能を回 折効率に基礎を置くことで十分である。この場合、有用な誤差関数は次式で与え られる。
e=1−η −(16) ここで、ηは回折効率であり、eは誤差である。
像面の各構成部分の強度は各U□の絶対値の二乗により与えられる。各部分P1 .のパワーは単一の構成部分の区域が乗算された強度となる。同様に、ホログラ ムに入射する全パワーは定数で与えられる。
最後に、回折効率は像面の再生区域のパワーを加算しホログラムへの入射パワー で除算することにより決定され、次式で表わされる。
ここで、Pl、3はホログラムに入射するパワーであり、P、、はインデックス (m。
b)を有する像面座標に向けて偏向されるパワーである。
式(18)のM及びB点は光を像面の所望の位置に入射させるように選択する。
例えば、光学的に相互結合する場合、検出器は像面の特定の位相に配置され、M 及びB点は検出器の表面領域に亘って分配する。
誤差関数を変更することにより、各構成部分か最適化され入射波面の範囲に亘っ て適正な性能が与えられる。例えば次式で与えられる誤差関数により、Ql[I の入射波面について高性能なCG Hが得られる。式(19)において、η、は 1番目の入射波面に対する回折効率であり、a、は使用によって特定された“重 み付け”と称せられる定数である。重み付は値は適切に調整され、各入射波面と 関連する相対重要度を変化させる。
再び図1を参照するに、ブロック60において最初に設定した複数の径方向位相 遷移点及び径方向位相値を繰り返し最適化して式(19)で示す誤差関数を最小 にする径方向位相遷移点及び径方向位相値を見い出す。初期径方向位相遷移点及 び径方向位相値か選択された後、最内周側の縞の位相値及び位置について変更を 行なう。誤差関数を再計算し、変更を受け入れ又は拒絶する。各編について順次 の順序で最外周に達するまで変更を行なう。これにより、単一の相互作用か構成 される。
誤差関数は、単一の縞の透過率及び位置の変化に起因する回折パターンの変化だ けを計算することにより、直ちに再計算される。この再計算処理は、最適化され た位相遷移点及び位相値に到達したとき高い光学性能が生ずるまで連続して行な う。これらの最適化された位相遷移点及び位相値はエンコーディングアレイによ り保持する。
図6は従来のDirect Sampling法を最小の形態サイズ(δ)でい かにして限定されるかを示す。現在、約0.5μ園の形態が最新の深い紫外線ウ ェファステ・ソバを用いて製造される最小の形態である。従って、2個の位相レ ベルを用いて「ナンド=1の素子を製造することができ、この結果Nを式(4) で述べた2μ個の位相レベルに限定した場合41%の最大の回折効率が生ずる。
ここで、Jはマスクの数である。Direct Sampling法を用いて約 94%の回折効率を得るためには約0.2μmの形態サイズが必要である。他方 において、R8ID0エンコーデイング法は、以下に示すように制限されに限定 された位相レベルNを有する。
J+l≦N≦21 −−−(20) ずなわち、R5ID0エンコーデイング法は2μ個の位相レベルに限定されない 。
ここで、5個のマスクを用いる。
図7は、本発明のR3ID0エンコーデイング法を利用してfナンバー1を有す る素子の場合の最小形態サイズ(δ)に対する回折効率の関係を示す。δ=0. 7μmの場合、80%以上の回折効率に到達することができる。図8及び図9は 、fナンバー1,5及び「ナンバ=2の素子の場合の最小形態サイズ(δ)と回 折効率との関係をそれぞれ示す。R8ID0エンコーデイング法によれば、0. 7μ−の既知の製造形態サイズを用いて式(3)により与えられる分析結果に接 近するrナンバー2の素子が得られる。
図10A、図10B及び図10CはR3ID0エンコーデイング法とDirec LSampling法とを比較し得られたホログラムの差異を示す。図10A、 図10B及び図10Cは種々の半径に対するfナンバーlを有するR3ID0エ ンコーデイングされた位相プロファイルを示す。8個の位相レベルか用いられ、 生じた回折効率は67%である。図10Aはホログラムの回折周期が最小形態サ イズ(δ=1.0μm)に比較してより大きい矩い半径を示す。この場合、R3 l0エンコーデイング法はDirect Sampling法と同様である。こ の位相レベルは7から0である。一方、必ずしも矩形とする必要はない。R3I D0エンコーデイング法は縞を僅かに移動させて回折効率を改善することができ る。この場合、連続する関数は100%の回折効率を存するので、縞調整を行な って回折効率に対するエンコーディングの効果を補償する。
図10Bはより大きな半径を有する図10Aと同一構造のホログラムの位相プロ ファイルを示す。ここで、ホログラムの格子周期は最小形態サイズに比べて小さ いので、8M全ての位相レベルは1個の周期に適合していない。これは、Dir ecl Sa■pljt+g法をもはや用いることができない限界を示す。R3 ID0エンコーデイング法は、細孔の回折効率が得られるまで位相レベルを任意 に選択することになる。ごの方法が極めて類似した縞についていかにして種々の 位相レベルを選択するかについて注意されたい。
図10Bも同様に、R3ID0のエンコードされたホログラムが通常の径方向に 対称なホログラムと相違することを示す。すなわち、R3ID0エンコードされ たホログラムにおいては、少なくとも2個の隣接する錫量の位相レベル(N)の 数の差が1以上であって予め定めた同心状の縞の数から1だけ減算した値以下で あるからであり、すなわち“位相間引き”が存在するからである。位相間引きを 用いてホログラムの性能か最適化される。
図10Cは図10A及び図10Bと同一構造で一層大きな半径を有するホログラ ムを示す。図1OCは格子周期が最小形態サイズ(δ)の約2倍となる端部付近 のホログラム縞を示す。設計者は選択されるべきπラジアンだけ分離した位相レ ベル(N)を予期するが、R5ID0エンコーデイング法ではより可能性の少な い選択によって最高の回折効率か得られることか決定される。
図11はR3ID0エンコーデイング法に対するDirecL Sa11pli ng法を用(する径方向に対称なホログラムの取り得る最良の比較結果を示す1 組の表を示す。rナンバー5の素子の場合、小さな最小形態サイズを用いれば、 21&!Iの方法によって互いにほぼ同一の結果か得られる。しカルなが呟 f ナンノくく5の素子の場合、図11A及び図11Bに示ずようにR3ID0エン コーデイング法によって一層高い回折効率が得られる。図11cの表は、近接) オドリソグラフィ マスクアライナのような装置の限界であるδ−2,0μmの 場合に、R3ID0を用0て5以上のfナンバの素子の回折効率をいかにして一 層高くできるかを数値的に示す。
上述したR3ID0エンコーデイング法は、エンコーディングする前に100% の回折効率を有する位相連続関数を用いて開始した結果である。さらに、R5I D0法は、エンコーディングして1個又は2個の光学素子系についての不十分な 初期連続関数の回折効率を改善するのに有用である。例えば、回折効率がたかだ か4.35%の位相連続関数をスタート関数として用いた。適切な強化スケジュ ールを有するR3ID0エンコーデイングにより、0.7μ簡の形態サイズで8 段階の位相レベルのホログラムにおいて81%の回折効率が生じた。
このように、IDOエンコーディング法は簡単化することができる。C0DEV のような光線追跡プログラムを用いて連続位相ブロファルを決定しその後エンコ ーディングする代りに、エンコーディング及びホログラム位相関数を1回の工程 で決定することかできる。この処理により、2回の工程処理よりも一層高い性能 のホログラムを作成することができる。
しかしながら、多くの素子系においては、100%の回折効率を有する連続位相 関数を用いてスタートするR3ID0エンコーデイング法か好適である。この場 合、誤差関数は位相離散関数と位相連続関数との間の相関により決定する。
再び図1を参照するに、R9ID0エンコーデイング処理によって最適化された 位相遷移点及び最適化された位相値が決定され保持された後ブロック70におい てホログラムの製造を行なう。この工程において、保持されている最適化された 位相遷移点及び位相値に対応する同心状の縞ををする複数のマスクを作成する。
次に、これらマスクを用いて径方向に対称なホログラム基板に当業者にとって周 知のエツチング処理を行なう。堆積技術のような他の製造技術も用いることがで きる。
設計プロセス中に径方向に対称なホログラムの+2数個の部分だけを用いること も当業者にとって周知であり、この場合得られるホログラムは必ずしも径方向に 対称ではない。R,5IDOエンコーデイング法はこれらの用途にも用いること ができる。
図12は周知の堆積及びリフトオフのマイクロ電子製造技術を用い本発明に基い て製造した径方向に対称なホログラムの断面を示す走査電子顕微鏡写真である。
この顕微鏡写真は、格子周期が最小形態サイズに比べて小さいため、1個の格子 周期(T)に整合していない8個の位相レベルを有する本発明のホログラムを示 す。一定位相の錫量に8個の位相レベルを用いて形成されたホログラムと5個の 位相レベルだけを用いて形成されたホログラムが示されるので、R3ID0エン コーデイング法の“位相間引き”特性が示される。
図面及び明細書に本発明の代表的な好適実施例を記載し、説明に際し特有の用語 を用いたか、これら用語は一般的な意味で用いたものであり以下の述べる本発明 の範囲を■定するものではない。
図面の簡単な説明 図1は本発明による径方向に対称なホログラムを製造するプロセスを示す線図で ある。
図2は径方向に対称なホログラムの単一のリングをレイリーツマフェル)・回折 式に基く軸上光学系にモデル化する方法を示す線図である。
図3は系方向座標で表わしたボログラムを示す線図である。
図4は本発明による径方向に対称なホログラムの透過率を示す線図で島る。
図5は本発明による74個のリングと8個の縞を有するコンピュータ形成ホログ ラムのプロファイルを示す線図である。
図6は既知の径方向に対称なホログラムの製造方法(DHect Sqmpli ng法)が最小形態サイズ(δ)によっていかに制約を受けるかを示す線図であ る。
図7は本発明によるfナンバー1の光学素子における最小形態サイズに対する回 折効率を示す線図である。
図8は本発明によるfナンバー1.5の光学素子における最小形態サイズに幻す る回折効率を示す線図である。
図9は本発明によるfナンバー2の光学素子における最小形態サイズに対する回 折効率を示す線図である。
図10A〜図10Cは本発明による種々の半径における「ナンバー1のエンコー ドされた位相プロファイルを示す線図である。
図11.A〜図11CはDirect Sampling法によって製造された 径方向に対称なホログラムと本発明のR3ID0法によって製造された径方向に 対称なホログラムとの比較結果を示す1組の表である。
図12は本発明による堆積及びリフト寸法を用いて製造されたj¥力方向対称な ホログラムの断面を示す走査型顕微鏡写真である。
RADIUS (pm) RADIUS (Hm) 国際調査報告 、+ll+JH+−+−PCT/IJs 92109391++1+++1++ 1□、+1+、1.+、7. ρCT/LIS 92109391フロントペー ジの続き (81)指定国 EP(AT、BE、・CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、SE)、0A (BF、BJ、CF、CG、CI、 CM、 GA、 GN、 ML、 MR, SN、 TD、 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、  CH,C3゜DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、  LU、 MG、 MN、 MW、 NL、 No、 PL、RO,RU、SD 、SE、UA (72)発明者 ウエルチ ダブリュー ハドランアメリカ合衆国 ノース カ ロライナ州28213 シャーロット ケイ ジンガーレイン 2312 (72)発明者 モーリス ジェイムス イーアメリカ合衆国 ノース カロラ イナ州28215 シャーロット イーストウェイドライブ 2500 アパー トメント 29 ビ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.径方向に一定の位相の複数の同心状の縞を有する径方向に対称なホログラム を製造するに際し、 各同心状の縞について、複数の径方向位相遷移点及びこれら径方向の位相遷移点 間の径方向の位相値を決定する工程と、前記複数の径方向位相遷移点及び径方向 位相値を繰り返し最適化して最適化された径方向位相遷移点及び最適化された径 方向位相値を得る工程と、前記最適化された径方向位相遷移点及び最適化された 径方向位相値に対応する径方向に一定の位相の同心状の縞を有する径方向に対称 なホログラムを製造する工程とを具え、 前記繰り返し最適化する工程が、 前記ホログラムについて光学系の誤差関数を決定する工程と、前記複数の径方向 位相遷移点及び径方向位相値を変更する工程と、前記変更された複数の径方向位 相遷移点及び径方向位相値が前記光学系の誤差関数を減少させるか否かを決定す る工程と、前記誤差関数が減少している場合、変更された径方向位相遷移点及び 径方向位相値を保持する工程とを具える径方向に対称なホログラムの製造方法。
  2. 2.前記決定する工程の後に、ホログラムについて光学パラメータの組を特定す る工程を行ない、 前記決定する工程が、前記特定された光学パラメータの組から、各径方向に一定 の位相の縞について複数の径方向位相遷移点及び径方向位相値を決定する工程を 含む請求の範囲1に記載の方法。
  3. 3.前記特定する工程と決定する工程との間で、前記ホログラムについて前記特 定された光学パラメータの組から複数の光学系の定数を決定する工程を行なう請 求の範囲2に記載の方法。
  4. 4.前記光学系の誤差関数を決定する工程が、個別の位相関数と連続する位相関 数との間の相関から前記誤差関数を決定する工程を有する請求の範囲1に記載の 方法。
  5. 5.前記ホログラムを製造する工程が、前記最適化された径方向位相遷移及び最 適化された位相値に対応する同心状の縞を有する予め定めた数のマスクを作る工 程と、前記マスクを用いて基板上に径方向に対称なホログラムを製造する工程と を具える請求の範囲1に記載の方法。
  6. 6.前記マスクを用いる工程が、前記予め定めた数のマスクを用いて、前記予め 定めた数以上であって、予め定めた数の2乗に等しいか又はこれ以下の位相レベ ルを有するホログラムを製造する工程を有する請求の範囲5に記載の方法。
  7. 7.さらに、径方向に対称なマスクホログラムを作る工程と、このマスクホログ ラムを用いて、対応する複数の基板上に複数の径方向に対称なホログラムを形成 する工程とを具える請求の範囲1に記載の方法。
  8. 8.予め定めた複数のマスクを作る工程と、これら予め定めた複数のマスクを用 いて、これら予め定めたマスクの数より多く、予め定めた数の2乗以下の位相レ ベルを有するホログラムを製造する工程とを具えるホログラムの製造方法。
  9. 9.一定位相の複数の同心状の縞を有する径方向に対称するホログラムを製造す るに際し、 光学系を特定する工程と、 前記光学系について光学パラメータの組を特定する工程と、前記光学パラメータ の組から光学定数を決定する工程と、前記光学パラメータの組及び光学定数から 、各同心状の縞について、複数の径方向の位相遷移点及びこれら位相遷移点間の 径方向位相値を決定する工程と、各同心状の縞について、前記複数の径方向位相 遷移点及びこれら位相遷移点間の位相値についての光学系誤差関数を決定する工 程と、前記複数の径方向位相遷移点及び位相値を繰り返し最適化して、前記光学 系誤差関数が減少した最適化された径方向位相遷移点及び位相値を得る工程と、 前記最適化された径方向位相遷移点及び最適化された位相値に対応する一定の径 方向位相の同心状の縞を有する径方向に対称なホログラムを製造する工程とを具 え、 前記繰り返し最適化する工程が、 前記複数の径方向位相遷移点及び径方向位相値を変更する工程と、前記変更され た複数の径方向位相遷移点及び位相値が前記光学誤差関数を減少させるか否かを 決定する工程と、 前記誤差関数が低減した場合、変更された位相遷移点及び最適化された径方向位 相値を保持する工程とを有する径方向に対称なホログラムの製造方法。
  10. 10.前記光学系誤差関数を決定する工程が、離散的な位相関数と連続する位相 関数との間の相関から誤差関数を決定する工程を含む請求の範囲9に記載の方法 。
  11. 11.前記ホログラムを製造する工程が、前記最適化された位相遷移点及び最適 化された位相値に対応する同心状の縞を有する複数のマスクを作る工程と、 上記マスクを用いて基板上に径方向に対称なホログラムを製造する工程とを有す る請求の範囲9に記載の方法。
  12. 12.前記マスクを利用する工程が、前記予め定めた複数のマスクを用いて、前 記予め定めた数以上であって、予め定めた数の2乗に等しいか又はこれ以下の位 相レベルを有するホログラムを製造する工程を有する請求の範囲11に記載の方 法。
  13. 13.径方向に対称なマスクホログラムを作る工程と、この径方向に対称なマス クホログラムを用いて、複数の径方向に対称なホログラムを対応する複数の基板 上に形成する工程とを有する請求の範囲9に記載の方法。
  14. 14.一定の径方向位相の複数の同心状の縞を有する径方向に対称なホログラム を設計するに際し、 各同心状の縞について、径方向位相遷移点及びこれら位相遷移点間の径方向位相 値を決定する工程と、 前記複数の径方向位相遷移点及び径方向位相値を繰り返し最適化して、最適化さ れた径方向位相遷移点及び最適化された位相値を得る工程とを具え、前記繰り返 し最適化する工程が、 前記ホログラムについて光学系誤差関数を決定する工程と、前記複数の径方向位 相遷移点及び径方向位相値を変更させる工程と、前記変更された複数の径方向位 相遷移点及び径方向位相値が前記光学系誤差関数を低減されるか否かを決定する 工程と、前記誤差関数が低減した場合、変更された径方向位相遷移点及び最適化 された径方向位相値を保持する工程とを有する径方向に対称なホログラムの設計 方法。
  15. 15.前記光学系誤差関数を決定する工程が、離散的な位相関数と連続する位相 関数との間の相関から誤差関数を決定する工程を有する請求の範囲14に記載の 方法。
  16. 16.径方向に対称なホログラムを設計するに際し、光学系を特定する工程と、 前記光学系について光学パラメータの組を特定する工程と、前記光学パラメータ の組から光学定数を決定する工程と、前記光学パラメータの組及び光学定数から 、各同心状の縞について、複数の径方向の位相遷移点及びこれら位相遷移点間の 径方向位相値を決定する工程と、各同心状の縞について、前記複数の径方向位相 遷移点及びこれら位相遷移点間の位相値についての光学系誤差関数を決定する工 程と、前記複数の径方向位相遷移点及び位相値を繰り返し最適化して、前記光学 系誤差関数が減少した最適化された径方向位相遷移点及び位相値を得る工程と、 前記最適化された径方向位相遷移点及び最適化された位相値に対応する一定の径 方向位相の同心状の縞を有する径方向に対称なホログラムを製造する工程とを具 え、 前記繰り返し最適化する工程が、 前記複数の径方向位相遷移点及び径方向位相値を変更する工程と、前記変更され た複数の径方向位相遷移点及び位相値が前記光学誤差関数を減少させるか否かを 決定する工程と、 前記誤差関数が低減した場合、変更された位相遷移点及び最適化された径方向位 相値を保持する工程とを有する設計方法。
  17. 17.前記光学系誤差関数を決定する工程が、離散的な位相関数と連続する位相 関数との間の相関から誤差関数を決定する工程を含む請求の範囲16に記載の方 法。
  18. 18.複数の縞を有するホログラムを設計するに際し、各同心状の縞について、 径方向位相遷移点及びこれら位相遷移点間の径方向位相値を決定する工程と、 前記複数の径方向位相遷移点及び径方向位相値を繰り返し最適化して、最適化さ れた径方向位相遷移点及び最適化された位相値を得る工程とを具え、前記繰り返 し最適化する工程が、 前記ホログラムについて光学系誤差関数を決定する工程と、前記複数の径方向位 相遷移点及び径方向位相値を変更させる工程と、前記変更された複数の径方向位 相遷移点及び径方向位相値が前記光学系誤差関数を低減されるか否かを決定する 工程と、前記誤差関数が低減した場合、変更された径方向位相遷移点及び最適化 された径方向位相値を保持する工程とを有する複数の縞を有するホログラムを設 計する方法。
  19. 19.前記光学系誤差関数を決定する工程が、離散的な位相関数と連続する位相 関数との間の相関から誤差関数を決定する工程を有する請求の範囲18に記載の 方法。
  20. 20.基板を具え、この基板が、同心状に形成され一定の径方向位相の複数の縞 を有し、各縞が予め定めた複数の径方向位相リングを有し、前記一定の径方向位 相の縞が予め定めた数の位相レベルを有し、少なくとも2個の隣接する縞が、1 個の位相レベル以上で、前記予め定めた数の位相レベルから1個の位相レベルを 減算した位相レベル以下の位相レベル差を有する径方向に対称なホログラム。
  21. 21.前記各縞が、予め定めた複数の径方向位相遷移点及びこれら複数の位相遷 移点間の径方向位相値に対応する請求の範囲20に記載のホログラム。
JP50865493A 1991-11-04 1992-11-02 径方向に対称なホログラム及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3333200B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/787,075 US5202775A (en) 1991-11-04 1991-11-04 Radically symmetric hologram and method of fabricating the same
US787,075 1991-11-04
PCT/US1992/009391 WO1993009478A2 (en) 1991-11-04 1992-11-02 Radially symmetric hologram and method of fabricating the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07504993A true JPH07504993A (ja) 1995-06-01
JP3333200B2 JP3333200B2 (ja) 2002-10-07

Family

ID=25140347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50865493A Expired - Fee Related JP3333200B2 (ja) 1991-11-04 1992-11-02 径方向に対称なホログラム及びその製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5202775A (ja)
EP (2) EP0611458A1 (ja)
JP (1) JP3333200B2 (ja)
AU (1) AU3060892A (ja)
CA (1) CA2122709A1 (ja)
DE (1) DE69232999T2 (ja)
WO (1) WO1993009478A2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9200616D0 (en) * 1992-01-10 1992-03-11 British Telecomm An optical grating and a method of fabricating an optical grating
US5420953A (en) * 1994-02-17 1995-05-30 The Whitaker Corporation Optoelectronic integration of holograms using (110) oriented silicon on (100) oriented silicon waferboard
US5610733A (en) * 1994-02-28 1997-03-11 Digital Optics Corporation Beam-homogenizer
US6392808B1 (en) 1994-02-28 2002-05-21 Digital Optics Corporation Broad band controlled angle analog diffuser and associated methods
US5850300A (en) * 1994-02-28 1998-12-15 Digital Optics Corporation Diffractive beam homogenizer having free-form fringes
US5479540A (en) * 1994-06-30 1995-12-26 The Whitaker Corporation Passively aligned bi-directional optoelectronic transceiver module assembly
US5500910A (en) * 1994-06-30 1996-03-19 The Whitaker Corporation Passively aligned holographic WDM
US5606434A (en) * 1994-06-30 1997-02-25 University Of North Carolina Achromatic optical system including diffractive optical element
US6060722A (en) * 1995-05-15 2000-05-09 Havens; William H. Optical reader having illumination assembly including improved aiming pattern generator
IL115295A0 (en) * 1995-09-14 1996-12-05 Yeda Res & Dev Multilevel diffractive optical element
US5718496A (en) * 1996-06-25 1998-02-17 Digital Optics Corporation Projection pointer
US5886971A (en) * 1996-09-27 1999-03-23 Digital Optics Corporation Optical head structures including support substrates adjacent transparent substrates and related methods
US20080136955A1 (en) * 1996-09-27 2008-06-12 Tessera North America. Integrated camera and associated methods
US5912872A (en) * 1996-09-27 1999-06-15 Digital Optics Corporation Integrated optical apparatus providing separated beams on a detector and associated methods
US8153957B2 (en) * 1996-09-27 2012-04-10 Digitaloptics Corporation East Integrated optical imaging systems including an interior space between opposing substrates and associated methods
US5771218A (en) * 1996-09-27 1998-06-23 Digital Optics Corporation Passively aligned integrated optical head including light source, detector, and optical element and methods of forming same
US6012852A (en) * 1996-12-18 2000-01-11 The Whitaker Corporation Expanded beam fiber optic connector
US6118559A (en) * 1996-12-20 2000-09-12 Digital Optics Corporation Broadband diffractive diffuser and associated methods
US20070267501A1 (en) * 2006-05-18 2007-11-22 Hand Held Products, Inc. Multipurpose optical reader
CA2329924C (en) * 1998-04-24 2003-11-11 W. Hudson Welch Diffusing imager and associated methods
DE10034856A1 (de) * 2000-07-18 2002-01-31 Hsm Gmbh Informationsträger
AU2003263605A1 (en) * 2002-09-30 2004-04-23 Konica Minolta Holdings, Inc. Optical element, objective optical element and optical pickup device
US20070110361A1 (en) * 2003-08-26 2007-05-17 Digital Optics Corporation Wafer level integration of multiple optical elements
US8915444B2 (en) * 2007-03-13 2014-12-23 Hand Held Products, Inc. Imaging module having lead frame supported light source or sources
US11624876B2 (en) * 2020-07-01 2023-04-11 Corning Research & Development Corporation Fiber optic cable assembly having a connector with a holographic optical element and method of making same

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3856986A (en) * 1968-12-06 1974-12-24 American Express Invest Scanned holography systems using temporal modulation
DE1900344A1 (de) * 1969-01-04 1970-08-20 Philips Patentverwaltung Synthetisches Phasenhologramm
US3832027A (en) * 1969-03-12 1974-08-27 Bell Telephone Labor Inc Synthetic hologram generation from a plurality of two-dimensional views
JPS6026905A (ja) * 1983-07-25 1985-02-09 Hitachi Ltd 球面ホログラムレンズ
US4607914A (en) * 1983-10-12 1986-08-26 Environmental Research Institute Of Michigan Optical system design techniques using holographic optical element
US4649351A (en) * 1984-10-19 1987-03-10 Massachusetts Institute Of Technology Apparatus and method for coherently adding laser beams
US4969700A (en) * 1987-12-23 1990-11-13 American Bank Note Holographics, Inc. Computer aided holography and holographic computer graphics
US4830442A (en) * 1987-01-06 1989-05-16 Hughes Aircraft Company Off-axis holographic instrument illuminator
US4895790A (en) * 1987-09-21 1990-01-23 Massachusetts Institute Of Technology High-efficiency, multilevel, diffractive optical elements
US4880286A (en) * 1987-10-19 1989-11-14 University Of Delaware Making a holographic optical element using a computer-generated-hologram
US4813762A (en) * 1988-02-11 1989-03-21 Massachusetts Institute Of Technology Coherent beam combining of lasers using microlenses and diffractive coupling
US5016953A (en) * 1989-08-31 1991-05-21 Hughes Aircraft Company Reduction of noise in computer generated holograms
US4960311A (en) * 1989-08-31 1990-10-02 Hughes Aircraft Company Holographic exposure system for computer generated holograms
US5075800A (en) * 1989-12-04 1991-12-24 Yeda Research And Development Co. Ltd. Method of optimizing holographic optical elements

Also Published As

Publication number Publication date
JP3333200B2 (ja) 2002-10-07
DE69232999D1 (de) 2003-05-15
EP0843239B1 (en) 2003-04-09
DE69232999T2 (de) 2004-02-12
US5202775A (en) 1993-04-13
WO1993009478A3 (en) 1993-07-22
CA2122709A1 (en) 1993-05-13
AU3060892A (en) 1993-06-07
EP0611458A1 (en) 1994-08-24
EP0843239A1 (en) 1998-05-20
WO1993009478A2 (en) 1993-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07504993A (ja) 径方向に対称なホログラム及びその製造方法
Soifer et al. Iteractive Methods for Diffractive Optical Elements Computation
US5606434A (en) Achromatic optical system including diffractive optical element
Swanson Binary optics technology: the theory and design of multi-level diffractive optical elements
US5943145A (en) Phase distance multiplex holography
JP2006107712A (ja) マルチレベル回折格子とグレーレベル回折格子
Welch et al. Iterative discrete on-axis encoding of radially symmetric computer-generated holograms
Yang et al. Analysis and optimization on single-zone binary flat-top beam shaper
CN117195332A (zh) 光学系统的设计方法、设计装置及计算机可读存储介质
Yang et al. Wide-spectrum laser beam shaping for full-color volume holographic optical element recording
Breguet High-carrier-frequency fan-out gratings fabricated by total internal reflection holographic lithography
Farn et al. Binary optics
CN110967784A (zh) 一种广义Thue-Morse波带片的构造方法及波带片
JP3413138B2 (ja) 位相型計算機ホログラムの製造方法
CN113566985B (zh) 基于嵌入式数据的非干涉相位检出方法和检出装置
Sales et al. Superresolution elements for high-density optical storage
Herzig et al. Holographic optical elements for use with semiconductor lasers
CN216483548U (zh) 基于嵌入式数据的非干涉相位检出装置
JP5360399B2 (ja) 回折格子作製用位相マスク
JP4303332B2 (ja) テレセントリック光学焦点調節システム
Hasman et al. Diffractive optics: design, realization, and applications
CN115657301A (zh) 用于计算层析成像光谱仪的超表面全息光栅及其设计方法
Burkhardt et al. Holographically patterned blazed gratings with low groove density
CN102053299A (zh) 一种记录和再现波长差异全息元件的制作方法
Ding et al. Randomized metalens array homogenizer for enhanced laser beam shaping

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120726

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees