JPH07504494A - 駐車用電磁検出システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 駐車用電磁検出システム 本願は車両の保護すべき部分に近接するいかなる障害物の存在も知らせる警報信 号を供給し得るシステムに関するものである。

このシステムの適用は駐車動作時に非常に役立つものであり、特に運転席からで は最も制御が難しい車両の後部を保護するために有効なものである。

駐車動作時の車両の制御用として様々なシステムを起用することはこの業界にお いては公知であるが、これらのシステムには、運転者が直接感知できないあるい はしに（いようなすべての状況において音響あるいはビジュアル信号等で監視す ることにより接近中の障害物を検出する手段も含まれている。

本願と同等の目的を有するいくつかの先行技術例を挙げることができるが、例え ば、ＵＳ特許４，２７８，９６２号は超音波の送信受信手段の使用を基礎とした ものである。この場合電子システムは、車両のバンバ外部に設けられた一個ある いはそれ以上の送受信変換器と、それらに電気的に接続され、車両に近接した障 害物から反射された音波を複合してデジタル又はアナログ手段により概算の距離 を信号化する電子ユニットとを有するものである。

しかしながらこのようなシステムにより、超音波変換器から障害物までの実際の 距離を計測することは往々にして不可能な場合があった。何故なら、（距離計測 システムが基本とするパラメータの一つである）反射された超音波の量は障害物 の形状、厚み、それに反射特性等に依存するからである。

さらに、超音波システムは、音波が反射されて戻って来るのに要する時間の計測 を基本としているシステムの物理的限界のために、３０〜４０センチよりも近い 位置にある障害物は検出できないし、さらにまた、超音波システムを使用する場 合、検出フィールドは円錐形をしているのでバンバ表面全域を保護するのではな く、音波変換器を起点にした角度的な限界内でしか保護できない、この理由から 、より完全な防御を得ようとすれば音波変換器は一個以上必要とされるであろう 。

そしてさらに、先行技術例における超音波システムは、管理や取扱が見易いある いは知覚し易い外部センサ（音波変換器）群の使用を要するし、さらに超音波シ ステムはその構成要素（電子ユニット、超音波変換器）が比較的高価であるとい うこともある。

本願の目的はこのような先行技術における諸問題を克服し、特に車両用の、低価 格で設置が容易、しかも車外からは見えず、それでいて障害物が保護すべき車両 の部分に接近してくると警報信号を鳴らす機能を有するような実用的な障害物検 出システムを供給することであり、次のような有利性を有するものである。

−（例えばバンパのような）保護すべき部分のすべての延長面に対して、接近し てくる障害物の連続的な検出。

一形状、寸法、厚み、それに反射特性等の物理的特性に依存しない障害物の検出 。

一最大検出可能距離から接触点まで先行技術における特徴であった盲点地帯（接 触点の前３０〜４０センチ）無しの連続的な障害物の検出。

−障害物の接近距離が近いほどより迅速な警報信号を保証する、距離に応じた検 出精度の向上。

一低価格。

これらを実現する為に本願における電磁検出システムは、その望ましい実施例に おいて互いに結合された導電材である２本のワイヤあるいは帯鋼より成る送受信 手段（アンテナ）と、該送受信手段の全周域の無線周波の（近接）電磁界の生成 を可能にする手段と、該送受信手段に接近する障害物により生じる前記電磁界の 変化を検出（復調）することを可能にする手段と、そのような電磁界の変化によ り聴覚的あるいは視覚的警報信号を与える手段とを有することを特徴とする。

下に図面を参照しながらその望ましい実施例について本願を詳細に説明する。

図１は本願の望ましい実施例の装置の総体的なブロック図を示す。

図２は本願実施例の装置の電気回路図である。

図３は本願の目的である、駐車制御用のシステムを車両の後側に設置した例を示 す。

図４．５．６は本願の望ましい実施例を駐車制御用として使用する際の、バンバ の周りに形成された検出用ｉ磁界における各々断面図、側面図５．そして平面図 である。

これらの図を見てもわかるように、本願のシステムを使用した装置は主に二つの 部分から成っており、一つは電子ユニットＭであり、他の一つは無線周波！磁界 Ｆである。詳述すれば図１においてＡｔは電磁無線周波発振器Ｔに接続された送 信アンテナを示し、又Ａｒは反響受信装置Ｒに接続された受信アンテナ、Ａは信 号増幅器、そしてＳは警報信号用音響モジュールを各々示すものである。

図２の電気回路は、図１のブロック図の望ましい実施例であり、例えばＴＶ用ラ フラットアンテナ３００オーム線の単純な２個の結合された電ｖＡ（平行電線） により構成されるものである。

これら双方の図において、送信アンテナＡｔの全周に広がる（近接）電磁界Ｆ内 に前記受信アンテナが位置し、該受信アンテナＡｒは例えば１と２が、それによ り得られたｔＭ１信号の振幅変化を復調するために使用される２個のゲルマニウ ムダイオードである反響受信装置Ｒに接続されている。

この反響受信装置Ｒは抵抗３とコンデンサ４を介して増幅器Ａに接続されており 、これら抵抗とコンデンサの機能は無線周波信号の連続する（直流）成分をカッ トし、前記増幅器Ａ、つまり第１の増幅器５に前記電磁界Ｆの変化により生じる 他の信号（検知信号）成分のみを送信することである。このような方法で回路の 自己調節条件を得て、（外部温度、電源電圧、アンテナの長さと結合特性等の） パラメータの緩やかな変化が電子回路の信転性に影響を与えないようにすること が可能である。

さらにまた、前記増幅器Ａはいくつかの抵抗器とコンデンサの他に、検知信号を 第２増幅器７に与えてさらにそれを増幅するための抵抗器６をも備えている。

前記増幅器Ａはその出力を音響変換器９に供給して可聴警報信号にするためのト ランジスタ８を有する音響モジュールＳに接続されている。

また、前記送信アンテナＡｔは、この例では主に１個のトランジスタｌＯと他の コイル１２に結合されている１個のコイル１１を有し、それによりＷ、：ｗＡＩ ′ｉＪ波振動を生成する無線周波発振器Ｔに接続されているが、それはどのよう な種類の無線周波発振器であってもよい。

上記電子ユニットは、例えば駐車動作中に１２Ｖｄｃの電源を受けることができ る、車内のバックギアランプの付近に容易に設置できるような小型のモジュール 内に装着される（図３参照）。

このモジュールは例えばプラスチックのバンパ内に容易に設置が可能なＡｔ。

Ａｒの２個のアンテナと接続される。この目的のため、２本のｔ線の相互の距離 が４〜５ミリである電線が使用され得る。

車両に設置された望ましい本発明の実施例のシステムによれば、回路がＯＮされ た時、近接電磁界Ｆが送信アンテナＡｔの全周に生成されるが、車両の導電材が 近接していることと、アンテナＡｔを特定して配置することによりこの近接電磁 界の空間構成は図４．５．６に示されたようなものとして表われる。

この場合、前記電磁界中に位置する受信アンテナＡｔは一貫した幅のこの周波数 信号を受信する。非常に低い導電性物質（きれいな表面を有するガラス、セラミ ック、プラスチック等）を除（いかなる物質も、この電磁界に入れば（電磁）界 パラメータの乱れが生じ、よって結果的に発振幅の減衰を引き起こすが、このよ うな場合それは前記受信アンテナＡｔにより検出され、反響受信モジュールＲに 与えられ、又前記増幅器Ａを介して、前記音響モジュールＳにより生成される可 聴警報信号に変更されるのである。

上記のような描写は本願の望ましい実施例を示したのみであり、本願の目的等を 範囲内であれば様々に変更され得るし、また回路的な特徴の変更もその適用範囲 において様々になされ得る０例えば、本願のシステムは、照明や警報システムを 作動させるための進入制御装置用の進入体検出器や、ドアの開閉に用いる接近セ ンサとしても用いられ、又さらにアンテナ線を適当な長さにして周辺保護システ ムとしても用いられる。

さらに又、基本的な回路を適度に改善して、車両あるいはその他の動く物体から 所定の接近距離に対する警報装置としても使用できる。

、　−ＰＣＴ／ＥＰ　９３１００２９２

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．主に駐車動作中の障害物を検出するための駐車用電磁検出システムにおいて 、該システムは無線周波界の送受信手段と、該送受信手段の全周に無線周波電磁 界を生成することを可能とする手段と、前記送受信手段に接近する障害物により 生成される前記（近接）電磁界の変化を検出することを可能とする手段と、前記 変化を障害物の接近あるいは存在を示す聴覚的あるいは視覚的警報信号に信号化 することを可能とする手段とを有することを特徴とする電磁検出システム。
2. ２．前記送受信手段が、導電性の材質による１本あるいは２本の線あるいは望ま しくは帯綱より成り、互いに結合してアンテナとして使用され、その全長にわた って保護すべき車体内に適用されることを特徴とする請求項１記載の電磁検出シ ステム。
3. ３．無線周波電磁界の生成を可能にする前記手段が、前記送信アンテナに結合さ れた電子発振器により構成されることを特徴とした請求項１又は２記載の電磁検 出システム。
4. ４．前記電子発振器は第１コイルに接続され、また前記送信アンテナに接続され た第２コイルに誘導的に転送される無線周波を生成するただ１個のトランジスタ を有することを特徴とする請求項１または３記載の電磁検出システム。
5. ５．前記電磁界の変化を復調することを可能にする手段は前記電磁界中に位置す る前記受信アンテナに結合された反響受信装置を有することを特徴とする請求項 １記載の電磁積出システム。
6. ６．前記電磁界の変化を検出することを可能にする前記反響受信装置は、前記受 信アンテナにより受信された信号の振幅を復調する２個の反響受信ダイオードを 有することを特徴とする請求項１または５記載の電磁検出システム。
7. ７．前記電磁界の変化を障害物の接近あるいは存在を示す聴覚的警報信号に信号 化することを可能にする手段は、音響変換器を有することを特徴とする請求項１ 記載の電磁検出システム。
8. ８．警報音に変換する前記音響変換器により復合化された信号は、第１、第２増 幅器を有する電子増幅器により事前に増幅されていることを特徴とする請求項１ 〜７のいずれかに記載の電磁検出システム。
9. ９．前記反響受信装置と前記電子増幅器の間で接続されている抵抗器とコンデン サは、外部温度、電圧供給、また長さや設置構成等アンテナ特性の変化によるシ ステムの不安定性や機能不良等を避ける為に電子回路の自己調節機能を与えるこ とを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載の電磁検出システム。
10. １０．すべての電子構成物は車両のバックギアランプに近く設置され、又、電源 用のランプを電気的に接続されている小型のモジュール内に装着されていること を特徴とする請求項１〜９のいずれかに記載の電磁検出システム。