JPH0750447A - 波長変換レーザ - Google Patents
波長変換レーザInfo
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- JPH0750447A JPH0750447A JP19333193A JP19333193A JPH0750447A JP H0750447 A JPH0750447 A JP H0750447A JP 19333193 A JP19333193 A JP 19333193A JP 19333193 A JP19333193 A JP 19333193A JP H0750447 A JPH0750447 A JP H0750447A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 等価屈折率変化量が従来同様であっても、あ
る波長の光パルス列を別の波長の光パルス列に変換でき
る、変換波長幅を拡大した波長変換レーザを得る。 【構成】 可飽和吸収部119に交差する光入力用導波
路と共存する双安定半導体レーザの、第1分布反射器1
16の回折格子123のピッチ変化領域が周期Mfで、
また第2分布反射器117の回折格子124のピッチ変
化領域が周期Mrで、それぞれ繰り返し形成する。
る波長の光パルス列を別の波長の光パルス列に変換でき
る、変換波長幅を拡大した波長変換レーザを得る。 【構成】 可飽和吸収部119に交差する光入力用導波
路と共存する双安定半導体レーザの、第1分布反射器1
16の回折格子123のピッチ変化領域が周期Mfで、
また第2分布反射器117の回折格子124のピッチ変
化領域が周期Mrで、それぞれ繰り返し形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入射した光パルス列の
波長を変えて、同じ時系列の光パルス列を出射する波長
変換レーザに関するものである。
波長を変えて、同じ時系列の光パルス列を出射する波長
変換レーザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長変換レーザにおける従来の技術を図
9(a)に示す。上記従来例は半導体レーザの活性導波
部の電極を2分割し、一方の電極の順方向注入電流を多
くして利得部とし、他方の電極への印加電圧を制御し可
飽和吸収部として働かせる双安定レーザ部と、上記可飽
和吸収部に交差する光入力用導波路部とからなる。上記
双安定レーザ部における分布反射構造の分布反射器は、
一定のピッチの回折格子を導波路内に設けることで構成
されている。図において、201は利得部電極、202
はInGaAsPコンタクト層、203はInP(p)
クラッド層、204はInGaAsP上側ガイド層、2
05は多重量子井戸(MQW)の活性層、206はIn
GaAsP下側ガイド層、207はInP(n)クラッ
ド層、208はInP(p+)基板、209は下面電
極、210は可飽和吸収部電極、211は前部分布反射
器電極、212は後部分布反射器電極、213は光入力
用導波路電極、214は分離溝、215は回折格子、2
16はInGaAsPガイド層、217は半絶縁性In
P層である。図9(b)は上記波長変換レーザ素子の利
得部への注入電流対光出力を示す図である。可飽和吸収
部への印加電圧Vcを下げることによってしきい特性が
得られる。(b)図で利得領域への注入電流をIBに設
定し、可飽和吸収領域への印加電圧を0.3Vにする
と、この時の光入出力特性は図10(a)に示すように
なる。上記特性は横注入導波路端面に低反射コーティン
グすることで入射波長λinにあまり依存しないように構
成でき、出射波長λoutは分布反射器への注入電流で決
まる。図10(a)から明らかなように、上記素子は入
射した光パルス列と同じ光パルス列を出射する。図10
(b)に上記素子の出射波長の後部分布反射器への注入
電流依存性を示す。このように出射波長は入射波長と独
立に設定できるので上記素子は波長変換レーザとして機
能する。
9(a)に示す。上記従来例は半導体レーザの活性導波
部の電極を2分割し、一方の電極の順方向注入電流を多
くして利得部とし、他方の電極への印加電圧を制御し可
飽和吸収部として働かせる双安定レーザ部と、上記可飽
和吸収部に交差する光入力用導波路部とからなる。上記
双安定レーザ部における分布反射構造の分布反射器は、
一定のピッチの回折格子を導波路内に設けることで構成
されている。図において、201は利得部電極、202
はInGaAsPコンタクト層、203はInP(p)
クラッド層、204はInGaAsP上側ガイド層、2
05は多重量子井戸(MQW)の活性層、206はIn
GaAsP下側ガイド層、207はInP(n)クラッ
ド層、208はInP(p+)基板、209は下面電
極、210は可飽和吸収部電極、211は前部分布反射
器電極、212は後部分布反射器電極、213は光入力
用導波路電極、214は分離溝、215は回折格子、2
16はInGaAsPガイド層、217は半絶縁性In
P層である。図9(b)は上記波長変換レーザ素子の利
得部への注入電流対光出力を示す図である。可飽和吸収
部への印加電圧Vcを下げることによってしきい特性が
得られる。(b)図で利得領域への注入電流をIBに設
定し、可飽和吸収領域への印加電圧を0.3Vにする
と、この時の光入出力特性は図10(a)に示すように
なる。上記特性は横注入導波路端面に低反射コーティン
グすることで入射波長λinにあまり依存しないように構
成でき、出射波長λoutは分布反射器への注入電流で決
まる。図10(a)から明らかなように、上記素子は入
射した光パルス列と同じ光パルス列を出射する。図10
(b)に上記素子の出射波長の後部分布反射器への注入
電流依存性を示す。このように出射波長は入射波長と独
立に設定できるので上記素子は波長変換レーザとして機
能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、分布反射器のピッチが一様であるため、λ=2Λne
q(Λ:回折格子のピッチ、neq:等価屈折率)で決ま
るブラッグ波長λ近傍の発振波長は分布反射器の等価屈
折率変化量Δneqで決まっていた。したがって、一般に
半導体への電流注入による屈折率の変化は0.5%程度
であるので、出射波長の可変幅は1550nmの近傍で
発振するレーザでは8nm程度にとどまる。波長多重光
通信で利用される波長幅は50nm以上にわたるので、
単一の素子で上記波長幅をカバーすることができなかっ
た。
は、分布反射器のピッチが一様であるため、λ=2Λne
q(Λ:回折格子のピッチ、neq:等価屈折率)で決ま
るブラッグ波長λ近傍の発振波長は分布反射器の等価屈
折率変化量Δneqで決まっていた。したがって、一般に
半導体への電流注入による屈折率の変化は0.5%程度
であるので、出射波長の可変幅は1550nmの近傍で
発振するレーザでは8nm程度にとどまる。波長多重光
通信で利用される波長幅は50nm以上にわたるので、
単一の素子で上記波長幅をカバーすることができなかっ
た。
【0004】本発明は、等価屈折率変化量Δneqが従来
と同程度であっても、従来技術の変換波長幅を越えて、
ある波長の光パルス列を別の波長の光ピルス列に変換す
る、すなわち変換波長幅を拡大する波長変換レーザを得
ることを目的とする。
と同程度であっても、従来技術の変換波長幅を越えて、
ある波長の光パルス列を別の波長の光ピルス列に変換す
る、すなわち変換波長幅を拡大する波長変換レーザを得
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、可飽和吸収
部と利得部からなる双安定半導体レーザと、上記可飽和
吸収部に交差する光入力用導波路とからなる波長変換レ
ーザにおいて、上記双安定半導体レーザは第1の分布反
射器と第2の分布反射器を有する分布反射構造をもち、
上記第1の分布反射器は、回折格子のピッチがΛaから
Λbまで連続的または断続的に変化する領域が、周期Mf
(ただし、Mf>Λa,Λb)で繰り返し形成され、上記
第2の分布反射器は、回折格子のピッチがΛa′からΛ
b′まで連続的または断続的に変化する領域が、周期Mr
(ただし、Mr>Λa′,Λb′)で繰り返し形成されて
いることにより達成される。
部と利得部からなる双安定半導体レーザと、上記可飽和
吸収部に交差する光入力用導波路とからなる波長変換レ
ーザにおいて、上記双安定半導体レーザは第1の分布反
射器と第2の分布反射器を有する分布反射構造をもち、
上記第1の分布反射器は、回折格子のピッチがΛaから
Λbまで連続的または断続的に変化する領域が、周期Mf
(ただし、Mf>Λa,Λb)で繰り返し形成され、上記
第2の分布反射器は、回折格子のピッチがΛa′からΛ
b′まで連続的または断続的に変化する領域が、周期Mr
(ただし、Mr>Λa′,Λb′)で繰り返し形成されて
いることにより達成される。
【0006】また、上記双安定半導体レーザが分布帰還
構造をもつ場合には、上記分布帰還構造の一部は回折格
子のピッチがΛaからΛbに変化する領域が、周期M
f(Mf>Λa,Λb)で繰り返し形成され、上記分布帰還
構造の残りの部分は、回折格子のピッチがΛa′からΛb
に変化する領域が、周期Mr(Mr>Λa′,Λb′)で繰
り返し形成されていることにより達成される。
構造をもつ場合には、上記分布帰還構造の一部は回折格
子のピッチがΛaからΛbに変化する領域が、周期M
f(Mf>Λa,Λb)で繰り返し形成され、上記分布帰還
構造の残りの部分は、回折格子のピッチがΛa′からΛb
に変化する領域が、周期Mr(Mr>Λa′,Λb′)で繰
り返し形成されていることにより達成される。
【0007】
【作用】本発明による波長変換レーザは、可飽和吸収部
と利得部からなる双安定半導体レーザと、上記可飽和吸
収部に交差する光入力用導波路とからなり、第1および
第2分布反射器を有する上記双安定半導体レーザの第1
分布反射器は、ΛaからΛbまで連続的または断続的に回
折格子ピッチが変化する領域が周期Mf(Mf>Λa,
Λb)で繰り返し形成され、第2分布反射器はΛa′から
Λb′まで連続的または断続的に回折格子ピッチが変化
する領域が周期Mr(Mr>Λa′,Λb′)で繰り返し形
成されているため、上記回折格子の反射特性は周期的に
反射ピークをもつことになる。上記反射ピーク点の波長
をそれぞれλ1〜λnおよびλ1′〜λk′とし、上記2つ
の分布反射器の屈折率をそれぞれ独立に制御して、λ1
〜λnのうちの波長λiにλ1′〜λk′のうちの1波長を
同調させ、上記波長λiの近傍だけでレーザ発振させる
ことができる。また、上記反射ピーク点の波長を半導体
の利得領域をカバーできるように設定すると、利得帯域
をカバーする発振波長制御を行うことができる。位相調
整領域の屈折率を注入電流で制御すると上記波長λi近
傍で微小調整でき、上記位相調整領域の長さを長くすれ
ばλ1〜λnの全波長でレーザ発振できる。さらに、本発
明素子の立上りしきい値の入射波長依存性から上記素子
は100nmにおよぶ入射波長に感度を有し、出射波長
を45nm掃引できるため、半導体の利得帯域全般につ
いて、任意波長の強度変調信号光を上記光入力用導波路
に入射することによって、上記双安定レーザ部の発振波
長を制御するそれぞれの電極への注入電流で決まる、任
意の波長の光に変換して出力できる。
と利得部からなる双安定半導体レーザと、上記可飽和吸
収部に交差する光入力用導波路とからなり、第1および
第2分布反射器を有する上記双安定半導体レーザの第1
分布反射器は、ΛaからΛbまで連続的または断続的に回
折格子ピッチが変化する領域が周期Mf(Mf>Λa,
Λb)で繰り返し形成され、第2分布反射器はΛa′から
Λb′まで連続的または断続的に回折格子ピッチが変化
する領域が周期Mr(Mr>Λa′,Λb′)で繰り返し形
成されているため、上記回折格子の反射特性は周期的に
反射ピークをもつことになる。上記反射ピーク点の波長
をそれぞれλ1〜λnおよびλ1′〜λk′とし、上記2つ
の分布反射器の屈折率をそれぞれ独立に制御して、λ1
〜λnのうちの波長λiにλ1′〜λk′のうちの1波長を
同調させ、上記波長λiの近傍だけでレーザ発振させる
ことができる。また、上記反射ピーク点の波長を半導体
の利得領域をカバーできるように設定すると、利得帯域
をカバーする発振波長制御を行うことができる。位相調
整領域の屈折率を注入電流で制御すると上記波長λi近
傍で微小調整でき、上記位相調整領域の長さを長くすれ
ばλ1〜λnの全波長でレーザ発振できる。さらに、本発
明素子の立上りしきい値の入射波長依存性から上記素子
は100nmにおよぶ入射波長に感度を有し、出射波長
を45nm掃引できるため、半導体の利得帯域全般につ
いて、任意波長の強度変調信号光を上記光入力用導波路
に入射することによって、上記双安定レーザ部の発振波
長を制御するそれぞれの電極への注入電流で決まる、任
意の波長の光に変換して出力できる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本発明による波長変換レーザの第1実施例を
示す図、図2は上記実施例における諸特性を示す図、図
3は上記実施例における回折格子ピッチの説明図、図4
は上記実施例における分布反射器の特性を示す図、図5
は後部分布反射器領域の電流と発振波長との関係を示す
図、図6は本発明による波長変換レーザの第2実施例を
示す図、図7は本発明による波長変換レーザの第3実施
例を示す図、図8は上記第3実施例の入出力信号波形を
示す図である。
る。図1は本発明による波長変換レーザの第1実施例を
示す図、図2は上記実施例における諸特性を示す図、図
3は上記実施例における回折格子ピッチの説明図、図4
は上記実施例における分布反射器の特性を示す図、図5
は後部分布反射器領域の電流と発振波長との関係を示す
図、図6は本発明による波長変換レーザの第2実施例を
示す図、図7は本発明による波長変換レーザの第3実施
例を示す図、図8は上記第3実施例の入出力信号波形を
示す図である。
【0009】第1実施例 本発明による波長変換レーザの第1実施例を図1に示す
が、(a)は上記波長変換レーザの構成図を示し、
(b)は上記レーザの断面図である。図において、10
1は利得部電極、102はInGaAsPコンタクト
層、103はInP(p)クラッド層、104はInG
aAsP上側ガイド層、105は多重量子井戸(MQ
W)の活性層、106はInGaAsP下側ガイド層、
107はInP(n)クラッド層、108はInP(n
+)基板、109は下面電極、110は可飽和吸収部の
電極、111は前部分布反射器の電極、112は後部分
布反射器の電極である。また、113は光入力用導波路
電極であり、上記光入力用導波路に電流を注入すること
によって、上記光入力用導波路を進行波型増幅器として
機能させることができる。また、114は位相調整領域
の電極で、115は半絶縁性InP層である。なお、図
1(b)に示す断面図は図1(a)におけるA点とB点
とを通る素子の断面を示したものである。ここで、11
6は前部分布反射器部、117は後部分布反射器部、1
18は利得部、119は可飽和吸収部、120は位相調
整領域、121は分離溝で電極層およびコンタクト層お
よびクラッド層の一部をエッチングした構造で、122
はInGaAsPガイド層、123は前部回折格子でピ
ッチがΛaからΛbまで連続的にあるいは断続的に変化す
る回折格子の領域が、周期Mfで繰り返し構成された部
分、124は後部回折格子でピッチがΛa′からΛb′ま
で連続的にあるいは断続的に変化する回折格子の領域
が、周期Mrで繰り返し構成された部分、125は低反
射コーティング層である。同じ低反射構造が光入力用導
波路側の端面にも施されている。上記回折格子123お
よび124については図3および図4に詳しく示す。
が、(a)は上記波長変換レーザの構成図を示し、
(b)は上記レーザの断面図である。図において、10
1は利得部電極、102はInGaAsPコンタクト
層、103はInP(p)クラッド層、104はInG
aAsP上側ガイド層、105は多重量子井戸(MQ
W)の活性層、106はInGaAsP下側ガイド層、
107はInP(n)クラッド層、108はInP(n
+)基板、109は下面電極、110は可飽和吸収部の
電極、111は前部分布反射器の電極、112は後部分
布反射器の電極である。また、113は光入力用導波路
電極であり、上記光入力用導波路に電流を注入すること
によって、上記光入力用導波路を進行波型増幅器として
機能させることができる。また、114は位相調整領域
の電極で、115は半絶縁性InP層である。なお、図
1(b)に示す断面図は図1(a)におけるA点とB点
とを通る素子の断面を示したものである。ここで、11
6は前部分布反射器部、117は後部分布反射器部、1
18は利得部、119は可飽和吸収部、120は位相調
整領域、121は分離溝で電極層およびコンタクト層お
よびクラッド層の一部をエッチングした構造で、122
はInGaAsPガイド層、123は前部回折格子でピ
ッチがΛaからΛbまで連続的にあるいは断続的に変化す
る回折格子の領域が、周期Mfで繰り返し構成された部
分、124は後部回折格子でピッチがΛa′からΛb′ま
で連続的にあるいは断続的に変化する回折格子の領域
が、周期Mrで繰り返し構成された部分、125は低反
射コーティング層である。同じ低反射構造が光入力用導
波路側の端面にも施されている。上記回折格子123お
よび124については図3および図4に詳しく示す。
【0010】本発明の前部回折格子123は図3(a)
および(b)に示すように、回折格子のピッチがΛaか
らΛbまで連続的または断続的に変化する領域が、周期
Mfで繰り返し形成されているため、その回折格子の反
射特性は、波長λa=2Λaneqから波長λb=2Λbneq
までの間に波長間隔Δλf=λ0 2/2neqMf(λ0=ne
q(Λa+Λb))で周期的に反射ピークを持つ特性にな
る。そこで図4に示すように便宜的に上記反射ピーク点
の波長をλ1〜λnとする。また、後部回折格子124の
反射特性を波長λa′=2Λa′neqから波長λb′=2
Λb′neqまでの間に波長間隔Δλr=λ0′ 2/2neqM
r(λ0′=neq(Λa′+Λb′))で周期的に反射ピー
クλ1′〜λk′を持つ特性になる。2つの分布反射器の
回折格子のピッチ変調の周期MfおよびMrは、それぞれ
異なる周期で形成しておく。上記2つの異なる分布反射
器の屈折率をそれぞれ独立に制御して、λ1〜λnのうち
の一波長λi(i=1〜n)にλ1′〜λk′のうちの1
つを同調させて、そのλiの近傍のみでレーザ発振させ
ることができる。図4(a)〜(d)はλ1とλ2の発振
例、すなわちiが1および2の場合を示したものであ
る。λ1〜λnおよびλ1′〜λk′を半導体の利得領域を
カバーできる程度に設定すれば、利得帯域をカバーする
発振波長制御を行うことができる。また、位相調整領域
120の屈折率を電流注入により制御することで、上記
波長λiの近傍で微小調整できる。上記位相調整領域1
20の長さを十分長くとれば、分布反射器のピーク間隔
以上の幅で調整できるので、前部回折格子123、後部
回折格子124、位相調整領域120への注入電流を制
御することで、λ1〜λnまでのすべての波長でレーザ発
振を得ることができる。
および(b)に示すように、回折格子のピッチがΛaか
らΛbまで連続的または断続的に変化する領域が、周期
Mfで繰り返し形成されているため、その回折格子の反
射特性は、波長λa=2Λaneqから波長λb=2Λbneq
までの間に波長間隔Δλf=λ0 2/2neqMf(λ0=ne
q(Λa+Λb))で周期的に反射ピークを持つ特性にな
る。そこで図4に示すように便宜的に上記反射ピーク点
の波長をλ1〜λnとする。また、後部回折格子124の
反射特性を波長λa′=2Λa′neqから波長λb′=2
Λb′neqまでの間に波長間隔Δλr=λ0′ 2/2neqM
r(λ0′=neq(Λa′+Λb′))で周期的に反射ピー
クλ1′〜λk′を持つ特性になる。2つの分布反射器の
回折格子のピッチ変調の周期MfおよびMrは、それぞれ
異なる周期で形成しておく。上記2つの異なる分布反射
器の屈折率をそれぞれ独立に制御して、λ1〜λnのうち
の一波長λi(i=1〜n)にλ1′〜λk′のうちの1
つを同調させて、そのλiの近傍のみでレーザ発振させ
ることができる。図4(a)〜(d)はλ1とλ2の発振
例、すなわちiが1および2の場合を示したものであ
る。λ1〜λnおよびλ1′〜λk′を半導体の利得領域を
カバーできる程度に設定すれば、利得帯域をカバーする
発振波長制御を行うことができる。また、位相調整領域
120の屈折率を電流注入により制御することで、上記
波長λiの近傍で微小調整できる。上記位相調整領域1
20の長さを十分長くとれば、分布反射器のピーク間隔
以上の幅で調整できるので、前部回折格子123、後部
回折格子124、位相調整領域120への注入電流を制
御することで、λ1〜λnまでのすべての波長でレーザ発
振を得ることができる。
【0011】本実施例の回折格子で前部回折格子123
は、ピッチが2459Åから2389Åまで連続的に変
化する領域が75μm周期で繰り返し形成されており、
後部回折格子124では、ピッチが2454Åから23
85Åまで連続的に変化する領域が67.5μm周期で
繰り返し形成されている。この場合、図5に示すように
発振波長が1.575μmから1.530μmまで約5
0Åおきに変化し、最大450Åの出射波長の制御がで
きる。また、前部回折格子123のピッチを2495Å
から2389Åまで7.5μmずつ断続的に10段階変
化する領域を75μm周期で繰り返し形成し、後部回折
格子124のピッチを2454Åから2385Åまで
7.5μmずつ断続的に9段階変化する領域を、67.
5μm周期で繰り返して形成しても同様の効果が得られ
る。
は、ピッチが2459Åから2389Åまで連続的に変
化する領域が75μm周期で繰り返し形成されており、
後部回折格子124では、ピッチが2454Åから23
85Åまで連続的に変化する領域が67.5μm周期で
繰り返し形成されている。この場合、図5に示すように
発振波長が1.575μmから1.530μmまで約5
0Åおきに変化し、最大450Åの出射波長の制御がで
きる。また、前部回折格子123のピッチを2495Å
から2389Åまで7.5μmずつ断続的に10段階変
化する領域を75μm周期で繰り返し形成し、後部回折
格子124のピッチを2454Åから2385Åまで
7.5μmずつ断続的に9段階変化する領域を、67.
5μm周期で繰り返して形成しても同様の効果が得られ
る。
【0012】本発明の波長変換のメカニズムは従来の技
術と同様であり、本発明の素子も可飽和吸収電極への印
加電圧を制御することで、図2(a)に示すように、利
得領域への注入電流に対して光出力にしきい値特性を得
ることができる。同図において、利得領域への注入電流
をしきい値よりも僅かに少ない値に設定すると、光入力
用導波路への光入力に対して図2(b)のようにしきい
値特性を得ることができるので、光入力があるときのみ
レーザ発振するようになる。この特性は横注入導波路端
面に低反射コーティングすることで、波長にあまり依存
しないように構成できる。図2(c)に本実施例の素子
の立ち上りしきい値の入射波長依存性を示す。上図から
本実施例の素子は100nmにもわたる入射波長に対し
て感度が或ることが判る。また、図5に示したように本
実施例の素子の出射波長を45nm掃引できるので、半
導体の利得帯域全般にわたって任意の波長の強度変調信
号光を光入力用導波路に入射すると、双安定レーザ部の
発振波長を制御する電極111、112、114への注
入電流で決められる任意の波長の光に変換し、出力する
ことができる。
術と同様であり、本発明の素子も可飽和吸収電極への印
加電圧を制御することで、図2(a)に示すように、利
得領域への注入電流に対して光出力にしきい値特性を得
ることができる。同図において、利得領域への注入電流
をしきい値よりも僅かに少ない値に設定すると、光入力
用導波路への光入力に対して図2(b)のようにしきい
値特性を得ることができるので、光入力があるときのみ
レーザ発振するようになる。この特性は横注入導波路端
面に低反射コーティングすることで、波長にあまり依存
しないように構成できる。図2(c)に本実施例の素子
の立ち上りしきい値の入射波長依存性を示す。上図から
本実施例の素子は100nmにもわたる入射波長に対し
て感度が或ることが判る。また、図5に示したように本
実施例の素子の出射波長を45nm掃引できるので、半
導体の利得帯域全般にわたって任意の波長の強度変調信
号光を光入力用導波路に入射すると、双安定レーザ部の
発振波長を制御する電極111、112、114への注
入電流で決められる任意の波長の光に変換し、出力する
ことができる。
【0013】第2実施例 本発明の第2実施例を図6に示すが、(a)は構成図で
(b)は断面図である。501は可飽和吸収部電極、5
02はInGaAsPコンタクト層、503はInP
(p)クラッド層、504はInGaAsP上側ガイド
層、505はMQWの活性層、506はInGaAsP
下側ガイド層、507はInP(n)クラッド層、50
8はInP(n+)基板、509は下面電極、510は
前部分布帰還部電極、511は後部分布帰還部電極、5
12は半絶縁性InP層、513は利得部電極である。
図6(a)のC点とD点とを通る素子の断面図を図6
(b)に示す。ここで、利得部電極513は低反射コー
ティング層で、同じ低反射構造が光入力用導波路側の端
面にも施されていて、514は前部分布帰還器、515
は可飽和吸収部、516は後部分布帰還器、517は前
部回折格子でピッチがΛaからΛbまで連続的にまたは断
続的に変化する回折格子の領域が周期Mfで繰り返し構
成された部分、518は後部回折格子でピッチがΛa′
からΛb′まで連続的にまたは断続的に変化する回折格
子の領域が周期Mrで繰り返し構成された部分、519
は利得部、520は分離溝で電極層およびコンタクト層
およびクラッド層の一部をエッチングした構造である。
素子の動作は第1実施例の場合と同様である。
(b)は断面図である。501は可飽和吸収部電極、5
02はInGaAsPコンタクト層、503はInP
(p)クラッド層、504はInGaAsP上側ガイド
層、505はMQWの活性層、506はInGaAsP
下側ガイド層、507はInP(n)クラッド層、50
8はInP(n+)基板、509は下面電極、510は
前部分布帰還部電極、511は後部分布帰還部電極、5
12は半絶縁性InP層、513は利得部電極である。
図6(a)のC点とD点とを通る素子の断面図を図6
(b)に示す。ここで、利得部電極513は低反射コー
ティング層で、同じ低反射構造が光入力用導波路側の端
面にも施されていて、514は前部分布帰還器、515
は可飽和吸収部、516は後部分布帰還器、517は前
部回折格子でピッチがΛaからΛbまで連続的にまたは断
続的に変化する回折格子の領域が周期Mfで繰り返し構
成された部分、518は後部回折格子でピッチがΛa′
からΛb′まで連続的にまたは断続的に変化する回折格
子の領域が周期Mrで繰り返し構成された部分、519
は利得部、520は分離溝で電極層およびコンタクト層
およびクラッド層の一部をエッチングした構造である。
素子の動作は第1実施例の場合と同様である。
【0014】第3実施例 本発明の第3実施例を図7に示すが、(a)は構成図で
(b)は波長フィルタの断面図である。本実施例は第1
実施例の波長変換レーザを同一基板上に複数個集積し、
さらに光入力用導波路に波長フィルタを集積したもので
ある。図において、601a〜dは波長フィルタ、602
a〜dは前部分布反射器、603a〜dは位相調整領域、6
04a〜dは可飽和吸収部、605a〜dは利得部、606
a〜dは後部分布反射器、607a〜dは光入力用導波路、
608a〜dは全反射ミラーである。図7(b)には上記
波長フィルタ601aの断面図を示し、609は波長フ
ィルタ部電極、610はInGaAsPコンタクト層、
611はInP(p)クラッド層、612はInGaA
sP上側ガイド層、613はMQWの活性層、614は
InGaAsP下側ガイド層、615はInP(n)ク
ラッド層、616はInP(n+)基板、617は下面
電極で波長フィルタ601aから601dまで同様の構成
である。618aは回折格子で波長フィルタ601aから
601dまではそれぞれピッチが異なり、619aはピッ
チが1/4波長シフトしたシフト構造で、それぞれλ1
からλ4の波長の光のみを透過する。図7(a)を用い
て本発明の動作を説明する。波長多重された光信号をカ
ップラAで分岐し入力用導波路607a〜dにそれぞれ結
合する。各波長フィルタ601a〜dによっておのおのの
波長変換レーザの可飽和吸収部604a〜dにはλ1から
λ4の波長の光だけが到達する。例えば、aからdの波
長変換レーザの出射波長をaがλ2、bがλ3、cが
λ4、dがλ1になるように設定しておくと、本素子を光
信号が透過する間にλ1→λ2、λ2→λ3、λ3→λ4、λ
4→λ1への波長変換が行われる。出射された光をカップ
ラBで再び結合する。それぞれの波長変換レーザの出射
波長を制御することで、任意の組み合わせにより信号の
キャリアの波長を変えることができるので、本実施例の
素子は波長交換システムのノードとして機能する。図8
に本実施例の光信号の入力と出力の、各波長ごとの信号
波形を示す。4個の素子を配置したものを例としてあげ
たが、システムの多重度に合わせて適当な個数の素子を
配置してもよいことはいうまでもない。また、上記カッ
プラAおよびBを同一基板上に構成できることも明らか
である。
(b)は波長フィルタの断面図である。本実施例は第1
実施例の波長変換レーザを同一基板上に複数個集積し、
さらに光入力用導波路に波長フィルタを集積したもので
ある。図において、601a〜dは波長フィルタ、602
a〜dは前部分布反射器、603a〜dは位相調整領域、6
04a〜dは可飽和吸収部、605a〜dは利得部、606
a〜dは後部分布反射器、607a〜dは光入力用導波路、
608a〜dは全反射ミラーである。図7(b)には上記
波長フィルタ601aの断面図を示し、609は波長フ
ィルタ部電極、610はInGaAsPコンタクト層、
611はInP(p)クラッド層、612はInGaA
sP上側ガイド層、613はMQWの活性層、614は
InGaAsP下側ガイド層、615はInP(n)ク
ラッド層、616はInP(n+)基板、617は下面
電極で波長フィルタ601aから601dまで同様の構成
である。618aは回折格子で波長フィルタ601aから
601dまではそれぞれピッチが異なり、619aはピッ
チが1/4波長シフトしたシフト構造で、それぞれλ1
からλ4の波長の光のみを透過する。図7(a)を用い
て本発明の動作を説明する。波長多重された光信号をカ
ップラAで分岐し入力用導波路607a〜dにそれぞれ結
合する。各波長フィルタ601a〜dによっておのおのの
波長変換レーザの可飽和吸収部604a〜dにはλ1から
λ4の波長の光だけが到達する。例えば、aからdの波
長変換レーザの出射波長をaがλ2、bがλ3、cが
λ4、dがλ1になるように設定しておくと、本素子を光
信号が透過する間にλ1→λ2、λ2→λ3、λ3→λ4、λ
4→λ1への波長変換が行われる。出射された光をカップ
ラBで再び結合する。それぞれの波長変換レーザの出射
波長を制御することで、任意の組み合わせにより信号の
キャリアの波長を変えることができるので、本実施例の
素子は波長交換システムのノードとして機能する。図8
に本実施例の光信号の入力と出力の、各波長ごとの信号
波形を示す。4個の素子を配置したものを例としてあげ
たが、システムの多重度に合わせて適当な個数の素子を
配置してもよいことはいうまでもない。また、上記カッ
プラAおよびBを同一基板上に構成できることも明らか
である。
【0015】上記各実施例の活性層において、バルク活
性層あるいは歪量子井戸活性層を用いることができるの
はいうまでもない。また、GaAs系半導体材料でも同
様の構成が得られることはもちろんで、さらに、リッジ
型導波路やpn埋め込み構造導波路等の別の導波路構成
であっても、本発明を実現できることはいうまでもな
い。
性層あるいは歪量子井戸活性層を用いることができるの
はいうまでもない。また、GaAs系半導体材料でも同
様の構成が得られることはもちろんで、さらに、リッジ
型導波路やpn埋め込み構造導波路等の別の導波路構成
であっても、本発明を実現できることはいうまでもな
い。
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明による波長変換レー
ザは、可飽和吸収部と利得部からなる双安定半導体レー
ザと、上記可飽和吸収部に交差する光入力用導波路とか
らなる波長変換レーザにおいて、上記双安定半導体レー
ザは第1の分布反射器と第2の分布反射器を有する分布
反射構造をもち、上記第1の分布反射器は、回折格子の
ピッチがΛaからΛbまで連続的または断続的に変化する
領域が、周期Mf(ただし、Mf>Λa,Λb)で繰り返し
形成され、上記第2の分布反射器は、回折格子のピッチ
がΛa′からΛb′まで連続的または断続的に変化する領
域が、周期Mr(ただし、Mr>Λa′,Λb′)で繰り返
し形成されていることにより、光信号を広い波長範囲に
わたって、任意の波長から別の任意の波長に波長変換す
ることが可能である。また、多数の波長変換レーザを同
一基板上に配置し、各入力用導波路にそれぞれ波長フィ
ルタを集積したアレイ型の構成では、波長変換型の光変
換ノードとして機能する。さらに小型モジュール化がで
きるため、取扱いが容易になるとともに、他装置への組
み込みが可能になり、高速の光信号処理装置や波長多重
伝送装置等に使用することができる。
ザは、可飽和吸収部と利得部からなる双安定半導体レー
ザと、上記可飽和吸収部に交差する光入力用導波路とか
らなる波長変換レーザにおいて、上記双安定半導体レー
ザは第1の分布反射器と第2の分布反射器を有する分布
反射構造をもち、上記第1の分布反射器は、回折格子の
ピッチがΛaからΛbまで連続的または断続的に変化する
領域が、周期Mf(ただし、Mf>Λa,Λb)で繰り返し
形成され、上記第2の分布反射器は、回折格子のピッチ
がΛa′からΛb′まで連続的または断続的に変化する領
域が、周期Mr(ただし、Mr>Λa′,Λb′)で繰り返
し形成されていることにより、光信号を広い波長範囲に
わたって、任意の波長から別の任意の波長に波長変換す
ることが可能である。また、多数の波長変換レーザを同
一基板上に配置し、各入力用導波路にそれぞれ波長フィ
ルタを集積したアレイ型の構成では、波長変換型の光変
換ノードとして機能する。さらに小型モジュール化がで
きるため、取扱いが容易になるとともに、他装置への組
み込みが可能になり、高速の光信号処理装置や波長多重
伝送装置等に使用することができる。
【図1】本発明による波長変換レーザの第1実施例を示
す図で、(a)は構成図、(b)は断面図である。
す図で、(a)は構成図、(b)は断面図である。
【図2】上記実施例の特性を示す図で、(a)は利得部
への注入電流と光出力との関係を示す図、(b)は光入
力と光出力の特性を示す図、(c)は感度の入射波長依
存性を示す図である。
への注入電流と光出力との関係を示す図、(b)は光入
力と光出力の特性を示す図、(c)は感度の入射波長依
存性を示す図である。
【図3】上記実施例における回折格子ピッチの説明図
で、(a)はピッチが連続的に変る場合、(b)はピッ
チが断続的に変る場合を示す図である。
で、(a)はピッチが連続的に変る場合、(b)はピッ
チが断続的に変る場合を示す図である。
【図4】上記実施例における分布反射器の特性図で、
(a)は前部分布反射器の場合、(b)は後部分布反射
器の場合をそれぞれ示し、(c)および(d)はそれぞ
れλ1およびλ2における発振波長の選択法を示す図であ
る。
(a)は前部分布反射器の場合、(b)は後部分布反射
器の場合をそれぞれ示し、(c)および(d)はそれぞ
れλ1およびλ2における発振波長の選択法を示す図であ
る。
【図5】後部分布反射器領域の電流と発振波長の関係を
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明による波長変換レーザの第2実施例を示
す図で、(a)は構成図、(b)は断面図である。
す図で、(a)は構成図、(b)は断面図である。
【図7】本発明による波長変換レーザの第3実施例を示
す図で、(a)は構成図、(b)は波長フィルタの断面
図である。
す図で、(a)は構成図、(b)は波長フィルタの断面
図である。
【図8】上記実施例の入出力信号波形を示す図で、
(a)は入力光信号波形図、(b)は出力光信号波形図
である。
(a)は入力光信号波形図、(b)は出力光信号波形図
である。
【図9】従来の波長変換レーザを示す図で、(a)は構
成図、(b)は利得部への注入電流と光出力との関係を
示す図である。
成図、(b)は利得部への注入電流と光出力との関係を
示す図である。
【図10】上記従来例の特性を示す図で、(a)は光入
力・光出力の特性を示す図、(b)は発振波長の選択範
囲を示す図である。
力・光出力の特性を示す図、(b)は発振波長の選択範
囲を示す図である。
113、213 光入力用導波路電極 116 前部分布反射器部(第1) 117 後部分布反射器部(第2) 118、519 利得部 119、515 可飽和吸収部 123、517 前部回折格子 124、518 後部回折格子 514 前部分布帰還器 516 後部分布帰
還器 601a〜d 波長フィルタ 602a〜d 前部
分布反射器 606a〜d 後部分布反射器 607a〜d 光入
力用導波路 618a〜d 回折格子
還器 601a〜d 波長フィルタ 602a〜d 前部
分布反射器 606a〜d 後部分布反射器 607a〜d 光入
力用導波路 618a〜d 回折格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 啓之 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 狩野 文良 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】可飽和吸収部と利得部からなる双安定半導
体レーザと、上記可飽和吸収部に交差する光入力用導波
路とからなる波長変換レーザにおいて、上記双安定半導
体レーザは第1の分布反射器と第2の分布反射器を有す
る分布反射構造をもち、上記第1の分布反射器は、回折
格子のピッチがΛaからΛbまで連続的または断続的に変
化する領域が、周期Mf(ただし、Mf>Λa,Λb)で繰
り返し形成され、上記第2の分布反射器は、回折格子の
ピッチがΛa′からΛb′まで連続的または断続的に変化
する領域が、周期Mr(ただし、Mr>Λa′,Λb′)で
繰り返し形成されていることを特徴とする波長変換レー
ザ。 - 【請求項2】可飽和吸収部と利得部からなる双安定半導
体レーザと、上記可飽和吸収部に交差する光入力用導波
路とからなる波長変換レーザにおいて、上記双安定半導
体レーザは分布帰還構造をもち、上記分布帰還構造の一
部は、回折格子のピッチがΛaからΛbまで連続的または
断続的に変化する領域が、周期Mf(ただし、Mf>
Λa,Λb)で繰り返し形成され、上記分布帰還構造の残
りの部分は、回折格子のピッチがΛa′からΛb′まで連
続的または断続的に変化する領域が、周期Mr(ただ
し、Mr>Λa′,Λb′)で繰り返し形成されているこ
とを特徴とする波長変換レーザ。 - 【請求項3】上記請求項1または請求項2において、上
記波長変換レーザが同一基板上に多数配置され、上記各
波長変換レーザの光入力用導波路に、それぞれ波長フィ
ルタを集積したことを特徴とするアレイ型波長変換レー
ザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19333193A JPH0750447A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 波長変換レーザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19333193A JPH0750447A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 波長変換レーザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0750447A true JPH0750447A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16306119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19333193A Pending JPH0750447A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 波長変換レーザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750447A (ja) |
-
1993
- 1993-08-04 JP JP19333193A patent/JPH0750447A/ja active Pending
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