JPH07503958A - 二頂分子量ヒアルロネート製剤およびその使用方法 - Google Patents

二頂分子量ヒアルロネート製剤およびその使用方法

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JPH07503958A JP5514225A JP51422593A JPH07503958A JP H07503958 A JPH07503958 A JP H07503958A JP 5514225 A JP5514225 A JP 5514225A JP 51422593 A JP51422593 A JP 51422593A JP H07503958 A JPH07503958 A JP H07503958A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 二項分子量ヒアルロネート製剤およびその使用方法発明の背景 本発明は、ヒトまたは動物の、外傷の危険に曝され得る眼細胞層および組織を保 護するために有用な組成物および方法に関する。本発明はとりわけ、例えば手術 中に、外傷の危険に曝され得る眼細胞層および組織を保護するための、分子量の 異なるヒアルロネートフラクションを用いた組成物および方法に関する。
眼の水晶体に霞みまたは曇りが生じると、損なわれた水晶体を除去する手術がし ばしば行われる。そのような手術は、現在では通例、水晶体を複数の小片に破壊 し、その小片を除去することによって、例えば従来の水晶体乳化法によって行わ れる。手術中に角膜内皮に付着し、それを保護する保護剤、とりわけ粘弾性液体 を使用することが、非常に有益である。高分子量範囲のヒアルロネート、すなわ ち重量平均分子量が750000を越えるヒアルロネートを含有する液体は、あ る種の手術において、角膜内皮への付着および/またはその保護に関して充分満 足できるものではない。そのような液体の例は、カリフォルニア、モンロヴイア (Monrovia)のファルマシア・オフサルミクス(Pharwacia  Ophthalmics)からヒーロン(Hcalon、商標)の名称で市販さ れているものである。
分子量が少なくとも約750000、好ましくは少なくとも約1200000の ヒアルロン酸を含有する製剤が、バラズス(Balazs)の米国特許第414 1973号に開示されている。そのような製剤(該特許には、分子量のより小さ いヒアルロン酸をも含有するとは記載されていない)は、多くの適用において、 例えば、種々の眼内手術後の房水の代用物として、および白内障手術後の前房に おける生物学的代用物として有用であると開示されている。
バラズスの米国特許第4303672号には、高分子量ヒアルロン酸ト(分子量 I X 10’ないし4.5X10’)を含有する別の製剤が開示されている。
該特許の化粧品製剤は、低分子量ヒアルロネートフラクション(分子量1000 0〜200000)、およびヒアルロネート重量の50〜400%の量のタンパ ク質をも含有する。そのような組成物は、皮膚に適用すると、軟化、湿潤、弾力 性化および滑化作用を示すと記載されている。そのようなタンパク質含有ヒアル ロネート組成物は眼用には許容し得ず、眼手術における保護剤として有用でない 。
ブラック(B racke)らの米国特許第4517295号には、微生物源か ら得る平均分子量約55000のヒアルロン酸が開示されている。そのヒアルロ ン酸は、点眼列成分として、および化粧品製剤成分として非常に有用であり得、 線維症応答および/または癒着形成による合併症の軽減のための術後適用にも有 用であると開示されている。該特許には、そのようなヒアルロン酸の、眼手術に おける保護剤としての用途は開示されていない。
他の製剤は、ヒアルロン酸ナトリウムおよびコンドロイチン硫酸のような異種材 料の組み合わせを含有する。この種の製剤は、オーストラリア国特許第5557 47号に記載されている。眼手術中に保護を提供するために使用する、ヒアルロ ン酸ナトリウムおよびコンドロイチン硫酸を含有する製品は、テキサス、フォー ス・ワース(F arth Worth)のアルコン・サーンカル社(Alco n Surgical。
Inc、)から、ヴイスコート(V 1scoat、商標)の名称で市販されて いる。コンドロイチン硫酸原料はしばしば多量のタンパク質を含有するが、コン ドロイチン硫酸を眼に使用するには、タンパク質を比較的複雑で費用のががる分 離法によって除去しなければならない。
外傷、とりわけ眼手術に伴う外傷を受ける危険に曝される眼細胞層および組織を 保護するのに有用な組成物が、依然必要とされている。
発明の概要 ヒトまたは動物の、外傷の危険に曝され得る眼細胞層および組織を保護するため に有用な新規組成物および方法を見出した。アルカリ金属および/またはアルカ リ土類金属ヒアルロネートの分子量の異なる2つのフラクションを含有する本発 明の眼科学的に許容し得る組成物は、外傷、例えば眼手術(とりわけ疾患に冒さ れた水晶体の除去のような眼手術)中に生じる外傷に対して実質的な保護を提供 することがわかった。ヒアルロネートフラクションを含有する本発明の組成物は 、2種またはそれ以上の明らかに異種の付着/保護成分を含有する組成物と比較 して、製造および承認獲得が比較的容易である。
−態様においては、本発明の眼科学的に許容し得る組成物、とりわけ溶液の形態 の組成物は、水、分子1少なくとも約300000のアルカリおよび/またはア ルカリ土類金属ヒアルロネートの第1フラクシヨン、並びに分子量約20000 0未満のアルカリおよび/またはアルカリ土類金属ヒアルロネートの第2フラク シヨンを含有する。
第1ヒアルロネートフラクシヨンは、分子量範囲が好ましくは約350000〜 800000、より好ましくは約500000〜750000である。第2ヒア ルロネートフラクシヨンは、分子量範囲が好ましくは約25000または350 00ないし150000または175000である。第2ヒアルロネートフラク シヨンの分子量範囲は、約30000〜1oooooであり得る。好ましくは、 本発明の組成物は実質的に非発熱原性であり、タンパク質不含有である。
本発明の眼科学的に許容し得る組成物は、組成物のpHを調整するのに有効な量 の少なくとも1種の緩衝剤成分および/または組成物の浸透圧を調整するのに有 効な量の少な(とも1種の浸透圧調整剤を含有し得、含有することが好ましい。
より好ましくは、本発明の組成物は、緩衝剤成分および浸透圧調整成分の両方を 含有する。本発明の眼科学的に許容し得る組成物は、無菌であることが好ましい 。
本発明は、他の態様においては、ヒトまたは動物の、外傷の危険に曝され得る眼 細胞層および組織を保護する方法を提供する。そのような方法は、本明細書中に 記載のような眼科学的に許容し得る組成物を、眼細胞層および組織を保護するの に有効な量で、外傷の危険に曝される前に眼細胞層および組織に投与することを 含んで成る。
特に有用な態様においては、本発明は、ヒトまたは動物の眼から水晶体を除去す る方法を提供する。そのような水晶体除去方法は、本明細書中に記載のような眼 科学的に許容し得る組成物の保護有効量を、ヒトまたは動物の眼に入れることを 含んで成る。導入された組成物は、眼の水晶体近辺で、眼細胞層および組織(と りわけ角膜内皮)に付着し、および/またはそれを保護するように作用する。水 晶体を、複数の小片に破壊する。これは例えば、比較的強度の撹乱の故に外傷を 起こす危険性のある従来の外科手術的手法を用いて行う。そのような小片を、眼 から取り除く。ヒアルロネート含有組成物も、眼から除去する。このようにして 、欠陥のある水晶体、例えば白内障の症状のある水晶体を、その近辺の眼細胞層 および組織に不当な外傷を与えることなく、または悪影響を及ぼすことなく、眼 から効果的に除去し得る。本発明の有用な組成物は、眼への投与が比較的容易で 、手術によって生じ得る外傷に対し非常に有効で高度な保護を提供し、保護が不 要になると、例えば洗浄/吸引によって、眼から比較的容易に除去することがで きる。とりわけ、水晶体を複数の小片に破壊し、および/または水晶体小片を眼 がら除去することに伴う比較的高度の撹乱にもかかわらず、本発明の組成物を保 護有効量で眼細胞層および組織上に保持することができる。そのような保護が無 ければ、水晶体片が、敏感な細胞層および組織、例えば角膜内皮に衝突し、損傷 を水、分子量が中程度ないし高いアルカリおよび/またはアルカリ土類金属ヒア ルロネートの第1フラクシヨン、および分子量が比較的低いアルカリおよび/ま たはアルカリ土類金属ヒアルロネートの第2フラクシヨン、並びに好ましくは少 なくとも1種の緩衝剤成分および/または少なくとも1種の浸透圧調整剤成分を 含有する眼科学的に許容し得る組成物(とりわけ、溶液の形態)は、例えば、と りわけ手術中に、外傷の危険に曝されるヒトまたは動物の眼細胞層および組織に 付着し、および/またはそれを保護することに関して、実質的に有用であること がわかった。本発明の組成物は、高いゼロ剪断粘度、弾性、および擬塑性のよう な、粘弾性液体にとって有用な他の性質をも有する。
本発明において、分子量は、フラクションの重量平均分子量である。重量平均分 子量は、間接的な方法、とりわけ極限粘度法によってめることができる。重量平 均分子量は、ローレント(Laurent)ら、フラクショネーション・オブ・ ヒアルロン酸ク・アシッド(Fractionation of Hyalur onic Ac1d)、バイオキミカ・工・バイオフィジクス・アクタ(Bio chimica Et Biophysics Acta)、42.476〜4 85頁(1960)に記載の等式を用いて、極限粘度数から算出し得る。また、 サイズ排除クロマトグラフィーによって重量平均分子量をめることもできる。
本発明において有用な第1ヒアルロネートフラクシヨンは、分子量が中程度ない し高く、とりわけ少なくとも約300000、特に約300000〜10000 00である。第1ヒアルロネートフラクシヨンの分子量は、好ましくは約350 000〜5ooooo、より好ましくは約500000〜750000である。
本発明において有用な第2ヒアルロネートフラクシヨンの分子量は、約2000 00未満、好ましくは約25000または35000ないし150000または 175000である。分子量が約30000〜1oooooの範囲にある第2ヒ アルロネートフラクシヨンが、非常に有用である。
当分野でよく知られているように、第1および第2ヒアルロネートフラクシヨン は、種々の原料(例えば雄鶏の鶏冠および他の結合組織)から、および微生物原 料(とりわけ、微生物による発酵物)から得られる。従来の分離法によって、分 子量フラクションを得ることができる。高分子量ヒアルロン酸トを、例えば加水 分解によって低分子量ヒアルロン酸トに変換し、それを回収し、使用するという こともできる。
第1ヒアルロネートフラクシヨンおよび第2ヒアルロネートフラクシヨンはそれ ぞれ、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸カリウム、ヒアルロン酸マグネシ ウム、ヒアルロン酸カルシウムおよびそれらの混合物から成る群から選択するこ とが好ましい。より好ましくは、両フラクション中に同じ金属が存在する。ヒア ルロン酸ナトリウムフラクションが特に有用である。
本発明の有用な組成物において、第1ヒアルロネートフラクシヨンと第2ヒアル ロネートフラクシヨンとの重量比は、好ましくは約0.25〜4、より好ましく は0.5〜2である。本発明の有用な組成物中の第1ヒアルロネートフラクシヨ ン濃度は、好ましくは約5〜50+ag/ml、より好ましくは約10または2 0ないし40mg/mlである。
本発明の眼科学的に許容し得る組成物は、好ましくは、実質的にタンパク質不含 有であり、実質的に非発熱原性である。本発明の組成物のタンパク質含量は、ア ルカリおよび/またはアルカリ金属塩ヒアルロン酸トの第1および第2フラクジ ョンの総重量に対して、約0.5重量%未満であることが好ましい。より好まし くは、本発明の組成物は、検出可能量のタンパク貢を含有せず、検出可能な発熱 原性を示さない。
本発明の組成物は、大部分が、例えばヒアルロネートフラクション用担体または 液体媒体としての、液体の水から成ることが好ましい。本発明の眼科学的に許容 し得る組成物は、無菌、とりわけ眼内での使用前に無菌であることが好ましい。
本発明の組成物は好ましくは、組成物のpHを調整するのに有効な量の少なくと も1種の緩衝剤成分、および/または組成物の浸透圧を調整するのに有効な量の 少なくとも1種の浸透圧調整剤を含有する。より好ましくは、本発明の組成物は 、緩衝剤成分および浸透圧調整剤成分の両方を含有する。そのような成分は、例 えば眼内で眼に対して不当な悪影響または永続的な損傷を与えないというように 、本発明の組成物の眼科学的許容性を損なわないものである。本発明の組成物を 角膜の1部分またはそれ以上の部分に適用する場合は、1種またはそれ以上の浸 透圧調整剤成分を使用することが特に重要である。そのような浸透圧調整剤成分 は、組成物と角膜組織との間の適合性を向上し、および/または角膜組織に対す る損傷を回避するよう作用する。そのような緩衝剤成分および浸透圧調整剤成分 は、当分針でよく知られた従来のものから選択し得る。有用な緩衝剤成分の例は 、酢酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、ホウ酸緩衝剤など、およびそわ らの混合物を包含するが、それらに限定されるものではない。リン酸緩衝剤が特 に有用である。有用な浸透圧調整剤成分の例は、塩、とりわけ塩化ナトリウム、 塩化カリウム、および他の適当な薬学的に許容し得る浸透圧調整剤成分、並びに それらの混合物を包含するが、それらに限定されるものではない。使用する緩衝 剤成分および浸透圧調整剤成分の量は、組成物のpHを好ましくは約6〜8、よ り好ましくは約7〜7.5に、組成物の浸透圧を好ましくは約200〜400、 より好ましくは約250〜350mOsmol/kgに保つのに充分な量である 。
本発明の組成物は、本発明の組成物に1種またはそれ以上の有用な性質および/ または利点を付与するのに有効な】の、1種またはそれ以上の他の成分を含有し 得る。
本発明の組成物は、例えば手術中に、外傷の危険に曝され得るヒトまたは動物の 眼細胞層および組織を保護する方法において有用である。−態様においては、本 発明の方法は、そのような組成物を、外傷の危険に曝され得る眼細胞層および組 織に、外傷の危険に曝される前に保護有効量で投与することを含んで成る。この ようにして、組成物は好ましくは、細胞層および組織に付着するか、またはそれ を少なくとも部分的に被覆し、および/または細胞層および組織を外傷の危険か ら保護する。
本発明の組成物は、例えば除去する水晶体を小片に破壊する手術(例えば従来の 水晶体乳化法を用いて行う)中のような動的な撹乱環境中で眼細胞層または組織 が外傷の危険に曝され、または曝され得るという場合に、特に良好な保護を提供 する。
本発明の組成物が特に有用なのは、ヒトまたは動物の眼から水晶体(例えば、疾 患に冒されている)を除去する方法においてである。この態様においては、本発 明の組成物の保護有効量を、ヒトまたは動物の眼に、例えば眼に設けた切開部か ら注入のような方法によって導入する。本発明の組成物は、例えば従来の注入カ ニユーレなどを用いて、比較的容易に眼に導入することができる。組成物は好ま しくは、除去する水晶体の近辺の眼細胞層または組織(とりわけ角膜内皮)の少 なくとも一部に付着する。本発明の組成物を適所に維持しながら、水晶体を小片 に破壊する。水晶体破壊のための特に有用な一方法は、よく知られているような 水晶体乳化法である。水晶体近辺の眼部性の保護を行わなければ、そのような水 晶体除去法においてしばしば起こる動的な水晶体破壊力および/または撹乱が、 水晶体以外の眼の部分をも損傷し得る。本発明の組成物は、外傷を起こし得る力 および/または撹乱に対して、前記のような眼の部分(とりわけ角膜内皮)を充 分保護することがわかった。例えば従来の洗浄/吸引法を用いて、複数の水晶体 小片を眼から除去する。本発明のヒアルロネート含有組成物も、水晶体小片と共 に、および/または更なる洗浄/吸引によって、眼から除去する。このような除 去は、比較的容易に、実質的に他の眼の部分に悪影響を及ぼすことなく行うこと ができる。
除去した水晶体の代わりに、例えば従来の方法で、眼内レンズを眼に移植し得る 。この移植後に、例えば縫合によって、眼の切開部を閉じる。前記のように本発 明の組成物を使用することにより、水晶体近辺の眼細胞層および組織を実質的に 損傷することな(、眼から水晶体を効果的に除去することができる。
以下の実施例により、本発明を制限することなく本発明のいくつかの態様を説2 種のヒアルロン酸ナトリウムフラクションと標準リン酸緩衝塩類溶液とを混合す ることによって、組成物(組成物1)を調製した。この組成物は、重量平均分子 量約700000のヒアルロン酸ナトリウムフラクション20mg/ml、およ び重量平均分子量約50000のヒアルロン酸ナトリウムフラクション2Qa+ g/mlを含有していた。
組成物2(比較)は、重量平均分子量約500000のヒアルロン酸ナトリウム フラクション30mg/+1、および重量平均分子量約50000のコンドロイ チン硫酸405g/mlを含有するリン酸緩衝塩類溶液であった。組成物2は、 テキサス、フォース・ワースのアルコン・サージカル社から、ヴイスコートの名 称で市販されている。組成物3(比較)は、重量平均分子量3〜4百万のヒアル ロン酸ナトリウムフラクション10mg/mlを含有するリン酸緩衝塩類溶液で あった。組成物3は、カルフォルニア、モンロヴイアのファルマシア・オフサル ミクスからヒーロンの名称で市販されている。
各組成物を次のように試験した。健康なニューシーラント白ウサギを手術のため に選択した。選択したウサギの眼に対して従来の方法を用いて行った手術は、前 方切嚢、水晶体乳化(通常の水晶体乳化装置を使用)、洗浄/吸引、および眼内 レンズ移植を含んで成っていた。
各組成物を、標準BDハイパツク(Hypack)シリンジに入れた。注入のた めに25gカニユーレを各シリンジに取り付けた。手術前に各ウサギの眼に1種 の液体サンプルを投与した。この液体は、手術中必要に応じて補充した。
それらの組成物に関する実験者の所見を次に示す:組成物1は、25gカニユー レからの注入が困難であった。組成物1は、水晶体乳化の間、前房を良好に保ち 、角膜内皮細胞に強力に付着したが、比較的高い粘性および付着性の故に、洗浄 /吸引により除去するのが困難であった。
組成物2は、組成物1よりも幾分注入が容易で、前房を組成物1とほぼ同程度良 好に保った。組成物2は、角膜内皮を良好に被覆し、洗浄/吸引による除去がや や困難であった。
組成物3は、注入が非常に容易であった。しかし、前方切嚢中に組成物1および 2と同様に良好に前房を保つようには見えなかった。その上、組成物3は、水晶 体乳化開始時に眼から完全に流出してしまい、角膜内皮細胞も眼内レンズも良好 に被覆するようには見えなかった。洗浄/吸引による除去は、組成物3が最も容 易であった。
これらの結果によると、組成物1は水晶体乳化中に所望の保護を提供したことが わかる。その保護は、他の試験組成物が達成した保護と同程度に良好であるか、 またはそれよりも良好であった。組成物1の比較的高い粘性および付着性は、一 方または両方のヒアルロン酸ナトリウム成分の濃度を低下することによって、お よび/または分子量の異なるヒアルロン酸ナトリウム成分の比を調節することに よって、および/または一方または両方のヒアルロン酸ナトリウム成分の分子量 を調節することによって低下することができる。
実施例4〜8 2種のヒアルロン酸ナトリウムフラクションと標準塩類溶液とを混合することに よって、組成物<Wt成初物4を調製した。この組成物は、重量平均分子量70 0000のヒアルロン酸ナトリウムフラクション30mg/ml、および重量平 均分子量120000のヒアルロン酸ナトリウムフラクション5mg/mlを含 有していた。
組成物4の粘度は、剪断速度l5−1で75000センチポアズであった。
2種のヒアルロン酸ナトリウムフラクションと標準塩類溶液とを混合することに よって、組成物(組成物5)を調製した。この組成物は、重量平均分子量700 000のヒアルロン酸ナトリウムフラクション25mg/ml、および重量平均 分子量120000のヒアルロン酸ナトリウムフラクション10ag/mlを含 有していた。組成物5の粘度は、剪断速度1s“1で45000センチポアズで あった。
2種のヒアルロン酸ナトリウムフラクションと標準塩類溶液とを混合することに よって、組成物(組成物6)を調製した。この組成物は、重量平均分子量700 000のヒアルロン酸ナトリウムフラクション20mg/ml、および重量平均 分子量120000のヒアルロン酸ナトリウムフラクション30mg/■lを含 有していた。組成物6の粘度は、剪断速度1s−1で20000センチポアズで あった。
組成物7(比較)は、組成物2と同様であった。組成物7の粘度は、剪断速度1 s−1で45000センチポアズであった。
組成物8(比較)は、組成物3と同様であった。組成物8の粘度は、剪断速度1 s −1で45000センチポアズであった。
各組成物を次のように試験し5た。健康なニューシーラント白ウサギを手術のた めに選択した。選択したウサギの眼に対して従来の方法を用いて行った手術は、 前方切妻、水晶体乳化(通常の水晶体乳化装置を使用)、洗浄/吸引、および眼 内レンズ移植を含んで成っていた。各組成物を、3ccBDシリンジに入れた。
注入のために27gカニユーレを各ンリンジに取り付けた。手術前に各ウサギの 眼に1種の液体サンプルを投与した。この液体は、手術中必要に応じて補充した 。
それらの組成物に関する実験者の所見を次に示す:組成物4は、27gカニユー レからの注入がやや困難であった。組成物4は、切妻の間、前房を良好に保ち、 水晶体乳化の間、角膜内皮細胞に良好に付着した。この材料は、洗浄/吸引によ り、かなり容易に除去することができた。
組成物5は、27gカニユーレからの注入がやや困難であった。組成物5は、切 妻の間、前房を組成物4はど良好には保たなかった。組成物5は、水晶体乳化の 間、角膜内皮に良好に付着し、洗浄/吸引によって容易に除去することができた 。
組成物6は、27gカニユーレからの注入が困難であった。組成物6は、切妻の 間、組成物4とほぼ同程度に良好に前房を保った。組成物6は、水晶体乳化の間 、角膜内皮に良好に付着し、洗浄/吸引によって容易に除去することができた。
組成物7は、注入が組成物4および5よりも幾分容易で、組成物6よりもはるか に容易であった。しかし、組成物7は、切妻の間、前房を組成物4または6はど 良好には保たなかった。組成物7は、前房を組成物5とほぼ同程度に保ち、水晶 体乳化中の角膜内皮への付着は組成物5または6とほぼ同程度に良好であった。
組成物7は、洗浄/吸引によって容易に除去することができた。
組成物8は、注入が非常に容易であった。しかし、他のどの組成物に匹敵する程 度にも、切妻中に前房を良好に保つことができなかった。組成物8は、水晶体乳 化開始時に眼から完全に流出してしまい、角膜内皮を良好に被覆するようには見 えなかった。洗浄/吸引による除去は、組成物8が最も容易であった。
これらの結果により、本発明の組成物4.5および6は、高分子量ヒアルロン酸 ナトリウムを含有する組成物8と比較して優れた保護を、切妻および水晶体乳化 中に提供することがわかる。更に、本発明の組成物4.5および6は、ヒアルロ ン酸ナトリウムフラクションおよびコンドロイチン硫酸フラクションの両方を含 有する組成物7と実質的に同等またはそれ以上に良好な保護を提供する。当然の ことながら、本発明の組成物は、例えば、明らかに異なる2種の材料(ヒアルロ ン酸ナトリウムおよびコンドロイチン硫酸)を含有する組成物7と比較して製造 が容易であるという利点を有する。
組成物1.4.5および6(本発明)と組成物3および8とを比較すると、本発 明の組成物は、高分子量ヒアルロン酸ナトリウム単一フラクションを含有する組 成物よりも、全体的に優れた結果をもたらす。重量平均分子量約500000〜 750000の第1ヒアルロネートフラクシヨンと、重量平均分子量約2500 0または35000ないし150000または175000の第2ヒアルロネー トフラクシヨンとを含有する組成物はいずれも、実質的に同様の結果をもたらす ということもわかる。例えば、第2ヒアルロネートフラクシヨンの重量平均分子 量を50000(組成物1)から120000(組成物4.5および6)に変え ても、本発明の組成物が達成する有益な性質に実質的な変化は無かった。試験に 用いた第1ヒアルロネートフラクシヨン、すなわち重量平均分子量700000 のヒアルロネートは、重量平均分子量約500000〜750000のヒアルロ ネートの例である。すなわち、第1ヒアルロネートフラクシヨンの重量平均分子 量を約500000〜750000の範囲内で変化しても、組成物の性能は実質 的に変わりが無い。
換言すれば、上記実施例のデータは、重量平均分子量約500000〜7500 00の高分子量第1ヒアルロネートフラクションと、重量平均分子量約2500 0または35000ないし150000〜175000の第2ヒアルロネートフ ラクションとを含有する組成物を例示するものである。上記実施例により、本発 明の組成物は、組成物2.3.7および8として示した現在市販されている材料 と同程度、またはそれよりも良好な性能を有することが明らかである。本発明の 組成物はとりわけ、高分子量ヒアルロネート単一フラクションしか含まない組成 物(組成物4および8)と比較して、より優れた性能を示す。この結果は、明ら かに驚くべきものであり、例えば、製造、品質調節および承認獲得が比較的容易 であると同時に性能が改善されているという実質的な利点を示すものである。
本発明を種々の実施例および態様に関して説明したが、本発明はそれらに制限さ れるものではなく、請求の範囲内で多様に実施し得ると理解すべきである。
国際調査報告 1゜7゜N@PCT/US 931010B11、 −PCT/us 9310 108Bフロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
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Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ヒトまたは動物の、外傷の危険に曝され得る眼細胞層および組織を保護する 方法であって、水、重量平均分子量約500000〜75000の金属ヒアルロ ネートの第1フラクション、および重量平均分子量約25000〜175000 の金属ヒアルロネートの第2フラクションを含有する眼科学的に許容し得る水性 組成物の保護有効量を、外傷の危険に曝される前に眼細胞層および組織に投与す ることを含んで成り、第1金属ヒアルロネートフラクションおよび第2金属ヒア ルロネートフラクションはそれぞれ、アルカリ金属ヒアルロネート、アルカリ土 類金属ヒアルロネートおよびそれらの混合物から成る群から選択する方法。
  2. 2.眼科学的に許容し得る水性組成物は、眼科学的に許容し得る水性組成物のp Hを調整するのに有効な量の少なくとも1種の緩衝剤成分、および眼科学的に許 容し得る水性組成物の浸透圧を調整するのに有効な量の少なくとも1種の浸透圧 調整剤成分を更に含有する請求項1記載の方法。
  3. 3.眼科学的に許容し得る水性組成物のpHが約6〜8、浸透圧が約200〜4 00mOsmol/kgであり、第2金属ヒアルロネートフラクションの重量平 均分子量が約35000〜150000である請求項2記載の方法。
  4. 4.第2金属ヒアルロネートフラクションの重量平均分子量が約30000〜1 00000である請求項1記載の方法。
  5. 5.第1金属ヒアルロネートフラクションおよび第2金属ヒアルロネートフラク ションはそれぞれ、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸カリウム、ヒアルロ ン酸マグネシウム、ヒアルロン酸カルシウムおよびそれらの混合物から成る群が ら選択する請求項1記載の方法。
  6. 6.第1金属ヒアルロネートフラクションは第1ヒアルロン酸ナトリウムフラク ションであり、第2金属ヒアルロネートフラクションは第2ヒアルロン酸ナトリ ウムフラクションである請求項1記載の方法。
  7. 7.眼科学的に許容し得る水性組成物中の第1金属ヒアルロネートフラクション と第2金属ヒアルロネートフラクションとの重量比は、約0.25〜4であり、 第1金属ヒアルロネートフラクションは、眼科学的に許容し得る水性組成物中に 約5〜50mg/mlの濃度で存在する請求項1記載の方法。
  8. 8.眼科学的に許容し得る水性組成物は、投与前に無菌で、実質的に非発熱原性 である請求項1記載の方法。
  9. 9.ヒトまたは動物の眼から水晶体を除去する方法であって:保護有効量の眼科 学的に許容し得る水性組成物をヒトまたは動物の眼に導入し、該組成物は、水、 重量平均分子量約500000〜750000の第1ヒアルロン酸ナトリウムフ ラクション、および重量平均分子量約25000〜175000の第2ヒアルロ ン酸ナトリウムフラクションを含有し、該組成物は、眼内で水晶体近辺の眼の少 なくとも一部に付着し;水晶体を複数の小片に破壊し; 複数の小片を除去し;および 前記組成物を眼から除去する ことを含んで成る方法。
  10. 10.眼科学的に許容し得る水性組成物は、眼科学的に許容し得る水性組成物の pHを調整するのに有効な量の少なくとも1種の緩衝剤成分、および眼科学的に 許容し得る水性組成物の浸透圧を調整するのに有効な量の少なくとも1種の浸透 圧調整剤成分を更に含有する請求項9記載の方法。
  11. 11.眼科学的に許容し得る水性組成物のpHが約7〜7.5、浸透圧が約25 0〜350mOsmol/kgであり、第2ヒアルロン酸ナトリウムフラクショ ンの重量平均分子量が約35000〜150000である請求項10記載の方法 。
  12. 12.眼科学的に許容し得る水性組成物中の第1ヒアルロン酸ナトリウムフラク ションと第2ヒアルロン酸ナトリウムフラクションとの重量比は、約0.25〜 4である請求項9記載の方法。
  13. 13.水、重量平角分子量約500000〜750000の金属ヒアルロネート の第1フラクション、および重量平均分子量約25000〜175000の金属 ヒアルロネートの第2フラクションを含有する組成物であって、眼科学的に許容 し得、第1金属ヒアルロネートフラクションおよび第2金属ヒアルロネートフラ クションはそれぞれ、アルカリ金属ヒアルロネート、アルカリ土類金属ヒアルロ ネートおよびそれらの混合物から成る群から選択する組成物。
  14. 14.組成物のpHを調整するのに有効な量の少なくとも1種の緩衝剤成分、お よび組成物の浸透圧を調整するのに有効な量の少なくとも1種の浸透圧調整剤成 分を更に含有する請求項13記載の組成物。
  15. 15.pHが約6〜8、浸透圧が約200〜400mOsmol/kgであり、 第2金属ヒアルロネートフラクションの重量平均分子量が約35000〜150 000であり、無菌で、実質的に非発熱原性である請求項14記載の組成物。
  16. 16.第2金属ヒアルロネートフラクションの分子量が約30000〜1000 00である請求項13記載の組成物。
  17. 17.第1金属ヒアルロネートフラクションおよび第2金属ヒアルロネートフラ クションはそれぞれ、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸カリウム、ヒアル ロン酸マグネシウム、ヒアルロン酸カルシウムおよびそれらの混合物から成る群 から選択する請求項13記載の組成物。
  18. 18.第1金属ヒアルロネートフラクションは第1ヒアルロン酸ナトリウムフラ クションであり、第2金属ヒアルロネートフラクションは第2ヒアルロン酸ナト リウムフラクションである請求項13記載の組成物。
  19. 19.組成物中の第1金属ヒアルロネートフラクションと第2金属ヒアルロネー トフラクションとの重量比は、約0.25〜4である請求項13記載の組成物。
  20. 20.第1金属ヒアルロネートフラクションは、組成物中に約5〜50mg/m lの濃度で存在する請求項19記載の組成物。
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