JPH07503195A - 滑り止めシート材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 滑り止めシート材 関連出願 本発明は、共に本発明の譲受人に譲渡されており、引例として本説明に含まれる 米国特許第４．９２５．７２４号及び本願と同時に出願された「靴の内底」と題 する米国特許出願ＳＮ　の主題に関連している。

発明の分野 本発明は、滑り止めシート材に、特に開口を形成した非吸湿性の断熱上層と、バ リヤ層及び／またはクッション層等の少なくとも１つの別の層に取り付けること ができる安定層とを有するシート材に関するものである。

発明の背景 踏みつける素材、例えば靴の内底、室内カーペット、屋外カーペット、床マット 等の大部分は、長年に渡って基本的構造がほとんど同じままである。はとんどの 場合、そのような素材は、実質的に足に接触する繊維布または織物材からなる上 層と、上層に連結されて、クッション特性を備えることもできるバッキング材か らなる第２贋とで構成されている。これらの形式の製品の一部の特性、例えば摩 耗寿命及び快適性については改善されているが、滑り止め及び断熱性等の特徴に はほとんどまたはまったく注意が払われていない。

例えば、靴の内底の、特に運動靴または他の活動的な履き物の内底の設計では、 履き心地を向上させるためにそのような内底のクッション性を改善する努力が行 われてきた。しかし、そのような内底の形状及び表面特徴は、足及び靴下を靴底 から隔離している能力、及び足及び靴下が靴の中で移動できる程度に関するもの であるため、無視されてきた。

活動的な履き物の内底を形成するために用いられるシート材に関する１つの問題 点は、内底に対する着用者の靴下の移動及び／または靴下に対する着用者の足の 移動を制御できないことである。これは、靴の履き心地及び性能の両方に影響す る０例えば、クレイコートでテニスをしたり、芝の上でサッカーをするような活 動では、プレー表面に対する靴の移動が相当に大きい。このようなタイプの活動 では、履き心地を向上させ、靴の性能を最適化するため、靴の内底に対する足及 び靴下の移動を制限することが望ましい０反対に、プレー表面に対する靴の移動 が制限される、従って比較的高いせん断力が靴から足へ伝達されるラッカー塗り の堅木床または人工運動場等の高摩擦表面上で使用される靴では、靴内で足及び 靴下がもっと大きく移動できるようにすることが、履き心地及び性能上必要であ る。

従来の内底は、一般的に２種類に分類されるが、その両方ともが靴内での足及び ／または靴下の移動、及び靴を使用する場所の表面のタイプを考慮に入れていな い。一部の構造では、そのような内底の上表面を粘着性のシート材、または足か ら出た水分に出会った時に比較的粘着性を持つ素材で形成されている。このタイ プの内底は、足の皮膚よりも摩擦係数が高い、その結果、靴下と内底の上部のシ ート材との間の摩擦係合の大きさが、足と靴下との間の摩擦係合の大きさよりも 太き（なる。このタイプの素材の内底を備えた靴では、靴下が内底上にほぼ固定 した位置で保持されるのに対して、せん断力が加わるのに応じて、すなわち足の 前後及び／または左右移動に応じて足が靴下内で移動できるため、着用中に足に 水膨れができることがわかっている。靴下内で足が擦り移動することによって、 特にバスケットボール、ラケットボール、エアロビクス等の活動を靴の移動が小 さくなる堅木床上で行った場合、ひどい水膨れが生じて不快感を与える。

別の種類の内底構造は、ゴムまたは発泡性の底層を、皮膚よりも摩擦係数がはる かに低い比較的滑り易い表面を備えた布または合成シート材のカバ一層で覆って 構成されている。このタイプの内底は、足が靴下内で移動するのではなく、足と 靴下とが内底の滑りやすい］に対して一体状に移動できるため、水膨れの問題を 解決することができる。しかし、これらの内底の問題点として、着用者の靴下及 び足の移動が、上層を形成している素材によってまったく制限されないことが多 いため、つま先が靴のつま先部分へ激しく滑り込み、打撲傷を、あるいは骨折を も生じることがある。また１足及び靴下が不適当に移動することから、着用者は 、特に靴がプレー表面に沿って滑りやすい活動中に、靴を制御できないように感 じる。

滑り止め及び断熱性の問題は、内底以外のシート形製品、例えば室内／屋外カー ペットや、ボート、キャンピングカー、水泳プールデツキ等の床敷物や、床マッ ト等でも一般的である。このタイプの多くの製品では、足と接触する表面の滑り 止めが限られており、特に濡れている時に滑りやすく、危険である。また、様々 な床敷物等に使用されているシート材は、そのシート材が載置されている表面の 高温または低温から足を保護するための断熱性がかなり乏しい場合が多い。

こわらの問題点は、本発明の譲受人が所有している米国特許第４．８９３．４１ ８号及び第４．９２５．７２４号に述べられている。第４．９２５．７２４号特 許に開示されているシート材は、上下表面を備えたゴムまたは発泡プラスチック 等のクッション材製の底層を有している。シート材の上層は、縦列及び横列状の 熱可塑性ストランドまたは壁部分を交差させて形成された複数の開口を設けた非 吸湿性かつ断熱性の、熱可塑性素材で形成されている。上層は、少なくとも部分 的に底クッション層に埋め込まれて、上層の一部が底層の上表面より下方に入り 、底層を形成しているクッション材が少な（とも部分的に上層の開口に入ってい る。

特許第４，９２５．７２４号に記載されているように、シート材の］を形成して いる熱可塑性素材を変更することによって、摩擦係数を所望通りに変えることが できる。内底を製造するために使用する時、そのようなシート材は、靴内での足 及び靴下の移動を制御できる摩擦特性を示す。特に、シート材の開口付き］の摩 擦係数は、靴下とそのような上層との間の摩擦係合の大きさが、足と靴下との間 の摩擦係合の大きさよりも太き（なるように選択される。これは、シート材が濡 れている場合も、乾燥している場合も同じである。その結果、足にせん断力が加 えられるのに応じて、足及び靴下が、そのようなシート材で形成された内底の上 層に対して一体状に移動するため、上記の従来形内底によって生じた水膨れの問 題が防止される。また、シート材のそのような上層の摩擦係数は、摩擦係数が高 いプレー表面（堅木床、人工フィールド）で使用する靴の場合には少なくともあ る程度の滑り止め効果を与えるように選択され、摩擦係数が低い表面（クレイテ ニスコート、芝フィールド等）で使用する靴の場合には幾分高い滑り止め効果を 与えるように選択される。

特許第４．９２５．７２４号に開示されているシート材には多くの利点があるが 、そのような素材を用いて靴の内底、室内／屋外カーペット、床マット等を製造 する際に幾つかの問題が生じる可能性があることがわかっている。前述したよう に、シート材の上層の開口は、正方形、三角形等の交差壁部分のマトリックスを 形成している。これらの壁部分は、厚さが約０．６ミリメードル、幅が約０．５ ミリメートル程度である。この比較的薄い開口上層を形成するために使用される 熱可塑性素材は、圧縮に対しては良好な強度を示すが、せん断には比較的弱い、 その結果、開口付き上層に沿った前後及び／または左右方向の移動によって生じ るせん断力は、上層の壁部分を伸張させたり、引っ張ったり、相互移動させる傾 向を持っている。開口付き上層が埋め込まれている弾性クッション材は、そのよ うなせん断力が加えられることに対してほとんど抵抗力がな（、従って壁部分が そのような相互移動を生じやすい、従って、開口付き上層は、壁部分の裂断を生 じ、またその下のクッション材は、開口付き上層がそれに沿って移動する時に摩 耗や破損を生じる可能性がある。

特許第４．９２５．７２４号に開示されているシート材を一定の用途に使用する 際の別に考えられる問題点として、開口付き上層がクッション層から剥がれる可 能性がある。そのような特許に開示されているように、開口付き］及びクッショ ン層は、上層をクッション層に、それが「発泡」状態にある時、すなわち、硬化 して硬質シートになる前のホイップクリーム等の粘度を有する時に導入すること によって連結される。あるいは、開口付き上層は、最初に上層と結合させる時は 液体であり、その後に硬化して硬質層になるポリウレタン等のクッション材に取 り付けることができる。いずれの場合も、開口付き上層とクッション層との間の 連結は、クッション材と開口付き上層の壁部分の底部及び側部との表面接触部分 だけである。これは表面積が比較的小さい。また、足に接触した時に履き心地を よ（するため、壁部分は比較的滑らかに形成されており、これによって、］とク ッション層との間に剥がれを防止できるだけの十分な接着力を得ることがますま す困難になる。

発明の概要 従って、本発明の目的の１つは、靴の内底や様々な漬り止め表面カバーとして使 用でき、上表面の上の物体の移動を制御し、耐摩耗性があり、断熱性があるシー ト材を提供することである。

これらの目的は、本発明によれば、非吸湿性かつ断熱性がある熱可塑性素材から なる上層と、上層に取り付けられた不織材からなる安定層と、さらに多くの実施 例ではバリヤ層及び／またはクッション層とを設けて、安定層を］と他の層との 間に挟み込んだ積層体にしたシート材によって達成される。熱可塑性素材の上層 の化学的組成を変更することによって、特定の用例の要件に応じて摩擦係数すな わち滑り抵抗度を変えることができる。

本発明の１つの特徴は、シート材の上層の摩耗寿命及び寸法安定性を増大させる ことにある０本発明のシート材の上層を形成している非吸湿性かつ断熱性がある 熱可塑性素材には、上層のストランドまたは壁部分によって形成された複数の離 設開口が設けられている。これらの壁部分は、好ましくは連結した正方形、三角 形等であるが、比較的小さい、すなわち高さが約０．６ミリメードル、幅が０， ５リメートルである。そのような壁部分は圧縮には強いが、上層にせん断力が加 えられると、壁部分が伸張したり、相互移動することによって、拘束がない場合 は裂断が発生する可能性がある。開口付き］に取り付けられた不織材は、せん断 力が加えられた時の移動に抵抗できるように開口付き上層の寸法安定性を与える ため、「安定層」と特徴付けられる。開口付き上層は、好ましくは糊付けや他の 方法で不織安定層に永久的に固定されるので、せん断力が加えられた時の開口付 き上層の壁部分の相互移動がほぼ拘束される。特に着用した足の前後及び左右方 向の移動が激しい活動的なスポーツ用の靴に組み込まれる内底等を製造するため にシート材をした時、これによって開口付き上層の寸法統合性及び耐久性が大幅 に向上する。

不織安定層を開口付き上層に取り付けることによって得られる寸法安定性及び耐 久性に加えて、安定層は、本発明の教示に従って形成された多重層形シート材の 構造統合性にも役立つ０本発明の変更実施例では、安定層は、開口付き］とは反 対側の表面で、架橋ポリエチレン、ラテックスフオームまたは他のクッション材 からなるクッション層に取り付けられている。現時点で好適な実施例では、安定 層を形成する不織材は、１００％ポリエステル、レーヨン及びポリエステルの混 紡または木材バルブ等のセルロース材及びポリエステルの混紡の圧縮繊維で形成 される。不織材の不織繊維成分は、上記タイプのクッション材と非常に効果的に 接合することがわかっている。不織材の繊維は、クッション材と少なくとも部分 的にもつれ合う、または絡み合って、その間に比較的大きい接触表面積が得られ るため、不織材と２７９３２層との間に非常に堅牢な接合が形成されると考えら れる。その結果、開口付き上層、安定不織層及びクッション層の積層体で形成さ れた本発明のシート材は、しっかり合体して、３層の内のいずれかが他のものか ら剥がれる可能性はほとんどない。

本発明の別の特徴として、本発明のシート材のクッション層を形成する際に、シ ート材に意図された活動の特定形式に応じて好適な素材が異なることが、認識さ れている０例えば、靴の内底な形成する際の好適な素材の→１は、ワツフル型に 類似した「開放」型または内底を形成するための射出成形型に類似した閉鎖型に 液体状で導入されるポリウレタンである。開口付き上層及び不織安定層の積層体 を有する形式の本発明のシート材にポリウレタンを結合させるため、そのような 積層体を液体ポリウレタンと共に型に入れなければならない、開放型の半割型な 閉じる途中に　あるいは閉鎖型に液体ポリウレタンを導入する際に、液体ポリウ レタンがシート材の不織層を貫通し、開口付き］の開口を通って進むように押し 付ける十分な圧力が発生することがわかっている。これによって、ポリウレタン の硬化後、ポリウレタンの少な（とも一部分が開口付き」の上部にビード状に残 る「ブリードスルーｊ問題が発生する。

このポリウレタンのブリードスルーを防止するため、本発明のシート材のさらな る実施例が提供されている。この実施例では、不織層の、開口付き］とは反対側 の表面に「バリヤ層」が取り付けられている。このバリヤ層は、好ましくはアク リルラテックス、ポリエチレン、エチレン−ビニルアセテートコポリマー、ビニ ルまたはほぼ液体不浸透性の同様な素材からなる薄い層である。バリヤ層は、上 記のいずれかの形式の成形装置を用いた成形作業中の液体ポリウレタンの流れも 遮断して、完成した内底の不織層にも開口付き上層にもポリウレタンのブリード スルーをなくすことができる。このバリヤ層はまた、ポリウレタンの連続層を備 えた、すなわち開口付き］、不織層及びバリヤ層の積層体のバリヤ層部分の上に 液体ポリウレタンを供給した後、硬化させて硬質の連続シートにしたシート材の ブリードスルーをなくすことができる。

現時点では、本発明による一部の形式のシート材ではそのようなバリヤ層をな（ すことも考えられる０例えば、ラテックスフオームまたは架橋ポリエチレンフオ ームからなるクッション層を有するシート材は、これらの素材を開口付き］及び 安定層と結合させる時、例えばホイップクリームのように粘度が高く、硬化前に そのようなシート材をブリードスルーする傾向がないため、バリヤ層を必要とし ない。

上記のシート材のいずれの実施例においても、本発明の重要な特徴は、シート材 の開口付き上層によって得られる摩擦特性にある。現時点で好適な実施例では、 開口付き上層は、素材の摩擦係数を変えるためにビニルアセテート含荷量を変更 できるエチレン−ビニルアセテートコポリマーで形成されている。ビニルアセテ ートの含有量及びその結果の摩擦係数に無関係に、本発明のシート材の開口付き 上層は、湿った時も乾燥時も同じ摩擦係数を示すことが、テストがられがってい る。開口付き］のこの特徴は、特にシート材が水分と出会うが、その滑り止め効 果を維持することを期待される用例において、シート材の機能性に大きな恩恵を 与える。

例えば、靴の内底の製造に使用される時に特に効果的である本発明のシート材の 開口付き上層の構造の１つの特徴は、足が靴下に対して移動することによって生 じる水膨れや他の不快感から足を保護することに関するものである。そのような 用例では、本発明のシート材の開口付き上層の摩擦係数は、開口付き］と靴下と の間の摩擦係合の大きさが、靴下と足との間の摩擦係合の大きさより小さくなる ように選択される。これは、開口付き上層が濡れている場合も、乾燥している場 合も同じである。靴の内部環境では、靴下に対する足の移動を防止することが目 的となる。シート材の開口付き］と靴下との間の摩擦係合の大きさを、靴下と足 との間の摩擦係合の大きさより確実に小さくすることによって１足が靴下にほぼ 固定状態に保持されている間、靴下と足とを内底に対して一体状に移動させるこ とができる０足は靴下内での滑りが防止されるので、水膨れを生じる可能性があ る足の擦り移動をほぼな（すことができる。

本発明のシート材の構造の別の利点は、特定の用例の要件に従って開口付き上層 の摩擦係数を変更できることである。前述したように、開口付き］は、エチレン −ビニルアセテートコポリマー等の非吸湿性で断熱性がある熱可塑性素材で形成 するのが好ましい、そのような素材のビニルアセテートの含有量を変更すること によって、開口付き上層の摩擦係数を変えて、比較的滑りやすい表面、比較的粘 着性のある表面、及びその間のものを製造することができる。本発明のシート材 を水泳プールのデツキ、ボートの床、屋外カーペット、床マット等のカバーに使 用する場合、「粘着性」すなわち高い滑り止め効果のある表面を形成できるよう に、開口付き上層のビニルアセテートの含有量を調節する必要がある。これによ って１人はこれらの表面上に足場をしっかり保つことができ、前述したように、 開口付き上層の摩擦係数は、それが濡れた時も変化しない、また、これらの用途 に用いるシート材は、その表面上で倒れた場合でも衝撃を吸収する手段となるよ うに、比較的厚いクッション層を形成することができる。

「靴の内底」と題する上記米国出願ＳＮ　に詳細に記載されているように、内底 の上表面の摩擦特性の制御は、そのような内底の快適性、感触及び機能性に重要 である０本発明のシート材は、靴の内底の製造に特に有益であり、靴を使用する 活動のタイプに応じて、その上層の摩擦係数を変更することが可能である。例え ば、バスケットボール、ラケットボール、エアロビクス等の活動は、床面に対す る靴の外底の移動がほとんどまたはまったくないラッカー塗り堅木床等の表面上 で行われるのが一般的である。これは、「アストロターフ（Ａｓｔｒｏｔｕｒｆ ）　Ｊまたは他のタイプの人工プレー表面の場合も同じである。そのような表面 は比較的摩擦係数が高く、靴の外底がそのような表面で使用する構造にならてい るため、そのような表面上で活動を行う間、比較的高いせん断力が靴へ足及び靴 下へ加えられる。反対に、多（の他の形式の活動は、足に高いせん断力を加える ことはなく、靴の履き心地、感触及び制御等の考慮の方が重要になる０例えば、 クレイコートでテニスをしたり、芝の上でサッカーをする活動では、靴がプレー 表面に対して滑りやすい。ランニング、ウオーキング、ハイキング及び同様な活 動も、足にさほど高いせん断力な加えない。

上記活動のすべてに適応できるように１本発明のシート材から内底な製造するこ とができる。高摩擦表面上で行われる活動中に足に不当なせん断力が加わらない ようにするため、本発明のシート材の開口付き上層の摩擦係数を低下させて、せ ん断力が加わるのに応じて足及び靴下が開口上層に沿って少な（ともある程度滑 り移動できるようにする。足に加わるせん断力が低い活動用の内底を製造するた めに使用されるシート材には、摩擦係数を増大させた開口付き］を設ける。

これによって、内底と靴下との間の摩擦係合の大きさが増大して、靴の制御感覚 が向上し、履き心地が改善される。しかし、これらの用途のいずれにおいても、 いずれの活動中においても、靴下とシート材の開口付き上層との間の摩擦係合の 大きさが、靴下と足との間の摩擦係合の大きさよりも小さい値に確実に維持され るように、シート材の開口付き上層の摩擦係数を制御する。これによって、靴下 に対する足の移動が阻止され、このため足の水膨れが防止される。

図面の説明 本発明の現時点での好適な実施例の構造、作用及び利点は、添付の図面を参照し た以下の説明を読めば、さらに明らかになるであろう。

図１は、本発明によるシート材の平面図であって、内底の輪郭が概略的に示され ている。

図２は、図１のシート材に含まれている開口付き］の一部の拡大平面図である。

図３は、本発明の１つの形式のシート材を製造する方法の概略図である。

図３Ａは、図３の３Ａ−３Ａで囲まれた部分の拡大断面図である。

図４は、本発明の別の実施例のシート材を製造する方法の概略図である。

図４Ａは、図４の４Ａ−４Ａで囲まれた部分の拡大断面図である。

図５は、本発明の別の実施例のシート材を製造するさらなる方法の概略図である 。

図５Ａは、図５の５Ａ−５Ａで囲まれた部分の拡大断面図である。

図６は、本発明のさらなる実施例のシート材を製造する方法の概略図である。

図６Ａは、図６の６Ａ−６Ａで囲まれた部分の拡大断面図である。

図７は、本発明の別の実施例のシート材を製造する方法の概略図である。

図７Ａは、図７の７Ａ−７Ａで囲まれた部分の拡大断面図である。

図８は、本発明の別の実施例の形式のシート材を製造するさらなる方法の概略図 である。

図８Ａは、図８の８Ａ−８Ａで囲まれた部分の拡大断面図である。

発明の詳細な説明 さて図１を参照すると、シート材の概略図が図示されている。シート材１８には シート材１８から裁断でき、シート材１８から製造できる製品の一種である靴の 中底１９の輪郭が概略的に示されている０本発明は靴の中底、室内、屋外用カー ペット、ボート用の床敷き、キャンプ用及びプール用のカバー、フロア−・マッ ト及びその他の品目のような製品で使用されるシート材の種々の構造に対応して いる。

図２−３Ａを参照すると、シート材１８は安定化層２２に接着された有孔］２０ から成っている。推奨実施例では、有孔、ＪＪＩＦ　２０は“ＵＬＴＲＡＴＨＥ ＮＥ“の登録商標でイリノイ州タスコーラのＵ、　Ｓ、インダストリアル・ケミ カル・カンパニーから市販されているエチレン−ビニールアセテート共重合体の ような、不浸性、熱非伝導性の熱可塑性材料がら形成されている。エチレン−ビ ニールアセテートは後述の構造でシート状に押出し加工され、ロール２４に巻回 される。エチレン−ビニールアセテートの押出し加工方法は本発明の一部を構成 するものではないので、ここでは言及しない、安定化層２２はこれも後述する不 織材製であることが好ましく、これは例えばロール２６に巻かれたシートの形式 で利用できる。図３に概略的に示すように、シート材１８は塗布器２８から安定 化層２２上に接着剤を塗布し、次に一対のローラ３０，３２の間で安定化層を］ ２゜と結合することによって形成することができる。あるいは、１１１１２０と 安定化層２２とを熱による貼りあわせ、すなわち上記の層２０．２２の一方又は 双方を加熱してから双方を互いに圧着することで結合することもできる。

推奨実施例では、シート材が押出し加工の後に皺になることを防止するため、又 、安定化層２２との結合の準備のために、エチレン−ビニールアセテート共重合 体には有効量の熱可塑性エラストマーが添加される。上層２０の熱可塑性エラス トマーの含有量は重量パーセントで約２０％から４０％であることが好ましく、 約２５％であることがより好ましい、適切な種類の熱可塑性エラストマーの一つ はイリノイ州オーク・ブロックのシェル石油カンパニーからＫＲＡＴＯＮ　Ｄ３ ２２６の商標で市販されている。

図２及び図３Ａに示すように、有孔上層２０は互いに規則的間隔を隔てた複数個 の孔３４を設けて形成されている。これらの孔３４は並行した列３８で配列され た熱可塑性材料の、間隔を隔てたストランド、すなわち区分壁３６と、並行した 行４２で配列された熱可塑性材料の、間隔を隔てたストランド、すなわち区分壁 ４０との境界を形成している。

一実施例では、上層２０内の孔３４は断面がほぼ正方形である。すなわち、区分 壁３６と４０のそれぞれの列３８と行４２は互いに直角で交差している。しかし 、孔３４を三角形、六角形、六角形等の他の形状に形成することも可能であろう 、孔３４の寸法は決定的に重要な要素ではないが、有孔］２２の表面積１平方セ ンチ当たり約７から１０７個の範囲の孔があることが好ましい。孔３４が正方形 である場合は、“ストランドの数”は双方向とも直線で１センチ当たり約１本か ら１４本となる。この範囲内で、１センチ当たり約８から９本のストランド数が あれば、靴の中底１９の製造を含むシート材のほとんどの用途に受け入れられる ことが判明している。８から９本のストランド数を有する有孔上層２２とは、こ こでは図２に示すように右から左方向の１センチ内に８から９の区分壁３６の列 ３８を有し、図３に示すように上から下方向の１センチ内に８から９の区分壁４ ０の行４２を有する有孔上層２２であることを意味している。ストランド数のこ の範囲は上層２０の構造を限定することを意図するものではないが、このような 構造によって優れた性能を発揮する上層２０ができることが判明している。

有孔素子２０を形成する区分壁３６及び４０の厚さ、もしくは高さ、すなわち例 えば図３Ａの垂直面で測定した区分壁の最大横寸法は、約０．３８から３．８ミ リメートルの範囲であることが好ましい０区分壁３６と４０の高さ、もしくは厚 さ寸法、及び幅寸法は特定の用途に応じて所望のとおり太き（することができよ う。従って区分壁３６及び４０の上記の寸法範囲は限定的なものではない、更に 、図３Ａに示したシート材料１８の実施例、及び後述する別の実施例では、有孔 ］２０を形成する区分壁３６及び４０は略円形の、又は少な（とも円弧状の断面 を有している。しかし、区分壁３６，４０の断面は、有孔上層２０を形成するた めに使用される押出し機械の構造に応じて、正方形、又は長方形でもよい。

図３Ａ示したシート材１８の実施例、及び後述する本発明のその他の各実施例で は、安定化層２２は好適に、テネシー州オールド・ヒラコリーのデュポン・ソン タラ社から“５ＯＮＴＡＲＡ”の商標で市販されているような不織材から成って いる。不織材は典型的には石油化学繊維、セルロース繊維及び（又は）上記繊維 の混合物から成っている０例えば、５ＯＮＴＡＲＡの不織材はポリエステル１０ ０％、７０％のレーヨンと３０％のポリエステルの混合物、５５％の木材バルブ のようなセルロース繊維と４５％のポリエステルの混合物のシートとして市販さ れている。一実施例では、安定化層２２は単位重量が平方メートル当たり６８グ ラムで、厚さが０．６５ミリの１００％のポリエステル不織材のシートである５ ＯＮＴＡＲＡスタイル８００５から製造されている。更に、安定化層２２を形成 するために、単位重量が平方メートル当たり６８グラムで、厚さが０．４１ミリ の５５％の木材バルブと、４５％のポリエステルとの混合物である５ＯＮＴＡＲ Ａスタイル８８０１が使用されている。

上記の材料の有孔上層２０と安定化層２２とで製造されたシート材１８は、有孔 上層２０がそれを踏む足の横、前後及び旋回運動の全て、又はいずれかによる高 いせん断力が加わることがある靴の中底１９を製造するために使用した場合でも 驚異的な磨耗耐性を発揮する。不織材の安定化層２２の目的は有孔上層２０に寸 法安定性を付与することにある。エチレン−ビニールアセテート共重合体がら成 る有孔上層２０は優れた圧縮強さを発揮するものの、せん断カカ幼すわると、そ の区分壁３６及び４０は互いに変形、伸張、その他の運動を生ずる傾向がある。

安定化層２２が図３に示すようににかわ付け、加熱接着、又はその他の方法で有 孔上層２０に永久的に接合されているので、上層２０の区分壁３６．４０は安定 化Ｎ２２の上面に固定される。安定化層２２を形成する不織材はせん断力に比較 的強く、有孔上層２０にせん断力が加わった際に互いの運動を実質的に拘束する ことによって、上層２０の区分壁３６及び４０を安定化させるのに有効である。

それによって下部区分３６．４０の引き裂は又はその他の損傷が大幅に軽減され 、従って有孔上層２０の寿命が延びる。

図４及び４Ａを参照すると、本発明のシート材４４の別の実施例が図示されてい る。シート材４４はシート材１８と同じ有孔上層２０と安定化層２２とから成っ ており、それに隔壁層４６が加えられている０図４に概略的に示すように、接着 剤塗布器４８がロール２６から巻き解かれた安定化層２２の底部に接着剤の層を 塗布し、次に、隔壁層４６がロール５０から巻き解かれ、ロール３０と３２との 間で安定化層２２と接触せしめられる。有孔］２０は図３に示し、上述したと同 様に安定化層２２に接合される。推奨実施例では、隔壁層４６はアクリル・ラテ ックス、ポリエチレン、ビニール、エチレン−ビニールアセテート共重合体及び その類似物のような、実質的に不透水性の多様な材料のいずれか一つから形成さ れている。更に、隔壁層４６は好適に静菌性、及び制菌性を有する抗菌性材料を 含んでいる。適当な抗菌性材料の一つはカナダ、トロントのトムソン・リサーチ ・アソシエーツからＵＬＴＲＥＦＲＥＳＨＤＭ５０の商標で市販されている。

更に別のシート材５２の実施例が図５及び図５Ａに示されている。このシート材 料５２は、シート材１８と同じ有孔上層２０と安定化層２２とを含み、隔壁層５ ４を加えて図３に示したように接合した点でシート材４４と同一である。この実 施例では、安定化層２２がロール２６から巻き解かれ、ローラ５６によってアク リル・ラテックスが５８で示した安定化層２２の底部に塗布される。アクリル・ ラテックスを平らにし、隔壁層５４の厚さを均一に形成するためにローラ５６の 下流側にあるドクターブレ・−ドロ０が使用される。隔壁層５４は好適に前述の 隔壁層４６にしたものと同じ抗菌性材料を含んでいる。

シート材料６２の更に別の実施例が図６及び図６Ａに示され、これはシート材１ ８と同じ有孔上層２０と安定化層２２とを組み合わせており、更に、緩衝層６４ を含んでいる０図６に示したように、緩衝層６４はロール６８から巻き解がれ、 加熱接着、にかわ付け、又はその他の適当な手段でシート材１８の安定化層２２ の底部に固着される。シート材１８は前述の、又、図３に示したと同様に製造サ レ、ローラ７２と７４との間に緩衝層６４を挟装するためにロール４９がら巻き 解かれる。その結果できるシート材は、安定化層２２が有孔上層２０と緩衝層６ ４との間に挟装された三重の積層となる。緩衝層６４はポリ塩化ビニル・フオー ム、ウレタンフオーム、ゴム、ポリウレタン、交叉結合フオーム及びその類似物 のような緩衝材料も使用できるものの、フオームラバーやその他の連続気泡フオ ームのような弾性の緩衝材料から成ることが好ましい、前述のように］２０と安 定化層２２とを含むシート材１８によって発揮される特性に加えて、緩衝層６４ によって、シート材６２に触った際に弾力的な、クッシジンのような感触が得ら れる。

図７及び図７Ａを参照すると、前述のシート材４４．５４のそれぞれの有孔上層 ２０と、安定化層２２と隔壁層４６又は５４を組合せ、更に好ましくはポリウレ タン製の緩衝層７８を加えたシート材７８の更に別の実施例が示されている。

例示する目的で、前述のシート材４４又は５２がロール７９上に備えられ、図７ に示すように隔壁層４６が上向きになるように巻き解かれる。緩衝層７８を形成 するポリウレタン材料が図７の８１で示すように液状で隔壁層４６又は５４上に 付着され、次に塗布器８０の下流にあるドクターブレード８２によって平らにさ れる。硬化した後、ポリウレタンは図７Ａに示すように固体の緩衝層７８を形成 する。安定化層２２を形成する不織材料は多孔性であり、上層は孔３４を設けて 形成されているので、シート製造工程中に、塗布器８０から噴射された液状ポリ ウレタンが安定化層２２及び有孔上層２０の双方又は一方に浸入し、又は浸透す ることを防止するために、不透水性の隔壁層４６が必要である。ポリウレタンが 有孔上層２０を浸透してしまい、その後で硬化すると、完成したシート材７６の 表層にポリウレタンのビード又は斑点が形成されてしまうであろう、従ってシー ト材４４．５２の隔壁層４６及び５４の隔壁層４６及び５４の主目的は、このよ うな浸入を防止し、受入れられる平滑な有孔上層２０を備えたシート材７６を製 造できるようにすることである。

本発明に従ったシート材８４の更に別の実施例が図８及び図８Ａに示されている 。この実施例では、図６Ａに示し、前述したシート材６２は“逆さまに”すなわ ち、図８に示すように緩衝層６４を上面にしてロール８６から巻き解かれる。

接着剤塗布器８８が、好ましくはシート材４４の隔壁層４６と同じ種類の隔壁層 ９２を巻回したロール９０の上流から緩衝層６４上に接着層を塗布する。隔壁層 ９２は緩衝層６４に接着され、次に下流側にポリウレタン塗布器９４の下に移動 する。この塗布器９４は例えば９５０部位で隔壁層９２の上面に液状ポリウレタ ンを付着し、この隔壁層は次に塗布器９４の下流に位置するドクターブレード９ ６によって平らにされ、硬化するとポリウレタンの固体層９８を形成する。その 結果生じるシート材８４は図８Ａに示すように全部で５つの層を有しており、こ れは極めて耐久性に富み、著しい緩衝特性を発揮する。

図３−図８Ａに示した各実施例において、それらの構造の重要な側面は、有孔上 層２０によってもたらされる摩擦特性である。前述したように、格子」２０は好 適にエチレン−ビニールアセテートのような不浸性、熱非伝導性の熱可塑性材料 から形成されており、そのビニールアセテート含有量はこのようなシート材の摩 擦係数を変化させるために変更することができる。推奨実施例では、有孔上層２ ０のビニールアセテート含有量は、所定の用途用に所望の摩擦係数を付与するた めに、約３％から４０％の重量パーセントの範囲で変更される０例えば、前述の シート材のいずれかの実施例がマット、床敷き、屋外用カーペット等を、製造す るために使用される場合、特にシート材６２．７６及び８４の場合は、有孔上層 ２０のビニールアセテート含有量は重量パーセントが１２％又はそれ以上のレベ ルまで増大される。それによって、摩擦係数が高く、極めて滑りにくい有孔上層 ２０が得られる。

前述したように、本発明の一つの重要な用途は、図１に概略的に示した靴の中底 １９のような靴胴品用の中底の製造である。中底の製造に図示し、説明したいず れかのシート材が使用される場合は、有孔上層２０のビニールアセテート含有量 は、この有孔上層２０と中底を居れる靴を履く人の靴下との摩擦接触の大きさが 、靴下と履く人の足との摩擦接触の大きさよりも少なく保たれるような摩擦係数 になるように変更することができる。これには、足にせん断力が加わった時に靴 下が有孔上層に嵌まり込み、足が靴下に対してずれることなく、靴下と足が前述 のシート材のいずれかから成る有孔上層２０に沿って一体で動くようにすること が含まれている。靴下内での足のずれは、靴擦れやその他の足の損傷を生ずるこ とがあるので避ける必要がある。ここに記載したシート材の有孔］と靴製品内の 靴下との摩擦接触を抑制できることは、中底の製造上重要な利点である。

ここに開示したシート材の別の重要な側面は、有孔上層２０の摩擦特性が、有孔 上層２０が湿っていても乾いていてもほぼ一定に保たれることである。エチレン −ビニールアセテート共重合体のビニールアセテート含有量を変更できるので、 上記は、有孔上層２０によって付与される異なる摩擦係数の範囲全体に亘って当 てはまる０例えば靴の中底、屋外マット、ボートの床敷き、等のように、ここに 開示したシート材の有孔上層２０が湿ることがある用途では、有孔］２０が湿っ た後でも足に対して同じ度合いの滑りに（さになることは重要な利点である、更 に、有孔上層２０を製造する熱非伝導性の熱可塑性材料によって、シート材の上 に置かれる足やその他の対象と、このようなシート材が上に重なったいずれかの 表面との間に熱遮断層が備えられる。

これまで本発明を推奨実施例に沿って説明してきたが、本発明の範囲を離れるこ となく、種々の変更が可能であり、その構成要素は同類のものを代用できること が専門家には理解されよう、更に、本発明の範囲から離れることなく、本発明の 教示内容には特定の用例又は材料に適応するように多くの修正を加えることがで きる。

例えば、シート材１８，４４，５２，６２．７６及び８４の各々の有孔上層２０ を形成するために使用される前述の熱可塑性材料は、イリノイ州タスコーラのＵ 、Ｓ、インダストリアル・ケミカル・カンパニーから市販されているエチレン− ビニールアセテート共重合体である。この特定の材料が適切であるものと判明し た理由は、その不浸性、熱非伝導性の特性のため、及びそれが異なる滑りにくさ を発揮する異なる化学式で製造できるからである。しかし、図２に示した構造で 形成され、前述のエチレン−ビニールアセテート共重合体と実質的に同じ不浸性 、熱非伝導性、及び滑りにくさを備えることができるならば、ここに開示したシ ート材の有孔上層２０を形成するために単一、又は複数のその他の熱可塑性材料 及び熱可塑性エラストマーの双方又は一方を使用することができよう。

従って、本発明は本発明を実施するための最良の形態として開示した特定の実施 例に限定されるものではな（、本発明は請求の範囲に含まれる実施例の全てを包 含するものである。

ＦＩＧ、６ ＦＩＧ、８ フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ 、ＴＤ。

ＴＧ）、ＡＴ、ＡＵ、ＢＢ、ＢＧ、ＢＲ，ＣＡ、ＣＨ。

ＤＥ、ＤＫ、ＥＳ、ＦＩ、ＧＢ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＬＫ、　ＬＵ、　Ｍ Ｇ、　ＭＮ、　ＭＷ、　ＮＬ、　Ｎｏ、　ＰＬ、ＲＯ，ＲＵ、ＳＤ、ＳＥ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．壁部分で形成された複数の開口を設けた、滑り止め効果のある非吸湿性かつ 断熱性の熱可塑性素材で形成され第１層と、前記第１層に取り付けられて、せん 断力が前記第１層に加えられるのに応じて生じる前記第１層の前記壁部分の相互 移動を相当に減少させることができる安定層とを有しているシート材。 ２．前記第１層は、エチレン−ビニルアセテートコポリマーで形成されている請 求項１のシート材。 ３．前記エチレン−ビニルアセテートコポリマーのビニルアセテートの含有量は 、約３〜４０重量％である請求項２のシート材。 ４．前記第１層はさらに、熱可塑性エラストマーを含んでいる請求項３のシート 材。 ５．前記第１層は、１平方センチメートル当たりの開口数が約７〜１０７である 請求項１のシート材。 ６．前記開口の形状が正方形であり、前記開口は、第１壁部分からなる離設縦列 と、前記第１壁部分と交差する第２壁部分からなる離設横列とを形成しており、 前記第１層は、１センチメートル当たりの第１壁部分の縦列の数が約１〜１４で 、１センチメートル当たりの第２壁部分の横列の数が約１〜１４である請求項１ のシート材。 ７．前記第１層の前記壁部分は、それぞれの高さ寸法及び幅寸法が約０．３８〜 ３．８ミリメートルである請求項１のシート材。 ８．前記安定層は、不織材のシートで形成されている請求項１のシート材。 ９．前記不織材は、ポリエステル、ポリエステル及びレーヨンの混紡、及びセル ロース繊維及びポリエステルの混紡から選択される請求項８のシート材。 １０．壁部分で形成された複数の開口を設けた、滑り止め効果のある非吸湿性か つ断熱性の熱可塑性素材で形成され第１層と、前記第１層に取り付けられた第１ 表面と第２表面とを備えており、せん断力が前記第１層に加えられるのに応じて 生じる前記第１層の前記壁部分の相互移動を相当に減少させることができる安定 層とほぼ液体不浸透性の素材で形成されて、前記安定層の前記第２表面に取り付 けられたバリヤ層とを有しているシート材。 １１．前記第１層は、エチレン−ビニルアセテートコポリマーで形成されている 請求項１０のシート材。 １２．前記エチレン−ビニルアセテートコポリマーのビニルアセテートの含有量 は、約３〜４０重量％である請求項１１のシート材。 １３．前記第１層はさらに、熱可塑性エラストマーを含んでいる請求項１０のシ −ト材。 １４．前記第１層は、１平方センメートルチ当たりの開口数が約７〜１０７であ る請求項１０のシート材。 １５．前記開口の形状が正方形であり、前記開口は、第１壁部分からなる離設縦 列と、前記第１壁部分と交差する第２壁部分からなる離設横列とを形成しており 、前記第１層は、１センチメートル当たりの第１壁部分の縦列の数が約１〜１４ で、１センチメートル当たりの第２壁部分の横列の数が約１〜１４である請求項 １０のシート材。 １６．前記第１層の前記壁部分は、それぞれの高さ寸法及び幅寸法が約０．３８ 〜３．８ミリメートルである請求項１０のシート材。 １７．前記安定層は、不織材のシートで形成されている請求項１０のシート材。 １８．前記不織材は、ポリエステル、ポリエステル及びレーヨンの混紡、及びセ ルロース繊維及びポリエステルの混紡から選択される請求項１０のシート材。 １９．前記バリヤ層を形成しているほぼ液体不浸透性の素材は、アクリルラテッ クス、ポリエチレン、ビニル及びエチレン−ビニルアセテートコポリマーから選 択される請求項１０のシート材。 ２０．前記バリヤ層は、細菌発育抑制及び殺菌特性を備えた抗菌材を含んでいる 請求項１０のシート材。 ２１．壁部分で形成された複数の開口を設けた、滑り止め効果のある非吸湿性か つ断熱性の熱可塑性素材で形成され第１層と、前記第１層に取り付けられた第１ 表面と第２表面とを備えており、せん断力が前記第１層に加えられるのに応じて 生じる前記第１層の前記壁部分の相互移動を相当に減少させることができる安定 層と前記安定層の前記第２表面に取り付けられたクッション層とを有しているシ −ト材。 ２２．前記第１層は、エチレン−ビニルアセテートコポリマーで形成されている 請求項２１のシート材。 ２３．前記エチレン−ビニルアセテートコポリマーのビニルアセテートの含有量 は、約３〜４０重量％である請求項２２のシート材。 ２４．前記第１層はさらに、熱可塑性エラストマーを含んでいる請求項２１のシ −ト材。 ２５．前記第１層は、１平方センチメートル当たりの開口数が約７〜１０７であ る請求項２１のシート材。 ２６．前記開口の形状が正方形であり、前記開口は、第１壁部分からなる離設縦 列と、前記第１壁部分と交差する第２壁部分からなる離設横列とを形成しており 、前記第１層は、１センチメートル当たりの第１壁部分の縦列の数が約１〜１４ で、１センチメートル当たりの第２壁部分の横列の数が約１〜１４である請求項 ２１のシート材。 ２７．前記第１層の前記壁部分は、それぞれの高さ寸法及び幅寸法が約０．３８ 〜３．８ミリメートルである請求項２１のシート材。 ２８．前記安定層は、不織材のシートで形成されている請求項２１のシート材。 ２９．前記不織材は、ポリエステル、ポリエステル及びレーヨンの混紡、及びセ ルロース繊維及びポリエステルの混紡から選択される請求項２８のシート材。 ３０．前記クッション層は、ラテックスフォーム及び架橋ポリエチレンフォーム から選択された素材で形成されている請求項２１のシート材。 ３１．壁部分で形成された複数の開口を設けた、滑り止め効果のある非吸湿性か つ断熱性の熱可塑性素材で形成され第１層と、前記第１層に取り付けられた第１ 表面と第２表面とを備えており、せん断力が前記第１層に加えられるのに応じて 生じる前記第１層の前記壁部分の相互移動を相当に減少させることができる安定 層と前記安定層の前記第２表面に取り付けられたバリヤ層と前記バリヤ層に取り 付けられたクッション層とを有しており、前記バリヤ層は前記クッション層の前 記第１層へのブリードスルーをほぼ防止することができるようにしたシート材。 ３２．前記第１層は、エチレン−ビニルアセテートコポリマーで形成されている 請求項３１のシート材。 ３３．前記エチレン−ビニルアセテートコポリマーのビニルアセテートの含有量 は、約３〜４０重量％である請求項３２のシート材。 ３４．前記第１層はさらに、熱可塑性エラストマーを含んでいる請求項３１のシ −ト材。 ３５．前記第１層は、１平方センチメートル当たりの開口数が約７〜１０７であ る請求項３１のシート材。 ３６．前記開口の形状が正方形であり、前記開口は、第１壁部分からなる離設縦 列と、前記第１壁部分と交差する第２壁部分からなる離設横列とを形成しており 、前記第１層は、１センチメートル当たりの第１壁部分の縦列の数が約１〜１４ で、１センチメートル当たりの第２壁部分の横列の数が約１〜１４である請求項 ３１のシート材。 ３７．前記第１層の前記壁部分は、それぞれの高さ寸法及び幅寸法が約０、３８ 〜３．８ミリメートルである請求項３１のシート材。 ３８．前記安定層は、不織材のシートで形成されている請求項３１のシート材。 ３９．前記不織材は、ポリエステル、ポリエステル及びレーヨンの混紡、及びセ ルロース繊維及びポリエステルの混紡から選択される請求項３８のシート材。 ４０．前記バリヤ層は、ほぼ液体不浸透性の素材で形成されている請求項３１の シート材。 ４１．前記バリヤ層を形成しているほぼ液体不浸透性の素材は、アクリルラテッ クス、ポリエチレン、ビニル及びエチレン−ビニルアセテートコポリマーから選 択される請求項４０のシート材。 ４２．前記バリヤ層は、細菌発育抑制及び殺菌特性を備えた抗菌材を含んでいる 請求項３１のシート材。 ４３．前記クッション層はポリウレタンフォームで形成されている請求項３１の シート材。 ４４．壁部分で形成された複数の開口を設けた、滑り止め効果のある非吸湿性か つ断熱性の熱可塑性素材で形成され第１層と、前記第１層に取り付けられた第１ 表面と第２表面とを備えており、せん断力が前記第１層に加えられるのに応じて 生じる前記第１層の前記壁部分の相互移動を相当に減少させることができる安定 層と前記安定層の前記第２表面に取り付けられた第１表面と第２表面とを備えて いる第１クッション層と、 前記第１クッション層の前記第２表面に取り付けられた第１表面と第２表面とを 備えているバリヤ層と、 前記バリヤ層の前記第２表面に取り付けられた第２クッション層とを有しており 、前記バリヤ層は、前記第２クッション層の前記他の層のいずれかへのブリード スルーをほぼ防止することができるようにしたシート材。 ４５．前記第１層は、エチレン−ビニルアセテートコポリマーで形成されている 請求項４４のシート材。 ４６．前記エチレン−ビニルアセテートコポリマーのビニルアセテートの含有量 は、約３〜４０重量％である請求項４５のシート材。 ４７．前記第１層はさらに、熱可塑性エラストマーを含んでいる請求項４４のシ −ト材。 ４８．前記第１層は、１平方センチメートル当たりの開口数が約７〜１０７であ る請求項４４のシート材。 ４９．前記開口の形状が正方形であり、前記開口は、第１壁部分からなる離設縦 列と、前記第１壁部分と交差する第２壁部分からなる離設横列とを形成しており 、前記第１層は、１センチメートル当たりの第１壁部分の縦列の数が約１〜１４ で、１センチメートル当たりの第２壁部分の横列の数が約１〜１４である請求項 ４４のシート材。 ５０．前記第１層の前記壁部分は、それぞれの高さ寸法及び幅寸法が約０．３８ 〜３．８ミリメートルである請求項４４のシート材。 ５１．前記安定層は、不織材のシートで形成されている請求項４４のシート材。 ５２．前記不織材は、ポリエステル、ポリエステル及びレーヨンの混紡、及びセ ルロース繊維及びポリエステルの混紡から選択される請求項５１のシート材。 ５３．前記バリヤ層は、ほぼ液体不浸透性の素材で形成されている請求項４４の シート材。 ５４．前記バリヤ層を形成しているほぼ液体不浸透性の素材は、アクリルラテッ クス、ポリエチレン、ビニル及びエチレン−ビニルアセテートコポリマーから選 択される請求項４４のシート材。 ５５．前記バリヤ層は、細菌発育抑制及び殺菌特性を備えた抗菌材を含んでいる 請求項４４のシート材。 ５６．前記第１クッション層は、ラテックスフォーム及び架橋ポリエチレンフォ ームから選択された素材で形成されている請求項４４のシート材。 ５７．前記第２クッション層はポリウレタンフォームで形成されている請求項４ ４のシート材。