JPH0750280A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0750280A
JPH0750280A JP21208493A JP21208493A JPH0750280A JP H0750280 A JPH0750280 A JP H0750280A JP 21208493 A JP21208493 A JP 21208493A JP 21208493 A JP21208493 A JP 21208493A JP H0750280 A JPH0750280 A JP H0750280A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 α線遮蔽膜を含むチップの厚さを精度よく加
工できるようにして、ヒートシンクにチップ裏面を一括
接触させる場合に接触不良の発生することのないように
する。 【構成】 ウェハ1を半導体チップ3に切断し〔図1
(b)〕、α線遮蔽用兼表面保護用のシリコン樹脂フィ
ルム4をチップ表面に接着する〔図1(c)〕。チップ
裏面をダイヤモンドホイール6にて研削し〔図1
(d)〕、トータル厚zのチップを得る〔図1
(e)〕。TABリード7にて半導体チップ3−配線基
板8間を接続し、チップ裏面をヒートシンク9に接触さ
せる〔図1(f)〕。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、半導体基板の裏面を研削して半導体基板
の厚さを一定に加工する工程を含む半導体装置の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、通常、所定の厚さの半導
体ウェハの一主面に半導体素子と配線とを形成し、その
後に素子の形成されていない裏面を研削して所望の厚さ
に調整した後、チップに切断し、ケース内に組み込んで
部品として完成させるものであり、この状態で装置に実
装される。ここで、所望の厚さとは組立上の制約から3
00〜500μm程度であり、一方、半導体ウェハの加
工工程では機械的強度の必要性や熱処理時の結晶欠陥防
止の必要性から500〜800μmの厚さを必要とす
る。したがって、始めから所望の厚さのウェハを用いる
ようにして研削を省略することはできない。
【0003】上記の一般的な使用方法に加えて、システ
ムの高速化・高密度化を図るため、近年では半導体チッ
プをケースを介さずに直接装置基板に実装する方法が用
いられるようになってきている。すなわち、チップ表面
に突起電極(バンプ電極)を設け、TAB(Tape Autom
ated Bonding)方式等によるリードを介して装置基板に
直接接続する方法である。通常、上記のチップは、装置
基板上に多数個実装され、チップの放熱のためのヒート
シンク等は複数のチップ裏面に共通に接触する方式が採
用される。なお、上記実装方式が採られる場合、メモリ
素子等のα線によって誤動作を起こす虞のある素子にあ
っては、チップ上にα線遮蔽用の樹脂フィルムを貼り付
けることが行われている。
【0004】次に、上記実装方式に適合する半導体装置
の従来の製造方法について図5を参照して説明する。ま
ず、図5(a)に示すように、素子と配線が形成され表
面にバンプ2の形成されたウェハ1を用意し、このウェ
ハ1上に表面保護用樹脂フィルム11(厚さ500μm
程度)を貼付ける〔図5(b)〕。然る後、所定の間隙
xにセットした研削装置で裏面を研削する〔図5
(c)〕。その後、樹脂フィルム11を除去し、厚さy
のウェハを得る〔図5(d)〕。
【0005】次に、これをチップ3に切断し〔図5
(e)〕、α線遮蔽用のシリコン樹脂フィルム4を表面
に接着し、厚さzのチップを得る〔図5(f)〕。更
に、TABリード7のインナリードボンディングを行っ
た後、チップの電気的検査を行い、その後、アウタリー
ドボンディングを行ってチップ−配線基板間を接続す
る。最後に、チップの搭載された配線基板8をヒートシ
ンク9のあるシステム内に実装して装置を完成する〔図
5(g)〕。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記実装方法を採る場
合、同一配線基板上に複数のチップを配し、チップ裏面
を同一のヒートシンク等で一括して冷却するものである
ため、個々のチップ厚にばらつきがあると、ヒートシン
クに十分裏面が接触しないチップが発生することにな
る。このような問題を避けるにはチップ厚のばらつきを
±10μm程度以下に抑える必要があるが、従来の製法
では±40〜70μmとなるものも発生するため、一部
のチップの冷却が不十分となり、チップ温度の上昇によ
る電気的性能の低下や、極端な場合はチップの破壊を生
じるという問題があった。
【0007】従来の製造方法でこのような大きなばらつ
きの生じる理由は、研削装置の間隙(x)の誤差約±1
0μmに加え、以下のばらつきがチップ厚に加わるから
である。すなわち、表面保護用樹脂フィルム厚のばらつ
きが±10μm程度、α線遮蔽用のシリコン樹脂フィル
ム厚のばらつきが±20〜±50μm程度加わる。これ
らはフィルム自体の製造ばらつきと、貼り付け時の押圧
力による厚さ変動の双方の要因による。その結果トータ
ルとしてのチップ厚zは±40〜70μmという大きな
誤差を持ってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記ばらつき発生原因を
解消するために、本発明によれば、素子形成済みのウェ
ハを個々のチップに分割する工程と、各チップ上に素子
面を半永久的に保護するための保護膜を電極部を避けて
形成する工程と、半導体基板の裏面を研削して基板厚さ
を所望の値に加工する工程と、を備え、裏面研削はチッ
プの素子面を上記保護膜にて被覆した状態で行うことを
特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例の製造工程
フローを示す工程断面図である。まず、半導体基板の一
主面に素子、配線およびバンプ2を形成したウェハ1を
作る〔図1(a)〕。次に、ウェハ1を半導体チップ3
に切断する〔図1(b)〕。さらにα線遮蔽用兼表面保
護用のシリコン樹脂フィルム4をチップ表面に接着する
〔図1(c)〕。次に、このチップ3の表面を真空チャ
ック5にて吸着・保持し、真空チャック5の下面との間
の間隙をzに調整された研削用ダイヤモンドホイール6
を移動させて研削を行い〔図1(d)〕、トータル厚z
のチップを得る〔図1(e)〕。然る後、TABリード
7を半導体チップ3にインナリードボンディングし、電
気的検査を行った後、、配線基板8上に搭載し、裏面を
ヒートシンク9に接触させて装置内への実装を完了する
〔図1(f)〕。本実施例によれば、トータルチップ厚
zのばらつきは研削装置の間隙にのみ依存するものにな
り、±10μm程度の高い精度の厚さに加工された半導
体チップを得ることができる。
【0010】図2は、本発明の第2の実施例の製造工程
フローを示す工程断面図である。本実施例において、図
2(a)〜図2(c)までの工程は先の第1の実施例の
図1(a)〜図1(c)の工程と同様であるが、図2
(d)に示す研削工程においては、第1の実施例の場合
とは異なり、研削といし10をチップ下方から上昇させ
て研削を行い、間隙が所望厚zになったところで上昇を
停止させるようにして、図2(e)に示す、トータル厚
さzのチップ3を得る。その後、第1の実施例の場合と
同様に、TAB方式により配線基板8、ヒートシンク9
のある装置内に実装する〔図2(f)〕。本実施例で
は、チップを漸進的に削っていくので、先の実施例で起
こりがちなチップ端部のカケが発生しにくいという利点
がある。
【0011】図3は、本発明の第3の実施例の製造工程
フローを示す工程断面図である。まず、半導体基板の一
主面に素子、配線およびバンプ2が形成されたウェハ1
を用意し〔図3(a)〕、ウェハ状態のまま各チップ上
に、α線遮蔽用兼表面保護用のシリコン樹脂フィルム4
を接着する〔図3(b)〕。次に、このウェハ1の裏面
を、間隙zをもつ研削装置にて研削して、トータル厚z
のウェハを得る〔図3(c)〕。続いて、ウェハ1をダ
イシングしてトータル厚zの半導体チップ3を得る〔図
3(d)〕。さらに、第1の実施例の場合と同様に、配
線基板8、ヒートシンク9のある装置内に実装する〔図
3(e)〕。本実施例では、ウェハ状態で裏面研削を行
うため、先の実施例に比較して作業性が向上する。
【0012】図4は、本発明の第4の実施例の製造工程
フローを示す工程断面図である。まず、半導体基板の一
主面に素子、配線およびバンプ2が形成されたウェハ1
を用意し〔図4(a)〕、ウェハ上に感光性樹脂フィル
ム4aを接着する〔図4(b)〕。次いで、露光、現像
を行って各チップ上に、α線遮蔽用兼表面保護用となる
感光性樹脂フィルム4aを形成する〔図4(c)〕。次
に、このウェハ1の裏面を、間隙zをもつ研削装置にて
研削して、トータル厚zのウェハを得る〔図4
(d)〕。続いて、ウェハ1をダイシングしてトータル
厚zの半導体チップ3を得る〔図4(e)〕。さらに、
第1の実施例の場合と同様に、配線基板8、ヒートシン
ク9のある装置内に実装する〔図4(f)〕。本実施例
では、α線遮蔽用兼表面保護用の樹脂膜をフォトリソグ
ラフィ法により形成しているため、樹脂膜を精度高く形
成できるという利点がある。
【0013】以上好ましい実施例について説明したが、
本発明はこれら実施例に限定されるされるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本願発明の要旨内にお
いて各種の変更が可能である。また、その実装方法もT
AB方式に限定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による半導
体装置の製造方法は、半導体チップに永久的に接着され
てα線遮蔽の用途に用いられる樹脂膜を裏面研削時の表
面保護膜としても用いるものであるので、本発明によれ
ば、裏面研削時に表面保護専用の樹脂膜を用いる場合の
ように、この表面保護膜の厚さのばらつきおよびアルフ
ァ線遮蔽用専用樹脂膜のばらつきの影響を受けることが
なくなり、高精度の厚さのチップを得ることができる。
したがって、本発明によれば、複数のチップを共通のヒ
ートシンクに接触させるときにはすべてのチップを適度
な接触圧をもってこれに接触させることができ、実装時
の冷却を均一にかつ十分に行うことができるようにな
る。また、本発明によれば、α線遮蔽膜を表面保護膜と
兼用することにより表面保護専用の樹脂膜を形成する工
程を省略することができ工程が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を説明するための工程
断面図。
【図2】 本発明の第2の実施例を説明するための工程
断面図。
【図3】 本発明の第3の実施例を説明するための工程
断面図。
【図4】 本発明の第4の実施例を説明するための工程
断面図。
【図5】 従来例を説明するための工程断面図。
【符号の説明】
1 ウェハ 2 バンプ 3 半導体チップ 4 シリコン樹脂フィルム 4a 感光性樹脂フィルム 5 真空チャック 6 研削用ダイヤモンドホィール 7 TABリード 8 配線基板 9 ヒートシンク 10 研削といし 11 表面保護用樹脂フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子形成済みのウェハを個々のチップに
    分割する工程と、各チップ上に素子面を半永久的に保護
    する保護膜を電極部を避けて形成する工程と、半導体基
    板の裏面を研削して基板厚さを所望の値に加工する工程
    と、を備える半導体装置の製造方法において、裏面研削
    はチップの素子面を上記保護膜にて被覆した状態で行う
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 素子形成済みのウェハを個々のチップに
    分割する工程と、分割された各チップ上に素子面を半永
    久的に保護する保護膜を電極部を避けて貼り付ける工程
    と、チップの素子面を上記保護膜にて被覆した状態でチ
    ップ裏面を研削してチップの厚さを所望の値に加工する
    工程と、を備える半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 素子形成済みのウェハの各チップ上に素
    子面を半永久的に保護する保護膜を形成する工程と、チ
    ップの素子面を上記保護膜にて被覆した状態で前記ウェ
    ハの裏面を研削してウェハの厚さを所望の値に加工する
    工程と、前記ウェハを個々のチップに分割する工程と、
    を備える半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008135795A (ja) * 1999-03-19 2008-06-12 Denso Corp 半導体装置およびその製造方法
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