JPH0750201Y2 - 印刷機の歯車カバー装置 - Google Patents

印刷機の歯車カバー装置

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JPH0750201Y2
JPH0750201Y2 JP1988075202U JP7520288U JPH0750201Y2 JP H0750201 Y2 JPH0750201 Y2 JP H0750201Y2 JP 1988075202 U JP1988075202 U JP 1988075202U JP 7520288 U JP7520288 U JP 7520288U JP H0750201 Y2 JPH0750201 Y2 JP H0750201Y2
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printing unit
inking
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、印刷ユニットに対してインキユニットが進退
自在に着脱しうるインキユニット移動形式の印刷機にお
いて、上記各ユニット接続部に設けられた歯車の一部を
突出させる各ユニットの開口部から潤滑油が漏れ出るの
を防ぐ歯車カバー装置に関する。
〈従来の技術〉 印刷機の一種としてインキユニットを印刷ユニットに対
して横方向に移動できるようにしたインキユニット移動
形式の印刷機が知られている。この種の印刷機として
は、圧胴やゴム胴に複数個の版胴をサテライト状に対接
させて多色刷を行うサテライト型の平版印刷機や凹版印
刷機等がある。このような印刷機では、複数個の版胴が
ほぼ上下方向に配設されているために、各版胴への刷版
の取り付け、取り外しや版胴部の調整及びメンテナンス
やインキ壺の洗浄やインキローラの保守などの関係上、
各版胴に対応する複数段のインキ装置全体、則ちインキ
ユニットを印刷ユニットに対して移動させる必要が生じ
る。
従って、上述したようなインキユニット移動形式の印刷
機においては、印刷ユニットとインキユニットの接続部
に複数或いは単数設けられた印刷ユニット側及びインキ
ユニット側の各々の歯車を噛み合わせて、印刷ユニット
側の駆動力をインキユニット側に伝達し得る構造となっ
ている。またこの種の印刷機では、従来、各胴を駆動さ
せる歯車は各胴が納められている印刷機フレーム内部に
各胴と一体的に設けられるインナーギヤ方式が主であ
り、且つその潤滑方式は、随時被給油箇所にグリースを
塗布するグリース給油方式が主であった。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来のインキユニット移動形式の印刷機においては、各
胴と共にフレーム内に歯車が取り付けられるインナーギ
ヤ方式が主に用いられ、且つ歯車の潤滑方式はグリース
給油方式が主であった。しかしインナーギヤ方式では、
各胴部からの塵埃等が歯車に付着しやすいため歯車の摩
耗を早めて制度の低下を招き、またグリース給油方式で
あるとメンテナンスの煩雑さ或いは冷却効果の低さ、高
速回転に適さない等の問題点があった。このような見地
から、各胴を納めるフレーム外部に設けた密閉ケースに
歯車を配置するアウトギヤ方式を用い、且つこの密閉ケ
ース内にオイルを放出して給油を行うオイルシャワー方
式の潤滑方式の採用が考えられている。しかし、印刷ユ
ニット側の駆動力をインキユニット側に伝えるために各
ユニットの各接続部歯車を噛み合わせるには、上記密閉
ケースに上記接続部歯車が一部露出する開口部を設ける
必要がある。従って、特に保守点検、調整作業に伴いイ
ンキユニットを印刷ユニットから退避させ且つ各ユニッ
トが一時的に運転される場合、上記開口部から油滑用の
オイルは飛散することになり、上述したオイルシャワー
方式による油滑の実現が難しいという課題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による印刷機の歯車カバー装置は、印刷ユニット
と、該印刷ユニットに対して進退自在に着脱し得るイン
キユニットと、上記印刷ユニットに設けられた上記イン
キユニットに駆動力を伝達する接続部駆動歯車と、上記
インキユニットに設けられ上記インキユニットが上記印
刷ユニットと接続するに伴い上記接続部駆動歯車と噛み
合う接続部被駆動歯車とを備えたインキユニット移動形
式の印刷機において、上記印刷ユニットの開口部を開閉
自在に覆う接続部駆動歯車カバーと、該歯車カバーを常
時閉じ側に付勢する第1ばね部材と、上記インキユニッ
トの開口部を開閉自在に覆う接続部被駆動歯車カバー
と、該歯車カバーを常時閉じ側に付勢する第2ばね部材
と、上記インキユニット側に該インキユニットの着脱方
向へ移動自在に支持された第1軸部材と、上記印刷ユニ
ット側に上記第1軸部材と同一方向へ移動自在に支持さ
れた第2軸部材とを有し、上記インキユニットが上記印
刷ユニットより後退する場合には上記各歯車カバーが上
記各ばね部材の付勢力で上記各開口部を閉ざす一方上記
インキユニットが上記印刷ユニットに接続する場合には
上記各軸部材の一端がそれぞれ対向するユニット壁面に
当接すると共に他端がそれぞれ対応する歯車カバーに当
接してこれらの歯車カバーが上記各ばね部材の付勢力に
抗して上記各開口部を開くようにしたことを特徴とす
る。
また、印刷ユニットと、該印刷ユニットに対して進退自
在に着脱し得るインキユニットと、上記印刷ユニットに
設けられ上記インキユニットに駆動力を伝達する接続部
駆動歯車と、上記インキユニットに設けられ上記インキ
ユニットが上記印刷ユニットと接続するに伴い上記接続
部駆動歯車と噛み合う接続部被駆動歯車とを備えたイン
キユニット移動形式の印刷機において、上記印刷ユニッ
トの開口部を開閉自在に覆う接続部駆動歯車カバーと、
上記インキユニットの開口部を開閉自在に覆う接続部被
駆動歯車カバーと、上記インキユニットの着脱状態を検
出する検出手段と、該検出手段からの信号に基づいて上
記インキユニットが上記印刷ユニットより後退する場合
には上記各歯車カバーが上記各開口部を閉ざす一方上記
インキユニットが上記印刷ユニットに接続する場合には
上記各歯車カバーが上記各開口部を開くように駆動し得
る駆動手段とを有することを特徴とする。
〈作用〉 インキユニットが印刷ユニットから離れると、歯車カバ
ー駆動機構により接続部駆動歯車カバーが作動して接続
部駆動歯車が一部露出する上記印刷ユニットの開口部を
覆い該開口部から潤滑油が飛散することを防ぐと同時
に、上記歯車カバー駆動機構により接続部被駆動歯車カ
バーが作動して接続部被駆動歯車が一部露出する上記イ
ンキユニットの開口部を覆い該開口部から潤滑油が飛散
することを防ぐ。また上記インキユニットが印刷ユニッ
トに接続する場合には、歯車カバー駆動機構により上記
各歯車カバーが上記各開口部を開いて上記接続部駆動歯
車と上記接続部被駆動歯車とが噛み合い、上記印刷ユニ
ットから上記インキユニットへ駆動力が伝達される。
〈実施例〉 本考案によるインキユニット移動形式印刷機の歯車カバ
ー装置の一実施例を以下に詳述する。
第1図は上記インキユニット移動形式印刷機の構成概念
図を表しており、印刷ユニット11とこの印刷ユニット11
に対して図中左右方向に進退自在に着脱し得るインキユ
ニット12とを有する。印刷ユニット11の図示しないフレ
ーム間には、平版や凸版等の版が設けられる複数個の版
胴13と、これらの版胴13が周囲をサテライト状に取り巻
きつつ対接する集合ゴム胴14が軸支されている。また集
合ゴム胴14には、この集合ゴム胴14のインキが転写され
る集合版胴15が対接しており、集合版胴15にはさらにゴ
ム胴16が対接している。またゴム胴16には、ゴム胴16の
インキを印刷紙17に圧着させる圧胴18が対接している。
上述した各胴13〜16,18は、印刷ユニット11側に設けら
れた駆動源19により同期回転駆動される。つまり駆動源
19より、プーリ20、ベルト21を介して回転力が伝えら
れ、まず圧胴18が回転しさらに図示しない歯車を介して
ゴム胴16に伝えられる。ゴム胴16の回転力はさらに、集
合版胴15、集合ゴム胴14、版胴13へと図示しない歯車を
介して順次伝えられる。このため版胴13のインキは、集
合ゴム胴14、集合版胴15、ゴム胴16へと順次転写される
ことになり、さらに圧胴18がゴム胴16との間に印刷紙17
を巻き込みながら押圧回転し、ゴム胴16のインキを印刷
紙17に転写させ印刷を行うのである。また圧胴18の回転
力は一方で、この圧胴18に対接する排紙胴22を回転させ
つつ伝達され、さらに一連の歯車群を介してインキユニ
ット12に対向する印刷ユニット11端部に軸支された接続
部駆動歯車23を回転させる。インキユニット12が印刷ユ
ニット11に接続されて印刷が行われている状態におい
て、接続部駆動歯車23はインキユニット12の印刷ユニッ
ト11との接合部に設けられた接続部被駆動歯車24に噛み
合い回転し、印刷ユニット11側の回転駆動力をインキユ
ニット12側に伝える。さらに接続部被駆動歯車24の回転
力は一連の伝達歯車群25を介して各版胴13に対応する各
インキ壺ローラ26に伝えられ、これらのインキ壺ローラ
26が回転することで各インキ壺27よりインキが取出され
る。インキはさらにインキ壺ローラ26に対接する一連の
インキローラ28によって運ばれ、最終的には、版胴13に
対してサテライト状に対接し得るようインキユニット12
に設けられたインキ着けローラ29に該軸方向に渡って均
一に塗布される。こうして次に各インキ着けローラ29の
インキが各版胴13に塗布され、印刷ユニット11に係る印
刷作業が行われるのである。
ところで本実施例によるインキユニット移動形式の印刷
機の歯車カバー装置は、印刷ユニット11に設けられ印刷
ユニット11の回転駆動力をインキユニット12側に伝える
接続部駆動歯車23と、この歯車と噛み合って回転するこ
とで上記回転駆動力をインキユニット12側において受け
取り得る接続部被駆動歯車24とに係る各部分に施され
る。当該部分の概略構成を拡大して表した正面断面図が
第2図であり、同図中A−A矢視断面図が第3図であ
る。第3図に示すように、印刷ユニット11には、版胴13
や集合ゴム胴14等の各胴を両側より挟み込むと同時に上
記各胴13〜16,18,22の回転軸を貫通させつつこれらを支
持するフレーム30が設けられている。印刷ユニット側に
設けられた接続部駆動歯車23は、上記各胴13〜16,18,22
の回転軸の端部に一体的に設けられた歯車と共に、印刷
ユニット11のフレーム30の外側に設けられた密閉ケース
31に納められている。また同様にインキユニット12に
は、インキ壺ローラ26やインキローラ28等の各ローラを
両側より挟み込むと同時に上記各ローラ26,28等の回転
軸を貫通させつつこれらを支持するフレーム32が設けら
れている。インキユニット12側に設けられた接続部被駆
動歯車24は、上記各ローラ26,28等の回転軸の端部に一
体的に設けられた歯車と共に、インキユニット12のフレ
ーム32の外側に設けられた密閉ケース33に納められてい
る。この結果接続部駆動歯車23及び接続部被駆動歯車24
及び上記各胴13〜16,18,22各ローラ26,28等の歯車は、
密閉ケース31,33内の各々においてシャワー状に放出さ
れる潤滑油によって潤滑される。
ところで印刷ユニット11のフレーム30端部には、軸34が
回転自在に貫通状態で支持されており且つ軸34の一端は
密閉ケース31内に突出している。この軸34の突出部に印
刷ユニット11側の回転駆動力をインキユニット側に伝え
る接続部駆動歯車23が嵌着されている。一方インキユニ
ット12の密閉ケース33内には、接続部被駆動歯車24が印
刷ユニット11の接続部駆動歯車23と噛み合い得るように
位置しており、且つこの接続部被駆動歯車24はインキユ
ニット12のフレーム32に突設された固定軸35に軸受36を
介して回転自在に支持されている。また接続部駆動歯車
23の歯先に対向する密閉ケース31の対向板37には、接続
部駆動歯車23の歯面を一部露出させる開口部38が形成さ
れている。同様に接続部被駆動歯車24の歯先に対向する
密閉ケース33の対向板39には、接続部被駆動歯車24の歯
面を一部露出させる開口部40が形成されている。
また接続部被駆動歯車24が嵌着される固定軸35の先端部
には、小径の歯車カバー固定軸41が固定軸35と同心状に
突設されている。この歯車カバー固定軸41には、開口部
40を覆い得る開口部カバー42を先端部に一体的に形成し
たカバー支持部43が回動自在に嵌着されており、これら
開口部カバー42とカバー支持部43とが接続部被駆動歯車
カバー44を構成している。さらにカバー支持部43には、
接続部被駆動歯車24の回転中心に対し偏心して位置する
当接部45が突設されていると共に、一端がこの当接部45
に当接し且つ対向板39に設けられたガイド46を軸34と固
定軸35の対向方向と平行する方向に摺動自在に貫通しつ
つ他端が密閉ケース31の対向板37に着脱自在に支持され
る摺動軸47が設けられている。さらに摺動軸47の当接部
45側の端部には、脱落防止用のストッパ48が摺動軸47と
一体的に形成されている。またカバー支持部43にはカバ
ー固定軸41の先端部49を取り巻く引っ張りばね50の一端
が取り付けられると共に他端が固定軸35の先端部に取り
付けられ、接続部被駆動歯車カバー44を常に下方へ付勢
している。
一方、フレーム30の密閉ケース31側の端面には、カバー
取付具51の一端が取り付けられ且つ他端は軸34の端部を
回転自在に支持している。またカバー取付具51には、軸
34と平行してカバー取付具51を回動自在に貫通する回動
軸52が設けられている。
回動軸52には、開口部38を覆い得る開口部カバー53を先
端部に一体的に形成したカバー支持部54が取り付けられ
ており、これら開口部カバー53とカバー支持部54が接続
部駆動歯車カバー55を構成している。さらにカバー支持
部54の外側面には、接続部駆動歯車23の回転中心に対し
偏心して位置する当接部56が突設されていると共に、一
端がこの当接部56に当接し且つ対向板37に設けられたガ
イド57を摺動自在に貫通しつつ他端が密閉ケース33の対
向板39に着脱自在に支持される摺動軸58が設けられてい
る。この摺動軸58の当接部56側の端部には、脱落防止用
のストッパ59が摺動軸58と一体的に形成されている。ま
たカバー支持部54には、軸34の先端部を取り巻く引っ張
りばね60の一端が取り付けられると共に他端がカバー取
付具51に取り付けられ、接続部駆動歯車カバー55を常に
下方へ付勢している。
さらに開口部38上方の対向板37の内表面には、該内表面
に沿って滴下する潤滑油を蔽るための蔽閉板61が突設さ
れ、また開口部40上方の対向板39の内表面にも同様の蔽
閉板62が突設されている。
上述したような構成を有する本考案の一実施例は、以下
の如く作動する。つまり、印刷作業が行われるに伴なっ
てインキユニット12が印刷ユニット11に接続している場
合には、第4図に示すようにインキユニット12側の接続
部被駆動歯車24と印刷ユニット11側の接続部駆動歯車23
とは互いに噛み合って回転しており、印刷ユニット11側
の回転駆動力はインキユニット12側に伝達されている。
この時、接続部被駆動歯車カバー44と接続部駆動歯車カ
バー55は、歯車カバー44,55が塞ぐべき開口部40,38より
上方に退避しており各々の歯車カバー44,55の取り付け
られた各々の歯車24,23の上方に位置している。また同
時に、印刷ユニット11側の密閉ケース31の開口部38とイ
ンキユニット12側の密閉ケース33の開口部40とは、各々
の開口部38,40の周縁部を互いに隙間なく密着させてお
り、各密閉ケース31,33内に放出される潤滑油は外部に
漏れ出ることなく潤滑効果を発揮する。また、このよう
な観点から開口部38,40の周縁部にゴム等の弾性材によ
るシールやパッキング材を取り付けることも有効であ
る。
しかるに、印刷機の保守点検或いは調整作業に伴ってイ
ンキユニット12が印刷ユニット11より引き離される場合
には、以下のように動く。即ち、インキユニット12が印
刷ユニットより引き離されるに従って、接続部駆動歯車
23と接続部被駆動歯車24の噛み合いも解かれ相互に後退
する。この時、摺動軸58の先端面もインキユニット12と
共に後退し、従って常に上記先端面に対して当接部56を
付勢している引っ張りばね60の引っ張り力によって、接
続部駆動歯車カバー55がしだいに下方に回動し、ついに
は開口部38を完全に閉塞させる位置にまで達する。また
同時に蔽閉板61は上方からの潤滑油を蔽り、上述したよ
うな接続部駆動歯車カバー55の回動に伴い一時的に半開
放状態になる開口部38からの潤滑油漏れを防ぐ。さら
に、摺動軸47の先端面はインキユニット12の後退に伴っ
て密閉ケース33の対向板39側に相対移動し、従って常に
上記先端面に対して当接部45を付勢している引っ張りば
ね50の引っ張り力によって、接続部被駆動歯車カバー44
がしだいに下方へ回動し、ついには開口部40を完全に閉
塞させる位置にまで達する。また同時に蔽閉板62は上方
からの潤滑油を蔽り、上述したような接続部被駆動歯車
カバー44の回動に伴い一時的に半開放状態になる開口部
40からの潤滑油漏れを防ぐ。
ところで本実施例では、接続部駆動歯車カバー44及び接
続部被駆動歯車カバー55の開閉機構を、インキユニット
の進退に伴う各摺動軸47,58の摺動と各引っ張りばね50,
60の引っ張り力を利用するものとしたが、他の構成を有
する機械的開閉機構としてもよいし、その他に例えば対
向板37,39等に距離センサやタッチリミットスイッチ等
を設け且つこれらセンサやスイッチ等を介して作動する
サーボモータ等の駆動源によって各歯車カバー44,55の
開閉を行うような電気的開閉機構を用いてもよい。
〈考案の効果〉 本考案によれば、インキユニット側の接続部被駆動歯車
と印刷ユニット側の接続部駆動歯車との接続部に形成さ
れた上記各ユニットの各開口部を覆い得る歯車カバーを
設けたことにより、保守点検作業或いは調整作業を行う
に伴い上記インキユニットを上記印刷ユニットから離し
ても、上記歯車カバーが上記開口部を覆って油滑油の漏
れ或いは飛散を防ぐと同時に、上記各作業を安全且つ効
率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、インキユニット移動形式印刷機の構成概念
図、第2図は本考案による上記印刷機の歯車カバー装置
一実施例の概略構成を表す正面断面図、第3図は第2図
中のAIII−AIII矢視断面図、第4図は歯車噛み合い時に
おける上記歯車カバー装置を表す正面断面図である。 図面中、11は印刷ユニット、12はインキユニット、23は
接続部駆動歯車、24は接続部被駆動歯車、38,40は開口
部、44は接続部被駆動歯車カバー、55は接続部駆動歯車
カバー、47,58は摺動軸、45,56は当接部、50,60は引っ
張りばねである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷ユニットと、該印刷ユニットに対して
    進退自在に着脱し得るインキユニットと、上記印刷ユニ
    ットに設けられ上記インキユニットに駆動力を伝達する
    接続部駆動歯車と、上記インキユニットに設けられ上記
    インキユニットが上記印刷ユニットと接続するに伴い上
    記接続部駆動歯車と噛み合う接続部被駆動歯車とを備え
    たインキユニット移動形式の印刷機において、上記印刷
    ユニットの開口部を開閉自在に覆う接続部駆動歯車カバ
    ーと、該歯車カバーを常時閉じ側に付勢する第1ばね部
    材と、上記インキユニットの開口部を開閉自在に覆う接
    続部被駆動歯車カバーと、該歯車カバーを常時閉じ側に
    付勢する第2ばね部材と、上記インキユニット側に該イ
    ンキユニットの着脱方向へ移動自在に支持された第1軸
    部材と、上記印刷ユニット側に上記第1軸部材と同一方
    向へ移動自在に支持された第2軸部材とを有し、上記イ
    ンキユニットが上記印刷ユニットより後退する場合には
    上記各歯車カバーが上記各ばね部材の付勢力で上記各開
    口部を閉ざす一方上記インキユニットが上記印刷ユニッ
    トに接続する場合には上記各軸部材の一端がそれぞれ対
    向するユニット壁面に当接すると共に他端がそれぞれ対
    応する歯車カバーに当接してこれらの歯車カバーが上記
    各ばね部材の付勢力に抗して上記各開口部を開くように
    したことを特徴とする歯車カバー装置。
  2. 【請求項2】印刷ユニットと、該印刷ユニットに対して
    進退自在に着脱し得るインキユニットと、上記印刷ユニ
    ットに設けられ上記インキユニットに駆動力を伝達する
    接続部駆動歯車と、上記インキユニットに設けられ上記
    インキユニットが上記印刷ユニットと接続するに伴い上
    記接続部駆動歯車と噛み合う接続部被駆動歯車とを備え
    たインキユニット移動形式の印刷機において、上記印刷
    ユニットの開口部を開閉自在に覆う接続部駆動歯車カバ
    ーと、上記インキユニットの開口部を開閉自在に覆う接
    続部被駆動歯車カバーと、上記インキユニットの着脱状
    態を検出する検出手段と、該検出手段からの信号に基づ
    いて上記インキユニットが上記印刷ユニットより後退す
    る場合には上記各歯車カバーが上記各開口部を閉ざす一
    方上記インキユニットが上記印刷ユニットに接続する場
    合には上記各歯車カバーが上記各開口部を開くように駆
    動し得る駆動手段とを有することを特徴とする歯車カバ
    ー装置。
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