JPH07501718A - 漏れ止め横方向ポケットおよび漏れ止めウェストバンド・ポケットを備えたおしめ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 漏れ止め横方向ポケットおよび漏れ止めウェストバンド・ポケットを備えたおし め 本発明は、吸収性パッドを受容できる液体不透過性の外部シートからなる小児ま たは失禁症の成人用のおしめであって、その組立品はおしめの各横倒に脚を通す ための切れ込みを残す形状となるおしめに関する。

このタイプのおしめは既知であり、例えば薄いポリエチレン製合成材料の連続フ ィルムから連続的に大量生産されるが、連続フィルムはリールから引き出され、 その表面に熱溶融タイプの接着剤の線つまりストリップが被覆される。次に透過 性材料例えば不織布の連続ストリップが不透過性合成材料のフィルムと吸収性パ ッドに装着され、少なくともその縦方向縁部に沿って前記不透過性シートに接着 される。不透過性合成材料の連続フィルムまたは不織布製の透過性材料のストリ ップに、縦方向弾性素子が股部分における吸収性パッドの縦方向縁部の各側に取 り付けられ、延伸状態で固定される。このように形成された組立品の股部分に切 り欠きが行われておしめに人体形状を付与するが、その前部分および後部分には 吸収性パッドの対応する前部分および後部分の幅よりもはるかに大きい幅が尚も 保持されている。

場合によっては、個別の吸収性パッドを接着結合により不透過性合成材料の連続 フィルムに永久的に固定せずに、むしろ再使用可能な封筒形状のおしめを製作し 、この封筒体内に使用後に廃棄できる吸収性素子の形状の挿入物を挿入し得るこ とも可能である。

すべての場合においてこれらの公知の方法および製品は、おしめの外部不透過性 シートと、任意ではあるが着用者の体形に適合した脚の通し部分を形成するため に股部分に作られる切り欠きにより生じる損失を要する内部不透過性シートとを 形成する原材料のかなり無駄の多い消費を必要とするという欠点を有する。

上記のような既知タイプのおしめ、例えばフランス特許上１第２２３１３２９号 （ＳＴ　Ｉ　ＬＬＥ−ＷＥＲＮＥＲ）では、脚の通し部分のための切り欠きは回 避されるが、その結果としてこれらの通し部分の位置での漏れ止め性が減少して いる。

したがって、本発明の目的は先行技術のこれらの問題を解決すること、特に切れ 込みが適正であると共に完全に液漏れのない脚に対する横方向通し部分の製作を 可能にすることにある。

したがって、本発明はおしめを製造するための最も普及した方法において発生す る原材料の消費を著しく低減することができるのであり、それによりこれらの製 品の原価を低減すると共に、特に脚に対する横方向通し部分の位置での優れた漏 れ止め性を確保する。

本発明に基づく小児または失禁症の成人用のおしめは、大体細長い形状で前部分 および後部分を備えた液体不透過性の外部シートからなるタイプである。不透過 性シートはやはり大体細長い形状でこの不透過性シート上に置かれた吸収性パッ ドを受容できるが、吸収性パッドは液体透過性である内部シートで覆われること が可能である０組立品は、おしめの各横倒に脚の通し部分のための切れ込みを残 す形状とされる。接着性取付具も、透過性シートの後部分の横方向縁部付近に設 けることが、できる。

本発明は下記の諸特徴の組み合わせからなる。

不透過性外部シートは、おしめの全長にわたって実質的に同じ幅を有する。液体 透過性または不透過性材料のストリップから形成され、おしめ軸に向けられたそ れらの縁部付近に少なくともひとつの弾性素子を備えた二つの横方向漏れ止めバ リヤ部材は吸収性パッドの端部分の内側に位置すべくおしめの長さにわたって各 側に設けられており、横方向漏れ止めポケットをと成する。液体不透過性の二つ の横方向ストリップは、不透過性外部シートのそれぞれ前部分および後部分にお いて液体不透過性である外部シートおよび／または液体透過性である内部シート に固定される。

これらの二つの横方向ストリップは、不透過性外部シートの幅よりも大きな横方 向寸法を有する。

これらの条件下で、特に不透過性外部シートおよびより大きな幅の二つの横方向 ストリップにより形成された組立品は、適正に切り込まれた脚のための横方向通 し部分を構成する。横方向漏れ止め性は、漏れ止めポケットを形成する二つの横 方向漏れ止めバリヤ部材により完全に確保される。

液体不透過性の横方向ストリップは、好ましくは少なくともひとつの伸縮自在の 横方向部分からなる。したがって、それらはおしめに対する不透過性の前後の横 方向バリヤ部材と弾性ウェストバンド部分を構成する。

不透過性シートの縦方向縁部は有利な実施態様において、おしめの長さにわたっ て吸収性パッドの各側でＺ状に折り重ねることができる。次に、二つの横方向漏 れ止めバリヤ部材は、吸収性パッドの内面と実質的に同じ平面に位置する折り重 ね部分で不透過性シートの縦方向縁部に固定できる。横方向漏れ止めバリヤ部材 のそのような固定によって、おしめの着用者の腿との前記漏れ止めバリヤ部材の 接触を向上させてそれらの効果を著しく高めることが可能となる。

好ましくは、ひとつまたは複数の縦方向弾性素子が、横方向漏れ止め性に寄与す ると共に着用者の体形に関しておしめの合いぐあいを向上させるために、少なく とも脚に対する横方向通し部分の区域において延伸状態で不透過性シートの縦方 向縁部に固定される。

ある実施態様では、吸収性パッドは不透過性外部シートの内部面に永久的に固定 することができ、外部シートと透過性内部シートとの間に包まれる。

横方向漏れ止めバリヤ部材は、吸収性パッドの縦方向縁部付近で透過性シートの 内面に有利に固定できる。

二重の漏れ止めポケットの形成を可能にする変更態様において、二つの横方向漏 れ止めバリヤ部材はそれらの中央区域に固定されるが、それらの自由縁部のそれ ぞれは弾性素子を有する。したがって、各横方向漏れ止めバリヤ部材は吸収性パ ッドの対応する縦方向縁部付近に二重の漏れ止めポケットを形成する。

他の実施態様において、吸収性パッドは不透過性外部シート、二つの横方向漏れ 止めバリヤ部材および二つの不透過性横方向ストリップにより構成される再使用 できる封筒体内に取り出し可能に容易に挿入できる。そのような封筒体を製造す るために、不透過性シートの縦方向縁部が上記のように２構造体に折り重ねられ ることが望ましい。

すべての場合に、接着性取付具は不透過性外部シートの後部分の区域に位置する 横方向ストリップに直接的に固定されるのが有利である。

本発明は例示により説明されたいくつかの実施態様を熟読することにより明確に 理解できるが、これらの実施態様は決して限定的なものではなく、下記の添付図 面により説明されている。

図１は、本発明に基づくおしめの第１の実施態様のいくつかの部分が切断された 状態の平面図である。

図２、図３および図４は、それぞれ図１の断面綿■−■、ｍ−ｍおよびｒｖ　− ｒｖに沿った断面図である。

図５は変更態様のいくつかの部分が切断された状態の平面図である。

図６および図７は、それぞれ図５の断面線ＶＩ　−Ｖｌおよび■−■に沿った断 面図である。

図８は、本発明に基づくおしめの第２の実施態様のいくつかの部分が切断された 状態の平面図である。

図９、図１Ｏおよび図１１は、図８の断面線ＩＸ−ＩＸ、　Ｘ−ＸおよびＸＩ− ＸＩに沿った断面図である。

図１２は、再使用できる不透過性封筒体と前記封筒体内に挿入される吸収性パッ ドからなる本発明に基づ（おしめの第３の実施態様のい（つかの部分が切断され た状態の平面図である。

図１３、図１４および図１５は、図１２の断面線ツー頂、　ＸＩＶ−ＸＩＶおよ びＸＶ−ＸＶに沿った断面図である。

図１乃至図４に示されたように、本発明に基づくおしめは例えばポリエチレンか ら製造され、また仕上がったおしめの幅よりも狭い幅の合成材料の連続フィルム から得られた液体不透過性の外部シート１からなるが、前記の幅の差は２Δ１に 等しい。しかし、シートｌの幅は吸収性パッド２の前端縁部および後端縁部の横 方向寸法を僅かに超えれば十分であり、前縁部２ａは図１の下部に位置するが、 後縁部２ｂは図１の上部に位置する。フィルム１の幅に等しい、またはやや狭い 幅の透過性材料の連続ストリップ３は、均等間隔で配置された一連の吸収性パッ ド２が前記フィルム１に接着結合により固定された後に、前記フィルムの内面に 接着結合される。これらの条件下で、透過性材料のストリップ３の接着結合はフ ィルム１の区域６において異なる吸収性パッド２至近で行われることが、理解さ れるであろう。

図３でもみてとれる横方向漏れ止めバリヤ部材９は、おしめの縦方向軸に向かっ て位置したそれらの境界付近において弾性素子１０を備えた、例えば不織布から 作られた透過性材！４のストリップから形成される。図３でみてとれるように、 弾性素子１０は横方向漏れ止めバリヤ部材９の折り重ね境界において包まれ、ま たこの境界内でかつ少なくともその長さの一部にわたって、例えば周囲に弾性素 子を被覆する熱間接着剤により延伸状態で固定される０弾性素子は、ゴムまたは 類似物または変更的には弾性の細帯からなるストランドまたは薄いフィラメント の形状で製造できる。一般に弾性素子１０については、以下に説明される横方向 弾性素子５の場合と同じ材料および同じ形状が使用される。横方向漏れ止めバリ ヤ部材９は製造中に透過性内部シート３に、すなわち内部シートの内側に置かれ 、また吸収性パッド２の縦方向縁部付近で少な（ともひとつの連続した縦方向接 着線１１により前記透過性シート３に固定される。図３でみてとれるように、接 着線１１は吸収性パッド２の縦方向縁部付近でバッドの上に、すなわちその内側 に向かって位置している。このように、弾性素子１０を備えた横方向漏れ止めバ リヤ部材９は吸収性パッド２の縦方向縁部に漏れ止めポケットを形成することが できる。

次の製造工程では、横方向ストリップ１２がおしめの製造方向に垂直かつ透過性 材料の連続ストリップ３および横方向漏れ止めバリヤ部材９の縦方向縁部上に均 等間隔で置かれる。横方向ストリップ１２はおしめの縦軸に対して、合成材料の フィルム１の幅よりも２Δ１だけ大きい横寸法を有する。横方向ストリップ１２ は対称的に配置されており、図１でみてとれるように各側に幅Δ１の部分が残さ れる。横方向ストリップ１２の製造方向の長さは２Ａに等しいが、Ａは製造され たおしめの横方向縁部が各前後部分２ａ、２ｂを実質的に覆うその横方向縁部に 近い吸収性バッド２上に位置する区域から離れる距離である。

横方向ストリップ１２は、液体不透過性で少なくともその長さの一部にわたって 伸縮自在である複合材料から形成できる。例示によって、図２は不透過性横方向 ストリップ１２を示すが、それは内側から外側に連続して、液体透過性の不織布 のストリップ４、不透過性ポリエチレンフィルム１３、および製造後のおしめの 伸縮自在ウェストバンド部を構成するためのストリップとしての弾性素子８から なる。

不透過性横方向ストリップ１２は、接着結合、加熱シーリングなどのあらゆる手 段により連続する透過性ストリップ３および／または合成材料の不透過性フィル ムｌに固定される。

例えば図示例では四つの平行な薄いフィラメントまたはストランドからなる多数 の弾性素子５は、連続する不透過性フィルム１の縁区域６において吸収性パッド ２の各側に延伸状態で互いに平行に固定される。そのようなストランドまたはフ ィラメントは例えば実質的に円形断面を有し得るが、好ましくは３００〜４００ ％台の相当な伸張特性を有する。それらは、ゴムまたは他の適合した材料から製 造できる。固定は好ましくは、ストランドをその全周にわたって熱間液体接着剤 で被覆することにより行われる。互いに平行に置かれ、片面または両面に熱間液 体接着剤を被覆した弾性の細帯により、これらのストランドを置換することも可 能である。そのような細帯は、一般に１００〜２００％の伸張度を有する。すべ ての場合に、弾性素子の接着結合は脚を通すための横切れ込みに実質的に相当す るおしめの中央区域でのみ行われるのであり、実質的にそれらの端に相当する弾 性素子部分は接着結合されない。

図１に示された例では、おしめの人体的適合を向上させるために、おしめの脚の ための側面通し部分を実質的に構成するための区域において切り欠き１４もこの ように形成された組立品の横方向縁部のそれぞれに作られている。これらの切り 欠き１４は、フィルム１、ストリップ３および横方向ストリップ１２に作られる 。除去される材料部分は、図１において平行線陰影として示されている。連続フ ィルムｌがおしめの最終幅を有する従来のおしめの製造と比べるならば、本発明 の方法は原材料の点で一般にポリエチレンから作られる不透過性フィルムと一般 に不織布から作られる透過性シートのいずれについても実質的な節約を実現する ことが可能と思われる。節約される面積は、製造されるおしめの一枚につきほぼ ２Δ１ｘ股長さである。

製造の最終工程は一連の個別おしめを形成するために、得られた連続する複合構 造物を横方向に切断することである。したがって、切断は二つの連続した吸収性 パッド２の間に位置する区域において各横方向ストリップ１２を、図１に示され たように吸収性パッドおよび不透過性外部シート１の前部分２ａと後部分２ｂの それぞれの区域に位置する長さＡの二つの等部分に分けることにより行われる。

この作業中に、弾性素子５の接着結合されない端は一般におしめの素子内に引き 込まれる。

得られたおしめはその前端および後端の区域において、ウェストバンド漏れ止め ポケットを形成する伸縮自在区域８を備えた横方向ストリップ１２により構成さ れた伸縮自在の横方向漏れ止めバリヤ部材を具備する。実際に図２に示されたよ うに、吸収性パッド２上に位置する横方向ストリップ１２の自由な横方向縁部は 幅Ａのウェストバンド漏れ止めポケットを有効に形成する。

接着性取付具７はおしめの後部分に相当する横方向ストリップ１２に直接的に固 定されることが、観察されるであろう。

さらに図３を吟味するならば、おしめはまたその自由縁部も吸収性パッド２上に 、すなわちその内面側に位置する伸縮自在バリヤ部材９により構成された横方向 漏れ止めポケットからなることが判明する。

このようにして得られたおしめは、低減された費用で製造できるだけでなく、改 善された漏れ止め特性をも有するのである。

図５乃至図７に示された変更態様は、縦方向接着区域１６によりそれらの中央区 域に取り付けられた横方向漏れ止めバリヤ部材１５を使用し、前記中央区域の各 側に漏れ止めポケット１５ａ、１５ｂを形成することが、主として図１乃至図４ の態様と異なる。漏れ止めポケット１５ｂはおしめの縦軸に向けられるが、漏れ 止めポケット１５ａは反対方向に向けられる。これらの条件下で、各横方向漏れ 止めバリヤ部材１５はそれぞれ少なくともひとつの弾性素子１０を備えた二重漏 れ止めポケットを構成する。ポケット１５ａと１５ｂは同じ幅を有し得るが、好 ましくは内側ポケット１５ｂは外側ポケット１５ａより狭くすることができる。

その上、いくつかの弾性素子を漏れ止めポケット１５ａの自由縁部に取り付ける ことにより、不透過性シート１上の弾性素子５を切り取り、または省くことが可 能である。

さらに留意すべきは、図示例では吸収性パッ゛ド２は図１の態様で示された砂時 計形状とは異なる矩形形状を持つことである。

もちろん、他のいかなる形状の吸収性パッドを使用することもできるであろう。

前述の態様と同一であるその他の要素には、同じ参照番号が付けられている。

本発明の別の実施態様を示す図８乃至図１１において、類似の部材にも同じ参照 番号が付けられている。

この実施態様では、おしめは例えばポリエチレンから製造されたほぼ矩形の液体 不透過性の外部シートｌからなるが、このシートの縦方向縁部は例えばほぼ矩形 の吸収性パッド２の縦方向縁部に沿ってＺ形に折り重ねられている。

Ｚ形への折り重ねは図１１に示されたように、吸収性パッド２の外面と実質的に 同じ平面にある第１の部分１ａと、吸収性パッドの内面と実質的に同じ平面また は前記内面よりやや上にある折り重ね部分１ｂおよび１ｃを有する。折り重ね部 分１ｂは、透過性内部シート３上の吸収性パッド２の縁部に固定される。

股部分の縦方向弾性部材５は不透過性外部シート１の縦方向縁部に延伸状態でか つ互いに平行に固定されており、したがって外部シートがＺ形に折り重ねられた 後に折り重ね部分ｌｃ上に位置するが、この部分は図１１でみてとれるように吸 収性パッドの内面と実質的に同じ平面にある。

おしめは前記の態様と同じく、例えば親水性または疎水性不織布のストリップ形 状で製造された弾性素子１０を備えた横方向漏れ止めバリヤ部材９からなる。こ れらのストリップは、おしめの縦軸の反対側の少なくともそれらの端縦方向縁部 を経てＺ形折り重ねの部分１ｃに取り付けられる。弾性素子１ｏは、吸収性パッ ド２上のおしめの縦軸に対して、すなわちその内部に対して反対側に配置され、 漏れ止めバリヤ部材９の開放および復帰を生ぜしめるため、おしめが着用者によ り装着された時に漏れ止めポケットが形成される。

不透過性外部シート１の折り重ね部分１ｃに漏れ止めバリヤ部材９を固定するこ とは、おしめの着用者の腿とのこれらの要素の接触を向上させることにより漏れ 止めポケットの有効性を増加し得ることに留意すべきである。

この実施態様のおしめも、おしめのウェストバンド区域すなわちその前端部分お よび後端部分に置かれた伸縮自在の横方向漏れ止めバリヤ部材１７を具備してい る。前記の実施態様と同じく、バリヤ部材１７は長さの点でその縦方向縁部を２ 形に折り重ねた後の不透過性外部シート１の横方向幅よりも大きな寸法を有する 。バリヤ部材１７のおしめの縦方向の幅は、吸収性パッド２の横方向縁部を覆う ために十分である。図９でみてとれるように、バリヤ部材１７は液体透過性の内 部シート３と横方向漏れ止めバリヤ部材９の縦方向縁部に、接着結合またはいず れかの他の適切な手段により固定される。

漏れ止めバリヤ部材１７は、液体不透過性であると共におしめの横方向に少なく ともその表面の一部にわたって伸縮自在である複合材料の矩形ストリップから形 成することができる。図９でみてとれるように図示例では、漏れ止めバリヤ部材 １７は内側から外側に連続して、液体透過性の不織布のストリップ１８、ポリエ チレンのフィルム１９、およびストリップタイプの弾性素子２０からなる。おし めの後部に位置する漏れ止めバリヤ部材１７も、おしめを閉じるための接着性取 付具７を具備している。

図１２乃至図１５に示された実施態様において、類似要素は同じ参照番号を付け られており、おしめは例えばポリエチレンから作られた液体不透過性の外部シー ト１により形成された封筒体からなるが、このシートの縦方向縁部は図８乃至図 １１の実施態様と同じくｚ形に折り重ねられており、同様に部分１ａ、ｌｂおよ びｌｃを有する。この場合のＺ形への折り重ねは、例えば不織布から製造された 液体透過性であるウェブ３に包まれた矩形の吸収性パッド２からなる挿入体を受 容するためのボウルを形成する。縦方向弾性部材５は、不透過性外部シート１の 縁部つまり図１５でみてとれるように吸収性パッド２の内面と実質的に同じ平面 にある折り重ね部分１ｃに延伸状態でかつ互いに平行に固定されている。横方向 漏れ止めバリヤ部材９は図８乃至図１１の実施態様と同じ構造を有し、また同様 に配置されており、弾性素子１０はバリヤ部材９の開放および復帰を生ぜしめて 漏れ止めポケットを形成する。

封筒体も、その前端部分および後端部分に横方向漏れ止めバリヤ部材１７を具備 する。これらのバリヤ部材１７は図８乃至区１１の実施態様と同じ構造を有し、 また同様に配置されている。それらも、接着結合、加熱シーリングまたは他のい ずれかの適切な手段により、封筒体の周囲に固定される。漏れ止めバリヤ部材１ ７は例えば内側から外側に連続して、液体透過性の不織布のストリップ１８およ びポリエチレンの不透過性フィルム１９からなる複合材料から形成できる。

図示例ではウェストバンドの弾性素子は設けられていないが、それを追加するこ とも可能であろう。

このようにして、使い捨てできる吸収性要素を容易に具備し得る再使用可能な封 筒体の形状をしたおしめが製造される。吸収性要素も封筒体内でのその保持を強 めるために、図には示されていない自己接着タイプの固定要素を具備できる。

前記の実施態様と同様に、特に股区域における優れた横方向漏れ止め性並びにウ ェストバンド区域における優れた縦方向漏れ止め性が得られると共に、従来タイ プの製造方法と比較するならば、原材料特に股部分に使用されるポリエチレンお よび不織布の実質的な節減による製造コストの著しい減少が可能となる。

１□、−一−−１−〜−ＰＣＴ／ＦＲ９２１００７８９

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．小児失禁症の成人用のおしめであって、大体細長い形状で前部分および後部 分を備えた液体不透過性の外部シート（１）からなり、このシートはやはり大体 細長い形状でこのシート上に置かれた吸収性パッド（２）を受容できるが、この パッドは液体透過性である内部シート（３）で覆われることが可能であり、祖立 品はおしめの各横側に脚の通し部分のための切れ込みを残す形状とされ、また接 着性取付具（７）が前記透過性シートの後部分の横方向縁部付近に設けられるお しめにおいて、不透過性外部シート（１）はおしめの全長にわたって実質的に同 じ幅を有し、液体透過性または不透過性材料のストリップ（９）から形成され、 おしめ軸に向けられたそれらの縁部付近に延伸状態で取り付けられた少なくとも ひとつの弾性素子（１０）を備えた二つの横方向漏れ止めバリヤ部材は、吸収性 パッド（２）の端区域の内側に位置すべくおしめの長さにわたって各側に設けら れて横方向漏れ止めポケットを形成し、液体不透過性の二つの横方向ストリップ （１２，１７）は液体不透過性外部シート（１）のそれぞれ前部分および後部分 の区域において液体不透過性である外部シートおよび／または液体透過性である 内部シート（３）に固定されてウエストバンド漏れ止めポケットを形成し、前記 ストリップは不透過性外部シートの幅よりも大きな横方向寸法を有しさらに組立 品は適切に切り込まれて漏れ止め性を有する脚のための横方向通し部分を構成す ることを特徴とする小児または失禁症の成人用のおしめ。
2. ２．液体不透過性の横方向ストリップは少なくともひとつの伸縮自在の横方向部 分（８，２０）からなることを特徴とする請求項１記載の小児または失禁症の成 人用のおしめ。
3. ３．不透過性シートの縦方向縁部はおしめの長さにわたって吸収性パッド（２） の各側でＺ状に折り重ねられ（１ａ，１ｂ，１ｃ）、また二つの横方向漏れ止め バリヤ部材（９）は吸収性パッド（２）の内面と実質的に同じ平面に位置する折 り重ね部分（１ｃ）で不透過性シートの縦方向縁部に固定されることを特徴とす る請求項１または２記載の小児または失禁症の成人用のおしめ。
4. ４．ひとつまたは複数の縦方向弾性素子（５）は、吸収性パッド（２）の各側で 少なくとも脚に対する横方向通し部分の区域において、延伸状態で不透過性シー ト（１）の縦方向縁部に固定されることを特徴とする前記請求項のいずれかに記 載の小児または失禁症の成人用のおしめ。
5. ５．吸収性パッド（２）は不透過性外部シート（１）の内面に永久的に固定され 、この外部シートと透過性内部シート（３）との間に包まれることを特徴とする 前記請求項のいずれかに記載の小児または失禁症の成人用のおしめ。
6. ６．二つの横方向漏れ止めバリヤ部材（９）は吸収性パッド（２）の縦方向縁部 付近で透過性シートの内面に固定されることを特徴とする請求項５記載の小児ま たは失禁症の成人用のおしめ。
7. ７．二つの横方向漏れ止めバリヤ部材（１５）はそれらの中央区域（１６）で固 定され、またそれらの自由縁部の各々は吸収性パッド（２）の各縦方向縁部付近 に二つの二重漏れ止めポケットを形成するための弾性素子を有することを特徴と する請求項６記載の小児または失禁症の成人用のおしめ。
8. ８．不透過性シートの縦方向縁部は人体への合いぐあしを向上させるために、脚 に対する横方向通し部分の区域に切り欠き（１４）を有することを特徴とする請 求項５乃至７記載の小児または失禁症の成人用のおしめ。
9. ９．吸収性パッド（２）は不透過性外部シート、二つの横方向漏れ止めバリヤ部 材および二つの不透過性横方向ストリップにより構成された再使用可能な封筒体 内に取り出し可能に挿入できることを特徴とする請求項３記載の小児または失禁 症の成人用のおしめ。
10. １０．接着性取付具（７）は不透過性外部シートの後部分の区域に位置する横方 向ストリップに取り付けられることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の 小児または失禁症の成人用のおしめ。