JPH07501359A - オレフィン又はアルコールとフェノールとを酸性アルキル化触媒の存在下で反応させることにより製造されたアルキルフェノールから誘導された中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物 - Google Patents

オレフィン又はアルコールとフェノールとを酸性アルキル化触媒の存在下で反応させることにより製造されたアルキルフェノールから誘導された中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 オレフィン又はアルコールとフェノールとを酸性アルキル化触媒の存在下で反応 させることにより製造されたアルキルフェノールから誘導された中性及び低過塩 基性アルキルフェノキンスルホネート添加剤組成物〔技術分野〕 本発明は、当分野で知られている製品に比較して、等量の希釈刺部で一層低い粘 度を存する中性及び低過塩基性(low overbased)アルキルフェノ キシスルホネート添加剤組成物に関する。
C背景技術〕 作動中、自動車エンジンに用いられる潤滑油は、スラッジ及び池の存置な付着物 を形成する物質を蓄積し、それらは処置しないままにしておくと、エンジンの作 動寿命を著しく減少する。しかし、付着物の形成を遅らせるか、又は形成付着物 を除去するように、(1着物形成物質を分散させるためF′:JN+油に分散剤 及び清浄剤添加物を添加することか典型的に行われている。そのような添加剤に は、例としてアルケニルスクシンイミド、過塩基性硫化フェネートを含めた過塩 基性フェネート、中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネートを含めた 中性及び過塩基性スルホ不−1・等か含まれる。これらの添加物は、付着物の形 成を抑制し且つ(叉は)形成付着物を除去するように潤滑油配合物が二種類以上 の分散剤又は清浄剤を含むように種々の組合せて用いられているのが典型的であ る。
特に興味のあるものは、潤滑油組成物に清浄性及び分散性を与えるのに有用な中 性及び低う塩基性アルキルフェノキシスルホf、−1−添加剤組成物である。特 に、中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネートはディーゼルエンノン の作動中、高度に過塩基性のアルキルフエノキンスルホネ−1・に比較して、ピ ストン付着物の抑制を改善することか知られている。更に、低過塩基性アルキル フェノキンスルホネートは、エンジン作動中、特にエンジンか硫放含有撚料で作 動している時、発生した酸を中和するのに有用な、少してはあるか、成る程度の アルカリ性を与える。
フェノールのアルキル化、そのアルギル化フェノール化合物のスルホン化、及び その後のアルキルフェノールスルポン酸の少なくとも化学量論的当量のアルカリ 土類金属塩基による中和により中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネ ート添加剤組成物を形成することは、一般的な意味では当分野で知られている。
例えば、英国特許第1.332,473号明細書には、中性アルキルフtツキジ スルホ字−ト添加剤組成物の製造が記載され、更にそれらの物質を過塩基性アル キルフェノギンスルボネート添加剤組成物(約200以上のTBNを有する)に 転化することか開示されている。
同様に、米国特許第4,751,010号明細みには、潤滑油中の清浄剤・分散 剤添加物として有用な中11及び過塩基性アルキルフェノキラスルホネート添加 剤組成物の製造か開示されCいる。開示された製造方法は、アルキルフェノキシ スルホン酸を中和し、次に得られた塩を硫化/過アルカリ性化し、次に得られた 塩を炭酸化することを含んている。
同様に、フランス特許第2,584,414号明細書は、一般に中和、硫化、過 塩基性化、及び炭酸化することによりアルキルフェノールスルホン酸から製造さ れた清浄剤・分散剤どしての潤滑剤添加物に関する。
中性及び低過塩基イ1−アルキルフェノヤノスルポ不−1・添加剤組成物は当分 野でよく知られているか、中性及び低過塩基性アルキルフLノギノスルホ不−1 −添加剤組成物を製造する際に中17I1体ど1ノで用いられている成るrルキ ルフs)キノスルホン酸か高温(例えは、〉50°C)及び(又は)長い期間の 保存/出荷中に不安定になり、この子2安定性か自然な脱スルホン化を起こす/ −め、これら組成物の製造は、実質的に妨げられている。この問題は、アルキ7 1フエ、ノールのスルホン化によるアルキルフェノキシスルホン酸の製造か一般 に高温(例えは、〉50゛C)て行わ第1るとン;゛う事、及びこれらのアルキ ルフェノールスルホン酸を周囲と同じ環境で長い時間に町、)で保存及び(又は )出荷するのかtN通であると言う事によj〕復柑にな、っている。どちらの場 合でも、アルキルフェノキシスルホン酸のかなりの黛かこれらの条件下て自然に 脱スルホン化される。
更に、中性及び低過塩基性アル二1ルフェノキシスルホネ−1へ添IJII剤組 成物の0猶的用途は、現在の方法で製造された場合、これらの組成物か許容出来 ないくらい高い粘度を持ち、そのため更に多量の希釈剤を添加して粘度を低下さ せた後、それらの組成物を完全な潤滑剤パッケージ(package)を配合す るのに用いなければならないと言うことのため妨げられている。
特に中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物は、次の ようにして製造されてきた。典型的には先ずアルカリフェノールを製造するが、 それは従来過剰の景のフェノールどオレフィン又はアルコールとを典型的には約 −2,2以上(一層正の値)のハメット酸性度関数(H舖原tt acidit y function)(Ho)値及び約4.7ミリ当量/g以下の酸価(ac id number)を有する酸性アルキル化触媒の存在Fて混合することによ り製造されてきた。そのような酸性アルキル化触媒には、架橋さ第1たポリスチ し:/スルホン酸樹脂〔例えば、USAペン、ノルバニア州フィラデルフィアの ロー1、・アンド・ハース社から人手できるアンバーリスト(Amberlys t)(商標名)15樹脂て、それは−2,2のHO値及び約47ミリ当量/gの 酸価を有する〕か含まれる。得られるアルキルフェノールを次に従来の方法でス ルポン化してアルキルフェノキンスルホン酸を形成し、それを今度は化学量論的 当量又は過剰の量のアルカリ土類金属塩基と、最低限量の希釈剤油の存在下で反 応させる。反応か完了した後、一般に更に希釈剤(例えば、希釈剤油)を添加す る。ついずれに艮よ、輸送コストを考廖に入れて、得られる生成物の希釈剤油の 含[tけ約40iI量961J下であるのがよい。しかし、これらの条件下では 、従来法により製造された中性アルギルフェノキシスルホネート添加剤組成物の 粘度は100°Cて約1000cStよりかなり大きく、その低過塩基性塩の粘 度は、中t’t、塩よりも幾らか低いか、ぞれてもなお31゛容することかでき ない。
従−て、従来の中性及び低め塩基性アルキルフェノキラスルホネート添加剤組成 物では、成る鼠の適当な希釈剤をその添加剤組成物に更に添加してその粘度を許 容出来る範囲に減少させるか、)とは少量の中性及び低過塩基1斗アルキルフエ ノキシスルホネー件をり−Ilチし一件と混合し7て用いるのが従来の方法であ る(例えば、英国特許出願第1,372.532号参照)。典型的に用いられて いる一つの希釈剤は高度に分岐したアノ(キレ−・ト残油(bottoms)( BΔB−残油)であり、それは分岐及び比較的低い粘度のため、添)J■剤組成 物の粘度を低下する。
B /’、 B−残油の如き適当1.1′希釈剤を更に添ハ;1することは7才 (7ベない。なぜなら、それは製造過程において追加の工程を必要と1.、更( ご添加剤組成、物の粘度を減少させることを主たる目的どする成分を必要どする ことにより全製造コストが増大するからである。同様に、少量の中性又は低過塩 基性アルキルフエノキシスルホ不−1・と共にザリf−レ−1・添加剤を含有さ せることは望ましべない。なぜなら、それは特にサリチl/−1−のrr、在か 不必要か又は望ましくない時に、潤滑剤組成物中にサリーfルー件を用いること て配合業者か限定されてしまうからである。
上述したことを考奢に入れ′C1希釈剤の量を最小限にした、或はザリチレ−1 ・を用いない許容可能な粘度を有する中性又は低過塩基性アルギルフェノキシス ルホ名−1・添加剤組成物は、これらの添加M組成物を効果的に用いるのに大き な利点を与えるであろう。更に、脱スルポン化に対して改良された安定性を有す るアルギルフェノキンスルポン酸から製造された中性及び低過塩基性アルギルフ ェノキンスルホネ−1〜添加剤組成物は、これら添加剤組成物の効果的な製造、 保存、及び出荷で更に利点を与えることになるであろう。
〔発明の開示〕
本発明は、一つには、オレフィン又はアルコールとフェノールとを、約−2゜3 以下(−賢負)のハメット酸性度関数(HO)値を有する酸性アルキル化触媒の 存在下で反応させることにより製造されたアルキルフェノールから誘導された中 性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物は、約−2,2 以上(一層正)のハメy)酸性度関数(Ho)@を有する酸性アルキル化触媒を 用いて製造したアルキルフェノールから誘導された中性及び低過塩基性アルキル フェノキノスルホネート添加剤組成物に比較して丸く程低い粘度を有すると言う 発見に基づいている。
本発明の好ましい態様は、実質的に直鎖のオレフィン又はアルコールから誘導さ れたアルキル基を含むアルキルフェノキシスルホン酸か、分岐鎖オレフィン又は アルコールから誘導されたアルキル基を有するアルキルフェノギンスルホン酸に 比較して、自然な脱スルホン化に対して向上した安定性を与えるという発見に基 ついている。
本発明の更に別の好ましい態様は、中性及び低過塩基性アルキルフエノキノスル ホ不−斗添加剤組成物の粘度を、そのような添加剤組成物を製造するために実質 的に直鎖の内部」レフイン又はアルコールとフェノール化を反応させることによ り得られたアルキルフェノールを用いることにより、低下又は大幅に低下させる ことかできるという発見に基づいている。
上て述へたことを考tS1. l、て、その組成物態様の一つとして、本発明は 、40重量96の希釈剤油のrγ存在下I00’Cて約1000cst以下の粘 度を有する、潤滑油に可溶性の中性及び低過塩基性アルキルフェノキンスルホネ ート添加剤組成物において、 (a) オレフィン又はアルコールとフェノール又は01〜C,アルキルフェノ ールとを、約−2,3以下のハメソl−(Ho)値を有することを特徴とする酸 性アルキル化触媒の存在下で約90°Cより高い温度でフェノールのアルキル化 を起こすのに充分な条件下で接触させることにより潤滑油可溶性アルキルフェノ ールを形成し、然も、前記オレフィン又はアルコールは得られるアルキルフェノ ールに油溶性を与えるのに充分な数の炭素原子を有し、(b) 上の(a)で調 製されたアルギルフェノールをスルホン化してアルキルフェノールスルホン酸を 生成させ、そして(C) 上の(b)で調製された生成物を、得られる生成物が 0〜約100のTBNを有する様に充分な量のアルカリ土類金属塩基で中和する 、ことからなる方法により製造された中性及び低過塩基性アルキルフェノキシス ルホネート添加剤組成物に関する。
方法の態様の一つとして、本発明は、中性及び低過塩基性アルキルフェノキシス ルボネートからなる潤滑剤添加物の粘度を減少させる方法において、(a) オ レフィン又はアルコールとフェノール叉はC2〜C7アルキルフエノールとを、 約−23以下のハメット(HO)値を有する酸性アルキル化触媒の存在下で約9 0°Cより高い温度でフェノールのアルキル化を起こすのに充分な条件下で接触 させることにより潤滑油可溶性アルキルフェノールを形成し、然も、前記すレフ イノ又はアルコールは得られるアルキルフェノールに油溶性を与えるのに充分な 数の炭素原子を仔し、 (b) 上の(a)で調製されたアルキルフェノールをスルホン化してアルキル フェノールスルホン酸を生成させ、そして(C) 上の(b)で調製された生成 物を、得られる生成物が0〜約100のTBNを存する様に充分な量のアルカリ 土類金属塩基で中和する、ことからなる粘度低下法に関する。
好ましくは、酸性アルキル化触媒は、約−2,5低下のハメット(HO)値、一 層好ましくは約−4以下のハメット(Ha)値を有する。
更に別の好ましい態様として、酸性アルキル化触媒は更に少なくとも5ミリ当量 /gの酸価を有する。
本発明の組成物は、40重量%の希釈剤中て100°CてlooocSt未満の 粘度を有するのか典型的である。
〔好ましい態様についての詳細な記述〕本発明は、同し希釈剤油濃度で、従来製 造されていた中性及び低過塩基性アルキルフエノキッスルホネ−1・添加剤組成 物に比較して、驚く程低い粘度を有する新規な中性及び低過塩基性アルキルフェ ノキンスルホネート添加剤組成物に関する。しかし、本発明を詳細に論する前に 、次の用語を最初に定義しておく。
印 ここで用いる用語「全塩基価(Total Ba5e Number) J又は rTBN」とは、添加剤1g当たりのKOHのmgで表した塩基当量を指す。従 って、TBN数か高い程、一層アルカリ性の生成物であることを示し、従って、 一層大きなアルカリ性か保持されることを表している。添加剤組成物の全塩基価 は、ASTM試験法D664又は他の同等な方法により容易に決定される。
用語「酸価(acid number) Jとは、酸性アルキル化触媒1g当た りのプロトンのミリ当量で表した酸の量を指し、従って、酸価の値はミリ当量/ gとして報告する。酸性アルキル化触媒樹脂の酸価は、後に記載した例へのやり 方で修正されているように、ASTM試験法D664又は他の同等な方法により 容易に決定される。
用語「アルカリ土類金属」又は「第1I族金属」は、カルシウム、/<Qラム、 マグネシウム及びストロンチウムを意味する。第11族金属はカルシウム、マグ ネシウム、バリウム、及びそれらの混合物からなる群から選択されるのか好まし い。
更に、第11族金属はカルシウムであるのが最も好ましい。
用語[中性及び低過塩基性アルキルフェノキンスルホネート添加剤組成物」とは 、アルキルフェノールスルホン酸を、アルカリ土類金属酸化物の如きアルカリ土 類金属塩基で希釈刺部の存在下で中和することにより製造された組成物を指す。
化学量論的当量(即ち、アルキルフェノールスルホン酸の全てを中和するのに必 要なアルカリ土類金属の正確なりを用いると、 「中性」のアルキルフェノキシ スルホネートを与えるのに対し、得られた生成物か約100以下、好ましくは5 0以下のTBNを有するように過剰のアルカリ土類金属を用いると、 「低過塩 基性(low overbased) Jアルキルフェノキシスルホネートを与 える。
明らかなように、ここに記載する中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホ ネート添加剤は希釈刺部を含み、用語[中性及び低過塩基性アルキルフェノキシ スルホネート添加剤組成物jはそのような希釈刺部を含むものとして定義されて いる。典型的には、そのような組成物は幾らかの希釈刺部を含むように製造され 、製造後、更に希釈刺部を添加して約5〜約40重量%の希釈刺部を含む添加剤 組成物を与える。そのようなものとして、このような添加剤組成物は、濃厚な量 のアルキルフェノキノスルホネートを含有し、その僅かな量だけを他の添加剤と 一緒に潤滑油に添加し、内燃機関のクランクケースて用いるのに適した完全に配 合された潤滑剤組成物を与えるようにする。
中性又は低過塩基性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物の粘度が余り にも高い(即ち、100°Cてl000cSt以上である)場合、それらの組成 物は完全に配合された潤滑剤組成物を調製するのに用いた潤滑剤混合法で操作( 例えば、注入)することか困難になる。従って、これらの状況下では、添加剤組 成物に低粘度希釈剤を更に添加してその粘度を低くし、それによって添加剤組成 物を取扱い易くすることかできるようにすることか必要である。
これに関して、ここで製造された中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホ ネート添加剤組成物は、40重量%の希釈刺部の存在下で100°Cで1000 cSt未膚の粘度を有するのか典型的であり、従って、一般に粘度を低くするた め低粘度希釈剤を更に成るl添加する必要はない。こ第1に対し、オレフィン又 はアルコールとフェノールとを、−2,2以上(一層圧)のハメッt−(Ha) *を有する酸性アルキル化触媒の存在下で反応させることにより製造したアルキ ルフェノールから誘導された既知の中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスル ホネート添加剤組成物は、一般に+00°Cて40重量%の希釈刺部の存在下で l000cStを遥かに越える粘度を有する。このような状況下では、配合工程 中のそれらの取扱いを一層し易くするためにはそのような添加剤組成物の粘度を 低粘度希釈剤を更に添加して低下する必要がある。
上て述へたことに関して、本発明の中性及び低過塩基性アルギルフェノキシスル ホネート添加剤組成物の粘度は、温度及び希釈剤の濃度と共に変化するであろう 。しかし、+00°Cて40重量%の希釈刺部て約1000cstの粘度を有す る中性及び低う塩基性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物は、成る範 囲の温度及び成る範囲の希釈剤油濃度に亙って許容出来る粘度をもつ添加剤組成 物に分類、定義される。例えば、1992年912日に出願された米国特許出願 5erial No、07/938,779号(その出願は参考のため全体的に ここに入れである)参照。
ここに記載する低過塩基性アルキルフェノキンスルホネート添加剤組成物は、T BNの全て又は一部か過剰のアルカリ土類金属に起因する場合、約100以下の 全塩基数を有する。しかし、任意に低過塩基性アルキルフェノキシスルホネート は、当量又は過剰の量のアルカリ土類金属を用いて製造することかでき、次に二 酸化炭素及び(又は)硫黄で、全TBNか約100以下になる様に、それ自体既 知のやり方で更に処理する。しかし、低過塩基性アルキルフェノキシスルホネー トのTBNの全てか、アルキルフェノールスルホン酸の全てのスルホン酸を中和 するのに必要な量を越えた過剰のアルカリ土類金属だけに起因するのか好ましい 。
用語「実質的に直鎖のアルキル基jどは、二級、三級、又は四級炭素原子を介し てフェノール環に結合し、アルキル基の残りの炭素原r中に最少の分岐を含むア ルギル基を意味する(即ち、残り炭素原子の2096未満はアルキル基の分子構 造中の三級及び(又は)四級炭素原子である)。適当な実質的に直鎖のアルキル 基には、例えば、l−デシル[−CH□(CH2)、CH,] (炭素原子の0 96か三級又は四級炭素原T−である)、4−メチル−1−デノル[CH2(C H2)2 CHCHt (CHt)s CHs ] (炭素の9%が分岐してい る)等を含む。
実質的に直鎖のアルキル基は、アルキル基の残り中に含まれる三級及び(又は) 四級炭素原子か15%未満であるのか好ましく、一層好ましくは10%未満てあ り、一層好ましくは5%未満であり、実質的に直鎖のアルキル基はそのアルキル 基の残りの中に三級又は四級炭素原子を含まないのが最も好ましい。
実質的に直鎖のアルキル基は、実質的に直鎖のα−オレフィン、実質的に直鎖の アルコール、又は実質的に直鎖の内部オレフィン又はアルコールとフェノールと を反応させることにより製造されるのか好ましい。
用語rオレフィン」とは、その構造内にモノオレフィン基(C−C)を有する炭 化水素を指す。
用語「アルコールJとは、−0Hit換基を有するアルキル基を指す。
用語「α−オレフィン」とは、炭化水素の末端部分の一つにモノオレフィン基を 有し、CH2=CH−基か木端となっている炭化水素を指す。α−オレフィンの 例には、1−デセン[CH2=CH(CH2)、CH,コ、!−へキサデセン[ CH2=CH(CH2)13cH3]等か含まれる。
用語「実質的に直鎖のα−オレフィン」とは、その分子構造中に最少限の分岐( 即ち、炭素原子の2094未満か三級及び(又は)四級炭素原子)を含むα−オ レフィンを意味する。
用語「実質的に直鎖のアルコールJとは、その分子構造中に最少限の分岐(即ち 、炭素甲子の20%未満か三級及び(又は)四級炭素原子)を含むアルコールを 意味する。
用語「内部オレフィンjとは、アルケンの1.2叉は3の(12以外の所に二重 結合かあるオレフィンを意味し、一方用語[内部アルコールJとは、アルキル基 かそのアルコールの1.2、叉は3の位置以外の所にアルコール置換基を有する ことを意味する。同しようにして、用語[内部結合Jとは、オレフィン又はアル コールか、フェノールとオレフィン又はアルコールとの結合から得られるアルキ ル置換基の1.2又は3の位置以外の炭素の所てオレフィン又はアルコールかそ のフェノキノ基に結合していることを意味する。
用語「油溶性」とは、添加剤が、基本のl 0W40潤滑油中に20″Cて少な くとも50g/kg、好ましくは少なくとも100g/kgの溶解度を有するこ とを意味する。
アルキルフェノキシスルホン酸の自然な脱スルホン化に対する安定性に関連した 用語「実質的に安定」とは、例5の条件下で66°Cで48時間保存した時、そ の組成物の脱スルホン化か2096より少ないことを意味する。
方法 ここに記載する低粘度の中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネート添 加剤組成物は、次のようにして得られる。先ずアルキルフェノールを調製し、次 にそれを当分野で既知の方法によりスルホン化してアルキルフェノキシスルホン 酸を与える。アルキルフェノキシスルホン酸と化学量論的当量又は過剰の量のア ルカリ土類金属塩基との希釈割部の存在下での反応により、中性及び低過塩基性 アルキルフエノキシスルホネ−1・添加剤組成物を与える。
アルキルフェノール 特に、本発明で用いられるアルキルフェノールの製造は、フェノール又はC8〜 C7アルキル置換フエノールをオレフィン又はアルコールで、−2,3以下のハ メット酸性度関数(Ho)値を有する酸性アルキル化触媒の存在下でアルキル化 することにより達成される。酸性アルキル化触媒は、更に約5.0ミリ当ji/ g以上の酸価を存するのか好ましい。
−2,3以下のハメット酸性度関数(Ho)値を存する適当な酸性アルギル化触 媒は当分野でよく知られており、ナフィオン(Nafion) (商漂名)(米 国プラウエア州つイルミントンのデュポン?−’r−から入手できるフルオロカ ーボンスルホン酸重合体不均−酸性触媒)、アンバーリスt−(Amberly stX商標名)36樹脂(米国ペンシルバニア州フィラデルフィアのローム・ア ンド・ハース社から入手できるスルホン酸樹脂)等が含まれる。
この方法では典型的には過剰のフェノール(オレフィン又はアルコールに対し) を用い、好ましい態様とし、て、反LL:はオレフィン又はアルコール1モル当 たり少なくとも約1. 1モルのフェノールを用いる。更に好ましい態様として 、その反応てはオレフィン又はアルコールlT−ル当たり少なくとも約3モルの フェノールを用いる。これに関して、オレフィン又はアルコール1モル当たり約 3.5モルのフェノールを用いることにより特に良好な結果か得られている。反 応が完了17た時、典型的には、未反応フェノールを回収しく例えば、蒸留によ り)、再利用することかできる。
好ましい態様として、アルキル化フェノールを少なくとも約8個の炭素原子、一 層好ましくは少なくとも10個の炭素原子を有するオレフィン又はアルコールで アルキル化する。特に好ましい態様として、オレフィン又はアルコールは少なく とも約18個の炭素原子を存し、更に一層好ましくは、用いるオレフィン又は7 、IIz:ff−Al;第20〜28個の炭素原子を存するオレフィン又はアル コールの混合物である。
オレフィン又はアルコールは、実質的に直鎖のオレフィン又はアルコールである のか好ましく、一層好ましくは直鎖のオレフィン又はアルコールである。実質的 に直鎖のオレフィン又は直鎖のオレフィンは、α−オレフィン又は内部オレフィ ンでもよい。同様に、実質的に直鎖のアルコール又は直鎖のアルコールは、末端 (即ち、I−位It)又は内部にヒドロキシル置換基を持つものでよい。
反応は一般に約80°Cより高い温度、好ましくは約90°Cより高く、更に一 層好ましくは約90°C〜約120°C1更に一層好ましくは約+00°C〜約 110″Cの温度で行われる。
反応はハツチ式又は連続的方法で行われるのか典型的である。バッチ式方法では 、反応物を一つの容器中で一緒にし、反応を選択された反応温度に約8〜約lO 時間維持する。連続的方法では、必要な量のすレフイン及びフェノール又はC3 〜C7アルキルフエノールを含有する反応物流を、上で定義したような酸性゛Y アルル化触媒の固定床に、典型的には約02〜約0.5時−1のLH3Vで通過 させる。そのような方法では、接触時間は一般に約2〜約5時間、好ましくは約 3時間である。
どちらの場合でも、反応完了iL生成物のアルギルフェノールを蒸留、クロマト グラフ等の如き従来の方法により分離するか、又は更に精製及び(又は)単離す ることなく、次の工程で用いることができる。
この方法により製造され、得られたアルキルフェノールはモノアルキル化フェノ ール及びシアルギル化フェノールからなる。即ぢ、一つ又は二つのアルキル基が フェノール又はC2・−C7アルギルフェノールに付加されている。モノアルキ ル化フェノールは、2(オルト)又は4(バラ)位置でアルキル化されているの か典型的である。この方法により製造されたジアルキル化フェノールは、2,4 −又は2,6−の位置てアルギル化されているのか典型的である。モノアルギル 化は4位置て行われ、ジアルキル化は2.4−位置で行われるのか好ましい。
約90°Cより高く、好ましくは100°Cより高い反応温度では、丸いたこと に約−2,3以下(一層負)のハメット酸性度関数(Ho)値を在し、好ましく は約50ミリ当量/g以上の酸価を有する酸性アルギル化触媒はフェノール又は C1〜C7フエノールのジアルキル化を促進することが見出された。これらの温 度では、得られるアルキルフェノールか約10重量%以−Lジアルキル化さ第1 ているのか典型的であることか判明している。
それとは対照的に、中性及び低過塩基性アルキルフェノキンスルホネート添加剤 組成物に後で転化するためのアルキルフェノールを製造するために従来用いられ てきたような約−2,2以上の(一層圧)のハメソ1へ酸性度関数(Ho)値を 有し、好ましくは約4.7以下の酸価を有する酸性アルキル化触媒は、約5重量 %未満のジアルキル化を起こすのか典型的であることか判明している。
とのような理論によっても拘束されるものではないか、ここに記載した酸性アル キル化触媒を用いることによって生ずるフェノール基のアルキル化量の増大は、 少なくとも一つには得られる中性及び低過塩基性アルギルフェノキンスルホ不一 1・添加剤at成物の粘度か減少しCいることに起因するど考えられる。
同しく、いかなる理論によっても拘束されるものではないか、ジアルキル化フェ ノールの量の増大は、本発明て用いらオ]た酸性アノ1ギル化触媒の酸性度か、 後でアルキルフェノキノスルホン酸に転化するためにフェノールをアルキル化す るために従来用いられていた酸性アルキル化触媒に比較し7て増大しているため であると考えられる。
上て述へたように、−23未満のハメット酸性度関数値を有する酸性アルギル化 触媒は当タパrて知られており、たフィオン(米国プラウエア州つイルミントン のデュポン社から市販されている)、及びアンバーリスl−361’!+脂(米 国ペンノルバニア州フィラデルフィアのローム・アンド・ハース社から市販され ている)等か含まれる。更に、アンバーリスト36樹脂はこれまでアルキルフェ ノールを製造するために商業的に用いられてきているが、この樹脂は後で中性及 び低過塩基性アルギルフェノキシスルホネート添加剤組成物を製造するのに用い るためのアルキルフェノールを製造するためには用いられていなかったことに注 意す−F述のようにして製造したアルギル化フェノールを、次によく知られた漂 準的スルホン化によりアルキルフェノールスルホン酸に転化する。特にアルキル フェノールスルホン酸は、アルギル化フェノールと、濃硫酸、発煙硫酸、クロロ スルホン酸、又は二酸化硫黄の々11き適当なスルホン化剤とスルホン化を行う のに充分な時間反応させ、然る後、油溶性アルキルフェノールスルホン酸から不 溶性酸スラッニジを分離することにより製造される。
続く中和反応は慣用的なものてあり、レオン化eone)その池による米国特許 第4.751,010号明細書(それは参考のため全体的にここに入れである) に記載されている。一般に、中和反応は適当な量の一種類以上のアルカリ土類金 属塩基、例えば、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、塩化物等をア ルギルフェノールスルホン酸に添加することを含んでいる。反応温度は、その反 応か中和を起こすのに充分な温度で行われる限り、特に限定的なものではない。
反応は、好Jニジ<は少なくとも55°C1一層好ましくは約55°C〜約14 0″C1一層好ましくは約55°C〜約85°Cの温度で行われ、一般に約1〜 6時間以内で完了する。
反ぽ;は一般に希釈剤油中て、任意に一種類以上の不活性希釈溶媒を存在さゼて 行オ]れ、それら溶媒には例としてメタノール、キンレフ、トルエン、ヘキサン 、2−エチルヘキサノール、オギソアルコール、デシルアルコール、l・リゾシ ルアルコール、2−ブトギソエタノール、2−ブトキシプロパノール、プロピレ ングリコールのメチルエーテル、及びそれらの混合物か含まれる。
希釈削節の使用量は、一般に不活性希釈剤溶媒を入れずに、反応混合物の全重量 の約5〜40重量%であるのに対し、不活性希釈剤溶媒の限は、一般に反応物の 効果的な混合を行える量である。希釈側部は、一般に100°Cて約2〜約10 cStの粘度を有し、完全に配合した潤滑油組成物を調製するのに用いられるの と同し油であるのが好ましい。
中和は、蟻酸、酢酸、グリコール酸の如きカルボン酸からのカルボキシル(CO OH)イオン:アンモニウム、カルシウム、又は亜鉛の塩化物によって導入され る塩化物イオンの如きハロゲンイオン;又はポリエチレンポリアミン及びトリス (2−才キサー6−アミノヘキシル)アミンの如きアミン(NHz)官能基によ って触媒作用を与えることかできる。触媒を用いる場合、触媒の使用量は、最初 のアルキルフ1ノールスルホン酸1モル当たり約0. 1モルまでのカルボキシ ル又はハロゲン化物イオン又はアミン官能基であるのがよい。
反応か完了した後、慣用的手段(即ち、濾過、遠心分離等)により固体を一般に 除去し、不活性希釈剤を減圧下で除去する如き慣用的手段により除去する。回収 された生成物は希釈剤油中に溶解する中性又は低過塩基性アルキルフェノキシス ルホネートである。
任意的な態様として、ここに記載する中性又は低過塩基性アルキルフェノキシス ルホネート添加剤組成物は、先ず過剰の量のアルカリ土類金属塩基を添加して低 過塩基性アルキルフェノキンスルホネートを形成し、任意に硫黄を添加し、次に 二酸化炭素を添加することにより低、中程度、又は高度に過塩基性のアルキルフ ェノキシスルホネ−1・添加剤組成物を製造するのに用いることかできる。一般 に約0〜約1.5当量の硫黄を反応混合物に添加し、その硫黄添加工程は一般に 約100°C〜約200°Cの温度で行われる。同様に、0〜約IO当量の二酸 化炭素を一般に次に反応混合物に添加し、その炭酸化工程は一般に約145°C 〜約180°Cて行われる。
得られる組成物か約100以下のTBNを有する場合、それは「低過塩基性アル キルフエノキンスルホネ−1・添IJIT剤組成物」であると考えられるのに対 し、組成物か約100より大きく、約300未満のTBNを有する場合、それは 「中程度に過塩基性のアルキルフェノキッスルホネ−1・添加剤組成物Jである と考えられる。組成物か300より大きなTBNを有する場合、それは[高度に 過塩基性のアルキルフェノキラスルホネート添IJ口剤組成物」であると考えら れる。高度に過塩基性のアルギルフェノキシスルホネートは、約300〜約50 0のTBNを有するのが好ましい。
それら高度に過塩基性のアルキルフェノキシスルホネ−1・は、慣用的アルキル フェノールスルポン酸を用いて従来製造されてきた高度に過塩基性のアルキルフ ェノキンスルホネートによって得られる粘度よりも低い粘度を有することを考慮 に入れている。この態様では、カルシウムの水酸化物又は酸化物が最も一般的に 用いられているアルカリ土類金属塩基であり、二酸化炭素の添加は、硫化低過塩 基性アルキルフェノキシスルホネートを形成するための硫黄を添加する前に行う ことかできる。
二酸化炭素及び任意に硫黄をアルキルフエノキッスルホネ−1・に添加する方法 は、当分野でよく知られており、例えば、デボルト(De Vault)による 米国特許第3.523,898号明細書、レオンその他による米国特許第4.  751. 010号明細書、及び欧州特許出願第0003694号(それらの記 載は参考のため全体的にここに入れである)に記載されている。
同じ希釈側部の量を同じにして、本発明の中性及び低過塩基性アルキルフェノキ シスルホネートは、従来法の中性及び低過塩基性アルキルフエノキッスルホネ− 1−と比較して、斃く程低い粘度を存する。更に、本発明の中性及び低過塩基性 アルキルフェノキンスルホネートを少なくとも5重量%の希釈側部を存在させて 調製すると、これらの添加剤は、更に補充の低粘度希釈剤を添加する必要がない 程充分低い粘度を有するものになる。このことは、最も高い粘度を有する中性ア ルキルフェノキシスルホネ−1・にとっては特に驚異的なことである(即ち、こ れらの添加剤の粘度はTBNか減少する程増大する)。
低過塩基性アルキルフェノキンスルホネート添加剤組成物の粘度は、対応する中 性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物の粘度よりも必ず低いので、こ こに記載した方法により製造されたアルキル化フェノールは、配合する目的で容 易に取扱うことかできるようになる点まで粘度を低下させるためにBAB−残油 等の如き希釈剤を添加する必要か全くないか又は実質的に少なくてよい粘度を存 する中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネー]・添加剤組成物を与え る。このことは、TBNか約100より小さく、上で示したようにTBNがほぼ 0になる位低くてもよいにも拘わらず、そのような粘度か達成されていることを 考慮すると、特に驚異的なことである。
フェノール又はC,−C,アルキルフェノールをアルキル化するのにオレフィン 又はアルコールを用いる場合、それらオレフィン又はアルコールは実質的に直鎖 のオレフィン又はアルコールである。入手性の観点からそれらオレフィンは実質 的に直鎖のα−オレフィンであり、アルコールは■−位置に−OH置換基を有す るのか好ましい。
これに対し、粘度の観点から実質的に直鎖の内部オレフィン及び内部アルコール は内部結合を増加することになり、そのことか今度は末端結合に比較して粘度を 更に減少させることになると考えられる。従って、本発明の好ましい態様による アルキル基は、内部炭素原子の所で結合し、即ちアルキル基の両端から1.2又 は3の位置以外の炭素原子の所で結合している。
出発材料かα−オレフィンである場合、この内部結合はアルキル山中α−オレフ ィンから形成されたカルボニウムイオンの移動によって起きることがある。
本発明の方法により製造された油溶性の中性及び低過塩基性アルキルフェノキシ スルホネート添加剤組成物は、内燃機関のクランクケースに用いられる潤滑油に 添加した場合、清浄性及び分散性を与えるのに有用な潤滑油添加剤である。この ように用いる場合、油溶性の中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネー トの潤滑油組成物への添加量は、全潤滑剤組成物の約0.5〜40重量%の範囲 であるか、全潤滑剤組成物の約1〜25重量%であるのか好ましい。そのような 潤滑油組成物は、ディーセルエンジン及びガソリンエンジンの外、船舶エンジン にも打田である。
そのような潤滑油組成物は、仕上げられた潤滑油を用い、その油はシングル又は マルチダレ−1・でもよい。マルチグレー1へ潤滑油は粘度指数(VT)改良剤 を添加することにより調製される。典型的な粘度指数改良剤は、ポリアルキルメ タクリレート、エチレン、プロピレン共重合体、スチレン・ジエン共重合体等で ある。
そのような組成物に用いられる潤滑油は、船舶エンジンを含めたガソリンエンジ ン及びディーゼルエンジンの如き内燃機関のクランクケースに用いるのに適した 粘度の鉱油又は合成油でよい。クランクケース潤滑油は、通常−17,7°C( 0°F)で約+300cStから99°C(210’F)で24cStの粘度を 有する。それら潤滑油は合成又は天然原料から誘導することかできる。本発明で 基礎部として用いるための鉱油には、通常潤滑油組成物として用いられているパ ラフィン系、ナフテン系及び他の油が含まれる。合成油には炭化水素合成油及び 合成エステルの両方か含まれる。有用な合成炭化水素油には、適当な粘度を有す るα−オレフィンの液体重合体か含まれる。特に有用なものは、1−デセントリ マーの如きC,−C,、α−オレフィンの水素化液体オリゴマーである。同様に 、ジトデンルヘンセンの9口き適当な粘度のアルキルベンゼンを用いることかで きる。
有用な合成エステルには、モノヒトロキンアルケノール及びポリオールと同様、 モノカルホン酸及びポリカルボン酸の両方のエステルが含まれる。典型的な例は アンピン酸ノトデソル、テトラカプロン酸ペンタエリトi月・−ル、アジピン酸 ジー2−エチルヘキシル、セバシン酸ジラウリル等である。モノ及びジカルボン 酸及びモノ及びジヒドロキソアルカノールの混合物から製造された複合エステル も用いることかできる。
炭化水素油と合成油との混合物も有用である。例えば、10〜25重量%の水素 化1−デセントリマーと、75〜90重量%の150sUs [37,7°C( 100°F)]鉱油との混合物は、優れた基礎潤滑油を与える。
配合物中に存在していてもよい他の添加物には、防錆剤、発泡防止剤、腐食防止 剤、金属不活性化剤、流動点低下剤、酸化防止剤、及び他のよく知られた種々の 添加物か含まれる。
本発明を次の特定の実施例により一瞬詳細に例示する。これらの実施例は単に例 として与えられており、後の請求の範囲の記載を限定するものではないことは理 解されるであろう。
〔実施例〕
酸価の決定 ここに報告する酸価は次のように修正したASTM試験D664により決定され た・ 1、22ccの1096塩化すl・リウム水溶液をl ogの触媒に添加する。
その混合物を一晩放置する。静電気が試料の重量に影響を与えないように注意し 、全てのビーズが完全に水溶液中に浸漬されるように注意する。
2、 上記塩水溶液の2. 0〜5.0ccを注意してピペットにとり、0.  100NのKOHでフェノールフタレイン終点まで滴定する。
3、 酸価決定のためにD664式を用いる。
例1−−低過塩基性アルキルフエノキシスルホネートの製造A、アルキル化化工 エノール製造 アンバーリスト15触媒(−2,2のハメット酸性度関数(Ho)値及び4.7 ミリ当量/gの酸価を有するポリスチレン架橋スルホン酸樹脂〕又はアンバーリ スト36触媒(−2,2未満のハメット酸性度関数(Ho)値及び5.4ミリ当 量/gの酸価を有するポリスチレン架橋スルホン酸樹脂〕を用いて、C7゜〜C taα−オレフィン混合物1混合物1リル当5モルのフェノールを接触させるこ とにより誘導されたアルキルフェノールを用いて低過塩基性(LOB)アルキル フェノキシスルホネートを製造した。アンバーリスト15及びアンバーリスト3 6樹脂触媒の両方共、米国ペンソルバニア州フィラデルフィアのローム・アンド ・ハース社から市販されている。アンバーリスト15は後で中性及び低過塩基性 アルキルフェノキッスルホネート添加剤組成物に転化されるアルキルフェノール の製造で用いられている典型的な従来法のアルキル化触媒を表す。
アルキル化反応は、触媒接触時間が3時間で、LHSVo、33時−「になるよ うに連続的アルキル化装置を用いて10°Cずつ上昇させて行なった。記載のカ ラム温度は反応器の下方1/3と上方1/3の所て測定した平均温度として維持 した。
然る後、アルキル化フェノールを生成物流から過剰のフェノールを追い出すこと により回収し、それは任意に更に使用するため再循環してもよい。回収したアル キルフェノール生成物を、ソアノカラム〔米国カリフォルニア州すンラモンのベ ソクマンインストルメンツ(Beckman Instruments)のへツ クマン4.6mmX25cmウルトラスフェア−・ソアノ(Ultrasphe re Cyano))を用いた高性能液体クロマトグラフ(HPLC)によりソ アルキル含有量及びオルト/パラ置換について分析した。用いた溶離剤は次のも のからなる溶媒混合物であった・10体積96−−2. 5体積%無水EtOH のツクロヘギザン溶液90体檀%−−シクロヘキサン 流量は1.5ml/分てあり、注入口での試料濃度はシクロヘキサン中0.01 体積%であった。検出装置は、281nmの波長に設定したUV/VIS検出器 からなっていた。
この分析の結果を下の表1に記載する・表■ 上記データーは、約100″Cより高い反応温度で、アンバーリスト36触媒に よるアルキル化は、11%より多くのジアルキル化を与えたのに対し、従来法の 触媒は常に約4重量%以下のジアルキル化を与えることを示している。
更に、両方の触媒は本質的に同し比率の[オルト/(オルト+パラ)コ異性体を 与え、これらの比率は示した範囲に互って殆と温度には無関係であった。
B、アルキル化フェノールのスルホン化上の例IA(140″C)と同しやり方 で製造したアルキル化フェノールを、55°Cの水浴に浸漬した反応フラスコに 適当なアルキル化フェノールを添加することによりスルホン化した。5リットル /分の流量で空気を反応フラスコ中に導入した。0.157m1/分の流量で充 分なso、を反Lt:フラスコに添加して、1゜11のSO1対アルキル化フェ ノールの導入モル比を与えた。Sow導入が完了した後、反応を55°Cに15 分間維持した。この生成物についてのシクロヘキサミン分析は、この生成物の8 1.64重量%か希望のアルキルフェノールスルホン酸であることを示していた 。
C中和 上記工程Bと同様なやり方で製造したアルキルフェノールスルホン酸を、過剰の 水酸化カルシウムで中和して低過塩基性アルキルフェノキシスルホネートを与え た。典型的には、104.5gのアルキルフェノキシスルホン酸を2リツトルの 三ロフラスコに入れ、同様に644gの希釈側面〔ントコン(CitCon)  I OON〕を入れた。この系に500m1のl・lメタノール、キンレフ及び 21gの4096塩化カルシウムを添加した。次にその系を約40°Cに加熱し 、次に8゜42 gCa (OH) 2を30分間に亙り添加した。次にその系 を60°Cに加熱し、次に0.51gのCa (OH)2を添加し、系を60℃ に30分間維持した。然る後、系を80°Cに加熱し、この温度に1時間維持し 、次に100°Cに加熱し、この温度に1時間維持した。この点てメタノール/ 水を除去した。次に系を600 Or pmで30分間遠心分離にかけ、不溶物 を除去し、液体をデカンテーノヨン法により除去した。次にキソレフを減圧下で 追い出すことにより除去し、低過塩基性アルキルフエノキンスルホネ−1・を与 えた。次に充分な希釈側面(ノドコン100N)を添加し、はぼ当量のカルシウ ム濃度を持つ低過塩基性アルキルフエノキンスルホ不−1−を与えた。
上て述へたのと同様な手順により、異なった低過塩基性アルキルフェノキノスル ホネートを製造した。これらの低う塩基性アルギルフエノキンスルホ不−1・を 次にTBN値、カルシウム重量%、及び100°Cの粘度について分析した。こ の分析結果を次の表【[に記載する 表11 この例の結果は、−2,2より小さなハメット酸性度関数(Ho)値を存する酸 性アルキル化触媒から誘導された低過塩基性アルキルフエノキシスルホネ−1・ 添加剤組成物か、−22以上のハメット酸性度関数(HO)値を有する酸性アル キル化触媒から製造された低過塩基性アルキルフェノキシスルホネ−1・に比較 してかなり低い粘度を有する添加剤組成物を与えることを示している。
例2−−過塩基性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物の製造上記例1 の工程Bと同様なやり方で製造したアルキルフェノールスルホン酸を、過剰の水 酸化カルシウムで中和して低過塩基性アルキルフエノキッスルホネート添加剤組 成物を与えた。この例では307.4gの希釈側面(シトコン100N油)を、 330gの石灰と、2リツトル丸底フラスコ中で一緒にしたその系を32°Cに 加熱し、次に85°Cに30分間に亙り加熱し、次に358.7gのアルキルフ ェノキシスルホン酸くハイアミン分析により331%のカルシウム・硫黄)を滴 下漏斗により反応混合物へ滴下した。添加か完了した時、系を95°Cに15分 間に亙り加熱し、次に85°Cに冷却した。この点て51.12gの2−エチル ヘキサノールを3分間に亙り添加した。次に水21.34g中に入れた9、21 gの塩化カルシウムを2分間に亙り添加し、次に3.88gの1.1蟻酸:酢酸 を2分間に互り添加した。
この添加工程か終わった時、系を95°Cで1.5時間還流した。然る後、希釈 剤(シトコン100N以外)を蒸留により除去し、すなわち、先ず+21°Cに 20分間に亙り加熱し、この温度に15分間保持し、次に系を1時間に亙り20 4°Cに加熱し、次に204”C及び25mmHgで溶剤を1時間追い出し、低 過塩基性アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物を与えた。
例3−−二酸化炭素を含む過塩基性アルキルフェノキラスルホネート添加剤組成 物の製造 2リットル四口丸底フラスコに、100gのメタノール、480gのキンレフ、 及び90gのミノシラピー石灰(USAEズーり化セント・ンユヌビエーブのミ ノノッピー・ライム社(Mississippi Lime Co、))を添加 した。得られた系を10分間ft拌した。然る後、266gのアルキルフェノキ ンスルホン酸(例1、工程A及びBど同様なやり方で製造され、ハイアミン分析 により3. 1%のCa5)を、最高温度を31Cに維持しながら、系に約1.  5時間に互りゆつζり添加しjこ。
この時点て炭酸化を開始し、約28gの二酸化炭素を次の流量て添加した0、2 95 g/分で17.5gの0020.224g/分て2.4gのCO2 0,183g/分て2.8gのCOx O,140g/分て2.8gのC0゜ 0.061g/分て28gのCO+ 炭酸塩化工程か完rした時、系を93°Cに2時間かけて加熱し、次に132° Cに30分間に互りII+熱した。この時屯で155gの希釈剤Ab、ノドコン 100Nを添加し、系を204°Cに15時間に亙り真空中で加熱し、キソレフ を追い出した。得られt、:溶液を次にセライ1(Celite) (商標名) 〔米国コロラド州デンバーのマンヒル・コーボレーシ虹z(Manville  Corp、 )から入手できる珪藻上〕により濾過し、約20()のTBN、1 00°C′C166cS tの粘度(二つの実験−夫々I 08 c 、S を 及び223cStの平均)、及びノ\イアミン分析て1,896のCa−8を存 する過塩基性二酸化炭素含有アノ1片ルフエノキッスルホネー]−添加剤組成物 を与えた。
例4−−過塩基性硫化〕二酸化炭素含有アルキルフェノキシスルホネ−1・添加 剤組成物の製造 石灰(74gL硫黄(17g)、デカノール(214gL及び希釈割部〔米国カ リフォルニア州すッチモンドのシェブロン(Chewon) U S A社から 入手できるシェブロン100N、211g)を−緒にし、82°C(180°F )に加熱した。この時点て、上記例Iの工程A及びBと同様なやり方で製造した アルキルフェノキシスルホン酸165gを20分間に亙り添加し、次に反応混合 物を更に10分間撹拌した。然る後、43gのエチレングリコールを反応系に4 5分間に亙り滴下した。次に系を176.6℃(350°F)に加熱し、その温 度に40分間維持した。
この時に系の炭酸化をO,12g/分の流量でCO2を30分の全期間に亙り系 中に気泡として通すことにより開始し、次に更に17.9gのCotを0. 1 75g/分の流量で系に添加し、全部で21.5gの凰のCo1を与えlこ。然 る後、反応を210°C(410°F)に加熱し、25ミリノく−ルの圧力で1 5分間追い出し、次にセライトに通して濾過した。
この例で得られた過塩基性硫化アルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物は 、176のTBN、8,79%のカルシラIい含有量及び100℃T66cSt の粘度を持っていた。
例1〜4から明らかなように、本発明の中性及び過塩基性アルキルフェノキシス ルホネートは、サリチレ−1・の々11き池の添加物を入れずに製造され、従っ て、得られる添加剤組成物はサリfルートを含まない。
例5−−−実質的に直鎖のアルキルフェノキシスルホン酸の安定性この例は、分 岐したアルキルフェノキシスルホン酸からiでtられた熱による脱スルホン化度 に比較して、実質的に直鎖のアルキルフェノキシスルホン酸の熱による脱スルホ ン化に対する安定性を評価するものである。特に、この例は、先ずyンバーリス )〜36触媒樹脂の存在下で20〜24個の炭素原子を有するα−才し・フィン からなるα−オレフィン混合物でフェノールをアルキル化する。−とにより製造 されtこ直鎖アルキルフェノキシスルホン酸の熱安定性を評価する。得られたア ルキルフェノールは、少なくとも10%のジアルキル置換を有する。そのアルキ ルフェノールを次に↑n用的方法、即ち、例1の」二程Bの方法と同様tよlく ・ソチ法、又は標準的フィルム降下法を用いてl、03当量のSO3とアノ1/ キルフェノ−)L・とを接触さゼることによりそのスルホン酸−\転化した。こ の化合物を、今後化合物Iど呼ぶ。
このスルホン酸の熱安定性を、プロピレンテトラマーから誘導したアルキルフェ ノールを用いたことを除き、化合物■と同様なやり方で得られたアルキルフェノ キシスルホン酸と比較した。この化合物は約27%の三級炭素をアルキル基中に フェノール環に結合した点板外の所で含み、従って、実質的に直鎖のアルキル置 換基”Cはない。この化合物を今後化合物11と呼ぶ。
化合物■及び化合物[1の自然な脱スルホン化に対する安定性を、各化合物の試 料を約66°C(150°F)に温度制御した炉中に入れることにより測定した 。
試料を24時間及び48時間炉中に維持し、山口その他による文献(Journ al ofitle American Oil Chemists 5oci ety、 Vat、 55.359 (1977) )に記載の方法に従い、各 時間間隔でスルホン酸含有量をスルホン酸塩としてのカルシウムの重量%とじて 滴定分析により決定した。この分析の結果を下の表IIIに記載する。
表111 1損失%は、スルホン酸塩としてのカルシウムの重量%について0時間のものか ら48時間のものを引き、この結果を0時間でのスルホン酸塩としてのカルシウ ム重量%て割り、その結果を100倍することにより決定した。
上記結果は、アルキルフェノキシスルホン酸中に維持されているスルホン酸基の 量が、化合物]1に比較して化合物Iの方が実質的に大きいことを示しており、 従って、このデーターは実質的に直鎖のアルキル基を有するアルキルフェノキシ スルホン酸が、分岐鎖アルキル基を存するアルキルフェノキシスルホン酸に比較 して、自然な脱スルホン化に対して一層安定であることを実証し、てし)る、。
本発明を種々の好ましい態様に関して記述してきたが、当業者(こ(才本発明の 本質的から離れることなく種々の修正、置き換え、省略、及び変化を(jうこ、 !二層(できることは認められるであろう。従−)て、本発明の範囲は次の請求 の範囲及びその同等のものを含めたしのによってのみ限定されるものである。
フロントページの続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号Cl0N 40:25 70:00 (72)発明者 ネルソン、リチャード ジェイ。
アメリカ合衆国94564 カリフォルニア州ピノーレ、メンドシノ ドライブ  2641(72)発明者 マクドナルド、ジョンアメリカ合衆国94608  カリフォルニア州エメリイビル、ナンバー 316.クリステイー アベニュー  6363 I (72)発明者 リュラス、スザンヌ ジー。
アメリカ合衆国94806 カリフォルニア州サン パブロ、オコナー ドライ ブ 2436(72)発明者 キャンベル、カーティス ビー。
アメリカ合衆国94547 カリフォルニア州ハーキュルズ、モンテゴ ドライ ブ 118(72)発明者 マテラ、キャスリン イー。
アメリカ合衆国06472 コネチカット州ノースフォード、ナンバー 903 .マンスフイールド 30

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.潤滑油に可溶であり、40重量%の希釈剤油の存在下で100℃で約100 0cSt以下の粘度を有する中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネー ト添加剤組成物において、 (a)オレフィン又はアルコールとフェノール又はC1〜C7アルキルフェノー ルとを、均一2.3以下のハメット(Ho)値を有することを特徴とする酸性ア ルキル化触媒の存在下で約90℃より高い温度で、フェノールのアルキル化を起 こすのに充分な条件下て接触させることにより潤滑油可溶性アルキルフェノール を形成し、然も、前記オレフィン又はアルコールは得られるアルキルフェノール に油溶性を与えるのに充分な数の炭素原子を有し、(b)上の(a)で調製され たアルキルフェノールをスルホン化してアルキルフェノールスルホン酸を生成さ せ、そして(c)上の(b)て調製された生成物を、得られる生成物が0〜約1 00のTBNを有するのに充分な量のアルカリ土類金属塩基で中和する、ことか らなる方法により製造された中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネー ト添加剤組成物。
  2. 2.酸性アルキル化触媒が、5.0ミリ当量以上の酸価を有することを更に特徴 とする、請求項1に記載の添加剤組成物。
  3. 3.アルキルフェノールのC1〜C7アルキル基が実質的に直鎖のアルキル基で ある、請求項2に記載の添加剤組成物。
  4. 4.オレフィン又はアルコールが少なくとも8個の炭素原子を有する、請求項1 に記載の添加剤組成物。
  5. 5.オレフィン又はアルコールが少なくとも18個の炭素原子を有する、請求項 4に記載の添加剤組成物。
  6. 6.オレフィン又はアルコールが、実質的に直鎖のオレフィン又はアルコールで ある、請求項1に記載の添加剤組成物。
  7. 7.実質的に直鎖のオレフィン又はアルコールが、内部又はα−オレフィン、又 は内部又はα−アルコールである、請求項6に記載の添加剤組成物。
  8. 8.アルキルフェノキシスルホネートが過塩基性にされ、約50以下のTBNを 有するアルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物を与える、請求項1に記載 の添加剤組成物。
  9. 9.過塩基性アルキルフェノキシスルホネートが、40重量%の希釈剤油の存在 下で約100℃の温度で約250cSt以下の粘度を有する、請求項4に記載の 添加剤組成物。
  10. 10.アルカリ土類金属塩基がカルシウム塩基である、請求項1に記載の添加剤 組成物。
  11. 11.潤滑性粘度を有する油及び約0.5〜約40重量%の請求項1に記載の添 加剤組成物からなる潤滑油組成物。
  12. 12.中性及び低過塩基性アルキルフェノキシスルホネートからなる潤滑剤添加 剤組成物の粘度を低下させる方法において、(a)オレフィン又はアルコールと フェノール又はC1〜C7アルキルフェノールとを、均一2.3以下のハメット (Ho)値を有する酸性アルキル化触媒の存在下て約90℃より高い温度で、フ ェノールのアルキル化を起こすのに充分な条件下で接触させることにより潤滑油 可溶性アルキルフェノールを形成し、然も、前記オレフィン又はアルコールは得 られるアルキルフェノールに油溶性を与えるのに充分な数の炭素原子を有し、 (b)上の(a)で調製されたアルキルフェノールをスルホン化してアルキルフ ェノールスルホン酸を生成させ、そして(c)上の(b)で調製された生成物を 、得られる生成物が0〜約100のTBNを有するのに充分な量のアルカリ土類 金属塩基で中和する、ことからなる粘度低下法。
  13. 13.酸性アルキル化触媒が、5.0ミリ当量以上の酸価を有することを更に特 徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 14.アルキルフェノールのCl〜C7アルキル基が実質的に直鎖のアルキル基 である、請求項13に記載の方法。
  15. 15.オレフィン又はアルコールが少なくとも8個の炭素原子を有する、請求項 12に記載の方法。
  16. 16.オレフィン又はアルコールが少なくとも18個の炭素原子を有する、請求 項15に記載の方法。
  17. 17.オレフィン又はアルコールが、実質的に直鎖のオレフィン又はアルコール である、請求項12に記載の方法。
  18. 18.実質的に直鎖のオレフィン又はアルコールが、内部又はα−オレフィン、 又は内部又はα−アルコールである、請求項17に記載の方法。
  19. 19.中性又は低過塩基性アルキルフェノキシスルホネートが、40重量%の希 釈剤油の存在下で100℃で1000cSt以下の粘度を有する、請求項12に 記載の方法。
  20. 20.アルキルフェノキシスルホネートが過塩基性にされ、約50以下のTBN を有するアルキルフェノキシスルホネート添加剤組成物を与える、請求項19に 記載の方法。
  21. 21.過塩基性アルキルフェノキシスルホネートが、40重量%の希釈剤油の存 在下で約100℃の温度で約250cSt以下の粘度を有する、請求項15に記 載の方法。
  22. 22.アルカリ土類金属塩基がカルシウム塩基である、請求項12に記載の方法 。
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