JPH07501248A - ペン形状をなす自動注射器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ペン形状をなす自動注射器 本発明は、自動針挿入機能を有するペン形状をなす注射器であって、注射器は注 入装置を有し、注入装置は薬剤リザーバを担持する基部部分を具備し、薬剤リザ ーバの遠位端部には皮下注射針が設けられ、薬剤リザーバの近位端部はピストン によって閉鎖され、注射器は更に、担持体を有する投与機構を有し、担持体は、 注入ボタンが押されたときに設定された投与量に対応する距離だけリザーバ内に ピストンを押し込むようにピストンロッドを遠位方向に前進させるようにこのロ ッド上の歯部と係合し、注入装置はばねによってハウジング内で一体的に移動可 能となっており、このばねは、患者の皮膚内に針を挿入するためにハウジング内 で注入装置を遠位方向に移動させるように圧縮されかつ解放されることができる 、ペン形状をなす注射器に関する。

このようなペン形状をなす注射器は、各注入の直前に個々に設定されることがで きる投与量の薬剤を頻繁に注入することによって自らを治療する患者により使用 され、この設定は注入が遂行されたときに抹消される。しばしば同一の投与量が 多くの注入において用いられ、その結果酸る患者達は、投与量が各注入の前に設 定されなくてよい注射器を望んでいる。特に、低下した触覚運動神経機能（ｔａ ｃ−ｔｉｌｅ　ｍｏｔｏｒ　ｆｕｎｃｔｉｏｎ）が設定を遂行することを困難に している患者は、設定が注入によって抹消されずに設定が自発的に変更されるま で設定が記憶されている注射器を望んでいる。

本発明の目的は、自動針挿入機能を有する注射器であって、投与量の設定を記憶 し、かつ注射器の自動針挿入機構が準備状態にされる（ｂｅ　ｃｏｃｋｅｄ）と きにその投与量を自動的に設定するような注射器を提供することにある。

この目的は上述のペン形状をなす注射器によって達成され、本発明による注射器 は、担持体は回転可能であるが移動不能に投与量スピンドルに結合され、投与量 スピンドルにはシーケンス部分内のねじと係合するねじが設けられ、シーケンス 部分と注入装置の基部部分とには相互に係合する突出部とスリットとが設けられ てこれらの部分が互いに関して設定されかつ限定された軸線方向移動可能となっ ており、基部部分は、シーケンス部分上に及ぼされる準備力によって基部部分が ハウジング内で近位方向に移動されたときに圧縮されるように取り付けられたば ねにより影響を及ぼされることを特徴とする。

本発明によれば、ラムロッドがハウジング内に軸線方向に移動可能に取り付けら れることができ、ラムロッドの外側端部はラムロッドを作動させるためにアクセ ス可能となっており、ラムロッドの内側端部はシーケンス部分上の突出部に当接 する。これにより、準備力（ｃｏｃｋｉｎｇ　ｆｏｒｃｅ）がシーケンス部分上 に及ぼされることが確保される。

注入ボタンが少くともハウジングの小さい方の直径に相当する直径を有し、かつ 注入ボタンが注射器の近位端部において投与量チューブに取り付けられたとき、 このボタンは、低下した触覚運動神経機能を有する患者によってさえも容易に把 持されることができる。

ボタンを近位方向に引くことによって、ボタン上に及ぼされた力は、投与量スピ ンドルとシーケンス部分のねじと係合するねじとを介してこのシーケンス部分に 準備力として伝達されることができる。

次に、図面を参照しながら本発明をより詳細に説明する。

図１は、本発明によるペン形状をなす注射器（ｓｙｒｉｎｇｅ）の軸線に沿って みた断面図である。

図２は、図１に対して垂直方向に見た、図１の注射器の軸線に沿ってみた断面図 である。

図３は、保護キャップの近位端部から見た保護キャップの図である。

図１および図２においてその非準備位置（ｕｎｃｏｃｋｅｄ　ｐｏｓｉｔｉｏｎ ）で示される針の自動挿入機能を有するペン形状の注射器は、長円形断面を有す るハウジング１を具備する。このハウジング１は、自動針挿入、投与量設定、お よび注入のための機構を収容する穴を有する。

ハウジング１の遠位端部内に部分的に挿入された中間チューブ３がこのハウジン グから延びている。中間チューブ３の外方端部に間隔どリチューブ２９が取り付 けられ、この間隔どりチューブ２９は針の挿入深さを定める。基部部分１７と管 状のリザーバ保持部材１２とを具備する注入装置は、ハウジング１および中間チ ューブ３内に軸線方向に移動可能に収容される。管状のリザーバ保持部材１２は 差込み継手（ｂａｙｏｎｅｔ　ｃｏｕｐｌｉｎｇ）によって基部部分１７に保合 離脱可能に取り付けられるや リザーバ保持部材１２は注入されるべき薬剤用のリザーバを収容する。また、リ ザーバ保持部材１２はリザーバ保持部材の遠位端部に、皮下注射針付きのハブを 担持する。基部部分は、穴付きの側方突出部４を有することによってハウジング 内に回転不能に形成される。

この何方突出部４の穴によって、基部部分はハウジング内で案内バー５に沿って 案内される。更に、案内バー５はコイルばね２３によって包囲される。このコイ ルばね２３はハウジングと側方突出部４間で圧縮され、その結果この側方突出部 、従って基部部分１７および部材１２がハウジング内で遠位方向に付勢される。

はぼ管状をなすシーケンス部分２０が基部部分１７内において、基部部分１７の 側部内のスリット２１内に延びるフック２２によって設定された限界内で移動可 能となっている。シーケンス部分２０の近位端部には、投与量設定スピンドル２ ５上の雄ねじ２４によって係合される雌ねじが設けられる。投与量設定スピンド ルの近位端部にはボタン６が設けられる。このボタン６は、針挿入機構が作動さ れる前に投与量を設定するために回転されることができる。かつボタン６は、針 が患者の皮膚内に既に挿入されているときに設定された投与量を注入するために 押されることができる。このボタンは、ハウジングの小さい方の直径に相当する 直径を有する。また、ボタンが回転されるときに指によって良好に把持されるよ うにこのボタンには、ボタンの円筒状の外側表面に沿って溝が設けられる。

ビス［・ンロッド３５はほぼ方形の断面を有し、このピストンロッド３５には互 いに反対向きの二つの側面に沿って歯が付けられており、かつピストンロッド３ ５は他の二つの側面に沿って滑らかとなっている。ピストンロッド３５は、ピス トンロッド案内部１９を通って案内されることによって、その標準的な使用中に おいてハウジング内で回転不能に維持される。この歯部は担持体３４によって係 合される。担持体３４は、担持体３４内のスリット２６とスピンドル２５の端部 の環状凹部２７とに係合するヘアピン形状の錠止ピンによって、投与量設定スピ ンドル２５の遠位端部に取り付けられる。この配置により、スピンドル２５は担 持体３４に対して回転されることができるが、担持体はスピンドルの軸線方向移 動に追従する。更に、担持体３４は、シーケンス部分に対して回転不能であるよ うに、従ってハウジングに対して回転不能であるようにシーケンス部分２０内で 案内される。

図１および図２に示されるように注射器がその中立の非準備位置にあるとき、設 定される投与量は、基部部分１７内のスリット２１の近位終端表面１８からのシ ーケンス部分２０のフック２２の距離によって定められる。この距離は、スピン ドル２５を回転させるようにボタン６を回転させることによってｖＩ４ｗｉされ ることができる。このスピンドルのねじとのシーケンス部分の保合と、基部部分 １７内でのシーケンス部分の回転不能な案内作用とによってシーケンス部分２０ は、基部部分内でシーケンス部分の位置を変えつつスピンドルに沿って移動する 。設定された投与量は、ハウジング内で軸線方向に移動されずにボタン６の回転 位置に追従するようにこのボタンに結合されたドラム７の外側表面に沿った図示 しない指標（ｄｉｇｉｔｓ）から読み取られることができる。ドラム７の回転位 置は、ハウジングの壁内の窓内に現われる指標によって示される。

注射器は、シーケンス部分を近位方向に作動させることによって準備状態にされ る。このシーケンス部分の作動により、シーケンス部分２０とスピンドル２５と の間のねじ連結のためにボタンがハウジングの端部から持ち上げられると共に、 スピンドル２５が担持体を近位方向に引き、担持体の歯がピストンロッド３５の 歯部の歯上に支えられて移動せしめられる。フック２２がスリット２１の終端表 面１８に到達したとき、シーケンス部分の近位方向への更なる移動において基部 部分１７がシーケンス部分２０に追従し、コイルばね２３が圧縮される。

今や注入装置全体が移動されるので、担持体とピストンロッドとの更なる相対的 移動は行われない。従ってこの相対的移動は、投与量を設定することによってフ ック２２と表面１８間に確立された元々の距離により規定される移動に制限され ている。

シーケンス部分２０が近位方向に通されたとき、シーケンス部分の近位端部に設 けられたフランジ２８が、板ばね３１によって偏心位置に押されているトリガリ ング３０を通過する。フランジ２８がトリガリング３０を通るとき、フランジ２ ８は付随的に板ばね３１の力に抗してトリガリングをハウジングと同軸をなす位 置に押し込む、フランジがばね３１を通過してしまうと、トリガリング３０は再 びその偏心位置に押し戻され、遠位方向へのシーケンス部分の移動はトリガリン グ３０の近位側面に当接するフランジによって錠止される。

ここで間隔とりチューブ２９の遠位端部が、注入が施されるべき皮膚上に押し付 けられる。トリガボタン３２が押され、これにトリガリング３０がその偏心位置 からハウジングと同軸をなす位置に押される。

これによりトリガリング３０とシーケンス部分のフランジ２８との間の錠止保合 が解放され、ばね２３が基部部分１７を遠位方向に押すことができる。これによ り、部材１２の遠位端部に取り付けられた針が患者の皮膚を通って押し込まれ、 注入のための準備が整う。基部部分１７の遠位方向への移動の間に基部部分１７ は、表面１８と係合するフック２２によりシーケンス部分を基部部分と共に引く 、基部部分の移動は、中間チューブ３の端部に当接することによって停止される 。このときシーケンス部分２０の位置は、ばね２３の圧縮が未だ始まっていない ときの装填（ｌｏａｄｉｎｇ）の初めにおけるのと同様である。即ちボタンは、 設定された投与量に対応する距離だけ注射器の端部上で持ち上げられる。今やボ タンが注射器の端部に当接するまでボタンを押すことによって、この投与量が注 入されることができる。このようにボタンを押すことにより担持体３４がピスト ンロッド３５を遠位方向に運び、ピストンロッドはピストンを更にアンプル内に 押し込み、このアンプルの中味のいくらかを針を通して押し出す。

近位方向へのシーケンス部分の準備作動（ｃｏｃｋｉｎｇ　ａｃｔｕａｔｉｏｎ ）はボタン６およびスピンドル２５を引くことによって得られることができ、こ のスピンドル２５は、シーケンス部分２０とのねじ係合によりスピンドルと一緒 にこのシーケンス部分を引く。この代わりに、ｍ１作用はラムロッド３９を作動 させることによって遂行されることができ、このラムロッド３９は中間チューブ ３の外壁に隣接しており、かつラムロッド３９はハウジングの穴内で中間チュー ブの軸線方向に移動可ｆｍｒ！：ｆｔっている。針挿入機構を準備状態にするた めに、ラムロッド３９は引き戻しばね１２の力に抗してハウジング１の穴２内に 押し込まれる。この引き戻しばね１２はラムロッド３９内の案内バー８を包囲し ており、かつ引き戻しばね１２はラムロッドの端部と中間チューブ３上のラムロ ッド案内部９との間で圧縮される。ラムロッド３９がハウジング１内に押し込ま れたとき、ラムロッド３９はシーケンス部分上の突出部１０と係合し、ラムロッ ドを更に押し込むと、近位方向へのシーケンス部分の作動が引き起こされる。

ハウジング１と同一の断面を有する保護キャップ３８は、中間チューブ３の突出 端部上に嵌合する穴４３を有する。このキャップの内壁は更に、ラムロッド３９ を収容する縦方向凹部４２を有する０図３は、キャップの開放端部から見たキャ ップを示す、キャップ３８がラムロッド３９が自由になるように遠くまで引き離 されたならば、キャップは中間チューブ３および間隔とりチューブ２９の回りに 回転されることができる。これによりキャップは、今やキャップ３８の近位縁部 に当接するラムロッドを作動させるのに用いられることができ、中間チューブ上 を案内されるこのキャップは、ラムロッドをハウジングｌ内に押し込むことがで きるハンドルを提供する。

国際調査報告 国際調査報告 ：：：ＩＨ％：、Ａｉ：、：、Ｇｉ：、；：、Ｆ　：：Ｆ：；　＝；　二：’ｒ ｅｓ：Ｓ：、ｅ％、：：ｌ、：：７°＋ｔ　ｅｌＩｎ　Ｉｎ@ｌｈａ　ｍｌ、、 ａ７２ｒ、１２鵞ＹＸｍｌｌ−ａｔ　５ｅａｒｃｈ　ｒ＊ｍｒ＋ｗ＊ｊｌｉｊｂ ｌ＃Ｌ＋ｗＩＩ□ｗｓ４ｄｌｃ＋ｌｊｒ＊ＷＮｔｈａｒｅｐｎａｔａ＋Ｖ＠ｌ中 １ｙ♂ｈａｇｋｒ（ｗｍａｏｆＩｎ−背ｗ−狽hａ＋ フロントページの続き （８１）指定−ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

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Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．自動針挿入機能を有するペン形状をなす注射器であって、該注射器は注入装 置を有し、該注入装置は薬剤リザーバを担持する基部部分（１７）を具備し、該 薬剤リザーバの遠位端部には皮下注射針が設けられ、該薬剤リザーバの近位端部 はピストンによって閉鎖され、該注射器は更に、担持体（３４）を有する投与機 構を有し、該担持体は、注入ボタン（６）が押されたときに設定された投与量に 対応する距離だけリザーバのピストンを押すようにピストンロッド（３５）を遠 位方向に前進させるように該ロッド上の歯部と係合し、注入装置はばね（２３） によってハウジング（１）内で一体的に移動可能となっており、該ばねは、患者 の皮膚内に針を挿入するためにハウジング内で注入装置を遠位方向に移動させる ように圧縮されかつ解放されることができる、ペン形状をなす注射器において、 担持体（３４）は回転可能であるが移動不能に投与量スピンドル（２５）に結合 され、投与量スピンドル（２５）にはシーケンス部分（２０）内のねじと係合す るねじが設けられ、シーケンス部分（２０）と注入装置の基部部分（１７）とに は相互に係合する突出部（２２）とスリット（２１）とが設けられてこれらの部 分（２０，１７）が互いに関して設定されかつ限定された軸線方向移動可能とな っており、基部部分（１７）は、シーケンス部分（２０）上に及ぼされる準備力 によって基部部分（１７）がハウジング（１）内で近位方向に移動されたときに 圧縮されるように取り付けられたばね（２３）により影響を及ぼされることを特 徴とする、ペン形状をなす注射器。
2. ２．ラムロッド（３９）がハウジング（１）内に軸線方向に移動可能に取り付け られ、該ラムロッドの外側端部はラムロッド（３９）を作動させるためにアクセ ス可能となっており、ラムロッドの内側端部はシーケンス部分（２０）上の突出 部に当接することを特徴とする、請求項１に記載のペン形状をなす注射器。
3. ３．上記注入ボタン（６）は少くともハウジング（１）の小さい方の直径に相当 する直径を有し、かつ注入ボタン（６）は注射器の近位端部において上記投与量 スピンドル（２５）に取り付けられることを特徴とする、請求項１または２に記 載のペン形状をなす注射器。