JPH0750104B2 - コンクリートの非破壊評価方法および装置 - Google Patents

コンクリートの非破壊評価方法および装置

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JPH0750104B2
JPH0750104B2 JP15248890A JP15248890A JPH0750104B2 JP H0750104 B2 JPH0750104 B2 JP H0750104B2 JP 15248890 A JP15248890 A JP 15248890A JP 15248890 A JP15248890 A JP 15248890A JP H0750104 B2 JPH0750104 B2 JP H0750104B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築分野に関し、さらに詳しくはコンクリー
トの強度および耐久性を確認するための、コンクリート
の非破壊試験および評価の方法と装置に関するものであ
る。
(従来の技術) コンクリートは、一般に工業界では、熟成によって硬化
した塊に転換する、セメント、砂、石、および水の混合
物を意味する。本明細書および請求項で使用するコンク
リートの用語は、工業界で一般に定義されているコンク
リート(セメント、砂および石)だけを意味するのでは
なく、モルタル(セメント、砂および水)およびセメン
ト(熟成により固化して固体材料になるセメントおよび
水)をも意味する。
本明細書および請求項で使用するコンクリートの用語
は、コンクリート、モルタル、セメント、または同等の
ものから造られる塊または物体を意味する。これは、本
明細書および請求項で使用する場合、コンクリートを流
し込み、そのコンクリートの塊が固化する間、その形状
を保持する構造物を意味するコンクリート枠と対比して
いる。
建築分野では、コンクリートの塊の固定強度を予測する
必要がある。硬化を促進することにより、建設計画を促
進できるので、経済的な利益が得られるが、そのような
促進には、構造的な安全性が常に保たれるように、固定
強度を監視する手段が必要である。
米国標準試験方法に採用されている、コンクリートの塊
の固定強度を試験および監視するための幾つかの方法が
ある。
1.ASTM C805:はね返り回数法−いわゆるスイスハンマー
法。
2.ASTM C597:パルス速度(音響)法。
3.ASTM C900:引き抜き強度法。
ある与えられたコンクリートの塊の強度は、その塊の時
間および温度履歴の関数であることが分かっている。こ
の方法は、熟成法として知られており、その一形式は、
化学反応速度は温度の指数関数であるというアレーニウ
ス式に基づいている。この熟成法は、ASTMジャーナル
オブ セメント,第6巻,No.2,冬季,1984のN.J.カリノ
(Carino)による記事に解説されている。この熟成法
は、コンクリートの塊の熱履歴に基づいて、そのコンク
リートの塊の固定強度を予測するのに使われる。温度を
監視し、コンクリートの塊の、時間と温度を監視し、コ
ンクリートの塊の、時間と温度履歴を記録することによ
り、そのコンクリートの塊の強度を測定する。デンマー
ク,Benton−Og−Konstruktions instituttetのP.フライ
エスレーベン ハンセンおよびエリックJ.ペダーセンに
より、そのような計算を行なうのに適した、下記の式が
提案されている。
20℃における速度とθ℃における速度を比較することに
より、次のような近似式が得られる。
ここで 温度関数H(θ)を応用することにより、温度θにおけ
る硬化過程を、基準温度20℃において試験した、既知の
硬化過程と比較することができる。20℃における期間に
相当する、そのコンクリートの熟成度Mを計算すること
によりこの比較を行なう。
コンクリートの熟成度は、 により計算する。
熟成度Mの関数として発熱を近似的に ここで Q=Mに対する総発熱、kJ/kg Q(M)=熱成度Mにおける発熱、kJ/kg M=式(2)からコンクリートの熟成度、時間 τ=固有時間定数、時間 α=曲線パラメータ、無次元 強度増加は、近似的に、パラメータσ,τおよびαに
より、次の式で表わすことができる。
ここで σ=可能な最終強度、MPa、M→∞に対して σ(M)=熟成度Mにおける強度、MPa M=式(2)からコンクリートの熟成度、時間 τ=固有時間定数、時間 α=曲線パラメータ、無次元 式(4)は純枠に経験的な式である。通常、量τおよ
びαは、式(3)における発熱のための対応する値から
変化する。
上記の計算から明らかなように、コンクリートの塊の熟
成度は、20℃の比較試料を使用して補正する。
(発明の目的) 本発明の目的は、硬化温度および時間を監視し、コンク
リートの塊の強度を測定するための、効率的で経済的な
装置および方法を提供することにある。
(発明の概要) 大まかに言うと、コンクリートを注ぎ込んだ後、そのコ
ンクリートの塊に温度センサーを取り付け、そのセンサ
ーを記憶手段に接続する。その記憶手段は、異なった時
間にセンサーから送られて来る温度データを記憶し、そ
の塊の時間および温度履歴を確立することができる。そ
の記憶手段は、どのセンサーを読み取るか、およびそれ
らの読みの頻度に関する指示を予めプログラム化してあ
る。コンクリートの塊が硬化した後、または硬化過程の
最中に、この記憶手段をコンピュータにかける。する
と、コンピュータは、熟成法を使用して、コンクリート
の塊の時間および温度履歴からコンクリートの塊の強度
を計算する。上記の熟成法の説明から明らかなように、
コンクリートの各バッチ毎に、熟成の式を補正するため
に、注ぎ込んだ時のコンクリートの試料を必要とする。
この補正試料は、コンピュータで使用するための熟成法
の式を「補正」または「ゼロ規正」するのに使用する。
各試料の構成が同じであれば、装置は再度ゼロ合わせす
る必要はなく、精度を求めるために定期的に検査するだ
けで良い。しかし、構成が異なる場合は、装置を補正
し、強度を正確に予測するために、コンクリートはそれ
ぞれ試験するべきである。
(作用および効果) 本発明の大きな長所の一つは、コンクリートの塊に取り
付けるための記憶手段を構成する装置が、通常のもので
あり、高価なものではないので、データを安価に収集で
きることである。
本発明の他の大きな長所は、使用者の都合の良い時にコ
ンピュータを記憶手段に接続し、記憶手段から出て来る
情報をコンピュータ処理できることである。従って、建
設開始時にセンサーおよび記憶手段をコンクリートの塊
に取り付け、しばらくしてから作業員が硬化した、また
は硬化しつつあるコンクリートの塊の所へ行き、コンピ
ュータを記憶装置に接続し、データをコンピュータに取
り入れることができる。そのため、建設作業には、複数
の現場の複数のコンクリート構造物の強度を計算するの
に、コンピュータが一台だけあれば良い。
その上、記憶手段は独立して作動できるので、中央の、
または現場のコンピュータを、熟成監視業務に連続的に
接続する必要がなく、夜間、あるいは現場を閉鎖する時
には完全に切ってしまうことさえ可能である。
さらに、一般に予備成形工場で成形し、建設現場へ運搬
する予備成形部品に記憶手段を取り付け、運搬中または
硬化中の発熱を連続的に監視および記録して、加負荷ま
たは後伸長に対する強度が十分であるかどうかを評価す
ることができる。
建設現場に到着した後、記憶手段を熟成度測定コンピュ
ータ機構に接続し、蓄積したデータを解析する。
記憶手段方式のもう一つの利点は、多数のセンサーに対
処する代わりに、多数のセンサーから記録したデータを
単一のチャネルを通して任意の時間に連続して伝達する
ことができる。これによって、建設現場における通信の
問題が解決でき、熟成法が実用的な手段になる。
さらに、コンピュータを記憶手段に接続し、集めたデー
タを解析するのに、専門的知識はほとんど必要ないのに
対し、上記のASTM方法では、それぞれの試験を行ない、
それを解析するのに多くの技術的な専門知識が必要であ
る。
本発明の別の利点は、本発明の方式に音響センサーまた
はプローブを使用し、公知の様式でデータを集め、硬化
するコンクリートの塊の長期間の耐久性を監視すること
もできる。
(発明の構成の詳細な説明) 本発明に使用する適当な温度センサーとしては熱電対、
サーミスタ、またはRTDがある。本発明に使用する適当
な音響センサーは、ジェイムスインスツルメンツ社か
ら、V−メーターまたはF−メーターとして販売されて
いる。どちらの温度センサーおよび音響センサー共、市
場で容易に入手できる通常型の装置である。適当な温度
センサーは、Abbeon Cal.Inc.またはリーズ アンド
ノースラップ社から市販されている。温度センサーは強
度測定のためのデータを与えるのに対し、音響センサー
は硬化したコンクリートの塊の長期的な耐久性を監視す
るためのデータを与え、これらの両方のデータの組み合
わせをコンピュータで処理するために記憶手段に供給す
る。センサーは、コンクリートの塊に様々な方法で取り
付ける。その一つは、コンクリートを流し込む時、また
は流し込んだ直後に、コンクリートの塊の中に埋め込む
方法である。これらのセンサーは、コンクリートの塊の
長さに沿って異なった地点に、およびコンクリートの塊
の中の異なった深さに、間隔を置いて埋め込む。これら
のセンサーは、塊の外にワイヤで接続する。もう一つの
取り付け点は、コンクリートの塊自体の外側で、コンク
リートの塊の表面に沿った所である。第3の取り付け方
法は、内部で塊が硬化している、コンクリート枠の外側
にセンサーを取り付ける方法である。この第3の点は、
基準データを与える。
好ましくは、塊の内部、および塊の表面に沿って、様々
な位置に多数のセンサーを取り付け、一方、基準として
枠の外側にはただ一つのセンサーだけを取り付ける。
コンクリートが硬化した後は、センサーはコンクリート
中に残しておくか、または取り外す。また、コンクリー
トが硬化している間それを保持している枠の中にだけセ
ンサーを配置し、その枠を硬化したコンクリートから取
り外す際には、センサーも除去されるようにしても良
い。枠に取り付けたセンサーはコンクリート中に埋め込
み、その枠を取り外す時に除去することができる。
温度センサーと音響センサーは、相互に干渉しないよう
に設置する。
記憶手段は、マイクロプロセッサと記憶装置で構成す
る。センサーは、通常はワイヤでマイクロプロセッサに
接続し、そのマイクロプロセッサも、通常はワイヤで記
憶装置に接続する。電源は、記憶装置、マイクロプロセ
ッサまたはその両方に含まれる、あるいは別個の装置
で、記憶装置、マイクロプロセッサまたはその両方に取
り付ける。マイクロプロセッサはセンサーから来る信号
を、記憶装置に記憶する、およびコンピュータで使用す
るのに必要なデータに変換する。マイクロプロセッサ
は、予めプログラム化してあり、プログラム化した時間
でセンサーから信号を受け入れ、これらの信号を記憶装
置に保管するためのデータに変換する。マイクロプロセ
ッサは、センサーから得た信号を記憶装置に保管できる
データに変換するだけでなく、コンピュータに受け入れ
られるデータにも変換するように、予めプログラム化し
てある。マイクロプロセッサは、温度センサー、音響セ
ンサーまたはその両方から信号を受け入れ、これらの信
号を記憶装置に保管するデータおよびコンピュータに受
け入れられるデータに変換するように、予めプログラム
化してある。マイクロプロセッサは、コンクリートの塊
の中に設置した後で、再プログラムができるのが好まし
い。このプログラム化は、好ましくは、コンクリートの
塊の強度計算に使用するのと同じコンピュータで行な
う。
マイクロプロセッサは、当業者には良く知られている通
常の装置であり、そのマイクロプロセッサは、センサー
から受け取った信号を記憶装置保管に必要で、コンピュ
ータに受け入れられるデータに、通常の様式でプログラ
ム化する。本発明に使用するのに適したマイクロプロセ
ッサは、インテル、モトローラおよびナショナルから市
販されている。好ましくは、コンクリートスラブまたは
枠当たり、ただ一つのマイクロプロセッサを使用する。
適当な記憶装置には、不揮発性RAMsまたはEEPROMsがあ
る。事実、不揮発性RAMsまたはEEPROMsが好ましい。不
揮発性RAMsは、通常の装置であり、市場で容易に入手で
き、Xicorの商品名で市販されている。EEPROMは、通常
の装置であり、市場で容易に入手でき、Advanced Micro
Device,Xicor,IntelおよびSEEQ Technologyの商品名で
市販されている。
記憶手段は、コンクリートの塊の外側、または内部でコ
ンクリートが硬化しているコンクリート枠の外側に貼り
付けることによって、コンクリートの塊に取り付ける。
あるいは、記憶手段は、その記憶手段の全体または一部
をコンクリートの塊の中に埋め込むことによって、コン
クリートの塊に取り付ける。例えば記憶装置、マイクロ
プロセッサ、および電源をコンクリートの内側に埋め込
み、接続用のワイヤをコンクリート外側の適当な位置に
出しておく。別の実施例では、記憶装置およびマイクロ
プロセッサをコンクリートの中に埋め込み、電源をコン
クリートの外に置く。こうすることによって、電源を交
換することができる。引き出し用に、埋め込んだ記憶手
段と外側をワイヤで接続する。
本方法の次の段階は、記憶手段の情報引き出しである。
引き出しは、記憶手段をコンピュータに接続し、記憶手
段をコンピュータ内に取入れることによって行なう。コ
ンピュータと記憶手段との間には通常の回路を使用す
る。
好ましくは、コンピュータに、いわゆるパーソナルコン
ピュータまたはマイクロコンピュータを使用する。これ
らは、容易に入手できる通常の装置である。適当なマイ
クロコンピュータは、IBM PC,IBM XTおよびCOMPAGE Por
tableまたはProfessionalの商品名で市販されている。
記憶手段をコンピュータに取入れるために、記憶手段と
コンピュータとの間にインターフェースモデムを使用す
る。そのような装置は一般的なものであり、マイクロコ
ンピュータの一部であることが多い。そのような装置の
操作は、当業者には良く知られていることである。
コンクリートの強度を計算するための熟成法を使用する
ために、通常の方法でコンピュータをプログラム化す
る。熟成法を使用するためのプログラムは、一般的であ
り、市場で容易に入手できる。適当なプログラムの一つ
は、Beton−Og Konstruktions instituttet,Dr.Neergaa
rds Vej13,Postboks 82,DK−2970 Horsholm,デンマーク
から販売されている。事実、このプログラムにより、非
常に良い結果が得られている。また、コンピュータは、
通常の方法でプログラム化し、通常のプログラムで、記
憶手段から得られた音響データを評価し、硬化したコン
クリートの塊の長期耐久性を求めることもできる。本発
明の別の長所は、風速のような気象条件、等の、複雑な
環境データをコンピュータに入力し、コンクリートの塊
の強度をより正確に計算できることである。
引き出し段階は、コンピュータをワイヤで記憶手段に接
続することによって達成する。あるいは、この接続を、
無線または光学信号のような電磁信号にしても良い。コ
ンピュータと記憶手段との間の接続は、経費と接続の容
易さによって決まる。海中のコンクリート構造物を陸上
のコンピュータにワイヤで接続するのは困難であり、む
しろ、記憶手段に公知の方法で組み込んだ無線型の発信
機−受信機を使用し、記憶手段とコンピュータとの間の
通常の無線型信号を使用して、コンピュータにデータを
供給する方がはるかに簡単である。
(実 施 例) 本発明のこれらの、および他の特徴を添付の図面を参照
しながら、以下に説明する。
第1図は、コンクリート枠4で囲んだコンクリート2を
示す。センサー6はコンクリートの塊2の中央に埋め込
み、センサー8はコンクリートの塊2の表面近くに埋め
込み、センサー10はコンクリートの塊2の表面上に埋め
込んである。センサー12は、コンクリート枠4の外側に
設置した、基準センサーである。記憶手段14は、コンク
リート枠4の外側に設置し、枠4を撤去する際に、セン
サーと共に取り外す。記憶手段14は、マイクロプロセッ
サ16、記憶装置18および電源20から成る。記憶手段は、
図に示すように、センサーに接続してある。引出しプラ
グ21は、コンピュータを記憶手段14に接続して、コンピ
ュータに情報を取入れる位置に示してある。
第2図は、記憶手段14をコンクリートの塊2の表面内部
に埋め込み、アンテナ23を付けた無線発信機22を記憶手
段14に接続してある以外は、第1図の部品すべてを備え
ている。
このような配置は、海中または陸上で、記憶手段と連絡
するのに使用する。
第3図は、第1図の部品2〜14のすべて、および音響セ
ンサー24,26を示す。これらのセンサーは、通常の音響
センサーである。コンクリートの塊2の外に電源20を取
り付けてあるのに対し、マイクロプロセッサ16および記
憶装置18はその内部に埋め込んである。
第4図は、コンクリートの塊2の外側に設置した記憶手
段14を示す。枠4を取り去っても、記憶手段14はその後
に残る。基準センサー12は、記憶手段14の外側にある。
記憶手段14から情報を取入れるために、コンピュータ28
がプラグ21に接続してある。
より複雑な工事では、コンクリート枠を現場から離れた
所で製作する。そのような枠は、熱可塑性樹脂のような
プラスチック状の材料から成形するか、または鋼や木か
ら製作することが多い。そのような枠では、製造業者が
枠の中に記憶手段を取り付け、または組み込み、それを
工事請負業者に販売し、現場で使用するか、またはコン
クリートの塊を予備成形する。第5図は、記憶手段を取
り付けた予備成形コンクリート枠の実施形態を示す。第
5図は、記憶手段14を取り付けた予備成形コンクリート
枠4を示す。記憶手段14は、基準センサー12、マイクロ
プロセッサ16、記憶装置18、電源20および引出しプラグ
21を備えている。ワイヤ30が、枠4の外側壁32上に取り
付けた記憶手段を、枠4の内側壁34に接続している。枠
4の内側壁34上で、ワイヤ30はセンサー36に接続してい
る。無論、センサーは、枠内に設置または組み込み、使
用者に販売する時には既に記憶手段に接続しておくこと
もできよう。
第1〜5図ではすべて、センサーを記憶手段に接続する
のに、ワイヤを使用している。
ここに説明目的で示した本発明の好ましい実施形態の、
本発明の精神および範囲から逸脱しない変形および修正
は、すべて本発明に含まれる。
以下、本発明の実施態様を項に分けて記載する。
1)(a) コンクリートの塊にセンサーを取り付け、 (b) 該センサーおよび該コンクリートの塊に記憶手
段を取り付け、該センサーから来る信号を伝達し、該記
憶手段により記録し、 (c) コンピュータにより該記憶装置から情報を引き
出し、該記憶手段の情報を該コンピュータに取り入れ、
該コンピュータが該コンクリートの塊を評価する ことを特徴とするコンクリートの塊の非破壊評価方法。
2)前記記憶手段が、不揮発性RAMまたはEEPROMおよび
マイクロプロセッサであることを特徴とする実施態様1
記載の方法。
3)前記センサーが熱電対、サーミスタまたはRTDであ
ることを特徴とする実施態様2記載の方法。
4)前記記憶手段の情報引き出しを、コンピュータと記
憶手段との間に接続したワイヤにより行なうことを特徴
とする実施態様1記載の方法。
5)前記記憶手段が無線発信機−受信機を含み、該コン
ピュータが該無線発信機−受信機により、該記憶手段か
ら情報を引き出すことを特徴とする実施態様1記載の方
法。
6)前記センサーが音響センサーであることを特徴とす
る実施態様1の方法。
7)前記センサーおよび前記記憶手段が、該コンクリー
トの塊を成形するのに使用するコンクリート枠に固定し
てあり、該コンクリートを該枠から取り外す時に、該記
憶手段および該センサーが該コンクリートから除去され
ることを特徴とする実施態様1記載の方法。
8)前記センサーおよび前記記憶手段が、前記コンクリ
ートの塊に固定してあることを特徴とする実施態様1記
載の方法。
9)(a) コンクリートの塊にセンサーを埋め込み、 (b) 前記コンクリートの塊に基準センサーを取り付
け、 (c) マイクロプロセッサを該コンクリートの塊に固
定し、該マイクロプロセッサを前記埋め込みセンサーお
よび該基準センサーに接続し、該埋め込みセンサーおよ
び該基準センサーから来る信号を定期的に記録するよう
に該マイクロプロセッサをプログラム化し、 (d) 記憶装置を該コンクリートの塊に固定し、該記
憶装置を該マイクロプロセッサに接続し、該センサーか
ら該マイクロプロセッサが得たデータを記録し、 (e) コンピュータにより該マイクロプロセッサから
情報を引き出し、該マイクロプロセッサの情報を該コン
ピュータに取り入れ、該コンピュータが該コンクリート
の塊を評価する ことから成る、コンクリートの塊の非破壊評価方法。
10)(a) コンクリートの塊に取り付けたセンサー、 (b) 該コンクリートの塊に取り付けてあり、該セン
サーに接続してあり、該センサーから来る信号を記録す
るための記憶手段、 (c) 該記憶手段から情報を引き出し、該記憶手段か
ら引き出した信号を評価し、コンクリートの塊を評価す
るための手段 から成るコンクリートの塊の非破壊評価装置。
11)前記記憶手段が、前記センサーに接続したマイクロ
プロセッサ、および該センサーから来る信号を記憶する
ための、該マイクロプロセッサに接続した記憶装置から
成ることを特徴とする実施態様10記載の装置。
12)前記記憶手段が、さらに、前記センサーから得て記
録した信号を該コンピュータに送るための無線送信機−
受信機を含むことを特徴とする実施態様11記載の装置。
13)前記引き出し手段が前記記憶手段に接続したマイク
ロコンピュータであることを特徴とする実施態様10記載
の装置。
14)前記センサーが熱電対、またはサーミスタまたはRT
Dであることを特徴とする実施態様10記載の装置。
15)(a) コンクリートの塊に埋め込んだセンサー、 (b) 該コンクリートの塊に取り付けた基準センサ
ー、 (c) 該センサーから来る信号を受け取るためのマイ
クロプロセッサ、 (d) 該センサーから得た該信号を記憶するための記
憶装置、および (e) 該記憶装置に記憶した信号を引き出し、評価し
て該コンクリートの塊を評価するためのマイクロコンピ
ュータから成る、コンクリートの塊の非破壊評価装置。
16)内部に埋め込んだ少なくとも一つのセンサー、該セ
ンサーが発する信号を記憶するための記憶手段、および
該記憶手段に記憶したデータを収集するために該記憶手
段から情報を引き出すための手段を含むコンクリートの
塊。
17)少なくとも一つのセンサーが温度センサーであるこ
とを特徴とする実施態様16記載のコンクリートの塊。
18)少なくとも一つのセンサーが音響センサーであるこ
とを特徴とする実施態様16記載のコンクリートの塊。
19)前記記憶手段が、前記少なくとも一つのセンサーか
ら受け取った信号を、前記コンクリートの塊の強度を評
価するための、予め決めた形のデータに変換するための
マイクロプロセッサを含むことを特徴とする実施態様16
記載のコンクリートの塊。
20)コンクリートを成形するのに適した枠および該枠に
取り付けた記憶手段から成り、該記憶手段がセンサーに
取り付け可能で、該センサーが発する信号を記憶するこ
とができ、該記憶手段から情報を引き出す手段が該記憶
手段から情報を引き出し、それによって該コンクリート
の塊を評価することができる、コンクリートの塊を非破
壊評価するための、予め製作したコンクリート枠。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は、監視すべきコンクリートの塊に本発明の
装置を設置する、幾つかの好ましい方法を示す。 2……コンクリート、4……コンクリート枠 6,8,10,12……センサー 14……記憶手段 16……マイクロプロセッサ、18……記憶装置 20……電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)コンクリートの塊が硬化する前に、
    該コンクリートの塊に温度センサーを埋め込み、該温度
    センサーにより硬化中の前記コンクリートの塊の温度を
    検出し、 (b)前記温度センサーに記憶手段を取り付け、該記憶
    手段を前記コンクリートの塊の外側に取り付け、前記コ
    ンクリートの塊の温度に対応する信号を前記温度センサ
    ーから前記記憶手段に伝達して該記憶手段に記憶し、 (c)コンピュータにより前記記憶手段から情報を引き
    出し、該コンピュータが、熟成法により前記コンクリー
    トの塊の時間と温度履歴に基づいて該塊の強度を計算す
    る ことを特徴とするコンクリートの塊の非破壊評価方法。
  2. 【請求項2】(a)コンクリートの塊が硬化する前に、
    該コンクリートの塊に埋め込むための内部温度センサ
    ー、 (b)該内部温度センサーに接続された、前記コンクリ
    ートの塊の外側に取り付けるための記憶手段であって、
    前記内部温度センサーが前記コンクリートの塊に埋め込
    まれたときに、該内部温度センサーによって測定される
    温度に関連する温度と時間のデータを記憶する記憶手
    段、および (c)該記憶手段に記憶した温度と時間のデータを引き
    出し、該データに基づいて熟成法により前記コンクリー
    トの塊の強度を計算するコンピュータ からなることを特徴とするコンクリートの非破壊評価装
    置。
  3. 【請求項3】(a)コンクリートを成形するのに適した
    枠、 (b)コンクリートの塊が硬化する前に該コンクリート
    の塊に埋め込まれる内部温度センサー、 (c)該内部温度センサーに接続され、前記枠の外側に
    取り付けられた記憶手段であって、前記内部温度センサ
    ーが前記コンクリートの塊に埋め込まれたときに、該温
    度センサーによって測定される温度に関連する温度と時
    間のデータを記憶する記憶手段、および (d)該記憶手段に記憶した温度と時間のデータを引き
    出し、該データに基づいて熟成法により前記コンクリー
    トの塊の強度を計算するコンピュータ からなることを特徴とするコンクリートの塊を非破壊評
    価するための予め製作したコンクリートの塊。
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Cited By (6)

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