JPH07500894A - 可変巾キャリパー付及び動力作動式ディスクブレーキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 可変１１キヤリバー付及び動力作動式ディスクブレーキ本発明は、一般的にディ スクブレーキ、特に可変中キャリパー付ディスクブレーキに関する。

ブのキャリパ−を備えたディスクブレーキは、１９６８年７月５日発行の仏国特 許第１５３１５５６号に既に提案されている。しかし、最近のブレーキキャリパ −の製品は、代表的には、内部及び外部ブレーキパッドを支持し、クランプ荷重 を作用させるためにロータディスクをつなぐ剛キャリパー構造を利用する。大部 分のサービスブレーキキャリパ−は、油圧で移動可能で、シューに対してクラン プ力を加えることのできる１つ或いは複数のピストンを含む。摩擦パッドが磨耗 するとき、ピストンはシリンダーボアから延びなくてはならず、且つ油圧装置は 要求される流体容積の変化を補償するのに１分な容量を有しなくてはならない。

機械的アクチュエーシ３ンによるサービスブレーキ機能を与えることかでき、か くしてアクチュエーション用の油圧流体を必要としないディスクブレーキを提供 することが強く望まれる。かかるディスクブレーキはできるだけ少ない部品を含 み、高い信頼性があり、しかもブレーキ用に大きなりランプ荷重を行うことが望 ましい。かがるディスクブレーキが、パーキングブレーキ適用のための機械的ア クチュエーション機能を維持しつつサービスブレーキ用の油圧作動ピストンを含 むことができ、しかも自動磨耗調整機構を提供し、流体容積の変化の必要性が最 小であるなら有利である。かかるディスクブレーキは高剛性で軽量の、容易に組 立てられる部材からなり、ブレーキとパッド変形の運転隙間を吸収するのに十分 な距離だけ走行する必要があるサービスピストンとなるの力俳常に有利である。

ブレーキが高剛性で軽量の構成部品を含むなら、本質的に固いキャリパ−組立体 はブレーキ装置の油圧流体の要求を減じ、又サービスブレーキに利用されるブレ ーキブースタの大きさ及び動力の要求を減じる。ディスクブレーキを作動するた めの、特にパーキングブレーキ適用のためのディスクブレーキを作動するための 油圧作動機構を有することか非常に望ましくしかも有利である。

上述の問題は、各々が第１ブリッジ部材と第２ブリッジ部材とに連結された、車 両のロータを横切って延びる、１対の間隔を隔てた可動部材を有し、ブリッジ部 材の各々は、摩擦ライニング手段を有し、各可動部材は一端に、ナツト手段を螺 合して受け入れるネジ手段を有し、各ナツト手段の一方の軸端は、歯手段を存し 、さらに一方の軸方向面に、それぞれのナツト手段の歯手段に係合する歯手段を 有する、可動部材のまわりのアクチュエータスリーブを存し、各アクチュエータ スリーブは、まわりにギア歯を有し、第２ブリッジ部材は、可動部材に摺動自在 に受け入れられ、さらにアクチュエータスリーブのギア歯に係合する歯を有する 動力ラック部材を有し、動力ラック部材の作動がアクチュエータスリーブの回転 を行って、ナツト手段を回転させ、可動部材の並進運動を行いそれによってブリ ッジ部材がそれぞれの摩擦ライニング手段をロータと係合させる、可変巾キャリ バー付及び動力作動式ディスクブレーキからなる本発明によって解決される。

図１は、本発明のディスクブレーキの部分正面断面図である。

図２は、本発明のディスクブレーキの側面図である。

図３は、アクチュエータスリーブと関連するナツトの分解図である。

図４は、図２の線４−４における断面図である。

図１を参照すると、本発明のディスクブレーキが、全体的に参照番号１００で指 示されている。ディスクブレーキ１００は、第１又は機外ブリッジ部材１４と第 ２又は機内ブリッジ部材１５とを有し、各々は１対のピン又は可動部組ｏ及び３ ｏに連結されている。ピン２０．３０は、スプライン２ＯＡ　、３０Ａを介して ブリッジ部材１４と非回転的に連結されている。第２ブリッジ部材１５は、１対 の、間隔を隔てた軸方向開口４１及び４２を存し、これらの開口は、可動部材２ ｏ、３ｏを内部に受け入れる。第２ブリッジ部材１５は、バッキングプレート３ ２を有する摩擦ライニング手段１６を存し、第１ブリッジ部材１４は、部材１４ によって支持され、且つバッキングプレートを存しない摩擦ライニング手段Ｉ７ を有する。摩擦ライニング手段１Ｇと１７の間にはロータ５１が設置されている 。アンカープレートが、湾曲端３７Ａ　、　３８Ａを備えたアンカープレート延 長部３７．３８（図２参照）を有し、これらの湾曲端は、それぞれの可動部材を 捕捉し、且っ摺動可能に受け入れる。ブリッジ部材１４及び１５は、熱放散用の フィン６９（図５参照）を有する。可動部材２０．３０は、逆転不能な一条ネジ からなるネジ山２６及び３６をそれぞれ有する。１対のナツト２８及び２９が、 それぞれネジ山２６．３６に係合する雌ネジ山３８及び３９を有する。各ナツト は、横方向の開口２８Ａ又は２９Ａ（図３参照）を有し、開口はそれぞれのナツ トが製造中若干変形するのを可能にし、その結果ナツトの軸方向の変形はナツト の雌ネジ山と可動部材のネジ山との間に摩擦又は回転抵抗を生じる。回転抵抗は 、以下に説明するようにブレーキの開放局面中重要である。ナツト２８．２９は それぞれ、手動で回転させるためのスロット２８Ｂ　、２９Ｂと、一方の軸端に ラチェット歯１２、Ｉ３とを存し、ラチェツト歯１２．１３はそれぞれのアクチ ュエータスリーブＩＯ及び１１の軸方向面の、対応して形作られたラチェットｍ １ＯＡとＩＩＡとに係合する。アクチュエータスリーブは、アクチュエータスリ ーブが可動部材のネジ山の廻りに軸方向に摺動可能に取り付けられるのを可能に する内部貫通開口１０Ｂ、ＩＩＢを有する。アクチュエータスリーブ１０及び１ １は各々、その外周のまわりにギア歯１０Ｃ，ＩＩＣを有する。

第２ブリッジ部材１５は、１対の軸方向凹部１５Ａ　、　１５Ｂを有し、これら はローラスラストベアリング４４．４５と、それぞれのアクチュエータスリーブ １０．１１とを受入れる。シール６０が、第２ブリッジ部材１５からナツト２８ ．２９まで延びて、それぞれの凹部１５Ａ　、　１５Ｂの開口を覆い、汚染物か 内部に入るのを防止する。キャップ６１が、ナツト２８．２９に取り付けられ、 汚染物を可動部材２０．３０とのネジ山のインターフェイスの外に保つ。第２ブ リッジ部材１５は又、汚染物がブツシュ３５．３６と可動部材２０．３０との間 に入るのを防止するために軸方向開口４１．４２の端に１対のシール６２を有す る。

第２ブリッジ部材１５は、複端ピストン１１７を収容するハウジング１１５を備 えた動力ラック部材１２０を有する。複端ピストン１１７は、反対側に配置され た、シール付端１１７Ａと１１７８とを有し、これらの端はハウジング＋１５と ともに油圧チャンバ１２０と１２２とを構成する。コネクティングロッド１２５ が、ピストン１１７の中央開口１１９を固定的に貫通し、一方の側に歯１３８を 有する可動ラック１３０の穴１３６内（又は選択的に切り欠き内）に固定的に受 け入れられる。ハウジング１１５は、組立プラグ１１６を有する。第２ブリッジ 部材１１５は又、可動ラック＋３０を収容するラックハウジング＋３９を有する 。図１に示すように、ラック歯１３８は、アクチュエータスリーブ１０及び１１ の円周方向外部ギア歯１０ｃ　、　ＩＩｃに係合する。油圧チャンバ１２０．１ ２２の各々は、油圧流体圧力を受け、或いは油圧流体圧力の逃がしのために他の チャンバを開きつつ、加圧油圧流体の一方のチャンバへの対応する導入を行う、 図示しない、作動的に連結された油圧制御機構によって油圧流体圧力をチャンバ から逃がす。かくして、制御機構は複端ピストン１１７の並進運動並びにそれに 応じてラック部材１３０の並進運動を行うことができる。

サービス又はパーキングブレーキ適用中、油圧コントローラは油圧流体圧力のチ ャンバ１２０への伝達を行い、油圧流体の流れを戻し或いは逃がすために油圧圧 力チャンバ１２２を開く。複端ピストン１１７は図１の矢印Ａの方向に移動し、 その結果作動的に連結されたラック１３０は同じ方向に移動する。ラック１３０ の運動は、歯１３８．１０Ｇ及びＩＩｃによってアクチュエータスリーブｌＯ及 び１１を回転させ、それによってラチェツト歯１０Ａ及びＩＩＡはナツト２８． ２９のラチェツト歯１２．１３に係合し、ナツトの回転を引き起こす。ナツト２ ８．２９の回転は、図１の矢印Ｂの方向に可動部材２０．３０の並進運動を引き 起こし、第２ブリッジ部材１５の摩擦ライニング手段１６はローラスラストベア リングを介して移動し、ロータ５１の対応する表面に係合する。反動によって、 可動部材２０及び３０のヘッド１８及び１９は、第１ブリッジ部材１４をして摩 擦ライニング手段エフをロータ５１の他の面と係合させる。ブレーキの適用が完 了したら、可動部材の一条ネジは本質的に逆転不能であり、か（して油圧が圧力 チャンバ１２０から除去或いは逃がされた後ブレーキは適用位置のままである。

ブレーキの適用を逆にするとき、油圧流体圧力が、図示しない油圧コントローラ によって圧力チャンバ１２２へ導入され、圧力チャンバ１２０は通気される。複 端ピストン１１７は移動して、図１に示す静止位置の方に戻り、その結果ラック １３０か示した静止位置の方に移動する。ラック１３０が図１に示すその静止位 置に近づき、摩擦ライニング手段とロータとの間に広い隙間が存在するなら、そ れぞれのナツトとアクチュエータスリーブのラチェツト歯は、図３に示す、歯の 斜めの背面のために離れる傾向にある。これが起こると、ラチェットの先端が離 れたときナツトは回るのを止める。複端ピストン１１７及びラック１３０が並進 運動を止め、ラチェットが止まるような静止位置に達した後、摩擦ライニング手 段とロータとの間の間隔はラチェツト歯の高さに等しい。調整機構の作動を助け るために、横方向開口２８Ａ　、　２９Ａを介してナツトの軸方向変形によって 、ナツトのために発生した回転抵抗は、ナツトのネジ山と可動部材のネジ山との 間の摩擦係合を作り、ラチェツト歯が離れ始めるとき、ナツトは回転を止め、そ れぞれのラチェツト歯を離す。

本発明の、可変巾キャリパー付のディスクブレーキが油圧作動機構を存すること が望まれるなら、第２ブリッジ部材１５は、各々が保持リング又は当接体３３に ピストン肩５３によって係合する、１つ或いはそれ以上のピストンボア５０を有 し、保持リング又は当接体３３がピストンの外方運動を制限するのがよい。ボア ５０は、当業界で周知のように、マスターシリンダ又はブレーキブースタのよう な圧力発生装置からの油圧流体を受け、油圧流体は各ピストン５２を外方にバッ キングプレート３２に抗して移動させ、且つ摩擦ライニング手段１Ｇを移動させ て、ロータ５１の関連した面と係合させる。反動によって、可動部材２０．３０ は第１ブリッジ部材１４の摩擦ライニング手段１７をロータ５１の反対面と係合 させる。

本発明のディスクブレーキの１つの重要な特徴は、１つ或いは複数のピストン５ ０はサービスブレーキ適用に利用され、しかもナツト、アクチュエータスリーブ 、可動ラック及び複端ピストンがパーキングブレーキ適用に利用されるとき、パ ーキングブレーキ荷重がサービスブレーキによって行われる荷重を越える。その 結果、サービスブレーキ機能及びパーキングブレーキ機能が同時に行われ、サー ビスブレーキ荷重はパーキングアクチュエータ可動部材とナツト機構によって支 持されるので、荷重配合は起こりえない。換言すれば、ディスクブレーキはパー キング荷重によって構成された最大ブレーキ又はクランプ荷重を有し、これはサ ービスブレーキピストンによって行われるクランプ力によって越えられないので 、荷重配合は起こらない。

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）各々が第１ブリッジ部材（１４）と第２ブリッジ部材（１５）とに連結さ れた、車両のロータ（５１）を横切って延びる、１対の間隔を隔てた可動部材（ ２０、３０）を有し、ブリッジ部材（１４、１５）の各々は、摩擦ライニング手 段（１７、１６）を有し、各可動部材（２０、３０）は一端に、ナット手段（２ ８、２９）を螺合して受け入れるネジ手段（２６、３６）を有し、各ナット手段 （２８、２９）の一方の軸端は、歯手段（１２、１３）を有し、さらに一方の軸 方向面に、それぞれのナット手段（２８、２９）の歯手段（１２、１３）に係合 する歯手段（１０Ａ、１１Ａ）を有する、可動部材（２０、３０）のまわりのア クチュエータスリーブ（１０、１１）を有し、各アクチュエータスリーブ（１０ 、１１）は、まわりにギア歯（１０Ｃ、１１Ｃ）を有し、第２ブリッジ部材（１ ５）は、可動部材（２０、３０）に摺動自在に受け入れられ、さらにアクチュエ ータスリーブ（１０、１１）のギア歯（１０Ｃ、１１Ｃ）に係合する歯（１３８ ）を有する動力ラック部材（１１０）を有し、動力ラック部材（１１０）の作動 がアクチュエータスリーブ（１０、１１）の回転を行って、ナット手段（２８、 ２９）を回転させ、可動部材（２０、３０）の並進運動を行いそれによってブリ ッジ部材（１４、１５）がそれぞれの摩擦ライニング手段（１７、１６）をロー タ（５１）と係合させる、可変中キャリパー付及び動力作動式ディスクブレーキ
2. （２）前記動力ラック部材（１１０）は、アーム（１２５）によってラック（１ ３０）と連結された複端ピストン（１１７）を有する請求項１に記載のディスク ブレーキ。
3. （３）前記複端ピストン（１１７）は、ハウジング（１１５）内に設置され、前 記ピストンの各端が、ハウンジング（１１５）とともに油圧流体用の圧力チャン バ（１２０、１２２）を構成する請求項２に記載のディスクブレーキ。
4. （４）前記動力ラック部材（１１０）及びハウジング（１１５）は、前記第２ブ リッジ部材（１５）の一部である請求項３に記載のディスクブレーキ。
5. （５）前記ピストン（１１７）及びラック（１３０）は互いに並行に配置される 請求項２に記載のディスクブレーキ。
6. （６）前記各ナット手段（２８、２９）は、横方向開口手段（２８Ａ、２９Ａ） を有し、前記ナット手段の関連した軸部分が変形され、前記ナット手段（２８、 ２９）のネジ山（３８、３９）がそれぞれのナット手段（２８、２９）の回転に 抵抗する所定の摩擦係合を以て、それぞれの可動部材（２０、３０）のネジ山（ ２６、２６）に係合する請求項１に記載のディスクブレーキ。
7. （７）各ナット手段（２８、２９）は、前記ナット手段（２８Ｂ、２９Ｂ）の手 動回転用の工具を受け入れるために、円周方向に対向した、１対の外部スロット （２８Ｂ、２９Ｂ）を有する請求項６に記載のディスクブレーキ。
8. （８）前記第２ブリッジ部材（１５）は、内部に配置されたピストン（５２）を 備えた少なくとも１つのボア（５０）を有し、前記ボア（５０）は、加圧された とき、前記ピストン（５２）を外方に移動させ、且つそれぞれの摩擦ライニング 手段（１６）と係合させる油圧流体を含む請求項１に記載のディスクブレーキ。
9. （９）前記ボア（５０）は、前記ピストン（５２）の外方運動を制限する保持リ ング（３３）をまわりに有する請求項８に記載のディスクブレーキ。
10. （１０）前記可動部材（２０、３０）の少なくとも１つは、前記第１ブリッジ部 材（１４）に係合する円形のヘッド（１８、１９）及びスプライン（２０Ａ、３ ０Ａ）を有する請求項１に記載のディスクブレーキ。