JPH07500626A - 転り抵抗が低くトレッドの耐磨耗性が高いカーボンブラック - Google Patents
転り抵抗が低くトレッドの耐磨耗性が高いカーボンブラックInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
転り抵抗が低くトレッドの耐磨耗性が高いカーボンブラ・ツク技術分野
本発明はゴム組成物に低ヒステリシスと高耐磨耗性を付与する新しい等級の新規
なファーネスカーボンブラックに関する。本発明のカーボンブラックはタイヤの
用途を目的とするゴム配合物に使用するに特に適切である。
背景技術
カーボンブランクは、一般にファーネス型リアクターを用い、炭化水素の原料を
高温燃焼ガス中で熱分解して粒子状のカーボンブラックを含む燃焼生成物を形成
することにより製造される。
カーボンブランクは一般に表面積、表面化学特性、凝集サイズ、粒子サイズ(限
定されない)を含む特性を基にして特徴つけられる。
カーボンブラックの特性は当該技術分野で広く知られる試験法によって分析評価
され、例えばセチル−トリメチル臭化アンモニウム吸着量(CTAB)、圧潰し
たカーボンブラックのジブチルフタレート吸油量(CDBP) 、T i n
を値(Tint)がある。また、カーボンブラックはゆがみDcとゆがみPsに
よって特徴つけられる。
「ゆがみ」はサンプルの平均の周りのデータの非対称(asymmetry)の
程度を測定する。ゆがみDcとゆがみPsは本明細書で説明する既知の方法によ
って測定する。
カーボンブラックは顔料、フィラー、強化材として、及びその他の種々の用途に
使用することができる。例えば、カーボンブラ・ツクはゴムやプラスチックの配
合物の配合や調製におけるフィラーや強化用顔料として広く使用されている。よ
り詳しくは、カーボンブラックはタイヤの調製に使用する目的の加硫ゴムの調製
に有用である。
カーボンブラックの特性がカーボンブラックを含むゴム又はプラスチック配合物
の特性に影響を及ぼすことは一般に理解されている。
このように、カーボンブラックの特性は、カーボンブラックを混和したタイヤト
レッドのゴム配合物の特性に影響を及ぼすことができる。
一般に、タイヤの製造においては、充分な耐磨耗性とヒステリシスを有するカー
ボンブラックを含むタイヤトレッド配合物を利用することが望ましい。タイヤの
耐磨耗性が大きい程、磨耗するまでのタイヤの走行距離が長くなる。ゴム配合物
のヒステリシスは変形サイクルの中で放散したエネルギーを意味する。低ヒステ
リシス値のトレッド配合物は転がり抵抗を下げることができ、このことはタイヤ
を使用する車両による燃料消費の低下に結びつく。ゴム配合物の反発弾性は配合
物の弾性に関係する。一般的に使用される配合物の比較において、高い反発弾性
値を有するタイヤトレッド配合物は低い転がり抵抗と低発熱性を有することがで
きる。このような理由により、タイヤ配合物に高耐磨耗性と低ヒステリシスを付
与することができるカーホンブラックを製造することは極めて望ましい。
このように、本発明の目的は、カーボンブラックを混和した天然ゴム、合成ゴム
、天然ゴム−合成ゴム混合物に高耐磨耗性、低ヒステリシス、高反発弾性を付与
する新規なカーボンブラックを製造することである。
本発明のもう1つの目的は、乗用車の全シーズンタイヤ、ツーリングタイヤ、高
性能タイヤ、小型や中型トラックのタイヤに好適な新規なゴム配合物の提供であ
る。
本発明のこの他の目的は次の説明と請求の範囲に記載より明らかになるであろう
。
発明の要旨
本発明者らは、95〜+2om’/g(平方メートル/グラム)のCTAB (
セチル−トリメチル臭化アンモニウム吸着量)、106〜120cc/100g
(100グラムのカーボンブラックあたりのジブチルフタレートの立方センチ
メートル)のCDBP (圧潰したカーボンブラックのジブチルフタレート吸油
量)、0.90〜1、I OのTi n t/CTAB比、1. 30−1.
8(H7)ゆがみDCll、OO〜1.50のゆがみPsを有する新規なカーボ
ンブラックを見出した。好ましくは、本発明のカーボンブラックit l 00
〜118m2/g+7)CTAB、+1O−115cc/100gのCDBP、
0. 95〜1. 06(7)T i n t/CTAB比、1.40〜1.
70のゆがみDc、1.10〜1.40のゆがみPsを有する。
より好ましくは、本発明のカーボンブラックはl 00=105m’/g(7)
CTAB、] 10〜115cc/100g(7)CDBP、1゜0〜1.I(
7)Tint/CTAB比、1. 50〜1. 70ノゆカミDc、1.15〜
1.35のゆがみPsを有し、又は114〜120m’/gのCTAB、109
〜115cc/100gのCDBP、1.0〜1.06のTint/CTAB比
、1. 47〜1. 67(7)ゆがみDc、1.10〜1.30のゆがみPs
を有する。
また、本発明者らは該カーボンブラックを含む新規な等級のゴム配合物を見出し
た。
本発明のカーボンブラックは一次(燃焼)ゾーン、遷移ゾーン、反応ゾーンを有
するファーネスカーボンブラックリアクターで製造することができる。カーボン
ブラック生成用原料を当該技術で知られる任意の仕方で高温ガス流中に注入する
。得られた高温燃焼カスと原料の混合物は反応ゾーンに流入する。カーボンブラ
ック生成用原料の熱分解は、本発明のカーボンブラックが生成した後に混合物を
クエンチすることによって停止させる。好ましくは、熱分解はクエンチ用流体を
注入して停止させる。本発明の新規なカーボンブラックを調製する方法は以降で
詳細に説明する。
本発明の新規なカーボンブラックが有用なゴムとプラスチックには天然と合成の
ゴムとプラスチックがある。一般にカーボンブラック製品の量は、有意な程度の
補強を付与するためには、ゴムやプラスチックの100重量部あたり約10〜2
50重量部の範囲で使用できる。ここで、好ましい使用量はゴムやプラスチック
の100重量部あたり約20〜100重量部の範囲であり、特に好ましくは、ゴ
ムやプラスチックの100重量部あたり約40〜80重量部の範囲である。
本発明に使用するに適切なゴムやプラスチックとしては、天然ゴム、合成ゴム、
塩化ゴムのようなこれらの誘導体、10〜70重量%のスチレンと90〜30重
量%のブタジェンとのコポリマー、例えば19部のスチレンと81部のブタジェ
ンのコポリマー、30部のスチレンと70部のブタジェンのコポリマー、43部
のスチレンと57部のブタジェンのコポリマー、50部のスチレンと50部のブ
タジェンのコポリマー;ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン等
のような共役ジエンのポリマーとコポリマー、及びこのような共役ジエンと共重
合可能なエチレン基含有モノマー、例えばスチレン、メチルスチレン、クロロス
チレン、アクリロニトリル、2−ビニル−ピリジン、5−メチル−2−ビニルピ
リジン、5−エチル−2−ビニルピリジン、2−メチル−5−ビニルピリジン、
アクリル置換アクリレート、ビニルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチル
ビニルエーテル、α−メチレンカルボン酸、及びこれらのエーテルとアミド、例
えばアクリル酸、ジアルキルアクリル酸と共役ジエンとのコポリマーがあり;さ
らに本発明ではエチレンと他の高級α−オレフィン、例えばプロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1とのコポリマーが適切であり、特に好ましくは、エチレン含
有率が20〜90重量%のエチレン−プロピレンコポリマーであり、さらにジシ
クロペンタジェン、1.4−へキサジエン、メチレンノルボルネンのような第三
成分を付加的に含むエチレン−プロピレンポリマーである。
本発明のカーボンブラックの長所は、本発明のカーボンブラックを混和した天然
ゴム、合成ゴム、又はこれらのム混合物を含む配合物に高耐磨耗性、低ヒステリ
シス、高反発弾性を付与することである。
本兇明のゴム組成物の長所は、このゴム組成物が、従来の市販カーボンブラック
を混和したゴム組成物に比較して、高レベルのトレッド耐磨耗性、低燃費に結び
つく低乾がり抵抗、長寿命に結びつく低発熱量を備えた乗用車タイヤの製造に使
用するに特に適切なことである。これらのタイヤ特性は乗用車の全シーズンタイ
ヤ、ツーリングタイヤ、高性能タイヤ、小型や中型トラックのタイヤに特に好適
である。
本発明のこの他の目的は次の説明と請求の範囲に記載より明らかになるであろう
。
図面の簡単な説明
図1は本発明のカーボンブラックの製造に使用することができる1つのタイプの
ファーネス型カーボンブラックリアクターの一部の横断面図である。
図2は、本発明のカーボンブラックを使用して作成した普通乗用車タイヤの典型
的な配合物と、対照標準カーボンブラックを用いて作成した同じ配合物について
の、反発弾性と21%スリップ実験室磨耗指数のグラフを示す。
図3は、本発明のカーボンブラックを使用して作成した高性能乗用車タイヤの典
型的な配合物と、対照標準カーボンブラックを用いて作成した同じ配合物につい
ての、反発弾性と21%スリップ実験室磨耗指数のグラフを示す。
発明の詳細な説明
本発明のカーボンブラックは次の分析特性の組み合わせによって特徴づけられる
。
95m2/g≦CTAB≦120m2/g106cc/100g≦CDBP≦1
20cc/100g0.90≦Tint/CTAB≦1.101.30≦ゆがみ
Dc≦1.80
i、oo≦ゆがみPs≦1.50
好ましくは、本発明のカーボンブラックは次の特性の組み合わせを有し、
toom2/g≦CTAB≦118m2/g1.1Occ/]00g≦CDBP
≦115cc/100g0.95≦Tint/CTAB≦1.061.40≦ゆ
がみDc≦1.70
1.10≦ゆがみPs≦1.40
より好ましくは、本発明のカーボンブラックは次の特性の組み合わせを有し、
100m2/g≦CTAB≦105m’/g110cc/100g≦CDBP≦
115cc/100g1.0≦Tint/CTAB≦1. 11.50≦ゆがみ
Dc≦1.70
1.15≦ゆがみPs≦1,35
或いは、次の特性の組み合わせを有する。
114m”/g≦CTAB≦120m2/g109cc/100g≦CDBP5
115cc/100g1.0≦Tint/CTAB≦1.061.47≦ゆがみ
Dc≦1.67
1、IO≦ゆがみPs≦1゜30
本発明のカーボンブラックはモジュール式(ステージ式とも称される)ファーネ
ス型カーボンブラックリアクターで製造することができる。本発明のカーボンブ
ラックの製造に使用可能な典型的なモジュール式ファーネス型カーボンブラック
リアクターの断面を図1に示す。典型的なモジュール式ファーネス型カーボンブ
ラックリアクターのこの他の詳細は、例えば米国特許第3922335号の中の
記載に見ることができ、この特許の開示事項は本願でも参考にして含まれる。
図1に関して、本発明のカーボンブラックはファーネス型カーボンブラックリア
クター2によって製造することができ、このリアクターは先細径のゾーン11を
有する燃焼ゾーン10、遷移ゾーン12、入口部18を有する。先細径11のゾ
ーンが始まる箇所までの燃焼ゾーン10の直径をD−1、ゾーン12の直径をD
−2、ゾーン18の直径をD−3と示した。先細径11のゾーンが始まる箇所ま
での燃焼ゾーン10の長さをL−1、先細径のゾーンの長さをL−2、遷移ゾー
ンの長さをL−3と示した。
カーボンブラックを製造するための高温燃焼ガスは、液体又はガス燃料が空気、
酸素、空気と酸素との混合物等のような適切な酸化剤の流れに接触することによ
り燃焼ゾーン10で発生する。高温燃焼ガスを発生させるために燃焼ゾーンlO
にて酸化剤の流れと接触するに用いる適切な燃料には天然ガス、水素、−酸化炭
素、メタン、アセチレン、アルコール、ケロシンのような容易に燃焼させること
ができるガス、蒸気、液体の流れの任意のものである。ここで、一般に、炭素含
有成分特には炭化水素を高い含有率で有する燃料を使用することが好ましい。本
発明のカーボンブラックを製造するに使用する空気対天然ガスの比は約10=1
〜約30:1でよい。高温燃焼ガスの発生を容易にするために酸化剤の流れを予
熱することができる。
高温燃焼ガスはゾーンlOと11からゾーン12.18へと下流に流れる。
高温燃焼ガスの流れ方向を図中に矢印で示した。カーボンブラック生成用原料3
0はポイント32(ゾーン12に位置する)で注入する。同時にカーボンブラッ
ク生成用原料30をポイント34のプローブ14を通して上流で導入する。カー
ボンブラック生成用原料として使用するに適切な反応条件下で容易に揮発する原
料炭化水素には、アセチレンのような不飽和炭化水素、エチレン、プロピレン、
ブチレンのようなオレフィン、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族、
特定の飽和炭化水素、この他のケロシン、ナフタレン、テルペン、エチレンター
ル、芳香族サイクル原料等のような炭化水素がある。
先細径ゾーン11の端から下流のポイント32までの長さをF−1と示し、ポイ
ント34から下流のポイント32までの長さをF−2と示す。
本発明のカーボンブラックを製造するため、原料の約30〜85重量%をポイン
ト32で注入し、全体の残りの15〜70重量%をポイント34で注入すること
ができる。好ましくは、全体の原料の50〜65重量%をポイント32で注入し
、全体の残りの35〜50重量%をポイント34で注入する。本願の例において
、カーボンブラック生成用原料30は、迅速かつ完全に原料が分解して本発明の
新規なカーボンブラックに転化させるため、高温燃焼ガスによるカーボンブラッ
ク生成用原料の混合と剪断を確保するように高温燃焼ガス流の内部領域に侵入す
る複数の噴霧の形態で放射状に注入した。
カーボンブラック生成用原料と高温燃焼ガスの混合物はゾーン12を通過してゾ
ーン18へと下流に流れる。ポイント42に位置し、クエンチ流体50(例1〜
2では水であった)を注入するクエンチ40は、本発明のカーボンブラックが生
成したときにカーボンブラック生成用原料の熱分解を停止させるために使用する
。ポイント42の位置は、熱分解を停止させるクエンチ位置を選択するための当
該技術で知られる任意の仕方で決めることができる。熱分解を停止させるクエン
チの位置を決めるための1つの方法は、カーボンブラックの許容できるトルエン
抽出骨に達する位置として決める。トルエン抽出骨はASTM試験法D1611
1 ”Carbon Black Extractables−Toluene
Discoloration″を用いて測定することができる。Qはゾーン18
の前端からクエンチポイント42までの長さであり、クエンチの位置によって変
えることができる。
高温燃焼ガスとカーボンブラック生成用原料の混合物をクエンチした後、そのク
エンチされたガスは下流の通常の冷却・分離手段を経由し、そこでカーボンブラ
ックを回収する。ガス流からのカーボンブランクの分離は集塵器、サイクロン、
バグフィルタ−のような通常の装置で容易に行われる。この分離の後、例えば湿
式造粒器を用いてベレット化することができる。
次の試験方法を、本発明のカーボンブラックの分析特性、本発明のカーボンブラ
ックを混和したゴム配合物の物理特性の測定・評価に使用した。
カーボンブラックのCTABはASTM試験法D3765−85にしたがって測
定した。カーボンブラックの着色力(Tint)はASTM試験法D3265−
85aにしたがって測定した。カーボンブラックのDBP (ジブチルフタレー
ト吸収量)はASTM試験法D2414に記載の方法にしたがって測定した。カ
ーボンブラックのCDBPはASTM試験法D3493−86に記載の方法にし
たがって測定した。カーボンブラックのN2 SA (窒素比表面積)はA、
S T M試験法D3037−88の方法にしたがって測定した。
カーボンブラックのI2No、(ヨウ素吸着量)はASTM試験法D1510の
方法にしたがって測定した。
ゆがみDcとゆがみPsを測定するためには、電子顕微鏡と画像解析を使用して
カーボンブラック凝集形態の特定のパラメーターをめることが基本である。
電子顕微鏡の操作は、ASTM試験法D−3849−87rカーボンブラックの
標準試験法−電子顕微鏡画像解析からの一次凝集寸法」の方法を正確に追従する
。「面積」とr周長」の定義がD−3849の項11の計算に記載されている。
「等価な円の直径DCJは面積の測定値の幾何学的変換であり、次の式で定義さ
れ、計算される。
Dc= (面積/π)1/2
粒子サイズ(P、)の計算はASTM試験法No、03849、項I1.2.2
. に記載されている。
ここで、カーボンブラック凝集体のDcとPsの値の特徴のある分布は、ゆがみ
の統計的パラメーターによって特徴づけられる。ゆがみはサンプル平均値の周り
の非対称の程度を評価する。0に近いゆがみ値は平均値の周りの対称的分布を示
す。正の値のゆがみは、平均より大きい値にデータが広がっていることを示し、
大きい値は大きい広がりを示す。ゆがみの計算式を次に示す。
(rl−1)(N−2)S’ /N
S−標準偏差−、C女M/ベア
N −測定値の数
X、−パラメーターXのi番目の測定値ゴム配合物の磨耗データは、ランボ・−
ン型試験機を基にした磨耗試験機を用いて測定した。磨耗速度(立方センチメー
トル/lセンチメートルの走行)は13%と21%のスリップで測定した。スリ
ップはサンプル車輪と砥石の相対速度に基づく。以降の例において、耐磨耗指数
はVIJLCAN (商標)Jカーボンブラック(キャボット社(Boston
、 Massachusetts)の製品)を含む対照標準配合物の磨耗速度を
、同じスリップにおける本発明の特定のカーボンブラックを用いた配合物の磨耗
速度で割った比である。
ゴム配合物の弾性率、引張特性、伸びはASTMD412に記載の方法により測
定した。
ゴム配合物のショアーA硬度はASTMD2240−86に記載の方法により測
定した。
ゴム配合物の反発弾性データはZWICK Rebound Re5ilien
ce試験機Mode+ 5190(Zwick of America社製、P
o5t 0ffice Box 997. EastWindsor、 Con
necticut 06088)を用いてASTMD 1054に記載の方法に
より測定した。反発弾性値を測定する指示書は装置に付帯している。
本発明の効果と長所を次の例によってさらに説明する。
例1〜2
図1に示した、本明細書で一般的に記載したりアクタ−を使用し、本発明の新規
なカーボンブラックの2つの例を製造した。用いたりアクタ−の条件と形状寸法
を表2に示す。各々の例で燃焼反応に使用した燃料は天然ガスであった。各々の
例で使用した液体原料は次の表1に示す特性を有した。
表1.原料特性
水素(重量%) 7.42 7.42
炭素(重量%) 91.4 91.4
硫黄(重量%) 0.6 g、6
A、 P、 1.比重15.6/15.6℃ −1,9−1,960°F [A
STM D−287]
比重15.6/15.6℃ 1.092 1.09260’ F [ASTM
D−287]粘度、5O3(54,4℃) 103.4 103.4[ASTM
D−88コ
粘度、5US(98,9℃)m’ /秒 40.9 40.9[ASTM D−
88]
リアクターの条件と寸法形状を次の表2に示す。
表2.リアクターの形状寸法と運転条件例1 例2
次いで例1〜2で製造したカーボンブラックを先に記載した方法によって測定し
た。造粒、乾燥して得られたカーボンブラック、及び対照標準カーボンブラック
の分析特性を表3に示す。
表 3
分析特性 例 1 例 2 VtJLCANJ VLILCAN7HCTAB
(m2/g) 10211795 1.201+No、(mg/g) 1031
1790 12ONASA (m’ /g) ll’l 123100 121
DBP(cc/ 100g) 143143114 125CDBP (cc/
1.00g) 11311296 100Tint (%) 1071201
16 126Tint/CTAB 1.051.031.22 1.05ゆがみ
D、 1.60 1.57 0.93 0.91ゆがみ P s 1.25
1..20 0.81. 0.77VULCAN (商標)はキャボット社(B
oston、 ?サチューセッッ州)で製造販売のカーボンブラックの登録商標
例3
この例は、普通乗用車タイヤの典型的なゴム配合における本発明の新規なカーボ
ンブラックの使用を、Vt1LCAN(商標)JカーボンブラックとVl、IL
CA、N 7Hカーボンブラツクを含む同じ配合で比較して示す。ゴム配合物A
は、例1で製造した本発明のカーボンブラックを用いて作成した。ゴム配合物B
は、例2で製造した本発明のカーボンブラックを用いて作成した。ゴム配合物C
は、VULCA、N Jカーボンブラックを用いて作成した。ゴム配合物りは、
VULCAN 7Hカーボンブラツクを用いて作成した。ゴム配合物A、B、C
,Dは、各々のカーボンブラックのサンプルを使用し、表4に示す普通乗用車タ
イヤの典型的なゴム配合処方にしたがって調製した。
表4.普通乗用車タイヤの典型的なゴム配合処方成分 重量部
N5l12.5SBR100
カーボンブラツク 50
酸化亜鉛 3
ステアリン酸 2
Flexzon 7L ]
]NN−シフキシル−2−ベンゾチ 1.25アゾールスルフエンアミド
2−メルカプトベンゾチアゾール 0.25硫黄 1.75
次いでこれらのゴム配合物の特性を、先に記載したA37M試験法にしたがって
評価した。結果を表5に示す。
表5
A 3134 3461 324 72B 3268 3448 313 73
C2633317934470
D 2623 3375 360 71・伸びは破断時の伸び
これらの結果は、本発明のカーボンブラックを用いて作成したゴム配合物AとB
、及び対照標準カーボンブラックを用いて作成したゴム配合物CとDが普通乗用
車タイヤとして使用するに適切であることを示す。
また、各々のゴム配合物の耐磨耗指数と反発弾性値を先に示した方法で測定した
。結果を表6に示す。
表6
A 114 124 66.4
B 146 133 64.2
C10010066,3
D 126 116 63.4
普通乗用車タイヤのゴム配合物において本発明のカーボンブラックを使用する性
能上の利点は、表6に示した結果と図2に示したグラフより明らかに分かる。図
2は普通乗用車タイヤのゴム配合物A〜Dにおける反発弾性値と21%スリップ
での耐磨耗指数のグラフである。図2のグラフに示すように、本発明のカーボン
ブラックを含むゴム配合物AとBの反発弾性値に対する耐磨耗指数は、対照標準
のカー・ボンブラックを配合物CとDに比較して、同じ反発弾性値において高い
耐磨耗性を示す。このように、本発明のカーボンブラックを含むゴム配合物A、
l!:Bは、タイヤに使用した場合、長いタイヤトレッドの寿命と低い転り抵抗
を有するといった長所があると考えこの例は乗用車高性能タイヤのゴム配合物に
おいて、本発明の新規なカーボンブラックの使用を、Vt1LCAN Jカーボ
ンブラックとV IJ L CA N 7 Hカーボンブラックを含む同じ配合
で比較して示す。ゴム配合物Eは、例1で製造した本発明のカーボンブラックを
用いて作成した。ゴム配合物Fは、例2で製造した本発明のカーボンブラックを
用いて作成した。ゴム配合物Gは、V[、ILcANJカーボンブラックを用い
て作成した。ゴム配合物Hは、Vt1LCAN 7Hカーボンブラツクを用いて
作成した。ゴム配合物E、F、G、Hは、各々のカーボンブラックのサンプルを
使用し、表7に示す乗用車高性能タイヤの典型的なゴム配合処方にしたがって調
製した。
表71乗用車高性能タイヤの典型的なゴム配合処方成分 重量部
5L−574,5SBR100
カーボンブラツク 80
Sundex 790オイル 40
酸化亜鉛 3
ステアリン酸 2
Flexzon 7L I
N−シクロへキシル−2−ベンゾチ 1.40アゾールスルフエンアミド
硫黄 1.75
・5L−574,5SBRはスチレン15%、ビニル(1,2ブタジ工ン57%
、1.4ブタジ工ン28%のミクロ構造を有するポリマー(日本合成ゴム社の販
売)
・5undex 790オイルはASTM D2226.タイプ1.01オイル
・FIexzon、7Lは例3と同じ
次いでこれらのゴム配合物の特性を、先に記載したA37M試験法にしたがって
評価した。結果を表8に示す。
表8
E 1901 2605 417 71F 1649 2635 474 71
G 1294 2602 548 64H1232266057865
・伸びは破断時の伸び
これらの結果は、本発明のカーボンブラックを用いて作成したゴム配合物EとF
、及び対照標準カーボンブラックを用いて作成したゴム配合物GとHが乗用車高
性能タイヤとして使用するに適切であることを示す。
また、各々のゴム配合物の耐磨耗指数と反発弾性値を先に示した方法で測定した
。結果を表9に示す。
表9
E 102 130 46.8
F 108 146 42.4
G 100 100 43.4
H10711840,8
乗用車高性能タイヤのゴム配合物において本発明のカーボンブラックを使用する
性能上の利点は、表9に示した結果と図3に示したグラフより明らかに分かる。
図3は普通乗用車タイヤのゴム配合物E〜Hにおける反発弾性値と21%スリッ
プでの耐磨耗指数のグラフである。図3のグラフに示すように、本発明のカーボ
ンブラックを含むゴム配合物EとFの反発弾性値に対する耐磨耗指数は、対照標
準のカーボンブラックを配合物GとHに比較して、同じ反発弾性値において高い
耐磨耗性を示す。このように、本発明のカーボンブラックを含むゴム配合物Eと
Fは、乗用車高性能タイヤに使用した場合、長いタイヤトレッドの寿命と低い転
り抵抗を有するといった長所があると考えられる。
本明細書で記した本発明の態様は例証のみを目的とするものであり、本発明の範
囲を限定するものではないことを明確に理解すべきである。
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(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、SE)、0A
(BF、BJ、CF、CG、CI、 CM、 GA、 GN、 ML、 MR,
SN、 TD、 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、
CH,C3゜DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KR,LK、 LU
、 MG、 MN、 MW、 NL、 No、PL、RO、RU、 SD、 5
E
(72)発明者 メイス、マイレス エル6.ジュニアアメリカ合衆国、マサチ
ューセッツ
02030 、ドーパ−、ファーム ストリート
Claims (10)
- 1.95〜120m2/gのCTAB、I06〜120cc/100gのCDB P、0.90〜1.10のTint/CTAB比、1.30〜1.80のゆがみ Dc、及び1.00〜1.50のゆがみPsを有するカーボンブラック。
- 2.CTABが100〜118m2/g、CDBPが110〜115cc/10 0g、Tint/CTAB比が0.95〜1.06、ゆがみDcが1.40〜1 .70、及びゆがみPsが1.10〜1.40である請求の範囲第1項に記載の カーボンブラック。
- 3.CTABが100〜105m2/g、CDBPが110〜115cc/10 0g、Tint/CTAB比が1.0〜1.1、ゆがみDcが1.50〜1.7 0、及びゆがみPsが1.15〜1.35である請求の範囲第1項に記載のカー ボンブラック。
- 4.CTABが114〜120m2/g、CDBPが109〜115cc/10 0g、Tint/CTAB比が1.0〜1.06、ゆがみDcが1.47〜1. 67、及びゆがみPsが1.10〜1.30である請求の範囲第1項に記載のカ ーボンブラック。
- 5.CTABが102m2/g、CDBPが113cc/100g、Tint/ CTAB比が1.05、ゆがみDcが1.60、及びゆがみPsが1.25であ る請求の範囲第2項に記載のカーボンブラック。
- 6.CTABが117m2/g、CDBPが112cc/100g、Tint/ CTAB比が1.03、ゆがみDcが1.57、及びゆがみPsが1.20であ る請求の範囲第2項に記載のカーボンブラック。
- 7.約100重量部のゴムと、95〜120m2/gのCTAB、106〜12 0cc/100gのCDBP、0.90〜1.10のTint/CTAB比、1 .30〜1.80のゆがみDc、及び1.00〜1.50のゆがみPsを有する カーボンブラックを約10〜約250重量部含んでなるゴム配合物。
- 8.該カーボンブラックのCTABが100〜118m2/g、該カーボンブラ ックのCDBPが110〜l15cc/100g、該カーボンブラックのTin t/CTAB比が0.95〜1.06、該カーボンブラックのゆがみDcが1. 40〜1.70、及び該カーボンブラックのゆがみPsが1.10〜1.40で ある請求の範囲第7項に記載のゴム配合物。
- 9.該カーボンブラックのCTABが100〜l05m2/g、該カーボンブラ ックのCDBPが110〜115cc/100g、該カーボンブラックのTin t/CTAB比が1.0〜1.1、該カーボンブラックのゆがみDcが1.50 〜1.70、及び該カーボンブラックのゆがみPsが1.15〜1.35である 請求の範囲第7項に記載のゴム配合物。
- 10.該カーボンブラックのCTABが114〜120m2/g、該カーボンブ ラックのCDBPが109〜115cc/100g、該カーボンブラックのTi nt/CTAB比が1.0〜1.06、該カーボンブラックのゆがみDcが1. 47〜1.67、及び該カーボンブラックのゆがみPsが1.10〜1.30で ある請求の範囲第7項に記載のゴム配合物。
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