JPH07500571A - Pcpレセプター・リガンドおよびその用途 - Google Patents

Pcpレセプター・リガンドおよびその用途

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JPH07500571A JP4511463A JP51146392A JPH07500571A JP H07500571 A JPH07500571 A JP H07500571A JP 4511463 A JP4511463 A JP 4511463A JP 51146392 A JP51146392 A JP 51146392A JP H07500571 A JPH07500571 A JP H07500571A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 PCPレセプター・リガンドおよびその用途発明の分野 本発明は、動物における神経分解および他の神経病理学的状態の予防および/ま たは処置に有用な医薬組成物分野に関するものである。
発明の背景 アミノ酸し−グルタメートは、中枢神経系内の興奮性シナプスにおける化学的伝 達物質として作用すると広く考えられている。グルタメートに対する神経細胞応 答は複雑であり、少なくとも3つの相異なるレセプター・タイプ、すなわちKA 、QAおよびNMDAサブタイプにより伝達されると思われる。前記サブタイプ は、各々それらの比較的特異的なリガンド、すなわち各々カイニン酸、キスクア ル酸およびN−メチル−D−アスパラギン酸にちなんで命名されている。
NMDAレセプターは、脳虚血または低酸素症後に生じる神経細胞死に深く関与 する。虚血/低酸素性脳発作、例えば背骨または頭部外傷、卒中または心臓発作 中に起きる発作が発生すると、神経伝達物質の保持に必要とされるエネルギー供 給が奪われた神経終末部から、内在性グルタメートの過剰放出が生じる。過剰量 のグルタメートは、近くの神経細胞に対するNMDAレセプターの過剰刺激を誘 発する。NMDAレセプターに伴うのはイオン・チャンネルである。認識部位、 すなわちNMDAレセプターは、イオン・チャンネルに対して外部のものである 。
グルタメートがNMDAレセプターと相互作用するとき、それがイオン・チャン ネルを開口させることにより、細胞膜を横切るカチオンの流れ、例えば細胞への Ca”およびNa”の流入並びに細胞からのに+の流出が行なわれる。グルタル タとNMDAレセプターの相互作用により誘発されるイオンのこの流動、特にC a”イオンの流動が、神経細胞死において重要な役割を演じると考えられている 。例えば、ロスマン、S、M、およびオルネイ、J、W、、rトレンズ・イン・ ニューロサイエンス」、10(7)、299−302(1987)参照。
従って、NMDAレセプター活性化に対する応答を遮断する薬剤は、低酸素症も しくは低血糖症から生じるかまたは卒中、外傷および心臓発作中に生じる脳虚血 後の神経疾患および神経細胞死の処置における潜在的治療用途を有する。疾患系 の若干の病気は、NMDAレセプターの過剰活性化により誘発され得る神経変性 を伴う。従って、NMDAレセプター伝達応答のアンタゴニストは、アルツハイ マー病、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側索硬化症およびダウン症候群といった 疾患の処置に有望である。
NMDAレセプター−イオン・チャンネル複合体に関する研究により、PCPレ セプターとして知られているイオン・チャンネル内のレセプター部位が決定され た。ビンセント、J、P、、カルタロブスキー、B1、ジエネステ、Pl、カメ ンカ、J、M、およびラズデュンスキー、Ml、「プロシーディンゲス・オブ・ ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド ・ステーブ・オブ・アメリカ」、76.4678−4682(1979)、ヅー キン、S。
R1およびヅーキン、R,51rプロシーデインゲス・オブ・ザ・ナショナル・ アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーブ・オブ ・アメリカ」、76.5372−5376(1979)、ソンダース、M、S、 、ケアナ、J、F、W およびウニバー、E、、rl−レンズ・イン・ニューロ サイエンス」、IHI)、37−40(1988)、並びにアニス、N、 A、 、ベリー、S、 C,、ノく−トン、N、 R,およびロッジ、B9、「ブリテ ィッシュ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー」、79.565−575(1 983)参照。pcpレセプターに結合する化合物は、イオン・チャンネル遮断 薬として作用することにより、細胞膜を通るイオンの流れを中断させ得る。この 方法で、PCPレセプターと相互作用する薬剤は、NMDAレセプターでのグル タメートのアゴニスト作用を低下させる非競争的遮断薬として作用する。
公知PCPレセプター・リガンドには、PCP[合成ヘロインコ、すなわちフェ ンシフリジン、類縁体、例えば1−[1−<2−チェニル)−シクロヘキシル〕 −ピペリジン(TCP)、ベンゾモルフアン(シグマ)オピエート、ジオキソラ ン類および5−メチル−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a、 d]シ クロへブテン−5゜10−イミン(すなわち、薬剤MK−801、アメリカ合衆 国特許第4399141号参照)がある。また、ウォング、E、 H,F、、ケ ンプ、J、A、、ブリーストリー、T1、ナイト、A、 R,、ウッドラフ、G 、 N、およびイバーセン、L、1.、「プロシーディンゲス・オブ・ザ・ナシ ョナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステー ブ・オブ・アメリカ」、83.7104−7108(1986)参照。MK−8 01は、現時点までに知られている最も強力な選択的PCPレセプター・リガン ド/NMDAチャンネル遮断薬であると思われる。
1987年7月29日公開のヨーロッパ特許出願公開第0230370号は、式 中、R1,R1,RjおよびR4がHである場合、化合物はMK−801である 。
この化合物およびその誘導体は、アンダーソン等によるアメリカ合衆国特許第4 399141号(1983)の特許対象である。
アンダーソン等によるアメリカ合衆国特許第4374838号(1983)は、 式(II)で示されるMK−801に関連した化合物を開示している。
これらは、筋肉弛緩剤、抗うつ薬、抗けいれん薬として、並びに混合不安−うつ 病、微小脳機能障害および錐体外疾患の処置において有用である。
アンダーソン等によるアメリカ合衆国特許第4064139号(1977)は、 式(III)で示されるMK−801に関連した化合物を開示している。
これらは、弱トランキライザー、抗けいれん薬、筋肉弛緩薬として、並びに錐体 外疾患、例えばパーキンソン病の処置において有用である。
ドブソン等によるアメリカ合衆国特許第3509158号(1970)は、式( IV)で示される10.5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H− ジベンゾ[a、d]−シクロヘプテンおよびその誘導体を開示している。
式中、2は、 から成る群から選ばれる基を表す。
これらの化合物は、殺トリコモナス剤、抗けいれん薬、抗寄生虫剤、抗炎症剤お よび降圧剤として有用であると報告されている。
シェパード等によるアメリカ合衆国特許第4232158号(1980)は、下 記構造式(V)を有する10.11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a、 dlシ クロへブテン−5,10−イミン類およびその誘導体を開示している。
これらの化合物は、抗不安薬、筋肉弛緩薬として、および錐体外疾患、例えばパ ーキンソン病の処置に有用であると報告されている。
デービス等によるアメリカ合衆国特許第3641038号(1972)は、式( V■)を有する10.11−ジヒド0−10.5−(イミノメタノ)−5H−ジ ベンゾ[a。
d]−シクロへブテン−10−オール誘導体を開示している。
これらの化合物は抗けいれん活性を有することが報告されている。
ドブソン等によるアメリカ合衆国特許第3542787号(1970)は、式( VII)を有する10.11−ジヒドo−5,10−(イミノメタノ)−5H− ジベンゾ[a、d]−シクロへブテン−13−イミンを開示している。
この化合物は降圧特性を有することが報告されている。
ドブソン等によるアメリカ合衆国特許第3597433号(1971)は、下式 (VIII)を有する10.11−’)ヒトo−5,10−(ゴミ/メタ/)− 5H−’)ベンゾ[a、 d]−シクロヘプテンおよびその誘導体を開示してい る。
これらの化合物は、実質的に失調性副作用を伴わない抗けいれん活性を有するこ とが報告されている。
ドブソン等によるアメリカ合衆国特許第3716541号(1973)は、式( IX)を有する10.11−ジヒドロ−5,10−(イミノメタノ)−5H−ジ ベンゾ[a。
d]−シクロヘプテンの11−置換誘導体を開示している。
これらの化合物は、失調症を誘発することなく中枢神経系抑制および抗けいれん 特性を呈することが報告されている。
コクシス等によるアメリカ合衆国特許第3717641号(1973)は、式( X)を有する5、 6.11.12−テトラヒドロジベンゾ[a、e]シクロオ クテン−5,11−イミンを開示している。
これらの化合物は、鎮咳およびマスクロトロピック(musculotropi c)鎮けい活性を有することが報告されている。
ネデレンク等によるアメリカ合衆国特許第3892756号(1975)は、式 (XI)を有する5、10−イミノ−ジベンゾ−シクロヘプテン類を開示してい る。
これらの化合物は、興奮剤および抗けいれん薬として有用であることが報告され ている。
ネデレック等によるアメリカ合衆国特許第4009273号(1977)は、式 (Xll)で示される化合物を開示している。
これらの化合物は、興奮剤および抗けいれん薬として有用であることが報告され ている。
アンダーソンによるアメリカ合衆国特許第4052508号(1977)は、式 (IIII)を有するノヒドロアントラセンイミンおよびその誘導体を開示して (する。
これらの化合物は、弱トランキライザー、抗けいれん薬、筋肉弛緩剤として、お よび錐体外疾患、例えばパーキンソン病の処置において有用であることが報告さ れている。
アンダーソン等によるアメリカ合衆国特許第4064139号(1977)は、 式(XIV)を有する置換9.10−ンヒドロアントラセンー9.10−イミン 類を開示している。
これらの化合物は、弱トランキライザー、抗けいれん薬、筋肉弛緩剤として、お よび錐体外疾患、例えばパーキンソン病の処置において有用であることが報告さ れている。
上述の誘導体が開発されたにも拘わらず、依然として、卒中、虚血、CNS外傷 および低血糖症と関連した神経細胞喪失の処置または予防、並びにアルツハイマ ー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏病およびダウン症候群を含む神経 変性疾患の処置または予防に関する新しい方法が要望され続けている。
発明の要旨 本発明は、卒中、虚血、CNS外傷および低血糖症と関連した神経細胞喪失の処 置または予防、並びにアルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞 踏病およびダウン症候群を含む神経変性疾患の処置方法であって、処置を必要と する動物に、式(XVI) [式中、 Rは、水素、C2−C,アシル、Cl Csアルキル、アリール、自−06アル コキシカルボニル、C7Cl。アラルキル、C,−C,アルケニル、CS −C I 3ジアルキルアミノアルキル、Cl C6ヒドロキシアルキル、C,−C, アルキニル、C1Cps トリアルキルシリル、C4CIOアルキルシクロアル キルまたはCs Csシクロアルキルであり、 R1は、水素、C,−C・アルキル、Ct −C@アルケニル、Ct Cnアラ ルキル、C+ −Csアルコキシ、CI−C@アルキルアミノまたはC5−Cp sジアルキルアミノアルキルであり、 XおよびYは、独立して、ハロゲン、例えばクロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード 、C,−C,アルコキシ、C宜−C・ジアルコキシメチルアノ、CI CISジ アルキルアミノアルキル、カルボキシ、カルボキシアミド、C + − C a ハロアルキル、例えばトリフルオロメチル、C,−C.ハロアルキルチオ、アリ ル、アラルキル、CI−C@シクロアルキル、アロイル、アラルコキシ、C。
Csアアシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、 C.−C,ヘテロシクロアルキル、C,−C,アルキルチオ、C,−C,アルキ ルスルホニル、C,−Caハロアルキルスルホニル、CI−CSアルキルスルフ ィニル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、アリールチオ、C.−C.ハロ アルコキシ、アミノ、CI−Csアルキルアミノ、C1−C11ジアルキルアミ ノ、ヒドロキシ、カルバモイル、c+−caN−アルキルカルバモイル、C2− C,5N.N−ジアルキルカルバモイル、ニトロおよびC2 CI3ジアルキル スルファモイルから成る群から選ばれ、 Zは、 (式中、R1は、水素、CI Caアルキル、Cl−C.アルケニル、アラルキ ル、C4−CtSジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、C2−C ,アシル、アロイルまたはアラルカッイルであり、R1は、C.−C.アルキル 、C.−C,アルケニル、フェニル、アラルキルまたはc,CI8ジアルキルア ミノアルキルである) から選ばれた基を表し、 nは、0(XまたはYは、各々水素である)、1、2、3または4から選ばれた 整数である] で示される化合物またはその医薬的に許容し得る塩を投与することを含み、前記 化合物は、は乳類神経細胞においてPCPレセプターに関して高い結合活性を呈 するものであり、前記神経細胞喪失の処置または予防または前記疾患の処置に有 効な量で投与され、存在する。
図面の記載 図1は、様々な濃度のグルタメートで処理したラット海鳥細胞に対する(±)1 0、5−(イミノメタノ)−10.11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d] −シクロヘプレン(IDDC)、(+)IDDC,N−ylfルlDDcおよU 対照試料ツインビトロ神経保護効果を示すグラフである。
図2は、様々な用量レベルでの(+)−10DCのインビボ神経傷害活性保護効 果を示すグラフである。
好ましい実施態様の記載 本発明は、卒中、虚血、CNS外傷および低血糖症と関連した神経細胞喪失の処 置または予防、並びにアルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞 踏病およびダウン症候群を含む神経変性疾患の処置方法であって、処置を必要と する動物、すなわちヒトに、式(XVI)〔式中、 Rは、水素、C.−C,アシル、CI−C.アルキル、アリール、C,−C@ア ルコキシカルボニル、C.−C.。アラルキル、CI−C.アルケニル、C 3  − C + sジアルキルアミノアルキル、C+Caヒドロキシアルキル、C I−C.アルキニル%C3−C+sトリアルキルシリル、C4−CI11アルキ ルシクロアルキルまたはC.−C。
シクロアルキルであり、 R1は、水素、01〜C,アルキル、CI−C,アルケニル、C.−C,。アラ ルキル、C,−C,アルコキシ、C,−C,アルキルアミノまたはCs−Cps ジアルキルアミノアルキルであり、 XおよびYは、独立して、ハロゲン、例えばクロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード 、C,−C,アルコキシ、Cm−CIジアルコキシメチル、C,−C・アルキル 、シアン、CS ctsジアルキルアミノアルキル、カルボキシ、カルボキシア ミド、C,−C,ハロアルキル、例えばトリフルオロメチル、C.−C,ハロア ルキルチオ、アリル、アラルキル、CI−C.シクロアルキル、アロイル、アラ ルコキシ、C。
Csアノル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換へテロアリール、 C.−C・へテロシクロアルキル、C,−C.アルキルチオ、C,−C.アルキ ルスルホニル、CI−C@ハロアルキルスルホニル、C,−C,アルキルスルフ ィニル、C1−C・ハロアルキルスルフィニル、アリールチオ、C,−C,ハロ アルコキシ、アミノ、CI Csアルキルアミノ、C2−Cliジアルキルアミ ノ、ヒドロキシ、カルバモイル、C.−CtN−アルキルカルバモイル、Cl− C,、N,N−ジアルキルカルバモイル、ニトロおよびC2 CISジアルキル スルファモイルから成る群から選ばれ、 (式中、R2は、水素、CI Cmアルキル、CI−C.アルケニル、アラルキ ル、C4−CI5ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、C I  − C aアシル、アロイルまたはアラルカッイルであり、R3は、C,−C. アルキル、C,−C.アルケニル、フェニル、アラルキルまたはCs cpsジ アルキルアミノアルキルである) から選ばれた基を表し、 nは、0(XまたはYは、各々水素である)、1、2、3または4から選ばれた 整数である] で示される化合物を投与することを含み、前記化合物が、は乳類神経細胞におい てPCPレセプクーに関して高い結合活性を呈するものであり、前記神経細胞喪 失の処置または予防または前記疾患の処置に有効な量で投与される方法に関する ものである。
上記式(XVI)を有する化合物は、ラセミ形態または光学活性立体異性体形態 で存在し得る。加えて、式(m)を有する化合物は、放射標識形、例えば1又は +れ以上474子が3H,”C− 14C,”F− ”N,”’I、+311,  3sS又ハ”Pにより置換したもので存在しつる。
好ましくは、本発明化合物は、式(XVIXただし、RはHである)で示される 化合物、すなわち下記構造式(XVII)(式中、R’SXSY,Zおよびnは 前記の意味である)を有する化合物である。
典型的C,ーC.アルキル基には、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ ル、n−ブチル、t−ブチル、l−ブチル、ペンチルおよびヘキシル基がある。
典型的C! Csアシル基には、アセチル、プロパノイル、i−プロパノイル、 ブタノイル、5−ブタノイル、ペンタノイルおよびヘキサノイル基がある。
典型的アリール基には、フェニル、ナフチル、フェナントリルおよびアントラシ ル基がある。
典型的C,ーC.アルコキシカルボニル基には、メトキシ、エトキシ、プロパノ キシ、l−プロパノキシ、n−ブタノキシ、t−ブタノキシ、i−ブタノキシ、 ペンタノキシおよびヘキサノキシ基により置換されたカルボニルがある。
典型的アラルキル基には、フェニル、ナフチル、フェナントリルおよびアントラ シル基により置換された上記列挙のC+ −Csアルキル基、例えばベンジル、 フェネチル、フェニルプロピル、フェニルイソプロピルおよびフェニルブチルが ある。
典型的C2−C@アルケニル基には、ビニル、アリル、2−ブテニル、2−ペン テニルおよび2−へキセニル基がある。
典型的C3〜C6アルキニル基には、エチニルおよびプロパルギル基がある。
典型的ハロ基には、ふっ素、塩素、臭素およびヨウ素がある。
典型的アロイル基には、フェニル、ナフチル、フェナントリルおよびアントラシ ル基により置換されたカルボニルがある。
典型的アラルカッイル基には、上記列挙のアラルキル基により置換されたカルボ ニルがある。
典型的アラルコキシ基には、フェニル、ナフチル、フェナンチルおよびアントラ シル基により置換された上記列挙のC,−C,アルコキシ基がある。
典型的置換アリール基には、ハロ、ヒドロキシ、アミノなどにより置換された上 記列挙のアリール基がある。
典型的ヘテロアリール基には、フリル、チェニル、ピロリル、チアゾリル、ピリ ジル、ピリミジニル、ピリジニルおよびオキサシリル基がある。
典型的置換へテロアリール基には、ハロ、C+ Csアルキルなどにより置換さ れた上記列挙のへテロアリール基がある。
典型的C,−C,ヘテロシクロアルキル基には、テトラヒドロフラニル、テトラ ヒドロピラニル、ピペリジニルおよびピロリジニル基がある。
典型的C3”−CI 5ジアルキルアミノアルキル基には、N、N−ジエチルア ミノメチル、N、N−ジメチルアミノエチル、N、N−ジメチルアミノプロピル およびN。
N−ジメチルアミノブチルがある。
式(XVI)に関して述べると、X、Y、RおよびR1が水素である(nはOで ある)最も好ましい化合物は、下式(XVIII)を有する(+)および/また は(−)10.5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ [a、d]シンクロへテン(IDDC)である。
式(XVI)に関して述べると、X、YおよびRが水素であり(n=o)、R1 がCHsである第2の好ましい化合物は、下式(XIX)を有する(+)および /または(−)5−メチル−10,5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒド ロ−5H−ジベンゾ[a、d]シクロヘプテン(5−メチル−IDDC)である 。
式(XVI)ニ関して述べると、X、YおよびR1が水素であり(n=o)、R がCHIである第3の好ましい化合物は、下式(XX)を有する(+)および/ または(−)N−メチル−10,5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ −5H−ジベンゾ[a、d]シクロヘプテン(N−メチル−IDDC)である。
式(XVT)に関して述べると、XおよびYが水素であり、RおよびR1がCH sである第4の好ましい化合物は、下式(XXI)を有する(+)および/また は(−)5−メチル−N−メチル−10,5−(イミノメタノ)−10,11− ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a、d]シクロヘプテン(5−メチル−N−メチル −IDDC)である。
本発明化合物は、は乳類神経細胞においてPCPレセプターに関して高い結合活 性を呈する。特に高い結合活性を有する化合物には、上記式(XVIII)−( XXI)により表される化合物がある。
本発明は、又、IDDC(IDDC= (+)及び/又は(−)10.5− ( イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−(a、 d)シクロ ヘプテンの新規誘導体、その医薬組成物並びに神経喪失への処置又は予防及びN MDA受容体−イオンチャンネル関連神経毒性の阻止へのこれらの用途に向けら れる。
本発明の実施に用いつる新規IDDC誘導体は、(−)−3−クロロ−5−(イ ミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ンベンゾー(a、 d)シクロヘ プテン、 (+)3−クロロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ− 5H−ジベンゾ−Ca、 d)シクロヘプテン、(−)−N−メチル−3−クロ ロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−Ca、  cl〕 シクロヘプテン、(+)−N−メチル−3−クロロ−5−(イミノメタ ノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−(a、d) シクロヘプテン、 3−ヨード−5−(イミノメタノ)−10,11−ノヒト七−5H−ジベンゾ− Ca、d)シクロヘプテン、N−メチル−3−ヨード−5−(イミノメタノ)− 10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−Ca、d)/クロヘプテン、7−メド キシー5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドo−5H−ジベンゾ−Ca、 d) シクロヘプテン、3−ブロモ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒ ドロ−5H−ジベンゾ−(a。
d〕ンクロヘプテン、3−クロロ−7−メドキシー5−(イミノメタノ)−10 ゜11−ジヒドロ−5−ジベンゾ−(a、d)シクロヘプテン、3−プロモー7 −メドキシー5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ− 〔a、d)シクロヘプテン、7−クロロ−5−(イミノメタノ)−10,11− ジヒドロ−5H−ジベンゾ−Ca、d)シクロヘプテン、3−アミノ−5−(イ ミノメタノ)−10,11−ジヒドo−5)(−ジベンゾ−(a、d)シクロヘ プテン、3−ブロモ−N−メチル−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒド ロ−5H−ノベンゾー[a、 d〕 シクロヘプテン、3−ブロモ−7−メトキ シ−N−メチル−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベン ゾ−(a、 d)シクロヘプテン、(−)−3−フルオロ−5−(イミノメタノ )−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−(a、d〕シクロヘプテン、(+ )−3−フルオロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドo−5)(−ジ ベンゾ−(a、dl シクロヘプテン、(−)−N−メチル−3−フルオロ−5 −(イミノメタノ)−10゜11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−(a、 d)シ クロヘプテン、(+)−N−メチル−3−フルオロ−5−(イミノメタノ)−1 0,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−(a、d)シクロヘプテン、3メトキシ −5−(イミノメタノ)−10゜11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−[a、d) シクロヘプテン、3−二トロー5−(イミノメタノ−10,11−ジヒドロ−5 H−ジベンゾ−[a、d)シクロヘプテン、3−アジド−5−(イミノメタノ) −10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−[a、d)シクロヘプテン、3−ト リフルオロ−5−(イミノメタノ)−10,11−)ヒト0−5H−7ベンゾー Ca、d) シクロヘプテン、N−メチル−3−トリフルオロメチル−5−(イ ミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−(a、d)シクロヘプ テン、3.7−ノフルオロー5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5 H−ジベンゾ−(a、d〕 シクロヘプテン、3−フェニル−5−(イミノメタ ノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−[a、d〕 シクロヘプテン、 3−アミノ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ− [a、d)/クロヘプテン、8−ヒドロキシ−5−(イミノメタノ)−10,1 1−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−(a、 d)シクロヘプテン、3−ヒドロキシ −5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−(a、 d )シクロヘプテン、8−メトキシ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒド ロ−5H−ジベンゾ−[a、d]シクロヘプテン、3−シアノ−5−(イミノメ タノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−[a、d)シクロヘプテンお よび3−メチルチオ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジ ベンゾ−(a、dl シクロヘプテンを含む。かかるIDDC誘導体はラセミま たは光学的に純粋、例えば(+)または(−)光学異性体でありうる。
さらに、この発明は、神経細胞のNMDAレセプターと相互作用するグルタメー トにより誘導された神経傷害作用を改善する方法であって、上記神経傷害作用の 徴候を呈するか、またはその影響をうけやすい動物、例えばヒトに、NMDAレ セプター−イオン・チャンネル複合体のイオン・チャンネルを遮断するのに有効 な量で神経細胞のPCPレセプターに対して高い親和力を有する本発明化合物を 投与することを含む方法に関するものである。それらの神経傷害作用は、内在性 グルタメートの過剰放出を誘発する虚血性脳傷害により誘発され得る。本発明の 医薬組成物は、例えば脳もしくはを髄への血流低下の誘発が予測され得る外科的 方法または他の処置の前に予防的に投与されることにより、神経分解を予防また は改善し得る。また、本発明の医薬組成物は、例えば頭部またはを髄に対する外 傷後に投与されることにより、そこから生じ得る神経変性を予防または改善し得 る。
神経系の若干の病気は、NMDAレセプターの過剰活性化により誘発され得る神 経分解を伴う。従って、NMDAレセプター活性化に対する応答を遮断する薬剤 は、神経学的疾患の処置、および低酸素症もしくは低血糖症により生じるか、ま たは卒中、外傷および心臓発作中に起きる脳虚血後に生じる神経細胞死の予防に おいて治療用途を有する。またNMDAレセプター伝達応答のアンタゴニストは 、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側索硬化症およびダウン症 候群といった疾患の処置において有用である。
本発明はまた、動物に、神経細胞のPCPレセプターに対して高い親和力を有す る式(XVI)の化合物を神経傷害活性の阻害に有効な量で投与することを含む 、NMDAレセプターのイオン・チャンネル関連神経傷害活性の阻害方法に関す るものである。
当業界の通常熟練者であれば、(a))リチウム化チェニルシクロへキシルピペ リジン([”H]TCP、ビニョン等、「ブレーン・リサーチ」、280:19 4−197(1983)、コントレラス等、ニューロサイエンス・レターズ、6 7:101−106(1986)参照)の競争的置換によりPCPレセプターに 関する結合親和力を測定、(b)チャンネルを通る電流の測定により化合物がイ オン・チャンネルを通るイオンの通行を遮断する能力を評価(ヒュットナーおよ びビーン、「プロン−ディンゲス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・ サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーブ・オブ・アメリカ」、85 :1307−13101988))、(c)グルタメートへの暴露に起因する神 経細胞死を化合物が阻止する能力を測定するインビトロ細胞傷害活性試験、およ び/または(d)動物モデルを用いたインビボ神経保護能力の測定により、NM DAレセプター・アゴニストの非競争的遮断薬としての式(XVI)により表さ れる特定化合物の活性を容易に決定することができる。
PCPレセプターに関する有機化合物の結合活性の評価は、放射性リガンド結合 検定を用いて行なわれる。化合物が呈する、PCPレセプターの標識に使用され るトリチウム化TCPおよびトリチウム化MK−801の置換能力を測定するた め化合物を試験する。競争的置換結合データを評価すると、好ましい化合物は、 PCPレセプターに対して高い親和力(すなわち、低いIC,。値)を呈する化 合物である。
結合活性試験下、多くとも約1000ナノモル、好ましくは多くとも約500ナ ノモルのIC5o値が高い結合親和力を示す。本出願において、「高い親和力」 という語は、多くとも約1000ナノモルのI Cso値を呈する化合物を意味 するものとする。
電気生理学的試験において、化合物は、それらが示すNMDAレセプター・チャ ンネル複合体のイオン・チャンネル遮断することにより、神経細胞へのCa”お よびNa’イオン流を阻止する能力に関して評価される。最初に、イオン・チャ ンネルは、NMDAレセプターを活性化することにより開かれる。イオンの流れ は電流の通過を測定することにより決定され、すなわち、電流の使用量依存性減 少は、チャンネル内の部位でのりガントの結合によるイオン・チャンネルの遮断 を示す。
使用量依存性遮断は、より多くのN M、D Aレセプター−チャンネル複合体 がグルタメートにより活性化されると、非競争的遮断薬によるチャンネルの遮断 はより有効になることを意味する。
細胞傷害活性試験では、FAAレセプターを発現する培養は乳類神経細胞を、グ ルタメートおよび特定被験化合物に対してインビトロ暴露させる。細胞の生存パ ーセンテージは、グルタメート誘発神経細胞死に対する化合物の防御能力を示す 。
インビボ神経傷害活性試験では、マクドナルド、D、W等(「シグマ・アンド・ フエンンクリジンーライク・コンパウンダ・アズ・モレキュラー・ブローブス・ イン・バイオロジー」中、ドミノ、E、 F、およびカメンカ、J、M、編、6 97−707頁(1988)、NPPブノクス、アン・アーバー、ミンガン)の 実験モデルが使用され得る。このモデルでは、−大脳半球へのNMDA注射によ り、低酸素症−虚血により生じる病変に類似した傷害が誘発される。化合物がN MDA誘発病変を制限する能力は、それらの神経防御特性の尺度である。化合物 は腹腔内投与され得るため、このモデルはまた化合物が血液脳関門を通過する能 力に関する情報を提供し得る。
一般に、式(XVI)を有する化合物は、例えば極性非プロトン性溶媒中ブロモ アセトアルデヒドジエチルアセタールと共に式(XXII)を有するジアリール 誘導体を加熱することにより、下式Iに従い製造される。この目的に使用され得 る極性非プロトン性溶媒には、N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)および ジメチルスルホキシド(DMSO)がある。反応混合物の温度は70℃〜120 ℃の範囲であり得る。次いで、式(XXII)を有する生成物を、周囲温度で溶 媒、例えばクロロホルムまたはジクロロメタン中、酸、例えばトリフルオロメタ ンスルホン酸または70%過塩素酸で処理すると、式(XXIV)を有する化合 物が得られる。次に、この化合物において適当な親電子物質により窒素原子を誘 導体化すると、式(XVI)により表される化合物が生成され得る。例えば、N −メチル誘導体は、ホルムアルデヒドおよび水素化はう素ナトリウムと(XXI V)の反応により製造され得る。別法として、式(XXIV)の窒素を、アルキ ルノーライド、アルカノイルノーライドまたは他の適当な親電子物質と反応させ 得る。
XおよびYが水素てない場合、式(XVI)を有する生成物は、当業界の熟練者 に知られた方法に従いフェニル環(複数もあり得る)における親電子的置換によ り製造され得る適当に置換されたジアリール誘導体(XXII)を選択すること により製造され得る。
Zがヒドロキシまたはアルコキン置換基をもつ炭素原子である場合、化合物は、 アメリカ合衆国特許第3509158号、同第3426015号および同第33 61767号に従い製造され得、これらの開示を引用して説明の一部とする。
反応式■ 式(XVI)の5−置換誘導体は、下記反応式IIに従い、例えば塩基、例えば 炭酸カリウムを含むアルコール性媒質中、ジアリール誘導体(XXII)をアル キニル誘導体(XXV)、例えば3−ブロモ−1−プロピンで処理して置換N− プロパルギル−1,2−ジアリールエチルアミン(XXVI)を得ることにより 製造され得る。Zがヒドロキシ基もつ炭素原子である場合、ヒドロキシ基は、適 当なヒドロキシ保護基、例えばベンジルなどにより保護され得る。(XXVI) を酸、例えばトリフルオロメタンスルホン酸で処理することにより、式(XXV II)を有する化合物が得られる。この生成物は、上記で検討した、適当な親電 子物質処理により窒素またはヒドロキシ基がさらに誘導体化され得る(Zがアル コキンまたはアシルオキシにより置換されている場合)。
反応式II e また、式(XVI)を有する化合物の光学異性体も本発明の範囲内に含まれる。
光学異性体は、例えば光学活性酸による式(XVI)のアミノ基の塩の形成によ る、古典的分割技術により分離され得る。この目的に特に好ましい酸は、(+) −ジ−p−トルオイル−D−酒石酸である。生成したジアステレオマー塩は、結 晶化、クロマトグラフィーまたは2つのジアステレオマー塩の溶解度差異を利用 することにより分離され得る。次いで、遊離塩基は、塩基、例えばアンモニア水 による処理および有機溶媒による抽出により単離され得る。
別法として、光学異性体はジアリール誘導体(XXII)の分割により製造され 得る。
例えば、1,2−ジフェニルエチルアミンは、光学活性酸による対応するジアス テレオマー塩の製造により分割され得る。この目的に特に好ましい酸は、L−( +)−酒石酸である。ジアステレオマー塩は、結晶化、次いで上記要領による遊 離塩基の単離により分離され得る。次いで、光学活性1,2−ジフェニルエチル アミンを反応式■またはIIに示された反応順序に付すと、式(XVI)を有す る光学活性生成物が得られる。
上記合成は、次の通り(+)−1DDCの絶対立体配置を決定し得るべく容品に 適合化された。(−)−1,2−ジフェニルエチルアミンは、R−絶対立体配置 を有することが既に示された(M、ナカザキ等、「ブレタン・オブ・ザ・ケミカ ル・ソサエティー・オブ・ジャパン」、36:316(1963))。(R)( −)−1,2−ジフェニルエチルアミンからの(+)−1DDCの合成中、R− 立体配置は保持され、それはIDDC分子においてC−10になる。従って、( +)−1DDCの絶対立体配置は、C−10においてRである。2環式環構造に より分子に押し付けられた幾何的圧迫故に、(+)−1DDCにおけるC−5の 絶対立体配置はSでなくてはならない。従って、(+)−1DDCの完全名称は 、(+)−10(R)、5(S)=(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ− 5H−ジベンゾ[a、d]シクロヘプテンである。
式(XVI)を有する化合物の非毒性の医薬的に許容し得る塩類もまた、本発明 の範囲内に含まれる。酸付加塩は、式(XVI)を有する化合物の溶液を、医薬 的に許容し得る非毒性酸、例えば塩酸、フマル酸、マレイン酸、こはく酸、酢酸 、くえん酸、酒石酸、燐酸、しゅう酸などの溶液と混合することにより形成され る。
虚血、脳およびを髄外傷、低酸素症および低血糖症における神経細胞喪失の処置 または予防、並びにアルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、筋萎縮性側索硬化 症およびダウン症候群の処置方法において、本発明の医薬組成物は、1日1−4 回の摂取法により、体重1kg当たり約0.01〜約500mgの単位用量レベ ルで式(XvI)の化合物を、またはその医薬的に許容し得る塩の等量を含み得 る。疾患の機能上の変化がNMDAレセプター−イオン・チャンネル関連神経傷 害を伴う疾患の処置方法で使用される場合、式(XVI)を有する化合物は、1 日1−4回の摂取法により、体重1kg当たり約0.01〜約500mgの単位 用量レベルで、またはその医薬的に許容し得る塩の等量が投与され得る。勿論、 正確な処置レベルは、処置される動物、例えばヒトの病歴により異なるものと理 解される。正確な処置レベルは、過度の実験をせずとも当業界の一熟練者により 決定され得る。
本発明の医薬組成物は、本発明化合物の有益な効果を経験し得る動物へ投与され 得る。それらの動物の中で最も重要なのはヒトであるが、本発明をそれに限定す る意図は無い。
本発明の医薬組成物は、それらの意図された目的を達成するあらゆる手段により 投与され得る。例えば、投与は、非経口、皮下、静脈内、筋肉内、腹腔内、経皮 または頬経路により行なわれ得る。別法として、または同時に、投与は経口経路 により行なわれ得る。投与される用量は、受容者の年令、健康状態および体重、 同時処置(あるとすれば)の種類、処置の頻度および所望の効果の性質により異 なる。
薬理活性化合物に加えて、新規医薬製剤は、活性化合物を医薬的に使用され得る 製剤へ加工処理し易くする賦形剤および補助物質を含む適当な医薬的に許容し得 る担体を含み得る。好ましくは、製剤、特に経口投与され得、好ましいタイプの 投与に使用され得る製剤、例えば錠剤、糖衣錠およびカプセル、および直腸投与 され得る製剤、例えば半開、並びに注射または経口投与に適した溶液は、賦形剤 と一緒に約101〜99パーセントの濃度で存在する。
本発明の医薬製剤は、自体公知の方法、例えば慣用的な混合、造粒、糖衣錠製剤 化、溶解または凍結乾燥方法により製造される。すなわち、経口用医薬製剤は、 活性化合物を固体賦形剤と合わせ、所望により生成した混合物を粉砕し、所望ま たは必要ならば、適当な補助物質を加えた後、か粒混合物を加工処理して錠剤ま たは糖衣錠コアを得ることにより製造され得る。
適当な賦形剤は、特に増量剤、例えば糖類、例えば乳糖またはしょ糖、マンニト ールまたはソルビトール、セルロース製剤および/または燐酸カルシウム、例え ば燐酸三カルシウムまたは燐酸水素カルシウム、並びに結合剤、例えば澱粉ペー スト、例えばトウモロコシ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、ジャガイモ澱粉を用いたも の、ゼラチン、トラガカントゴム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ ルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび/またはポリビニ ルピロリドンである。所望ならば、崩壊剤、例えば上述の澱粉およびカルボキン メチル−澱粉、架橋ポリビニルピロリドン、寒天またはアルギニン酸もしくはそ の塩、例えばアルギニン酸ナトリウムが加えられ得る。補助物質は、特に流動調 節剤および滑沢剤、例えばシリカ、タルク、ステアリン酸もしくはその塩類、例 えばステアリン酸マグネシウムもしくはステアリン酸カルシウム、および/また はポリエチレングリコールである。糖衣錠コアには、所望ならば胃液に耐性を示 す適当なコーティングが施される。この目的の場合、濃縮糖溶液が使用され得、 それらは、所望によりアラビアゴム、タル入ポリビニルピロリドン、ポリエチレ ングリコールおよび/または二酸化チタン、ラッカー溶液および適当な有機溶媒 または溶媒混合物を含み得る。胃液に耐性を示すコーティングを製造するために は、適当なセルロース製剤、例えばアセチルセルロースフタレートまたはヒドロ キシプロピルメチルセルロースフタレートの溶液が使用される。例えば活性化合 物用量の組み合わせを同定または特性確認するため、染料または色素が錠剤また は糖衣錠コーティングに加えられ得る。
経口使用され得る他の医薬製剤には、ゼラチンでてきたブツシュ−フィツト・カ プセル並びにゼラチンおよび可塑剤、例えばグリセリンまたはソルビトールでで きた密封軟カプセルがある。プッンユーフィット・カプセルは、増量剤、例えば 乳糖、結合剤、例えば澱粉、および/または滑沢剤、例えばタルクまたはステア リン酸マグネシウムおよび所望により安定剤と混合され得るか粒形態で活性化合 物を含み得る。軟カプセルでは、活性化合物は、好ましくは適当な液体、例えば 脂肪油または液体パラフィンに溶解または墾濁される。さらに、安定剤が加えら れ得る。
直腸投与に使用され得る可能な医薬製剤には、例えば1種またはそれ以上の活性 化合物と半開基剤の組み合わせから成る半開がある。適当な半開基剤は、例えば 天然または合成トリグリセリドまたはパラフィン族炭化水素である。さらに、活 性化合物と基剤の組み合わせから成るゼラチン直腸カプセルの使用も可能である 。可能な基剤材料には、例えば液体トリグリセリド、ポリエチレングリコールま たはパラフィン族炭化水素がある。
非経口投与に適した製剤には、水溶性形態の活性化合物、例えば水溶性塩類の水 溶液がある。さらに、適当な油状注射懸濁液として活性化合物の懸濁液も投与さ れ得る。適当な親油性溶媒または賦形剤には、脂肪油、例えばゴマ油または合成 脂肪酸エステル類、例えばオレイン酸エチルまたはトリグリセリドがある。水性 注射懸濁液は、懸濁液の粘ちゅう性を高める物質を含み得、例えばカルボキシメ チルセルロース、ソルビトールおよび/またはデキストランが含まれる。所望に より、懸濁液はまた安定剤を含み得る。
以下、実施例により本発明の方法および組成物について説明するが、限定的なも のではない。当業界の熟練者には明らかであり、臨床的治療で通常直面する多様 な状態およびパラメーターの他の適当な修飾および適応も本発明の精神および範 囲内に含まれる。
実施例 実施例1: IDDCの合成 A、N−(2,2−ジェトキシエチル)−ジフェニルエチルアミンの合成N−( 2,2−シェドキンエチル)−ジフェニルエチルアミンは、タヵヤマ1H1、ケ ミストリー・レターズ865頁(1978年)に準じて製造した。1.2−ジフ ェニルエチルアミン(3,94g、 20.0ミリモル、アルドリッヒ・コーポ レーション、そのまま使用)のN、N−ジメチルホルムアミド(DMFXIQm l)溶液を撹拌し、80−90℃で1時間かけて用時蒸留したブロモアセトアル デヒド−ジエチルアセクール(4,50g、 22.5ミリモル、アルドリッヒ 弓−ボレーション)を滴加した。1時間後、炭酸カリウム(2,76g、20. 0ミリモル)を添加した。
13時間後、褐色の混合物を25℃まで冷却し、次に混合物をINNaOH(2 00ml)で希釈し、CH2Cl2(全量100 +ml)テ2 回tlll出 L、そして乾燥した(MgsOイ)、溶媒を蒸発させ、残留物を蒸留し、N−( 2,2−ジェトキシエチル)−ジフェニルエチルアミン(5,29g、84%) を得た:沸点150−160’C10゜50龍: ’HNMR(CDCl2)cil、10(t、3)、1.12(t、 3)、1 .70(bs、 1)、2、50(dd、 1)、2.58(dd、 1 )、 2.9 Hdd、 1)、2.98(dd、 1)、3.39(dt、1)、3 .44(dt、1)、3.54(dt、 1)、3.59(dt、 1)、3. 86(dd、1)、4、53(dd、 1)、7.16−7.40(m、10) ;”CNMR(CDCI 3)615.5(q)、45.5(t)、50.0( t)、62.0(1)、62.2(t)、64.9(d)、102.0(d)、 126.5.127.3.128.5.129.5(全てd)、139.0,1 43.8(すべてS)。
B、IDDCおよびそれの塩酸塩の合成上記で得られたアセタール(2,16g 、 6.90 ミ!Jモル)(7)CDCIg(5ml)溶液を撹拌し、25℃ でトリフルオロメタン・スルホン酸(4,0g、36ミリモル、アルドリッヒ・ コーポレーション)を滴加した。NMR分光学より、反応は54時間後に完結し たことが示された。黒色の溶液を水(50ml)で希釈し、IN NaOH(2 00m1)で塩基を作り、CH2Cl2で抽出した。抽出物は濃縮乾固し、残留 物をシリカゲルのフラッノユクロマトグラフィーで精製した。10:1エーテル : THFで溶出した液より最初の少量の1.2−ジフェニルエチルアミンが得 られ、続いて無色の分画が得られたが、この分画を170℃10.5a+mで蒸 留すると油状物(1,15g、75%)が得られ、放置すると固化した:融点7 9−81℃(文献融点)74−78℃; ドブソン、T、A1、ケミカル・アブ ストラクト、73・3816(1970年)、米国特許第3509158号(1 970年);文献融点79℃、タカイ、H9ら、ケミカル・アンド・ファーマシ ューティカル・プレチン、34巻、1901頁(1986年);’HNMR(C DC13)62.18(bs、 1.NH)、3.23(dd、1.J=17. 5および3.2.H−11)、3.33(dd、1.J=11.3および4.7 .H−12)、350(dd、1.J=17.5および3.7.H−11)、3 .67(d、1.J=11.3゜H−12)、3.92(d、1.J=4.7. H−5)、4.33(dd、 1. J =3.7および3.2.H−10)、 7.04−7.38(m、8H−1−4: 6−9);”CNMR(CDCl2 )641.8(t)、47.0(d)、50.8(t)、55.1(d)、12 51.1256.126.1.1268.1269.1273.128.1.1 31.5(全てd)、135.4.140.5.141.6.143.1(全て s): MS m/e221(40,M”)、220(35)、192(100)、19 H47)。
塩化水素ガスを、生成物(700mg’)のエーテル(10ml)およびメタノ ール(10口1)溶液中25−30℃で、さらに沈澱を生じなくなるまで吹き込 んだ。溶媒を除去し、残留物を熱エタノール中に溶解し、次いて放置冷却し、I DDC塩酸塩(429mg、 52%)を白色結晶として得た 融点305−3 07°C(文献融点270℃以上、ドブソン、T、A、ら、米国特許第3509 158号(1970年)、ケミカル・アブストラクト、73 : 3816(1 970年)参照):’HNMR(CD30D)δ3.3 Hdd、 1)、3. 54(dd、 1)、3.78(dd、 1)、3.85(d、1)、4.25 (6,1)、5.01(t、1)、7.07−7.46(m、8);l”CNM R(CD30D)636.5(t)、43.5(d)、48.3(t)、54゜ 9(d)、125.7.126.6.126.8.127.7.127.9.1 28.1.129.5.130.9(全てd)、132.0.132.1.14 0.0.140.3(全てS)。
実施例2: 5−メチルIDDCの合成A、N−プロパルギル−1,2−ジフェ ニルエチルアミン1.2−ジフェニルエチルアミン(930mg、 4.20ミ リモル)のエタノール(33ml)溶液を撹拌し、3−ブロモ−1−プロピン( 700mg、5.30ミリモル)および炭酸カリウム(1,38g、10.0ミ リモル)を添加した。混合物を16時間還流し、次いで3−ブロモ−1−プロピ ン(100mg)を添加した。混合物をさらに6時間還流し、次いで冷却し、I  N Na0H(200m1)で希釈し、CH,CI。
て抽出した。抽出物を乾燥しくMg5O4)、濃縮した。残留物をフラッシュク ロマトグラフィーにより精製した。1:1ヘキサン−CH2C12で溶出し、最 初にN。
N−ノープロパルギル−1,2−ジフェニルエチルアミン(218mg、19% )[’ HNMR(CD C15)δ2.34(t、2)、2.83(dd、  1)、3.53(dd、 1)、3、63(dd、 2)、3.7 Hdd、  2)、3.85(dd、 1)、6.89−6.92(m、 2)、7.14− 7.26(m、8); I3CNMR(CDC13)δ40.5(t)、40.9(t)、68.2(d )、73.4(d)、79.4(d)、1261.1276.128.1.12 8.3.128.8.129.7.129.8(全てd)、138.8.140 .8(全てs)]を得、続いて、N−プロパルギル−1,2−ジフェニルエチル アミンを得た。180℃10.5Mで蒸留すると無色油状の純粋な化合物(58 3mg、59%)が得られた・’ HN M R(CD C1s )δ1.69 (bs、1)、2.20(t、1)、2.95(dd、 1)、3.06(dd 、1)、3.24(dd、1)、3.36(dd、 1)、4.21(dd、  1)、7.25−7.50(m、10): ”CNMR(CDCl3)636.0(t)、45.1(t)、62.6(d) 、71.6(d)、82.2(s)、1267.127.6.1278.128 .7.129.5(全てd)、1386.142.7(すべてS)。
8.5−メチル−IDDC N−プロパルギル−1,2−ジフェニルエチルアミン(125+ng、 0.5 30ミリモル)のクロロホルム(0,5m1)溶液およびトリフルオロメタンス ルホン酸(500mg、3.33ミリモル)を258Cで48時間撹拌した。N MRスペクトル分析によると約40%しか変化していないことが示された。従っ て、さらにトリフルオロメタンスルホン酸(500mg)を添加した。24時間 後、黒色の溶液をINNaOH(50ml)で塩基にし、CH2Cl2で抽出し た。溶媒を蒸発させ、残留物を蒸留し、無色油状の生成物、沸点190−200 °C/ 0.5mm(96mg、78%)を得た。
’HNMR(CDC13) δ]−,88(s、 3)、2.44(s、 1) 、3.09(d、1)、3、32(dd、 l)、3.59(d、l)、3.6 1(dd、 1)、4.35(dd、 1)、7.07−7、42(m、 8) ; 13c NMR(CDC13) 622.6(q)、41.9(t)、55.5 (d)、58.1(t)、62.6(s)、122.9.1239.1250. 125.7.1264.1266.1273.131.7(全てd)、1363 .140.6.1443.145、5(全てS)。
実施例3 :(+)−1DDCの製造 A(±)−]、、2−7フエニルエチルアミンの分解V、Mポタポフらの一般法 を採用し、以下の分解を行った(ポタポフ、V、Mら、ジャーナル・オブ・オー ガニック・ケミストリー、USSR,16巻、683頁(1980年))。L− (+)−酒石酸(マリンクロツツ、そのまま使用)9.5013g(63,2ミ リモル)の水400ffll溶液を撹拌し、45℃で(±)−1,2−ジフェニ ルエチルアミン(アルトリッヒ、そのまま使用)24.7673g(125,5 ミリモル)を滴加した。即座に白色沈澱を生じた。25℃で285時間撹拌した 後、沈澱を収集し、不完全な空気乾燥し、白色固形物94gを生成した。この9 4gを沸騰水300m1に溶解し、次に熱い間に濾過し、透明な無色の溶液を得 た。20分以内にこの溶液から結晶化が始まった。収集した結晶を不完全な空気 乾燥すると、31.6gになった。続いてさらに5回、この物質を比例した量の 沸騰水を用いて再結晶すると、(+)−L−酒石酸および(+)−1(R)、2 −ジフェニルエチルアミンの不完全に分解したジアステレオ異性体塩の白色微小 結晶905.2mgを得た;融点222.5−223.5℃分解、[α]、”= −51,3°、C=、92、H2C。ナカザキら、ブチレン・オブ・ザ・ケミカ ル・ソサエティー・オブ・ジャパン、36巻、161頁(1963年)によると 以下の物理定数が報告されている: (−)−1(R)、2−ジフェニルエチル アミンの(+)−酒石酸塩、融点229−230℃、[α]o”= 55.3° 、C=0.92、H2C; (−)−1(R)、2−ジフェニルエチルアミン[ α]o”= 51.2°、C=3.7、エタノール。最後の4回の再結晶の母液 は一緒にした。水溶液を濃縮し、固体の水酸化ナトリウムを添加して塩基を作り 、CH2Cl23分画て抽出した。有機層を一緒にし、乾燥しくK2CO3)、 減圧上溶媒を除去し、不完全に分解した(−)−1(R)、2−ジフェニルエチ ルアミン2.5397g生成した;[α]。l’=−44,0°C,C=3.7 、エタノール(ナガサキ1M、ら、上述)。L−(+)−酒石酸(マリンクロッ ツ、標準品)1.8116g(12,1ミリモル)の水4Qml溶液を撹拌し、 45℃でアミン(25055g、12.Lミリモル)を滴加した。その結果、生 じた白色沈澱を、混合物を環境温度で12時間撹拌した後収集した。収集した固 形物を沸騰水で3回再結晶すると、(+)−L−酒石酸および(−)−1(R) 、2−ジフェニルエチルアミンの白色微小結晶のジアステレオ異性体塩815. 2mgを生成した:融点224−225℃分解、[α]o”=−54,8″’、 C=、92、H2C。ナガサキら、上述。
塩(806,6mg)をl N NaOH50mlおよびCH2Cl225ff ilに溶解した。層分離し、水層はCH2Cl23分画で2回抽出した。有機層 を一緒にし、lNNaO815mlで洗浄し、乾燥しくK2CO3)、減圧上溶 媒を除去し、(−)−1(R)。
2−ジフェニルエチルアミンの無色液体449.1mgを得た。[α]、I’= −50゜1°、C=3.7、エタノール。
B、N−(1(R)、2−ジフェニルエチルアミン)アミノアセトアルデヒド− ジエチルアセタールの製造 スズキ、T、ら、ケミカル・アンド・ファーマシューティヵル・ブチレン、34 巻、1988頁(1986年)の一般法を採用して以下のアルキル化を行った。
(−)−1(R)、2−ジフェニルエチルアミン無水炭酸カリウム(ベーカー、 そのまま使用)193.6mg(1.4ミリモル)の混合物をN.N−ジメチル ホルムアミド(ベーカー、そのまま使用)2.5ml中撹拌し、90℃でブロモ アセトアルデヒドジエチルアセタール(アルドリッヒ、蒸留物、沸点83℃/4 0關)284.1mg(1.4ミリモル)の溶液を2時間で滴加した。
結果的に得られた混合物を撹拌しながら加熱した(95−105℃)。16時間 後、反応混合物を10℃まで冷却し、IN NaOH 50IIlを加え、続い てcH2c1225rA1を加えた。層分離し、水層をCH2Cl.2 151 Qlで2回抽出した。有機層を一緒にしてIN NaOH 10alで洗浄し、 乾燥しくKtCOs)、減圧上溶媒を留去し、褐色油状物346.1mgを得た 。油状物はグーゲルロー装置を用いて蒸留しく180−190℃、0.05市/ Hg)、淡黄色の油状物315.5mgを得た。
黄色の油状物(3 0 4. 2mg)をクロマトグラフィー(Log,シリカ ゲル)にかけ、ジエチルエーテル25ml、続いて3.1ン工チルエーテル/T HF40ml,次いで2:1ジ工チルエーテル/THF40mlを溶出液として 用いた。極性がほとんどない物質(R.、56)を含有する分画を一緒にし、減 圧上溶媒を除去し、N−(1(R)、2−ジフェニルエチル)アミノアセトアル デヒド・ジエチルアセクールの透明な淡黄色の液体283.3mgを生成した( 収率71%)。
’H NMR(CDC13): 6 ]、、 0 9オJ:ヒ1. 1 1 ( t, 6 H. J = 6. 9. CHs)、1、 7 6(bs, I  H. NH)、2.51.(dd.IH.J=12.0および6. 3,−CH ,−N)、2.57(dd.IH.J=12.0および5. 0,−CH2−N )、2. 91(dd. IH,J=13.2および8. 5. CH2−フェ ニル)、2.98(dd.IH,J=13.2および5、9,−CH2−フェニ ル)、3.37および3. 4 3(dt, 2H. J =9. 3および7 .2.−CH.−0)、3.53および3.57(dt,2H.J=9.3およ び6。
9、CHs−?0)、3.86(dd,IH,J=8.5および5.9、−CH −N)、4.53(dd.IH.J=6.3および5.0,−CH−0)、7. 16−7、34(a,IOH。
フェニル)。
C. (+)−10. 5−(イミノメタノ)−10.11−ジヒドo−5H− ジベンゾ[a、dlシクロヘプテン(IDDC)の製造T.スズキらの上述の一 般法を採用し、以下の環形成を行った。過塩素酸(70%水溶液)5mlに、2 4℃で撹拌しなからN−(1(R)、2−ジフェニルエチル)アミノアセトアル ドヒト−ジエチルアセクール2 8 0mg(8. 9 ミリモル)を5分間で 滴加した。添加中に褐色油状物を分離した。混合物を16時間、環境温度で撹拌 し、2N NaOH 50ml上に注加し、CH2Clt 15alで3回抽出 した。有機層を一緒にしてIN NaOH 15alで洗浄し、乾燥しくK,C o.)、減圧上溶媒を除去し、褐色油状物225.4mgを得た。TLC(TH F)では2個のスポットが認められ、R,値は0.67および0.23であった 。油状物(225mg)はフラッシュクロマトグラフィ−(8g1シリカゲル) に供し、ジエチルエーテル25ml、3:1ジ工チルエーテル/THF40ml 、2.1ジエチルエーテル/THF25+al、1:1ン工チルエーテル/TH F25mlおよびTHF25mlで溶出した。
より極性の高い物質を含有する分画(R,、22)を−緒にし、溶媒を減圧下留 去し、褐色油状物172.1+ngを得た。この油状物をクーゲルロー装置を用 いて二重蒸留(175−185℃、0. 0 5mm/Hg)L、(+)−1  DDC 15 3. 4功gの透明な淡黄色油状物を得、これを放置すると固化 した(融点79−85℃、[α]。
25=+161.5°、C=1.エタノール)(収率78%)。
宜H NMR(CDCIg): δ2. 1 0(bs. I H, −NH)  、 3.23(dd,IH.J=17、5および3. 2,H−1 1)、3 、33(dd,IH,J=11.1および4.6.8−12)、3.51(dd .IH,J=17.5および3.7,H−11)、3.67(d,IHj=11 .1.8−12)、3.93(d.IH,J=4.2。H−5)、4.34(t .IHj=3.6.H−10)、7.05−7.30(m.8H.H−1.2. 3.4.6,7,8。
9): ”C NMR(CDC13): δ41.7(t.C−11)、46.9(d, C−5)、50。
8(t.C−12)、55.1(d.C−10)、125.0、125.6、1 26.0、126、8、126.9、1273、128.0、1 31. 5( d. C−1. 2. 3. 4, 6。
7、 8. 9)、135.4、14 0. 4、141.6、14 3. 0 (s. C − 4a. 5a, 9a。
11a)。
D,(+)−1DDCのマレイン酸塩の製造(+)−1DDC50.6mg(0 .23ミリモル)のエタノールl,Qml溶液を43℃で撹拌し、これにマレイ ン酸(アルドリッヒ、そのまま使用)2 6. 4mg( 、 2 3ミリモル )のエタノールQ.3ml溶液を加えた。結果的に得られた溶液は約10分以内 に結晶化を始めた。この混合物を環境温度で撹拌した。14時間後、白色結晶を 収集し、熱エタノール0.4mlから再結晶し、(+)−1DDCのマレイン酸 塩(融点168−168.5℃分解)31.11℃1gを得た。再結晶後、母液 からマレイン酸塩に続く2分画、10.211g(融点167−167、5分離 )および13.8mg(融点164−165.6℃分解)を単離した。
実施例4:光学活性N−メチルLDDCの製造(+) − T DDC(9.  3mg、0、04モル: [:α].=+116.3°、エタノール、c=1) のアセトニトリル(0.4ml)および37%ホルムアルデヒド水溶液(0.6 1ミリモル)溶液を25℃で撹拌し、シアノボロハイドライドナトリウム(5  1mg,0.08ミリモル)を加えた。得られた混合物を15分間撹拌し、氷酢 酸1滴加えてpHを7に下げた(湿潤pH紙で検査した)。混合物を20時間撹 拌し、溶媒を減圧上除去した。残留物を2N水酸化ナトリウム(4ml)および エーテル(4ml)で処理した。層分離し、水層をエーテルで抽出した。有機層 を一緒にして乾燥(K2CO3)、濾過し、蒸発させて、透明の油状物(l1m g)を得、これを予備のシリカゲルのTLCで精製した。エタノールで溶出する と、2本の帯が現れ、R.=0 41および0.83であった。0.41の帯を とり、アセトンで抽出した。溶液を乾燥しくKzCOs)、蒸発させて光学活性 N−メチルI DDC(1 0. 6mg, 84%)の灰色がかった白色の油 状物を得た。
’H NMR(CDC1s):δ2.50(s.3,N−Me)、2.92(d d,1,J=10。
5および4. 8. H−12)、3.00(dd,1,J=17.7および3 .3,H−11)、3、58(dd.1,J=10.5および1. 1.H−1  2)、3. 6 2(dd. 1, J = 17。
7および3.9.8−11)、3. 8 3(dd. 1. J =4. 7お よび1. 1,H−5)、3。
9 4(dd. 1. J =3. 9および3,0.H−10)。
13C NMR(CDCIs)・δ38.61(t)、45.2(q)、47、 0(d)、59.8(1)、62.、7(d)、125.1、125.9、12 6.0、126、7、12 7. 3、127、8、131.3(全てd)、1 35.2、138.6、141.4、142.5(全てS)。
実施例5:IDDC光学異性体のPCP受容体結合特性本発明の種々化合物の、 3H−5−メチル−10. 1 1−ジヒドロ−5Hージベンゾ[a.bコシク ロへブテン−5,10−イミン(’HーMKー801)に対するPCP受容体結 合特性を決定した。結果は以下の表1に示す。
表1 1C,。[±se■(n)] 3H−MK−801 化合物 (ナノモル濃度) (土)−1DDC 41±6(5) (+)−1DDC 40±5(4) (+)N−メチル−I DDC 8 0 0±9(3)(±)5−メチル−ID DC 125(1)実施例6.電気生理学的検定 (+)−1DDCが、細胞培養中維持されるラット海鳥神経におけるNMDA誘 起(+グリシン)反応を使用回数に依存して妨害する能力を試験した。この化合 物は、MK−801が呈する使用回数依存的妨害作用と極めてよく似た結果を呈 した。
海馬神経は、1−3日齢新生ラット(ロング−エバンス)の海鳥のCAI部位か ら得た。組織の小塊(l as’未満)をパパイン(20単位/吐ウォーシング トンークーパー)中30分間恒温培養した。組織は2.5■g/mlウシ血清ア ルブミンおよび2.5+ag/ml トリプシン阻害剤(シグマ)を含有する完 全成長培地(アールのMEM、20mMグルコース、50単位/■lペニシリン /ストレプトマイシン、5%加熱して不活化したウシ胎児血清、コラボラティブ ・リサーチのセリューム・エクステンダー)中、火造り(fire−polis hed)パスツールピペットで細かく砕いて単一細胞の懸濁液にした。細胞をガ ラスのカバースリップ(coverslips)上に置き、コラーゲン/ポリ− D−リジンで被覆した。3日毎に培地の半量を置き換えて、培養物に栄養補給し た。細胞を置いた後、最初の1週間の1または2日間、培養物にアラビノンルサ イトシン(5X 10−@M)を加え、非神経性細胞の増殖を抑制した。
培養物中1−3週間成長した神経から採った、バッチ・クランプ記録の全形細胞 法[ハミル、O,D、マーティー、A1、ネアー、E9、ザックマン、B、およ びングウォース、F、J、フユーガーズ・アーチフ、391巻、85−100頁 (1981年)]を用いて全ての電気生理学的実験を行った。作用薬および作用 薬/拮抗薬を組み合わせたものをU管器具(フェンウィックら、ジャーナル・オ ブ・フィジオロジー、331巻、577−597頁(1,982年))により全 形細胞実験の神経に供給した。外部溶液はNaC1140、KCl3.5、Ca Cl21、グルコース5、ビクロト・キシニ〉=0.02、テトロドトキンン( TTX)5x10−’およびN−,2−ヒドロキシエチルベピランンーN゛−エ タンスルホン酸(HEPES)10(mM)を含有した3、この溶液のpHをN aOHで74に調整した。内部(バッチ電極)溶液は、メタンスルホン酸セシウ ム 120、CsC110、エチレングリコール−ビス−(β−アミノエチルエ ーテル)−N、 N、 N’、N’−テトラ酢酸(EGTA) 10、HEPE S 10(pHはCsOHで7.0に調整)(IfiM)を含有した。膜電流は 400ヘルツ(−3デシベル:8極ベツセル)で濾過しく f i l ter ed )、後者の分析用に磁気テープに記録した。実験は室温で行った(20− 25℃)。[化学物質の入手先二N−メチルーD−アスパルテート、ケンブリッ ジ・リサーチ・バイオケミカルズ:ピロトキシニン、シグマ・ケミカル・カンパ ニー;記録用溶液(recording 5olutions)の塩、アルドリ ッヒ(ゴールド・ラベル)またはアルファ(プラトロニツク)。[3H]カイネ ートおよび[IH]CPPおよび[”H]AMPAはデュポン/NEN(ボスト ン、マサチューセッツ州)より購入。]1μMグリシン存在下、50μM NM DAを3秒間適用すると、その結果、保持電位−5Q鵬Vで100−1000p Aの内側方向の全形細胞電流が流れた。
繰り返し同じ細胞に適用(30秒毎)すると、少な(とも30分間5%未満しが 変化しない電流を生じた。MK−801(10μM)をNMDAと一緒に適用し た場合、内側方向の電流は、連続的に適用すると徐々に小さくなった。この阻害 から回復するためにはNMDA単独で繰り返し適用する必要があり、陽電圧で膜 電位を保持することにより回復が促進された。
MK−801と全く同シヨウニ、(+)N−メチル■DDC(10μM)It、 使用回数依存的に、および電圧依存的にNMDA電流を阻害した。連続的に適用 すると11発生する電流は徐々に小さくなった。(+)N−メチルIDDCによ る阻害は、NMDAを長時間または繰り返し適用した時のみ逆転した。(+)N −メチルIDCによる妨害からの回復速度は、MK−801に引き起こされる反 応の回復速度よりもいく分速かった。この所見は(+)−N−メチルIDDCの PCP受容体に対する親和性はMK−801よりも低いという所見に合致する。
実施例7:インビトロ神経傷害活性検定ヒュットナーおよびバウフマンの方法の 修飾法[ヒュットナー、J、E、およびバラハム、R,W、、ジャーナル・オブ ・ニューロサイエンス、6巻、3044−3060頁(1986年)コを用いて 、分離ラット海馬培養物を製造した。抱水クロラールで麻酔した出生後1−3日 のラット(スブラーグードーリー)から皮質を除去し、海鳥を切開し、1ミリモ ルのキヌレン酸および10ミリモルのMgSO4を補ったCF不含有解離培地に 入れた(チョイ、D、W、、ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス、7巻、3 69−379頁(1987年))。海馬を解離培地中で洗浄し、次いで10単位 /mlのパパイン(ワーシントン)を含む解離培地中37℃で2x20分間イン キュベーションした。酵素処理後、組織を37℃で3回5分間10mg/mlの トリプシン阻害剤(シグマ・タイプll−0)とインキュベーションした。
生長培地中での磨砕により細胞を解離させ、メカネックスBB形態(WPI。
ニューヘイパン、コネヂカット)を用いて約0.64Cm2総面積の標識した2 6X26格子により打印し、ポリーD−リジンおよびラミニン(コラボラティブ ・リサーチ)で被覆した35ffialブリマリア(ファルコン)皿の中央へ細 胞懸濁液の0.15m1小滴として置いた。細胞密度は、1皿当たり2.5ない し4.0X10’細胞であった。生長培地は、5%胎児牛血清(CCL)、5% 牛脂児血清(ハイクローン)、50ミリモルのグルコース、50単位/+1のペ ニシリン/ストレプトマイノンおよびMIT○+血清エキステンダー(コラポラ ティブ・リサーチ)を補ったイーグルス最少必須培地(MEM、アール塩類)で あった。細胞を湿った4、5%CO2雰囲気中37℃で維持した。細胞を12− 14時間放置してプレート表面に結合させ、次いで1.5mlの生長培地を容器 に加え、1mlを除去し、さらに1111の新鮮な培地と置き換えた。この方法 で細胞質および非結合細胞の大部分が除去された。細胞結合および増殖領域は、 処理した中央領域を越えて顕著に伸展することはなかった。培養中2−4日後、 5マイクロモルのシトノン・アラビノシトに2−3日暴露することにより、非神 経細胞の分裂を止めた。
細胞を、生長培地と類似してはいるが胎児牛血清を含まない培地中で維持した。
培地を週毎のスケジュールで変え、3分の2容量を新鮮な培地と置き換えた。培 地中に存在する唯一のグルタメートは、12マイクロモルの最終濃度を与える牛 血清中に含まれるものであった。
処理前、姉妹培養物を位相差顕微鏡下で調べることにより、培養物が似た密度を 有することを確実にした。グルタメートに対する暴露は、チョイ、D、W、、マ ウリソチーゲッデ、A、Rおよびビリニゲスタイン、A、R,、ジャーナル・オ ブ・ニューロサイエンス、7巻、257−268頁(1987年)で報告された ものと類似したHEPES緩衝「対照塩溶液J(C5S)中32−34℃で行な われたが、トリス−HClの代わりに10ミリモルのHEPESを用い、34℃ でpH7,4に緩衝させた。培養物をC8Sで2回洗浄し、次いで1マイクロモ ルのグリシンおよび試験化合物を含む(対照は1マイクロモルのグリシンのみを 含んでいた)C8S中で5分間インキュベーションした。グリシンは、NMDA 部位でのグルタメートの効果を強化することが示されたため[ジョンソン、J、 W、およびアッシャ−1P1、ネイチャー、325巻、529−530頁(19 87年)]そこに含まれた。試験薬剤とのブレインキュベーションにより、神経 保護活性は高められる(フィンクベイナー、S、 C,等、プロシーディンゲス ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンンーズ・オブ・ザ・ユナ イテッド・ステーブ・オブ・アメリカ、85巻、4071−4074頁(198 8年))。1マイクロモルのグリノンと薬剤および既知濃度のグルタメート(0 −1000マイクロモル)を含むC8Sをトリプル交換により加え、培養物を5 分間インキュベーションした。培養物を4回C8S、次いで一夜インキュベータ ーに置かれる前に培地により洗浄した。培養物を翌日インキュベーターから除去 し、C8Sで2回洗浄し、0.4%トリパンブルーという死細胞および死にかけ の細胞にのみ吸収される染料で5分間処理した。培養物を3回洗浄し、位相差顕 微鏡を用いて格子領域で生存している細胞を数えた。最高細胞数のパーセンテー ジとして細胞生存率を正規化し、結果をグルタメート濃度に対してプロットした 。グルタメートに暴露しなかった培養物の場合、一般に格子領域で生存している 細胞数は4500ないし5500であった。
(±)−IDDCを、ある範囲のグルタメート濃度に対するその神経保護特性に ついて試験した。図1は、様々な濃度のグルタメートで処理したラット海馬細胞 に対する(±)−1DDC,(+)−1DDC,N−メチルIDDCおよび対照 試料のインビトロ神経保護効果を示すグラフである。図1で示されている通り、 5マイクロモルの(±)−IDDC,5マイクロモルの(+)−1DDCおよび 10マイクロモルのN−メチルIDDCにより試験された培養物は、対照値と比 べて高い細胞生存率を呈した。
実施例8:インビボ神経傷害活性検定 脳NMDA注射の前ではなく15分後という試験化合物の腹腔的注射のプロトコ ールを1つ改変して、マクドナルド、」、W3等(前出)の実験モデルを使用し た。
図2に示されている通り、(+)−1DDCは、体重1kg当たり約0.30〜 60マイクロモルの範囲の用量で、NMDA注射により誘発される病変に対して 防御することが見出された。
IDDCのインビトロおよびインビボ神経保護特性に関するこれらの観察は、脳 におけるPCP結合部位に対するその親和力および上記NMDAの阻害と一致し ている。
実施例9:アリル置換IDDC誘導体の製造以下の実験の記載は幾つかのラセミ 置換IDDCおよび1つの光学活性IDDC誘導体の製造である。各々の置換I DDCの製造は、適当なフェニルアセチルクロライドと適当な芳香族物質のフリ ーデル−クラフト反応で開始した。得られたデスオキシベンゾインは次にランプ の方法(ランプ、P、J、、オーガニック・ケミストリー、44巻、843頁( 1979年))を用い、そのメチルオキシムエーテルに変換した。シン−および アンチ−異性体は通常分けないが、フユーアーおよびブラウンスタインの方法に 従いボラン−テトラハイドロフラン複合体と反応させ、対応するアミンを製造し た。(フユーアーら、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、34巻 、1817頁(1969年))。得られたアミンはDMF中、ブロモアセトアル デヒドジエチルアセタールでアルキル化した。得られたアセタールは純過塩素酸 または硫酸を用い、スズキら(スズキら、H,ケミカル・アンド・ファーマシュ ーテイカル・プレチン、34巻1888頁(1986年))に従って対応するI DDCに環化した。3−ブロモ−IDCCのN−メチル誘導体を製造した。マレ イン酸塩は3−クロロおよび3−ブロモ−IDCCおよびマレイン酸から製造し た。合成概要化合物番号は反応式■を参照し、これらは実施例部分に関しておよ びIDCCの番号付けに関して記載する。
反応式III OMe、H5 a AlCl3; b CH30NH2HCl、ピリジン: c BH3″rH F;d BrCH2CH(0日)2、K2α)3.DMF; e HCl0.又 +tH2SO。
一般:全ての反応はオーブンで乾燥したガラス製品で行った。記載しない限り、 溶媒は試薬級であり、そのまま使用した。NMRスペクトルはジェネラル・エレ クトリック・QE300装置で得1、化学転移は参考として残留溶媒の水素シグ ナルを用いてデルタ単位で記載する。赤外スペクトルはニコレット・5DXBF T−TRスペクトロメーターで、表示した溶媒の5%溶液として得た;吸光度は 強い(S)、中間(m)または弱い(W)でクラス分けした。「フラッシュ」ク ロマトグラフィーは陽性の空気圧下でダビシルシリカゲル(643グレード、2 00−425メツシユ、150オングストローム)を固定層として行った。分析 的薄層クロマトグラフィーはアルミニューム裏打ちシリカゲル60 F xs4 プレートで蛍光指示薬と共に行い、可視化は紫外線ランプを用いた。全ての生成 物はクロマトグラフィー的には均一であった。質量分光学は電子イオン化モード で行った。
A、(±)7−メドキシーIDDCの製造1−(4−メトキシフェニル)−2− フェニル−1−エタノン(X)。塩化アルミニウム(1,47g、11,0ミリ モル)の40i1塩化メチレン(40腸1)懸濁液に窒素下、アニソール(1, 30g、12.0ミリモル、モレキュラーシーブスで乾燥)を加えた。得られた 淡赤色溶液にフェニルアセチルクロライド(1,70g、11゜0ミリモル、収 率69%でフェニル酢酸および三塩化リンから製造)を塩化メチレン15111 の溶液として30分て加えた。得られた淡オレンジ色の溶液を4時間還流し、冷 却後100m1の氷水に注いだ。層が分離し、有機層は水(IX30ml)、1 0%N a OH(1,X 30m1)、水(IX30ml)および塩水(IX 30+*1)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空での濃縮により白色結 晶状固体が得られ、これを中性アルミナ(20g、活性I)で3:1ベンゼン/ 酢酸エチルを溶出液としてカラムクロマトグラフィーを行い、ケトンを2.34 gの白色結晶固体として得、その一部を軽質石油エーテルから再結晶した(収率 94%):融点70.5−72.0℃(文献融点77℃、シュナイダー、M、R ,ら、ジャーナル・オブ・メデインヨナル・ケミストリー、25巻1070頁( 1982年)) : R,0,41(ベンゼン/酢酸エチル9:1): IR(CDCb): 3068(豐)、 3031 (W)、 2970 (w )、 2940 (W)、 2844 (v)、1675(s)、1602(S )、1578(11)、1512(+a)、1324(m)、1263(m)、 1173(s)、1033(m):’HNMR(CDCIs): δ8.03( d、 J =8.8Hz、 2H)、7.3(m、5H)、6、95(d、 J  =8.8Hz、 2H)、4.26(s、 2H)、3.88(s、 3H) 。
1−(4−メトキシフェニル)−2−フェニル−1−エタノン−0−メチルオキ シム(旦)。1−(4−メトキシフェニル)−2−フェニル−1−エタノン(1 1゜200g、5.30ミリモル)のピリジン(17,0閣l、モレキュラーシ ーブスで乾燥)溶液を窒素下、メトキシルアミン塩酸塩(0,664g、796 ミリモル)を加えた。得られた無色の懸濁液を室温で一晩かきまぜた。ピリジン を真空で熱しながら除去し、残った固体をエーテル(75+al)とかきまぜ濾 過した。濾液を真空で濃縮し、1.311gの無色の濁ったシロップ(収率96 %)として純粋な2つの幾何学異性体混合物を得た: R,0,46,0,32 (ベンゼン);I R(CDC1K)+ 3065(W)、 3005(W)、  2963(W)、 2939(+e)、 2902 (W)、2822(W) 、1608(s)、1514(m)、1495(Ifl)、1465(ffl) 、 1454 (a)、 1439(m)、 1253 (S)、 1179( m)、 1049(S)、 101033(; 低分解能マススペクトル: 255(M’、100)、223(34)、208 (20)、133(23)、91(56)。
210egの異性体混合物の試料を、ベンゼンを溶出液として使用した25gの シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーに付した。極性の弱い異性体を120 +ngの透明な薄黄色シロップとして単離した:’HNMR(CDCIg):  δ7.67(d、 J =8.8Hz、 2H)、7.3(a、5H)、6、9 0(d、 J =8.8Hz、 2H)、4.19(s、2H)、4.08(s 、 3H)、3.82(s、3H)。
より極性が強い異性体は66mgの濁った薄黄色のシロップとして単離した:’ HNMR(CDC13): δ7.38(d、 J =8.8)(z、 2H) 、7.25(m、5H)、6.86(d、J=8.8)1z、2H)、3.96 (s、3H)、3.88(s、2H)、3.80(s−およびアンチ−オキシム 異性体ス(1,31g、5.13ミリモル)のTHF(50■11ナトリウム/ ベンゾフエノンケチルから用時蒸留)溶液にボラン−テトラヒドロフラン複合体 (THF溶液1.0M、25.6ml、25.6ミリモル)をシリンジを経て窒 素上室温で加えた。得られた透明な無色の溶液は3174時間還流し、氷水浴で 冷却した。水(40a+1)、続いて20%NaOH(40ml)を注意深く加 えた。得られた2層溶液を強力に磁気撹拌しながら一晩還流し、室温に冷却した 。ヘキサン(50+1)を加え、層が分離した。水性部分はヘキサン(IX50 !+1)で抽出した。合わせた有機部分は炭酸カリウムで乾燥し、真空で濃縮し 濁った無色のシロップを得、これをCHCl3/酢酸エチル(1: 1)、次に 純CHCl3を溶出液として用いる中性アルミナ(活性1,35g)カラムクロ マトグラフィーで精製し、1.024gの透明な無色のシロップ(収率88%) としてアミンを得た・R,0,45(4%Et2NHのCHCl、溶液);I  R(CDC13): 3155(m)、3033 (W)、2926 (m)、 2835 (W)、1819 (W)、1794 (w)、1611(i)、1 51.4(s)、1464(1)、1377(m)、1250(s)、1179 (m)+’HNMR: 67、35−7.17(m、 7H)、6.90(d、 J=8゜4 Hz、 2 H)、4.18(dd、J=8.6.5.1Hz、I H)、3.83(s、3H)、3.0Hdd、J=13.2.4.9Hz、IH )、2.83(dd、J=13.2,8.8Hz、IH)、1.46(S。
2H): 低分解能マススペクトル: 227(M”、2)、224(6)、211(19 )、126(100)、121(16)、109(52)、91(47)。
1−(N−エチル)−2,2−エトキシ))−アミノ−1−(4−メトキシ−フ ェニル)−2−フェニルエタン(1旦)。アミン11(997mg、 4.39 ミリモル)の4QmlDMF(モレキュラーシーブスで乾燥)溶液に、窒素上炭 酸カリウム(2,43g、17.6ミリモル)およびブロムアセトアルデヒドジ エチルアセタール(2,16g、11.0ミリモル、蒸留)を室温で加えた。得 られた透明な無色の懸濁液を100℃で19時間加熱した。室温に冷却後、10 %NaOH(150ml)を加えた。得られた薄黄色の濁った混合物を塩化メチ レンで抽出した(3X50■l)。合わせた有機抽出物は水(2X 50m1) および塩水(IX50ml)で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥した。真空で熱しな がら濃縮し、赤黄色シロップを得、これを3=1ヘキサン/酢酸エチルを溶出液 として用いる35gシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで精製した。ア セタール1旦を965mgの薄黄色シロップ(収率63%)として得られた:  R,0,30(ヘキサン/酢酸エチル2:1);IR(CDCIs): 332 8(W)、3062 (w)、3031 (W)、2977(m)、2934  (m)、2910(m)、2838 (m)、1614(m)、1584 (W )、1512(s)、1457(m)、1245(s)、1173(11)、1 130(s)、1057(s);’HNMR(CDCIs): δ7.31−7 .14(+*、7H)、6.87(d、 J =8.6Hz、2H)、4.52 (t、J−5,6Hz、IH)、3.82(s、 3H)、3.8(m、LH) 、3、65−3.34(m、 4 H)、2.92(m、 2H)、2.52( m、 2H)、1.68(S、LH)、1.10(q、J=7.2Hz、6H) ;低分解能マススペクトル+ 344(M”+ 1.8)、252(100)、 211(50)、206(61)、91(23)。
8.1ミリモル)をシリンジにより加えた。得られた赤黄色シロップは室温で4 9時間かきまぜ、氷および10%Na0H(pH>10)で反応を停止した。塩 化メチレン(3X 10+sl)による抽出液は、抽出液を合わせた後、有機溶 液を塩水(IX15ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空で濃縮し 、暗合色シロップを得、それを酢酸エチルから15%メタノール/酢酸エチル( メタノールは1%の濃縮アンモニウム塩酸塩を含む)溶出勾配を用いる12gの シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物は110++g の透明な無色のシロップとして分離した(収率48%戸R,0,10(酢酸エチ ル/メタノール4 + 1)+IR(CDCIs): 3352(W)、306 3 (W)、3019(w)、2916 (1)、2831(1)、1490  (s)、1450 (S)、1283(In)、1249(s)、1134(f fi); ’ HN M R(CD Cl s ) : δ7.33−7.01(m、5H )、6.80(d、J=2.4Hz、IH)、6.76(d、 J =2.7H z)、6.73(d、J=2.7Hz、IH6,76−6,73以上)、4.3 2(t、J=3.5Hz、LH)、3.87(d、 J =4.1Hz、 IH )、3、79(s、 3H)、3.65(dd、J=11.7.1.1Hz、I H)、3.47(dd、J =17、5.3.8Hz)、3.32(dd、 J  = 11.5.4.6Hz)、3.21(dd、J=17゜5、3.3 Hz 、 I H)、2.2(br s、 I H);”CNMR(CDC13):  159.1.142.8.135.5.132.6.13J、5.128.01 126.8.126.0.111.9.1116.55.4.54.5.50. 6.475.42.3:EIHRMS 251.1313 (C+sH+tON  251.1311として計算)。
B、(±)3−クロロIDDCの合成 4−クロロフェニルアセチルクロリド。丸底フラスコ中4−クロロフェニル酢酸 (5,OOg、29.3ミリモル)および三塩化リン(2,01g、14.7ミ リモル)の混合物を窒素下、95℃まで加熱し、気体が放出して濁った淡黄色溶 液を得た。黄色沈殿が30分後に現れ、更に30分後、沈殿は無定形黄色固体に 凝固した。残った液体をデカンテーションした。固体を塩化メチレン(2z5m l)で濯ぎ、濯ぎ液をデカンテーションした液体と集め合わせた。回転エバポレ ーションにより濃縮して得られた、ねばねばした淡黄色残留物を真空蒸留(ショ ート・パス)により精製した。酸塩化物を透明な無色液体3.371g(収率6 1%)として分離した:沸点52−53℃10.020)ル: l)(−NMR (CDC] s)7.30 (dd、J=44.0. 8.1Hz、4H)、4 .14 (s、2H)。
2−(4−クロロフェニル)−1−フェニル−1−エタノン(1)。窒素下、乾 燥ベンゼン30m1中塩化アルミニウム(1,27g、9.52ミリモル)の懸 濁液に4−クロロフェニルアセチルクロリド(1,80g、9.52ミリモル) を30分間にわたってベンゼン10mI中の溶液として室温で加えた。生じた透 明な淡黄色溶液を6時間還流した。室温まで冷却後、生じたグレイ−茶色の溶液 を氷水100m1に注いだ。層を分離し、水性部分をベンゼン(IX20ml) で抽出した。集め合わせた有機性部分を水(2X30ml) 、10%NaOH (1z30ml) 、水(IX30ml)および塩水(IX30ml)で洗浄し 、硫酸マグネシウムで乾燥した。真空下で濃縮後、セライトを通して濾過し、白 色結晶性固体としてケトン2.18g(組成率99%)を得た:RfO,46( ベンゼン);’HNMR(CDCIg)8.03 (d、J=7.2Hz、2H )、7.63 7゜21 (a+、7H)、4.29 (s、2H) 。ケトン の一部(約1g)を沸騰しティる石油エーテル/エタノール(5: 1)75m lから再結晶し、毛状の白色結晶性固体を得た:融点132.5−134.0℃ (文献値135−bーン、C9H,(Loeshorn、 C,B、)等、ジャ ーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、48巻+ 4409頁(1983 年))。
2−(4−クロロフェニル)−1−フェニル−1−エタノン−〇−メチルオキシ ム(7)。ピリジン(分子ふるいで乾燥したもの)25ml中2−(4−クロロ フェニル)−1−フェニル−1−エタノン(ス、1.93g、8.37ミリモル )の溶液に、窒素上室温でメトキシルアミン塩酸塩(873mg、10.5ミリ モル)を加えた。生じた微かに濁った淡オレンジ色の混合物を室温で一晩撹拌し た。
ピリジンを真空下で加温しながら除去した。残留固体をエーテル(60ml)と 共に撹拌し、濾過して分離し、廃棄した。濾液を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空 下で濃縮して透明な淡黄色シロップ状のオキ/ム幾何異性体の混合物2.00g を得た(収率92%)。’HNMRは、異性体が5:3の割合で形成しているこ とを示した:Rf0.64.0.50 ; IR(CDCIg)3068 (W ) 、2940 (m)、2819 (w)、1602 (w)、1493 ( s)、1442 (m);’HNMR(CDCl2)7゜63 (m、2H)  、7.37−7.11 (+a、11.58)、4.12 (s、2H)、4. 05 (s、3H)、3.91 (s、1.6H)、382 (s、1.28)  ;低分解能マススペクトル 259 (M”、8)227 (100)、19 2 (28)、165 (18)、134 (12)、125 (62)。
119(37)。
2−(4〜クロロフエニル)−1−フェニル−1−アミノエタン(1λ)。乾燥 THF (ナトリウム/ベンゾフェノフケチルから新たに蒸留したもの)30m l中オキシム幾何異性体7 (840mg、3.23ミリモル)の溶液に、窒素 下ポランーテトラヒドロ7ラン複合体(THF中1.0M、16.2ml、16 .2ミリモル)を室温で、シリンジにより加えた。生じた淡黄色溶液を一晩還流 し、水浴で冷却した。水(25m l )を注意深く加え続いて20%NaOH (25m1)で冷した。生じた二相溶液を一晩激しく磁気撹拌しながら還流した 。室温まで冷却後、ヘキサン(40ml)を加え、層を分離した。水性部分をヘ キサン(IX40ml)で抽出した。集め合わせた有機性部分を炭酸カリウムで 乾燥し、真空下で濁った淡黄色シロップ状になるまで濃縮した。このシロップ状 を溶離液としてクロロホルムを用いる中性アルミナ(活性1)18gのカラムク ロマトグラフィーで精製し、無色で微かに濁ったシロップ状のアミン455.6 mg(収率6 L%) ヲ得り: Rf 0.36 (5%E t !NH/C HCIg) : I R(CDCIm)3376 (w)、3316 (v)、 3031 (v)、2928 (+s)、2856 (v)。
1602 (m)、1493 (m)、1451 (m):’HNMR(CDC Is) δ7゜38−7.28 (m、5H) 、7.26 (d、J=8.3 Hz、2H) 、7.09(d。
J=8.3Hz、2H)、4.18 (dd、J=8.3. 5.4Hz、IH )、2.98 (dd、J=13.4. 5.4Hz、IH)、2.84 (d d、J=13.4.8.4Hz)1.50 (brs、2H);低分解能マスス ペクトル 232 (M’、22)。
215 (37)、125 (54)、106 (100)、89 (49)、 79 (11−(N−エチル−(2,2−エトキシ))−アミノ−1−フェニル −2−(4,053g、7.62ミリモルンおよびブロモアセトアルデヒドジエ チルアセタール生じた透明な無色懸濁液を100℃で20時間加熱した。室温ま で冷却した後、反応混合物を10%NaOH (60ml)と混ぜた。生じた黄 色の濁った混合物を塩化メチレン(3x30ml)で抽出した。集め合わせた有 機性部分を水(IX30ml)および塩水(IX30ml)で洗浄し、炭酸カリ ウムで乾燥した。
真空下で加温しながら濃縮し、得られたオレンジ色の液体を溶離液としてヘキサ ン/酢酸エチル5:2を用いる35gのシリカゲルフラッシュクロマトグラフィ ーで精製した。淡オレンジ色の透明なシロップ状のアセタール332mg(収率 50%)を単離した:Rf0.54 (、ヘキサン/酢酸xfル1: 1);  IR(CDCIs)3031(W)、2977(m)、2928(+*)、16 02(w)、1493(m)。
1451(+a)、1378(v)、1130(峠 1094(+e)、105 7(s)+’H NMR(CDCl2)67、34−7.25(m. 5H)、  7。23(d, J=8.4Hz, 2H)。
7、04(d.J=8.4Hz.2H)、4.52(t,J=5.6Hz.IH )、3.81(t、J=7.0Hz.IH)、3.58(m.2H)、3.42 (m.2H)、2.90(d.J=7.0Hz.2H)、2.52(m.2H) 、1.64(s,IH)、1.13(dt,J=7、0,1.3Hz,6H): ”C NMR(CDCIg)143.4,137.5,132。
3、130.8,128.5,127.4.127.3,102.1.64.8 .62。
1、50.0, 44.7, 15.4;低分解能マススペクトル 348(M ″″.1)。
302(9)、227(13)、222(94)、215(48)、176(1 00)、130(22)、103(56)。
(±)3−’Foo−IDDC (λl)。アセタール1ユ(208mg,15 98ミリモル)および過塩素酸(69%溶液の1.74g,12.0ミリモル) を窒素下、室温で混合した。生じた赤−茶色の混合物を室温で70時間撹拌し、 続いて氷および10%NaOH(8ml)で反応を停止し、塩基性化した。生じ た濁った混合物を塩化メチレン(3x8ml)で抽出し、集め合わせた抽出物を 塩水(1.Xloml)で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下で濃縮し て得られた琥珀色のシロップを酢酸エチルから15%メタノール/酢酸エチル( メタノールは濃水酸化アンモニウム1%を含有する)の溶出勾配を用いる15g のシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製した。透明な無色シロップ状 の3−クロo−I DDC 1 1 9. 0mg (収率76%)を単離した : Rf 0. 1 6(THF):TR(CDCb)3352(m)、307 4(a+)、3025(m)、2922(s)。
2874(IIl)、1596(s)、1487(s)、1457(Ill)、 1420m)、1372(m)、1251(+a)、1179(m)、1106 (S);’H NMR(CDC13)δ7。
27−7、19(m.5H)、7.09(dd.J=8、2,2.2Hz,IH )、6.97(d、J=8.2Hz.LH)、4.31(t.J=3.7Hz, IH)、3.86(d,J=4。
1Hz.IH)、3.64(dd.J=11.7,1.1Hz.IH)、3.4 5(dd,J=17、6.3.85Hz.LH)、3.30dd,J=11.、 5,4.85Hz.IH)。
3、17(dd.J=17.6.3.4Hz.IH)、2.40(s.IH); ”C NMR(CDC1り144.6.140.8.140.1.133.8. 132.8.131.3。
127、7, 127.4. 127.2. 126.7, 125.6, 1 25.0. 54。
8、50.5.46.6,41.2.EIHRMS255.0816(C+sH +*NC1として計算すると255.0816)。
(±)3−クロロ−IDDCマレイン酸塩。0.80ml無水エタノール中3− りoo−IDDC (50.0mg,0.196ミリモル)の溶液に、窒素下、 0。
30mlエタノール中の溶液としてマレイン酸(22.7mgS0.196ミリ モル、アルドリッチ、そのまま使用した)を室温で加えた。生じた淡茶色溶液を 室温で24時間放置した。−晩装置した後、ペンタンを加えると白−オレンジ色 固体が生成した。この固体を約2mlの沸騰しているベンゼン/エタノール1: 1に溶解して再沈澱し、続いてペンタンを加え、室温まで冷却した。マレイン酸 塩を白色固体として35.0mg(収率48%)得た:融点153.7ー156 .0℃;’H NMR(MeOH d4)δ7.47−7、35(m.5H)、 7.21(dd,J=8、2.2.1Hz,LH)、7.10(d.J=8.3 Hz.IH)、6.24(s,2H)。
4、99(t.J=3.0Hz.IH)、4.26(d.J=4.2Hz.IH )、3、87(d,J=12.5Hz.IH)、3.69(dd,J=18.7 .3.0Hz.IH)、3。
53(dd, J=12.5, 4.6Hz. IH)、3.33(dd, J =18.4, 3、QHz。
IH)。
C. (±)3−ブロモ−IDDCの合成4−ブロモフェニルアセチルクロリド 。4−ブロモフェニル酢酸(6. O O g。
27、9ミリモル、アルドリッチ、そのまま使用した)および三塩化リン(1. 92g、14.0ミリモル、アルドリッチ、そのまま使用した)の混合物を窒素 下100℃まで加熱した。1時間後、生じた濁った液体を無定形黄色固体からデ カンテーションした。固体を塩化メチレン(2x5ml)で濯ぎ、濯ぎ液をデカ ンテーションした液体と集め合わせた。生じた溶液を回転エバポレーションによ り、得られた微かに黄色の70ツブを真空蒸留(シタート・バス)で精製し、酸 塩化物4.65g(収率71%)を透明の非常に淡い黄色液体として得た:沸点 56。
5−59.5℃10.025 トル:’HNMRδ7.52 (d, J =8 .4Hz. 2H)、7.17 (d.J=8.4Hz.2H)、4.13 ( s.2H)。
2−(4−ブロモフェニル)−1−フェニル−1−エタノン(3)。乾燥ベンゼ ン(40ml)中塩化アルミニウム(2,64g、19.8ミリモル)の懸濁液 に、ベンゼン15m1中4−ブロモフェニルアセチルクロリド(4,63g、  19.8ミリモル)の溶液を25分間窒素下で加えた。生じた暗黄色溶液を6時 間還流し、室温まで冷却した。氷水(100ml)を加え、層を分離した。水層 をベンゼン(IX50ml)で抽出した。集め合わせた有機性部分を水(2X6 0mlL10%NaOH(1x60ml) 、水(IX60ml)および塩水( 1x60ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過後、真空下で濾液 を濃縮し、白色微結晶性固体としてケトン5.06g(収率93%)を得た。N MRは適切な純度であることを示した。一部を沸騰している石油エーテル/エタ ノールから再結晶して、無色プレートのケトンを得た:融点147.5−149 .0℃(文献値146−b 33頁(1960年)):’HNMRδ8.02 (d、J=7.1Hz、2H )、7.63−7.46 (m、5H)、7.16 (d、J=8.3Hz、2 H)、4.27(s、2H)。
2−(4−ブロモフェニル)−1−フェニル−1−エタノン−0−メチルオキ液 に、室温でメトキシルアミン塩酸塩(1,66g、19.8ミリモル、アルドリ ッチ、そのまま使用した)を加えた。生じた黄−オレンジ色の微かに濁った混合 物を室温で20時間撹拌し、ピリジンを真空下で加温しながら除去した。残留物 をエーテル(60m l )と共に撹拌し、続いて濾過した。濾液を硫酸ナリト ウムで乾燥し、シロップ状のオレンジ色残留物になるまで濃縮した。この残留物 を溶離液としてベンゼンを用いるアルミナ(中性、活性1)20gのカラムクロ マトグラフィーで精製した。幾何異性体の混合物を透明な淡琥珀色のシロップと して4゜953g (収率98%)を得た。IHNMRは、異性体が1.65: 1の割合で形成していることを示した:Rf0.57. 0.46 (ベンゼン )・IR(CDCIg)3068(v)、2971(m)、2940(1り、2 898(m)、2819(m)、1602(v)、1487(s)、1463( −)、1439(■)、1403(s)、1330(s)。
1191(w)、1106(謙)、1072(諷)、1047(s)、1022 (曽)、1013(s);’HNMR(CDCIs)δ7.64(@、2H)、 7.43−7.25(m、8.5H)、7.10(2d、J=8.4Hz、3H )、4.IHs、2H)、4.05(s、3H)、3.92(s、1.8H)、 3.81(s、1.258);低分解能マススペクトル305(M′″、5.8 )、303(M′″、5.8)、273(100)、271(100)、192 (44)、171(45)、169(45)、165(34)、135(18) 、119(67)、103(44)。
1−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)−1−フェニルエタン(13)。TH F(ベンゾフェノンケチルナトリウムから新たに蒸留したもの)75ml中第1 5S、0ミリモル)を室温で加えた。生じた淡オレンジ色溶液を還流状態にし、 そのまま16時間保持した。水浴で冷却すると共に、水(125ml)を注意深 く加え、続いて20%NaOH(125ml)により反応を停止した。生じた二 相溶液を一晩激しく磁気撹拌しながら還流した。室温まで冷却後、ヘキサン(6 0ml)を加え、層を分離した。水性部分をヘキサン(2X50ml)で抽出し た。集め合わせた有機性部分を炭酸カリウムで乾燥し、真空下で濃縮して濁った 無色のシロップにした。このシロップを20%酢酸エチル/ヘキサンから4%ジ エチルアミン−クロロホルムへの溶出勾配を用いる中性アルミナ(活性■)20 gのカラムクロマトグラフィーで精製した。透明で無色のシロップ状のアミン1 旦の3.985g (89%収率)を単離した:RfO,18CCHCl5中2 %ジエチルアミン);’HNMR(CDCIり67.41(d、J=8.2Hz 、2H)、7゜35−7.28(t 5H)、7.03(d、J=8.2Hz、 2H)、4.18(dd、J=8.2.、 5.3Hz、IH)、2.97(d d、J=13.3. 5.3Hz、IH)、2.83(dd、J=13.3,8 .3H2,IH)、1.45(brs、2H)、低分解能マススペクトル277 (M′″、1.5)、275(M″’、1.5)、261(2,2)、259( 2゜2)、171(4,5)、169(4,5)、106(100)、79(4 5)。
1−(N−エチル=(2,2−エトキシ))−アミノ−1−フェニル−2−(4 で炭酸カリウム(7,96g、57.6ミリモル)およびブロモアセトアルデヒ ドジエチルアセタール(7,09g、36.0ミリモル、蒸留したもの)を加え た。
生じた透明の無色混合物を100℃まで加熱し、そのまま16時間保持した。室 温まで冷却後、10%NaOH(225ml)を加えた。生じた濁った混合物を 塩化メチレン(3X85ml)で抽出した。集め合わせた抽出物を水(1×10 Qml)および塩水(IXlooml)で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥した。真 空下で加温しながら濃縮して得られた透明な赤色のシロップをヘキサンから20 %酢酸エチル/ヘキサンへの溶出勾配を用いる45gのシリカゲルフラッシュク ロマトグラフィーで精製した。アセタール18を赤−オレンジ色シロップとして 3.709g(収率65%)単離した:Rf0,312 (ヘキサン/酢酸エチ ル2: 1); IR(CDCIs)3322(w)、3068(w)、303 1(w)、2977(11)。
2928(m)、1487(s)、1451(m)、1378(m)、1130 (s)、1063(s)、101015(:’HNMR(CDC14)67.3 9−7.22(m、7H)、6.98(d、J=8.35Hz、2H)、4.5 2(t、J=5.6Hz、IH)、3.81(t。
J=7.0Hz、 LH)、 3.58(R1,2H)、 3.43(II、  2H)、 2.89(d、 J=7.0Hz、2H)、2.53(m、2H)、 1.63(brs、IH)、1.13(dt、J=7、0. 1.1Hz、6H );低分解能マススペクトル394(M+1.60)、392(M+1.61) 、348(26)、346(27)、261(11)、259(11)。
222(97)、176(100)。
(±)3−ブロモ−IDDC(23)。窒素下、室温で適切なアセタール1旦( 365,0mg、0.9303ミリモル)にシリンジによって過塩素酸(69% 溶液の2.71g、18.6ミリモル)を加えた。生じた濁ったグレイ−茶色混 合物を室温で27時間撹拌した。砕いた氷を加え、続いて10%NaOH(10 ml)でpH>10にした。生じた濁った白色混合物を塩化メチレン(3x 1 0m1)で抽出した。集め合わせた抽出物を塩水(IX15ml)で洗浄し、硫 酸ナトリウムで乾燥した。真空下で濃縮して得られた琥珀色の残留物を酢酸エチ ルから10%メタノール/酢酸エチル(メタノール自身が濃水酸化アンモニウム 1%を含有している)への溶出勾配を用いる15gのシリカゲルフラッシュクロ マトグラフィーで精製した。透明の非常に淡い茶色のシロップ状の生成物162 .4mg(収率58%)を単離し、これは放置すると固体化した:融点87.5 −90.0℃、Rfo、26(酢酸エチル/メタノール4 : 1): IR( CDCIs)3352(v)、 3080(w)、3025(v)、 2922 (m)、2874(v)、 1590(鳳)。
1481 (s)、1457 (m)、1421 (+m)、1372 (w) 、1251(■)、1179(m)、1112(m);’HNMRδ7.37( d、J=2.0Hz、IH)、7.30−7.15(m、 5H)、 6.90 (d、 J=8.2Hz、 IH)、 4.30(t、 J=3.7Hz、IH )、3.84(d、J=4.5Hz、LH)、3.62(d、J=11.2.I H)、3.43(dd、J=17.6. 3.8Hz、IH)、3.28(dd 、J=11.5. 4゜8Hz、IH)、3.14(dd、J=17.6.3. 4Hz、IH)、2.10(s、IH);13CNMR(CDC13)145. 4,141.1,140.5,134.8,133゜4、 130.9. 12 9.9. 127.7. 127.5. 126.0. 125.3. 119 .6. 55.1. 51.9. 46.8. 41.6;低分解能マススペク トル301(M′″、15)、300(16)、299(M′″、15)、29 9(15)、298(16)。
273(7)、272(37)、271(13)、270(37)、269(8 )、191(22)、189(23)、130(1oo)。
(±)3−ブロモ−IDDCマレイン酸塩。無水エタノール160m1中3−ブ ロモ−H)DC(72,0mg、0.240ミリモル)の溶液に、窒素下、室温 でエタノール0.30mI中マレイン酸(27,8g、0.240ミリモル、ア ルドリッチ、そのまま使用した)の溶液を加えた:エタノール0.23m1を濯 ぎ液として用いた。生じた淡茶色溶液を室温で一晩放置した。沈澱は生じなかっ た。ペンタン(1ml)を加えると溶液中が濁った。−晩装置した後、生成した 白色沈殿を乾燥エーテルで濯ぎ、真空下で乾燥後、白色の小さな小石大のもの9 0.0mg (収率90%)を集めた:融点165.0−167.5℃;IHN MR(CD、0D)67.53(d、J=2.0Hz、IH)、7.48−7. 32(m、5H)、7゜04(d、J=8.3Hz、IH)、6.24(s、2 H)、4.98(t、J=3.6Hz。
IH)、4.25(d、J=4.5Hz、IH)、3.86(d、J=12.4 Hz、IH)。
3.66(dd、J=18.8. 3.3Hz、IH)、3.53(dd、J= 12.4. 4.85Hz、LH)、3.28(dd、J=18.7,3.2H z、IH)。
D (±)N−メチル−3−ブロモ−IDDCの合成ポーチおよびハンッドの方 法(ポーチ等、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、37巻、16 73頁(1972年))を適用した。アセトニトリル(0,50ml、分子ふる いで乾燥したもの)中3−ブロモ−IDDC(68,1mg、0゜227ミリモ ル)の溶液に、室温で水性ホルムアルデヒド(37%溶液、0.065mL O ,87ミリモル)を加えた。直ちに白色固体が生成した。シアノホウ化水素ナト リウム(20,0mg、0.318ミリモル、アルドリッチ、そのまま使用した )を導入した。穏やかな発熱が観察され、固体は徐々に溶解した。生じた濁った 黄色混合物はを30分間撹拌し、氷酢酸(2滴)を加えてpHを(湿ったpH紙 により)約6にした。撹拌を続けた:10分後、更に酢酸(2滴)を加え、pH を中性付近に維持した。pHを一定に保ちながら40分間撹拌を続けた。
反応混合物を真空下で濃縮し、淡黄色残留物を得、これを塩化メチレン(10m l)および10%NaOH(5ml)に取った。層を分離し、有機性層を10% NaOH(2X10ml)および塩水(IXloml)で洗浄し、炭酸カリウム で乾燥した。溶媒を蒸発させて得られた白色残留物を、溶離液として8%メタノ ール/酢酸エチル(メタノールは濃水酸化アンモニウム1%を含んでいる)を用 いる分取薄層クロマトグラフィー(薄さ1000ミクロン、シリカゲル)で精製 した。N−メチルアミンを透明な無色残留物として49mg(収率69%)単離 した:RfO,36(酢酸エチル/メタノール4 : 1):’H(CDC1g )δ7.33(d、J=1.9Hz、IH)、7.24−7.15(m、5H) 、6.9Hd、J=82Hz、IH)、3.96(t、J=3.6Hz、IH) 、3.60(d、J=3.8Hz。
LH)、3.60(dd、J=10.8.1.1Hz、IH)、3.57(dd 、J=17.4゜4.0Hz、LH)、2.94(dd、J=17.5,3.0 Hz、IH)、2.91(dd。
J=、10.7.4.6Hz、IH)、2.50(S、3H)。低分解能マスス ペクトル315(M4+1.17)、、314(M゛、23)、313(M”+ 1.17)、312(M’、20)、272(17)、270(18)、192 (4,3)、191(16)、190(8,7)、189(20)、144(1 00)、145(28)。
E、(±)7−クロロ−IDDCの合成1− (4−クロロフェニル) −1− フェニル−1−エタノン(4)。ニューマンおよびレイドの方法にニューマン等 、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、23巻、665頁(195 8年))に従った。クロロベンゼン(17,2ml、169ミリモル、水素化カ ルシウムから新たに蒸留したもの)中の塩化アルミニウムのスラリーに、室温で シリレンによりフェニルアセチルクロリド(6,15g、39.8ミリモル)を 加えた。発熱が起こり、反応混合物は、オレンジ色に変わった。反応混合物を7 0℃で90分間加熱し、砕いた氷に注いだ。固体生成物を塩化メチレンに溶解し 、層を分離した。水性部分を塩化メチレン(30ml。
2×)で抽出した。集め合わせた有機性部分を10%NaOH(30ml、1× )、水(30ml、LX)および塩水(30ml、1×)で洗浄し、硫酸マグネ シウムで乾燥した。セライトを通して濾過した後、濾液を濃縮して湿ったオレン ジ色の固体を得た。この固体を2度、1度目は、4:1エタノール−水、次は無 水エタノールから再結晶し、ケトンを淡オレンジ色の粉末として3.63g(収 率40%)得た:融点85−90℃;’HNMR(CDCIs)7.98 (d 、J=8.4Hz、2H)、7.45 (d、J=8.6Hz、2H)、7.3 9−7.23(m、5H)、4.28 (s、2H)。
1−(4−クロロフェニル)−2−フェニル−1−エタノン−〇−メチルオキル )の溶液に窒素下、室温でメトキシルアミンヒドロクロリド(1,273g。
15.24ミリモル、アルドリッチ、そのまま使用した)を加えた。生じた淡オ レンジ色溶液を室温で一晩撹拌した。ピリジンを穏やかに加温しながら蒸発させ た。残留固体をエーテル(75ml)と共に撹拌し、生じた懸濁液を濾過した。
溶媒を蒸発して得られたオレンジ色のシロップを、溶離液としてベンゼンを用い る中性アルミナ(活性L15g)のカラムクロマトグラフィーで精製した。シン −アンチ異性体の混合物を透明な淡オレンジ色ンロツプとして2.781g(収 率89%)単離した。NMR分析は、異性体が1.6:1の割合で形成している ことを示した:RfO,58,0,40(ベンゼン) : I R(CDC13 )3.68(W)。
3031(W)、2940(m)、2898(v)、2819(v)、1602 (m)、1493(s)、1451(a)、1094(s)、1045(s)、 1015(a);’HNMR(CDCl2)δ7.60(d、J=8.6Hz、 2H)、7.40−7.17(m、12H)、4゜15(s、2H)、4.06 (s、3H)、3゜93(s、1.75H)、3.84(s、1.35H)、低 分解能マススペクトル261(M”、5.6)、259(M’、10)、229 (39)、227(99)、192(30)、165(29)、153(33) 、137(31)、91(100)。
1−アミノ−1−(4−クロロフェニル)−2−フェニルエタン(14)。乾燥 THF (50ml、ベンゾフェノンケチルナトリウムから新たに蒸留したもの )中オキシム幾何異性体混合物9(2,690g、10.36ミリモル)の溶液 に、窒素下、室温でボラン−テトラヒドロフラン溶液(36,0ml、36.0 ミリモル、1.0M溶液、アルドリッチ)をシリレンにより加えた。生じた非常 に淡いオレンジ色溶液を16時間還流し、水浴で冷却した。水(80ml)を注 意深く加え、続いて20%NaOH(80ml)て反応を停止した。生じた無色 の二相混合物を激しく磁気撹拌しながら一晩還流した。室温まで冷却後、ヘキサ ン(50ml)を加え、層を分離した。水性部分をヘキサン(1x30ml)で 洗浄し、集め合わせた有機性部分を炭酸カリウムで乾燥した。溶媒を蒸発させて 、純粋なアミンを透明な淡黄色シロップとして2.392g(収率99%)得た ・Rf022(CHC]3中メタノール5%): IR(CDCIs)3376 (w)、3068(v)、3031(v)、2922(v)、2850(v)、 1602(m)、1493(s)、1457(m)、1409(v);’HNM R(CDCIg)δ7.440−21(、7H)、7.19(d、J=8.6H z、2H)、4.2Hdd、J=8.4,5.2Hz、IH)、2.98(dd 、J=13.2. 5.2Hz、IH)、2.81(dd、J=13.2. 8 .6Hz。
IH)、1.43(s、2H):低分解能マススペクトル232(M−1,5, 0)、230(m−1,11)、142(M−91,37)、140(M−91 ,100)、9H28)。
1−(N−エチル−(2,2−エトキン))−アミノ−1−(4−クロロフェニ ル)−2−フェニルエタン(19)。乾燥DMF (95ml、分子ふるいで乾 燥したもの)中1−アミノ−1−(4−クロロフェニル)−2−フェニルエタン (14,2,392g、10.32ミリモル)の溶液に、窒素下、室温でブロモ アセトアルデヒドジエチルアセタール(5,09g、25.8ミリモル、蒸留し たもの)および炭酸カリウム(5,71g、41.3ミリモル)を加えた。生じ た非常に淡い黄色懸濁液を100℃で油浴に浸し、そのまま18時間保持した。
室温まで冷却した後、生じた青豆色のスラリーに10%NaOH(150ml) を加えた。生じた渋茶色混合物を塩化メチレン(3X50ml)で抽出した;集 め合わせた有機性抽出物を水(IXlooml)および塩水(IX75ml)で 洗浄し、炭酸カリウムで乾燥した。濾過後、溶媒を蒸発させ(残ったDMFを除 去するために穏やかに加温する)、濃厚赤色シロップを得た。このシロップをヘ キサンから15%酢酸エチル/ヘキサンの溶出勾配を用いて、シリカゲル(38 g)のフラッノユクロマトグラフイーで精製した。アセタールを透明な淡オレン ジ色シロ、ノブとして2.486g(収率69%)単離した・Rfo、40(ヘ キサン/酢酸エチル2・1); IR(CDCIs)3031(w)、2983 (m)、2910(m)、1493(m)、1457(m)、1378(m)、 1124(11)、1094(s)、1057(s):’H(CDC13)67 .32−7.21(m、7H)、7.1.2(d、J=6.7Hz、2H)、4 .50(t、J=5.6Hz、LH)、3.83(dd、J=7.5.6.6H z、IH)。
3.62−3.49(s、 2H)、 3.49−3.34(m、 2H)、  2.95−2.80(m。
2H)、 2.58−2.42(m、 2H)、 1.67(s、 IH)、  1.11(q、 J=6.7Hz、6H);低分解能マススペクトル350(M +1.3.4)、348(M+1゜9.0)、304(4,5)、302(13 )、258(30)、256(80)、217(18)、215(51)、21 2(36)、210(92)、125(46)、103(100)、91(29 )。
7−りoo−IDDC(24)、適切なアセタール19 (145,4mg10 ゜4180ミリモル)に、室温で濃硫酸(820mg、8.36ミリモル)を加 えた。生じた赤色混合物を室温で40時間撹拌した。砕いた氷を加え、続いて1 0%NaOHをpH>10まで加えた。生じた濁った混合物を塩化メチレン(3 ×8m1)で抽出した。集め合わせた有機性抽出物を塩水(IX20ml)で洗 浄し、炭酸力IJ’7ムで乾燥した。溶媒を蒸発させて得られた暗金色のシロ・ シブを酢酸エチルから15%メタノール/酢酸エチル(メタノール自身が1%濃 水酸化アンモニウムであった)への溶出勾配を用いる、シリカゲル(3,2g) のフラ・ノンユクロマトグラフィーで精製した。生成物を透明な淡黄色シロ・ノ ブとして29゜9mg (収率31%)単離した:Rf0,19(酢酸エチル− メタノール4:1); IR(CDCIり3352(w)、3062(冒)、3 旧 9(m)、2922(s)、1874(m)、1602(m)、1578( v)、1499(m)、1481(s)、1450m)。
1415(Ill)、1269(w)、1179(v)、101082(;’H NMRδ7,25−7.04(m、7H)、4.33(t、J=3.6Hz、I H)、3.88(d、J=4.4Hz、IH)、3.66(dd、J=11.4 .1.0Hz、IH)、3.49(dd、J=17.6. 3.8Hz、IH) 、3.31(dd、J=11.4. 4.7Hz、IH)、3゜20(dd、  J=17.6゜3.4Hz、 IH)、 2.06(s、 LH);”CNMR (CDC1s)143.2. 142.3. 138.8. 135.1. 1 32.7. 131.4. 128.0. 127.0. 126.8. 12 6.3. 126.1. 125.7. 54.6゜50.5. 46.9.  41.7゜低分解能マススペクトル257(M+1.12)。
256(M、18)、255(M+1.33)、254(M、30)、228’ (25)。
226(61)、191(29)、189(25)、166(32)、164( 100)。
F、(±)3−メトキン−IDDCの合成2−(4−メトキシフェニル)−1− フェニル−1−エタノン(5)ベンゼン(55ml、ナトリウムで乾燥)中、塩 化アルミニウム(2,71g。
20.3ミリモル)を窒素気流中ベンゼン20m1中4−メトキシフェニルアセ チルクロリド(3,753g、20.33ミリモル、4−メトキシフェニル酢酸 および三塩化リンから収率42%にて製造)を室温にて、30分間かけて滴下し た。
得られたわずかに濁った薄茶色の混合物を4時間還流し、氷水150m1に注い だ。層を分離し、水層をベンゼンで抽出した(1x50ml)。有機層を一緒に して10%NaOH(IX75ml) 、水(IX75ml) 、食塩水(IX 75ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。セライトを通して濾過後 、濾液を蒸発さ也薄黄色板状結晶2.60g(組成率56%)を得た。固体は熱 25%エタノール/石油エーテルから再結晶させ、薄黄色粉末としてケトンを得 る:m、p、87−92℃(文献値m、p、96−97℃;シュナイダー、M、  R,ら、ジャーナル・オブ・メディシナルケミストリ−25:1070 (1 982);)’ HN M R(CD C1s ) : δ8.03(d、J= 7.3Hz、2H)、7.62−7.45(m73H)、7.20(d、 J  =8.6Hz、 2H)、6.89(d、J=8.6Hz、2H)、4゜25( s、2H)、3.8(s、3H)。
2−(4−メトキシフェニル)−1−フェニル−1−エタノン−0−メチルオキ シム(10) ピリジン(30ml、モルキュラーシーブス上乾燥)中、2−(4−メトキンフ ェニル)−1−フェニル−1−エタノン(立、1.77g、7.82ミリモル) の溶液に窒素気流中室温にてメトキシルアミン塩酸塩(784mg、9.39ミ リモル、アルドリッチ製をそのまま使用)を添加した。得られた薄黄色溶液を室 温にて一夜撹拌した。ピリジンをおだやかに加温しながら蒸発させた。残った固 体をエーテル(50ml)と撹拌し、得られた懸濁液を濾過した。濾液を炭酸カ リウム上で乾燥し、溶媒を蒸発させ、澄明な黄色シロップ状液を得た。このシロ ップ状液を溶離剤として3%酢酸エチル/トルエンを用いて20g中性アルミナ (活性■)のカラムクロマトグラフィーにかけて精製した。オキシムを無色透明 シロップ状液1.664gとして分離した(収率83%)。NMR分析値はシン −およびアンチ−異性体が3=1の比で生成していることを示した:RfO,6 5,0゜55(5%酢酸エチル/ベンゼン): IR(CDCIg): 2989(w)、2947(W)、2904 (W)、 2838 (W)、2819 (w)、 1614(s)、 1512(s)、  1245 (s) 、 1039(v);’HNMR(CDCIg): δ7 .83(m、IH)、7.37−7.23(鵬、4H)、7゜15(d、J−8 ,6Hz、IH)、7.10(dj=8.6Hz、IH)、6.80(t、J= 8.4Hz、2H)、4.10(s、 I H)、4.05(s、 1.58) 、3.90s、 I H)、3゜78(s、3H)。低分解能マススペクトル: 255(M、16)、224(26)、223(100)、209(19)、2 08(89)、121(100)。
1−アミノ−2−(4−メトキシフェニル)−1−フェニルメタン(15)窒素 気流中THF (40ml、直前にナトリウムベンゾフェノンケチルから蒸留) 中、2− (4−メトキシフェニル)−1−フェニル−1−エテノシー0−メチ ルオキシムのシン−およびアンチ−異性体混合物(10,1,65g、6.46 ミリモル)の溶液に、室温にて水素化ホウ素−テトラヒドロフラン溶液(21゜ 2ml、21.2ミリモル、1.ON溶液、アルドリッチ)を添加した。得られ た薄黄色溶液を一夜還流し、水浴中にて冷却した。水(50ml)を注意深(添 加して冷却し、ついで20%NaOH(50ml)を添加した。得られた無色二 相性混合物を磁気撹拌子を用いて一夜激しく撹拌しながら還流させ、放置して室 温に冷却した。ヘキサン(40ml)を添加し層を分離した。水層をヘキサンで 抽出した(1x40ml)。−緒にした有機層を炭酸カリウム上で乾燥し、真空 中で濃縮して無色でわずかに濁ったシロップ状液を得た。このシロップ状液をク ロロホルムから10%メタノール/クロロホルムへの溶離グラジェントを用いて 中性アルミナ(活性L 15g)のカラムクロマトグラフィーにかけて精製した 。
アミン15を無色透明シロップ状液1.263gとして分離したく収率86%) 。
RfO,20(5%メタノール/クロロホルム):IR(CDC1s): 33 76(W’)、 3316(冒)、 3068(W)、 3031 (W)、  3007 (v)、2965 (m)、2940 (m)、2910(1)、2 834 (m)、1614(m)、1584 (m)、1514(s)、149 3(m)、1466(s)、1454(m)、144 1 (s)、 1300 (■)、 1245(S)、 1179(■)、 1106(W)、 1033 (醜)’HNMR(CDCIs)+67.40−7.24(m、5H)、7.1 1(d、 J =8.6Hz、2H)、6.85(d、J=8.6Hz、2H) 、4.18(dd、 J =8.6.4.9Hz、 IH)、3.81(s、  3H)、2.98(dd、J=13.5.4.9Hz、IH)、2.79(dd 。
J=13.5.8.7Hz)、1.49(s、 2H)。低分解能マススペクト ルニ228(M十1.26)、211(49)、12H44)、107(69) 、106(100)、79(100)。
1−(N−エチル−(2,2−エトキシ))−アミノ−2−(4−メトキシフェ ニル)−1−フェニルエタン(赳) 窒素気流中、室温にてDMF (50ml、モルキュラーシーブス上乾燥)中、 ヒトジエチルアセクール(2,70g、13.7ミリモル、蒸留ずみ)および炭 酸力+功ム(3,03g、21.2ミリモル)を添加した。得られた無色透明の 懸濁液を、100℃の油浴中に浸す。23時間後、得られた黄色の反応混合物を 室温にて冷却させ、10%NaOH(100ml)て混合した。得られた濁った 混合物を塩化メチレン(3X40ml)で抽出した。−緒にした抽出物を、水( 5X60ml、NaC]を用いて後の抽出で乳濁液を分解した)および食塩水( 1×50m1)で洗浄し、炭酸カリウム上で乾燥した。おだやかに加!(=50 ℃)しながら真空中の濃縮で金色のンロツブ状液を得、ヘキサンから12%酢酸 エチル/ヘキサンへの溶離グラジェントを用いて30gシリカゲル上でフラツシ ュクロマトグラフイーにかけて精製した。アセタール20を澄明な薄黄色シロ・ ツブ状液1.316gとして分離した(収率70%)。RfO,39(ヘキサン /酢酸エチル2:1.); I R(CD C−1g): 3340 (v)、3031(W)、2983  (m)1,2934 (W)、2910(v)、2838(W)、1614.( 1m)、1512(s)、1467(醜)、1454(■)、1444 (a+ )、1376(v)、1303 (W)、1247(s)、1177(■)、1 126 (=)、1061 (+a)、1035(I);’HNMR(CDCI s): δ7.36−7.23(m、5H)、7.06(d、 J =8.5H z、2H)、6.82(d、J−8,4Hz、2H)、4.52(t、J=5. 7Hz、IH)、3゜80(s、3H)、3.8(m、IH,3,80でシング レットに重複)、3.56−3゜50(s、2H)、3.49−3.42(++ 、 2H)、2.98−2.89(m、2H)、2.55−2.47(m、 2 H)、1.68(s、 I H)、1.11(dt、 J =7.0.4.2H z、 6H)。
ベンディング。低分解能マススペクトル: 344(M+1.33)、298( 16)、222(63)、211(43)、176(100)、12H57)、 91(90)。
モル)に、過塩素酸(69%溶液、1.28g、12.8ミリモル)を添加した 。
得られた濃黄色の溶液を室温にて撹拌した。64時間後、反応混合物は澄明な薄 茶色のゲル状物になった。砕氷を加え、ついで10%NaOH(15ml)を添 加した。無定形の黄色の固体の混じった濁った白色混合物を得た。全体を塩化メ チレン(3g8ml)で抽出した;黄色の固体は溶解しなかった。−緒にした有 機抽出液を食塩水(IXloml)で洗浄し、ついで炭酸カリウム上で乾燥した 。
真空中の濃縮で薄茶色の泡状物136gを得た。この泡状物を酢酸エチルから2 0%メタノール/酢酸エチル(メタノールは1%の濃水酸化アンモニウムを含有 する)への溶離グラジェントを用いて4.0gシリカゲル上でフラッシュクロマ トグラフィーにかけて精製した。所望の生成物旦を無色透明シロップ状液18゜ 2gとして分離した(収率11%)。RfO,17(酢酸エチル/メタノール4 .1); ’HNMR(CDCIs): 67、2(br s、 4H)、6.97(d、 J=8.4Hz、IH)、6、75(d、 J = 2.4 Hz)、6.70 (d、J=2.5Hz)、6.67(d、 J =2.6Hz。
2Hover 6.75−6.67)、4.33(t、J=3.6Hz、LH) 、3.86(d、J=4.2Hz、IH)、3.79(s、3H)、3.66( d、J=11.8Hz、IH)、3.43(dd、J=17.2,3.7Hz、 LH)、3.32(dd、J=11.5,4.7Hz、IH)、3.16(dd 、J=17.2,3.3Hz、IH)、2.12(s、 I H)。
”CNMR(CDCIg): 157.8.144.1.141.3.140. 4.132.4.127.2.127.1.126.8.125.5.124. 9.113.6.112、2.55.3.55.2.50.7.47,3.41 .0;低分解能マススペクトル:251(M、31)、250(23)、222 (66)、179(34)、178(31)、130(100)。
G、(±)3−クロロ−7−メドキシーIDDCの合成2−(4−クロロフェニ ル) −1−(4−メトキンフェニル)−1−エタノン4−塩化クロロフェニル アセチルを前記と同様の方法で製造した。窒素気流中CH4C] 2 (40m  l )中、塩化アンモニウム(1,27g、9.52ミリモル)およびアニソ ール(1,4g、12.9ミリモル)の懸濁液に、CH2Cl2中4−クロロフ ェニルアセチルクロリド(1,8g、9.52ミリモル)の溶液を30分間かけ て室温にて添加した。得られた澄明な薄黄色の溶液を18時間還流した。
室温にて冷却後、得られた溶液を氷水100m1中に注いだ。層を分離し、水層 を塩化メチレン(5Qml、2回)で抽出した。−緒にした有機層を水(50m l、2回)、10%NaOH(30rhl、2回)、水(30ml、2回)およ び食塩水(40ml)で洗浄した。さらに有機溶液をMg5Oa上で乾燥、濾過 、濃縮して白い固体(2,45g、収率99%)を得た。Rf : 0.41  (CH2C12)。
2= (4−クロロフェニル)−1= (4−メトキシフェニル)−1−エタノ ン−〇−メチルオキシム 窒素気流中ピリジン10m1中、2−(4−クロロフェニル)−1−(4−メト キンフエニノリー1−エタノン(1,386g、5.3ミリモル)の溶液に、メ トキシルアミン塩酸塩(0,664g、7.96ミリモル)を25℃で添加する 。
得られた混合物を20℃で17時間撹拌した。ピリジンを加温しながら真空中で 除去した。残った固体は、白いンロップ状液(1,41g、収率92%)として オキシム幾何異性体の混合物であった。Rf :0.45.0.64 (CH2 C12)。
1−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)エタ ン 窒素気流中乾燥THF30ml中、2−(4−クロロフェニル)−1−(4−メ トキシフェニル)−1−エタノン−〇−メチルオキシム(1,34g、4.62 ミリモル)ノ溶液に、水素化ホウ素−THF錯体(THF中1.0M、23.1 mL23.1ミリモル)を注射筒で25℃にて添加した。得られた二相性溶液を 磁気で16時間激しく撹拌しながら還流させた。反応物を25℃に冷却した後、 10%NaOH溶液で中和し、ヘキサン(50ml)を添加して層を分離した。
水層を再度ヘキサン(40ml)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾 燥し、真空中濃縮して濁った無色シロップ状液(1,18g、収率98%)を得 た。Rf : 0.32 (CH2C12/MeOH20: 1)。
1−(N−エチル−(2,2−エトキシ))−アミノ−1−(4−メトキシフェ ニル)−2−(4−クロロフェニル)−エタンN、N−ジメチルホルムアミド2 .5mI中、1−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−1−(4−メトキシフ ェニル)エタン(340mg、1.3ミリモル)および無水炭酸カリウム(19 3,5mg、1.4ミリモル)の撹拌混合物に、プロモアセタールデヒドジエチ ルアセクール(276mg、1.4ミリモル)の溶液を90℃にて滴下した。得 られた混合物を撹拌しながら加熱した。18時間後反応混合物を10℃まで冷却 させ、INlNNaOH5Oに、ついでCH,Ch25mlを添加した。層を分 離し、水層をCH2Cl2 (15ml、2回)で抽出した。−緒にした有機層 をNaOH(IN、10m1)および水(50ml、10時間)で洗浄、乾燥( K2CO3)および濃縮して粗生成物を得た。粗生成物(450mg)を、CH 2Cl 2後、CH2C1z/THF (20: 1) 、ついてCHICIt /THF (5; 1)を溶離剤としてCHxCltを用いてクロマトグラフィ ー(20gシリカゲル)にかけた。精製生成物を白色固体(386mg、収率8 9%)として得た。
Rf: 0.58(CHtC14/THF 1:5)。
’HNMR(CDCIs):δ7.22(m、 2H,フェニル)、7.05( d、 IH,J=8゜4Hz、フェール)、6.87(d、IH,J=8.6H z、フェニル)、4.53(t、IH。
J=5.5Hz、IH)、 3.83(s、3H,CHa)、 3.60(1, 2H,CHz)、 3.44 (m、2 H,CHz)、 2.77(t、1比  J=7.0Hz、CH)、 2.90(d、2H,J=7、OH2,CH2) 、2.54(1,2H,CH2)、1.65(br、、IH,NH)、1.15 (t、6H,J=7.0Hz、CH3)。
”CNMR(CDCIs)+ 137.56.135.41.132.19.1 30.74.128.42.128.37.113.92.102.07.64 .10.62゜07.62.12.55.33.49.97.44.70.15 .35゜3−クロロ−7−メドキシーI DDCl−(N−エチル−(2,2− エトキン))−アミノ−1−(4−メトキシフェニル)−2−(4−クロロフェ ニル)エタン(180mg、0.54ミリモル)および過塩素酸(70%溶液5 m1)を、窒素気流中室温にて混合した。得られた白色混合物を室温にて60時 間撹拌し、ついで氷および10%NaOHで中和し塩基性にした。得られた濁っ た混合物を塩化メチレン(25al、3時間)で抽出し、−緒にした抽出物を食 塩水(10al)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥した。真空中の濃縮で琥珀 色のシロップ状液を得、それを、溶離剤としてCHCl5/MeOH(9: 1 )を用いて分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル)にかけて精製した。3− クロロ−7−メドキシーIDDCを澄明な黄色シロップ状液(100mg、収率 77%)として分離した。
Rf: 0.36(CHCIs/MeOH9:1)。
’ HN M R(CD C1s ) : 67、30−6.79(m、 6H )、4.44(t、 J =3.5Hz、IH)、3.86(d、LH)、3. 85(s、 3H,CHs)、3.69(dd、J=12.2Hz、IH)、3 .56(dd、J=17.0.3.3Hz、IH)、3.37(dd、 J =  13.7゜4.4Hz、IH)、3.18(dd、J=18.5,4.5Hz 、IH)。
”CNMR(CDCh): 159.8.143.1.141.2.132.9 .132.7.131.5.128.6.127.9.127.3.127.0 .112.8.111.7.55.4.54.0.48.8.45.8.39. 5゜高分解能マススペクトル: C+tH+5NC10285,0920(ca l、)、285゜0910 (exp、 )。
H,(±)3−フルオロ−IDDCの合成2−(4−フルオロフェニル)−1− フェニル−1−エタノンa)4−フルオロフェニルアセチルクロリド:窒素気流 中丸底フラスコ中、4−フルオロフェニル酢酸(8g、52ミリモル)および三 塩化リン(7,13g。
52ミリモル)を95℃まで1時間加熱した。透明液体および黄色の無定形固体 の混合物が生成した。その液体をデカントし、直接法の工程に使用した。
b)2− (4−フルオロフェニル)−1−フェニル−1−エタノン:窒素気流 中塩化アンモニウム(6,927g、52ミリモル)および乾燥ベンゼン(60 al)の懸濁液に、粗4−フルオロフェニルアセチルクロリド(約52ミリモル )を30分かけて室温にて添加した。得られた澄明な薄黄色溶液を18時間還流 させた。室温に冷却後、得られた溶液を氷水100m1に注いだ。層を分離し、 水層を塩化メチレン(100al、2回)で抽出した。−緒にした有機層を水( 100al、2回)、10%NaOH(50al、2回)、水(100al、2 回)および食塩水(40al)で洗浄した。さらに有機層をMg5O,上で乾燥 、濾過、濃縮して粗生成物を白色固体(10g、2工程で98%)として得た。
Rf: 0.63 CCHzCh)、IR(CHzCl、)1700cr’ ( C=O)。
2−(4−フルオロフェニル)−1−フェニル−1−エタノン−〇−メチルオキ シム 窒素気流中ピリジン30m1中、2− (4−フルオロフェニル)−1−フェニ ル−1−エタノン(5g、30ミリモル)の溶液に、メトキシルアミンヒドロク ロリド(3,8g、45ミリモル)を25℃で添加した。得られた混合物を25 ℃で17時間撹拌した。ピリジンを加熱しながら真空で除去した。残った固体は 、白いシロップ状液のオキシム幾何異性体の混合物であり、それをさらに精製す ることなく次の工程に使用した。Rf :0.48.0.70 (CHICIり 。
1−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−1−フェニルエタン。2−(4− フルオロフェニル)−1−フェニル−1−エタノン−O−メチルオキシム(1, 34g、4.62ミリモル)の3Oml乾燥THF溶液に窒素下ボランーTHF 複合体(1,0MのTHF溶液、23.1mL 23.1ミリモル)および乾燥 ピリジン(10al)を、シリンジにより25℃で加えた。得られた2層性溶液 は強力な磁石により16時間かきまぜて還流した。その後反応物を25℃に冷却 し、10%NaOH溶液で反応を停止し、ヘキサン(50+al)を加え、層を 分離した。水性部分は再びヘキサン(40al)で抽出した。合わせた有機層は 硫酸マグネシウムで乾燥し、真空で濃縮し濁った無色のシロップを得た(3.5 5 g、2段階で収率66%)。
R1:0.24(EtOAc)。
1−(N−エチル−(2,2−エトキシ))−アミノ−2−(4−フルオロフェ ニル)−1−フェニルエタン。5閣1のN、N−ジメチルフォルムアミド中、1 −アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−1−フェニルエタン(2,15g、 10ミ1ノモル)および無水炭酸カリウム(1,52g、IIミリモル)の撹拌 混合物に、90℃でプロムアセトアルデヒドンエチルアセクール(2,17g、 11ミリモル)の溶液を滴下した。得られた混合物を撹拌下に加熱した。18時 間後、反応混合物(マ10℃に冷却し、5OmlのIN NaOH,続いて50 社のCH2Cl2を加えた。
層を分離し、水性層はCH2Cl2(25+el、2回)で抽出した。合わせた 有機層(まNa0H(IN、20al)および水(125al、10回)で洗浄 し、乾燥しく K 2 CO8)、濃縮して粗生成物(2,9g、収率88%) を得た。R,: 0.53(CH2CI 1/THF1 :15)。
3−フルオロ−IDDCol−(N−エチル−(2,2−エトキン))−アミノ −2−(4−フルオロフェニル)−1−フェニルエタン(100mg、 1.5 1ミリモル)および過塩素酸(12alの70%溶液)を室温で窒素下混合した 。得られた白色混合物は室温で48時間かきまぜ、続いて氷および10%NaO Hで反応を停止し塩基性とした。得られた濁った混合物は塩化メチレンで抽出し く25■1.3回)、合わせた抽出物は塩水(10+al)で洗浄し、硫酸ナト リムで乾燥した。真空で濃縮し、こはく色のシロップを得、これを(溶出妓とし てCHCl 3/MeOH(9:1)を用いる〕分取薄層クロマトグラフィー( シリカゲル)で精製した。3−フルオロ−IDDCを黄色シロップ(175mg 、収率49%)として得た。R1: 0.37(CHCIs/MeOH9:1) 。
’HNMR(CDC13): δ7.21−6.77(L7H)、4.35(t 、 J =3.7Hz、LH)、3.84(dj=4.2Hz、IH)、3.6 3(d、J=11.6Hz、LH)、3.48(dd、J=17.4.3.3H z、 I H)、3.25(dd、J=11.6.4.8Hz。
IH)、3.16(dd、J=17.4,2.6Hz、IH)。
”CNMR(CDC1s): 142.5(d、 J e−r=263.8Hz )、139.6.132.9.132.8.130.5.127.5.127. 2.125.6.125゜1.114.5(d、 J c−c−r=21.0H z)、113.6(a、Jc−C−r=20.8Hz)、54.9.50.3. 46.6.40.7゜高分解能マススペクトル: CIgHI4NF 239. 1110(計算値)、239゜1132(実験値)。
1、(±)3−ブロモ−7−メドキシーIDDCの製造4−ブロモフェニルアセ チルクロライド。丸底フラスコ中の4−ブロモフェニル酢酸(6,45g、30 ミリモル)および三塩化リン(4,12g、30ミリモル)の混合物を、窒素下 、50℃で30分間、100℃で3時間熱し、次に室温まで冷却した。淡黄色の 沈殿が30分後に現れ、沈殿は無定形黄色固体に凝集した。
残った液体を傾捨した。固体を塩化メチレン(2×5■1)ですすぎ、処理液は 傾捨した液体と合わせた。回転エバポレーターで蒸発し、薄黄色シロ・ツブ残渣 を得、それを真空蒸留(ショートパス)で精製した。酸クロライドは透明な無色 の液体(1,804g、収率26%)として単離した 沸点85−88℃10. 8 トール。
2−(4−ブロモフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−1−エタノン。
塩化アルミニウム(,97g、7.28ミリモル)の40■IARジクロロメタ ン懸濁液に窒素下、室温で4−ブロモフェニルアセチルクロライド(1,70g 、7.28ミリモル)を20分で15m1のジクロロメタン溶液として添加した 。得られた透明な赤味がかった色の溶液を6時間還流した。室温に冷却後、得ら れた灰褐色溶液を10閣1氷水に注いだ。層は分離し、次に水性部分をジクロロ メタン(IX2Qml)で抽出した。合わせた有機部分を水(I X 30m1 )、10%Na0H(IX30−1)、水(1,X30m1)および塩水(1m 30ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、真空濃縮し、白色結 晶固体(2,14g、組成率96%)としてケトンを得た。この生成物はさらな る精製は行わずに次の工程に使用した。
2−(4−ブロモフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−1−エタノン− 〇−メチルオキシム。2−(4−ブロモフェニル)−1,、−(4−メトキシフ ェニル)−1−エタノン(1,987g、6.51ミリモル)の20IIlピリ ジン(無水)溶液に窒素上室温でメトキンルアミンヒドロクロライト(820m g、 9.77ミリモル)を添加した。得られた僅かに濁った薄オレンジ色の混 合物を室温で15時間かきまぜた。ピリジンを真空で熱しながら除去した。残っ た固体をエーテル(60111)とかきまぜ、濾過して分離し、廃棄した。濾液 を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空で濃縮しオキシムの幾何学異性体混合物を透明 な、薄黄色のシロップ(2,145g、組成率985%)として得た。この生成 物はさらなる精製は行わずに次の工程に使用した。
2−4−(ブロモフェニル)−1,−(4−メトキンフェニル)−1−アミノエ タン。
オキシム幾何学異性体(2,01g、601ミリモル)の5Oml無水THF溶 液に、窒素下ボランーテトラヒドロフラン複合体(THF溶液で1.0M、 3 0.1.ml。
301ミリモル)をフリンジにより室温で添加した。得られた薄黄色溶液を3時 間還流し、水浴で冷却した。水(25ml)、20%NaOH(40ml)を注 意深く加えて反応を停止した。得られた2層性溶液は強力に磁気撹拌しながら1 8時間還流した。室温に冷却後、ヘキサン(40m1.)を加え、層を分離した 。水性部分をへキサン(I X 40+al)で抽出した。合わせた有機部分は 炭酸カリウムで乾燥し、真空で濃縮し、白色がかった色のシロップ(1,913 g、組成率98.8%)を得た。
この生成物はさらなる精製は行わずに次の工程に使用した。
1−(N−エチル−(2,2−エトキシ))−アミノ−1−(4−メトキシフェ ニル)−2−(4−ブロモフェニル)エタン。アミン(1,82g、5.65ミ リモル)の1711無水DMF溶液に、炭酸カリウム(8’59mg、6.21 ミリモル)およびブロモアセトアルデヒドジエチルアセクール(1,22g、6 .21ミリモル、アルドリッヒ、そのまま使用)を室温で窒素下加えた。得られ た透明な無色の懸濁液を100℃で32時間加熱した。室温に冷却後、反応混合 物は10%Na0H(100Ill)と混合した。得られた黄色の濁った混合物 を塩化メチレン(3X 50m1)で抽出した。合わせた有機部分はIN Na OH溶液(IX30ml)、水(1×3O−1)および塩水(IX30ml)で 洗浄し炭酸カリウムで乾燥した。真空で濃縮し、透明オレンジ色の溶液を得、そ れを8:2ヘキサン/酢酸エチルを溶出液として使用するシリカゲルのフラッシ ュクロマトグラフィーで精製した。アセタールを無色のシロップとして分離し、 これを冷却装置中で固化させ、白色がかった色の固体を得た(2.1 g、収率 87,8%)。
(±)3−ブロモ−7−メトキシIDDC,アセタール(1,032g、2.4 4ミリモル)および過塩素酸(20gの69%溶液)を室温で窒素上混合した。
得られた透明な褐色混合物は室温で52時間かきまぜ、水および10%NaOH (100ml)で反応を停止し、塩基性とした。得られた濁った混合物は塩化メ チレン(3×5Oml)で抽出し、合わせた抽出物は2N水性NaOH溶液(I X50ml)、水(IX50m1.)、塩水(I X 50+tl)で洗浄し、 炭酸カリウムで乾燥した。真空で濃縮し、こはく色のシロップを得、それを、溶 出液としてクロロホルム/メタノール10.1を用いるシリカゲルのフラッシュ クロマトグラフィーで精製した。3−ブロモ−7−メドキシーrDDCは輝白色 固体(0,516g、収率64%)で単離された。
’HNMR(CDC13)・67.34−6.73(m、6H)、4.33(t 、 J =3.4Hz、IH)、3.79(d、IH)、3.79(s、 3H ,CHs)、3.6 Hd、 J =11.7Hz、LH)、3.43(dd、 J=17.7,3.6Hz、IH)、3.28(dd、 J=11.5゜4.6 Hz、IH)、3.11(dd、 J =17.7.3.2Hz、 IH)。
11c NMR,(CDC13)・159.1.144.7.141.9.13 44.1332.1319.130.7.129.8.126.2.119.4 .112゜3.111.6.55.4.54.0.50.1.46.8.41. 4゜高分解能マススペクトル: C+ vH+aN BrO329,0415( 計算値)、329.0428(実測値)。
J、(±)N−メチル−3−ブロモ−7−メドキシーN)DCl、1ミリのギ酸 中3−ブロモ−7−メドキシーIDDC(50mg、0.15ミリモル)の溶液 に、窒素下、ホルムアルデヒド(37%水性溶液、0.061+1゜0.758 ミリモル)を室温て加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌し、さらに2時間潅 流した。得られる溶液を水性NaOH(IN)でpH12まで塩基性とし、メチ レンクロリド(40吐 2回)で抽出した。有機性抽出物を混合し、乾燥しくM g5O<) 、濾過し、濃縮して粗生成物を得た。粗生成物を溶出液としてCH Cl5/MeOH(9・1)を用いる分取薄層クロマトグラフィ゛(シリカゲル )により精製した。N−メチル、3−ブロモ−7−メドキシーIDDCを黄色シ ロップとして分離した。
’HNMR(CDCl2):67.31−6.75(e、6H)、3.93−3 .74(m、2H)、3.79(s、 3H,CH3)、3.60−3.53( m、2H)、2.94−2.85(t2H)、2.49(s、 3H,CH3) 。
13CNMR(CDC13): 159.2.144.2.141.9.134 .4.133.0.130.5.130.3.129.8.127.1.119 .2.112.2.111.2.61.8.59.3.55.4.46.9.4 5.3.38.6゜高分解能マススペクトル:CllHI3BrNO343,0 571(計算値)、343.0564(実験値)。
K (±)3−ヨード−IDDCの合成トンプソン等の方法は以下の通りであっ た(トンプソン、 W、T、等、ジャーナル・オブ・メディカル・ケミストリイ 、33.789−808(1990)、タグチ、に1ハママ、N1オカモト T 1ケミカル・レターズ、191頁(1978)を参照)。3−ブoモーIDDC (75ag、0.25ミリモル)、ニッケル粉末(73mg、1゜3ミリモル) 、ヨード(3mg、微小粒程)、ヨウ化カリウム(8’3mg、0.50ミリモ ル)およびDMF (0,50m1、モレキュラシーブ上乾燥)の混合物を20 分間にわたり窒素を泡立てることにより脱気した。隔膜を、窒素入口を備えたフ ラスコ上に置き、フラスコを油浴中に150℃で浸漬した。5時間撹拌後、熱源 を除き、反応混合物を室温まで下げた。水(5I61)および酢酸エチル(5m l’)を撹拌下に加えた。溶液部分をピペットで除き、残った固体を酢酸エチル (3%5m1)ですすいだ。全ての溶液を混合してヘキサン(10ml)を加え た。層を分離し、有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を蒸発させて澄明 な褐色シロップを得、これを100%酢酸エチルないし酢酸エチル中10%メタ ノール(1%濃縮水酸アンモニウム含有)の溶出分配を用いるフラッシュクロマ トグラフィにより精製した。黄白色の濁ったシロップを得た。プロトンNMR分 析は、このシロップが85%生成物(3−ヨード−IDDC)および15%出発 物質(3−ブロモ−IDDC)の混合物であることを示した。この混合物を新し い試薬と同一反応条件に付し、同じ生成物/出発物質比の物質を得た(第1反応 援46%収率)。
RsO,23(20%メタノール/酢酸エチル)。
IHNMR(アセトン−d6): δ7.62(d、J=1.5Hz、IH)、 7.40(dd、 J =8、2.1.6Hz、 IH)、7.29−7.10 (+a、4H)、6.81(d、 J =8.1Hz。
IH)、4.35(tj=3.5Hz、IH)、3.97(d、 J =3.7 Hz、 I H)、3.51(dd、J=10.7.0.9Hz、IH)、3. 36(dd、J=17.7,3.2Hz、IH)、3.23(dd、J=11. 3,4.7Hz、IH)、3.03(dd、J=17.7,3.6Hz。
IH)、1.26(s、 I H)。
L、(−)−3−クロロ−IDDCの合成1.40alメチルエチルケトン中( ±)−3−クロロ−IDDC(484,3+g。
1.894ミリモル)の溶液に50℃で(+)−ジ−p−トルオイル−D−酒石 酸一永和物(772+ag、1.91ミリモル)の温溶液を撹拌しながら加えた 。反応フラスコはコンデンサーを備え、反応混合物を窒素下、50℃で48時間 撹拌した。沈澱した塩をヒルシュロート上に収集して冷アセトンですすいだ。沈 澱(1,0368gの白描色粉末、融点174−176℃分解、(α):’=7 0’C1C=1、MeOH)を、沸騰メチルエチルケトン、メタノール(20:  1)を用いる再結晶条件に付したが、固体形成は成らなかった。溶媒を蒸発さ せて塩をメチレンクロリド(20i1)と4MNHaOH(20111)との間 に分配させた。混合した有機性部分を炭酸カリウム上で乾燥し、真空で濃縮して 澄明な褐色シロップとして遊離塩基(即ち、3−クロロ−IDDC)を得た。こ のサイクルを、さらに2回行い、各回遊離塩基に対し102当量の酒石酸を用い 、メチルエチルケトン中でまたは48時間50℃で撹拌し、次いで遊離塩基の再 生を行い、94mgの澄明な無色シロップ(最適化されない)として(−)−3 −クロロ−I DDCヲ得り。R,so、 17 (酢M−r−チル/ メ9  /−ル4 : 1)、Ca’J:、’=−144゜(CI1、EtOH)、 ’HNMR(CDC13)・ 67.26−7.18(m、5H)、7.08( dd、 J=8.1.2゜1 Hz、 i H)、6.97(d、 J =8. 2Hz、 IH)、4.32(t、J=3.7Hz、IH)、3.87(d、J =4.5Hz、IH)、3.65(d、J=11.7Hz、IH)、3.45( dd。
J =17.6.3.8Hz、 IH)、3.32(dd、J=11.5,4. 8Hz、IH)、317(dd、J=17.6,3.4Hz、LH)、]、、9 9(s、IH)。
実施例10 IDDCアナログについてのPCP結合データ上記で合成したIDDCアナログ アゴニスト[3H)MK−801のPCPレセプター親和性をカーナF、W、等 、プロシーディンゲス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイエンシ ーズ(USA) 86.5631−5635 (1989)により記載されたよ うに測定した。結果は表2に示す。
表2に見られるように、本発明のIDDCアナログはPCPレセプターに高い結 合を示す。
[”H]MK−8011,:対する MEAN ±SEM(n) (+)−10DC74,610,2(2)c+1)−rDI)c 40.0 5 .2(4)(十)−N−Me−IDDC65,49,5(3)(+)−3−C1 −IDDC64,28,0(2)(=!:)−7−OMe−I DDC331, 5(2)(+)−5−Me−I DDC118,817,0(5)(f)−3− Br−4DDC41,04,5(3)(+)−3−CI−7−OMe−I DD C113,026,0(4)(=!:)−3−Br−7−OMe−I DDC1 14,024,0(3)(+:)−7−C1−IDDC690,0108,0( 3)(:!:)−3−NH2−IDDC486,086,0(3)(±)−3− Br−N−Me−IDDC1,044,0146,0(3)C±)−3−Br− 7−OMe−N−Me−IDDC643,0209,0(2)(+)−3−F− IDDC29,40,9(3)(:!:)−3−OMe−I DDC168,0 2,0(2)(±)−3−ヨード−IDDc 160.0 16.0(2)(− )−りoo−IDDC110,02,0(2)(+)−3−フルfローTDDC 18 (+)−3−クロロ−IDDC14 本発明を十分に記載したことで、当業者は同じことが本発明またはそのいかなる 実施態様の範囲を逸脱することなく、条件、処方および他のパラメーターの広く て等価の範囲内で実施できることを理解するであろう。
%廖劇粉 国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,’ 識別記号 庁内整理番号A61K 31155  ABS 9454−4CADP 9454−4C 31/655 9454−4C 31/695 9454−4C (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AU、 BB、 BG、 BR,CA、 C3,FI、 HU、JP。
KP、KR,LK、MG、MN、MW、No、PL、R○、RU、SD FI (72)発明者 バーメツトラ−、ベーターアメリカ合衆国97403 オレゴ ン、ニージーン、ウェスト・セブンティーンス・ストリート 1905ニ一番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 Rは、水素、C2−C6アシル、C1−C6アルキル、アリール、C1−C6ア ルコキシカルボニル、C7−C10アラルキル、C2−C6アルケニル、C3− C15ジアルキルァミノアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、C2−C6 アルキニル、C3−C15トリアルキルシリル、C4−C10アルキルシクロア ルキルまたはC3−C6シクロアルキルであり、 R1は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C7−Cl0アラ ルキル、C1−C6アルコキシC2−C15ジアルキルアミノまたはC3−C1 5ジアルキルアミノアルキルであり、 XおよびYは、独立して、ハロゲン、例えばクロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード 、トリフルオロメチル、アジド、C1−C6アルコキシ、C2−C6ジアルコキ シメチル、C1−C6アルキル、シアノ、C3−C15ジアルキルアミノアルキ ル、カルボキシ、カルボキシアミド、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ハロ アルキルチオ、アリル、アラルキル、C3−C6シクロアルキル、アロイル、ア ラルコキシ、C2−C6アシル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置 換ヘテロアリール、C5−C6ヘテロシクロアルキル、C1−C6アルキルチオ 、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、C1− C6アルキルスルフィニル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、アリールチ オ、C1−C6ハロアルコキシ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C2−C 15ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、カルバモイル、C1−C6N−アルキルカ ルバモイル、C2−C15N,N−ジアルキルカルバモイル、ニトロおよびC2 −C15ジアルキルスルファモイルから成る群から選ばれ、 Zは、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R2は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、アラルキ ル、C4−C15ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、C2−C 6アシル、アロイルまたはアラルカノイルであり、R3は、C1−C6アルキル 、C2−C6アルケエル、フェニル、アラルキルまたはC3−C15ジアルキル アミノアルキルである) から選ばれた基を表し、 nは、0(XまたはYは、各々水素である)、1、2、3または4から選ばれた 整数である、ただしnの少なくとも1つは0ではない]で示される化合物または その医薬的に許容し得る塩および/またはその光学活性形および/またはその放 射標識形で、 前記化合物は、ほ乳類神経細胞においてPCPレセプターに関して高い結合活性 を呈する。 2.請求項1の化合物、3−クロロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒ ドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 3.請求項1の化合物、(+)3−クロロ−5−(イミノメタノ)−10,11 −ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 4.請求項1の化合物、7−メトキシ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジ ヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 5.請求項1の化合物、3−ブロモ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒ ドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 6.請求項1の化合物、3−クロロ−7−メトキシ−5−(イミノメタノ)−1 0,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ〔a,d〕シクロヘプテン。 7.請求項1の化合物、3−ブロモ−7−メトキシ−5−(イミノメタノ)−1 0.11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ〔a,d〕シクロヘプテン。 8.7−クロロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベン ゾ−〔a,d〕ヘプテン。 9.請求項1の化合物、3−ブロモ−7−アミノ−5−(イミノメタノ)−10 ,11−ジヒドロ−3H−ジベンゾ〔a,d〕ヘプテン。 10.請求項1の化合物、3−ブロモ−7−メトキシ−N−メチル−5−(イミ ノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテ ン。 11.請求項1の化合物、3−フルオロ−5−(イミノメタノ)−10,11− ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 12.請求項1の化合物、(+)3−フルオロ−5−(イミノメタノ)−10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 13.請求項1の化合物、3−メトキシ−5−(イミノメタノ)−10,11− ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 14.請求項1の化合物、3−ヨード−5−(イミノメタノ)−10,11−ジ ヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 15.(−)−3−クロロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5 H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 16.請求項1の化合物、(±)−N−メチル−3−フルオロ−5−(イミノメ タノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 17.請求項1の化合物、(+)N−メチル−3−フルオロ−5−(イミノメタ ノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 18.請求項1の化合物、(±)−N−メチル−3−クロロ−5−(イミノメタ ノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 19.請求項1の化合物、(+)−N−メチル−3−クロロ−5−(イミノメタ ノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン。 20.3−ニトロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベ ンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−アジド−5−(イミノメタノ)−10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−トリフルオ ロメチル−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔 a,d〕シクロヘプテン、N−メチル−3−トリフルオロメチル−5−(イミノ メタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン 、3,7−ジフルオロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H− ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−アミノ−5−(イミノメタノ)−1 0,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、8−ヒドロ キシ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a, d〕シクロヘプテン、3−ヒドロキシ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジ ヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、8−メトキシ−5−(イ ミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプ テン、3−シクロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベ ンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−メチルチオ−5−(イミノメタノ)−1 0,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、(+)−5 −(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ〔a,d〕シクロ ヘプテン、N−メチル−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H− ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、およびNメチル−3−ヨード−5−(イ ミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプ テンからなる群から選はれる化合物、 またはその医薬的に許容しうる塩および/またはその光学活性異性体および/ま たはその放射標識形。 21.該放射標識が3H、11C、14C、18F、15N、125I、131 I、35Sまたは32Pである、請求項1または20の化合物。 22.処置を必要とする動物に、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 Rは、水素、C2−C6アシル、C1−C6アルキル、アリール、C1−C6ア ルコキシカルボニル、C7−C10アラルキル、C2−C6アルケニル、C3− C15ジアルキルアミノアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、C2−C6 アルキニル、C3−C15トリアルキルシリル、C4−C10アルキルシクロア ルキルまたはC3−C6シクロアルキルであり、 R1は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C7−C10アラ ルキル、C1−C6アルコキシC2−C15ジアルキルアミノまたはC3−C1 5ジアルキルアミノアルキルであり、 XおよびYは、独立して、ハロゲン、例えばクロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード 、トリフルオロメチル、アジド、C1−C6アルコキシ、C2−C6ジアルコキ シメチル、C1−C6アルキル、シアノ、C3−C15ジアルキルアミノアルキ ル、カルボキシ、カルボキシアミド、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ハロ アルキルチオ、アリル、アラルキル、C3−C6シクロアルキル、アロイル、ア ラルコキシ、C2−C6アシル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置 換ヘテロアリール、C5−C6ヘテロシクロアルキル、C1−C6アルキルチオ 、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルスルホニル、C1− C6アルキルスルフィニル、C1−C6ハロアルキルスルフィニル、アリールチ オ、C1−C6ハロアルコキシ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C2−C 15ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、カルバモイル、C1−C6N−アルキルカ ルバモイル、C2−C15N,N−ジアルキルカルバモイル、ニトロおよびC2 −C15ジアルキルスルファモイルから成る群から選ばれ、 Zは、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R2は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、アラルキ ル、C4−C15ジアルキルアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、C2−C 6アシル、アロイルまたはアラルカノイルであり、R3は、C1−C6アルキル 、C2−C6アルケニル、フェニル、アラルキルまたはC3−C15ジアルキル アミノアルキルである) から選ばれた基を表し、 nは、0(XまたはYは、各々水素である)、1、2、3または4から選ばれた 整数である、ただしnの少なくとも1つは0ではない]で示される化合物または その医薬的に許容し得る塩および/またはその光学活性形および/またはその放 射標識形で有効量投与することを含み、前記化合物は、ほ乳類神経細胞において PCPレセプターに関して高い結合活性を呈するものである、神経細胞喪失の処 置または予防方法。 23.該化合物が3−クロロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ− 5H−ジベンゾー〔a,d〕シクロヘプテン、(+)3−クロロ−5−(イミノ メタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン 、3−クロロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ −〔a,d〕シクロヘプテン、7−メトキシ−5−(イミノメタノ)−10,1 1−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−ブロモ−5− (イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロ ヘプテン、3−クロロ−7−メトキシ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジ ヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−クロロ−7−メトキ シ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d 〕シクロヘプテン、3−ブロモ−7−メトキシ−5−(イミノメタノ)−10, 11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、7−クロロ−5 −(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シク ロヘプテン、3−ブロモ−7−アミノ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジ ヒドロ−5H−ジベンゾ〔a,d〕シクロヘプテン、3−ブロモ−7−メトキシ −N−メチル−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ −〔a,d〕シクロヘプテン、3−フルオロ−5−(イミノメタノ)−10,1 1−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、(+)−3−フル オロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a, d〕シクロヘプテン、3メトキシ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒド ロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−メトキシ−5−(イミノ メタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン 、3−メトキシ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベン ゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−ヨード−5−(イミノメタノ)−10,1 1−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、(−)−3−クロ ロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d 〕シクロヘプテン、3−ニトロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ −5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−アジド−5−(イミノメタ ノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3 −トリフルオロメチル−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H− ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3,7−ジフルオロ−5−(イミノメタ ノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3 −フェニル−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ− 〔a,d〕シクロヘプテン、8−ヒドロキシ−5−(イミノメタノ)−10,1 1−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−ヒドロキシ− 5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シ クロヘプテン、8−メトキシ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ− 5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3−シアノ−5−(イミノメタノ )−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン、3− メチルチオ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ− 〔a,d〕シクロヘプテン、(±)−N−メチル−3−フルオロ−5−(イミノ メタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−〔a,d〕シクロヘプテン、(+)− N−メチル−3−フルオロ−5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5 H−ジベンゾ−〔a,d〕シクロヘプテン及び(+)−N−メチル−3−クロロ −5−(イミノメタノ)−10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−〔a,d〕 シクロヘプテンからなる群から選ばれる請求項22の化合物。 24.神経細胞喪失が、虚血、低酸素症、低血糖症、脳または脊髄外傷、アルツ ハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン舞踏病またはダウン症候群に伴 うものである、請求項22記載の方法。 25.該動物が虚血性脳傷害にかかったヒトであり、該化合物が医薬的に許容し うる賦形剤を含む医薬組成物の一部として投与される、請求項22の方法。 26.該化合物が医薬的に許容しうる賦形剤を含む医薬組成分の一部して投与さ れる、請求項22の方法。
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