JPH07500234A - 移動交換装置における短メッセージ処理 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 移動交換装置における短メツセージ処理本発明は、セルラー無線ネットワークの 移動交換装置において、先行する［短メツセージ」　（短いメツセージのこと） を移動交換装置からＢ加入者に配送している最中に次の短メツセージを受け取っ た場合に、この短メツセージを処理する方法に関する。また、本発明は、一時に １つの短メツセージをＢ加入者に配送する短メツセージ配送手段と、Ｂ加入者の 動作を監視して、短メツセージの配送を検出し、先行する短メツセージの配送が 実行中の場合に他の短メツセージの配送を防止する手段と、を備えたセルラー無 線ネットワークにおける移動交換装置に関する。

セルラー無線ネットワークでは、短メツセージを、セルラー無線ネ・ンワークと 離間された短メツセージサービスセンター（Ｓ　Ｃ）を介して伝送することが知 られている。短メツセージを伝送し転送するため１つの装置が、ＧＳＭＯ３，４ ０，１９９２年２月のＴｅｃｈｎｉｃａｌ　Ｒｅａｌｉｚａｔｉｏｎ　ｏｆ　５ ｈｏｒｔ　Ｍｅｓｓａｇｅ　５ｅｒｖｉｃｅｓ　Ｐｏ１ｎｔ　ｔｏ　Ｐｏ１獅煤 香E ＥＴＳ　Ｉ／ＰＴに記述されている。この仕様には、短メツセージサービスセン ター（ＳＣ）をセルラー無線ネッワークの移動交換装置にインタフェースするこ と、及び、このセンターが、セルラー無線ネットワークの外部若しくはある加入 者（Ａ加入者）から、セルラー無線ネットワークの他の加入者（Ｂ加入者）若し くは類メソセージの受け取り及び／又は伝送を行なうことができる外部メツセー ジ手段へ、短メツセージを伝送し転送する際の、短メツセージサービスセンター の機能が記述されている。無線経路を介して０８Ｍ端末装置、移動交換装置、短 メツセージサービスセンターの間で短メツセージの送信を行なうことは、ＧＳＭ Ｏ４，ｌ　ｌ、１９９２年２月の“ＭＳ−ＢＳＳ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ−３ｕｐ ｐｏｒｔ　ｏｆ　５ｈｏｒｔ　Ｍｅｓｓａｇｅ　５ｅｒｖｉｃｅ　（ｐ−１j） ”・ ＥＴＳＩ／ＰＴ　１２によって詳細に記述されている。

ＧＳＭＯ３，４０によれば、短メツセージサービスセンターがＢ加入者へ短メツ セージの伝送を試みたがＢ加入者に到達不可能である場合は、メツセージ待ちデ ータリストがホーム位置レジスタ（ＨＬＲ）に含有されることになる。このリス トは、Ｂ加入者の各々について、それらＢ加入者に転送されるべき短メツセージ を記憶している短メツセージセンターＳＣのアドレスを記憶する。故に、Ｂ加入 者がネットワークに接続されると、つまり、Ｂ加入者の移動無線装置に短メツセ ージを伝送することができるようになると、そのＢ加入者が登録された領域内の ビジター位置レジスタ（ＶＬＲ）は、ネットワークにおいてＢ加入者が再び出現 したことの表示をＢ加入者のＨＬＲに伝送する。Ｂ加入者のＨＬＲは、これによ り、その加入者のメツセージ待ちデータリストに含まれる短メツセージサービス センターに対する警告メツセージの伝送を開始し、その短メツセージサービスセ ンターに、Ｂ加入者がそのセルラー無線ネットワークの領域内で動作可能となっ たことを、また、Ｂ加入者の移動無線装置へ短メツセージの伝送を試行可能であ ることを、表示する。この種の状態は、例えば、加入者が夜間は移動無線装置の スイッチを切っておき、昼間にそのスイッチを入れるような場合、あるいは、そ の加入者が移動無線装置を仕事で使用するにあたってそれをその仕事時間の開始 時に開始させるような場合に発生し得る。警告メツセージは、短メツセージサー ビスセンターからセルラー無線装置を通ずるＢ加入者への、Ｂ加入者の短メツセ ージの送信を開始する。短メツセージサービスセンター（Ｓ　Ｃ）は、その短メ ツセージをＢ加入者のＭＳＩＳＤＮ（移動基地国際ＰＳＴＮ／１ｓＤＮ番号）に 基づいて記憶する。しかしながら、短メツセージサービスセンター（ＳＣ）は、 異なる複数のＭＳＩＳＤＮ番号があるＢ加入者や同一のＢ加入者に属しているか どうかは知らない。このため、同一のＢ加入者に幾つかの短メツセージの伝送を 同時に開始することがある。同様に、セルラー無線ネットワークに接続された複 数の短メツセージサービスセンターが同一のＢ加入者に実質的に同時に短メツセ ージの伝送を試みた場合、ＶＬＲに関連する移動交換装置は先行する短メツセー ジの後に受け取られた短メツセージを伝送することができないため、否定的な応 答確認を短メツセージサービスセンターに伝送しなければならない。このように 、移動交換装置で短メツセージが衝突すると、セルラー無線ネットワーク上に否 定的な応答確認を短メツセージサービスセンターへ向けて配送することになる。

短メツセージサービスセンター（ＳＣ）は、これにより、所定の時間間隔だけ待 って、再び短メツセージの伝送を試みる。Ｂ加入者に対して２つ以上の短メツセ ージの配送が試行されたがそのときはＢ加入者はセルラー無線ネットワークに接 続されていなかったという状況を想像する。Ｂ加入者の移動無線装置にアドレス 指定された短メツセージは、この結果、後にＢ加入者に配送されるメツセージと して、異なる短メツセージサービスセンターのメモリに記憶される。Ｂ加入者が セルラー無線ネットワークのその領域内で動作するようになったとき、Ｂ加入者 のＨＬＲは、Ｂ加入者にアドレス指定された短メツセージを記憶しているような 全ての短メツセージサービスセンターに警告メツセージを伝送する。全ての短メ ッセージサビスセンターが、その後、はぼ同時にＢ加入者の短メツセージの送信 を試みる。

この結果、移動交換装置は一時に１つの短メツセージしか伝送できないために、 このＢ加入者の位置領域の移動交換装置で短メツセージの衝突状態が発生する。

例えば、１０個の異なる短メツセージサービスセンターが短メツセージの伝送を 試みた場合、この位置領域の移動交換装置からＢ加入者への最初のメツセージの 配送（つまり、特許請求の範囲における「先行するメツセージ」）は配送される ことになるが、次の９つの短メツセージを伝送しようとしても失敗してしまうだ ろう。この結果、これらの短メツセージを送信した短メツセージサービスセンタ ーは、位置領域の移動交換装置から短メツセージの配送が成功しなかったことを 表示する否定的な応答確認を受け取る。９つの失敗したメツセージの伝送を行っ た９つの短メツセージサービスセンターは、Ｂ加入者への配送のため、Ｂ加入者 の位置領域の移動交換装置に新たな短メツセージの伝送を試みる。ここでもまた 、８つの後続メツセージはＢ加入者に到達しないが、最初の短メツセージ（つま り、特許請求の範囲における「先行するメツセージ」）はＢ加入者に到達し、そ れらの成功しなかった配送は短メツセージサービスセンターに対して否定的な応 答確認の伝送を生じさせる。２つ以上の移動無線装置、若しくは、これらの移動 無線装置がネットワークに接続されていない場合に短メツセージの配送を試行す るような複数の端末装置が、ネットワークに実質的に同時に接続された場合、上 の状態は更に悪化する。この場合、移動無線装置がセルラー無線ネットワークに 接続されたときに、幾つかの短メツセージサービスセンターがＢ加入者に対して 短メツセージの配送を試行するが、成功するのはその試行の中のほんのわずかで あろう。成功しなかった伝送を表示する応答確認や短メツセージの再配送は、セ ルラー無線ネットワークにおいて信号トラフィックをがなり増加させ、この結果 、移動通信に大きな悪影響を及ぼし、また、セルラー無線ネットワークの動作を 害する。

本発明の目的は、移動交換装置の同一のＢ加入者にアドレス指定された短メツセ ージを実質的に同時に受け取ることによって引き起こされる問題を防止して、短 メツセージの配送を高速化し、セルラー無線ネットワーク内における不必要な信 号通信や短メツセージトラフィックを減少させることにある。

セルラーネットワークの移動交換装置で受け取った短メツセージのこの新たな処 理方法は、先行する類メソセージの配送中に受け取った短メツセージをメモリに 記憶し、この短メツセージを、移動交換装置がらＢ加入者への先行する短メツセ ージの配送完了後に、移動交換装置がらＢ加入者へ配送することを特徴とする。

セルラー無線ネットワークの本発明による新たな移動交換装置は、拒否された短 メツセージを記憶するメモリ手段と、Ｂ加入者動作制御手段に応答して、拒否さ れた短メツセージをメモリ手段から読み出し、先行する短メツセージの配送が完 了したときに、Ｂ加入者への短メツセージの配送を開始するような待ち行列制御 手段と、を備えることを特徴とする。

本発明は、次の短メツセージを移動交換装置で受け取ったときに先行する短メツ セージがＢ加入者へ配送中であったために、Ｂ加入者への配送が成功しなかった 短メツセージを、Ｂ加入者の位置領域の移動交換装置のメモリに記憶する、とい う概念に基づく。

セルラー無線ネットワークの移動交換装置で受け取った短メツセージを処理する 本発明の方法と、このセルラー無線ネットワークの移動交換装置の利点は、移動 交換装置で短メツセージを実質的に同時に受け取ることを防止することによって 生じる。言い換えれば、Ｂ加入者の位置領域の移動交換装置において短メツセー ジの衝突を防止することによって、不成功の配送を示す否定的な応答確認が不必 要な信号通信や短メツセージトラフィックと同様に防止される。故に、本発明に よる方法と移動交換装置を用いれば、短メツセージの配送は高速化され、また、 セルラー無線装置のオーバーロートによって引き起こされるインタフェースのリ スクは減少する。

以下、本発明を添付図面を参照しつつ詳細に記述する。

第１図は、本発明による方法および移動交換装置で使用できるセルラー無線装置 を示す図、 第２図は、本発明による移動交換装置を示すブロック図である。

本発明による方法を本発明の第１の適用領域であるデジタルＧＳＭ移動無線装置 に関連して以下に記述するが、本発明による方法をＧＳＭ装置以外の装置やその 変形に使用することも可能である。ＧＳＭ移動無線装置の基本構成および基本機 能は当業者によく知られており、ＧＳＭ装置の仕様、特に、ＧＳＭ勧告、０１． ０２．１１．３０．　＋１．３１．１＋、３２．０３．４０に比較的正確に定義 されている。

ＧＳＭネットワークは通常は、第１図に示されているように、位置データのよう な移動無線装置のデータを永久的に記憶するデータベースである、１つのホーム 位置レジスタＨＬＲを備える。この装置はまた、各サービス領域において１つ若 しくは２つ以上の幾つかのビジター位置レジスタＶＬＲを備える。ビジター位置 レジスタＶＬＲは、移動無線装置のデータを記憶するデータベースであり、一方 、移動無線装置は、ＶＬＲの領域、つまり、移動無線装置の位置領域内を訪問す るようなものである。ＶＬＲは１つの位置領域（ＬＡＩ）の正確さで移動無線装 置ＭＳの位置を知っている。一方、ＨＬＲは、移動無線装置ＭＳかどのＶＬＲ領 域に訪問したかを知っており、移動無線装置終了呼出しくａ＋ｏｂｉｌｅ　ｒａ ｄｉ。

ｔｅｒｍｉｎａｔｉｎｇ　ｃａｌｌｓ）を電話ネットワークに対するルーティン グデータ、つまり、Ｂ加入者の位置領域のＶ　Ｌ　Ｒアドレスに付与する。ＨＬ Ｒは必要なルーティングデータをＶＬＲから受け取る。ＨＬＲとＶＬＲが、移動 無線ネットワークの他の構成要素と信号接続されることは稀にしかない。第１図 に示された装置において、各サービス領域は、各サービス領域の移動交換装置Ｍ ＳＣに接続された専用のビンター位置レジスタＶＬＲを有する。第１図は２個の サービス領域を示す。一方は、移動交換装置ＭＳＣＩとヒジター位置しリスクＶ ＬＲＩであり、もう一方は、移動交換装置ＭＳＣ２とビンタ・−位置レジスタＶ ＬＲ２を備える。各サービス領域は１つ若しくは２つ以上の位置領域（ＬＡＩ） を含み、トラフィックは、各位置領域内部において、幾つかの固定無線基地、つ まりベーストランシーバ基地ＢＴＳ、を制御するベース基地コントローラＢＳＣ によって制御される。上述の各無線セルは１つのベース基地ＢＴＳを備え、各ベ ース基地コントローラＢＴＳは幾つかのセルにサービスを提供する。セルに存在 する移動無線ＭＳは、セルのベース基地ＢＴＳと２方向の無線接続を確立する。

信号接続と音声チャンネルの双方が、ベース基地コントローラＢＳＣと移動交換 装置ＭＳＣの間に確立される。

移動交換装置ＭＳＣＩは、ベース基地ＢＴＳ　Ｉ、ＢＴＳ２を制御するベース基 地コントローラＢ５Ｃ１を制御する。これに対応して、他のサービス領域内のＭ ＳＣ２は、ベース基地コントローラＢ５Ｃ２とベース基地ＢＴＳ３、ＢＴＳ　４ を備える位置領域を制御する。

ＧＳＭネットワークは通常は、他のネットワーク、例えば、公衆交換網電話ネッ トワークＰＳＴＮ、他の移動無線ネットワークＰＬＭＮ、パケット交換型データ ネットワークＰＳＰＤＮ、１５ＤＮ、若しくは短メツセージサービスセンターＳ ＣにゲートウェイＭＳＣ−ＧＭＳＣと呼ばれる特別な移動交換装置を介して接続 される。ネットワークの１つ若しくは２つ以上（若しくは全での）移動交換装置 がＧＭＳＣとして動作する。音声チャンネル接続は、ＧＭＳＣからネットワーク のいづれかの他の移動交換装置ＭＳＣにスイッチ交換され得る。ＧＭＳＣはまた 、ＨＬＲと信号接続を有する。ＨＬＲは複数のＶＬＲと信号接続を有する。また 、１５ＤＮ交換のような他のデータ送信装置の交換は、ＧＭＳＣとしても動作し 得る。第１図は、更に、セルラー無線ネットワーク上で移動無線装置ＭＳに短メ ツセージを配送する短メツセージサービスセンターＳＣを示す。

第２図において、短メツセージセンターＳＣＩは、ＧＭＳＣ３を介して、Ｂ加入 者ｈｉｓ４の移動交換装置ＭＳＣ５や、ＭＳＣ５に接続されているＢ加入者位置 領域のビジター位置レジスタＶＬＲ６へ短メツセージを配送する（２）。本発明 は、ベース基地コントローラＢ５Ｃ７やベース基地ＢＴＳ８を介して移動交換装 置ＭＳＣ５からＢ加入者ＭＳ４に先行するメツセージが配送されるような状態で 動作し得る。短メツセージを受け取ると、移動交換装置５は、５ｅｎｄｌｎｆ。

ＦｏｒｌｎｃｏｍｉｎｇＣａｌｌメツセージを伝送することにより、短メツセー ジのためにルーティングデータを伝送するようＶＬＲ６に要求を行なう。ＶＬＲ は、Ｐａｇｅ　（ＩＭＳＩ、ＴＭＳｌ、ＬＡＩ）メツセージを伝送することによ って返答し、そのサービス領域内のＢ加入者をページング（ｐａｇｅ　）するよ う移動交換装置ＭＳＣに要求する。しかしながら、Ｂ加入者のページングの前に 、移動交換装置５のＢ加入者の動作を制御する手段ＯＣ９は、Ｂ加入者と移動交 換装置５の無線基地８の間に無線接続が存在すること、および移動交換装置で受 け取られた先行する短メツセージがＢ加入者４に配送されたこと、を検出する。

これにより、移動交換装置は、否定的な応答確認ＰａｇｅＮａｃｋ　（Ｂｕｓｙ 　５ｕｂｓｃｒｉｂｅｒ）をＶＬＲ６に伝送し、Ｂ加入者が短メツセージの伝送 でビジー状態にあることを表示する５ｖＬＲは、否定的な５ｅｎｄｌｎｆｏＦｏ ｒｌｎｃ。

ｍｉｎｇｃａｌｌＮａｃｋ（Ｉｍｐｏｓｓｉｂｌｅ　Ｃａ１１　Ｃｏｍｐｌｅｔ ｉｏｎ）応答確認を伝送することによって返答する。これにより、移動交換装置 ５に設けられた待ち行列制御手段ＱＣＭＩＯは、後に受け取られて拒否された短 メツセージを短メノセー／記憶手段ＭＭＩＩに記憶し、その伝送が繰り返される のを待つ。メモ１月１に記憶される短メツセージに識別コードが割り当てられ、 この識別コードに基づいて、逐次的にメモリ１１を検索することが可能とされる 。

これは、Ｂ加入者動作制御手段ＯＣ９が先行する短メツセージの配送が完了した ことを検出し、このことを待ち行列制御手段ＱＣＭＩＯに報告したときに発生す る。ＱＣＭＩＯは、拒否された短メツセージをメモリ手段ＭＭ１１から読み出し 、それを短メツセージ伝送手段ＳＭＤＭ＋３に転送しく１２）　、ベース基地制 御器７とベース基地８を介してＢ加入者の移動無線装置４に配送する。Ｂ加入者 への短メツセージの配送は、その処理識別コートを用いて短メツセージ伝送手段 ＳＭＤＭＩ３を初期化することによって行われる。

これらに関連する図面および記述は、本発明の概念を示すことのみを目的とする 。これらの詳細につき、セルラー無線ネットワークの移動交換装置で受け取った 短メツセーフの処理方法やセルラー無線ネットワークの移動交換装置に本発明に 従って特許請求の範囲内で変更を加えることも可能である。主にＧＳＭ装置を参 照して本発明を記述しているが、他の型の無線装置にも同様に適用可能である。

Ｆｌ（３，２ フロントページの続き （５１）　Ｉｎｔ、　Ｃ１，’　識別記号　庁内整理番号Ｈ０４Ｑ　７７３８ Ｉ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．セルラー無線ネットワークの移動交換装置において、先行する短メッセージ を移動交換装置（ＭＳＣ）からＢ加入者（４）に配送している最中に短メッセー ジを受け取った場合に該短メッセージを処理する方法であって、先行する短メッ セージの配送中に受け取った前記短メッセージをメモリ（１１）に記憶し、前記 移動交換装置（ＭＳＣ）からＢ加入者（ＭＳ４）への前記先行する短メッセージ の配送完了後に、前記短メッセージを前記移動交換装置（ＭＳＣ）から前記Ｂ加 入者へ配送することを特徴とする方法。
2. ２．請求項１記載の方法において、先行する短メッセージの配送中に受け取った 前記短メッセージをメモリ（１１）に記憶し、メモリ（１１）に記憶される前記 短メッセージに識別コードを割り当て、該短メッセージを、前記メモリ（１１） から前記識別コードに基づいて検索し、前記移動交換装置（ＭＳＣ）からＢ加入 者（ＭＳ４）への前記先行する短メッセージの配送完了後に、前記移動交換装置 （ＭＳＣ）から前記Ｂ加入者へ配送する方法。
3. ３．請求項１および２記載の方法において、前記短メッセージは各加入者につい て別々にメモリに記憶される方法。
4. ４．セルラー無線装置の移動交換装置（ＭＳＣ）において、一時に１つの短メッ セージをＢ加入者（ＭＳ４）に配送する短メッセージ配送手段（１３）と、 前記Ｂ加入者（４）の動作を監視して、前記短メッセージの配送を検出し、前記 先行する短メッセージの配送中に他の短メッセージが配送されることを防止する 手段（９）と、を備え、前記移動交換装置は更に、拒否された短メッセージを記 憶するメモリ手段（１１）と、Ｂ加入者動作制御手段（９）に応答して、拒否さ れた短メッセージを前記メモリ手段（１１）から読み出し、前記先行する短メッ セージの配送が完了したときに前記Ｂ加入者への前記短メッセージの配送を開始 する待ち行列制御手段（１０）と、 を備えることを特徴とする移動交換装置。
5. ５．請求項４記載の移動交換装置において、前記Ｂ加入者への短メッセージの配 送が、その処理識別コードによる短メッセージ配送手段（１３）の呼出しによっ て開始される移動交換装置。