JPH07500185A - 分析物を検査するための現場キット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 分析物を検査するだめの現場キット 発明の分野 本発明は分析物の検出のための現場（ｆｉｅｌｄ）キットに関する。

発明の背景 環境汚染の感心の高まりは、一般公衆が、食品及び彼らが飲む水を毒素及び汚染 物について試験できることに関する要望をもたらした。この要望は食品及び水が 政府の機関によって検査されないとき、例えばスポーツ釣師により捕えられた魚 の特にジグアトキシン及び関連の海洋ポリエーテル毒素についての存在、又はキ ャンプの旅で飲まれうる水にとって特に重要である。また、汚染の品質管理がそ の消費者により要求されるほど厳しくないことがある国での旅のときに、食品及 び水を検査することがよく所望される。かかる検査が所望されるその他の環境は 、災害、例えば洪水又は地震の後であり、この場合水及び食品の汚染は当然であ る。

分析物、例えば毒素及びその他の汚染物の検査のための検査方法がある。しかし ながら、これらの検査方法は通常複雑であり、そして−船人により簡単に行うこ とができない。

従って、分析物、例えば食品の毒素及びその他の汚染物を検査する簡易現場キッ トが要望されている。かかる現場キットは安価であり、且つ長期間保存できる能 力を有することも所望される。

発明の概要 本発明は分析物を検査するための現場キット及びかがる現場キットを利用する方 法に関する。

該現場キットはトレー及びこのトレーの表面に装着した！（リッド）を含んで成 る。試薬の区画は、トレーが蓋に装着されているときのその中のくぼみによって 形成される。所望すなわち、必要なその他のアッセイ成分を含ませるように別の 区画を追加してよい。

使用中、この蓋とトレーは、試薬ウェルを解放し、且つこのキットが使用のため に直立した位置で自立して置かれろるような構造のＡ形スタンドを形成するよう に折り曲げておく、存在しているならば、その他のアッセイ成分が、この蓋の一 部を剥すことによって開封される。

好ましい態様において、本現場キットはジグアトキシンの存在について魚を検査 するために用いられる。

図面の簡単な説明 本発明のこのような特徴及び利点、並びに本発明のその他の特徴及び長所は、本 発明の請求の範囲及び詳細な説明を下記の図面と一緒に読むことによってより明 らかとなるであろう。

図１は分析物の検査のための現場キットの前面透視図であり；そして 図２は使用中の分析物の検査のための現場キットの前面透視図である。

詳細な説明 本発明は分析物の検査のための現場キット及びこの現場キットを使用するための 方法に関する。

図１は現場キット１０を示している。この現場キット１０は、硬質であるが曲げ ることのできる非孔質材料、例えばプラスチック、紙、ホイル及び接着剤より成 る群から選ばれる１又は複数の層を含んで成る積層材料より成る！１２を含んで 成る。この材料は、試薬区画の中に含まれている液体がこの蓋材料から浸透する こと及びこの蓋材料又は環境を通じて蒸発してしまうもしくは汚染されてしまう ことを防ぐために、耐水性材料、例えばホイル又はプラスチックでコートされて いることが好ましい、そのコーティング材料は蓋材料をちぎることなくトレー１ ４を容易に取外すことも可能とする。

トレーは、例えばＲｏｌｌｉｎｇ　Ｐａｃｋａｇｉｎｇ　Ｐｒｏｄｕｃｔｓ、　 Ｉｎｃ、　（ＣａｔａｌｏｇＮｏ、２６−１０４５）により供給されている接着 剤によってこの蓋の表面に取付けられている。このトレーは、キットの中身がそ の使用中に観察できるよう、透明なプラスチック又はその他の適当な材料より成 ることが好ましい、このトレーは、複数のくぼみを含むように成形されており、 従って、このトレーを蓋に取付けたとき、この蓋とトレーとの間に複数の独立の 区画が形成されるようになっている。そのくぼみの間にあるトレーの表面はこの 蓋の表面に取付いて、個々の密封区画を形成している。

本発明の一態様において、蓋１８の上半部上に載っているくぼみ１６は、プロー ブ２０を保持するための区画、即ちプローブ用区画を有する。これらのプローブ は検査すべき材料の中に浸して、アッセイすべき分析物を結合させるために使用 される。あるケース、例えば水を検査すべきケースにおいては、かかるプローブ は必要とされなくてよく、そして検査すべき材料をこのアッセイ試薬に直接移し 入れることができる。液体を移動させるようなががるケースにおいては、このキ ットの中の区画においてスポイトを含ませることが所望される。

本発明の好ましい態様においては、この現場キットは魚の中のジグアトキシンの 検査のために使用し、そしてかがるケースにおいて、そのプローブは、「ディツ プスティック」に付着されているＢｅｄｆｏｒｄ。

ＨＡのＭｉｌｌｉｐｏｒｅにより名称ｒＭＩＬＬＩＰＯＲＥ　Ｉ？Ｉｌ’１ＯＢ ＩＬＯＮ−Ｐ　ＭＥＭＢＲＡＮＥ　ＩＩＰＶＨＪのもとで供給されているような 膜材料を含んで成る。ディツプスティックとしてポリスチレンストリップが適当 である。この膜は接着剤、例えばｒＡＶＥＩｌｙ　ＭＥＤＩＣＡＬ　ｃＲＡＤＥ 　ＡＤＨＥＳＩＶＥ　１３０４４」又は取付のためのその他の適当な手段によっ てこのディツプスティックに取付けられている。

プローブは典型的には陽性及び陰性コントロールプローブと、検査プローブとを 含んで成る。この陽性コントロールプローブは、検査すべき分析物又は分析物の 類似体に暴露されたプローブであり、従ってプローブを反応性試薬と反応させた とき、陽性の結果が得られるであろう、陰性コントロールプローブは検査すべき 分析物又は分析物の類似体に暴露させていないプローブであり、従ってそれらを 反応性試薬と反応させたとき、陰性の結果が得られるであろう。

検査プローブは分析物の潜在的な起源、例えば水又は食品に暴露すべきプローブ である。この検査プローブを、反応試薬と反応させた後に陰性及び陽性コントロ ールと比較して、陽性又は陰性の結果が得られたかどうか、従って、食品又は水 が検査すべき分析物により汚染されているかどうかを決定する。

プローブを使用しない、水、その他の液体又はその他の検査の場合、陽性及び陰 性コントロールは液体又はキット中の別の区画におけるその他の適当な形態とし て供されていてよい、検査サンプルのアッセイ時にこれらの区画を開封し、そし てこれらのコントロール材料を反応性試薬に加える。他方、反応生成物が十分に 安定なら、キットの中の別の区画の中に予備反応させておいた陽性及び陰性コン トロールを供することが所望されうる。

ジグアトキシンを検査する場合、陽性コントロール支持体は、約２５５ｇ／ｄの ジグアトキシン抽出物が結合した、又はジグアトキシンアッセイにおいてジグア トキシンを擬態することが認められているオカダイン酸（ｏｋａｄａｉｃ　ａｃ ｉｄ）　（Ｓｔ、　Ｌｏｕｉｓ、　ＭＯのＳｉｇｍａ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｃｏ 。

より市販、Ｃａｔａｌｏｇ　Ｎｏ、０−１５０６）が結合した膜を含んで成る。

ジグアトキシンアッセイにおいて使用するためには、オカダイン酸を担体と混ぜ 合わせる０本発明における利用に適する担体は例えば：毒性又は無毒性魚のいづ れかより得られる魚油出物；油／有機溶媒混合物；非イオン性清浄溶液；又は脂 肪酸溶液のような担体である。好ましくは、約０．５μｇ／ｄのオカダイン酸及 び担体を含んで成る溶液が、陽性コントロールを調製するうえでの利用に適する 。

追加のくぼみ２２、吸取（ブロック−）区画が、吸取材、例えばベーパータオル 又はその他の適当な材料を保持するためにトレーの上半部上に載っていてよい。

トレー２４の下半部上にあるくぼみは反応性試薬を保持及び孤立させるための密 封区画を形成している。プローブへの分析物の固定化が必要とされるある態様に おいては、一区画２６（固定用区画又はウェル）は固定用試薬を含んでいる。プ ローブを反応性試薬と反応させた後にその洗浄が必要であるとき、洗浄溶液を含 む別の区画２８（洗浄区画又はウェル）を設けてよい。その他の区画３０（試薬 区画又はウェル）はそれぞれ反応性試薬を含む、この反応性試薬は溶液の形態に あるか、又は乾燥もしくは凍結乾燥されて使用前に再構成されるものであってよ い。反応性試薬を再構成する場合、再構成用溶液をこの現場キットの中のウェル に供してもよい。かかる液体の移動が所望されるとき、液体を移動させる手段、 例えばスポイトが別の区画の中に供されていてよい。ジグアトキシンについての 検査の場合、区画３０それぞれはイムノビーズ溶液を含む。イムノビーズは着色 ラテックスビーズに結合した、ジグアトキシン抽出物に対する抗体を含んで成る 。好ましくは、イムノビーズ区画の数はプローブ区画の中に含まれているプロー ブの数と同じにする。

試薬ウェルは互いに平行となっており、そしてそれぞれは、トレーの下端３２か ら、この下端３２と蓋の上端３８との間のほぼ中央に位置する位置３６にまで及 び、そしてこの下端から刻み線分４２を超えて広がっている。

この蓋の上半部の先端において、トレーの中に更に成形されているのはくぼみで ある。このくぼみは端において開き、そしてタブ４０゜又はこのトレーを把むた めの手段を供し、これによりトレーの上半部をこの蓋から剥してプローブ及び吸 取材をその区画から解放させる。刻み線分４２が蓋及びトレー上にあり、そして これはトレーの下半部上の反応性試薬区画の縦軸に対して垂直となっている。こ の刻みは、トレー及び蓋を刻み線分において折り曲げたとき、その反応性試薬ウ ェル又はその他の液体成分を含むウェルがその上端３６において開封されるよう に位置している。

この蓋も、トレーの刻み線分と同じ位置において刻み線分を有している。蓋上の 刻み線分は蓋をほぼ半分に折り曲げてＡ形構造を形成することを可能にし、これ により、このキットは使用中に直立し、その際、その端３２及び３８は平らな面 に載り、そして刻み線分４２は図２に示すようにｒＡ」の頂点を成している。

この現場キットを使用するため、このキットを直立させ、これによりウェル２４ ．２６及び３０の中の液体又は乾燥粉末は端３２の近（にあるウェルの底に落ち る。ウェルの中身の全てがウェルの底に（ることを確実にするため、このキット を固い表面に対してたたいてよい。

次にタブ４０を把み、そして蓋１８の上半部をトレーから剥すことによってこの キットを開封する。この蓋の上半部の剥離はプローブ及び吸取材をそれらの区画 から取出すことを可能にする０次に蓋及びトレーを剥み線分４０において折り曲 げて、反応性試薬区画を開封し、且つＡ形構造を作る。これは端３２及び３８で 立つように表面の上に１いてよく、その刻み線分はｒ　Ａ　Ｊの頂点を成し、従 って直立に置かれた試薬含有ウェルがもたらされる。

本発明の好ましい態様においては、現場キットを魚の中のジグアトキシン汚染を 検査するために使用する。「検査」プローブの層領域を魚の中に施された切開部 の中に挿入し、次いで魚の組織に接触させるために上下に押し付ける。検査プロ ーブを取出し、そして約５分又はその膜が乾くまで風乾する。この魚から単離さ れた全てのジグアトキシンを、この膜を固定用ウェルの中に約１秒間浸すことに よって検査プローブ上に固定する。この検査プローブを再び取出して約５分間風 乾する０次にこの検査プローブを、イムノビーズウェルのうちのいづれかの中の イムノビーズ懸濁物の中に浸し、そして約５分間、このイムノビーズ懸濁物の中 にかき混ぜることなく保持する。同時に、陽性及び陰性コントロールプローブを それぞれ別のイムノビーズウェル中のイムノビーズ懸濁物の中に浸す、５分後、 各プローブをこのイムノビーズ懸濁物から取出し、そしてプローブを洗浄ウェル の中に個々に浸すことによってリン酸緩衝食塩水で３回洗う、余計な液体はこの プローブをペーパータオルでぬぐうことにより除去する。検査プローブの膜が淡 い青色又は無色であるなら、この検査プローブを再びイムノビーズ懸濁物の中に 更に５分間浸し、その後、この検査プローブを再び上記の通りに洗う。

検査プローブ上の色調を陽性及び陰性コントロールプローブ上の色調と比較する 。検査プローブの明らかなる着色が５分に認められたら、この検査は陽性と考え る。イムノビーズ懸濁物の中での計１０分間の浸漬の後に着色が認められなかっ たら、この検査は陰性と考える。イムノビーズ懸濁物の中で計１０分間の浸漬の 後に若干の着色があったら、この検査は中間又は「域値」毒性を示唆したものと 考える。陰性結果を示す魚のみが安全に食せると考えられる。

分析物を検査するためのキット及びかかるキットを利用する方法の上記の典型的 な態様の説明は例示目的である。当業者に明らかである変更により、本発明は上 記の特定の態様に限定されない。本発明は特に開示していないあらゆる部品抜き でも実施できる０本発明は下記の請求の範囲により限定される。

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. １．分析物の検査のための現場キットであって：平らな蓋であって耐性表面及び 使用中にこの蓋が直立するように折り曲げを可能とする刻み線分を有する蓋；複 数のくぼみ及びこのくぼみの少なくとも一部を横切る刻み線分を有するプラスチ ックトレー； 該蓋の耐水性表面を該トレーに取付ける接着剤（前記の刻み線分は一致しており 、そして前記くぼみは個々の密封区画を形成するようになっている）；並びに 前記の区画の中に含表れている液体反応性試薬（この区画を前記刻み線分が横切 り、これによりこの蓋とトレーをこの刻み線分に沿って折り曲げると、この試薬 含有区画は破れて開き、該試薬を露出させる）； を含んで成る現場キット。
2. ２．前記トレーが、前記刻み線分から離れた、１又は複数の別の区画を形成する １又は複数のくぼみを有しており、該キットがこの別の区画の１つの中に保管さ れたプローブを更に含んで成る、請求項１に記載のキット。
3. ３．前記の別の区画の１つの中に保管された吸取材を更に含んで成る、請求項２ に記載のキット。
4. ４．前記トレーが、前記刻み線分から離れた、１又は複数の別の区画を形成する １又は複数のくぼみを有しており、該キットがこの別の区画の１つの中に保管さ れた吸取材を更に含んで成る、請求項１に記載のキット。
5. ５．前記トレーが、前記の別の区画を形成する蓋及びトレーの部分の選択的な分 離を可能とするタブを有している、請求項２に記載のキット。
6. ６．検査すべき分析物がシグアトキシン又は関連の海洋ポリエーテル毒素である 、請求項１に記載の現場キット。
7. ７．分析物の検査のための、蓋、この蓋の表面に取付けられたトレー、複数の液 体反応性試薬及びプローブを独立に保持するためのこのトレー中の複数の区画、 並びに刻み線分を有する現場キットを使用するための方法であって： このトレー及び蓋をこの刻み線分において折って、この蓋とトレーとの間で形成 されている、個々に液体反応性試薬を含む複数のウェルを開封し；そして この蓋を折り曲げてこのキットが使用される際に直立にそれを保たせるようにス タンドを形成すること；を含んで成る方法。
8. ８．蓋からトレーの一部を剥し、これによってこの蓋とトレーとの間で形成され ているくぼみの中に含まれているプローブが解放されることを更に含んで成る、 請求項７に記載の方法。
9. ９．前記プローブに分析物を結合させ；次いでこのプローブに結合している分析 物を前記試薬のウェルの中の試薬と反応させること； を更に含んで成る、請求項７に記載の方法。
10. １０．前記試薬のウェルの中に含まれている試薬に分析物を加えることを更に含 んで成る、請求項７に記載の方法。
11. １１．乾燥した試薬を溶媒で再構成することを更に含んで成る、請求項７に記載 の方法。
12. １２．検査すべき分析物がシグアトキシン又は関連の海洋ポリエーテル毒素であ る、請求項７に記載の方法。